JP2008203099A - 入力信号取得方法、キャリブレーション方法、プロファイル作成方法、入力信号取得システム、キャリブレーションシステム、プロファイル作成システム、入力信号取得プログラム、キャリブレーションプログラム、及びプロファイル作成プログラム - Google Patents

入力信号取得方法、キャリブレーション方法、プロファイル作成方法、入力信号取得システム、キャリブレーションシステム、プロファイル作成システム、入力信号取得プログラム、キャリブレーションプログラム、及びプロファイル作成プログラム Download PDF

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【課題】少ない点の測色によって、測色値(XYZ値)を得るためのRBG値を精度良く求める。
【解決手段】三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ1上に各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器2にてそれぞれ測色する最大発光測色値取得工程と、前記各色要素のみを中間の輝度で発光させることにより測色する中間発光測色値取得工程と、取得された前記各最大発光測色値と各中間発光測色値とを用いて、入力信号値を取得する入力信号値取得工程と、前記入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得する実測測色値取得工程と、目標測色値と実測測色値との差である測色値差を取得する測色値差取得工程と、取得された測色値差が所定範囲内であるか否かを判定する判定工程と、所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号取得方法等に関し、さらに具体的には、目標とする測色値(XYZ値)を有する色を表示するための入力信号値(RGB値)を精度良く求めることができる入力信号取得方法等に関する。
近年のデジタルカメラの普及や、カラーマネジメント技術の進歩により、モニタ上で画像を見る機会が増えてきている。モニタ上で正確に色を見るためには、モニタを所定の状態にキャリブレーションする必要がある。モニタを所定の状態にキャリブレーションするためには、階調再現特性と、白色点のキャリブレーションが必要であり、特に、この白色点のキャリブレーションが不正確であると、画像全体の色味が目標とする色とずれてしまうため、非常に重要である。このようなモニタのキャリブレーションを行うためには、モニタ上に所定の測色値(XYZ値)を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を得ることが必要となる。
ここで、例えば、モニタがCRTモニタの場合、モニタ上に所定の測色値(XYZ値)を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を得るためには、
表示輝度:[Out]、入力信号値[In]としたとき、
[Out]=[In]
となるガンマ特性が成立しており、
[全体の輝度]=[Redの輝度]+[Greenの輝度]+[Blueの輝度]
となる加法混色も成立しているため、三原色R、G、Bそれぞれの最大発光と、中間発光の合計6点の測色を行えば、所定の測色値(XYZ値)を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を正確に求めることができる。
特開2005−94400号公報
しかしながら、モニタが液晶モニタの場合には、上述のような加法混色が成立していない場合が多く、更には、ガンマ特性も成立していない場合が多いため、上述のような手法(少ない点の測色によって目標とする測色値(XYZ値)を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を正確に求めること)によって、目標とする測色値を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を正確に求めることが困難である。また、上記の手法を適用すること自体は可能であるが、求めた値の精度が非常に悪くなる。
そこで、モニタが液晶モニタの場合、目標とする測色値を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を正確に求めるためには、プロファイルを作成し、当該プロファイルに記入された値を参照する手法がとられてきた。しかし、ガンマ特性、加法混色とともに成立していない液晶モニタに対して、精度の高いプロファイルを作成するためには、非常に多くの点の測色を行う必要があり、非常に時間と手間がかかっていた。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、少ない点の測色によって、目標とする測色値(XYZ値)を持つ色を表示するための入力信号値(RGB値)を精度良く求めることができる入力信号取得方法等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ上に所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得する入力信号値取得方法において、前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する最大発光測色値取得工程と、前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを中間の輝度で発光させることにより表示させた画像を前記測色器にてそれぞれ測色し、各中間発光測色値を取得する中間発光測色値取得工程と、前記最大発光測色値取得工程により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得工程により取得された各中間発光測色値とを用いて、目標となる目標測色値に対応する入力信号値を取得する入力信号値取得工程と、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得する実測測色値取得工程と、前記目標測色値と前記実測測色値取得工程により取得された実測測色値との測色値の差である測色値差を取得する測色値差取得工程と、前記測色値差取得工程により取得された測色値差が所定範囲内であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程により判定された結果、前記測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得する入力信号値取得工程と、を有することを特徴とする。
これによれば、目標測色値と実測測色値取得工程により取得された実測測色値との測色値の差である測色値差を取得し、測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の入力信号値取得方法において、前記目標測色値を第一目標測色値、前記測色値差取得工程により取得された測色値差を第一測色値差とした時、前記判定工程により判定された結果、前記第一測色値差が所定範囲内でないと判定された場合には、前記第一測色値差と前記第一目標測色値とを用いることにより、前記第一目標測色値との間の測色値の差が第一測色値差である第二目標測色値を取得する目標測色値取得工程を更に有し、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を第一入力信号値とした時、前記入力信号値取得工程は、前記最大発光測色値取得工程により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得工程により取得された各中間発光測色値とを用いて、前記目標測色値取得工程により取得された第二目標測色値に対応する第二入力信号値を取得し、前記実測測色値取得工程により取得された実測測色値を第一実測測色値とした時、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第二実測測色値を取得し、前記測色値差取得工程は、前記第一目標測色値と前記実測測色値取得工程により取得された第二実測測色値との差である第二測色値差を取得し、前記判定工程は、前記測色値差取得工程により取得された第二測色値差が所定範囲内であるか否かを判定し、前記入力信号値取得工程は、前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする。
