JP6648819B2 - 色補正テーブル作成方法、色補正テーブル作成装置、プログラム - Google Patents

色補正テーブル作成方法、色補正テーブル作成装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、色補正テーブルの作成に関する。
特許文献1には、次の手順によって色補正テーブルを作成する手法が開示されている。まず、第1の手順として、印刷装置で使用するインク色ごとに階調値を変化させた複数のパッチを印刷するためのパッチ画像データに基づいて所定のカラーパッチを印刷する。
第2の手順として、上記印刷されたカラーパッチを測色して同カラーパッチの色彩値を取得する。第3の手順として、上記取得した色彩値を参照し所定の関数を用いて色補正テーブルの全階調値に対応する色彩値を内挿して取得する。
第4の手順として、上記内挿により取得した全階調値に対応する色彩値と標準印刷結果の色彩値である標準値とを対比すると共に同対比結果に基づいて、任意の階調値のカラー画像データに対応する標準印刷結果と同等の印刷結果を上記印刷装置によって得られるように同カラー画像データを補正する色補正テーブルを作成する。
特開2005−178180号公報
上記先行技術の場合、使用するインク色ごと独立に色補正テーブルを作成する。この場合、混色領域における誤差の補正が十分でない場合がある。また、混色領域においても、上記先行技術のように、測色結果を内挿しようとする場合、単色で測色する場合の測色数に対して、指数関数的に測色数を増加させなければ、同程度の内挿精度を期待することができない。
本願発明は、上記を踏まえ、測色数が少なくても、混色領域において高精度に補正できる、色補正テーブルを生成することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態は、印刷装置に入力される印刷データとしてのデバイス依存値を補正する色補正テーブルを作成する色補正テーブル作成方法であって;所定のデバイス依存値を前記印刷装置に入力することによって作成された印刷物の測色結果を、出力値として取得する出力値取得手順と;前記取得された出力値が基準印刷装置によって作成された印刷物によって実現されるためのデバイス依存値を、前記色補正における入力値として取得する入力値取得手順と;前記所定のデバイス依存値を、前記入力値に対応する補正値として取得する補正値取得手順と;前記入力値と前記補正値との関係を利用して前記色補正テーブルを作成する作成手順と;を含む色補正テーブル作成方法である。この形態によれば、測色数が少なくても、入力値と補正値との関係は、精度が高いものになる。なぜなら、入力値と補正値とのそれぞれについて、あまり誤差を含まない値を取得できるからである。補正値については、出力値取得手順において入力される値であるので、誤差は生じない。入力値があまり誤差を含まないのは、入力値取得手順において、基準印刷装置の特性を利用しているからである。基準印刷装置の特性は、多数の組み合わせについて予め決定しておくことができる。よって、内挿等を実施するにしても、高精度で実施できるので、誤差が小さくなる。
上記形態において、前記入力値と前記補正値との関係を補完する補完手順を更に含み;前記作成手順では、前記色補正テーブルの格納対象となる前記入力値の少なくとも一部に対し、前記補完した結果を利用して前記補正値を決定してもよい。この形態によれば、少ない測色数であっても、色補正テーブルを高精度に作成できる。
上記形態において、前記補完手順では、スプライン関数を用いてもよい。この形態によれば、スプライン関数を用いることで、色補正テーブルを更に高精度に作成できる。
上記形態において、前記補完手順において用いる、3次スプライン関数の各格子点における2次微分パラメーターの2乗和が最小になるように、前記入力値を決定してもよい。この形態によれば、決定する入力値が滑らかになるため、補正精度が向上する。
上記形態において、前記補完手順において用いる3次スプライン関数には、それぞれ直交する第1〜第nの方向によって定義された第1〜第n(nは2以上の整数)のスプライン関数が含まれ;第m(mは1〜nのうちの任意の整数)の方向のスプライン関数の或る格子点における2次微分パラメーターと、前記第mの方向と直交する方向において前記或る格子点と隣接する格子点を通る、他の第mの方向のスプライン関数の前記隣接する格子点における2次微分パラメーターとの差の2乗を、前記第1〜第nの方向での組み合わせおよび全格子点を対象に算出して合計した値が最小になるように、前記入力値を決定してもよい。この形態によれば、隣接する方向の入力値が近似するため、補正精度が向上する。
