JP6648087B2 - 設備機器管理システム、空調機管理システム、通信条件調整方法 - Google Patents

設備機器管理システム、空調機管理システム、通信条件調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、設備機器管理システム、空調機管理システム、及び通信条件調整方法に関する。
従来、管理センターに設置された管理装置により、各地に点在する物件内の空調機(設備機器)を集中的に管理する空調機管理サービスが実施されている(例えば、特許文献1(特許第4149240号公報))。
空調機(設備機器)と管理装置との間では、複数の項目の空調機情報(設備機器情報)の通信が行われる。しかしながら、通信頻度が高い場合、通信量が膨大となり、通信負荷及び通信料金の上昇を招くことになる。一方、通信頻度が低い場合、空調機に対する適切な管理サービスの提供が困難となる。
本発明の課題は、通信負荷を低減しつつ設備機器に対する適切な管理を実現し得る設備機器管理システム、空調機管理システム、及び通信条件調整方法を提供することである。
本発明の第1観点に係る設備機器管理システムは、情報処理装置と、管理装置と、を備える。情報処理装置は、設備機器に関する設備機器情報を取得する。管理装置は、情報処理装置との間で設備機器情報を所定の通信条件で通信して設備機器を管理する。そして、管理装置又は情報処理装置のいずれか一方又は両方が、設備機器の状態及び/又は設備機器が設置される設置空間の状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する通信条件候補生成部を有する。
第1観点に係る設備機器管理システムでは、上記構成により好適な通信条件を選択できるようになるので、通信負荷を低減しつつ設備機器に対する適切な管理を実現できる。
本発明の第2観点に係る設備機器管理システムは、第1観点に係る設備機器管理システムにおいて、管理装置又は情報処理装置のいずれか一方又は両方が、通信条件候補生成部により生成された通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、情報処理装置と管理装置との間の通信条件を調整する通信条件調整部を有する。
第2観点に係る設備機器管理システムでは、設備機器の状態及び/又は設備機器が設置される設置空間の状態に応じて最適な通信条件に調整されるので、通信負荷を低減しつつ設備機器に対する適切な管理を実現できる。
本発明の第3観点に係る設備機器管理システムは、第1観点又は第2観点の設備機器管理システムにおいて、設備機器情報が、設備機器の状態を示す状態情報と、設備機器の状態を変更するための指令情報とを含む。
第3観点に係る設備機器管理システムでは、設備機器が稼働していない時間帯に状態情報の通信量を抑制できる。一方、設備機器が稼働していない時間帯でも指令情報の通信量を維持することができる。
本発明の第4観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第3観点の設備機器管理システムにおいて、設置空間の状態が、設置空間の種別、設置空間内における設備機器の設置位置、設置空間を構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される。
第4観点に係る設備機器管理システムでは、上述の情報の組み合わせにより設備機器を細分化して管理するので、システム全体の通信条件を最適化することができる。
本発明の第5観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第4観点の設備機器管理システムにおいて、情報処理装置が、制御装置と、中間処理装置とを備えている。そして、制御装置は設備機器に配置される。また、中間処理装置は、制御装置及び管理装置と接続する。
第5観点に係る設備機器管理システムでは、中間処理装置が、ネットワーク上で制御装置と管理装置との間を中継するので、システム設計の自由度を高めることができる。
本発明の第6観点に係る設備機器管理システムは、第5観点の設備機器管理システムにおいて、中間処理装置が、状態情報取得部と変化予測部とを有する。状態情報取得部は、設備機器の状態を示す状態情報を取得する。変化予測部は、状態情報の変化をシミュレーションする。そして、この設備機器管理システムは、状態情報取得部により取得された状態情報と、変化予測部によりシミュレーションされる状態情報とを比較し、状態情報に異常が生じていない場合、状態情報の通信を抑制する。
第6観点に係る設備機器管理システムでは、上記構成を具備するので、中間処理装置と管理装置との間の通信量を抑制することができる。
本発明の第7観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第6観点の設備機器管理システムにおいて、設備機器が空調機である。
第7観点に係る設備機器管理システムでは、通信負荷を低減しつつ空調機に対する適切な管理を実現できる。
本発明の第8観点に係る設備機器管理システムは、第7観点の設備機器管理システムにおいて、空調機が、室外機と、室外機に接続する一又は複数の室内機とを有する。そして、通信条件候補生成部が、室内機の設置空間に存在する人の情報に基づいて、通信条件を生成する。
第8観点に係る設備機器管理システムは、上記構成を具備することにより、最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。
本発明の第9観点に係る設備機器管理システムは、第7観点または第8観点の設備機器管理システムにおいて、空調機が、室外機と、室外機に接続する一又は複数の室内機とを有する。そして、通信条件候補生成部が、室内機の設置空間に配置されるモノの情報に基づいて、通信条件の候補を生成する。
第9観点に係る設備機器管理システムは、上記構成を具備することにより、最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。
本発明の第10観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第9観点のいずれかの設備機器管理システムにおいて、設備機器情報は複数の項目を含む。そして、通信条件候補生成部が、通信条件の候補として、設備機器情報の項目の数、設備機器情報のデータ長、設備機器情報の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される通信条件を生成する。
第10観点に係る設備機器管理システムでは、上記構成を具備することにより、最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。
本発明の第11観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第10観点のいずれかの設備機器管理システムにおいて、通信条件候補生成部が、通信条件の候補を、通信量及び通信経路に関連付けて生成する、
第11観点に係る設備機器管理システムでは、上記構成を具備しているので、通信量及び通信経路が最適になるような通信条件を選択することができる。
本発明の第12観点に係る設備機器管理システムは、第1観点から第11観点のいずれかの設備機器管理システムにおいて、通信条件候補生成部が、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路を抽出する。
第12観点に係る設備機器管理システムでは、品質基準を満たした上で、通信料金を抑制することができるので、設備機器管理システムの導入を促進することができる。
本発明の第13観点に係る空調機管理システムは、制御装置と、管理装置とを備える。制御装置は、空調機に関する空調機情報を所定の通信間隔で通信する。管理装置は、制御装置と空調機情報を通信して管理する。そして、管理装置又は制御装置が、通信間隔の設定を、空調機の設置空間における人の存在に関する存在情報に基づいて変更する通信間隔設定部を有する。
第13観点に係る空調機管理システムは、管理装置又は制御装置が、空調機情報を通信する所定の通信間隔を、空調機の設置空間における人の存在に関する存在情報に基づいて変更するので、通信負荷を低減しつつ、空調機に対する適切な管理を実現し得る空調機管理システムを提供できる。
本発明の第14観点に係る通信条件調整方法は、設備機器に関する設備機器情報を取得する情報処理装置と、情報処理装置との間で設備機器情報を所定の通信条件で通信して設備機器を管理する管理装置と、を備えた設備機器管理システムに用いられる。この通信条件調整方法では、設備機器の状態及び/又は設備機器の設置空間の状態の変化に応じて、通信条件を調整する。
第14観点に係る通信条件調整方法では、設備機器の状態及び/又は設備機器の設置空間の状態の変化に応じて、通信条件を調整するので、通信負荷を低減しつつ、設備機器に対する適切な管理を実現できる。
本発明の第15観点に係る通信条件調整方法は、第14観点の通信条件調整方法において、通信条件の調整による通信量の変化に応じて通信経路を変更する。
第15観点に係る通信条件調整方法では、通信条件の調整による通信量の変化に応じて通信経路を変更するので、通信量及び通信経路が最適になるような通信条件を選択することができる。
本発明の第16観点に係る通信条件調整方法は、第14観点又は第15観点の通信条件調整方法において、通信条件の調整による通信量の変化に応じて、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、及び、ローパワーワイドエリア(LPWA)の少なくともいずれかを含む遠距離無線通信の通信方式に変更する。
第16観点に係る通信条件調整方法では、上述の遠距離無線通信の通信方式の中から、通信条件の調整による通信量の変化に応じて最適な通信経路に変更する。
本発明の第17観点に係る通信条件調整方法は、第16観点の通信条件調整方法において、遠距離無線通信の通信方式毎に異なる従量課金の設定がされている。
第17観点に係る通信条件調整方法では、上述の遠距離無線通信の通信方式の中から、最適な通信料金になるような通信条件を選択することができる。
第1観点に係る設備機器管理システムでは、通信負荷を低減しつつ設備機器に対する適切な管理を実現できる。
第2観点に係る設備機器管理システムでは、設備機器の状態及び/又は設備機器が設置される設置空間の状態に応じて最適な通信条件に調整できる。
第3観点に係る設備機器管理システムでは、設備機器が稼働していない時間帯に状態情報の通信量を抑制できる。一方、設備機器が稼働していない時間帯でも指令情報の通信量は維持することができる。
第4観点に係る設備機器管理システムでは、システム全体の通信条件を最適化することができる。
第5観点に係る設備機器管理システムでは、システム設計の自由度を高めることができる。
第6観点に係る設備機器管理システムでは、中間処理装置と管理装置との間の通信量を抑制することができる。
第7観点に係る設備機器管理システムでは、通信負荷を低減しつつ空調機に対する適切な管理を実現できる。
第8〜10観点に係る設備機器管理システムは、最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。
第11観点に係る設備機器管理システムでは、通信量及び通信経路が最適になるような通信条件を選択することができる。
第12観点に係る設備機器管理システムでは、品質基準を満たした上で、通信料金を抑制できる。
第13観点に係る空調機管理システムは、通信負荷を低減しつつ、空調機に対する適切な管理を実現し得る空調機管理システムを提供できる。
第14観点に係る通信条件調整方法では、通信負荷を低減しつつ、設備機器に対する適切な管理を実現できる。
第15観点に係る通信条件調整方法では、通信量及び通信経路が最適になるような通信条件を選択することができる。
第16観点に係る通信条件調整方法では、遠距離無線通信の通信方式の中から最適な通信経路に変更できる。
第17観点に係る通信条件調整方法では、遠距離無線通信の通信方式の中から、最適な通信料金になるような通信条件を選択することができる。