これによれば、第一測色値差と第一目標測色値とを用いることにより、第一目標測色値との間の測色値の差が第一測色値差である第二目標測色値を取得し、当該第二目標測色値を用いて求めた入力信号値から実測測色値を取得することによって、第二入力信号値を所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の入力信号値取得方法において、前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲外であると判定された場合には、前記第二測色値差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように、前記目標測色値取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測測色値取得工程、前記測色値差取得工程、前記判定工程を繰り返すように制御を行う制御工程を更に有し、前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記制御工程により前記第二測色値差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた前記目標測色値取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測測色値取得工程によって得られた前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする。
これによれば、制御工程により、第二測色値差が前記判定工程により所定範囲内であると判定されるように、目標測色値取得工程、入力信号値取得工程、実測測色値取得工程、測色値差取得工程、判定工程を繰り返すように制御を行い、制御工程により第二測色値差が判定工程により所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた目標測色値取得工程、入力信号値取得工程、実測測色値取得工程によって得られた第二入力信号値を所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、前記目標測色値取得工程は、前記第一目標測色値から前記第一測色値差を減算、又は前記第一目標測色値に前記第一測色値差を加算することにより第二目標測色値を取得することを特徴とする。
これによれば、第一目標測色値から第一測色値差を減算、又は前記第一目標測色値に第一測色値差を加算することにより第二目標測色値を取得することによって、
所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得するために用いる第二目標値を取得することができる。
上記課題を解決するための請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、前記第二目標測色値は、前記第一目標測色値とは異なる値であることを特徴とする。
これによれば、第二目標測色値が第一目標測色値とは異なる値であることによって、所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得するために用いる第二目標値を取得することができる。
上記課題を解決するための請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、前記目標測色値取得工程により目標測色値が取得された回数を測定する累積回数測定工程と、前記累積回数測定工程により予め定められた累積回数を超えているか否かを判定する累積回数判定工程を更に有し、前記累積回数判定工程により判定された結果、前記累積回数測定工程により測定された累積回数が、前記予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする。
これによれば、累積回数測定工程により測定された累積回数が、予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、プロファイル作成工程は、入力信号値取得工程により取得された入力信号値を所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の入力信号値取得方法において、前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、前記入力信号値判定工程により判定した結果、前記入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得することを特徴とする。
これによれば、入力信号値が表示装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上であった場合には、所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を更に精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項8に記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、前記入力信号値判定工程により判定した結果、第一入力信号値又は、前記第二入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第一実測測色値又は、第二実測測色値を取得することを特徴とする。
これによれば、入力信号値が表示装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上であった場合には、所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を更に精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の入力信号取得方法を前記カラーモニタの白色点をキャリブレーションする場合、又は前記カラーモニタの階調再現特性をキャリブレーションする場合の少なくともいずれか一つに適用することを特徴とする。
これによれば、カラーモニタの白色点をキャリブレーションする場合、又は前記カラーモニタの階調再現特性をキャリブレーションする場合に、所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
上記課題を解決するための請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のカラーモニタのキャリブレーション方法においてカラーモニタのキャリブレーションを行った後にプロファイルを作成するプロファイル作成工程を有することを特徴とする。
これによれば、入力信号値取得工程により取得された入力信号値と、実測測色値取得工程により取得された実測測色値とに基づいて、プロファイルを作成することにより、目標とする測色値を得るための入力信号値を更に精度良く求めるためのプロファイルを作成することができる。
本発明によれば、目標測色値と実測測色値取得工程により取得された実測測色値との測色値の差である測色値差を取得し、測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができる。
(I)第一実施形態
以下、本発明の第一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態は、本発明の入力信号取得システムを、三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ上に所定の測色値をもつ色を表示するための入力信号値(RGB値)を取得する際に適用する場合について説明するものである。
[入力信号取得システムの構成及び機能]
まず、本実施形態に係る入力信号取得システムについて、図1を用いて概念的に説明する。図1は、本発明の入力信号取得システムを示す概略図である。
図1に示すように、当該所定の測色値をもつ色を表示するための入力信号値(RGB値)を取得するための入力信号取得を実行する入力信号取得システムは、三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ1、カラーモニタ1上に表示された画像の測色を行う測色器2、実際に入力信号値取得処理を行うコンピュータ3、により構成されている。
カラーモニタ1は、後述するようにコンピュータ3に外部接続された表示装置であり、例えば、カラーCRT、カラー液晶表示装置、カラープラズマディスプレイ表示装置等、光の三原色R(赤)、G(緑)、B(青)の加法混色によって色再現を行う表示装置であればよい。
測色器2は、本実施形態では従来より市販されている接触型の測色器を用いる。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかるコンピュータを構成する各部の構造及び機能について説明する。
図2は、コンピュータの概要構成を示すブロック図である。同図に示すようにコンピュータ3は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等から構成され、最大発光測色値取得手段、中間発光測色値取得手段、入力信号値取得手段、実測測色値取得手段、測色値差取得手段、判定手段、プロファイル作成手段、目標測色値取得手段、入力信号値判定手段、入力信号値判定手段、制御手段、累積回数測定手段、累積回数判定手段、として機能する制御部11と、記憶部12と、外部機器接続部13、を備えて構成されており、制御部11、記憶部12、及び外部機器接続部13はバス14を介して相互に接続されている。
