JP4320959B2 - 換気乾燥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気乾燥機に係り、詳しくは、例えば、浴室等の特定の空間で衣類を乾燥させる浴室換気乾燥機等において、衣類等の乾燥終了を検出する検出技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来の浴室で使用される換気乾燥機の全体構成を示す図である。図13に示すように、この従来の浴室換気乾燥機105は、浴室101の天井裏に配置されており、浴室101内の空気を浴室101外に排気する換気用送風機102と、浴室101内の空気を循環して暖めるヒーター103を有する循環用送風機104とを備えている。
【0003】
ヒーター103は、循環用送風機104の吐出し口に設置されている。更に、換気乾燥機105は、循環用送風機104の吸込み口に設置された湿度センサー110と、換気用送風機102や循環用送風機104等を制御する制御部112と、この制御部112と接続され、かつ換気乾燥機105を外部から操作する操作部111とを有している。
【0004】
浴室101は、浴室ドア108を介して脱衣室107と隣接して配置されており、浴室ドア108には、脱衣室107側から浴室101側に空気を移動させるための取入れ口109が設けられている。脱衣室107側から浴室ドア108の取入れ口109を介して浴室101内に取入れられた空気は、換気用送風機102により浴室101外部へ排気される。
【0005】
まず、換気乾燥機105の制御部112は、操作部111からの入力によりヒーター103、換気用送風機102及び循環用送風機104等を通電して運転を開始する。循環用送風機104は、浴室101内の空気を吸込み口から吸込み、その吸込んだ空気をヒーター103で暖め、その暖められた温風を、吐出し口を介して浴室101内に設置された衣類等の被乾燥物106に吹付けている。
【0006】
この循環用送風機104による温風の吹付けにより、衣類等の被乾燥物106は、水分が蒸発して乾燥される。一方、換気用送風機102は、浴室101内の空気を吸込み口から吸込んで浴室101外へ排気する機能を有している。この換気用送風機102の動作により、浴室ドア108の取入れ口109より浴室101内に吸引された空気は、被乾燥物106から蒸発された水分を取り込んで浴室101外に排気される。
【0007】
このように、従来の換気乾燥機105では、ヒーター103を通電して発熱させて、循環用送風機104で浴室101内を温風で循環させることにより、浴室101内に設置された被乾燥物106の水分を蒸発させるととともに、換気用送風機102によって浴室101内の水分を含んだ空気を浴室101外に排気して換気することで被乾燥物106を乾燥させていた。以下に、このような従来の浴室換気乾燥機における衣類等の乾燥終了検知装置について説明する。
【0008】
従来、浴室換気乾燥機における衣類等の乾燥終了検知装置については、例えば、特開平4−240495号公報のものが挙げられる。
図14は特開平4−240495号公報で開示された従来の換気乾燥機を示す図、図15は図14に示す換気乾燥機の制御部分を示す図である。この従来の換気乾燥機は、浴室201の天井裏側に取付けられ、本体202に浴室201と連通する吸込口203と室外とを連通する吐出口204を設け、タイマー手段205により間欠に換気する換気用送風機206を設けている。
【0009】
また、この従来の換気乾燥機は、浴室201内の空気を循環させて暖めるヒーターからなる加熱手段207を、浴室201内と連通する吐出口208に設けている。また、この従来の換気乾燥機は、浴室201を循環する循環空気の相対湿度を検知する湿度検知手段209を、浴室201と連通する吸込口210に設けた循環用送風機211を設けている。
【0010】
更に、従来の換気乾燥機は、湿度検知手段209から信号を入力し、この湿度検知手段209から入力された信号に基づいて浴室201または、浴室201内に吊り下げられた洗濯物等の被乾燥物212が乾燥したことを判断して、換気用送風機206の運転を停止せしめる判断手段213を設けている。
【0011】
この従来の換気乾燥機は、衣類乾燥運転時に換気用送風機206をタイマー手段205で間欠運転して、循環用送風機211で加熱手段207により加熱された循環空気の相対湿度を湿度検知手段209により検知し、その検知信号の変化から乾燥度合いを判断手段213で判断し、乾燥度合いから乾燥が終了したと判断すると、換気乾燥機による衣類乾燥運転を中止している。