本発明の第1実施形態に係る空調機管理システム1の模式図である。 同実施形態に係る空調機10の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る制御装置20の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る空調機情報のデータ構造の概念を示す模式図である。 同実施形態に係る管理装置30の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る存在情報の一例を示す模式図である。 同実施形態に係る第1設定受付画面G1の一例を示す模式図である。 同実施形態に係る第2設定受付画面G2の一例を示す模式図である。 同実施形態における空調機管理システム1の基本設定での通信を説明するための模式図である。 同実施形態に係る空調機管理システム1における通信間隔の設定の変更を説明するためのシーケンス図である。 空調機10の運用モデルの一例を示した模式図である。 同実施形態に係る空調機管理システム1における通信間隔の設定変更を説明するための図である。 セットバック機能を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る空調機管理システム1Sの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る空調機10Sの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る制御装置20Sの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る管理装置30Sの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る中間処理装置60Sの構成を示す模式図である。 同実施形態に係る管理装置30Sによる通信条件の調整を説明するためのシーケンス図である。 同実施形態に係る中間処理装置60Sによる通信条件の調整を説明するためのシーケンス図である。 変形例2Eに係る中間処理装置60Sの構成を示す模式図である。
<第1実施形態>
(1)空調機管理システム1の全体構成
図1は本発明の第1実施形態に係る空調機管理システム1の構成を示す模式図である。なお、以下の説明において、同様の機能を有する複数の装置について共通の説明をする場合は同一符号を付して説明する。また、同様の機能を有する複数の装置から、一の装置を区別して説明するときには英小文字の添え字を付して説明する。したがって、例えば、複数の空調機10a〜10fはそれぞれ同様の機能を有する装置であるので、説明が共通する場合は空調機10と表記する。また、便宜上、添え字a〜f等を用いるが、これらは任意の数を表しており、数量がこれに限定されるものではない。
空調機管理システム1は、1台の管理装置30で、多数の空調機10a〜10fを管理するシステムである。ここでは、管理装置30は、中央管理センター3に設置される。中央管理センター3の管轄エリア内には、多数の施設2a〜2cが存在する。施設2a〜2cは、例えばオフィスビル、商業ビルやコンドミニアムである。そして、各施設2a〜2cには、一又は複数の空調機10a〜10fが設置される。各空調機10a〜10fには制御装置20a〜20fが個別に搭載される。そして、各制御装置20a〜20f及び管理装置30が後述する空調機情報を通信することで、多数の空調機10a〜10fの管理が実行される。
なお、管理装置30及び各制御装置20a〜20fは、通信基地局4を介して、無線通信を実行する。また、管理装置30及び各制御装置20a〜20fの通信は、HTTP/1.1の通信プロトコルにより実行される。また、管理装置30はネットワークを介して複数の権限者端末40a〜40d及び複数の保守作業者端末50a,50bに接続する。
(2)空調機管理システム1の詳細構成
(2−1)空調機
図2は同実施形態に係る空調機10の構成を示す模式図である。空調機10は、空調機管理システム1の管理対象であり、図示されない圧縮機や熱交換器等から構成される冷媒回路を有する。また、空調機10は、室外機11と、室外機11に専用通信線を介して接続する複数の室内機12a〜12dと、を有する。室外機11及び室内機12a〜12dには、それぞれ室外機制御回路11X及び室内機制御回路12Xが設けられる。また、空調機10には各種センサが所定箇所に適宜取り付けられる。これらのセンサにより、室温、周辺の外気温、冷媒の吐出温度及び吐出圧等が検出される。そして、各種センサの検出値に基づいて、室外機制御回路11X及び室内機制御回路12Xが協働して空調機10の各部の動作を制御する。また、空調機10は、リモコン及び/又は操作パネルなどの操作端末15から入力される指令情報、並びに、ネットワークを介して外部の権限者端末40から入力される指令情報に基づいて操作される。
室外機11は、冷媒回路の熱源として機能する機器である。室外機11には、後述する制御装置20が搭載される。室外機11は、例えば屋上などの、施設2の建造物の外部に設置される。複数の室内機12は、施設2の建造物の複数のフロアまたは複数の部屋等にそれぞれ分散して設置される。
室内機12は、専用通信線を介して室外機11と接続する。室内機12は、室内に設置された操作端末15により操作される。操作端末15は、例えばリモコン、及び、室内に取り付けられた操作パネル等により構成される。なお、ここでは、一の室外機11に接続されている複数の室内機12a〜12dが、一又は複数の操作端末15に個別に関連付けられて操作される。また、室内機12には、人の存在を検知する人感センサ7などが搭載されることもある。
(2−2)制御装置
制御装置20は空調機10の室外機11に搭載され、室外機制御回路11Xに接続することで空調機10を制御するものである。制御装置20は、図3に示されるように、記憶部21と、通信部22と、処理部23と、接続部24と、を備える。
記憶部21は、各種情報を記憶するものであり、不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリ等により構成される。また、記憶部21は、制御装置20の各種機能を実行するためのプログラムを記憶する。また、記憶部21は、空調機情報の項目毎の通信間隔を示す「通信間隔情報」を記憶する。なお、記憶部21に記憶された通信間隔情報は、後述する管理装置30の指令情報を受けて更新可能である。
通信部22は、外部ネットワークとの通信を実行するものである。ここでは、通信部22は、通信基地局4との無線通信を介してネットワークに接続する。そして、通信部22の機能により、制御装置20と管理装置30との間で、各種コマンドおよび各種データの授受が行なわれる。
処理部23は、各種情報処理を実行する。処理部23は、通信部22を制御して、制御装置20が搭載された室外機11に対応する空調機情報を、所定の通信間隔で管理装置30と通信する。また、処理部23は、後述する管理装置30の指令情報を受けて、記憶部21に記憶された通信間隔情報を更新する。
「空調機情報」は、複数の項目を含んでおり、空調機10の状態を示す「状態情報」と、空調機10の状態を変更するための「指令情報」とに大別される。空調機情報は、具体的にはHTTP1.1の通信プロトコルに対応しており、図4に示されるように、ヘッダ部H及びボディ部Bを有する。例えば、ヘッダ部Hには通信先情報等が格納されており、ボディ部Bには、当該室外機11に接続する室内機12の台数及び各識別番号、各室内機12に関する状態情報等が格納される。
「状態情報」は、空調機10の状態を監視するための情報であり、所定時間間隔毎に室外機制御回路11Xに収集される。「状態情報」としては、例えば、空調機10に属する電動弁、モータ、その他のアクチュエータの制御情報、空調機10に設置された各種センサによる検出値、各種異常コード等がある。
「指令情報」は、リモコン及び/又は操作パネルなどの操作端末15から入力される指令、並びに、ネットワークを介して外部の権限者端末40から入力される指令を示す情報である。「指令情報」としては、例えば、空調機の運転命令及び停止命令、並びに、設定温度等の変更命令等がある。なお、指令情報は、制御装置20が管理装置30に指令情報の有無を問い合わせることにより伝達される。詳しくは、管理装置30に直接入力される指令情報、及びネットワークを介して外部端末等から入力される指令情報が管理装置30に記憶される。そして、制御装置20が、所定の通信間隔で管理装置30に指令情報の有無を確認する。管理装置30は上記確認に対する応答として、指令情報が管理装置30に記憶されている場合(「有」の場合)は、指令情報の内容を制御装置20に送信する。一方、管理装置30は上記確認に対する応答として、指令情報が管理装置30に記憶されていない場合(「無」の場合)は、指令情報がないことを示す情報を制御装置20に送信する。
接続部24は、室外機制御回路11Xに接続するものである。制御装置20は、接続部24を介することで、室外機制御回路11Xに指令情報の送出が可能になるとともに、室外機制御回路11Xから状態情報の取得が可能となる。
(2−3)管理装置
管理装置30は、図5に示されるように、記憶部31、入力部32、通信部33、処理部34、出力部35を有する。
記憶部31は、各種情報を記憶するものであり、キャッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。記憶部31は、統合管理データベース31Aと、状態情報データベース31Bと、指令情報データベース31Cと、存在情報データベース31Dと、履歴情報データベース31Eと、運転スケジュールデータベース31Fと、を有する。
統合管理データベース31Aは、管理装置30が管理する空調機10に関連する情報を記憶する。例えば、統合管理データベース31Aは、空調機10が設置される施設2の情報、施設2における室外機11及び室内機12a〜12dの設置空間5a〜5dの情報、各空調機10に対する権限者の設定情報等を記憶する。また、統合管理データベース31Aは、各室内機12a〜12dに関連付けて、空調機情報の各項目の通信間隔が設定された「通信間隔情報」を記憶する。ここで、空調機10は、設置空間5a〜5dに応じた運転モード等に設定される。また、各設置空間5a〜5dは、重要度等に応じて分類される。したがって、空調機10は、各設置空間5a〜5dの重要度等に応じた運転モードで動作する。なお、通信間隔情報は後述する存在情報に基づいて生成される。
状態情報データベース31Bは、各室内機12に関連付けて、制御装置20から送信された各種状態情報を記憶する。
指令情報データベース31Cは、管理装置30の管理者が入力した各空調機10a〜10fに対する指令情報、及び後述する権限者端末40から各空調機10a〜10fへの指令情報等を記憶する。
存在情報データベース31Dは、空調機10の設置空間5に関連付けて、人の存在に関する存在情報を記憶する。「存在情報」は、各室内機12a〜12dが設置される設置空間5a〜5dに関連付けて、当該設置空間5a〜5dにおける人の存在する程度を時間帯毎に示すものである。存在情報は予め設定されていてもよいし、人感センサ等を用いて随時設定されるものでもよい。例えば、存在情報は、図6に示されるように、当該設置空間5の各時間帯における人の多さの順に応じて「在」「中間」「不在」の3段階の状態に区別される。
履歴情報データベース31Eは、空調機10の設置空間に関連付けて、人の存在に関する存在情報の履歴を記憶する。具体的に、履歴情報データベース31Eは、上述したような、時間帯毎の「在」「中間」「不在」の3段階の状態の履歴を室内機12又は室内機12の設置空間5に関連付けて格納する。
運転スケジュールデータベース31Fは、空調機10の設置空間5a〜5dに関連付けて、空調機10の運転スケジュールを記憶する。運転スケジュールは、空調機10の時間帯毎の運転状態が設定されたものである。運転スケジュールは、空調機10が管理装置30を介して外部から制御される場合に用いられる。
なお、記憶部31は上述した各種データベース以外にも任意の情報を記憶する。例えば、記憶部31は、操作端末15の操作頻度等の履歴を適宜記憶する。また、例えば、記憶部31は、操作端末15の操作頻度等と想定される空調機10の運転状況との相関関係を示す情報を記憶する。
入力部32は、管理装置30への情報の入力を可能にするものであり、キーボード、マウス、及び/又はタッチスクリーン等により実現される。例えば、入力部32は、後述する設定受付画面への情報の入力を可能にする。管理者等は、入力部32を介して、各空調機10への指令情報の入力及び各種設定の変更の入力等の実行が可能となる。
通信部33は、外部ネットワークと通信するものである。通信部33を介して、制御装置20から空調機情報が受信される。受信した空調機情報は統合管理データベース31Aに記憶される。
処理部34は、管理装置30における各種情報処理を実行するものであり、CPU及びキャッシュメモリ等で構成される。ここでは、処理部34は、通信間隔設定部34A、設定受付画面生成部34B、提案情報生成部34C、異常警報生成部34Dとしても機能する。
通信間隔設定部34Aは、制御装置20が管理装置30と空調機情報を通信する際の通信間隔を設定するものである。ここでは、通信間隔設定部34Aは、各室内機12a〜12dに関連付けて、空調機情報の項目毎の通信間隔を設定する。また、通信間隔設定部34Aは、上述の運転スケジュールに基づいて通信間隔を設定する機能を有している。詳しくは、通信間隔設定部34Aは、空調機10の利用率が高い時間帯は通信間隔を短く設定し、利用率が低い時間帯は通信間隔を長く設定する。そして、通信間隔設定部34Aは設定した通信間隔を統合管理データベース31Aに格納する。
