JPH11156097A - 浴室衣類乾燥装置 - Google Patents

浴室衣類乾燥装置

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JPH11156097A
JPH11156097A JP9343822A JP34382297A JPH11156097A JP H11156097 A JPH11156097 A JP H11156097A JP 9343822 A JP9343822 A JP 9343822A JP 34382297 A JP34382297 A JP 34382297A JP H11156097 A JPH11156097 A JP H11156097A
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clothing
clothes
drying
bathroom
estimating unit
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JP9343822A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Haraga
一博 原賀
Yuzuru Nakamura
譲 中村
Taketsugu Ueyama
剛嗣 植山
Yoshio Imamura
嘉雄 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥運転に伴うエネルギーの浪費を抑え、使
用者の手を煩らわせずに自動的に衣類を乾燥させる浴室
衣類乾燥装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 リモコン23に備えられた運転スイッチ
がオン操作され、乾燥運転が開始すると、運転開始後所
定時間(例えば5分間)の温風加熱運転中の室内雰囲気
変化、衣類状態変化と、運転開始前の浴室の環境等から
衣類が乾燥するまでの時間を推定し、その時間に到達す
ると機能部33により乾燥運転が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の室内に設
置され、温風加熱手段を制御することにより衣類の乾燥
運転を行う浴室衣類乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室等の室内に設置し、温風加熱
手段を用いて衣類を乾燥させる浴室衣類乾燥装置におい
て、使用者が手動でリモコン等から乾燥運転所要時間を
設定し、設定時間内は温風加熱手段により乾燥運転を実
行し、設定時間になると温風加熱手段による乾燥運転を
終了するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記浴室衣類
乾燥装置においては使用者が設定した設定時間内に衣類
が乾燥しても、温風加熱手段による乾燥運転が強制的に
実行されるために、例えば加熱手段としてヒータを用い
た場合には、無駄なエネルギーを浪費するという問題が
あった。また、設定時間になると衣類が乾燥していない
状態にもかかわらず、乾燥運転が終了してしまう可能性
もあった。
【0004】従って、本発明の目的は、乾燥運転に伴う
エネルギーの浪費を抑え、使用者の手を煩らわせずに自
動的に衣類を乾燥させる浴室衣類乾燥装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明においては、室内の衣
類が乾燥するように、少なくとも温風加熱手段を備えた
機能部を制御して乾燥運転を実行する浴室衣類乾燥装置
において、前記衣類が乾燥するまでの時間を演算する推
定部と、前記推定部の出力に基づき、前記機能部を制御
する制御部と、を備えたこととしたので、乾燥運転に伴
うエネルギーの浪費を抑え、使用者の手を煩らわせずに
自動的に衣類を乾燥させることができ、演算された乾燥
運転時間に応じた最適な乾燥運転を実行することができ
る。