【0012】
これにより、従来の換気乾燥機は、間欠換気をして浴室201内の循環空気の相対湿度を検知して被乾燥物212の乾燥度合いを判断しているので、被乾燥物212の量や有無に拘らず乾燥度合いを容易に、かつ正確に判断して、換気乾燥機の運転を自動的に停止させることができる。
【0013】
また、従来、浴室換気乾燥機における衣類乾燥終了検知装置については、例えば、特開平10−99597号公報のものが挙げられる。
図16は従来の換気乾燥機を示す図、図17は図16に示す換気乾燥機の制御回路図である。
この従来の浴室換気乾燥機は、浴室の天井301裏側の取付角材302に本体303が取付けられ、この本体303に循環用吸気口304、吹出口305、換気用吸気口306、換気口307を形成し、その本体303に循環用送風機308、換気用送風機309、ヒーター310を設けて構成している。
【0014】
この従来の換気乾燥機は、循環用送風機308、換気用送風機309をそれぞれ駆動するとともに、ヒーター310に通電して発熱すれば、浴室内の空気を加温して循環することができるとともに、浴室内の高湿度の空気を外部に排出して浴室内を換気することができる。なお、本体303には、制御部311が設けてあり、この制御部311には、浴室内湿度センサ312より浴室内湿度(循環吸込湿度)が入力されるとともに、操作パネル421の各スイッチより複数の運転信号が入力される。
【0015】
操作パネル421には、換気スイッチ422、暖房スイッチ423、乾燥スイッチ424、衣類乾燥スイッチ425、涼風スイッチ426、停止スイッチ427、タイマー428、衣類乾燥状態選択スイッチ400等が設けられている。衣類乾燥状態選択スイッチ400は、強めの乾燥スイッチ431、やや強めの乾燥スイッチ432、通常の乾燥スイッチ433、やや弱めの乾燥スイッチ434、弱めの乾燥スイッチ435を備えている。
【0016】
強めの乾燥スイッチ431をONすると、制御部311に湿度15%が入力される。同様にやや強めの乾燥スイッチ432をONすると湿度19%、通常の乾燥スイッチ433をONすると湿度23%、やや弱めの乾燥スイッチ434をONすると湿度28%、弱めの乾燥スイッチ435をONすると湿度30%が制御部311にそれぞれ入力される。
【0017】
制御部311は、例えば、衣類乾燥スイッチ425からの信号が入力されると、衣類乾燥運転モードとなる。これにより、制御部311は、循環用送風機308、換気用送風機309を駆動する司令を出力するとともに、ヒーター310の通電指令を出力する。そして、制御部311は、湿度センサ312からの浴室の検出湿度が、予め入力された湿度となったときに循環用送風機308、換気用送風機309を停止する指令を出力するとともに、ヒーター310への通電指令の出力を停止する。
【0018】
この従来の換気乾燥機では、衣類乾燥運転しているときに、実際の浴室内湿度が予め選択された湿度と一致すると、乾燥運転を自動的に停止するように構成したため、使用者が略15%〜30%の範囲内における任意の湿度を大気の温度、湿度、衣類の量などに応じて選択するだけで、実際の浴室内湿度が予め選択された湿度と一致すると、衣類乾燥乾燥運転を自動的に停止させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記した図13に示す従来の換気乾燥機では、乾燥終了検知において、終了の判定条件が一つであり、一つの条件で乾燥終了を判定すると、浴室101外で空気の変動があった場合や、センサー特性の経時劣化変動によって湿度センサー110が誤検知して、被乾燥物106が乾燥しているのに乾燥していないと判定したり、乾燥していないのに乾燥終了と判定したりする等、判定検出の誤検知が生じ易かった。
【0020】
上記した特開平4−240495号公報による従来の換気乾燥機では、換気用送風機206を間欠運転して、相対湿度を湿度検知手段209により検知して検知信号の変化から乾燥度合いを判断しているが、換気用送風機206を運転している状態から換気用送風機206を止めると相対湿度が大きくなり、その変化量を検知するという現象のみであり、結局一つの条件で判断しているため、上記図13の従来例と同様、判定検出の誤検知が生じ易かった。
【0021】
