JP2007221645A - 色補正プロファイル生成装置、色補正プロファイル生成方法及び色補正プロファイル生成プログラム - Google Patents

色補正プロファイル生成装置、色補正プロファイル生成方法及び色補正プロファイル生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色補正プロファイルのおおよその補正精度を容易に知ることが可能な色補正プロファイル生成装置、色補正プロファイル生成方法及び色補正プロファイル生成プログラムを提供する。
【解決手段】カラーチャートデータと基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値とを記憶する記憶手段と、対象印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を前記測色機から取得する取得手段と、前記基準測色値と前記対象測色値とを同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成手段と、前記比較した結果に基づいて前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測手段と、推測した前記補正精度を出力する出力手段と、を含む色補正プロファイル生成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、色補正プロファイル生成装置、色補正プロファイル生成方法及び色補正プロファイル生成プログラムに関する。
従来、プリンタなどの印刷装置は経年特性変動によって色再現性が劣化することが知られている。また、印刷装置は経年特性変動のない状態であっても個体差によって色再現性が異なることが知られている。例えば色再現性が劣化していない基準プリンタと色再現性が劣化している対象プリンタとがあるとする。この場合、基準プリンタでカラーチャートデータを印刷した基準カラーチャートを測色機で測色した基準測色値と、対象プリンタで同じカラーチャートデータを印刷した対象カラーチャートを測色機で測色した対象測色値とを比較し、比較した結果に基づいて対象プリンタの印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成することにより、対象プリンタの色再現性を補正できる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、一般に色補正プロファイルを生成した場合、ユーザは生成した色補正プロファイルを用いることによってどの程度正確に色を補正できるかを確認している。言い換えると、ユーザは色補正プロファイルの補正精度を確認している。補正精度の確認は、前述したカラーチャートデータに色補正プロファイルを適用して対象プリンタで対象カラーチャートを再印刷し、再印刷した対象カラーチャートを測色機で測色し、測色した対象測色値を基準測色値と比較することによって行っている。
しかしながら、上述した確認方法によると、おおよその補正精度を知ることができればよく正確な補正精度は必要ない場合であっても対象カラーチャートを再印刷して測色しなければならないので、おおよその補正精度を知ることができればよい場合であっても補正精度の確認に手間がかかるという問題がある。
特開2003−291327号公報
本発明は、上述の問題を解決するために創作されたものであって、色補正プロファイルのおおよその補正精度を容易に知ることが可能な色補正プロファイル生成装置、色補正プロファイル生成方法及び色補正プロファイル生成プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための色補正プロファイル生成装置は、カラーチャートデータと基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値とを記憶する記憶手段と、対象印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を前記測色機から取得する取得手段と、前記基準測色値と前記対象測色値とを同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成手段と、前記比較した結果に基づいて前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測手段と、推測した前記補正精度を出力する出力手段と、を備える。
本発明によると、補正精度を推測して出力するので、ユーザは生成した色補正プロファイルのおおよその補正精度を、対象カラーチャートを再印刷して測色する作業を行うことなく知ることができる。このため、おおよその補正精度を知ることができればよく正確な補正精度は必要でないユーザにとっては、対象カラーチャートを再印刷して測色する作業を省略でき、おおよその補正精度を容易に知ることができる。