また、通信間隔設定部34Aは、制御装置20が管理装置30と空調機情報を通信する際の通信間隔の設定を、室内機12の設置空間5a〜5dにおける存在情報に基づいて変更する機能を有している。
なお、通信間隔設定部34Aは、上記通信間隔を、室内機12の設置空間5a〜5dの種類に関連付けて変更する機能も有している。また、通信間隔設定部34Aは、上記通信間隔を、空調機情報の項目に応じて個別に変更する機能も有している。また、通信間隔設定部34Aは、上記通信間隔を、状態情報又は指令情報に応じて個別に変更する機能も有している。さらに通信間隔設定部34Aは、上記通信間隔を、存在情報の履歴に基づいて変更する機能も有している。さらに通信間隔設定部34Aは、上記通信間隔を、運転スケジュールに基づいて変更する機能も有している。さらに通信間隔設定部34Aは、記憶部31から必要な情報を読み出して、上記通信間隔を、操作端末15の操作回数、操作頻度、操作内容のいずれか又は任意の組み合わせに基づいて変更する機能も有している。さらに通信間隔設定部34Aは上記通信間隔を、複数の操作端末15a〜15dの全てが複数の室内機12a〜12dをオフにした履歴に基づいて変更する機能も有している。
設定受付画面生成部34Bは、上記通信間隔の設定を受け付ける設定受付画面を生成する。具体的には、図7,8に示されるような「設定受付画面」を生成する。ここでは、図7に示されるような第1設定受付画面G1を介して、「在」「中間」「不在」の3つの状態に対応する時間帯の設定を受け付ける。第1設定受付画面G1で受け付けた情報は存在情報として存在情報データベース31Dに格納される。図7においては、「在」、「中間」、「不在」のそれぞれの状態に対応する時間帯が「8:00〜12:00」及び「13:00〜22:00」、「12:00〜13:00」、「22:00〜8:00」と設定されている。また、図8に示されるような第2設定受付画面G2を介して、「在」「中間」「不在」の3つの状態に対応する通信間隔の設定を受け付ける。図8においては、「在」「中間」「不在」のそれぞれの状態に対して、「1分間」「5分間」「60分間」の通信間隔が設定されている。そして、第2設定受付画面G2で受け付けた情報は、存在情報データベース31Dの情報と照合されて、空調機情報の通信項目毎に各時間帯の通信間隔が決定される。決定された通信間隔の情報は統合管理データベース31Aに格納される。このようにして、管理装置30の管理者及び権限者端末40の利用者等は、これらの設定受付画面を介して通信間隔を変更できる。なお、通信間隔の設定は、通信項目毎ではなくて、全項目を一括して設定するものでもよいし、グループ化された項目毎に設定するものでもよい。
提案情報生成部34Cは、存在情報の履歴に基づいて通信間隔の変更を提案するための「提案情報」を生成する。詳しくは、提案情報生成部34Cは、存在情報データベース31Dの内容と履歴情報データベース31Eの内容との相違が、予め設定された頻度以上生じた場合、履歴情報データベース31Eの内容に基づいて、存在情報データベース31Dの内容を変更するように提案する提案情報を生成する。これにより、存在情報データベース31Dの内容の変更が促される。そして、存在情報が更新されることで、通信間隔が最適化される。なお、提案情報としては、例えば表示装置に表示される提案画面等の形態に生成される。
異常警報生成部34Dは、状態情報に基づいて「異常警報」の内容を生成する。具体的には、異常警報生成部34Dは、制御装置20から送信される空調機情報(状態情報)に異常コードが含まれている場合、対象となる空調機10の識別番号及び異常内容等を含む異常警報を生成する。
出力部35は、各種情報を出力するものであり、種々のディスプレイ及びスピーカ等により構成される。例えば、出力部35は、設定受付画面生成部34Bにより生成された設定受付画面を出力する。また、出力部35は、提案情報生成部34Cにより生成された提案情報を出力する。また、出力部35は異常警報生成部34Dにより生成された「異常警報」を出力する。
なお、出力部35により出力される各種情報はネットワークを介して権限者端末40及び保守作業者端末50に出力することも可能である。特に、出力部35により異常警報が出力された場合、当該異常警報は予め登録された保守作業者端末50の通信先に出力される。
(2−4)権限者端末
権限者端末40は、空調機10に対して各種指令を実行する権限が付与された権限者が使用する端末である。各権限者端末40a〜40dは、ネットワークを介して管理装置30に接続し、各空調機10a〜10fに対する指令情報等を管理装置30に送信する。
なお、権限者としては、施設の所有者、施設の管理者、施設の利用者、空調機10の製造者、空調機10の販売者等が該当する。権限者は、その種類に応じて与えられる権限が異なる。すなわち、個々の権限者端末40に付与された権限レベルに応じて、空調機10に対して入力可能な指令情報の種類が異なる。また、権限者端末40の権限レベルに応じて、空調機情報の複数の項目のうち、通信間隔の変更が認められるものと認められないものとが存在する。なお、権限レベルの設定情報は管理装置30の統合管理データベース31Aに記憶されている。
(2−5)保守作業者端末
保守作業者端末50は、空調機10の保守作業者が利用する端末である。保守作業者端末50は、異常警報を管理装置30から受け取るものである。これにより、保守作業者が対象となる空調機10の異常診断及び故障対応等を行なうことが可能となる。
(3)空調機管理システム1における通信
(3−1)基本設定
図9は本実施形態に係る空調機管理システム1の基本設定での通信を説明するための模式図である。
空調機管理システム1の各制御装置20a〜20fの初回動作時等においては、管理装置30と各制御装置20a〜20fとの間で、基本設定での通信が行われる。具体的には、一の制御装置20が管理装置30に対して、予め設定された通信間隔(例えば1分間)で「状態情報d1」を送信する。
管理装置30は制御装置20から状態情報d1を受信すると、制御装置20に「受信確認d2」を返信する。制御装置20は管理装置30から受信確認d2を受信すると、次の状態情報d1の送信まで待機状態となる。
また、制御装置20は管理装置30に対して指令情報d4に対する「確認要求d3」を送信する。
管理装置30は制御装置20から指令情報d4に対する確認要求d3を受信すると、当該制御装置20が搭載された空調機10に対する「指令情報d4」の有無を確認する。具体的には、管理装置30が、指令情報データベース31Cを照合し、権限者端末40等からの指令情報d4の有無を確認する。そして、指令情報d4が存在すれば、当該指令情報d4を制御装置20に返信する。指令情報d4が存在しなければ、「指令情報がないことを示す情報」を制御装置20に返信する。制御装置20は、指令情報d4を受信した場合は、当該指令情報d4に従って空調機10の状態を変化させる。このようにして、空調機10が遠隔操作される。
(3−2)設定変更
図10は本実施形態に係る空調機管理システム1における通信間隔の設定の変更を説明するためのシーケンス図である。
上記基本設定では、状態情報及び指令情報が予め「所定の通信間隔」で送受信される。本実施形態に係る管理装置30では通信間隔設定部34Aを具備しているので、この通信間隔を変更できる。
まず、権限者端末40の権限者が管理装置30にアクセスし、設定変更受付画面の出力要求を行なう(S1)。この際、管理装置30は、各種認証手段により権限者の認証を行なう(S2)。管理装置30は権限を有していないと判定した場合は、処理を中断する。
続いて、管理装置30は、設定変更受付画面を権限者端末40に出力する(S3)。これにより、権限者端末40に設定変更受付画面が表示される(S4)。
権限者端末40に表示された設定変更受付画面を介して、権限者により設定変更の情報が入力されると、入力された情報が権限者端末40から管理装置30に送信される(S5)。
次に、管理装置30は、権限者端末40から受信された情報に基づいて、存在情報データベース31Dの存在情報を更新する(S6)。続いて、管理装置30は、更新された存在情報に基づいて、空調機情報を通信する通信間隔の変更命令を指令情報として指令情報データベース31Cに格納する(S7)。なお、この際、統合管理データベース31Aに記憶されている通信間隔情報も更新される(S8)。
一方、制御装置20は、現在設定されている通信間隔で、指令情報に対する確認要求を管理装置30に送信する(S9)。管理装置30はステップS9の確認要求を受信すると、ステップS7で格納された変更命令を制御装置20に送信する(S10)。そして、制御装置20が上記変更命令を受信すると、処理部23が記憶部21に記憶されている通信間隔情報を変更する(S11)。この後、制御装置20は、ステップS11で変更された通信間隔で管理装置30と空調機情報の送受信を行なう。
(4)特徴
(4−1)
以上説明したように、本実施形態に係る空調機管理システム1は、制御装置20と、管理装置30とを備える。制御装置20は、空調機10に関する空調機情報を所定の通信間隔で通信する。管理装置30は、制御装置20と空調機情報を通信して管理する。そして、管理装置30が、空調機情報を通信する通信間隔の設定を、空調機10の設置空間5における人の存在に関する存在情報に基づいて変更する通信間隔設定部34Aを有する。
したがって、管理装置30が、空調機情報の通信する通信間隔を、空調機10の設置空間5における人の存在に関する存在情報に基づいて変更するので、通信負荷を低減しつつ、空調機10に対する適切な管理を実現し得る空調機管理システム1を提供できる。
具体的には、空調機管理システム1では、空調機10の設置空間5における存在情報を、人の存在率に応じて時間帯毎に「在」「中間」「不在」に分類する。そして、空調機管理システム1では、「中間」「不在」と分類された時間帯において、制御装置20から管理装置30への通信間隔を長くすることで通信負荷を抑制する。
これについて、図11,12を用いて補足する。図11は空調機10の運用モデルの一例を示した模式図である。図11では横軸が時間帯で縦軸が温度を示す。また、実線が設定温度を示しており、点線が室温を示している。図11に示される空調機10の運用モデルでは、0時〜8時、8時〜12時、12時〜13時、13時〜22時、22時〜0時のそれぞれ時間帯において、人の存在率に応じた分類が「不在」「在」「中間」「在」「不在」である。したがって、既述した図7,8に示されるような設定することで、図12に示されるように、「中間」「不在」に該当する時間帯での通信間隔を長くすることができる。ここで、図12においてバツ印(X字印)は通信が行なわれないことを意味している。このようにして、空調機管理システム1における通信負荷を抑制できる。
(4−2)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、空調機10が、室外機11と、室外機11に接続する一又は複数の室内機12a〜12dとを有する。そして、通信間隔設定部34Aが、室内機12の設置空間5a〜5dにおける人の存在に関する存在情報に基づいて、通信間隔を変更する。よって、空調機管理システム1は、全体として最適な通信量に抑制できる。具体的には、1台の室外機11に複数の室内機12a〜12dが接続している状況で、全ての室内機12a〜12dの設置空間5a〜5dに人の不在が確認された場合、空調機情報を送受信する通信間隔を長くして通信量の増加を抑制できる。
(4−3)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、空調機10が、室外機11と、室外機11に接続する室内機12a〜12dとを有する。そして、通信間隔設定部34Aが、室内機12a〜12dの設置空間5a〜5dの種類に関連付けて通信間隔を変更する。
よって、空調機管理システム1は、通信間隔設定部34Aが、室内機12の設置空間5の種類(応接室、オフィス、廊下等)に関連付けて、通信間隔を変更するので、全体として最適な通信量に抑制できる。すなわち、室内機12の設置空間5の種類に応じて、室内機12の利用状況に差が生じることから、利用状況の低い設置空間に対応する空調機10の空調機情報を通信する通信間隔を長くすることで、通信量の増加を抑制できる。なお、室内機12の設置空間5の種類によっては、利用状況によらずに高頻度の通信が必要な場合があり、このような場合は高頻度の通信が維持される。例えば、統合管理データベース31Aに設置空間5の種類が「応接室等」と登録されている場合、高頻度の通信が維持される。
(4−4)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、空調機情報が複数の項目を含む。そして、通信間隔設定部34Aが、空調機情報の項目に応じて、通信間隔を個別に変更する。