また、上記した特開平10−99597号公報による従来の換気乾燥機では、相対湿度の値という一つの条件で判断しており、複数の相対湿度に対応して乾燥度合い強、中、弱等に操作されるが、温度・湿度・衣類重量・浴室の広さによって乾燥度合いと相対湿度にバラツキがあり、乾燥終了時の乾燥状態にバラツキが生じて、上記従来例と同様、判定検出の誤検知が生じ易かった。また、湿度センサー312が経時劣化で変化すると、相対湿度の値も変化するので、乾燥度合いも変化して誤動作と同様な検知を生じる恐れがあった。
【0022】
そこで、本発明は、検出センサーの温度/湿度や、衣類重量、室内の広さによる変動を受け難くすることができるとともに、検出センサーの経時劣化に対しても影響を受け難くすることができ、より正確に乾燥終了を判断して乾燥処理を終了させることができる換気乾燥機を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、室内の空気を換気する換気用送風機と、室内の空気を循環させて加熱するヒーターを有する循環用送風機とを有する換気乾燥機において、室内の循環空気の絶対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを設け、前記乾燥判断手段により乾燥したと判断した場合、前記換気用送風機と前記ヒーターを停止する停止手段と、前記換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを有するものである。
【0024】
本発明は、室内の空気を換気する換気用送風機と、室内の空気を循環させて加熱するヒーターを有する循環用送風機とを有する換気乾燥機において、室内の循環空気の相対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の相対湿度に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する第1の乾燥判断手段と、第1の乾燥判断手段により乾燥したと判断した場合、換気用送風機とヒーターを停止する停止手段と、換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する第2の乾燥判断手段とを有するものである。
【0025】
上記換気乾燥機においては、検知された室内の相対湿度に基づいて、前記第1の乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥していないと判断した場合、室内の循環空気の絶対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを有するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る実施の形態1における換気乾燥機の全体構成を示す図である。図1において、1は浴室であり、2は浴室1の天井裏面に配置された換気乾燥機であり、3は浴室1内の空気を浴室1外に排気する換気用送風機である。
【0027】
4は浴室1内の空気を循環させて加熱するヒーター5を有する循環用送風機であり、6は循環用送風機4の吸込み口に設置された温度/湿度センサーである。ヒーター5は、循環用送風機4の吐出し口に配置されている。循環用送風機4の吐出し口に設置された温度/湿度センサー6は、その吐出し口付近における空気の温度/湿度を同時に検知できるように構成されている。
【0028】
7は換気用送風機3、循環用送風機4及び温度/湿度センサー6等を制御する制御部であり、8は換気乾燥機2の制御部7と接続され、かつ換気乾燥機2を外部から操作する操作部である。操作部8には、換気乾燥機2をON/OFFしたり、タイマー設定したり、強弱運転させたりするための設定パネル、設定ボタン等が設けられている。
【0029】
9は浴室1内に設置された衣類等の被乾燥物であり、10は浴室ドア11を介して浴室1と隣接して配置された脱衣室である。12は脱衣室10側から浴室1側に空気を移動させるための浴室ドア11に設けられた取入れ口である。脱衣室10側から浴室ドア11の取入れ口12を介して浴室1内に取入れられた空気は、換気用送風機3により浴室1外部へ排気される。なお、図1に示すように、本実施の形態の換気乾燥機2における衣類等の被乾燥物9の乾燥方法自体は、前述した従来例と略同様である。
【0030】
図2は図1に示す換気乾燥機を用いて、被乾燥物を乾燥する際における室内の絶対湿度の時間的変化を示す図、図3は図1に示す換気乾燥機を用いて、被乾燥物を乾燥する際における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。ここで、本実施の形態における換気乾燥機の動作を、図1〜図3を用いて説明する。被乾燥物9としては、衣類を例示して説明する。
