JP2006319751A - 印刷性能判定装置、印刷性能判定方法、又は印刷性能判定システム - Google Patents

印刷性能判定装置、印刷性能判定方法、又は印刷性能判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷装置の印刷性能を正確に判定できる印刷性能判定装置を提供する、
【解決手段】 印刷性能判定の対象となる印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置において、前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段と、取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置等に関する。
従来から、紙等の印刷媒体に文字、画像を印刷した印刷物を製造することが行われている。これらの印刷物の製造工程において、印刷時の色調や出力体裁を事前に確認するため、デジタルデータからプルーフを出力することが行なわれている。このプルーフ出力には、インクジェットや銀塩写真など様々な方式が用いられており、使用する印刷装置の種類、印刷装置に使用されている色材のばらつきや印刷装置自体の経年変化により出力の色再現特性が変動することがある。そこで、出力の色再現特性を一定に保つため、印刷装置の印刷性能を管理する仕組みとして、近年では、多くの印刷装置が印刷物に複数のカラーパッチから構成されるコントロールストリップを付加して出力する機能を備えている。例えば、特許文献1にあるように、出力されたコントロールストリップの色彩信号(L***)を測定し、各々のカラーパッチごとに決められた基準値との色差(変化量)を求め、当該色差の平均値や最大値などの数値をもとに出力の変動が許容範囲であるかを判定することが行われている。
特開2003−169219号公報
しかしながら、CIELab空間は、完全に均等な色空間ではないため、同じΔEでも色彩によって色の違いの程度は異なって感じられたり、また、1つの色に関して同じΔEであっても色の違いの程度は異なって感じられるといった問題点があり、単純にΔEによる評価では、印刷装置の印刷性能を正確に評価できないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、印刷装置の印刷性能を正確に判定できる印刷性能判定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、印刷性能判定の対象となる印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置において、前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段と、取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、カラーパッチの色彩信号を構成する成分値ごとに許容範囲を個別に定義して、これら各カラーパッチの色彩信号を構成する成分値と、基準成分値との差(変動)が許容範囲内であるか否かに基づいて印刷性能を判定することにより、従来の様に色彩信号によって定められる単なる色差(ΔE)による評価により生じていた問題点を解消することができ、印刷性能を正確に判定することが可能となる。
上記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷性能判定装置において、前記判定手段は、取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値のうち少なくとも一つと、当該成分値に対応する前記成分基準値の差が前記所定範囲外である場合には、前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする。
これによれば、各色彩信号を構成する各成分値のうち、少なくとも一つが所定範囲外である場合には印刷性能を不良とすること、つまり、各成分値の全てが許容範囲内である場合にのみ印刷性能を良好と判定するため、印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の印刷性能判定装置において、前記色彩信号を構成する各成分値は、CIELab空間における座標値、またはCIEXYZ空間における座標値、またはRGB空間における座標値のいずれかであることを特徴とする。
これによれば、色彩信号を構成する成分値を再現可能な色彩信号Lab、XYZ又は、RGBにより取得することによって、色彩信号を構成する成分値や成分基準値を提示手段に再現しつつ、印刷性能の判定を行うことができる。
上記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、前記所定範囲は、MacAdam楕円に基づいて定められることを特徴とする。