制御部11は、図示しないCPU、作業用RAM、本発明の入力信号取得プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス14を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。また、制御部11は、ROM等に記憶された入力信号取得プログラムを実行することにより、他の構成部材と協動して本発明の最大発光測色値取得手段、中間発光測色値取得手段、入力信号値取得手段、実測測色値取得手段、測色値差取得手段、判定手段、プロファイル作成手段、目標測色値取得手段、入力信号値判定手段、入力信号値判定手段、制御手段、累積回数測定手段、累積回数判定手段、として機能するようになっている。
記憶部12は、カラーモニタ1の表示部に表示すべき情報等を蓄積記憶し、必要に応じて蓄積記憶情報として制御部11に出力する。
外部機器接続部13は、コンピュータ3に内蔵されたビデオカード、及び、VGAケーブル、DVIケーブル、BNCケーブルなどを介してカラーモニタ1へ指示信号を送出するためのものである。更に、シリアル方式、USB方式、IEEE1394、或いはその他の適宜な方式で測色器からのデータを受信するように構成されている。
[入力信号取得処理]
次に、図3、図4を用いて入力信号取得処理について説明する。
図3は、入力信号取得処理を示すフローチャートであり、当該フローチャートにより示される処理は、制御部11内の図示しないROM等の制御に基づいて実行されるものである。図4は、測色値の輝度(Y値)と入力信号値(RGB値)との関係を示した図である。
まず、カラーモニタ上に、三原色RGBのうち各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する(最大発光測色値取得工程)。また、カラーモニタ上に、三原色RGBのうち各色要素のみを最大発光と最小発光の中間の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、中間発光測色値を取得する(中間発光測色値取得工程)(ステップS11)。
例えば、三原色RGBをそれぞれ0〜255の256階調(カラーモニタの使用ビット数が8bitの場合)で表示するカラーモニタ1において、三原色(R)Red、(G)Green、(B)BlueのうちそれぞれRGBを単独で最大の輝度で発光させることにより、つまり、(RGB)=(255,0,0)、(0,255,0)、(0,0,255)で発光させることにより表示させた画像を測色器2にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する(ステップS11)。同様に、R、G、BのうちそれぞれRGBを単独で最大発光と最小発光の中間の輝度で発光させることにより、つまり、(RGB)=(128,0,0)、(0,128,0)、(0,0,128)で発光させることにより表示させた画像を測色器2にてそれぞれ測色し、各中間発光測色値を取得する(ステップS12)。ここで取得した各最大発光測色値を、(RGB)=(255,0,0)のとき、(XR255,YR255,ZR255)、(RGB)=(0,255,0)のとき、(XG255,YG255,ZG255)、(RGB)=(0,0,255)のとき、(XB255,YB255,ZB255)とし、各中間発光測色値を、(RGB)=(128,0,0)のとき、(XR128,YR128,ZR128)、(RGB)=(0,128,0)のとき、(XG128,YG128,ZG128)、(RGB)=(0,0,128)のとき、(XB128,YB128,ZB128)と示す。
次に、最大発光測色値取得工程により取得された各最大発光測色値と、中間発光測色値取得工程により取得された各中間発光測色値とを用いて、目標となる測色値である目標測色値をもつ色を表示するための(に対応する)入力信号値を取得する(入力信号値取得工程)(ステップS12〜16)。
まず、目標となる測色値である目標測色値を任意に設定する(ステップS12)。
ここで、任意に設定した目標測色値(XiT,YiT,ZiT)のY値を図4の[1]に示す。なお、図4は、測色値(X,Y,Z)のうちY値と入力信号値との関係について図示したものであるが、X、Zについても同様に図示することができる。
次に、R、G、Bのそれぞれのγ値を求める(ステップS13)。
具体的には、取得された各最大発光測色値と各中間発光測色値のそれぞれのY値、YR128、YR25、YG128、YG255、YB128、YB255の値と、以下の式(1)〜式(3)の式を用いてR、G、Bのγ値を求める。
Figure 2008203099
Figure 2008203099
Figure 2008203099
なお、ここではγ値を求めるためにY値を用いたが、これに限定されることはなく、Y値のかわりに、それぞれのX値、Z値を使用しても良い。
ここで、図4において点線で示すグラフはγ値の理想階調再現カーブを示すグラフであり、実線で示すグラフはγ値の実際の階調再現カーブを示すグラフである。
次に、色変換マトリクスを求める(ステップS14)。
具体的には、色変換マトリクスMは、式(4)のように定義され、当該式(4)を用いて色変換マトリクスMを求める。なお、RGBのγ値と、色変換マトリクスMを求める順序は、どちらを先に行っても良い。
Figure 2008203099
次に、ループカウンタの回数(i)をi=0に設定する(ステップS15)。
具体的には、以下に行う動作を繰り返し行う場合があるため、ここでループカウンタ(累積回数測定手段)の回数を0に設定しておく。
次に、目標となる測色値である目標測色値をもつ色を表示するための入力信号値を取得する(ステップS16)。
具体的には、任意に定めた目標測色値(XiT,YiT,ZiT)から入力信号値(R,G,B)を取得する。詳細には、上述した色変換マトリクスMの逆行列演算を式(5)を用いて行い、その後、γ補正を式(6)を用いて行うことにより、目標測色値をもつ色を表示するための入力信号値を求めることができる。
図4において、目標測色値[1]をもつ色を表示するための入力信号値(R,G,B)を[2]に示す。
Figure 2008203099
Figure 2008203099
ここで、本発明を適用するためには、目標測色値がカラーモニタ1の色再現範囲内であることが望ましい。よって、次に、目標測色値がカラーモニタ1の色再現範囲内であるか否かの判定を行う。
具体的には、入力信号値取得工程により取得された入力信号値のうち0未満若しくは256以上の値があるか否かを判定する(入力信号値判定工程)(ステップS17)。ここで、本実施形態において使用するカラーモニタの使用ビット数が8bitであるため上述のように0未満若しくは256以上の値があるか否かを判定しているが、使用ビット数に合わせて、カラーモニタが表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する。
入力信号値(RGB値)のうち0未満若しくは256以上の値があるか否かを判定した結果、0未満若しくは256以上の値がない場合(ステップS17:NO)には、目標測色値がカラーモニタ1の色再現範囲内である(ステップS18)として次の動作に移行する。詳しくは後述する。
一方、入力信号値(RGB値)のうち0未満256以上の値があるか否かを判定した結果、0未満若しくは256以上の値がある場合(ステップS17:YES)には、目標測色値がカラーモニタ1の色再現範囲外である(ステップS19)として、次に、入力信号値(RGB値)のうち0未満の値があるか否かを判定する(ステップS20)。
入力信号値(RGB値)のうち0未満の値があるか否かを判定した結果、0未満の値がない場合(ステップS20:NO)には、次に、入力信号値(RGB値)のうち256以上の値があるか否かを判定する(ステップ21)。詳しくは後述する。
一方、入力信号値(RGB値)のうち0未満の値があるか否かを判定した結果、0未満の値がある場合(ステップS20:YES)には、彩色不足である(ステップS24)として、次に、目標測色値を変更する(ステップS25)。
その後、ステップS16にもどり、変更した目標測色値(XiT、YiT、ZiT)から(R、G、B)を求める(ステップS16)。
以下の動作は上述した場合と同様であるため、説明を省略する。
一方、入力信号値(RGB値)のうち、256以上の値があるか否かを判定した結果、256以上の値がある場合(ステップS21:YES)には、最大輝度不足である(ステップS22)として、最大輝度を上げる(ステップS23)。
具体的には、最大彩度が不足している場合は、カラーモニタ1の図示しない輝度調整つまみ等を調整して最大輝度を上げる。