【0006】更に、前記推定部は、前記温風加熱手段に
よる温風加熱運転中、特に室内の雰囲気変化、衣類の状
態変化から乾燥運転終了時期を演算するので、正確な乾
燥運転時間を演算できる。
【0007】ここで、室内雰囲気検知手段は、室内の温
度を検知する室内温度センサ、室内の湿度を検知する室
内湿度センサであり、前記各センサは衣類近傍に設置さ
れるよう構成してもよい。さらに衣類状態検知手段は、
衣類の重量を検知する衣類重量検知センサ、衣類の温度
を検知する衣類温度検知センサ、衣類に含まれる水分量
を検知する衣類水分量検知センサである。
【0008】また、室内または衣類の状態変化に対応し
て、衣類が乾燥するまでの時間を記憶する記憶手段を備
えるとともに、前記推定部は、前記記憶手段が記憶して
いる室内または衣類の状態変化と、実際の室内または衣
類の状態変化とを比較することにより、衣類が乾燥する
までの時間を推定する。更に、前記記憶手段の記憶値と
実際に衣類が乾燥に要した実測値の差が所定値以内のと
きは、前記記憶値は前記実測値に更新されるため、その
都度、設置環境に最適な値が記憶更新される。
【0009】さらに、前記推定部は、乾燥運転開始前の
室内の雰囲気、室内の広さ、室内の断熱性、外気温度、
外気の湿度、外気温度と前記室内との温度差を加味して
乾燥運転終了時期を演算する。室内の状況を記憶する記
憶部を備えるよう構成してもよい。
【0010】前記推定部は、前記温風加熱運転による風
速を加味して衣類が乾燥するまでの時間を演算すること
を特徴とする。更に、乾燥運転開始前の衣類の状況、衣
類の総重量、衣類と乾燥装置との位置関係、衣類にあた
る温風加熱手段による温風の角度、衣類と衣類の間隔、
衣類の種類、衣類の厚さを加味して衣類が乾燥するまで
の時間を演算することを特徴とする。なお、前記乾燥運
転開始前の室内の状況に応じた操作部を有するよう構成
してもよい。
【0011】また、前記制御部は、前記推定部の出力に
より乾燥終了時間に到達すると、前記機能部に乾燥運転
を停止するように指示するので、乾燥運転に伴うエネル
ギーの浪費を抑えることができる。
【0012】さらに、前記制御部は、前記推定部の出力
により演算された乾燥終了時間に到達する所定時間前ま
では、前記温風加熱手段に所定のオンオフ制御で温風加
熱運転を実行するように指示するとともに、前記所定時
間前からは前記温風加熱手段により温風加熱運転を継続
して実行するように指示するので、乾燥運転終了時の衣
類の状態は確実に乾いた状態となり、使用者にとって使
い勝手のよい浴室衣類乾燥装置を実現できる。
【0013】また、前記推定部で演算された衣類が乾燥
するまでの時間をリモコン等に表示させるようにしたの
で、更に使い勝手のよいものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係る浴室衣
類乾燥装置のブロック図である。
【0016】図1において、浴室1の天板3の裏面側に
は、装置本体5が、浴室1内の空気の吸込み、及び浴室
1内への温風の吹出しが可能なように設置され、また、
装置本体5に接続する排気ダクト7も設置されている。
互いに対向関係にある浴室壁面の中央部には、それらの
天板3寄りの部位に、衣類等の洗濯物(以下、衣類略記
する)11を吊るしたランドリーパイプ13を保持する
ためのランドリーパイプ受け15、17が夫々取付けら
れている。また、上記浴室1の各壁面には、不使用時の
ランドリーパイプ13を保持するためのランドリーパイ
プ受け19、21も夫々取付けられている。更に、浴室
1外には、装置本体5等を駆動するためのリモートコン
トローラ(以下、リモコンと略記する)23が設置され
ている。
【0017】図2は、装置本体5を上面(天井裏)方向
からみた図であり、内部に循環用送風機25と換気用送
風機27が収納されており、浴室1内の空気を外部に排
出するための排出口28、換気用送風機27近傍には外
気温度を検出する外気温度センサ61及び外気の湿度を
検出する外気湿度センサ62、また外気温度センサ6