これによれば、各成分値ごとの許容範囲をMacAdam楕円に基づいてそれぞれ最適に設定することができるため、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の印刷性能判定装置において、前記各成分値は、前記CIELab空間における座標値であって、明度及び色度を示すことを特徴とする。
これによれば、色度に対する許容範囲と、明度に対する許容範囲を最適に設定することができるため、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の印刷性能判定装置において、前記成分値が前記色度である場合の前記所定範囲は、前記成分値が前記明度である場合の前記所定範囲より狭いことを特徴とする。
これによれば、人間の視覚に比較的大きな影響を及ぼす色度に対する許容範囲が、明度に対する許容範囲よりも狭くなるよう設定することによって、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、前記判定手段は、前記取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値と、当該成分値に対応する前記成分基準値との差が前記所定範囲内である場合であっても、前記成分基準値と、前記取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値との色差が、所定閾値より大きい場合には前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする。
これによれば、2種類の判定手法を組み合わせることによって印刷性能判定を多様化することができる。
上記課題を解決するための請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、前記判定手段による判定の結果を提示手段に提示させる提示制御手段を有することを特徴とする。
これによれば、判定結果を提示手段に提示させることによって、使用者は印刷性能の良否を容易に確認することができる。
上記課題を解決するための請求項9に記載の発明は、印刷性能判定の対象となる印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定方法において、前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得工程と、取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定工程と、を有することを特徴とする。
これによれば、カラーパッチの色彩信号を構成する成分値ごとに許容範囲を個別に定義して、これら各カラーパッチの色彩信号を構成する成分値と、基準成分値との差(変動)が許容範囲内であるか否かに基づいて印刷性能を判定することにより、従来の様に色彩信号によって定められる単なる色差(ΔE)による評価により生じていた問題点を解消することができ、印刷性能を正確に判定することが可能となる。
上記課題を解決するための請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の印刷性能判定方法において、前記判定工程は、取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値のうち少なくとも一とが、当該成分値に対応する前記成分基準値の差が前記所定範囲外である場合には、前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする。
これによれば、各色彩信号を構成する各成分値のうち、少なくとも一つが所定範囲外である場合には印刷性能を不良とすること、つまり、各成分値の全てが許容範囲内である場合にのみ印刷性能を良好と判定するため、印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の印刷性能判定方法において、前記各成分値は、CIELab空間における座標値、またはCIEXYZ空間における座標値、またはRGB空間における座標値のいずれかであることを特徴とする。
これによれば、色彩信号を構成する成分値を再現可能な色彩信号Lab、XYZ又は、RGBにより取得することによって、色彩信号を構成する成分値や成分基準値を提示手段に再現しつつ、印刷性能の判定を行うことができる。
上記課題を解決するための請求項12に記載の発明は、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、前記所定範囲は、MacAdam楕円に基づいて定められることを特徴とする。
これによれば、各成分値ごとに許容範囲をMacAdam楕円に基づいてそれぞれ最適に設定することができるため、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項13に記載の発明は、請求項11又は請求項12に記載の印刷性能判定方法において、前記各成分値は、前記CIELab空間における座標値であって、明度及び色度を示すことを特徴とする。