このようにして、空調機管理システム1は、全体として最適な通信量に抑制できる。
さらに、本実施形態に係る空調機管理システム1は、空調機情報が、空調機10の状態を示す「状態情報」と、空調機10の状態を変更するための「指令情報」とを含む。そして、通信間隔設定部34Aが、状態情報又は指令情報に応じて、通信間隔を個別に変更する。これにより、全体として最適な通信量に抑制できる。補足すると、空調機10の設置空間5の空調環境は、利用者等の要求に応じて早急に変更することが望まれる。したがって、指令情報については、空調機10が稼働していない時間帯でも、高頻度に通信を行なう必要がある。一方、状態情報については、空調機10が稼働していない時間帯では必要性が高くないので、通信頻度を低減することで通信量を抑制できる。
(4−5)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1では、管理装置30が、状態情報に基づいて、異常警報を生成する異常警報生成部34Dと、異常警報を外部の保守作業者端末50等に出力する出力部35(異常警報出力部)とを備える。これにより、異常警報を随時保守作業者に伝達することができるので、空調機10に対する適切な管理を実現し得る。
(4−6)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、管理装置30が、存在情報データベース31D(存在情報記憶部)と、入力部32(設定受付部)とを備える。存在情報データベース31Dは、空調機10の設置空間5に対応させて、通信間隔と存在情報とを関連付けて記憶する。入力部32(設定受付部)は、空調機10の設置空間5に関連付けて、通信間隔及び存在情報の設定を受け付ける。
このように、空調機管理システム1では、管理装置30が、空調機10の設置空間5に関連付けて、通信間隔及び存在情報の設定を受け付けるので、空調機情報を通信する通信間隔を、空調機10の設置空間5における人の存在に関する存在情報に基づいて変更できる。
さらに、空調機管理システム1は、管理装置30が、設定受付画面生成部34Bと、出力部35(設定受付画面出力部)とを備える。設定受付画面生成部34Bは、通信間隔及び存在情報の関連付けの設定を受け付ける「設定受付画面」を生成する。出力部35は、設定受付画面を管理装置30又は権限者端末40等に出力する。そして、入力部32(設定受付部)が、設定受付画面に入力される情報に基づいて、通信間隔及び存在情報の関連付けの設定を受け付ける。
このように、空調機管理システム1では、管理装置30が、通信間隔の設定を受け付ける設定受付画面を管理装置30又は権限者端末40等に出力するので、管理者又は権限者等が状況に応じて容易に通信量を変更できる。
(4−7)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、管理装置30が、履歴情報データベース31E(存在情報履歴記憶部)を備える。履歴情報データベース31Eは、空調機10の設置空間5に関連付けて、存在情報の履歴を記憶する。そして、通信間隔設定部34Aが、存在情報の履歴に基づいて通信間隔を変更する。
このように、空調機管理システム1では、通信間隔設定部34Aが、存在情報の履歴に基づいて、空調機情報を通信する通信間隔を変更するので、システム全体として最適な通信量にすることができる。これにより、実働に基づいて通信頻度の設定を最適化し、過剰な通信頻度を抑制できる。また、存在情報の過去の履歴をコンピュータに学習させることで、空調機情報の通信頻度を最適化することも可能である。
(4−8)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、管理装置30が、履歴情報データベース31E(存在情報履歴記憶部)と、提案情報生成部34Cと、出力部35(提案情報出力部)とを備える。履歴情報データベース31Eは、空調機10の設置空間5に関連付けて、存在情報の履歴を記憶する。提案情報生成部34Cは、存在情報の履歴に基づいて通信間隔の変更を提案するための「提案情報」を生成する。出力部35は、提案情報を出力する。
このように、空調機管理システム1では、管理装置30が、存在情報の履歴に基づいて通信間隔の変更を提案するための提案情報(提案画面等)を出力するので、管理者等に対して、最適な通信量への変更を促すことができる。
(4−9)
本実施形態に係る空調機管理システム1は、管理装置30が、運転スケジュールデータベース31F(運転スケジュール記憶部)をさらに備える。運転スケジュールデータベース31Fは、空調機10の設置空間5に関連付けて、空調機10の運転スケジュールを記憶する。また、通信間隔設定部34Aが、運転スケジュールに基づいて存在情報を設定する。
ここで、通信間隔設定部34Aは、運転スケジュールデータベース31Fに新たな運転スケジュールデータが記憶されると、時間帯毎の空調機10の稼働状況を運転スケジュールから認識し、その稼働状況に基づいて存在情報を自動的に生成する。これにより、空調機管理システム1では、運転スケジュールに基づいて空調機情報を通信する通信間隔が自動的に変更される。
(4−10)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、空調機10が、リモコン及び操作パネルを含む操作端末15により操作される。そして、通信間隔設定部34Aは、操作端末15の操作頻度に基づいて通信間隔を変更する。
このように、空調機管理システム1では、通信間隔設定部34Aが、操作端末15の操作回数、操作頻度、操作内容のいずれか又は任意の組み合わせに基づいて通信間隔を変更するので、利用状況に応じた最適な通信量にすることができる。補足すると、操作端末15の操作頻度等と想定される空調機の運転状況とには相関関係がある。したがって、操作端末15の操作頻度等に応じて、想定される空調機10の運転状況に合わせた最適な通信量に変更できる。
(4−11)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、一の室外機11に接続されている複数の室内機12a〜12dが、一又は複数の操作端末15a〜15dに個別に関連付けられて操作されるものである。そして、通信間隔設定部34Aは、一又は複数の操作端末15a〜15dが複数の室内機12a〜12dの全てをオフにした履歴に基づいて、通信間隔を変更する。
このように、空調機管理システム1では、一又は複数の操作端末15a〜15dが複数の室内機12a〜12dの全てをオフにした履歴に基づいて、通信間隔設定部34Aが通信間隔を変更するので、利用状況に応じた最適な通信量にすることができる。
(4−12)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1は、制御装置20及び管理装置30が無線通信を介して接続するので、有線のみを用いたシステムに比して、容易に導入することができる。ただし、このことは、本実施形態に係る空調機管理システム1が、有線のみを用いたシステムとすることを除外するものではない。
(4−13)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1では、制御装置20と管理装置30とは、HTTP/1.1の通信プロトコルで通信を実行する。したがって、空調機管理システム1では、他の通信プロトコルを用いたシステムに比して容易に導入することができる。ただし、このことは、本実施形態に係る空調機管理システム1が、他の通信プロトコルを採用することを除外するものではない。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上述した説明では、管理装置30が通信間隔設定部34Aを具備し、これにより通信間隔を変更するものとしたが、本実施形態に係る空調機管理システム1はこれに限るものではない。例えば、制御装置20の処理部23が、制御装置20から管理装置30への空調情報を送信する通信間隔を変更する機能を有していてもよい。具体的には、制御装置20が空調機10の運転状況を予め設定された判定基準に基づいて判定し、判定結果に応じて通信間隔を変更してもよい。
または、制御装置20の記憶部21が、管理装置30の記憶部31のデータベースと同等のものを保持し、制御装置20の処理部23が、制御装置20から管理装置30への空調機情報を送信する通信間隔を変更する機能を有していてもよい。
または、制御装置20が、操作端末15の操作による空調機10の運転状況の変化に基づいて通信間隔を変更してもよい。
(5−2)変形例1B
また、上記実施形態に係る空調機管理システム1において、室内機12に設置された人感センサ7により人の存在に関する存在情報が取得されてもよい。具体的には、制御装置20が人感センサ7の検出値を管理装置30に送信する。そして、管理装置30の処理部34が人感センサ7の検出値から、室内機12の設置空間5の状態が「在」「中間」「不在」のいずれであるかを判定し、この判定結果に基づいて存在情報を生成する。また、管理装置30は、人感センサ7により取得された存在情報に基づいて空調機情報を通信する通信間隔を変更することもできる。
このように、空調機管理システム1では、人感センサ7により存在情報が自動的に取得されるので、空調機情報を通信する通信間隔を自動的に変更できる。
(5−3)変形例1C
また、上記実施形態に係る空調機管理システム1において、空調機情報は複数の項目を含んでいるが、制御装置20と管理装置30とで通信する項目は、任意の項目を選択することができる。具体的には、管理装置30に直接指令を入力する、または、権限者端末40を介してネットワーク経由で管理装置30に指令情報を入力することで、制御装置20と管理装置30とで通信する空調機情報の項目の追加、変更、削除等を行うことができる。
(5−4)変形例1D
また、上記実施形態に係る空調機管理システム1において、管理装置30は、ネットワークを介して、制御装置20のプログラムを随時更新することができる。これにより、制御装置20と管理装置30とで通信する空調機情報の項目の追加、変更、削除等を適宜実行することができる。
(5−5)変形例1E
なお、本実施形態に係る空調機管理システム1では、運転スケジュールに基づいて空調機10を制御できる。また、空調機管理システム1は、セットバック機能を有するものでもよい。セットバック機能は、図13に示されるように、不在時の室温を準快適温度域に保つことで、入室時の不快を抑えるとともに、不在時のエネルギー消費も抑えるための機能である。これにより、エンドユーザの快適性を維持しつつ、省エネルギー化を促進できる。管理装置30は、セットバックスケジュールに基づいて、空調機情報を送信する通信間隔を変更する機能を有していてもよい。
(5−6)変形例1F
なお、本実施形態に係る空調機管理システム1において、「不在」の時間帯に入る直前の空調機情報に、不在を示す情報を追加してもよい。これにより、制御装置20から空調機情報が送信されなくなったときに、通信間隔の変更が生じたのか、空調機10に異常が生じたのかを管理装置30が判定できる。
<第2実施形態>
(6)空調機管理システム1Sの全体構成
図14は本発明の第2実施形態に係る空調機管理システム1Sの構成を示す模式図である。以下、既に説明した部分と同一の部分には略同一の符号を付し、重複した説明を省略する。なお、他の実施形態と区別するために、本実施形態では添え字Sを付すことがある。また、同様の機能を有する複数の装置について共通の説明をする場合は同一符号を付して説明し、個別の装置を区別して説明するときには英小文字の添え字を付して説明する。
本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、管理装置30Sと、各空調機10Sa,10bに搭載された各制御装置20Sa,20SbとのネットワークNW上の間に中間処理装置60Sが配置される。そして、中間処理装置60Sが、各制御装置20Sa,20Sbに収集される情報を集約して中継装置70S等を介して管理装置30Sと通信を行う。すなわち、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、1台の管理装置30Sが、中間処理装置60Sを介して、複数の空調機10a,10bを管理する。なお、説明の便宜上、図14においては2台の空調機10Sa,10Sbを図示しているが、中間処理装置60Sは多数の空調機10Sと接続可能なものである。
また、空調機管理システム1Sでは、管理装置30Sが多数の空調機10Sを複数のエリアに分割して管理することが可能である。この場合、中間処理装置60Sが、分割された一つのエリアに属する複数の空調機10Sを管理する。また、複数の管理装置30Sが、さらに上位の統合管理装置80Sにより管理される構成を採用することも可能である。要するに、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、階層構造を形成する任意の管理装置30S及び中間処理装置60Sにより多数の空調機10Sを管理できるものである。