上記形態において、前記印刷データとしてのデバイス依存値は、n(nは2以上の整数)次元で定義され;前記入力値取得手順において、前記入力値の候補の中から、前記n次元の空間における前記所定のデバイス依存値との距離が最短となる値を前記入力値として取得してもよい。この形態によれば、補正前後で値が大きく変更されることが抑制できる。
上記形態において、前記入力値取得手順において前記印刷物の測色に用いる測色装置の特性と、基準測色装置の特性とのずれを補正する測色装置補正手順を更に含み;前記入力値取得手順では、前記測色装置補正手順において取得されたデバイス依存値と出力値との対応関係を用いて、前記入力値を取得してもよい。この形態によれば、測色装置の誤差も補正できる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現できる。例えば、上記方法を実現する装置や、そのためのプログラム、このプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現できる。
印刷システムを示すブロック図。 A2Bテーブルを示す図。 色画像データ補正処理を示すフローチャート。 色補正テーブル作成処理を示すフローチャート。 出力値とデバイス依存値との関係を示すグラフ。 不足データの補完手順を説明するためのグラフ。 行列Bを表す式(6)。 色補正テーブルを示す図。 出力値とデバイス依存値との関係を示すグラフ(実施形態2)。 K値の格子点ごとに再現できる色彩値空間を示す図。 不足データの補完手順を説明するためのグラフ(実施形態2)。 色画像データ補正処理を示すフローチャート(実施形態3)。 測色装置補正処理を示すフローチャート。 A2Bテーブルの測色装置補正を説明するための図。 出力値とデバイス依存値との関係を示すグラフ(実施形態3)。
図1は、印刷システム50を示すブロック図である。印刷システム50は、色画像データ補正装置20(以下、補正装置20という)と、印刷装置30とを備える。
印刷装置30は、入力されたカラー画像データとしての多階調のカラー画像データに従って、印刷を実行する。多階調のカラー画像データは、デバイス依存値によって表現されており、具体的にはC(シアン),Y(イエロー),M(マゼンタ),K(ブラック)の各値(0〜255)の組み合わせによって記述されている。これら4つの組み合わせによって表現される1つの色彩値が、1つのデバイス依存値を構成する。
印刷装置30は、測色装置35を備える。測色装置35は、印刷装置30によって作成された印刷物、及び他の印刷装置によって作成された印刷物を測色できる。測色結果は、Lab色空間における色彩値である。印刷装置30は、測色結果を補正装置20に入力する。
補正装置20は、演算装置(CPU)、記憶装置(ROM、RAM、HDD、メモリー等)、入出力インターフェース等を備えるコンピューターである。補正装置20は、印刷対象となるカラー画像データを補正した上で、印刷装置30に入力する。多階調のカラー画像データは、デバイス依存値によって表現されており、具体的にはC(シアン),Y(イエロー),M(マゼンタ),K(ブラック)の各値(0〜255)の組み合わせによって記述されている。
上記の補正には、色補正テーブル22を用いる。色補正テーブル22は、後述する処理を利用して、個々の印刷装置30に対して1つずつ作成されるLUT(ルックアップテーブル)である。このため、補正装置20は、色補正テーブル22を作成する装置(補正テーブル作成装置)でもある。
補正装置20は、色補正テーブル22の作成のために、ICCプロファイルとして規定されデバイス特性を記述したA2Bテーブル25を記憶している。図2は、A2Bテーブル25を示す。各デバイス依存値には、デバイス非依存の色空間によって表される色彩値(デバイス非依存値)が対応付けられている。デバイス非依存の色空間とは、本実施形態においては、Lab色空間である。
A2Bテーブル25における対応関係は、基準印刷装置によって得られる関係である。基準印刷装置とは、印刷装置30とは異なる個体の印刷装置であり、基準となる特性を有する。つまり、基準印刷装置が、或るデバイス依存値によって印刷をしたパッチを、基準印刷装置が備える測色装置によって測色すると、そのデバイス依存値に対応付けられているL*,a*,b*の各値が測定される。
A2Bテーブル25には、多数のデバイス依存値とデバイス非依存値との組み合わせについて記述されている。多数というのは、後述するS220で取得されるデバイス依存値とデバイス非依存値(測色値)との組み合わせの数に比べて、大幅に多いことを意味している。