これによれば、色度に対する許容範囲と、明度に対する許容範囲を最適に設定することができるため、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の印刷性能判定方法において、前記成分値が前記色度である場合の前記所定範囲は、前記成分値が前記明度である場合の前記所定範囲より狭いことを特徴とする。
これによれば、人間の視覚に比較的大きな影響を及ぼす色度に対する許容範囲が、明度に対する許容範囲よりも狭くなるよう設定することによって、印刷装置の印刷性能を正確に判定することができる。
上記課題を解決するための請求項15に記載の発明は、請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、前記判定工程は、前記取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値と、当該成分値に対応する前記成分基準値との差が前記所定範囲内である場合であっても、前記成分基準値と、前記取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値との色差が、所定閾値より大きい場合には前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする。
これによれば、2種類の判定手法を組み合わせることによって印刷性能判定を多様化することができる。
上記課題を解決するための請求項16に記載の発明は、請求項9乃至請求項15のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、前記判定工程による判定の結果を提示手段に提示させる提示制御工程を有することを特徴とする。
これによれば、判定結果を提示手段に提示させることによって、使用者は印刷性能の良否を容易に確認することができる。
上記課題を解決するための請求項17に記載の発明は、印刷性能判定の対象となる印刷装置と、当該印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置と、により構成された印刷性能判定システムにおいて、前記印刷装置は、複数のカラーパッチにより構成されるコントロールストリップを出力する出力手段を有し、前記印刷性能判定装置は、前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段と、取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、カラーパッチの色彩信号を構成する成分値ごとに許容範囲を個別に定義して、これら各カラーパッチの色彩信号を構成する成分値と、基準成分値との差(変動)が許容範囲内であるか否かに基づいて印刷性能を判定することにより、従来の様に色彩信号によって定められる単なる色差(ΔE)による評価により生じていた問題点を解消することができ、印刷性能を正確に判定することが可能となる。
本発明によれば、カラーパッチの色彩信号を構成する成分値ごとに許容範囲を個別に定義して、これら各カラーパッチの色彩信号を構成する成分値と、基準成分値との差(変動)が許容範囲内であるか否かに基づいて印刷性能を判定することにより、従来の様に色彩信号によって定められる単なる色差(ΔE)による評価により生じていた問題点を解消することができ、印刷性能を正確に判定することが可能となる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態は、印刷性能判定装置によって印刷装置の印刷性能判定を行う場合の一例を示す。
[印刷性能判定装置]
まず、本実施形態に係る印刷性能判定装置について、図1を用いて概念的に説明する。
本実施形態における印刷性能判定装置1において印刷装置2の印刷性能判定をすべく、まず、印刷装置2により印刷出力された(出力手段)コントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを分光測色器3を用いて測定し、色彩信号(L***)を取得する。これにより各カラーパッチの色彩を、印刷装置の装置特性や印刷特性に依存しない色空間に置き換える。本実施形態では、国際照明委員会(CIE)が定めた1976CIELab空間を用いる。そして、取得された各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値を、各カラーパッチごとに定められた各成分値の基準となる値(以下、「成分基準値」という。)と比較し、成分基準値との変動(差)が所定範囲(許容範囲)内であるか否かに基づいて、印刷装置2の印刷性能を判定する。
そして、各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値と、各成分値に対応する各成分基準値との差が、所定範囲(許容範囲)内である場合には、印刷装置2の印刷性能を良好と判定し、一方、カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値と、各成分値に対応する各成分基準値との差が、所定範囲(許容範囲)外である場合には、印刷装置2の印刷性能を不良と判定する。
[印刷性能判定装置の構造及び機能]