【0031】
まず、換気乾燥機5の制御部7は、操作部8からの入力によりヒーター5、換気用送風機3及び循環用送風機4等を通電して運転を開始する(ステップS1)。この時、循環用送風機4は、浴室1内の空気を吸込み、その吸込んだ空気をヒーター5で暖め、その暖められた温風を、吐出し口を介して浴室1内に設置された衣類等の被乾燥物9に吹付けている。
【0032】
この循環用送風機4による被乾燥物9への温風の吹付けにより、衣類等の被乾燥物9は、水分が蒸発して乾燥される。この被乾燥物9への温風の吹付けは、循環用送風機4が動作している間中行われる。循環用送風機4は、動作している間、絶えず浴室1内の空気を吸込んでヒーター5を介して浴室1内へ吹出すという動作を行う。この動作により、換気乾燥機2と浴室1間で空気が循環される。
【0033】
一方、換気用送風機3は、浴室1内の空気を吸込んで浴室1外へ排気する機能を有している。この換気用送風機2の動作により、浴室ドア11の取り入れ口12より吸引された空気は、被乾燥物9から蒸発された水分を取り込んで浴室1外に排気される。このように、循環用送風機4による被乾燥物9への温風の吹付け動作と、換気用送風機3による浴室1内の湿った空気の排気動作とは同時に行われて、衣類9の乾燥が効率よく行われる。
【0034】
換気乾燥機2を運転して被乾燥物9を乾燥している時の、浴室内1の温度/湿度センサー6の出力は、制御部7により絶対湿度に変換される。制御部7は、温度/(相対)湿度センサ10からの出力を基に演算して、絶対湿度の検知を行っている。絶対湿度の時間的変化は、例えば、図2に示すような挙動をとる。即ち、図2に示すように、換気乾燥機2の運転初期は、運転後期部分に較べて浴室1の絶対湿度の値が著しく大きくなっている。しかも、換気乾燥機2の運転初期部分では、運転時間の変位Δτに対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXも、運転後期部分に較べて著しく大きくなっている。
【0035】
しかしながら、換気乾燥機2の運転時間が経過していくと、被乾燥物9からの水分蒸発が進んで被乾燥物9中の含水率が小さくなり、被乾燥物9からの水分蒸発速度が小さくなってくる。このため、図2に示すように、換気乾燥機2の運転時間が経過した運転後期部分では、運転初期部分に較べて、浴室1の絶対湿度の値が著しく小さくなっている。
【0036】
しかも、運転後期部分は、運転時間の変位Δτに対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXも、運転初期部分に較べて著しく小さくなり、更に運転時間が経過すると、その絶対湿度の変位ΔXは、ほとんど零に近づいてくる。そして、換気乾燥機2の制御部7は、その絶対湿度の変位ΔXがほとんど零になったある所を、乾燥終了点と見做すように判断している。制御部7は、この判断方法を利用して次のようにして乾燥処理を終了させる。
【0037】
換気乾燥機2の運転開始後(ステップS1)、換気乾燥機2の制御部7は、換気乾燥機2の運転後期部分において、浴室1の絶対湿度の値が小さくなり、運転時間の変位Δτ1に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと運転時間の変位Δτ1の比(ΔX/Δτ1)が、所定の値a以下になると(ステップS2)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2における動作を停止させて乾燥処理を終了させる(ステップS3)。一方、制御部7は、比(ΔX/Δτ1)が、所定の値aより大きいと(ステップS2)、被乾燥物9の乾燥が終了していないと判断して、所定の値a以下になるまで処理を繰り返す。
【0038】
このように、本実施の形態では、制御部7により、温度/湿度センサー10の出力を基に浴室1内の循環空気の絶対湿度を検知し、この検知された浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断するように構成している。このため、浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位を利用した判断を行っているので、検出センサーの温度/湿度や、衣類重量、浴室1の広さによる変動を受け難くすることができるとともに、検出センサーの経時劣化に対しても影響を受け難くすることができ、より正確に乾燥終了を判断して乾燥処理を終了させることができる。
【0039】
実施の形態2.