1、外気湿度センサ62近傍には装置本体5を制御する
ための推定部31を含む制御部30が備えられている。
【0018】図3は、装置本体5を下面(浴室側)方向
から見た図であり、循環用送風機25によって浴室1内
の空気を吸込口22より吸込み、ヒータ35を通って、
温風として吐出口26より浴室1内に供給される。この
際、浴室1内の湿った空気は換気吸込口24に吸い込ま
れ、換気用送風機27により排出口28により外部へ排
出される。しかして、温風の循環によって浴室1内の衣
類11が乾燥され、湿気を含んだ熱気の一部は換気用送
風機27によって外部へ排出され、湿度の過上昇による
乾燥効率低下を防止する。また、循環用送風機25と換
気用送風機27の間には浴室1内の温度を検出する浴室
温度センサ47、浴室内の湿度を検出する浴室湿度セン
サ49、衣類11の表面温度を検出する衣類温度センサ
53、衣類11に含まれている水分量を検出する衣類湿
度センサ55が備えられている。これらの各センサ4
7、49、53、55の信号に基づいて推定部31を含
む制御部30により、機能部である循環用送風機25、
換気用送風機27及びヒータ35への通電制御を行う。
【0019】図4は、浴室1内における衣類11の設置
状態を示す図であり、衣類11はランドリーパイプ13
に吊るされた状態で設置され、ランドリーパイプ受け1
5、17のいずれか一方または両方に、衣類11の重量
を検出する衣類重量センサ51が備えられている。
【0020】図5は、上述した浴室衣類乾燥装置の装置
本体5の制御部30の一実施形態に係る制御ブロック図
である。
【0021】制御部30は、図示のように、推定部3
1、機能部33から構成されている。
【0022】推定部31は、比較演算部37と基準値記
憶部39とを備える。比較演算部37は、浴室内雰囲気
検知手段41である浴室温度センサ47、浴室湿度セン
サ49から信号を受け取ると、基準値記憶部39に記憶
している浴室温度、浴室湿度に関する記憶値(データ)
を読み込み、各々のセンサ47、49の出力値に対応す
る記憶値とを比較(参照)し、その比較(参照)結果か
ら衣類11が乾燥するまでの時間を推定(予測)して機
能部33に信号を送信する。同様に、比較演算部37は
衣類状態検知手段43の重量センサ51、衣類温度セン
サ53、衣類湿度センサ55から信号を受け取ると、基
準値記憶部39に記憶している衣類重量、衣類温度、衣
類湿度に関する記憶値(データ)を読み込み、各々のセ
ンサ51、53、55の出力値に対応する記憶値とを比
較し、その比較結果から衣類11が乾燥するまでの時間
を推定して機能部33に信号を送信する。さらに、推定
部31は、演算した衣類11が乾燥するまでの時間と実
際に衣類が乾燥に要した実測値の差が所定値以内のとき
は、基準値記憶部39に記憶している記憶値は実測値に
応じた値に更新されるため、その都度、設置環境に最適
な値が記憶更新される。
【0023】図6は、上述した浴室衣類乾燥装置の装置
本体5の制御部30の他の実施形態に係る制御ブロック
図である。
【0024】ここでは、図5と重複する部分は説明を省
略する。比較演算部37は、初期状態検知手段45であ
る浴室広さスイッチ57、断熱性スイッチ59、外気温
度センサ61、外気湿度センサ62、温風風速センサ6
3、温風角度スイッチ65、衣類間隔スイッチ67、衣
類種類スイッチ69、衣類厚さスイッチ71、衣類位置
スイッチ73の情報により基準値記憶部39に記憶して
いる浴室1の容積、浴室1の断熱性、外気温度、風速、
衣類11の総重量、温風が衣類11に当たる角度、衣類
11どおしの設置間隔、衣類11の種類、衣類11の厚
さ、衣類11と装置本体5の位置関係に関する記憶値
(データ)を読み込んで比較して補正係数を求め、浴室
内雰囲気検知手段41、衣類状態検知手段43により推
定された上記乾燥終了時期を補正する。ここで、浴室広
さスイッチ57、断熱性スイッチ59、温風角度スイッ
チ65、衣類間隔スイッチ67、衣類種類スイッチ6
9、衣類厚さスイッチ71、衣類位置スイッチ73はリ