図3は、色画像データ補正処理を示すフローチャートである。補正装置20は、記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、色画像データ補正処理を実現する。まず、色補正テーブル22を作成するために、色補正テーブル作成処理を実行する(S200)。
図4は、色補正テーブル作成処理を示すフローチャートである。まず、所定のデバイス依存値を、印刷装置30に入力する(S210)。S210において入力されるデバイス依存値は複数あり、何れのデバイス依存値が入力されるかは、予め定められている。
次に、デバイス依存値と測色値との組み合わせを印刷装置30から取得する(S220)(出力値取得手順)。印刷装置30は、S210において入力されたデバイス依存値を用いて、各色のパッチを印刷する。そして、印刷装置30は、各パッチを測色装置35によって測色し、測色値を補正装置20に入力する。入力される測色値には、パッチの印刷の元になったデバイス依存値が対応付けられている。このようにして、S220が実行される。
次に、入力値(後述)を取得し(S230)(入力値取得手順)、続いて、入力値と補正値(後述)との関係を取得する(S240)(補正値取得手順)。以下、S230及びS240について詳しく説明する。
図5は、出力値(デバイス非依存値の色彩値)とデバイス依存値との関係を示すグラフである。図5では、3次元であるLab色空間と、4次元であるデバイス依存値とをそれぞれ1次元として取り扱う。
図5に示された測定点(bi,Labi)は、S220において取得された対応関係の1つである。つまり、印刷装置30がデバイス依存値bに従って印刷した印刷物の色彩を、測色装置35が測定すると、その結果が出力値Labiであったということを示している。
図5には、A2Bテーブル25に規定された関係T1が示されている。図5に示された測定点は、A2Bテーブル25に規定された関係からずれている。つまり、印刷装置30による印刷は、色ずれを起こしている。
一方で、出力値Labiと関係T1との交点における横軸の値は、デバイス依存値b'iである。つまり、A2Bテーブルには、デバイス依存値b'iと出力値Labiとが対応付けられて格納されている。よって、印刷装置30を用いて出力値Labiによる印刷結果を得たい場合、デバイス依存値b'iの代わりに、デバイス依存値biを、印刷装置30に入力すればよいことになる。
以下、上記のように測色結果と関係T1とから得られるデバイス依存値を、入力値と呼ぶ。つまり、S220において取得された出力値が基準印刷装置によって作成された印刷物によって実現されるためのデバイス依存値を、色補正テーブル22における入力値として取得する。
なお、A2Bテーブル25に出力値Labiそのものが格納されていない場合は、内挿を用いて入力値を求める。この内挿は、高精度で実施できる。なぜなら、A2Bテーブル25における出力値の数は、S220によって得られる測色数よりも多く、格子点同士の距離が短いからである。S230においては、このようにして入力値を求める。
そして、取得された入力値に対応する値としてS210において入力されたデバイス依存値を、補正値と呼ぶ。入力値b'iに対応する補正値は、補正値biということになる。
上記先行技術のような従来の色補正テーブルの生成方法では、図5のデバイス依存値a,a'によって示すように、狙いとなる色彩値を規定したA2Bテーブルに相当するテーブルの入力値aに対応する補正値a'を決定する手法である。この手法では、S210で入力した値とS220で取得した測色値との関係を用いた内挿により補正値を決定するが、現実的な少数の測色点の数では、上記混色に対応した色補正を行うための高精度な内挿は難しい。
S240では、S220において取得した関係全てを対象に実施し、入力値と補正値との関係を取得する。ただし、ここで取得した入力値と補正値との関係は、色補正テーブル22の全てのデータが揃っていなくても構わない。不足したデータは後述するS250によって決定する。
次に、不足しているデータ(入力値と補正値との関係)を決定する(S250)(補完手順)。不足しているデータとは、色補正テーブル22の格納対象の中で、S240(補正値取得手順)において取得できなかった入力値と補正値との対応関係のことである。
図6は、不足データを決定する補完手順を説明するためのグラフである。図6の縦軸は入力値、横軸は補正値である。先述したように、測定点としての補正値biと入力値b'iとの組み合わせは既知であるので、初期値として与えられている。本実施形態では、色補正テーブルのデータ数をnとして、端点である入力値b'0と入力値b'n-1とに対して、補正値b0と補正値bn-1とを与える。補正値b0は入力値b'0に等しく、補正値bn-1は入力値b'n-1に等しい。