次に、ステップS11にもどり、カラーモニタ上に、三原色RGBのうち各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する(最大発光測色値取得工程)(ステップS11)。また、カラーモニタ上に、三原色RGBのうち各色要素のみを最大発光と最小発光の中間の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、中間発光測色値を取得する(中間発光測色値取得工程)。
以下の動作は上述した場合と同様であるため、説明を省略する。
次に、入力信号値判定工程により判定した結果、入力信号値が0未満若しくは256以上でないと判定された場合には、実測測色値取得工程によりカラーモニタ上に入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を測色器にて測色し、実測測色値を取得する(実測測色値取得工程)(ステップS26)。
具体的には、入力信号値(R、G、B)に基づいてカラーモニタに画像を表示させ、測色器2にて画像を測色し、実測測色値(XiM、YiM、ZiM)を取得する。図4において、実測測色値(XiM、YiM、ZiM)のYiM値を[3]に示す。
次に、目標測色値と実測測色値取得工程により取得された実測測色値の差を取得する(測色値差取得工程)(ステップS27)。
具体的には、目標測色値と実測測色値取得工程により取得された測色値の差である測色値差(ΔXi、ΔYi、ΔZi)を式(7)を用いて求める。図4においては、目標測色値YiT[1]と実測測色値YiM[3]の差である測色値差ΔYi[4]を求める。
Figure 2008203099
ここで、実際のカラーモニタでは、理想階調再現カーブとは異なる形状の階調再現カーブを持っている場合があり、上述するΔX、ΔY、ΔZは理想階調再現カーブと実際の階調再現カーブとのずれを示すものである。
測色値差としては、CIELAB空間での色差ΔEなどを使用する。例えばΔEは、目標測色値、実測測色値のそれぞれのXYZ値からLab値を計算して求めることができる。
次に、目標測色値と測色値差取得工程により取得された測色値差が所定範囲内であるか否かを判定する(判定工程)(ステップS28)。
具体的には、測色値差が、例えば0.5以内であれば所定範囲内であると判定する。
次に、判定工程により判定された結果、測色値差が所定範囲内である場合(ステップS28:YES)には、入力信号値取得工程により取得された入力信号値と、実測測色値取得工程により取得された実測測色値とに基づいて所定の測色値を持つ色を表示するための入力信号値を取得する(入力信号取得工程)。
これにより、目標とする測色値を持つ色を表示するための入力信号値を精度良く求めることができる。
次に、上述の工程を経ることにより取得された入力信号値と、実測測色値とに基づいてプロファイル作成する(プロファイル作成工程)(ステップS29)。
これにより、目標とする測色値を持つ色を表示するための入力信号値を精度良く求めることができるプロファイルを作成することができる。
一方、判定工程により判定された結果、測色値差が所定範囲内でない場合(ステップS28:NO)には、ループカウンタの回数i>iMaxであるか否かを判定する(累積回数判定工程)(ステップS31)。
ここで、ループカウンタの回数であるiMaxは、ループカウンタの回数の最大値である。例えば、ループカウンタの回数であるiMaxの値をN回(Nは2以上の整数)と設定しておき、ループカウンタの回数iがiMax(N回)を超えているか否かを判定する。
ループカウンタの回数i<iMaxであるか否かを判定した結果、i>iMaxであると判定された場合(ステップS31:YES)には、入力信号値取得工程により取得された入力信号値と、実測測色値取得工程により取得された実測測色値とに基づいてプロファイルを作成する(プロファイル作成工程)(ステップS29)。
一方、ループカウンタの回数i>iMaxであるか否かを判定した結果、i>iMaxでないと判定された場合(ステップS31:NO)には、目標測色値と測色値差から新たな目標測色値を求める(目標測色値取得工程)(ステップS32)。
具体的には、式(8)を用いることにより新たな目標測色値を求める。
Figure 2008203099
図4においては、目標測色値YiT[1]から測色値差ΔY[4]を加算することによって新たな目標測色値Y(i+1)T[5]を求める。なお、新たな目標測色値Y(i+1)T[5]は、目標測色値YiT[1]とは異なる値である。
次に、ループカウンタ回数iに1を加算する(ステップS33)。
次に、ステップS16にもどり、目標測色値(第二目標測色値)(X(i+1)T、Y(i+1)T、Z(i+1)T)から入力信号値(R(i+1)、G(i+1)、B(i+1))を求める(ステップS16)。
図4において、目標測色値(第二目標測色値)[5]をもつ色を表示するための入力信号値(R(i+1)、G(i+1)、B(i+1))を[6]に示す。
以下の動作は上述した場合と同様であるが、目標測色値(第一目標測色値[1])と実測測色値(第二実測測色値[7])の差(第二測色値差)が所定範囲内になるように動作が続けられる(ステップS16〜ステップS33)(制御手段)。上記動作が繰り返された結果、測色値差(第二測色値差)が所定範囲内であると判定された場合には、上記動作によって得られた第二入力信号値[6]を、目標測色値(第一目標測色値)を有する色を表示するための入力測色値として取得する。なお、上記動作がN回続けられ、目標測色値(第一目標測色値)と実測測色値(第N実測測色値)の差(第N測色値差)が所定範囲内になるように動作が続けられた結果、測色値差(第N測色値差)が所定範囲内であると判定された場合には、上記動作によって得られた第N入力信号値を、目標測色値(第一目標測色値)を有する色を表示するための入力測色値として取得する。これにより、所定の測色値を持つ色を表示するための入力信号値を精度良く求めることができる。
なお、ループカウンタの最大数であるiMaxの値をN回(Nは2以上の整数)と設定しておき、ループカウンタの回数iがiMax(N回)を超えた場合(ステップS31:YES)には、新たに目標測色値を取得することなくこれまでに取得された入力信号値と実測測色値に基づいて所定の測色値を持つ色を表示するための入力信号値を取得してもよい。
(II)第二実施形態
以下、本発明の第二実施形態について図面を用いて説明する。
上述した第一実施形態は、本発明の入力信号取得システムを、三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ上に所定の測色値をもつ色を表示するための入力信号値(RGB値)を取得する際に適用する場合について説明したが、第二実施形態においては、本発明の入力信号取得システムを、印刷装置(プリンタ)を用いてCyan、Magenta、Yellowの3色のインキを塗布することにより表示を行う媒体上に所定の測色値をもつ色を表示するための入力信号値(RGB値)を取得する際に適用する場合について説明する。
図5は、本発明の入力信号取得システムを示す概略図である。
この場合、第一実施形態において説明した入力信号値取得処理において用いたRed、Green、BlueのかわりにCyan、Magenta、Yellowを、又、輝度(X、Y、Z)のかわりに色濃度(DC、DM、DY)の値を用いて処理を行うことによって、印刷装置(プリンタ)を用いてCyan、Magenta、Yellowの3色のインキを塗布することにより表示を行う媒体上に所定の色濃度をもつ色を表示するための入力信号値(RGB値)を取得することができる。ここで、プリンタの色濃度は、ISO 5-3:1995、Photobgaphy -Density measurements -Part 3: Spectral conditionsで定義されているISO Status Tの分光特性を用いて、ISO 5-1:1984 Photobgaphy -Density measurements -Part 1: Terms, symbols and notationsに記述された手法を用いて計算する。このとき,DCはRed,DMはGreen,DYはBlueのスペクトルを使用して計算する。
このような手法により求めた色濃度を用いて本発明をプリンタに適用することができる。
次に、本願の発明について、以下の実施例にて説明する。
まず、三原色RGBをそれぞれ0〜255の256階調(使用ビット数が8bit)で表示するカラーモニタ(SHARP LL-T19D1B)を用いて、三原色RGBのうちそれぞれRGBを単独で最大の輝度で発光させることにより、つまり、(RGB)=(255,0,0)、(0,255,0)、(0,0,255)で発光させることにより表示させた画像を測色器(GretagMacbeth社製Eye-One Monitor)にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得した。
同様に、R、G、BのうちそれぞれRGBを単独で最大発光と最小発光の中間の輝度で発光させることにより、つまり、(RGB)=(128,0,0)、(0,128,0)、(0,0,128)で発光させることにより表示させた画像を測色器2にてそれぞれ測色し、各中間発光測色値を取得した。