モコン23に設けられ、施工者、または使用者によって
任意に変更できるものであり、例えば、浴室の改築等に
よりその広さ、断熱材を変更した場合等に設定を変更で
きるものである。なお、初期状態検知手段45には、上
述したスイッチ57、59以外に、設置前に予め浴室の
広さ、断熱材の有無等を記憶するように構成し、スイッ
チ57、59を設けない構成としてもよい。これは、浴
室1内の広さ、断熱性は乾燥運転毎に変化するものでは
なく、リモコン23のスイッチ数を減らすことができる
ためである。
【0025】機能部33は、推定部31により推定され
た時間内はヒータ35にオンオフ通電制御し、乾燥運転
終了時期(時間)になるとヒータ35に停止するように
指示する。また乾燥運転終了時期(時間)の終了前のあ
る一定時間は、必ずヒータ35に通電制御し、浴室1内
に温風を供給する。これは、乾燥運転終了前の一定時間
に強制的に浴室1内に温風を供給することにより、衣類
11の乾燥をより確実なものとするために行うものであ
る。また、報知手段として、リモコン23の表示部(図
示しない)に演算された衣類11が乾燥するまでの時間
(残り時間)を表示するよう信号を送るとともに、リモ
コン23から運転スイッチの信号を受け取ることによ
り、機能部33が所定の動作を開始する。なお、リモコ
ン23の表示部には衣類11が乾燥するまでの残り時間
を例えば5分単位で減少させるように表示させてもよい
し、乾燥運転が終了する例えば3分前からは1秒単位で
表示するように構成してもよい。また、乾燥運転終了時
期(時間)に到達すると、ブザーや音声で報知する構成
を付加してもよい。
【0026】基準値記憶部39は、前述したように、浴
室内雰囲気検知手段41、衣類状態検知手段43、初期
状態検知手段45からの各出力に応じた乾燥終了時期
(時間)、補正係数を不揮発性メモリにより記憶してい
る。
【0027】図7及び図8は基準値記憶部39に記憶さ
れている記憶データである。
【0028】図7は、基準値記憶部39に記憶されてい
る衣類11が乾燥するまでに要する時間の基準値であ
り、浴室1内の雰囲気変化を示す各センサ47、49の
ヒータ35運転開始後、所定時間(本実施形態では5
分)内での変化により、乾燥終了時間a1>b1>c1
>d1>e1、a2>b2>c2>d2>e2がそれぞ
れ記憶されている。これはヒータ35運転後、浴室1内
の湿度及び温度の変化が大きい程、乾燥終了時期が速い
ためである。同様に、衣類11の状態変化を示す各セン
サ51、53、55のヒータ35運転開始後、所定時間
(本実施形態では5分)内での変化により、乾燥終了時
間a3>b3>c3>d3>e3、a4>b4>c4>
d4>e4、a5>b5>c5>d5>e5がそれぞれ
記憶されている。なお、前述と同様に衣類温度、衣類湿
度の変化が大きい程、乾燥終了時期が速く、衣類11の
重量変化が大きい程、乾燥終了時期は速い。
【0029】図8は基準値記憶部39に記憶されている
図7で記憶されている乾燥終了時間を補正するためのデ
ータ(補正係数値)であり、浴室1の容積が中(床面積
が1坪サイズ)の場合を1.0とすると、浴室1の容積
が大(床面積が1坪サイズ以上)の場合をv1>1.
0、浴室1の容積が小(床面積が1坪サイズ以下)の場
合をx1<1.0とする。これは浴室1の容積が小さい
程、乾燥終了時期(時間)が短くなるからである。ま
た、一般的に浴室1の壁面等の断熱性も加味して乾燥終
了時間を演算するため、その断熱性中の場合を1.0と
すると、浴室1の断熱性が大の場合をv2<1.0、断
熱性が小の場合をx2>1.0、断熱性無しの場合をy
2>x2とする。更に、外気温度が10〜20度の場合
の補正係数を1.0とし、0度以下をv3、0〜10度
をw3、20〜30度をy3、30度以上をz3とする
と、v3>w3>1.0>y3>z3とする。そして、
外気温度と室内温度との温度差が2〜4度の場合の補正
係数を1.0とし、0〜2度をv4、4〜6度をx4、
6〜8度をy4、8度以上をz4とすると、v4<1.