上記補完手順は3次スプライン関数(以下、単に「スプライン関数」という)を用いて不足データを決定する。
ここで、スプライン関数の独立変数xは上記補正値であり、従属変数yは上記入力値である。また、スプライン関数を構成するデータは、次の2つの条件を満たすように決定することで、不足データを補完する。1つ目は、既に決定された点を通ることである。つまり、(b0,b'0)と(bi,b'i)と(bn-1,b'n-1)とを通ることである。2つ目の条件は、各補正値(独立変数)における入力値(従属変数)の2次微分パラメーターy"の2乗の合計が最小になることである。2つ目の条件は、スプライン関数を滑らかにするための条件である。また、端点x=b0, bn-1における2次微分パラメーターy"をゼロにすることを補足条件とする。この補足条件は、必ずしも2次微分パラメーターy"がゼロである必要はないため任意の値を指定することも可能であるが、ゼロとすることが最も一般的である。これらの条件により不足データが決定されれば、全ての入力値と補正値との対応関係が定まる。
上記2つ目の条件について説明を補足する。2次微分パラメーターy"について、行列A及び行列Bを用いると、次の式(1)が成立する。
Ay"=By・・・(1)
従って、2次微分パラメーターy"は、下記の式で求めることができる。
y"=A-1By・・・(2)
上記y及びy"は、次の式で表される。
y=[y0 … yi … yn-1T・・・(3)
y"=[y"1 … y"i … y"n-2T・・・(4)
上記のように、ベクトルyは、スプライン関数の要素数をn個とした場合、その従属変数を要素としたベクトルである。ベクトルy"は、それらに対応した2次微分値を要素とし、要素数はn−2個である。要素数がベクトルyより2個少ないのは、上記補足条件により、最初と最後との要素においては値をゼロに固定する(y"0=y"n-1=0)からである。
行列Aは下記の通りである。行列Bは、図7に示す。行列Aはn−2行×n−2列の3重対角行列である。行列Bは、n−2行×n列であり正方行列ではないが、3重対角と類似の構造をもつ行列である。
Figure 0006648819
ベクトルyの要素のうち、入力値と補正値との関係が既知の要素を集めたベクトルをyk、補正関係が未知の要素を集めたベクトルをyuとする。行列Bのうち、ベクトルykに対応する列要素をまとめた行列をBk、ベクトルyuに対応する列要素をまとめた行列をBuとする。この場合、式(2)は、式(7)のように書き換えることができる。
y"=A-1uu+A-1kk・・・(7)
ここで、2次微分パラメーターy"の要素の2乗和が最小になる場合におけるyuを決定すればスプライン関数で定義するところの最も滑らかなデータ列yを得ることができる。つまり、滑らかに補完された入力値と補正値との対応関係によって、色補正テーブル22を作成できる。上記より、不足データを求めるための目的関数は、次の式(8)で表され、Eが最小になるようにyuを決定する。なお、式(8)のTはベクトル(または行列)の転置を表す。
E=y"Ty"・・・(8)
なお、上記は、スプライン関数が定義される方向が1方向のみ、つまり1次元の場合の説明であった。しかし、実際には、入力値および補正値は、CMYKの4次元である。このように多次元の場合、各方向について式(8)を定義して足し合わせることで目的関数を生成できる。また、4次元の格子点構造を取る場合、CMYKそれぞれの方向に対して、複数のスプライン関数を規定することができるが、上記目的関数には、それらに対応して定義される式(8)も加える。
このように補完した色補正テーブル22のデータは、図6における(b1,b'1),・・・,(bi−1,b'i−1), (bi+1,b'i+1),・・・,(bn−2,b'n−2)に該当する。
S250の後、S250の結果を用いて、色補正テーブル22を作成する(S260)(作成手順)。図8は、色補正テーブル22を示す。
最後に、作成した色補正テーブル22を用いて、カラー画像データを補正する(S500)。つまり、補正装置20に入力されたカラー画像データとしてのCMYK値を入力値とし、入力値に対応する補正値としてのCYMK値を取得することによって、入力値を補正値に補正する。そして、補正したカラー画像データを印刷装置30に入力すると、補正された色彩による印刷が実現される。
実施形態1によれば、図5と共に説明したように、入力値と補正値との関係を高い精度で求めることができる。さらに、図6と共に説明したように、スプライン関数における2次微分パラメーターを考慮することで、滑らかにつながるよう不足データを補完でき、色彩の補正として好適である。