次に、図1乃至図4を用いて、本実施形態にかかる印刷性能判定装置を構成する各部の構造及び機能について説明する。図1は、本実施形態に係る印刷性能判定装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、印刷装置2から印刷されるコントロールストリップ21の概略図である。
図1に示すように、印刷性能判定装置1は、各種データ、テーブル及びプログラム等を記憶(格納)するHDD(Hard Disk Drive)等から構成された記憶部11、液晶モニタ等により構成された表示部12、カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段としての外部機器接続部13、印刷性能判定の対象となる印刷装置2の印刷性能を判定する判定手段等としての制御部14とを備えて構成され、これらの各構成要素はバス15を介して相互に接続されている。
記憶部11は、図3(A)及び(B)に示すように、各カラーパッチごとに定められた成分基準値テーブルTA及び許容範囲テーブルTBと、を記憶しておくものである。印刷装置2により出力されたコントロールストリップ21を構成するカラーパッチを分光測色器3で測定して取得した各カラーパッチの色彩信号の各成分値を、当該各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値に対応する各成分基準値と比較する際に、成分基準値テーブルTA及び許容範囲テーブルTBを参照して対応する各成分基準値とその許容範囲とを夫々取得し、制御部14によって、各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値が所定範囲(許容範囲)内であるか否かを判定することになる。
表示部12は、制御部14からの各種処理信号に基づいて、処理信号によって指示された表示を行なうものであり、提示手段として機能し、印刷装置2の印刷性能判定結果等をカラーパッチの成分値毎に画面上に表示することができるようになっている。
外部機器接続部13は、印刷装置2により出力されたコントロールストリップ21を構成する複数のカラーパッチの色彩信号(L***)を測定する分光測色器3と接続し、測定結果を装置内に取り込むためのものである。
制御部14は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作入力部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス15を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。また、制御部14は、ROM等に記憶された各種制御プログラムを実行することにより、取得手段、判定手段、提示制御手段として機能するようになっている。
なお、制御部14における具体的処理は、後の印刷性能判定処理の説明において詳細に述べる。
[許容範囲]
以下に、印刷装置2の印刷性能を判定するための基準となる所定範囲(許容範囲)について図2乃至図4を用いて説明する。
図2に示すように、印刷装置2の図示しない印刷出力部(出力手段)により出力されるコントロールストリップ21は、印刷装置2の色再現特性を把握するための代表色である複数のカラーパッチ22(i=1〜10N)により構成されており、カラーパッチ22は、1段目(i=1、2、3・・・10)、2段目(i=11、12、13・・・20)・・・というように、N段のカラーパッチ22により構成されている。
ここで、上述したように各カラーパッチ22の色彩信号の成分基準値は予め定められており、成分基準値は、CIELab空間における座標値(成分値)Xi=L(明度)、Yi=a(色度)、Zi=b(色度)により表され、図3(A)の成分基準値テーブルTAに示すように、カラーパッチ22(i=1)の成分基準値は、L=12.56、a=4.55、b=1.23、カラーパッチ22(i=2)の成分基準値は、L=45.87、a=78.11、b=10.23・・・、カラーパッチ22(i=N)の成分基準値は、L=95.11、a=0.11、b=4.12等のように定められている。よって、印刷装置から出力されるコントロールストリップ21を構成する各カラーパッチ22の各成分値が、それぞれ対応する成分基準値と一致している場合には、当該対応する成分基準値と比べて印刷出力変動がなく最も印刷性能が高いと判定することができる。また、各成分基準値と各成分値が異なっていても成分基準値と成分値の差が小さいほど印刷性能が高いと判定できる。そこで、本実施形態では各カラーパッチごとに各成分値の所定の範囲(許容範囲)を図3(B)に示す如く許容範囲テーブルTBとして記憶部11に記憶しておき、各成分値と対応する成分基準値との差(変動)が当該所定の範囲(許容範囲)内であるならば、印刷性能は良好であるとして判定する。
なお、当該許容範囲の定め方は、印刷装置2によって印刷される印刷物の色彩をどこまで正確に表現する必要があるかによっても異なる。従って、印刷性能を判定する前に、使用者が図示しないマウス等で構成された操作入力部を操作することにより、所望の許容範囲を設定するよう構成してもよい。例えば、印刷物の色彩を基準となる成分基準値で表現される色彩と同じ色彩に表現する必要がある場合には、各成分基準値と各成分値との差を小さく、言い換えれば許容範囲を狭く設定すればよい。