実施の形態1では、浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位を基に、浴室1内の被乾燥物9の乾燥が終了したと判断すると、換気乾燥機2自体を停止して乾燥処理を終了していたが、本実施の形態においては、図1の構成で、浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位を基に、浴室1内の被乾燥物9の乾燥が終了したと判断した時に、換気乾燥機2自体を停止させるのではなく、換気用送風機3とヒーター5の通電を止めて、循環用送風機4は運転しておくように構成する。
【0040】
この時、図4(A)に示すように、被乾燥物9が未乾燥状態では、温度Aは降下し、相対湿度Bは上昇する。これは、ヒーター5が停止するので、浴室1内温度が降下し、さらに被乾燥物9からの水分の蒸発が続くので、相対湿度が大きく上昇するものと推定される。
【0041】
次に、図4(A)に示すように、被乾燥物9が乾燥している状態では、温度Cは低下し、相対湿度Dは上昇するが、その相対湿度の上昇値は、被乾燥物9が乾燥していない状態Bよりも小さい。これは、ヒーター5が停止すると、浴室1内の温度が降下し、相対湿度は上昇するが、被乾燥物9からの水分蒸発がないためと、さらに逆に浴室1内の水蒸気が被乾燥物9に吸着されるために相対湿度の上昇が小さくなると推定される。
【0042】
なお、図5に示すように、被乾燥物9の水分(水蒸気)吸着量は、相対湿度が上昇すると増加する傾向がある。図4の運転時間に対する相対湿度の状態を、絶対湿度に換算すると、図4(B)に示すようになる。すなわち、被乾燥物9が乾燥していないと、絶対湿度の上昇Eとなって現われ、被乾燥物9が乾燥していると、絶対湿度の減少Fとなって現われる。制御部7は、この絶対湿度が減少するところを乾燥終了と判断して乾燥処理を終了させる。
【0043】
図6は本発明に係る実施の形態2の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。換気乾燥機2の運転開始後(ステップS11)、換気乾燥機2の制御部7は、換気乾燥機2の運転後期部分において、浴室1の絶対湿度の値が小さくなり、運転時間の変位Δτ1に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと運転時間の変位Δτ1の比(ΔX/Δτ1)が、所定の値a以下になると(ステップS12)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2自体における動作全てを停止させるのではなく、換気用送風機3とヒーター5を所定の時間Δτ2停止する(ステップS13)。
【0044】
換気用送風機3とヒーター5停止後(ステップS13)、換気乾燥機2の制御部7は、停止時間Δτ2に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと停止時間Δτ2の比(ΔX/Δτ2)が、0(零)より小さくなり(ステップS14)、浴室1の絶対湿度が減少したと判断し、浴室1内の被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、循環用送風機4等を停止し換気乾燥機2における動作を停止させて乾燥処理を終了させる(ステップS15)。
【0045】
一方、換気乾燥機2の制御部7は、ΔX/Δτ2<0を満足していない場合(ステップS14)、絶対湿度が増加したと判断し、未乾燥であると判断して、再び換気用送風機3、ヒーター5を所定の時間τ3運転して(ステップS16)、ステップS13に戻って処理を繰り返す。
【0046】
このように、本実施の形態では、浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したと判断した場合、換気用送風機3とヒーター5を停止し、換気用送風機3/ヒーター5停止後、停止時間に対する絶対湿度の減少を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断するように制御部7を構成したため、被乾燥物9の乾燥終了検出を二重にチェックすることができ、実施の形態1よりも、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【0047】
実施の形態3.