また、管理装置30S、各制御装置20Sa,20Sb、及び中間処理装置60Sにおける空調機情報の通信は無線又は有線により実行される。空調機情報の通信は、一例として、HTTP/1.1の通信プロトコルにより実行される。ただし、空調機情報は他のプロトコルにより通信されるものでもよい。また、第1実施形態に係る空調機管理システム1と同様に、管理装置30SはネットワークをNW介して複数の権限者端末40Sa,40Sb及び複数の保守作業者端末50Sa,50bに接続する。
(7)空調機管理システム1Sの詳細構成
(7−1)空調機
本実施形態に係る空調機10Sは、第1実施形態に係る空調機10と同様の構成及び機能を有するものである。ただし、ここでは、空調機10Sに、後述する制御装置20Sが配置される。そして、制御装置20Sは、中間処理装置60Sを介して管理装置30Sと通信を行う。
空調機10Sは、図15に示すように、室外機11Sと、室外機11Sに専用通信線を介して接続する複数の室内機12Sa〜12Sdとを有する。ここでは、室内機12Sa〜12Sdが設置空間5Sa〜5Sdに設置されているものとする。室外機11S及び室内機12Sa〜12Sdには、それぞれ室外機制御回路11SX及び室内機制御回路12SXが設けられる。また、空調機10には各種センサが所定箇所に適宜取り付けられる。これらのセンサにより、室温、周辺の外気温、冷媒の吐出温度及び吐出圧等が検出される。そして、各種センサの検出値に基づいて、室外機制御回路11SX及び室内機制御回路12SXが協働して空調機10Sの各部の動作を制御する。
また、空調機10Sは、リモコン及び/又は操作パネルなどの操作端末15Sから入力される指令情報、並びに、ネットワークNWを介して外部の権限者端末40Sから入力される指令情報に基づいて操作される。より詳しくは、空調機10Sは、操作端末15Sを用いて、近距離無線通信(NFC)等により操作可能である。このような操作端末15Sは、専用タブレット装置等により実現される。また、室内機12Sには、人の存在を検知する人感センサ7Sなどが搭載されることもある。
(7−2)制御装置
制御装置20Sは、図16に示されるように、記憶部21Sと、通信部22Sと、処理部23Sと、接続部24Sとを備える。これらは、それぞれ第1の実施形態に係る記憶部21と、通信部22と、処理部23と、接続部24と同様の構成及び機能を有している。ただし、本実施形態では、通信部22Sが制御装置20S及び/又は中間処理装置60Sと通信する。
制御装置20Sは、空調機10Sの室外機11Sに配置される。そして、制御装置20Sは、室外機制御回路11SXに接続する。これにより、制御装置20Sは、後述する中間処理装置60Sとの間で、上述した「空調機情報」の通信を実行することが可能となる。「空調機情報」は、複数の項目を含んでおり、空調機10Sの状態を示す「状態情報」と、空調機10Sの状態を変更するための「指令情報」とに大別される。したがって、制御装置20Sは、室外機制御回路11SXに指令情報を送出するとともに、室外機制御回路11SXから状態情報を取得する。
なお、制御装置20Sは、状況に応じて、中間処理装置60Sを介さずに管理装置30Sと直接通信を実行することが可能である。
(7−3)管理装置
管理装置30Sは、中間処理装置60S及び制御装置20S(情報処理装置)との間で空調機情報(設備機器情報)を所定の通信条件で通信して空調機10Sa,10Sbを管理する。管理装置30Sは、第1実施形態に係る管理装置30の構成及び機能に加え、空調機10Sa,10Sbの状態及び/又は空調機10Sa,10Sbの設置空間の状態に応じて、通信間隔及び通信間隔以外の通信条件を調整する構成及び機能を有する。ここでいう「通信条件」は、空調機情報の項目の数、空調機情報のデータ長、空調機情報の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせで決定される条件を意味する。さらに、管理装置30Sは、通信条件を調整する前提として、一以上の通信条件の候補を生成する構成及び機能を有する。
このような管理装置30Sは、図17に示されるように、記憶部31Sと、入力部32Sと、通信部33Sと、処理部34Sと、出力部35Sとを有する。
記憶部31Sは、各種情報を記憶するものであり、キャッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。記憶部31Sは、上述したのと同様の、統合管理データベース31A、状態情報データベース31B、指令情報データベース31SC、存在情報データベース31D、履歴情報データベース31E、及び、運転スケジュールデータベース31F等を有する。
また、記憶部31Sは、上述した各種データベース以外にも任意の情報を記憶する。例えば、記憶部31Sは、図17に示すように、「設置環境の状態」を示す設置環境データベース31Kを記憶する。設置環境データベース31Kは、設置環境の状態を示す情報として、空調機10Sの設置空間5Sの種別、設置空間5S内における空調機10Sの設置位置、設置空間5Sの構成物の状態、時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される情報を記憶する。「設置空間の種別」は、部屋の用途等により区分される情報であり、例えば社長室、応接室、サーバ室等に区分されるものである。「設置位置」は、設置空間5Sにおける空調機10Sの位置を示しており、例えばペリメーターゾーン及びインテリアゾーンなどに区分されるものである。「設置空間5Sの構成物の状態」は、設置空間5Sを構成する任意の物体の状態を示しており、例えばドアの開閉状態、窓の開閉状態、照明器具の照度レベルなどで区分されるものである。「時間帯」は、例えば1日を30分毎に区切った各時間帯を示している。また、記憶部31Sは、設置空間5Sに存在する人の情報及び/または設置空間5Sに配置されるモノの情報を記憶する。モノの情報は、例えば生鮮食品の腐食レベル等を示す情報である。人の情報及びモノの情報は、空調機10Sに取り付けられた各種センサ又は外部センサの計測値等に基づいて特定される。また、設置環境の状態は、空調機10Sの運転スケジュールに反映させることができる。
入力部32Sは、管理装置30Sへの情報の入力を可能にするものであり、キーボード、マウス、及び/又はタッチスクリーン等により実現される。例えば、入力部32Sは、設定受付画面への情報の入力を可能にする。管理者等は、入力部32Sを介して、各空調機10Sa,10Sbへの指令情報の入力及び各種設定の変更の入力等を実行できる。
通信部33Sは、外部ネットワークNWと通信するものである。通信部33Sを介して、中間処理装置60Sとの間で空調機情報が送受信される。これらの空調機情報は記憶部31Sに記憶される。
処理部34Sは、管理装置30における各種情報処理を実行するものであり、CPU及びキャッシュメモリ等で構成される。ここでは、処理部34Sは、上述した第1実施形態に係る処理部34の機能だけでなく、図17に示すように通信条件候補生成部34I及び通信条件調整部34Kの機能も機能する。
通信条件候補生成部34Iは、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sの「設置空間5Sの状態」に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する。例えば、通信条件候補生成部34Iは、通信条件の候補として、予め設定された項目の通信を維持した上で通信量が低減するような通信条件を生成する。ここで、空調機10Sの状態は、上述の状態情報から決定される。また、設置空間5Sの状態は、空調機(設備機器)10Sの設置空間5Sの種別、設置空間5S内における空調機(設備機器)10Sの設置位置、設置空間5Sの構成物の状態、時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される。具体的には、設置空間5Sの状態は、空調機10Sの状態情報及び/又は各種センサにより検出されたデータに基づいて特定される。また、通信条件候補生成部34Iにより生成された通信条件は出力部35Sを介して出力することが可能である。なお、設置空間5Sの状態には、設置空間における人の存在に関する存在情報が含まれる。したがって、通信条件候補生成部34Iは、通信間隔設定部34Aの機能の一部又は全部を包含するものである。
また、通信条件候補生成部34Iは、上記通信条件の候補を、空調機情報の項目、すなわち状態情報又は指令情報の項目に応じて個別に生成する機能を有している。この際、管理装置30の管理者により、入力部32Sを介して、空調機情報の項目の設定が可能である。
また、通信条件候補生成部34Iは、上記通信条件の候補を、室内機12Sの設置空間5Sにおける人の存在情報及び/又は設置空間5に設置されるモノの情報に基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部34Iは、上記通信条件の候補を、人の存在情報の履歴に基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部34Iは、上記通信条件の候補を、運転スケジュールに基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部34Iは、上記通信条件の候補を、操作端末15Sの操作回数、操作頻度、操作内容のいずれか又は任意の組み合わせに基づいて生成する機能を有している。
また、通信条件候補生成部34Iは、通信条件の候補を、通信量と通信経路とに関連付けて生成する機能を有する。すなわち、通信条件候補生成部34Iは、通信条件の候補として、通信量の変化に応じて最適な通信経路を採用する通信条件を生成する。そして、通信条件候補生成部34Iは、通信量と通信経路とに関連付けられた通信条件の候補を出力部35Sに出力する。
また、通信条件候補生成部34Iは、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路と、その通信経路の利用する際の通信料金とを出力部35Sに出力する。さらに、通信条件候補生成部34Iは、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路を抽出する機能を有する。所定の品質基準は、通信時間の長さ、通信の遅延時間、データロストの量、データエラーの確率等に基づいて決定される。
通信条件調整部34Kは、通信条件候補生成部34Iにより生成された通信条件の候補から、一の通信条件を決定する。換言すると、通信条件調整部34Kは、通信条件として、空調機情報(設備機器情報)の項目の数、空調機情報(設備機器情報)のデータ長、空調機情報(設備機器情報)の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせの設定を決定する。なお、通信条件調整部34Kは、通信間隔設定部34Aの機能の一部を包含するものである。
また、通信条件調整部34Kは、予め設定された条件に従って通信条件を決定することが可能である。具体的には、通信条件調整部34Kは許容可能な最低限度の通信内容を維持した上で通信量が最小となるように通信条件を決定する。ただし、通信条件調整部34Kは、入力部32Sを介して通信条件が指定された場合は、入力部32Sを介して指定された通信条件を優先する。
また、通信条件調整部34Kは、通信条件の調整による通信量の変化に応じて、通信経路を変更する機能を有している。具体的には、通信条件調整部34Kは、所定の品質基準を満たす通信経路の中で通信料金が最安値となる通信経路を選択する。
出力部35Sは、各種情報を出力するものであり、種々のディスプレイ及びスピーカ等により構成される。
(7−4)権限者端末
権限者端末40Sは、空調機10Sに対して各種指令を実行する権限が付与された権限者が使用する端末である。権限者端末40Sは、第1実施形態に係る権限者端末40と同一の構成及び機能を有している。
(7−5)保守作業者端末
保守作業者端末50Sは、空調機10Sの保守作業者が使用する端末である。保守作業者端末50Sは、第1実施形態に係る保守作業者端末50と同一の構成及び機能を有している。保守作業者端末50が異常警報を管理装置30から受け取ることで、保守作業者が対象となる空調機10の異常診断及び故障対応等を行なうことが可能となる。
(7−6)中間処理装置
中間処理装置60Sは、一以上の制御装置20S及び管理装置30Sに接続し、これらの装置との間で空調機情報を通信するものである。すなわち、中間処理装置60Sは、制御装置20Sを介して空調機10S(設備機器)に関する空調機情報(設備機器情報)を取得する。そして、中間処理装置60Sは、その空調機情報を管理装置30Sに送信する。