0<x4<y4<z4とする。さらに外気の湿度が40
〜60パーセントの場合の補正係数を1.0とし、0〜
20パーセントをv5、20〜40パーセントをw5、
60〜80パーセントをy5、80〜100パーセント
をz5すると、v5<w5<1.0<y5<z5とす
る。更に、衣類1の総重量が2〜3キログラムの場合の
補正係数を1.0とし、0〜1キログラムをv6、1〜
2キログラムをw6、3〜4キログラムをy6、5キロ
グラム以上をz6とすると、v6<w6<1.0<y6
<z6とする。衣類11と装置本体5との位置関係が近
い場合を1.0とすると、衣類11と装置本体5が離れ
ている場合をW7>1.0とする。また、ヒータ35に
よる温風が衣類11に当たる角度が衣類11と平行な場
合を1.0とすると、角度が大きくなる程、1.0>w
8>x8>y8>z8とする。これは一般的に衣類11
に垂直に温風が当たる程、乾燥終了時期(時間)が短く
なるからである。さらに、衣類11どおしの間隔を例え
ば10センチ間隔で配列したときを中と定義し1.0と
すると、それよりも広い間隔で配列したときはv9>
1.0、狭い間隔で配列したときはx9<1.0とす
る。また、衣類種類がレーヨンのときを1.0とする
と、レーヨンよりも乾燥速度の遅い、麻、綿、ウールの
場合はそれぞれv10>w10>x10>1.0、逆に
レーヨンよりも乾燥速度の速い、ナイロンの場合はそれ
ぞれz10<1.0とする。衣類11の厚さ、例えば1
ミリの場合を中と定義し1.0とすると、それよりも薄
い衣類11の場合はv11<1.0、厚い衣類11の場
合はx11>1.0とする。さらに循環用送風機25の
性能などによりある温風の風速を中と定義し1.0とす
ると、それよりも風速が強い循環用送風機25を使用し
た場合はv12<1.0、弱い循環用送風機25を使用
した場合はx12>1.0とする。
【0030】次に実際に衣類11が乾燥するまでの時間
を推定する推定部31の動作内容を説明する。
【0031】乾燥終了時間は推定部31で図7に示した
基準値記憶部に記憶されている基準値によって決定す
る。基準値とは、所定時間ヒータ35が作動している間
の浴室1内の雰囲気変化、例えば室内温度変化、室内湿
度変化、若しくは衣類11の状態変化、例えば衣類重量
変化、衣類温度変化、衣類湿度変化によって決定され
る。
【0032】更に、乾燥終了時間は推定部31で図7に
示した基準値と図8に示した補正係数の乗算によって演
算するようにしてもよい。補正係数とは、前述の基準値
に補正を加えるための係数値であり、浴室1内の状態、
例えば浴室1内の広さ(容積)、浴室1の断熱性、ある
いは衣類11の状態、例えば衣類総重量、衣類11と装
置本体5との位置関係、温風が衣類11に当たる角度、
衣類11どおしの間隔、衣類11の種類、衣類11の厚
さ、あるいは外気温度、外気湿度、温風の風速等によ
り、その補正係数が決定する。
【0033】いま、あるリモコン23に備えられた運転
スイッチ(図示しない)がオン操作され、乾燥運転が開
始すると、運転開始後所定時間(例えば5分間)の温風
加熱運転中に室内湿度が15パーセント変化したとする
と、図6から乾燥終了時間がc1と決定される。さら
に、浴室1内の広さ(容積)が中(1坪サイズ)、浴室
1の断熱性は大、衣類総重量2キログラム、外気温度2
0度とすると、その補正係数は1.0×v2×w6×
1.0となり、その乾燥終了時間はc1×1.0×v2
×w6×1.0となる。
【0034】上記例では、外気温度差、外気湿度、衣類
11と装置本体5の位置関係、温風が衣類11に当たる
角度、衣類どおしの間隔、衣類種類、衣類厚さ、温風の
風速は特に考慮していないが、必要に応じて補正係数と
して考慮するようにしてもよい。例えば、冬場など、外
気温度と浴室1内の温度差が非常に大きい場合、衣類1
1どおしの間隔が極端に広い場合や狭い場合、衣類11
の種類が偏っている場合、ほとんどが厚い衣類11の場
合、循環用または換気用送風機25、27の能力が極端
に弱いか強い場合、などは、当然補正係数として考慮す
べきである。なお、これらの情報はリモコン23に設け
られたスイッチ等により、使用者が任意に設定できるも
のである。
【0035】さらに、本実施形態では、浴室広さスイッ
チ57で浴室の広さを設定するようにしているが、浴室
広さスイッチ57を使用せず、例えば、浴室の広さと浴
室湿度センサ47あるいは浴室温度センサ49による浴
室の湿度変化あるいは温度変化の関係式を利用して、自
動的に浴室の広さを記憶更新させる学習記憶機能を利用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室衣類乾燥装置が
設置された全体構成図。
【図2】本発明の浴室衣類乾燥装置の構成図。
【図3】本発明の浴室衣類乾燥装置の構成図。
【図4】浴室に衣類が設置された様子を示す図。
【図5】本発明の制御部の一実施形態の制御ブロック
図。
【図6】本発明の制御部の他の実施形態の制御ブロック
図。
【図7】本発明の記憶手段が記憶している基準値デー
タ。
【図8】本発明の記憶手段が記憶している補正係数デー
タ。
【符号の説明】
1…浴室 5…装置本体 23…リモコン 25…循環用送風機 27…換気用送風機 31…推定部 33…機能部 35…ヒータ 37…比較演算部 39…基準値記憶部 47…浴室温度センサ 49…浴室湿度センサ 51…衣類重量センサ 53…衣類温度センサ 55…衣類湿度センサ 61…外気温度センサ 62…外気湿度センサ