次に、目標となる測色値である目標測色値(76.90,78.77,43.00)を設定した。
次に、取得された各最大発光測色値と各中間発光測色値のそれぞれのY値、YR128、YR25、YG128、YG255、YB128、YB255の値と、以下の式(1)〜式(3)の式を用いてR、G、Bのγ値を求めた。
Figure 2008203099
Figure 2008203099
Figure 2008203099
次に、式(4)を用いて色変換マトリクスMを求めた。
Figure 2008203099
次に、色変換マトリクスMの逆行列演算を式(5)を用いて行い、その後、γ補正を式(6)を用いて行うことにより、目標測色値をもつ色を表示するための入力信号値を求めた。
Figure 2008203099
Figure 2008203099
次に、入力信号値に基づいてカラーモニタに画像を表示させ、測色器にて画像を測色し、実測測色値(77.06,78.97,42.92)、Lab値(91.22,1.86,24.01)を取得した。
次に、目標測色値と実測測色値の差である測色値差(ΔX、ΔY、ΔZ)を式(7)を用いて求めた。
Figure 2008203099
ここで、本発明と従来手法をそれぞれ10回行うことにより求めたΔEの値を表1に示した。なお、本発明においては1回の実験ごとにΔEが許容範囲内(例えば、0.5以下)となるように、繰り返しの回数を5回以内として得られたΔEの値を示している。
Figure 2008203099
その結果、従来手法の場合と比べて、本発明は1〜10回の実験全てにおいてΔEが0.5未満であったため、目標とする測色値を持つ色を表示するための入力信号値を精度良く求めることができた。更に、従来手法において求めた場合のΔE(7.77)と本発明において求めた場合のΔE(0.33)を比較すると、23.8倍も良い精度のΔEが得られた。
なお、表2〜表6は、同様の実験をカラーモニタの種類に応じてそれぞれ行った場合の結果を示すものである。
Figure 2008203099
Figure 2008203099
Figure 2008203099
Figure 2008203099
Figure 2008203099
その結果、表1を用いて上述したものとほぼ同様の結果が得られた。
よって、本発明を適用することによって、少ない点の測色によっても所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を精度良く取得することができることがわかった。
本発明の入力信号取得システムを示す概略図である。 コンピュータの概略構成を示すブロック図である。 本発明の入力信号取得処理を示すフローチャートである。 測色値の輝度と入力信号値との関係を示した図である。 本発明の入力信号取得システムを示す概略図である。
符号の説明
1・・・カラーモニタ
2、22・・・測色器
3、23・・・コンピュータ
11・・・制御部
12・・・記憶部
13・・・外部機器接続部
14・・・バス
21・・・プリンタ
24・・・紙

Claims (40)

  1. 三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ上に所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得する入力信号値取得方法において、
    前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する最大発光測色値取得工程と、
    前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを中間の輝度で発光させることにより表示させた画像を前記測色器にてそれぞれ測色し、各中間発光測色値を取得する中間発光測色値取得工程と、
    前記最大発光測色値取得工程により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得工程により取得された各中間発光測色値とを用いて、目標となる目標測色値に対応する入力信号値を取得する入力信号値取得工程と、
    前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得する実測測色値取得工程と、
    前記目標測色値と前記実測測色値取得工程により取得された実測測色値との測色値の差である測色値差を取得する測色値差取得工程と、
    前記測色値差取得工程により取得された測色値差が所定範囲内であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により判定された結果、前記測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得する入力信号値取得工程と、
    を有することを特徴とする入力信号値取得方法。
  2. 請求項1に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標測色値を第一目標測色値、前記測色値差取得工程により取得された測色値差を第一測色値差とした時、前記判定工程により判定された結果、前記第一測色値差が所定範囲内でないと判定された場合には、前記第一測色値差と前記第一目標測色値とを用いることにより、前記第一目標測色値との間の測色値の差が第一測色値差である第二目標測色値を取得する目標測色値取得工程を更に有し、
    前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を第一入力信号値とした時、前記入力信号値取得工程は、前記最大発光測色値取得工程により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得工程により取得された各中間発光測色値とを用いて、前記目標測色値取得工程により取得された第二目標測色値に対応する第二入力信号値を取得し、
    前記実測測色値取得工程により取得された実測測色値を第一実測測色値とした時、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第二実測測色値を取得し、
    前記測色値差取得工程は、前記第一目標測色値と前記実測測色値取得工程により取得された第二実測測色値との差である第二測色値差を取得し、
    前記判定工程は、前記測色値差取得工程により取得された第二測色値差が所定範囲内であるか否かを判定し、
    前記入力信号値取得工程は、前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  3. 請求項2に記載の入力信号値取得方法において、
    前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲外であると判定された場合には、前記第二測色値差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように、前記目標測色値取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測測色値取得工程、前記測色値差取得工程、前記判定工程を繰り返すように制御を行う制御工程を更に有し、
    前記判定工程により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記制御工程により前記第二測色値差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた前記目標測色値取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測測色値取得工程によって得られた前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標測色値取得工程は、前記第一目標測色値から前記第一測色値差を減算、又は前記第一目標測色値に前記第一測色値差を加算することにより第二目標測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記第二目標測色値は、前記第一目標測色値とは異なる値であることを特徴とする入力信号値取得方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標測色値取得工程により目標測色値が取得された回数を測定する累積回数測定工程と、
    前記累積回数測定工程により予め定められた累積回数を超えているか否かを判定する累積回数判定工程を更に有し、
    前記累積回数判定工程により判定された結果、前記累積回数測定工程により測定された累積回数が、前記予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  7. 請求項1に記載の入力信号値取得方法において、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、