また、中間処理装置60Sは、管理装置30Sの一部の構成及び機能を有しており、空調機情報の通信条件を調整できるように構成されている。詳しくは、中間処理装置60Sは、図18に示されるように、記憶部61Sと、入力部62Sと、通信部63Sと、処理部64Sと、出力部65Sとを備える。
記憶部61Sは、各種情報を記憶するものであり、キャッシュメモリ、ハードディスク等により構成される。また、記憶部61Sは、中間処理装置60Sの各種機能を実行するためのプログラムを記憶する。この記憶部61Sには、管理装置30Sの記憶部31Sに記憶される情報のうち、中間処理装置60Sが接続する制御装置20Sに関する情報が記憶される。中間処理装置60の記憶部61Sに記憶される情報と、管理装置30Sの記憶部31Sに記憶される情報とは適時同期される。
入力部62Sは、中間処理装置60Sへの情報の入力を可能にするものであり、キーボード、マウス、及び/又はタッチスクリーン等により実現される。
通信部63Sは、ネットワークNWを介して外部装置との通信を実行するものである。ここでは、通信部63Sは、無線または有線を介して一以上の制御装置20S及び管理装置30Sと通信する。この通信部63Sの機能により、制御装置20S及び中間処理装置60Sとの間で、各種コマンドおよび各種データの授受が行なわれる。
処理部64Sは、中間処理装置60Sにおける各種情報処理を実行するものであり、CPU及びキャッシュメモリ等で構成される。また、処理部64Sは、後述する管理装置30Sの指令情報を受けて、記憶部61Sに記憶された通信条件の設定を更新する。ここでは、処理部64Sは、図18に示すように、通信条件候補生成部64I、通信条件調整部64Kとしての機能を有する。
通信条件候補生成部64Iは、管理装置30Sの通信条件候補生成部34Iと同様の機能を有している。すなわち、通信条件候補生成部64Iは、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sの「設置空間5Sの状態」に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する。ここで、空調機10Sの状態は、上述の状態情報から決定される。設置空間5Sの状態は、空調機(設備機器)10Sの設置空間5Sの種別、設置空間5S内における空調機(設備機器)10Sの設置位置、設置空間5Sの構成物の状態、時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される。これらの情報は、空調機10Sの状態情報及び/又は各種センサにより検出されたデータに基づいて特定される。通信条件候補生成部64Iにより生成された通信条件は出力部65Sを介して出力することが可能である。
また、通信条件候補生成部64Iは、上記通信条件の候補を、空調機情報の項目、すなわち状態情報又は指令情報の項目に応じて個別に生成する機能を有している。この際、中間処理装置60Sの管理者により、入力部62Sを介して、空調機情報の項目の設定が可能である。
また、通信条件候補生成部64Iは、上記通信条件の候補を、室内機12Sの設置空間5Sにおける人の存在情報及び/又は設置空間5に設置されるモノの情報に基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部64Iは、上記通信条件の候補を、人の存在情報の履歴に基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部64Iは、上記通信条件の候補を、運転スケジュールに基づいて生成する機能を有している。また、通信条件候補生成部64Iは、上記通信条件の候補を、操作端末15Sの操作回数、操作頻度、操作内容のいずれか又は任意の組み合わせに基づいて生成する機能を有している。
また、通信条件候補生成部64Iは、通信条件の候補を、通信量と通信経路とに関連付けて生成する機能を有する。そして、通信条件候補生成部64Iは、通信量と通信経路とに関連付けられた通信条件の候補を出力部65Sに出力する。
また、通信条件候補生成部64Iは、通信条件の候補を、通信量と通信経路とに関連付けて生成する機能を有する。すなわち、通信条件候補生成部64Iは、通信条件の候補として、通信量の変化に応じて最適な通信経路を採用する通信条件を生成する。そして、通信条件候補生成部64Iは、通信量と通信経路とに関連付けられた通信条件の候補を出力部65Sに出力する。
また、通信条件候補生成部64Iは、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路と、その通信経路の利用する際の通信料金とを出力部65Sに出力する。さらに、通信条件候補生成部64Iは、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路を抽出する機能を有する。所定の品質基準は、通信時間の長さ、通信の遅延時間、データロストの量、データエラーの確率等に基づいて決定される。
通信条件調整部64Kは、管理装置30Sの通信条件調整部34Kと同様の機能を有している。すなわち、通信条件調整部64Kは、通信条件として、空調機情報(設備機器情報)の項目の数、空調機情報(設備機器情報)のデータ長、空調機情報(設備機器情報)の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせの設定を決定する。ここで、通信条件調整部64Kは、予め設定された条件に従って通信条件を決定することが可能である。具体的には、通信条件調整部64Kは許容可能な最低限度の通信内容を維持した上で通信量が最小となるように通信条件を決定する。ただし、通信条件調整部64Kは、入力部62Sを介して通信条件が指定された場合は、入力部62Sを介して指定された通信条件を優先する。
また、通信条件調整部64Kは、通信条件の調整による通信量の変化に応じて、通信経路を変更する機能を有している。具体的には、通信条件調整部64Kは、所定の品質基準を満たす通信経路の中で通信料金が最安値となる通信経路を選択する。
出力部65Sは、各種情報を出力するものであり、種々のディスプレイ及びスピーカ等により構成される。
(8)空調機管理システム1Sにおける通信
(8−1)基本設定
本実施形態に係る空調機管理システム1Sの基本設定での通信は、第1実施形態に係る空調機管理システム1と同様である(図9参照)。
(8−2)管理装置30Sによる通信条件の調整
本実施形態に係る管理装置30Sでは通信条件調整部34Kを具備しているので、管理装置30Sと他の装置との間の通信条件を適時調整することができる。具体的には、図19のシーケンス図に示すような手順で通信条件が調整される。
まず、制御装置20Sの機能により、制御装置20Sが配置さていれる空調機10Sの状態情報が取得される(V1)。そして、制御装置20Sは、取得した空調機10Sの状態情報を中間処理装置60Sに送出する(V2)。
中間処理装置60Sでは、制御装置20Sから状態情報を受け取ると、所定の通信条件で状態情報を管理装置30Sに送信する(V3)。
管理装置30Sは、空調機10Sの状態情報を受信し、受信した状態情報に基づいて空調機10Sを管理する(V4)。ここで、管理装置30Sは、予め設定された所定の状態情報に基づいて、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sの設置空間5Sの状態を特定する。そして、管理装置30Sは、これらの状態が予め設定された設定範囲を超えているか否かを判定する(V5)。
管理装置30Sは、上記各状態が設定範囲内であると判定した場合は、状態変化が検知されなかったとして、そのまま処理を終了する(V5−No)。
一方、管理装置30Sは、上記各状態が設定範囲を超えていると判定した場合は、状態情報の変化に基づいて、新たな通信条件の候補を生成する(V5−Yes,V6)。具体的には、管理装置30Sの通信条件候補生成部34Iが、空調機情報の項目の数、空調機情報のデータ長、空調機情報の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせの設定を変更し、変更した内容を新たな通信条件の候補として生成する。そして、管理装置30Sの通信条件調整部34Kが、新たな通信条件の候補から一の通信条件を決定する。この際、管理装置30Sは、管理装置30S及び/又は中間処理装置60Sに新たな通信条件の候補の内容を出力し、その応答を待ってから通信条件を決定する構成であってもよい。そして、管理装置30Sは、決定された内容に基づいて、通信条件の設定を更新する(V7)。
続いて、管理装置30Sは、調整後の通信条件に関する情報を中間処理装置60Sに送信する。そして、中間処理装置60Sは、管理装置30Sから調整後の通信条件に関する情報を受信すると、中間処理装置60Sが記憶している通信条件の設定を更新する(V8)。これにより、中間処理装置60Sと管理装置30Sとの間の通信が、調整後の通信条件で行なわれることになる。
なお、中間処理装置60Sは、必要に応じて、調整後の通信条件に関する情報を制御装置20Sに送信する。制御装置20Sでは、中間処理装置60Sから調整後の通信条件に関する情報を受信すると、制御装置20Sが記憶している通信条件の設定を更新する(V9)。これにより、制御装置20Sと中間処理装置60Sとの間の通信が、調整後の通信条件で行なわれることになる。
(8−3)中間処理装置60Sによる通信条件の調整
また、本実施形態に係る中間処理装置60Sでは通信条件調整部64Kを具備しているので、管理装置30Sと他の装置との間の通信条件を調整することができる。具体的には、図20のシーケンス図に示すような手順で通信条件が調整される。なお、中間処理装置60Sで通信条件を調整するか、管理装置30Sで通信条件を調整するかは、状況に応じて適宜選択することが可能である。
まず、制御装置20Sの機能により、制御装置20Sが接続している空調機10Sからの状態情報が取得される(W1)。そして、制御装置20Sは、取得した空調機10Sの状態情報を中間処理装置60Sに送出する(W2)。
中間処理装置60Sでは、制御装置20Sから状態情報を受け取ると、予め設定された所定の状態情報に基づいて、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sの設置空間の状態を特定する(W3)。そして、これらの状態が予め設定された設定範囲を超えているか否かを判定する(W4)。中間処理装置60Sは、上記各状態が設定範囲内であると判定した場合は、状態変化が検知されなかったとして、通信条件を変化させずに状態情報を管理装置30Sに送信する(W4−No,W5)。そして、管理装置30Sが、空調機10Sの状態情報を受信し、受信した状態情報に基づいて空調機10Sを管理する(W6)。
一方、中間処理装置60Sは、上記各状態が設定範囲を超えていると判定した場合、新たな通信条件の候補を生成する(W4−Yes,V7)。具体的には、中間処理装置60Sの通信条件候補生成部64Iが、空調機情報の項目の数、空調機情報のデータ長、空調機情報の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせの設定を変更し、変更した内容を新たな通信条件の候補として生成する。そして、中間処理装置60Sの通信条件調整部64Kが、新たな通信条件の候補から一の通信条件を決定する(W8)。この際、中間処理装置60Sは、中間処理装置60S及び制御装置20Sに新たな通信条件の候補の内容を出力し、その応答を待ってから通信条件を決定する構成であってもよい。そして、中間処理装置60Sは、決定された内容に基づいて、通信条件の設定を更新する。
また、中間処理装置60Sは、調整後の通信条件に関する情報を管理装置30Sに送信する。管理装置30Sでは、中間処理装置60Sから調整後の通信条件に関する情報を受信すると、管理装置30Sが記憶している通信条件の設定を更新する(W9)。これにより、中間処理装置60Sと管理装置30Sとの間の通信が、調整後の通信条件で通信されることになる。
そして、中間処理装置60Sは、調整後の通信条件で状態情報を管理装置30Sに送信する(W5)。
なお、中間処理装置60Sは、必要に応じて、調整後の通信条件に関する情報を制御装置20Sに送信する。制御装置20Sでは、中間処理装置60Sから調整後の通信条件に関する情報を受信すると、制御装置20Sが記憶している通信条件の設定を更新する(W10)。これにより、制御装置20Sと中間処理装置60Sとの間の通信が、調整後の通信条件で行なわれることになる。
(9)特徴
(9−1)