(2)前記カラーチャートデータを構成する各画素値はそれぞれ前記基準印刷装置及び前記対象印刷装置が有する複数の色材のうちいずれか1つの色材のみで印刷される色を表していてもよい。
1つの色材のみで印刷される色(単色)を用いて色補正プロファイルを生成すると、混色を用いて生成する場合に比べて色補正プロファイルのデータ量を低減できる上、生成に要する時間を短縮できる。
(3)前記同一の色空間はCIE L*a*b*色空間であってもよい。
CIE L*a*b*色空間は均等色空間なので、人が知覚する2つの色の差(色差)を2つの色の距離で表現できる。色差を基準にして色補正プロファイルを生成すると、人が知覚する補正精度が向上するように色補正プロファイルを生成できる。
(4)前記生成手段は、前記基準カラーチャートの各印刷色について、当該印刷色の印刷に用いた画素値に、前記対象カラーチャートの印刷色のうち当該印刷色との色差が最も小さい印刷色の印刷に用いた画素値を対応付ける前記色補正プロファイルを生成し、前記推測手段は、前記色補正プロファイルの生成の際に前記基準カラーチャートの印刷色毎に求めた最も小さい色差を平均した値に基づいて前記補正精度を推測してもよい。
(5)前記出力手段は、推測した前記補正精度を表示装置に表示させることによって出力してもよい。
本発明によると、推測した補正精度を表示装置に表示することにより、ユーザは推測された補正精度を容易に知ることができる。
(6)上記目的を達成するための色補正プロファイル生成方法は、対象印刷装置がカラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を制御装置が前記測色機から取得する取得段階と、基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値と前記対象測色値とを前記制御装置が同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成段階と、前記比較した結果に基づいて前記制御装置が前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測段階と、前記制御装置が前記補正精度を出力する出力段階と、を含む。
本発明によると、色補正プロファイルのおおよその補正精度を容易に知ることができる。
(7)上記目的を達成するための色補正プロファイル生成プログラムは、カラーチャートデータと基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値とを記憶する記憶手段と、対象印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を前記測色機から取得する取得手段と、前記基準測色値と前記対象測色値とを同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成手段と、前記比較した結果に基づいて前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測手段と、推測した前記補正精度を出力する出力手段として制御装置を機能させる。
本発明によると、色補正プロファイルのおおよその補正精度を容易に知ることができる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る色補正プロファイル生成装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)10、対象印刷装置としての対象プリンタ11、対象プリンタ11がカラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャート47を測色する測色機12、基準印刷装置としての基準プリンタ13、および基準プリンタ13がカラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャート46を測色する測色機14を示す模式図である。対象プリンタ11と基準プリンタ13とは同一機種であり、基準プリンタ13および対象プリンタ11は色材としてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の4色のインクを備えている。なお、インクの種類はこれに限られるものではなく、6色や7色のインクを備えていてもよい。
図3は、PC10のハードウェア構成を示すブロック図である。PC10は、CPU21、ROM22、RAM23、ディスプレイコントローラ24、インタフェース部25、リムーバブルメモリコントローラ(RMC)26、外部記憶部27、および操作部28を備え、これらはバス30で相互に接続されている。