フロントページの続き (72)発明者 今村 嘉雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の衣類が乾燥するように、少なくと
    も温風加熱手段を備えた機能部を制御して乾燥運転を実
    行する浴室衣類乾燥装置において、 前記衣類が乾燥するまでの時間を演算する推定部と、 前記推定部の出力に基づき、前記機能部を制御する制御
    部と、を備えたことを特徴とする浴室衣類乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動
    中に前記衣類が乾燥するまでの時間を演算することを特
    徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装置。
  3. 【請求項3】 室内の雰囲気を検知する室内雰囲気検知
    手段を備えるとともに、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記室内雰
    囲気検知手段の出力に基づき、前記衣類が乾燥するまで
    の時間を演算することを特徴とする請求項1、2記載の
    浴室衣類乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記室内雰囲気検知手段は、室内の温度
    を検知する室内温度センサであって、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記室内温
    度センサの出力変化に基づき、前記衣類が乾燥するまで
    の時間を演算することを特徴とする請求項3記載の浴室
    衣類乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記室内雰囲気検知手段は、室内の湿度
    を検知する室内湿度センサであって、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記室内湿
    度センサの出力変化に基づき、前記衣類が乾燥するまで
    の時間を演算することを特徴とする請求項3記載の浴室
    衣類乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記室内雰囲気検知手段は、前記衣類近
    傍に設置されることを特徴とする請求項3記載の浴室衣
    類乾燥装置。
  7. 【請求項7】 衣類の状態を検知する衣類状態検知手段
    を備えるとともに、前記推定部は、前記温風加熱運転中
    の前記衣類状態検知手段の出力に基づき、前記衣類が乾
    燥するまでの時間を演算することを特徴とする請求項
    1、2記載の浴室衣類乾燥装置。
  8. 【請求項8】 前記衣類状態検知手段は、衣類の重量を
    検知する衣類重量検知センサであって、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記衣類重
    量検知センサの出力変化に基づき、前記衣類が乾燥する
    までの時間を演算することを特徴とする請求項7記載の
    浴室衣類乾燥装置。
  9. 【請求項9】 前記衣類状態検知手段は、衣類の温度を
    検知する衣類温度検知センサであって、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記衣類温
    度検知センサの出力変化に基づき、前記衣類が乾燥する
    までの時間を演算することを特徴とする請求項7記載の
    浴室衣類乾燥装置。
  10. 【請求項10】 前記衣類状態検知手段は、衣類に含ま
    れる水分量を検知する衣類水分量検知センサであって、 前記推定部は、前記温風加熱手段が作動中の前記衣類水
    分量検知センサの出力変化に基づき、前記衣類が乾燥す
    るまでの時間を演算することを特徴とする請求項7記載
    の浴室衣類乾燥装置。
  11. 【請求項11】 室内雰囲気または衣類の状態変化に対
    応して、衣類が乾燥するまでの時間を記憶する記憶手段
    を備えるとともに、 前記推定部は、前記記憶手段が記憶している室内雰囲気
    または衣類の状態変化と、実際の室内雰囲気または衣類
    の状態変化とを比較することにより、衣類が乾燥するま
    での時間を演算することを特徴とする請求項1及至10
    記載の浴室衣類乾燥装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段の記憶値と実際に衣類が
    乾燥するのに要した実測値の差が所定値以内のときは、
    前記記憶値は前記実測値に更新されることを特徴とする
    請求項11記載の浴室衣類乾燥装置。
  13. 【請求項13】 前記推定部は、前記温風加熱運転によ
    る風速を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算
    することを特徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  14. 【請求項14】 前記推定部は、乾燥運転開始前の室内
    及び/又は室外の状況を加味して前記衣類が乾燥するま
    での時間を演算することを特徴とする請求項1記載の浴
    室衣類乾燥装置。