実施形態2を説明する。実施形態2の説明は、実施形態1と異なる点を主な対象にする。よって、特に説明していない内容は、実施形態1と同じである。実施形態2が実施形態1と異なるのは、主にS230及びS250である。そこで、S230(入力値取得手順)の説明から始める。
図9は、出力値とデバイス依存値との関係を示すグラフである。図9は、実施形態1の説明における図5に相当する。実施形態2では、デバイス依存値を2次元として図示する。図示されるデバイス依存値は、K値と、CMYを1次元化したb値である。A2Bテーブル25に規定された関係T1は、曲面として表れる。図9に示されたハッチングは、曲面の裏面を示している。
関係T1が曲面として模式化できるのは、CMYK空間が4次元である一方、Lab空間が3次元だからである。つまり、デバイス依存値に対して出力値の次元が少ないので、或る出力値を実現するデバイス依存値の組み合わせは、原則として複数、存在する。なお、このことは、実施形態1においても同じことであるが、実施形態1では説明の簡略化のため、出力値もデバイス依存値も1次元として、関係T1を曲線として模式化し、あたかも或る出力値を実現するデバイス依存値が一意に定まるように図示した。
実施形態1と同様にS220で、デバイス依存値(bi,Ki)に対して、出力値Labiが得られたとする。この場合、S230では、出力値Labiと関係T1とから入力値を求めることになる。但し、関係T1が曲面であるため、出力値Labiと関係T1とからでは、入力値は一意に定まらない。つまり、図9に示すように、関係T1上において出力値=Labiを満たす曲線M上の任意の点に対応するデバイス依存値は、出力値=Labiを実現する。このため、入力値としては、例えば図9に示す(b'a,K'a)でもよいし、(b'b,K'b)でもよい。
上記のように、同じ出力値を再現するデバイス依存値の組み合わせが複数、存在することについて説明を補足する。図10は、K値の格子点ごとに再現できる色彩値空間を示す。図10で例示されているのは、K=0,85,170,255の4通りについてのみである。実際には、全てのK値について、色彩値空間が決定される。
例えば、図10に示された出力値Pは、K=0,85,170の場合は再現範囲内であるのに対し、K=255の場合は再現範囲外である。このような場合、K値を特定してから、特定したK値によって限定される色彩値空間からCMYを特定する手法が一般的であり、このため、本実施形態においては図9においてK値を軸として採用している。
上記のように、同じ出力値Labiを実現するデバイス依存値が複数あるとしても、色補正テーブル22の作成には、それらデバイス依存値の中から1つを選んで入力値として採用することになる。そこで、本実施形態では、複数の入力値の候補の中から、補正値との距離が最も近いデバイス依存値を入力値として採用する。例えば、補正値(bi,Ki)とデバイス依存値(b'a,K'a)との距離は図9に示す距離raであり、補正値(bi,Ki)とデバイス依存値(b'b,K'b)との距離は図9に示す距離rbである。
上記の内容は、次の式(9)で表される目的関数を最小化することで実現される。
2=|Jb'−Jb2・・・(9)
b及びJb'は、式(10),(11)によって表される。
b=[cbbbbT・・・(10)
b'=[cb' mb' yb' kb']T・・・(11)
bは補正値bを構成するシアン値であり、cb'は入力値b'を構成するシアン値である。m(マゼンタ値)、y(イエロー値)、k(ブラック値)についても同様である。また、Jは、図9における補正値(bi,Ki)に該当する。
上記の関係を用い、所望の出力値が再現範囲内になる全てのK値を対象にE2を算出しそれらの最小値を探索してもよいし、Jb'を微小更新しつつEの勾配がゼロになったら、E2が最小になったと判定してもよい。ただし、Eの最小値を求める際にも、関係T1においてLabを満たすように制約しなければならない。
上記のようにして入力値を取得した後、S240(補正値取得手順)は、実施形態1と同様に実行する。S240の後、S250(補完手順)を実行する。
図11は、補完手順を説明するためのグラフである。X軸はK値、Y軸はb値、Z軸は入力値(b'b,K'b)を示す。図11では、簡略化のために、格子点の数を25としている。
図11のように2次元で格子構造を表す場合、スプライン関数は複数規定できる。複数のスプライン関数のそれぞれは、K値が一定であること(つまりb値の方向)と、b値が一定であること(つまりK値の方向)との何れかにおいて定義される。図11に示されたスプライン関数SK1〜SK5(第1のスプライン関数)は、K値が一定である。図11に示されたスプライン関数Sb1〜Sb5(第2のスプライン関数)は、b値が一定である。