CPU21はROM22や外部記憶部27に記憶されているプログラムを実行してPC10の全体を制御する。また、CPU21は色補正プロファイル生成プログラムを実行することによってPC10を記憶手段、取得手段、生成手段、推測手段および出力手段として機能させる。ROM22は各種のプログラムやデータを予め記憶しているメモリであり、RAM23は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。これら各種のプログラムやデータは所定のサーバから通信ネットワークを介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリなどから読み出して入力してもよい。
出力手段としてのディスプレイコントローラ24は、CPU21に制御され、表示装置としてのCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、FPD(Flat Panel Display)などのディスプレイ31に各種の情報を表示させる。
取得手段としてのインタフェース部25は、分光光度計などの測色機12や対象プリンタ11などの外部システムと通信するためのUSBコントローラ、USBコネクタなどを備える。通信規格はUSBに限らず、IEEE1394、赤外線、イーサネット(登録商標)などのいかなる規格でもよい。
取得手段としてのRMC26は、図示しないコネクタを介してリムーバブルメモリに接続され、リムーバブルメモリとRAM23との間でデータ転送を制御する。リムーバブルメモリはカード型フラッシュメモリ(所謂メモリカード)でもよいし、その他の繰り返し書き込み可能ないかなる不揮発性記憶媒体であってもよい。
記憶手段としての外部記憶部27は、ハードディスクやハードディスクコントローラなどで構成され、オペレーティングシステム(OS)、色補正プロファイル生成プログラム、基準プリンタ13がカラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャート46を測色機14で測色した基準測色値、基準プリンタ13が基準カラーチャート46の印刷に用いたカラーチャートデータと同じカラーチャートデータ、sRGB色空間で表されているディジタル画像をCMYK色空間に分版するための3次元ルックアップテーブル(3DLUT)、その他各種のプログラムやデータなどが記憶されている。基準測色値は例えば基準プリンタ13の製造元で生成され、生成された基準測色値は対象プリンタ11に添付されて、あるいは通信ネットワークを介したダウンロードによってPC10に配布される。
操作部28は、キーボード29が接続されるキーボードコントローラや図示しないマウスが接続されるマウスコントローラなどで構成されている。
次に、カラーチャートデータについて説明する。
図4は、カラーチャートデータに基づいて印刷されたカラーチャートを示す模式図である。カラーチャートは複数の色を表す画像であり、図中の複数の枠41はそれぞれCMYKいずれか1インクのみで塗り潰されている。枠41内には当該枠に印刷されている色(印刷色)の印刷に用いられた画素値(C,M,Y,K)を示している。例えば図4に示すC列に含まれている複数の印刷色はCインクのみを用いて印刷されている色であり、C列に印刷されている色の印刷に用いられた画素値はC成分の階調値が10、20、・・・、250のように10間隔で変化するように設定されている。C列の画素値はいずれも図示するようにM成分、Y成分およびK成分の階調値に0が設定されている。M列、Y列およびK列についても同様である。
次に、色再現性の補正について説明する。
図5(A)は基準プリンタ13による印刷を示す模式図であり、図5(B)は対象プリンタ11による補正前の印刷を示す模式図であり、図5(C)は対象プリンタ11による補正後の印刷を示す模式図である。図示する例のカラーチャートデータ45にはカラーチャートの第n領域に印刷される色の画素値として(10,0,0,0)が設定され、カラーチャートの第m領域に印刷される色の画素値として(20,0,0,0)が設定され、第p領域に印刷される色の画素値として(30,0,0,0)が設定されている。図5(A)に示すようにカラーチャートデータ45を基準プリンタ13で印刷した場合、基準カラーチャート46の第n領域には濃いシアンが印刷され、第m領域には中濃度のシアンが印刷され、第p領域には薄いシアンが印刷されるとする。図5(B)に示すようにカラーチャートデータ45を対象プリンタ11で印刷した場合、経年特性変動による色再現性の劣化などによって色ズレが生じ、対象カラーチャート47の第n領域には上述した色とは異なる別の色が印刷され、第m領域には濃いシアンが印刷され、第p領域には中濃度のシアンが印刷され、薄いシアンは図示しない別の領域に印刷されるとする。図5(B)に示すような色ズレが生じている場合、その色ズレを補正するには、例えば第n領域の場合であれば対象プリンタ11で印刷するとき第n領域に印刷される色の画素値である(10,0,0,0)を(20,0,0,0)に置換すればよい。