    前記入力信号値判定工程により判定した結果、前記入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  8. 請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、
    前記入力信号値判定工程により判定した結果、第一入力信号値又は、前記第二入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得工程は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得工程により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第一実測測色値又は、第二実測測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の入力信号取得方法を前記カラーモニタの白色点をキャリブレーションする場合、又は前記カラーモニタの階調再現特性をキャリブレーションする場合の少なくともいずれか一つに適用することを特徴とするカラーモニタのキャリブレーション方法。
  10. 請求項9に記載のカラーモニタのキャリブレーション方法においてカラーモニタのキャリブレーションを行った後にプロファイルを作成するプロファイル作成工程を有することを特徴とするプロファイル作成方法。
  11. 三原色RGBを用いて表示を行うカラーモニタ上に所定の測色値を有する色を表示するための入力信号値を取得する入力信号値取得システムであって、前記カラーモニタと情報の授受が可能に接続されたコンピュータを含む入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを最大の輝度で発光させることにより表示させた画像を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発光測色値を取得する最大発光測色値取得手段、
    前記カラーモニタ上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを中間の輝度で発光させることにより表示させた画像を前記測色器にてそれぞれ測色し、各中間発光測色値を取得する中間発光測色値取得手段、
    前記最大発光測色値取得手段により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得手段により取得された各中間発光測色値とを用いて、目標となる目標測色値に対応する入力信号値を取得する入力信号値取得手段、
    前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得する実測測色値取得手段、
    前記目標測色値と前記実測測色値取得手段により取得された実測測色値との測色値の差である測色値差を取得する測色値差取得手段、
    前記測色値差取得手段により取得された測色値差が所定範囲内であるか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により判定された結果、前記測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得する入力信号値取得手段、
    を有することを特徴とする入力信号値取得システム。
  12. 請求項11に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記目標測色値を第一目標測色値、前記測色値差取得手段により取得された測色値差を第一測色値差とした時、前記判定手段により判定された結果、前記第一測色値差が所定範囲内でないと判定された場合には、前記第一測色値差と前記第一目標測色値とを用いることにより、前記第一目標測色値との間の測色値の差が第一測色値差である第二目標測色値を取得する目標測色値取得手段を更に有し、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値を第一入力信号値とした時、前記入力信号値取得手段は、前記最大発光測色値取得手段により取得された各最大発光測色値と、前記中間発光測色値取得手段により取得された各中間発光測色値とを用いて、前記目標測色値取得手段により取得された第二目標測色値に対応する第二入力信号値を取得し、
    前記実測測色値取得手段により取得された実測測色値を第一実測測色値とした時、前記実測測色値取得手段は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第二実測測色値を取得し、
    前記測色値差取得手段は、前記第一目標測色値と前記実測測色値取得手段により取得された第二実測測色値との差である第二測色値差を取得し、
    前記判定手段は、前記測色値差取得手段により取得された第二測色値差が所定範囲内であるか否かを判定し、
    前記入力信号値取得手段は、前記判定手段により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  13. 請求項12に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記判定手段により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲外であると判定された場合には、前記第二測色値差が前記判定手段により前記所定範囲内であると判定されるように、前記目標測色値取得手段、前記入力信号値取得手段、前記実測測色値取得手段、前記測色値差取得手段、前記判定手段を繰り返すように制御を行う制御手段を更に有し、
    前記判定手段により判定された結果、前記第二測色値差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得手段は、前記制御手段により前記第二測色値差が前記判定手段により前記所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた前記目標測色値取得手段、前記入力信号値取得手段、前記実測測色値取得手段によって得られた各前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  14. 請求項11乃至請求項13のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記目標測色値取得手段は、前記第一目標測色値から前記第一測色値差を減算、又は前記第一目標測色値に前記第一測色値差を加算することにより第二目標測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  15. 請求項11乃至請求項14のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記第二目標測色値は、前記第一目標測色値とは異なる値であることを特徴とする入力信号値取得システム。
  16. 請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記目標測色値取得手段により目標測色値が取得された回数を測定する累積回数測定手段と、
    前記累積回数測定手段により予め定められた累積回数を超えているか否かを判定する累積回数判定手段を更に有し、
    前記累積回数判定手段により判定された結果、前記累積回数測定手段により測定された累積回数が、前記予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、前記入力信号値取得手段は、前記入力信号値取得手段により取得された前記第二入力信号値を、前記第一目標測色値を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  17. 請求項11に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定手段を更に有し、
    前記入力信号値判定手段により判定した結果、前記入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得手段は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、実測測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  18. 請求項12乃至請求項16のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値が、カラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定手段を更に有し、