また、人間の視覚によって色(色彩)の違いを識別できる範囲を許容範囲としたい場合には、各カラーパッチ22の各成分値ごとに、MacAdam楕円等に基づいて許容範囲を設定すればよい。ここで、MacAdam楕円とは、ある色度座標25個の色について、どの程度色が変動すると色の違いが認識されるかを多数実験し、その標準偏差により変動を楕円に近似したものである。
更に、L(明度)が異なるよりもa、b(色度)が異なる方が人間の目には色彩が異なっているように感じることから、色度の差(Δa、Δb)に重み付けをして設定してもよい。この場合、例えば、明度の差(ΔL)に比べて色度の差(Δa、Δb)の差が小さくなるよう許容範囲を設定する。また、特に所望の色について色度の差に重み付けをしたい場合には、所望の色に相当するxy色度図或いはuv色度図等の色度図上のマクアダム楕円に基づいて、当該所望の色の色度の差が小さくなるように許容範囲を設定してもよい。
上述したような方法により各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値における許容範囲を定め、例えば、図3(B)に示す如くカラーパッチ22(i=1)の色彩信号を構成する各成分値における許容範囲を、|ΔL|=2、|Δa|=1.5、|Δb|=1.5、カラーパッチ22(i=2)の色彩信号を構成する各成分値における許容範囲を、|ΔL|=2.5、|Δa|=2.5、|Δb|=1・・・カラーパッチ22(i=N)の色彩信号を構成する各成分値における許容範囲を、|ΔL|=2、|Δa|=1.5、|Δb|=1.5、等のように、成分値ごとに設定することができる。
[印刷性能判定処理]
次に、図4乃至図8を用いて印刷性能判定処理について説明する。
図4は、印刷性能判定処理を説明するフローチャートであり、図5は、カラーパッチを測定する際の概略図である。図6は、カラーパッチの成分値を示す図であり、図7は、カラーパッチの成分値の判定結果の一例を示す図であり、図8は、カラーパッチの成分値の判定結果の一例を示す図である。
印刷装置2により出力されたコントロールストリップ21を構成する複数のカラーパッチ22を分光測色器3により測定して各カラーパッチ22(i=1〜10N)の色彩信号を取得する(ステップS11)。
具体的には、まず印刷装置2により、図5に示すようなコントロールストリップ21が印刷(出力)される。ここで、印刷装置2にコントロールストリップ21のみを印刷(出力)する機能がある場合には、この機能によりコントロールストリップ21を出力し、コントロールストリップ21のみを印刷(出力)する機能が無い場合には、印刷物の出力データとコントロールストリップ21を合成した形で出力してもよい。このように印刷(出力)されたコントロールストリップ21を構成する各カラーパッチ22を分光測色器3を用いて測定する。具体的には、図5に示すように、分光測色器3を用いて左上のカラーパッチ22(i=1)からカラーパッチ22(i=10N)までを矢印の方向に従って順に測定して各カラーパッチ22(i=1〜10N)の色彩信号を取得する。
なお、取得された色彩信号の一例を図6に示す。同図に示すように取得された色彩信号は、CIELab空間における座標値(成分値)、具体的には、Xi=L(明度)、Yi=a(色度)、Zi=b(色度)の成分値により表される。同図に示す例によれば、カラーパッチ22(i=1)の成分値は、L=13.93、a=5.9、b=2.15、カラーパッチ22(i=2)の成分値は、L=45.97、a=78.99、b=10.36・・・、カラーパッチ22(i=N)の成分値は、L=96.15、a=1.04、b=4.01等である。
まず、カラーパッチ22(i=1)の場合について、各測定したカラーパッチ22の色彩信号を構成する各成分値(Xi,Yi,Zi)と、各カラーパッチ22の色彩信号を構成する各成分値に対応する各成分基準値(Xi,Yi,Zi)とを比較する(ステップS12〜14)。
ここで、成分基準値とは、上述したように、各カラーパッチ22の色彩信号を構成する各成分値に対応するカラーパッチごとに定められた値であり、図3(A)に示す如く成分基準値テーブルTAとして記憶部11に記憶されているものである(便宜上図7に図3(A)と同様の成分基準値テーブルTAを掲載)。
例えば、カラーパッチ22(i=1)の場合には、図7に示すカラーパッチ22(i=1)の色彩信号を構成する各成分値(L=13.93、a=5.9、b=2.15)と、図3(A)(図7参照)に示すカラーパッチ22(i=1)の色彩信号を構成する各成分値に対応する各成分基準値(L=12.56、a=4.55、b=1.23)とを比較する。
色彩信号を構成する各成分値(Xi,Yi,Zi)(この段階では(X1,Y1,Z1))が所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS15)。