図5(C)に示すように(10,0,0,0)を(20,0,0,0)に置換して印刷すれば、対象プリンタ11で印刷した対象カラーチャート48にも第n領域に濃いシアンが印刷される。すなわち、カラーチャートデータ45に限らずCMYK色空間で表されているディジタル画像を対象プリンタ11で印刷するとき、そのディジタル画像に(10,0,0,0)という画素値が含まれていればそれを全て(20,0,0,0)に置換することにより、濃いシアンについて色ズレなく印刷できることになる。同様に(20,0,0,0)という画素値が含まれていればそれを全て(30,0,0,0)に置換することにより、中濃度のシアンについて色ズレなく印刷できることになる。薄いシアンについてもそれが印刷されている領域を見つけ、ディジタル画像に含まれている(30,0,0,0)という画素値を当該見つけた領域に印刷される色の画素値(Cx,Mx,Yx,Kx)に置換することにより、薄いシアンについて色ズレなく印刷できることになる。他の全ての色についても同様である。
すなわち、色再現性を補正するには、基準プリンタ13で印刷した基準カラーチャート46と対象プリンタ11で印刷した対象カラーチャート47とを比較することによりカラーチャートデータの各画素値について置換すべき画素値を特定し、対象プリンタ11でディジタル画像を印刷するとき当該ディジタル画像を構成する各画素値を対応付けに従って置換すればよいことになる。
上述した比較は、具体的には基準カラーチャート46を測色機14で測色した基準測色値と対象カラーチャート47を測色機12で測色した対象測色値とを同一の色空間で比較することによって行う。本実施例では測色機12および測色機14はCIE L*a*b*色空間で表現されている測色値(L,a,b)を出力するものとする。例えば、基準プリンタ13で画素値(10,0,0,0)を印刷した印刷色の測色値(L1,a1,b1)と対象プリンタ11で画素値(20,0,0,0)を印刷した印刷色の測色値(L2,a2,b2)とが一致したとする。この場合、画素値(10,0,0,0)に画素値(20,0,0,0)を対応付けることにより、基準プリンタ13で画素値(10,0,0,0)を印刷した場合の印刷色と完全に同じ印刷色を対象プリンタ11で印刷できる。
しかしながら、一致する測色値が見つかることはまれであり、ほとんどないといってよい。そこで、本実施例では基準カラーチャート46の各印刷色について、当該印刷色の印刷に用いた画素値に、対象カラーチャート47の印刷色のうち当該印刷色との色差が最も小さい印刷色の印刷に用いた画素値を対応付ける。ここで色差とはL*a*b*色空間における2つの色間の距離であり、均等色空間であるL*a*b*色空間では人が知覚する2つの色の差を距離で表すことができる。色差ΔE(CIE ΔE1994)は式1によって求めることができる。
Figure 2007221645
ただし、色差が最も小さい印刷色の印刷に用いた画素値を対応付けるようにすると、小さいとはいえその色差に応じた色ズレが残るので、補正精度は低下する。ここで補正精度とは、カラーチャートデータ45の画素値を対応付けに従って置換して対象プリンタ11で再印刷した対象カラーチャートの各印刷色について当該印刷色を測色した測色値と基準カラーチャートにおいて当該印刷色と同じ領域に印刷されている印刷色を測色した基準測色値との色差を平均した値のことをいうものとする。補正精度をこのように定義した場合、補正精度は上述した対応付けの際に色毎に求められる「最も小さい色差」を平均した値に概ね比例する。すなわち、対応付けの際に求められる色差を用いれば、補正精度を推測できる。
次に、色補正テーブルを生成する処理について説明する。
図6は、色補正テーブルを生成する処理の流れを示すフローチャートである。
S105では、CPU21はカラーチャートデータに基づいて対象プリンタ11で対象カラーチャートを印刷する。
S110では、CPU21は測色機12で対象カラーチャートを測色した対象測色値を入力する。具体的には、ユーザは印刷された対象カラーチャートを測色機12で測色し、CPU21はリムーバブルメモリや通信ケーブルなどを介して測色機12から対象測色値を取得する。
S115では、CPU21はHDDに記憶されているカラーチャートデータと、S110で入力された対象測色値と、HDDに記憶されている基準測色値とを対応付ける測色値テーブルをCMYK各成分についてそれぞれ生成する。以下にC成分の測色値テーブルの例を示す。
図7は、C成分の測色値テーブルの一例を示す模式図である。測色値テーブルの第一列には図4に示すC列の各画素値が格納されており、第2列には第1列の画素値を用いて基準プリンタ13で印刷した印刷色を測色機14で測色した基準測色値が格納されている。第3列には第1列の画素値を用いて対象プリンタ11で印刷した印刷色を測色機12で測色した対象測色値が格納されている。