本実施形態において、各スプライン関数は、次の2つの条件を満たすように決定される。1つ目の条件は、既に決定された点を通ることである。この1つ目の条件は、或る補正値(bb,Kb)において直交する2つのスプライン関数が、その格子点において同じ値を取ることを要請している。
2つ目の条件は、定義方向と直交する方向で隣接するスプライン関数同士について、2次微分パラメーターy"ができだけ近い値になることである。スプライン関数SK3及びSK4を例に取ると、格子点Q33におけるスプライン関数SK3の2次微分パラメーターy"と、格子点Q34におけるスプライン関数SK4の2次微分パラメーターy"とをできるだけ近い値にするということになる。格子点Q33におけるスプライン関数SK3の2次微分パラメーター及び格子点Q32におけるスプライン関数SK2の2次微分パラメーター、並びに、格子点Q33におけるスプライン関数Sb3の2次微分パラメーター及び格子点Q43におけるスプライン関数Sb4の2次微分パラメーターなどについても同様である。
また、実施形態1と同様に、端点における2次微分パラメーターy"をゼロとすることを、一般的な補足条件とする。
上記2つ目の条件について説明を補足する。方向1(図11に示すbないしKの何れか一方)においてスプライン関数を定義し、方向2においてjで識別できる独立変数と、それらと隣接するj+1で識別できる独立変数との間で、それらに対応する2次微分パラメーターの差は、式(12)で表される。
y"j (1)−y"j+1 (1)=A(1)-1(1)(yj (1)−yj+1 (1))・・・(12)
ここで、方向1についてスプライン関数を定義していることを上付きの(1)として表しており、また、行列A並びに行列Bは、式(5)並びに式(6)と同様に定義できる。
j=0〜n2−2について、式(12)と同様の式が成立することから、式(13)の行列C(1)を定義し、
Figure 0006648819
次の式(14)としてまとめることができる。
Figure 0006648819
式(14)において、既知の要素をyk、未知の要素をyuにまとめ、行列Cの対応する列要素をCk,Cuとすると、次の式(15)を得る。
Figure 0006648819
実施形態2における方向1についての目的関数は、式(8)と同様に、式(15)を2乗することにより得られ(式(16))、方向1についての目的関数と同様に定義した、方向2についての目的関数を加えれば、実施形態2の目的関数全体を得ることができる。
Figure 0006648819
実施形態2におけるここまでの説明では、その簡略化のため、図11で模式化したように、あたかも2次元であるかのように説明したが、上記の手法を4次元まで拡張することで、実施形態2における不足データの補完手順のための目的関数を定義できる。このように定義した目的関数が最小となるよう、上記未知の要素y(不足する入力値)を求めることで、不足データを求めることができる。
実施形態2によれば、図9と共に説明したように、入力値と出力値とができるだけ近い値になるように、色補正テーブル22を作成するので、補正に伴うデバイス依存値の変化を小さくでき、また、図11と共に説明したように、曲面形成が隣接する方向で略一致する効果が得られ好適である。
実施形態3を説明する。実施形態3によれば、印刷装置30に搭載された測色装置35とは異なる測色装置(以下、基準測色装置という)によって、上記A2Bテーブルが作成されている場合に鑑み、異なる測色装置を用いることにより生じる誤差を担保できる。
実施形態3の説明は、実施形態1と異なる内容を主な対象とする。図12は、実施形態3における色画像データ補正処理を示すフローチャートである。実施形態3においては、まず、測色装置補正処理を実行する(S100)(測色装置補正手順)。
図13は、測色装置補正処理を示すフローチャートである。まず、デバイス依存値を、基準印刷装置に入力する(S110)。S110で入力されるデバイス依存値は、S210で入力される値と同じである。基準印刷装置は、デバイス依存値が入力されると、入力された値に従って、パッチを印刷する。
次に、S110で印刷されたパッチ(以下、基準パッチという)を、印刷装置30の測色装置35で測色する(S120)。つまり、ユーザーが基準パッチを基準印刷装置から印刷装置30に運んで、印刷装置30の測色装置35を起動し測色する。
そして、S120での測色結果に基づき、入力値を取得する(S130)。S130は、S230と同様にして実行する。ここで得られる入力値は、基準測色装置に入力したデバイス依存値に該当する。