図7は本発明に係る実施の形態3の換気乾燥機における室内相対湿度の時間的変化を示す図、図8は本発明に係る実施の形態3の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。本実施の形態における換気乾燥機の構成自体は、図1と同様であるので、図1を参照して説明する。
【0048】
実施の形態1、2では、浴室1内の絶対湿度の時間的変化であるΔX/Δτ1を基に乾燥の判定を行っていたが、例えば、前述した特開平10−99597号公報のものでも述べられているように、被乾燥物9を乾燥している間は、浴室1内の相対湿度は、図7に示すように変化して、ある相対湿度Φeになった時に被乾燥物9は乾燥する。
【0049】
しかしながら、特開平10−99597号公報のもので述べられているように、乾燥終了時の相対湿度は、浴室1の広さ、大気の温度,湿度,乾燥する被乾燥物9の量等の条件によって、乾燥終了時間が大きく変化してしまう。そこで、本実施の形態では、次のような処理を行う。
【0050】
換気乾燥機2の運転開始後(ステップS21)、換気乾燥機2の制御部7は、浴室1内の相対湿度Φeを湿度センサー6で検知し、この検知した相対湿度Φeが設定相対湿度b%より小さくなると(ステップS22)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2自体における動作全てを停止させるのではなく、換気用送風機3とヒーター5を所定の時間Δτ2停止する(ステップS23)。
【0051】
換気用送風機3とヒーター5停止後(ステップS23)、換気乾燥機2の制御部7は、停止時間Δτ2に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと停止時間Δτ2の比(ΔX/Δτ2)が、0(零)より小さくなり(ステップS24)、浴室1の絶対湿度が減少したと判断し、浴室1内の被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、循環用送風機4等を停止し換気乾燥機2における動作を停止させて乾燥処理を終了させる(ステップS25)。
【0052】
一方、換気乾燥機2の制御部7は、ΔX/Δτ2<0を満足していない場合(ステップS24)、絶対湿度が増加したと判断し、未乾燥であると判断して、再び換気用送風機3、ヒーター5を所定の時間τ3運転して(ステップS26)、ステップS23に戻って処理を繰り返す。
【0053】
このように、本実施の形態では、湿度検知センサー6により浴室1内の循環空気の相対湿度を検知した後、この検知された浴室1内の相対湿度を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したと判断した場合、換気用送風機3とヒーター5を停止し、この停止時間に対する浴室1内の絶対湿度の減少を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断するように構成したため、被乾燥物9の乾燥終了検出を二重にチェックすることができ、実施の形態1よりも、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【0054】
実施の形態4.
図9は本発明に係る実施の形態4の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。この図9と図1の換気乾燥機を参照して、本実施の形態における換気乾燥機2の動作を説明する。まず、換気乾燥機2の運転開始後(ステップS31)、換気乾燥機2の制御部7は、浴室1内の相対湿度Φeを湿度センサー6で検知し、この検知した相対湿度Φeが設定相対湿度b%より小さくなると(ステップS32)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2自体における動作全てを停止させるのではなく、換気用送風機3とヒーター5を所定の時間Δτ2停止する(ステップS33)。
【0055】
一方、換気乾燥機2の制御部7は、浴室1内の相対湿度Φeを湿度センサー6で検知し、この検知した相対湿度Φeが設定相対湿度b%より小さくないとき(ステップS32)、運転時間の変位Δτ1に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと運転時間の変位Δτ1の比(ΔX/Δτ1)が、所定の値a以下になると(ステップS34)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2自体における動作全てを停止させるのではなく、換気用送風機3とヒーター5を所定の時間Δτ2停止する(ステップS33)。換気乾燥機2の制御部7は、比(ΔX/Δτ1)が、所定の値aより大きいとき(ステップS34)、ステップS32に戻り、処理を繰り返す。
【0056】
換気用送風機3とヒーター5停止後(ステップS33)、換気乾燥機2の制御部7は、停止時間Δτ2に対する浴室1の絶対湿度の変位ΔXと停止時間Δτ2の比(ΔX/Δτ2)が、0(零)より小さくなり(ステップS35)、浴室1の絶対湿度が減少したと判断し、浴室1内の被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、循環用送風機4等を停止し換気乾燥機2における動作を停止させて乾燥処理を終了させる(ステップS36)。
【0057】
一方、換気乾燥機2の制御部7は、ΔX/Δτ2<0を満足していない場合(ステップS35)、絶対湿度が増加したと判断し、未乾燥であると判断して、再び換気用送風機3、ヒーター5を所定の時間τ3運転して(ステップS37)、ステップS33に戻って処理を繰り返す。
【0058】
このように、本実施の形態では、湿度検知センサー6により浴室1内の循環空気の相対湿度を検知した後、この検知された浴室1内の相対湿度を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したと判断した場合、換気用送風機3とヒーター5を停止し、この停止時間に対する浴室1内の絶対湿度の減少を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断し、一方、浴室1内の被乾燥物9が乾燥していないと判断したときに、浴室1内の絶対湿度の運転時間に対する変位を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したと判断した場合、換気用送風機3とヒーター5を停止し、換気用送風機3/ヒーター5停止後、停止時間に対する絶対湿度の減少を基に、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断するように制御部7を構成したため、被乾燥物9の乾燥終了検出を三重にチェックすることができ、実施の形態1〜3よりも、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【0059】
実施の形態5.