  15. 【請求項15】 前記推定部は、室内の容積を加味して
    前記衣類が乾燥するまでの時間を演算することを特徴と
    する請求項14記載の浴室衣類乾燥装置。
  16. 【請求項16】 前記推定部は、室内の断熱性を加味し
    て前記衣類が乾燥するまでの時間を演算することを特徴
    とする請求項14記載の浴室衣類乾燥装置。
  17. 【請求項17】 前記乾燥運転開始前の室内及び又は室
    外の状態を記憶する記憶部を備えたことを特徴とする請
    求項14及至請求項16記載の浴室衣類乾燥装置。
  18. 【請求項18】 前記推定部は、乾燥運転開始前の外気
    温度を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算す
    ることを特徴とする請求項14記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  19. 【請求項19】 前記推定部は、乾燥運転開始前の外気
    温度と前記室内との温度差を加味して前記衣類が乾燥す
    るまでの時間を演算することを特徴とする請求項18記
    載の浴室衣類乾燥装置。
  20. 【請求項20】 前記推定部は、乾燥運転開始前の外気
    の湿度を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算
    することを特徴とする請求項14記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  21. 【請求項21】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    の状況を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算
    することを特徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  22. 【請求項22】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    の総重量を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演
    算することを特徴とする請求項21記載の浴室衣類乾燥
    装置。
  23. 【請求項23】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    と乾燥装置との位置関係を加味して前記衣類が乾燥する
    までの時間を演算することを特徴とする請求項21記載
    の浴室衣類乾燥装置。
  24. 【請求項24】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    にあたる前記温風加熱手段による温風の角度をを加味し
    て前記衣類が乾燥するまでの時間を演算することを特徴
    とする請求項21、23記載の浴室衣類乾燥装置。
  25. 【請求項25】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    と衣類の間隔を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間
    を演算することを特徴とする請求項21記載の浴室衣類
    乾燥装置。
  26. 【請求項26】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    の種類を加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算
    することを特徴とする請求項21記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  27. 【請求項27】 前記推定部は、乾燥運転開始前の衣類
    の厚さを加味して前記衣類が乾燥するまでの時間を演算
    することを特徴とする請求項21記載の浴室衣類乾燥装
    置。
  28. 【請求項28】 前記乾燥運転開始前の衣類の状況、室
    内及び/又は室外の状況に応じた設定が可能な操作部を
    有することを特徴とする請求項14及至請求項27記載
    の浴室衣類乾燥装置。
  29. 【請求項29】 前記制御部は、前記推定部の出力によ
    り演算された乾燥終了時間に到達すると、前記機能部に
    乾燥運転を停止するように指示することを特徴とする請
    求項1記載の浴室衣類乾燥装置。
  30. 【請求項30】 前記制御部は、前記推定部の出力によ
    り演算された乾燥終了時間に到達する所定時間前まで
    は、前記温風加熱手段に所定のオンオフ制御で温風加熱
    運転を実行するように指示するとともに、前記所定時間
    前からは前記温風加熱手段により温風加熱運転を連続し
    て実行するように指示することを特徴とする請求項1記
    載の浴室衣類乾燥装置。
  31. 【請求項31】 前記推定部で演算された時間を報知す
    る報知手段を設けたことを特徴とする請求項1及至請求
    項30記載の浴室衣類乾燥装置。
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