次に、基準パッチの場合における入力値と補正値との関係を取得する(S140)。S140での補正値は測色装置35に入力したデバイス依存値に該当する。また、S140は実施形態1におけるS240と同様の処理を実行する。
その後、不足データの決定を実施する(S150)。S150は、実施形態1で説明したS250と同様に実行する。
ここまでに作成した色補正テーブルを用いて、測色装置補正を行う(S160)。測色装置補正は、S150で作成した対応関係と、図14に示される変換とを用いて、上記A2Bテーブルを測色装置補正A2Bテーブルとして生成する。図14からも分かるように、測色装置補正A2Bテーブルは、S150で得られた補正値(測色装置35に対応するデバイス依存値)及び入力値(基準測色装置に対応するデバイス依存値)の対応関係、並びに、上記A2Bテーブルにより、補正値(測色装置35に対応するデバイス依存値)及び色彩値の対応関係として得ることができる。このように作成した測色装置補正A2Bテーブルは、色補正テーブル作成処理(S200)で利用する。
実施形態3の色補正テーブル作成処理は、S230が実施形態1と異なる。この点について図15を用いて説明する。
図15は、出力値とデバイス依存値との関係を示すグラフである。図15に示すように、実施形態3では、補正値biに対し、デバイス依存値b'iではなく、デバイス依存値b"iを入力値b"iとして取得する(S230)。入力値b"iは、関係T1'と、出力値Labiとの交点における横軸の値である。
関係T1'は、S100によって得られた測色装置補正A2Bテーブルである。関係T1'と関係T1とのずれは、基準測色装置と測色装置35とによって生じたずれである。なぜなら、基準パッチは基準印刷装置によって印刷されているので、出力値のずれは無いからである。よって、関係T1'と関係T1とのずれが生じているのであれば、そのずれは、印刷装置30の測色装置35による測定誤差が原因であることになる。
また、本実施形態においてS220(出力値取得手順)で取得される色彩値は、基準測色装置ではなく測色装置35を用いて測色されるため、S230では、関係T1の代わりに、測色装置35を用いて取得したことを想定して補正した、関係T1'(測色装置補正A2Bテーブル)を用いて入力値を取得する。
以上の実施形態3によれば、測色装置35の基準測色装置との誤差を加味した、カラー画像データの補正ができる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
不足データの決定を実施する場合は、2次微分パラメーター以外のパラメーターを考慮してもよい。例えば、1次微分パラメーターの2乗和を最小化するように決定してもよい。
デバイス依存値を構成する色は、変更してもよい。例えば、CMY(またはRGB)やCMYKにレッドやグリーンなどの特色を加えたデバイス依存値を構成してもよい。
また、測色装置を印刷装置に内蔵しないで、単独の測色装置を用いる構成も採用することができる。
上記実施形態において、ソフトウエアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、ハードウエアによって実現されてもよい。また、ハードウエアによって実現された機能及び処理の一部又は全部は、ソフトウエアによって実現されてもよい。ハードウエアとしては、例えば、集積回路、ディスクリート回路、または、それらの回路を組み合わせた回路モジュールなど、各種回路を用いてもよい。
20…色画像データ補正装置、22…色補正テーブル、25…A2Bテーブル、30…印刷装置、35…測色装置、50…印刷システム。

Claims (6)

  1. 印刷装置に入力される印刷データとしてのデバイス依存値を補正する色補正テーブルを作成する色補正テーブル作成方法であって、
    所定のデバイス依存値を前記印刷装置に入力することによって作成された印刷物の測色結果を、出力値として取得する出力値取得手順と、
    前記取得された出力値が基準印刷装置によって作成された印刷物によって実現されるためのデバイス依存値を、前記色補正テーブルにおける入力値として取得する入力値取得手順と、
    前記所定のデバイス依存値を、前記入力値に対応する補正値として取得する補正値取得手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を利用して前記色補正テーブルを作成する作成手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を補完する補完手順を含み、