以上説明したように、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、制御装置20S及び中間処理装置60S(情報処理装置)と、管理装置30とを備える。制御装置20S及び中間処理装置60Sは、空調機10S(設備機器)に関する空調機情報(設備機器情報)を取得する。管理装置30Sは、制御装置20S及び中間処理装置60Sとの間で空調機情報を所定の通信条件で通信して空調機10Sを管理する。そして、空調機管理システム1Sでは、管理装置30S又は中間処理装置60Sのいずれか一方又は両方が、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sが設置される設置空間5Sの状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する通信条件候補生成部34I,64Iを有する。
したがって、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、通信条件候補生成部34I,64Iが、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sが設置される設置空間5Sの状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成するので、管理装置30S及び/又は中間処理装置60Sが自動で、若しくは、管理装置30Sの管理者及び/又は中間処理装置60Sの管理者が手動で好適な通信条件を選択する。このように、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、好適な通信条件が選択されるので、通信負荷を低減しつつ空調機10Sに対する適切な管理を実現できる。
(9−2)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、管理装置30S又は中間処理装置60Sのいずれか一方又は両方が、通信条件候補生成部34I,64Iにより生成された通信条件の候補から一の通信条件を決定して、中間処理装置60Sと管理装置30Sとの間の通信条件を調整する通信条件調整部34K,64Kを有する。
したがって、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、通信条件調整部34K,64Kが、空調機10Sの状態及び/又は空調機10Sが設置される設置空間5Sの状態に応じて最適な通信条件に調整するので、通信負荷を低減しつつ、空調機10Sに対する適切な管理を実現できる。
(9−3)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、空調機情報(設備機器情報)が、空調機10S(設備機器)の状態を示す状態情報と、空調機10S(設備機器)の状態を変更するための指令情報とを含んでいる。したがって、状態情報については、空調機10Sが稼働していない時間帯に通信量を抑制できる。一方、指令情報については、空調機10Sが稼働していない時間帯でも通信量を維持することができる。
(9−4)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、設置空間5Sの状態は、設置空間5Sの種別、設置空間5S内における空調機10S(設備機器)の設置位置、設置空間5Sを構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される。
したがって、空調機管理システム1Sでは、これらの情報の組み合わせにより空調機10Sを細分化して管理するので、システム全体の通信条件を最適化することができる。
具体的には、「設置空間5Sの種別」により空調機10Sを分類することで、社長室、応接室、サーバ室等の部屋毎に空調機情報の通信条件を調整することができる。例えば、設置空間5Sの種類が「応接室」である場合には、通信頻度を高くし、設置空間5Sの種類が「廊下」である場合には、通信頻度を低くする等の調整が可能となる。また、「設置空間5S内における空調機の設置位置」により空調機10Sを分類することで、ペリメーターゾーンであるのか、インテリアゾーンであるのか等で異なる通信条件を設定することができる。また、「設置空間5Sの構成物の状態」により空調機10Sを分類することで、例えばドアの開閉状態、窓の開閉状態、照明器具の照度レベル等に応じて異なる通信条件を設定することができる。なお、設置空間5Sの構成物の状態は、空調機10Sに取り付けられた各種センサ又は外部センサの計測値等に基づいて特定される。また、「時間帯」により空調機10を分類することで、例えば1日を30分毎に区切った時限毎に通信条件を調整することができる。
(9−5)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、制御装置20Sと、中間処理装置60Sとを備えている。そして、制御装置20Sは、空調機10Sに配置される。また、中間処理装置60Sは、制御装置20S及び管理装置30Sと接続する。
このような構成により、中間処理装置60Sが、ネットワーク上で制御装置20Sと管理装置30Sとの間を中継するので、システム設計の自由度を高めることができる。例えば、管理装置30Sの機能の一部を中間処理装置60Sに移すことで、管理装置30Sのシステム全体の負荷を平準化することができる。
(9−6)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、空調機10Sが、室外機11Sと、室外機11Sに接続する一又は複数の室内機12Sa,12Sbとを有する。そして、通信条件候補生成部34I,64Iが、室内機11Saの設置空間に存在する人の情報に基づいて、通信条件の候補を生成する。
空調機管理システム1Sでは、上記構成を具備することにより、全体として最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。例えば、上記構成により、設置空間5Sに存在する人の数が多い場合には、通信頻度を高くし、設置空間5Sに存在する人の数が少ない場合には、通信頻度を低くする等の調整が可能となる。
(9−7)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、空調機10Sが、室外機11Sと、室外機11Sに接続する一又は複数の室内機12Sa,12Sbとを有する。そして、通信条件候補生成部34I,64Iが、室内機11Saの設置空間に配置されるモノの情報に基づいて、通信条件の候補を生成する。
空調機管理システム1Sでは、上記構成を具備することにより、全体として最適な通信量を実現し得る通信条件に変更できる。例えば、上記構成により、設置空間5Sに設置されるモノが生鮮食品であり、腐食レベルが高くなってきた場合には通信頻度を高くし、腐食レベルが低い場合には通信頻度を低くする等の調整が可能となる。
(9−8)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、空調機情報(設備機器情報)が複数の項目を含む。そして、通信条件候補生成部34I,64Iが、通信条件の候補として、空調機情報(設備機器情報)の項目の数、空調機情報(設備機器情報)のデータ長、空調機情報(設備機器情報)の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される通信条件を生成する。
空調機管理システム1Sでは、上記構成を具備することにより、全体として最適な通信量に実現し得る通信条件に変更できる。補足すると、空調機10Sの状態情報の中には変化量が少ないものも多い。そこで、上記構成により、このような状態情報については低頻度で通信し、空調機10Sの状態を変化させるための指令情報は高頻度で通信する等の調整が可能となる。
(9−9)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、通信条件候補生成部34I,64Iが、通信条件の候補を、通信量と通信経路とに関連付けて生成する機能を有する。
したがって、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、上記構成を具備しているので、通信量及び通信経路が最適になるような通信条件を選択することができる。
具体的には、通信条件調整部34K,64Kが、通信条件の調整による通信量の変化に応じて最適な通信経路に変更する。例えば、通信条件調整部34K,64Kは、通信条件の調整による通信量の変化に応じて、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、及び、ローパワーワイドエリア(LPWA)の少なくともいずれかを含む遠距離無線通信の通信方式に変更する。なお、これらの遠距離無線通信に異なる従量課金の設定がされている場合、通信条件調整部34K,64Kは通信料金が最も安くなる通信経路を選択する。ただし、通信経路の選択は、管理装置30S及び/又は中間処理装置60Sの管理者により随時変更可能である。
(9−10)
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、通信条件候補生成部34I,64Iが、通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路を抽出する機能を有している。これにより、品質基準を満たした上で、通信料金を抑制することができるので、空調機管理システム1Sの導入を促進することができる。
補足すると、空調機10Sの設置場所の都合等でLANケーブルを敷設することが困難な場合がある。若しくは、極めてコストが高くなり、事実上LANケーブルを敷設することができない場合がある。このような場合に、設置場所における設備インフラから独立設置可能な遠距離無線通信システムの導入が望まれることがある。一方、遠距離無線通信システムでは従量課金されることが多い。そこで、遠距離無線通信システムを導入する場合は、品質基準を満たした上で、通信料金を抑制することが可能な空調機管理システム1Sの導入が望まれる。具体的に、遠距離無線通信システムとして、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、及びローパワーワイドエリア(LPWA)などの導入が望まれる。そして、これらの通信方式では、異なる従量課金の設定がされる。このような遠距離無線通信システムを導入したとしても、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、通信条件候補生成部34I,64Iを具備しているので、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路が抽出される。したがって、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、中間処理装置60S及び/又は制御装置20Sと管理装置30Sとの間の通信に、品質基準を満たした上で通信料金を抑制することが可能である。
(10)変形例
(10−1)変形例2A
本実施形態に係る空調機管理システム1Sにおいて、空調機情報は複数の項目を含んでいるが、制御装置20S、管理装置30S、中間処理装置60Sの間で通信する項目は、任意の項目を選択することができる。具体的には、管理装置30Sに直接指令を入力する、または、権限者端末40Sを介してネットワーク経由で中間処理装置60S又は管理装置30Sに指令情報を入力することで、空調機情報の項目の追加、変更、削除等を行うことができる。
(10−2)変形例2B
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sにおいて、管理装置30Sは、ネットワークを介して、中間処理装置60S及び/又は制御装置20Sのプログラムを随時更新することができる。これにより、制御装置20S、管理装置30S、中間処理装置60Sとの間で通信する空調機情報の項目の追加、変更、削除等を適宜実行することができる。
(10−3)変形例2C
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sにおいて、中間処理装置60Sは、ネットワークNWを介して、制御装置20Sのプログラムを随時更新することができる。これにより、制御装置20S、管理装置30S、中間処理装置60Sとの間で通信する空調機情報の項目の追加、変更、削除等を適宜実行することができる。
(10−4)変形例2D
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sでは、運転スケジュールに基づいて空調機10Sを制御できる。また、空調機管理システム1Sは、セットバック機能を有するものでもよい。
(10−5)変形例2E