    前記入力信号値判定手段により判定した結果、第一入力信号値又は、前記第二入力信号値がカラーモニタによって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測測色値取得手段は、前記カラーモニタ上に前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値に基づいて表示させた画像を前記測色器にて測色し、第一実測測色値又は、第二実測測色値を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  19. 請求項11乃至請求項18のいずれか一項に記載の入力信号取得システムを前記カラーモニタの白色点をキャリブレーションする場合、又は前記カラーモニタの階調再現特性をキャリブレーションする場合の少なくともいずれか一つに適用することを特徴とするカラーモニタのキャリブレーションシステム。
  20. 請求項19に記載のカラーモニタのキャリブレーションシステムにおいてカラーモニタのキャリブレーションを行った後にプロファイルを作成するプロファイル作成手段を有することを特徴とするプロファイル作成システム。
  21. コンピュータを、請求項11乃至請求項18のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムとして機能させることを特徴とする入力信号値取得プログラム。
  22. コンピュータを、請求項19に記載のキャリブレーションシステムとして機能させることを特徴とするキャリブレーションプログラム。
  23. コンピュータを、請求項20に記載のプロファイル作成システムとして機能させることを特徴とするプロファイル作成プログラム。
  24. 印刷装置を用いてCyan、Magenta、Yellowのインキを塗布することにより表示を行う媒体上に所定の色濃度を有する色を表示するための入力信号値を取得する入力信号値取得方法において、
    前記媒体上に前記Cyan、Magenta、Yellowのうち各色要素のみを最大の濃度で発色させることにより表示させ、前記媒体を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発色色濃度を取得する最大発色色濃度取得工程と、
    前記媒体上に前記Cyan、Magenta、Yellowのうち各色要素のみを中間の濃度で発色させることにより表示させ、前記媒体を前記測色器にてそれぞれ測色し、各中間発色色濃度を取得する中間発色色濃度取得工程と、
    前記最大発色色濃度取得工程により取得された各最大発色色濃度と、前記中間発色色濃度取得工程により取得された各中間発色色濃度とを用いて、目標となる目標色濃度に対応する入力信号値を取得する入力信号値取得工程と、
    前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、実測色濃度を取得する実測色濃度取得工程と、
    前記目標色濃度と前記実測色濃度取得工程により取得された実測色濃度との色濃度の差である色濃度差を取得する色濃度差取得工程と、
    前記色濃度差取得工程により取得された色濃度差が所定範囲内であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程により判定された結果、前記色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得する入力信号値取得工程と、
    を有することを特徴とする入力信号値取得方法。
  25. 請求項24に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標色濃度を第一目標色濃度、前記色濃度差取得工程により取得された色濃度差を第一色濃度差とした時、前記判定工程により判定された結果、前記第一色濃度差が所定範囲内でないと判定された場合には、前記第一色濃度差と前記第一目標色濃度とを用いることにより、前記第一目標色濃度との間の色濃度の差が第一色濃度差である第二目標色濃度を取得する目標色濃度取得工程を更に有し、
    前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を第一入力信号値とした時、前記入力信号値取得工程は、前記最大発色色濃度取得工程により取得された各最大発色色濃度と、前記中間発色色濃度取得工程により取得された各中間発色色濃度とを用いて、前記目標色濃度取得工程により取得された第二目標色濃度に対応する第二入力信号値を取得し、
    前記実測色濃度取得工程により取得された実測色濃度を第一実測色濃度とした時、前記実測色濃度取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、第二実測色濃度を取得し、
    前記色濃度差取得工程は、前記第一目標色濃度と前記実測色濃度取得工程により取得された第二実測色濃度色濃度との差である第二色濃度差を取得し、
    前記判定工程は、前記色濃度差取得工程により取得された第二色濃度差が所定範囲内であるか否かを判定し、
    前記入力信号値取得工程は、前記判定工程により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  26. 請求項25に記載の入力信号値取得方法において、
    前記判定工程により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲外であると判定された場合には、前記第二色濃度差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように、前記目標色濃度取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測色濃度取得工程、前記色濃度差取得工程、前記判定工程を繰り返すように制御を行う制御工程を更に有し、
    前記判定工程により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記制御工程により前記第二色濃度差が前記判定工程により前記所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた前記目標色濃度取得工程、前記入力信号値取得工程、前記実測色濃度取得工程によって得られた前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  27. 請求項24乃至請求項26のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標色濃度取得工程は、前記第一目標色濃度から前記第一色濃度差を減算、又は前記第一目標色濃度に前記第一色濃度差を加算することにより第二目標色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  28. 請求項24乃至請求項27のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記第二目標色濃度は、前記第一目標色濃度とは異なる値であることを特徴とする入力信号値取得方法。
  29. 請求項24乃至請求項28のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記目標色濃度取得工程により目標色濃度が取得された回数を測定する累積回数測定工程と、
    前記累積回数測定工程により予め定められた累積回数を超えているか否かを判定する累積回数判定工程を更に有し、
    前記累積回数判定工程により判定された結果、前記累積回数測定工程により測定された累積回数が、前記予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、前記入力信号値取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  30. 請求項24に記載の入力信号値取得方法において、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値が、印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、
    前記入力信号値判定工程により判定した結果、前記入力信号値が印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測色濃度取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、実測色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  31. 請求項25乃至請求項29のいずれか一項に記載の入力信号値取得方法において、
    前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値が、印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定工程を更に有し、