S120では、CPU21は各測色値テーブルに基づいて成分毎の色補正テーブルを生成する。具体的には、CPU21は測色値テーブルから1行選択し、選択した行の第2列に格納されている基準測色値と第3列に格納されている全ての対象測色値との色差を求める。次に、CPU21は選択した行の第1列に格納されている画素値の当該測色値テーブルに対応する成分の階調値と、色差が最も小さい対象測色値が格納されている行の第1列に格納されている画素値の当該測色値テーブルに対応する成分の階調値とを対応付けて図8に示す色補正テーブルに格納する。C成分を例により具体的に説明すると、例えば図7に示す測色値テーブルの第2行の場合、第3列に格納されている対象測色値のうち第2行の第2列に格納されている基準測色値との色差が最も小さい対象測色値は第4行の対象測色値であるとする。この場合、第2行の第1列に格納されている画素値のC成分の階調値と第4行の第1列に格納されている画素値のC成分の階調値とを対応付けて図7に示すように色補正テーブルに格納する。色補正テーブルは特許請求の範囲に記載の「色補正プロファイル」に相当する。
色補正テーブルを生成する処理において、CPU21は各測色値テーブルの行毎に求めた「最も小さい色差」を図1に示すようにRAM23に記憶する。
S125では、CPU21は色再現性の補正精度を推測する。具体的には例えば、CPU21は全ての色差の平均値を求めることによって補正精度を推測する。なお、CPU21は色差の平均値を色成分毎に求めてもよい。
S130では、CPU21は推測した補正精度を出力する。具体的には例えば、CPU21は図1に示すように低〜高を表す目盛を有する画面50をディスプレイ31に表示し、色差の平均値に応じた位置に指針51を表示する。目盛の右端は色差の平均値が0であることを示しており、左端にいくほど色差の平均値が大きくなることを示している。目盛の赤色、黄色および青色は道路の信号機の色に対応しており、色差の平均値に応じた位置に指針51を示すことにより、ユーザはおおよその補正精度を知ることができる。なお、色差の平均値は成分毎の平均値であってもよく、その場合は図1に示す画面50を成分毎に表示すればよい。
次に、色補正テーブルを用いた色補正について説明する。
図9は、色補正テーブルを用いた色補正の流れを示すフローチャートである。
S205では、CPU21はsRGB色空間で表現されている印刷対象のディジタル画像を3次元ルックアップテーブル(3DLUT)を参照してCMYK色空間に分版する。
S210では、CMYK色空間に分版されたディジタル画像の色を色補正テーブルに基づいて補正する。具体的には、CPU21はディジタル画像を構成する各画素値について、当該画素値を構成するCMYK各成分の階調値をそれぞれ対応する色補正テーブルを参照して置換する。例えばC成分の階調値が「10」であったとすると、C成分の色補正テーブルを参照して「20」に置換する。ただし、カラーチャートデータでは階調値が10間隔で選択されているので各階調値に対応する階調値が色補正テーブル内に存在しない場合もある。その場合は直線補間や曲線補間などで色補正テーブルを適宜補間して置換先の階調値を取得すればよい。
S215では、CPU21はS210で補正されたディジタル画像を対象プリンタ11に印刷させる。
カラーチャートデータに色補正プロファイルを適用して対象プリンタ11で対象カラーチャートを再印刷し、再印刷した対象カラーチャートを実際に測色して補正精度を求める実験を行ったところ、推測した補正精度は70〜80%程度は実際の補正精度に一致するという結果が得れた。従って、色差に基づいておおよその補正精度を推測できることが判る。
以上説明した本発明の一実施例に係る色補正プロファイル生成装置によると、補正精度を推測してディスプレイ31に表示するので、ユーザは生成した色補正プロファイルのおおよその補正精度を、対象カラーチャートを対象プリンタ11で再印刷して測色機12で測色する作業を行うことなく知ることができる。このため、おおよその補正精度を知ることができればよく正確な補正精度は必要でないユーザにとっては、対象カラーチャートを再印刷して測色する作業を省略でき、おおよその補正精度を容易に知ることができる。
なお、本実施例では1インクで印刷される単色のみを用いて色補正プロファイルを生成する場合を例に説明したが、混色を用いて色補正プロファイルを生成してもよい。単色を用いて色補正プロファイルを生成すると、単色をより正しく印刷できるので、混色についてもより正しく補正できる。しかしながら、単色のみを用いて色補正プロファイルを生成する場合は混色を用いて生成する場合に比べて混色に対する補正精度が劣る。混色に対する補正精度をより向上させたい場合は、混色を用いて色補正プロファイルを生成すればよい。ただし、混色を用いると色補正プロファイルのデータ量が増大する上、色補正プロファイルの生成により多くの時間を要する。これに対し、単色のみを用いて色補正プロファイルを生成すると、色補正プロファイルのデータ量を低減できると共に、色補正プロファイルを短時間で生成できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施例に係る画面を示す模式図。 本発明の一実施例に係る色補正プロファイル生成装置の模式図。 本発明の一実施例に係る色補正プロファイル生成装置のブロック図。 本発明の一実施例に係るカラーチャートを示す模式図。 本発明の一実施例に係る色再現性の補正について説明するための模式図。 本発明の一実施例に係るフローチャート。 本発明の一実施例に係るテーブルを示す模式図。 本発明の一実施例に係る色補正プロファイルを示す模式図。 本発明の一実施例に係るフローチャート。