図10は本発明に係る実施の形態5における換気乾燥機の全体構成を示す図、図11は図10に示す換気乾燥機における室内と室外の絶対湿度差の時間的変化を示す図、図12は図10に示す換気乾燥機における衣類乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。図10において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し、21は操作部8の中に設けられた脱衣室10の雰囲気の温度/湿度を検知する温度/湿度センサーである。
【0060】
衣類乾燥の動作自体は、実施の形態1と同一であるので、その説明は、省略する。本実施の形態では、温度/湿度センサー6により浴室1の温度/湿度を検知するとともに、温度/湿度センサー21により脱衣室10の温度/湿度を検知することにより、浴室1内と脱衣室10内の温度/湿度を同時に検出することができる。
【0061】
このため、検出された浴室1内と脱衣室10内の温度/湿度を基に、それぞれ絶対湿度に換算して、浴室1内と脱衣室10内の絶対湿度差を検知することができる。ここで、浴室1内の絶対湿度をXiとし、脱衣室10内の絶対湿度をXoとして、その絶対湿度差をXdとすると、Xd =Xi-XOとして、絶対湿度差Xdの時間的変化ΔXdは、例えば、図11に示すような挙動をとる。
【0062】
この図11から判るように、運転初期は、運転後期部分に較べて絶対湿度差Xdの値が大きく、しかも時間的な絶対湿度差の変化ΔXdも大きい。しかしながら、時間が経過すると衣類等の被乾燥物9の含水率が小さくなり、被乾燥物9からの水分蒸発速度が小さくなってくるので、絶対湿度差Xdの値が小さく、しかも時間的な絶対湿度差の変化ΔXdも小さくなり、ほとんど零に近くなっている。
【0063】
換気乾燥機2の運転開始後(ステップS41)、換気乾燥機2の制御部7は、換気乾燥機2の運転後期部分において、浴室1と脱衣室10の絶対湿度差Xdを求め、その運転時間の変位Δτ4に対する絶対湿度差の変位ΔXdと運転時間の変位Δτ4の比(ΔX/Δτ4)が、所定の値C以下になると(ステップS42)、被乾燥物9の乾燥が終了したと判断して、換気乾燥機2における動作を停止させて乾燥処理を終了させる(ステップS43)。一方、制御部7は、比(ΔX/Δτ4)が、所定の値Cより大きいと(ステップS42)、被乾燥物9の乾燥が終了していないと判断して、所定の値C以下になるまで、処理を繰り返す。
【0064】
このように、本実施の形態では、温度/湿度センサー6により、浴室1の循環空気の絶対湿度を検知するとともに、温度/湿度センサー21により、浴室1外の脱衣室10の絶対湿度を検知し、この検知された浴室1内と脱衣室10の絶対湿度差の時間的変化に基づいて、制御部7により、浴室1内の被乾燥物9が乾燥したことを判断するように構成している。
【0065】
このため、脱衣室10に温度/湿度センサー21を設けて絶対湿度差を検知しているので、脱衣室10の温度及び湿度が変動しても、浴室1内同様に変動するので、脱衣室10と浴室1内との絶対湿度差の変動の影響を受け難くして、この変動を吸収するように検知することができる。従って、実施の形態1、2、4で浴室1内のみの絶対湿度を検知する方式に比べ、より乾燥終了検知の信頼性を向上させることができる。なお、二つのセンサーを使用する方式は、実施の形態2、4の一部に採用しても、何ら問題ないということは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、湿度検知手段により、室内の循環空気の絶対湿度を検知し、この検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断するように構成することにより、室内の絶対湿度の運転時間に対する変位を利用した判断を行っているので、検出センサーの温度/湿度や、衣類重量、室内の広さによる変動を受け難くすることができるとともに、検出センサーの経時劣化に対しても影響を受け難くすることができ、より正確に乾燥終了を判断して乾燥処理を終了させることができる。
【0067】
また、前記乾燥判断手段により乾燥したと判断した場合、停止手段により、前記換気用送風機と前記ヒーターを停止し、前記換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断するように構成することにより、乾燥対象物の乾燥終了検出を二重にチェックすることができるので、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【0068】
本発明によれば、湿度検知手段により、室内の循環空気の相対湿度を検知し、この検知された室内の相対湿度に基づいて、第1の乾燥判断手段により、乾燥したと判断した場合、停止手段により、前記換気用送風機と前記ヒーターを停止し、前記換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、第2の乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断するように構成することにより、乾燥対象物の乾燥終了検出を二重にチェックすることができるので、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【0069】