    前記入力信号値判定工程により判定した結果、第一入力信号値又は、前記第二入力信号値が印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測色濃度取得工程は、前記入力信号値取得工程により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、第一実測色濃度又は、第二実測色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得方法。
  32. 印刷装置を用いてCyan、Magenta、Yellowのインキを塗布することにより表示を行う媒体上に所定の色濃度を有する色を表示するための入力信号値を取得する入力信号値取得システムであって、前記印刷装置と情報の授受が可能に接続されたコンピュータを含む入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記媒体上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを最大の濃度で発色させることにより表示させ、前記媒体を測色器にてそれぞれ測色し、各最大発色色濃度を取得する最大発色色濃度取得手段、
    前記媒体上に前記三原色RGBのうち各色要素のみを中間の濃度で発色させることにより表示させ、前記媒体を前記測色器にてそれぞれ測色し、各中間発色色濃度を取得する中間発色色濃度取得手段、
    前記最大発色色濃度取得手段により取得された各最大発色色濃度と、前記中間発色色濃度取得手段により取得された各中間発色色濃度とを用いて、目標となる目標色濃度に対応する入力信号値を取得する入力信号値取得手段、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、実測色濃度を取得する実測色濃度取得手段、
    前記目標色濃度と前記実測色濃度取得手段により取得された実測色濃度との色濃度の差である色濃度差を取得する色濃度差取得手段、
    前記色濃度差取得手段により取得された色濃度差が所定範囲内であるか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により判定された結果、前記色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得工程により取得された入力信号値を、前記目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得する入力信号値取得手段、
    を有することを特徴とする入力信号値取得システム。
  33. 請求項32に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記目標色濃度を第一目標色濃度、前記色濃度差取得手段により取得された色濃度差を第一色濃度差とした時、前記判定手段により判定された結果、前記第一色濃度差が所定範囲内でないと判定された場合には、前記第一色濃度差と前記第一目標色濃度とを用いることにより、前記第一目標色濃度との間の色濃度の差が第一色濃度差である第二目標色濃度を取得する目標色濃度取得手段を更に有し、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値を第一入力信号値とした時、前記入力信号値取得手段は、前記最大発色色濃度取得手段により取得された各最大発色色濃度と、前記中間発色色濃度取得手段により取得された各中間発色色濃度とを用いて、前記目標色濃度取得手段により取得された第二目標色濃度に対応する第二入力信号値を取得し、
    前記実測色濃度取得手段により取得された実測色濃度を第一実測色濃度とした時、前記実測色濃度取得手段は、前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、第二実測色濃度を取得し、
    前記色濃度差取得手段は、前記第一目標色濃度と前記実測色濃度取得手段により取得された第二実測色濃度色濃度との差である第二色濃度差を取得し、
    前記判定手段は、前記色濃度差取得手段により取得された第二色濃度差が所定範囲内であるか否かを判定し、
    前記入力信号値取得手段は、前記判定手段により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  34. 請求項33に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記判定手段により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲外であると判定された場合には、前記第二色濃度差が前記判定手段により前記所定範囲内であると判定されるように、前記目標色濃度取得手段、前記入力信号値取得手段、前記実測色濃度取得手段、前記色濃度差取得手段、前記判定手段を繰り返すように制御を行う制御手段を更に有し、
    前記判定手段により判定された結果、前記第二色濃度差が所定範囲内であると判定された場合には、前記入力信号値取得手段は、前記制御手段により前記第二色濃度差が前記判定手段により前記所定範囲内であると判定されるように繰り返し行われた前記目標色濃度取得手段、前記入力信号値取得手段、前記実測色濃度取得手段によって得られた各前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  35. 請求項32乃至請求項34のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記目標色濃度取得手段は、前記第一目標色濃度から前記第一色濃度差を減算、又は前記第一目標色濃度に前記第一色濃度差を加算することにより第二目標色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  36. 請求項32乃至請求項35のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記第二目標色濃度は、前記第一目標色濃度とは異なる値であることを特徴とする入力信号値取得システム。
  37. 請求項32乃至請求項36のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記目標色濃度取得手段により目標色濃度が取得された回数を測定する累積回数測定手段と、
    前記累積回数測定手段により予め定められた累積回数を超えているか否かを判定する累積回数判定手段を更に有し、
    前記累積回数判定手段により判定された結果、前記累積回数測定手段により測定された累積回数が、前記予め定められた累積回数を超えていると判定された場合には、前記入力信号値取得手段は、前記入力信号値取得手段により取得された前記第二入力信号値を、前記第一目標色濃度を有する色を表示するための入力信号値として取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  38. 請求項32に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値が、印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定手段を更に有し、
    前記入力信号値判定手段により判定した結果、前記入力信号値が印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測色濃度取得手段は、前記入力信号値取得手段により取得された入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、実測色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  39. 請求項33乃至請求項37のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値が、印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上の値であるか否かを判定する入力信号値判定手段を更に有し、
    前記入力信号値判定手段により判定した結果、第一入力信号値又は、前記第二入力信号値が印刷装置によって表示できる最小値未満若しくは最大値以上でないと判定された場合には、前記実測色濃度取得手段は、前記入力信号値取得手段により取得された第一入力信号値又は、第二入力信号値に基づいて表示させた前記媒体を前記測色器にて測色し、第一実測色濃度又は、第二実測色濃度を取得することを特徴とする入力信号値取得システム。
  40. コンピュータを、請求項32乃至請求項39のいずれか一項に記載の入力信号値取得システムとして機能させることを特徴とする入力信号値取得プログラム。
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