符号の説明
10 パーソナルコンピュータ(色補正プロファイル生成装置)、11 対象プリンタ(対象印刷装置)、12 測色機、13 基準プリンタ(基準印刷装置)、14 測色機、21 CPU(記憶手段、取得手段、生成手段、推測手段、出力手段)、24 ディスプレイコントローラ(出力手段)、25 インタフェース部(取得手段)、26 リムーバブルメモリコントローラ(取得手段)、27 外部記憶部(記憶手段)、
31 ディスプレイ(表示装置)、45 カラーチャートデータ

Claims (7)

  1. カラーチャートデータと基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値とを記憶する記憶手段と、
    対象印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を前記測色機から取得する取得手段と、
    前記基準測色値と前記対象測色値とを同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成手段と、
    前記比較した結果に基づいて前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測手段と、
    推測した前記補正精度を出力する出力手段と、
    を備える色補正プロファイル生成装置。
  2. 前記カラーチャートデータを構成する各画素値はそれぞれ前記基準印刷装置及び前記対象印刷装置が有する複数の色材のうちいずれか1つの色材のみで印刷される色を表している請求項1に記載の色補正プロファイル生成装置。
  3. 前記同一の色空間はCIE L*a*b*色空間である請求項1又は2に記載の色補正プロファイル生成装置。
  4. 前記生成手段は、前記基準カラーチャートの各印刷色について、当該印刷色の印刷に用いた画素値に、前記対象カラーチャートの印刷色のうち当該印刷色との色差が最も小さい印刷色の印刷に用いた画素値を対応付ける前記色補正プロファイルを生成し、
    前記推測手段は、前記色補正プロファイルの生成の際に前記基準カラーチャートの印刷色毎に求めた最も小さい色差を平均した値に基づいて前記補正精度を推測する請求項3に記載の色補正プロファイル生成装置。
  5. 前記出力手段は、推測した前記補正精度を表示装置に表示させることによって出力する請求項1〜4のいずれか一項に記載の色補正プロファイル生成装置。
  6. 対象印刷装置がカラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を制御装置が前記測色機から取得する取得段階と、
    基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値と前記対象測色値とを前記制御装置が同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成段階と、
    前記比較した結果に基づいて前記制御装置が前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測段階と、
    前記制御装置が前記補正精度を出力する出力段階と、
    を含む色補正プロファイル生成方法。
  7. カラーチャートデータと基準印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した基準カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した基準測色値とを記憶する記憶手段と、
    対象印刷装置が前記カラーチャートデータに基づいて印刷した対象カラーチャートの各印刷色を測色機で測色した対象測色値を前記測色機から取得する取得手段と、
    前記基準測色値と前記対象測色値とを同一の色空間で比較し、前記比較した結果に基づいて前記対象印刷装置の印刷色を補正するための色補正プロファイルを生成する生成手段と、
    前記比較した結果に基づいて前記色補正プロファイルの補正精度を推測する推測手段と、
    推測した前記補正精度を出力する出力手段として制御装置を機能させる色補正プロファイル生成プログラム。



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