また、本実施形態に係る空調機管理システム1Sにおいて、所定の状態情報については、中間処理装置60Sにおいて随時シミュレーションを実行し、異常が生じた場合にのみ管理装置30Sに当該状態情報を送信する構成としてもよい。具体的には、変形例2Eに係る中間処理装置60Sは、図21に示すように、処理部64Sが変化予測部64Lの機能を有する。変化予測部64Lは、所定の状態情報に関し、制御装置20から取得した状態情報の変化を随時シミュレーションする。そして、変化予測部64Lは、所定の状態情報に関し、シミュレーションされる状態情報の変化が所定の範囲を超えている場合には異常が生じたと判定する。そして、変化予測部64Lが、異常が生じたと判定した場合にのみ、通信条件調整部64Kが、当該状態情報を管理装置30Sに送信する。一方、変化予測部64Lにより異常が生じたと判定されない場合には、通信条件調整部64Kは当該状態情報を管理装置30Sに送信しないようにする。
換言すると、変形例2Eに係る空調機管理システム1Sは、空調機10Sから取得した所定の状態情報と、変化予測部64Lによりシミュレーションされる状態情報とを比較し、所定の状態情報に異常が生じていない場合、その状態情報の通信を抑制する。これにより、中間処理装置60Sと管理装置30Sとの間の通信量を抑制することができる。
(10−6)変形例2F
上記説明においては、空調機管理システム1Sが中間処理装置60Sを具備する構成としたが、本実施形態に係る空調機管理システム1Sはこのような構成に限定されるものではない。本実施形態に係る空調機管理システム1Sは、中間処理装置60Sを配置せずに、管理装置30Sと制御装置20Sとが通信するものでもよい。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る設備機器管理システムは、管理対象が空調機10,10S以外の設備機器である。すなわち、上記各実施形態に係る空調機管理システム1,1Sの構成を他の設備機器に転用したものである。この場合、上記各実施形態に係る空調機管理システム1,1Sの説明において、空調機10,10Sを設備機器と読み替え、空調機情報を設備機器情報と読み替える。したがって、本実施形態に係る設備機器管理システムは、設備機器に搭載される制御装置と、制御装置から設備機器情報を収集して管理する管理装置とを備える。
そして、本実施形態に係る設備機器管理システムにおいては、設備機器の状態及び/又は設備機器の設置空間の状態に応じて、情報処理装置と管理装置との間の通信条件が調整されるので、通信負荷を低減しつつ、設備機器に対する適切な管理を実現し得る設備機器管理システムを提供できる。
その他、本実施形態に係る設備機器管理システムは、上記各実施形態に係る空調機管理システム1,1Sで説明したのと同様の構成及び機能を具備し、同様の効果を生じさせることができる。
<付記>
なお、本発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではない。本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、本発明は、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できるものである。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素は削除してもよいものである。さらに、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよいものである。
1 空調機管理システム
1S 空調機管理システム
2S 施設
5S 設置空間
7S 人感センサ
10 空調機
10S 空調機
11S 室外機
11SX 室外機制御回路
12S 室内機
12SX 室内機制御回路
12X 室内機制御回路
15S 操作端末
20 制御装置
20S 制御装置
21S 記憶部
22S 通信部
23S 処理部
24S 接続部
30 管理装置
30S 管理装置
31S 記憶部
32S 入力部
33S 通信部
34S 処理部
34A 通信間隔設定部
34L 変化予測部
34I 通信条件候補生成部
34K 通信条件調整部
35S 出力部
40S 権限者端末
50S 保守作業者端末
60S 中間処理装置
61S 記憶部
62S 入力部
63S 通信部
64I 通信条件候補生成部
64K 通信条件調整部
64L 変化予測部
64S 処理部
65S 出力部
70S 中継装置
80S 統合管理装置
NW 外部ネットワーク
特許第4149240号公報

Claims (14)

  1. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、
    前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、
    を備え、
    前記管理装置又は前記情報処理装置のいずれか一方又は両方が、前記設備機器が設置される設置空間の状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する通信条件候補生成部(34I,64I)と、
    前記通信条件候補生成部により生成された通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する通信条件調整部(34K,64K)と、を有し、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される、
    設備機器管理システム(1S)。
  2. 前記設備機器情報は、前記設備機器の状態を示す状態情報と、前記設備機器の状態を変更するための指令情報とを含む、
    請求項1に記載の設備機器管理システム。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記設備機器に配置される制御装置(20S)と、
    前記制御装置及び前記管理装置と接続する中間処理装置(60S)と、
    を有する、請求項1または2に記載の管理システム。
  4. 前記中間処理装置は、前記設備機器の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部(63S)と、前記状態情報の変化をシミュレーションする変化予測部(64L)と、を有し、
    前記状態情報取得部により取得された状態情報と、前記変化予測部によりシミュレーションされる状態情報とを比較し、前記状態情報に異常が生じていない場合、前記状態情報の通信を抑制する、
    請求項3に記載の設備機器管理システム。
  5. 前記設備機器は、空調機(10S)である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の設備機器管理システム。
  6. 前記空調機は、室外機(11S)と、前記室外機に接続する一又は複数の室内機(12S)とを有し、
    前記通信条件候補生成部は、前記室内機の設置空間に存在する人の情報に基づいて、前記通信条件の候補を生成する、
    請求項5に記載の設備機器管理システム。
  7. 前記空調機は、室外機(11S)と、前記室外機に接続する一又は複数の室内機(12S)とを有し、
    前記通信条件候補生成部は、前記室内機の設置空間に配置されるモノの情報に基づいて、前記通信条件の候補を生成する、
    請求項5または6に記載の設備機器管理システム。
  8. 前記設備機器情報は複数の項目を含み、
    前記通信条件候補生成部は、前記通信条件の候補として、前記設備機器情報の項目の数、前記設備機器情報のデータ長、前記設備機器情報の通信間隔のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される通信条件を生成する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の設備機器管理システム。
  9. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、
    前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、
    を備え、
    前記管理装置又は前記情報処理装置のいずれか一方又は両方が、
    前記設備機器が設置される設置空間の状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する通信条件候補生成部(34I,64I)と、
    前記通信条件候補生成部により生成された通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する通信条件調整部(34K,64K)と、
    を有し、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定され、
    前記通信条件候補生成部は、前記通信条件の候補を、通信量及び通信経路に関連付けて生成する、
    設備機器管理システム。
  10. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、
    前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、
    を備え、
    前記管理装置又は前記情報処理装置のいずれか一方又は両方が、
    前記設備機器が設置される設置空間の状態に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する通信条件候補生成部(34I,64I)と、
    前記通信条件候補生成部により生成された通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する通信条件調整部(34K,64K)と、
    を有し、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定され、
    前記通信条件候補生成部は、前記通信条件の候補として、所定の品質基準を満たす通信経路の中から通信料金が安くなる通信経路を抽出する、
    設備機器管理システム。
  11. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、を備えた設備機器管理システム(1S)、に用いられる通信条件調整方法であって、
    前記設備機器の設置空間の状態の変化に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する工程と、
    前記通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する工程と、
    を備え、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、のいずれか又は任意の組み合わせにより決定される、
    通信条件調整方法。
  12. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、を備えた設備機器管理システム(1S)、に用いられる通信条件調整方法であって、
    前記設備機器の設置空間の状態の変化に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する工程と、
    前記通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する工程と、
    を備え、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定され、
    前記通信条件の調整による通信量の変化に応じて、通信経路を変更する、
    通信条件調整方法。
  13. 設備機器(10S)に関する設備機器情報を取得する情報処理装置(20S,60S)と、前記情報処理装置との間で前記設備機器情報を所定の通信条件で通信して前記設備機器を管理する管理装置(30S)と、を備えた設備機器管理システム(1S)、に用いられる通信条件調整方法であって、
    前記設備機器の設置空間の状態の変化に応じて、一以上の通信条件の候補を生成する工程と、
    前記通信条件の候補から、一の通信条件を決定して、前記情報処理装置と前記管理装置との間の通信条件を調整する工程と、
    を備え、
    前記設置空間の状態が、前記設置空間の種別、前記設置空間内における前記設備機器の設置位置、前記設置空間を構成する構成物の状態、通信が行われる時間帯のいずれか又は任意の組み合わせにより決定され、
    前記通信条件の調整による通信量の変化に応じて、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)、及びローパワーワイドエリア(LPWA)の少なくともいずれかを含む遠距離無線通信の通信方式に変更する、
    通信条件調整方法。
  14. 前記遠距離無線通信は、通信方式毎に異なる従量課金の設定がされている、
    請求項13に記載の通信条件調整方法。
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