    前記作成手順では、前記色補正テーブルの格納対象となる前記入力値の少なくとも一部に対し、前記補完した結果を利用して前記補正値を決定し、
    前記補完手順では、スプライン関数を用い
    前記補完手順において用いる、3次スプライン関数の各格子点における2次微分パラメーターの2乗和が最小になるように、前記入力値を決定する
    色補正テーブル作成方法。
  2. 前記補完手順において用いる3次スプライン関数には、それぞれ直交する第1〜第nの方向によって定義された第1〜第n(nは2以上の整数)のスプライン関数が含まれ、
    第m(mは1〜nのうちの任意の整数)の方向のスプライン関数の或る格子点における2次微分パラメーターと、前記第mの方向と直交する方向において前記或る格子点と隣接する格子点を通る、他の第mの方向のスプライン関数の前記隣接する格子点における2次微分パラメーターとの差の2乗を、前記第1〜第nの方向での組み合わせおよび全格子点を対象に算出して合計した値が最小になるように、前記入力値を決定する
    請求項1に記載の色補正テーブル作成方法。
  3. 前記印刷データとしてのデバイス依存値は、n(nは2以上の整数)次元で定義され、
    前記入力値取得手順において、前記入力値の候補の中から、前記n次元の空間における前記所定のデバイス依存値との距離が最短となる値を前記入力値として取得する
    請求項1または2に記載の色補正テーブル作成方法。
  4. 前記入力値取得手順において前記印刷物の測色に用いる測色装置の特性と、基準測色装置の特性とのずれを補正する測色装置補正手順を更に含み、
    前記入力値取得手順では、前記測色装置補正手順において取得されたデバイス依存値と出力値との対応関係を用いて、前記入力値を取得する
    請求項1から3の何れか一項に記載の色補正テーブル作成方法。
  5. 印刷装置に入力される印刷データとしてのデバイス依存値を補正する色補正テーブルを作成する色補正テーブル作成装置であって、
    所定のデバイス依存値を前記印刷装置に入力することによって作成された印刷物の測色結果を、出力値として取得する出力値取得手順と、
    前記取得された出力値が基準印刷装置によって作成された印刷物によって実現されるためのデバイス依存値を、前記色補正テーブルにおける入力値として取得する入力値取得手順と、
    前記所定のデバイス依存値を、前記入力値に対応する補正値として取得する補正値取得手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を利用して前記色補正テーブルを作成する作成手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を補完する補完手順を実行し、
    前記作成手順では、前記色補正テーブルの格納対象となる前記入力値の少なくとも一部に対し、前記補完した結果を利用して前記補正値を決定し、
    前記補完手順では、スプライン関数を用い
    前記補完手順において用いる、3次スプライン関数の各格子点における2次微分パラメーターの2乗和が最小になるように、前記入力値を決定する
    色補正テーブル作成装置。
  6. 印刷装置に入力される印刷データとしてのデバイス依存値を補正する色補正テーブルを作成するためのプログラムであって、
    所定のデバイス依存値を前記印刷装置に入力することによって作成された印刷物の測色結果を、出力値として取得する出力値取得手順と、
    前記取得された出力値が基準印刷装置によって作成された印刷物によって実現されるためのデバイス依存値を、前記色補正テーブルにおける入力値として取得する入力値取得手順と、
    前記所定のデバイス依存値を、前記入力値に対応する補正値として取得する補正値取得手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を利用して前記色補正テーブルを作成する作成手順と、
    前記入力値と前記補正値との関係を補完する補完手順とを含み、
    前記作成手順では、前記色補正テーブルの格納対象となる前記入力値の少なくとも一部に対し、前記補完した結果を利用して前記補正値を決定し、
    前記補完手順では、スプライン関数を用い
    前記補完手順において用いる、3次スプライン関数の各格子点における2次微分パラメーターの2乗和が最小になるように、前記入力値を決定することを特徴とした
    コンピューターに実行させるためのプログラム。
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