具体的には、カラーパッチ22(i=1)の色彩信号を構成する各成分値に対応する各成分基準値とカラーパッチ(i=1)の色彩信号を構成する各成分値の差を求める。図7に示す色彩信号を構成する各成分値(L=13.93、a=5.9、b=2.15)と、図3(A)(図7参照)に示す各成分値に対応するカラーパッチごとに定められた各成分基準値(L=12.56、a=4.55、b=1.23)との差は、|ΔL|=1.37、|Δa|=1.35、|Δb|=0.92である。
図3(B)許容範囲テーブルTB(便宜上図7に図3(B)と同様の許容範囲テーブルTBを掲載)に示すように、カラーパッチ22(i=1の場合)の許容範囲は、|ΔL|=2、Δa=1.5、Δb=1.5と定められているため、この許容範囲と、成分基準値と成分値の差である|ΔL|=1.37、|Δa|=1.35、|Δb|=0.92とを比較し判定する。
成分基準値と成分値の差が許容範囲内であるか否かを判定した結果、色彩信号を構成する各成分値(X1,Y1,Z1)が所定範囲内である場合(ステップS16:YES)には、次に、所定範囲内であるか否かを判定したカラーパッチ22がi=Nであるかを判定する(ステップS17)。
例えば、カラーパッチ22(i=1)の場合には、成分基準値と成分値の差は|ΔL|=1.37であり、許容範囲は|ΔL|=2であるため、許容範囲内であると判定される。次に、Δaについて成分基準値と成分値の差が許容範囲内であるかを判定すると、成分基準値と成分値の差は|Δa|=1.35であり、許容範囲は|Δa|=1.5であるため、許容範囲内であると判定される。次に、Δbについて成分基準値と成分値の差が許容範囲内であるかを判定すると、成分基準値と成分値の差は|Δb|=0.92であり、許容範囲は|Δb|=1.5であるため、許容範囲内であると判定される。このように、色彩信号を構成する各成分値(X1,Y1,Z1)の成分基準値と成分値の差が全て許容範囲内である場合(ステップS17:Yes)には、次に、所定範囲内であるか否かを判定したカラーパッチ22がi=Nであるか否かを判定する(ステップS17)。
そして、カラーパッチ22がi=Nでない場合(ステップS17:No)には、未測定のカラーパッチ22があるため、iに1を加算してステップS14に移行する。具体的には、まず初めに上記ステップS15において色彩信号を構成する各成分値(Xi,Yi,Zi)として(X1,Y1,Z1)が所定範囲内であるか否かを判定したため、次に、カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値(X2,Y2,Z2)と、各成分値に対応するカラーパッチごとに定められた各成分基準値(X2,Y2,Z2)とを比較することになる。具体的には、図7に示す色彩信号を構成する各成分値(L=45.97、a=78.99、b=10.35)と、図3(A)(図7参照)に示す各成分値に対応するカラーパッチごとに定められた各成分基準値(L=45.87、a=78.11、b=10.23)とを比較し、色彩信号を構成する各成分値(Xi,Yi,Zi)、(この段階では(X2,Y2,Z2))が所定範囲内であるか否かを判定する。
このように、以上の動作をカラーパッチ22(i=N)に至る(ステップS17:Yes)まで一つずつカラーパッチの色彩信号を構成する各成分値(Xi,Yi,Zi)と、各成分値に対応するカラーパッチごとに定められた各成分基準値(Xi,Yi,Zi)とを比較し、その差がカラーパッチ22(i=1〜N)の判定結果が全て所定範囲内であった場合には、判定結果は良好として(ステップS20)、印刷性能判定処理を終了する。
一方、図8に示すように、カラーパッチ22(i=N)に至るまでに、例えば、カラーパッチ(i=8)について上記と同様に各成分値が所定範囲内か否かを判定する(ステップS15、16)と、成分基準値と成分値の差は|ΔL|=2.58であり、許容範囲は|ΔL|=2.5であるため、|ΔL|の値が所定範囲内ではない(ステップS16:No)ため、判定結果が不良として(ステップS18)判定されて、印刷性能判定処理は終了する。このように、印刷性能判定を各カラーパッチの各成分値ごとに行い、各カラーパッチの各色彩信号を構成する各成分値のうち、少なくとも一つが、許容範囲外である場合には、印刷装置の印刷性能を不良と判定する。なお、提示制御手段としての制御部14により、上記判定結果を提示手段としての表示部12に表示させても良い。また、表示部12ではなく、外部接続されたモニタ等に表示させても良い。或いは、プリンタ等の印刷手段を提示手段として機能させ、判断結果を印刷させてもよい。
このように、カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値と、各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値に対応する各カラーパッチごとに定められた各成分基準値とを比較し、各カラーパッチの各色彩信号を構成する各成分値のうち、少なくとも一つが、許容範囲外である場合に、印刷装置の印刷性能を不良と判定すること、つまり、各成分値の全てが許容範囲内である場合にのみ印刷性能を良好と判定するため、印刷性能を正確に判定することができる。