また、検知された室内の相対湿度に基づいて、前記第1の乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥していないと判断した場合、湿度検知手段により、室内の循環空気の絶対湿度を検知し、この検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥したと判断した場合、停止手段により、前記換気用送風機と前記ヒーターを停止し、前記換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、第2の乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断するように構成することにより、乾燥対象物の乾燥終了検出を三重にチェックすることができるので、より信頼性の高い乾燥終了検出を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1における換気乾燥機の全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示す換気乾燥機を用いて、被乾燥物(衣類)を乾燥する際における室内の絶対湿度の時間的変化を示す図である。
【図3】 図1に示す換気乾燥機を用いて、被乾燥物(衣類)を乾燥する際における衣類乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。
【図4】 本発明に係る実施の形態2における衣類乾燥時にヒーター及び換気乾燥機を停止した場合の室内温度及び相対湿度の変化(A)、室内絶対湿度の変化(B)を示す図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態2における相対湿度に対する衣類の水分吸着量特性を示す図である。
【図6】 本発明に係る実施の形態2の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。
【図7】 本発明に係る実施の形態3の換気乾燥機における室内相対湿度の時間的変化を示す図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態3の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る実施の形態4の換気乾燥機における乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。
【図10】 本発明に係る実施の形態5における換気乾燥機の全体構成を示す図である。
【図11】 図10に示す換気乾燥機における室内と室外の絶対湿度差の時間的変化を示す図である。
【図12】 図10に示す換気乾燥機における衣類乾燥終了検知の処理フローを示すフローチャートである。
【図13】 従来の浴室で使用される換気乾燥機の全体構成を示す図である。
【図14】 従来の換気乾燥機を示す図である。
【図15】 図14に示す換気乾燥機の制御部分を示す図である。
【図16】 従来の換気乾燥機を示す図である。
【図17】 図16に示す換気乾燥機の制御回路図である。
【符号の説明】
1 浴室、2 換気乾燥機、3 換気用送風機、4 循環用送風機、5 ヒーター、6、21 温度/湿度センサー、7 制御部、8 操作部、9 被乾燥物、10 脱衣室、11 浴室ドア、12 取入れ口。
Claims (3)
- 室内の空気を換気する換気用送風機と、室内の空気を循環させて加熱するヒーターを有する循環用送風機とを有する換気乾燥機において、
室内の循環空気の絶対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを有し、前記乾燥判断手段により乾燥したと判断した場合、前記換気用送風機と前記ヒーターを停止する停止手段と、前記換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを有することを特徴とする換気乾燥機。 - 室内の空気を換気する換気用送風機と、室内の空気を循環させて加熱するヒーターを有する循環用送風機とを有する換気乾燥機において、
室内の循環空気の相対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の相対湿度に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する第1の乾燥判断手段と、第1の乾燥判断手段により乾燥したと判断した場合、換気用送風機とヒーターを停止する停止手段と、換気用送風機/ヒーター停止後、停止時間に対する室内の絶対湿度の減少に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する第2の乾燥判断手段とを有することを特徴とする換気乾燥機。 - 請求項2に記載の換気乾燥機において、検知された室内の相対湿度に基づいて、前記第1の乾燥判断手段により、室内の乾燥対象物が乾燥していないと判断した場合、室内の循環空気の絶対湿度を検知する湿度検知手段と、検知された室内の絶対湿度の運転時間に対する変位に基づいて、室内の乾燥対象物が乾燥したことを判断する乾燥判断手段とを有することを特徴とする換気乾燥機。
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