また、上述したように、色彩信号として、国際証明委員会(CIE)が定めた1976CIELab空間における座標値を用いたが、これに限らず、他の色空間における座標値、例えば、CIEXYZ空間における座標値や、RGB空間における座標値であってもよい。
上述した本実施形態では、図3(B)に示す如く、各カラーパッチ22ごとに各成分値の許容範囲(ΔL、Δa、Δb)を定めたが、各成分値毎の許容範囲(ΔL、Δa、Δb)を各カラーパッチ22ごとに変化させず、一定の値としてもよい。具体的には、カラーパッチ22(i=1、2、3・・・10N)の全てにおいて、例えば、ΔL=2、Δa=1、Δb=1とある一定の値に定めても良い。これによって、許容範囲をカラーパッチ22ごとに考慮する必要はなく、各カラーパッチ22において共通の値(ΔL=2、Δa=1、Δb=1)と設定することができるため、設定が容易であり、簡易に印刷性能判定を行うことができる。
また、各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値と、各カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値に対応する各カラーパッチごとに定められた各成分基準値との差が所定範囲(許容範囲)内であるか否かを判定することによって、印刷装置2の印刷性能を判定する場合について説明したが、上記の判定結果に加えて、成分基準値と、取得手段によって取得された各色彩信号の色差(数式1参照)が、所定範囲(許容範囲)内であるか否かを更に判定し、2種類の判定手法を組み合わせることによって印刷装置の印刷性能を判定する場合の要素として用いることもできる。具体的には、各色彩信号を構成する各成分値と、成分値に対応する成分基準値との差が所定範囲内である場合であっても、成分基準値と、各色彩信号を構成する各成分値との色差が、所定閾値より大きい場合には印刷性能を不良として判定してもよい。なお、色差とは以下の数式によって導き出されるものである。
Figure 2006319751
このように、2種類の判定手法を組み合わせることによって印刷装置の印刷性能を判定する要素として用いることもできる。この場合には、例えば、両者の判定結果が共に許容範囲内である時のみを印刷性能良好としてもよい。このように、2種類の判定手法を組み合わせることによって印刷性能判定を多様化することができる。
本発明の印刷性能判定装置の概要構成を示すブロック図である。 印刷装置により出力されるコントロールストリップを示す概略図である。 (A)は、カラーパッチの成分基準値を示す成分基準値テーブルであり、(B)は、カラーパッチの色彩信号を構成する各成分値における許容範囲を示す許容範囲テーブルである。 印刷性能判定処理を説明するフローチャートである。 カラーパッチを測定する際の概略図である。 カラーパッチの成分値を示す図である。 カラーパッチの成分値の判定結果の一例を示す図である。 カラーパッチの成分値の判定結果の一例を示す図である。
符号の説明
1・・・印刷性能判定装置
2・・・印刷装置
3・・・分光測色器
11・・・記憶部
12・・・表示部
13・・・外部機器接続部
14・・・制御部
15・・・バス
21・・・コントロールストリップ
22・・・カラーパッチ

Claims (17)

  1. 印刷性能判定の対象となる印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置において、
    前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段と、
    取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする印刷性能判定装置。
  2. 請求項1に記載の印刷性能判定装置において、
    前記判定手段は、取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値のうち少なくとも一つと、当該成分値に対応する前記成分基準値の差が前記所定範囲外である場合には、前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする印刷性能判定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷性能判定装置において、
    前記各成分値は、CIELab空間における座標値、またはCIEXYZ空間における座標値、またはRGB空間における座標値のいずれかであることを特徴とする印刷性能判定装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、
    前記所定範囲は、MacAdam楕円に基づいて定められることを特徴とする印刷性能判定装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の印刷性能判定装置において、
    前記各成分値は、前記CIELab空間における座標値であって、明度及び色度を示すことを特徴とする印刷性能判定装置。
  6. 請求項5に記載の印刷性能判定装置において、
    前記成分値が前記色度である場合の前記所定範囲は、前記成分値が前記明度である場合の前記所定範囲より狭いことを特徴とする印刷性能判定装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、
    前記判定手段は、前記取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値と、当該成分値に対応する前記成分基準値との差が前記所定範囲内である場合であっても、
    前記成分基準値と、前記取得手段によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値との色差が、所定閾値より大きい場合には前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする印刷性能判定装置。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷性能判定装置において、
    前記判定手段による判定の結果を提示手段に提示させる提示制御手段を有することを特徴とする印刷性能判定装置。
  9. 印刷性能判定の対象となる印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定方法において、
    前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得工程と、
    取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする印刷性能判定方法。
  10. 請求項9に記載の印刷性能判定方法において、
    前記判定工程は、取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値のうち少なくとも一つと、当該成分値に対応する前記成分基準値の差が前記所定範囲外である場合には、前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする印刷性能判定方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の印刷性能判定方法において、
    前記各成分値は、CIELab空間における座標値、またはCIEXYZ空間における座標値、またはRGB空間における座標値のいずれかであることを特徴とする印刷性能判定方法。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、
    前記所定範囲は、MacAdam楕円に基づいて定められることを特徴とする印刷性能判定方法。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の印刷性能判定方法において、
    前記各成分値は、前記CIELab空間における座標値であって、明度及び色度を示すことを特徴とする印刷性能判定方法。
  14. 請求項13に記載の印刷性能判定方法において、
    前記成分値が前記色度である場合の前記所定範囲は、前記成分値が前記明度である場合の前記所定範囲より狭いことを特徴とする印刷性能判定方法。
  15. 請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、
    前記判定工程は、前記取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値と、当該成分値に対応する前記成分基準値との差が前記所定範囲内である場合であっても、
    前記成分基準値と、前記取得工程によって取得された前記各色彩信号を構成する各成分値との色差が、所定閾値より大きい場合には前記印刷性能を不良として判定することを特徴とする印刷性能判定方法。
  16. 請求項9乃至請求項15のいずれか一項に記載の印刷性能判定方法において、
    前記判定工程による判定の結果を提示手段に提示させる提示制御工程を有することを特徴とする印刷性能判定方法。
  17. 印刷性能判定の対象となる印刷装置と、当該印刷装置の印刷性能の判定を行う印刷性能判定装置と、により構成された印刷性能判定システムにおいて、
    前記印刷装置は、
    複数のカラーパッチにより構成されるコントロールストリップを出力する出力手段を有し、
    前記印刷性能判定装置は、
    前記印刷装置により出力されたコントロールストリップを構成する複数のカラーパッチを測定し、各前記カラーパッチの色彩信号を取得する取得手段と、
    取得された前記色彩信号を構成する各成分値と、前記各成分値に対応する前記カラーパッチごとに定められた各成分基準値と、の差が所定範囲内であるか否かに基づいて前記印刷性能を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする印刷性能判定システム。
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