JP5606334B2 - 空調管理装置、空調管理方法、及び、プログラム - Google Patents

空調管理装置、空調管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、空調機の異常を判別する空調管理装置、空調管理方法、及び、プログラムに関する。
空調機の故障を自動的に検出するシステムが知られている。特許文献1には、室内機や室外機、またはリモコンから複数種類の運転データや設定データを取得して単一の尺度(マハラビノの距離)に換算し、換算した尺度に基づいて、空調機の動作が正常か否かを判定する空調運転監視システムについて記載されている。
また、特許文献2には、異常を検出しても症状が一定の条件の下に収まる場合には異常猶予として扱い、連続稼動させることを特徴とする空調調和器について記載されている。
特開2004−232968号公報 特開平06−34194号公報
特許文献1に記載のシステムでは、基準値と観測値との距離を求め、求めた距離が所定の閾値以上である場合に空調機が故障しているものと判定する。従って、特許文献1に記載のシステムでは、基準値と観測値との距離が閾値より若干量だけ小さい軽微な異常が発生しており、その異常が空調機の故障に起因している場合であっても、空調機の状態は正常であると判定するため、故障の発見が遅れがちになる虞がある。
また、特許文献2に記載の空調調和器でも、異常猶予状態と判定した場合に、通常状態と同様に運転するため、同様に、空調機の故障の発見が遅れがちになる虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、早期に空調機の異常を検出することができる空調管理装置、空調管理方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る空調管理装置は、
空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段と、
前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段と、
前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段と、
前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段と、
前記環境記憶手段を参照して前記異常運転時間帯における前記環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、前記空調機の異常の有無を判別する異常判別手段と、
前記異常判別手段が前記空調機に異常があることを所定の頻度を超えて判別した場合に、該空調機が故障していることを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の観点に係る空調管理装置は、
室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段と、
前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段と、
前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段と、
前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段と、
前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段と、
前記室外機の動作状態を示す情報を取得する室外機状態取得手段と、
前記室外機状態取得手段が取得した前記室外機の動作状態を示す情報を取得日時情報と対応付けて蓄積記憶する室外機状態記憶手段と、
前記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため本発明に係る空調管理方法は、
空調機の空調対象エリアの温度の推移を示す情報を記憶する温度記憶手段と、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無の履歴を示す情報を記憶する環境記憶手段と、を備えるコンピュータを用いた空調管理方法であって、
前記温度記憶手段を参照して、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別ステップと、
前記環境記憶手段を参照して、前記異常運転時間帯における、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、空調機の異常の有無を判別する異常判別ステップと、
前記異常判別ステップで前記空調機に異常があることが所定の頻度を超えて判別された場合に、該空調機が故障していることを報知する報知ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の観点に係る空調管理方法は、
室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度の推移を示す情報を記憶する温度記憶手段と、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無の履歴を示す情報を記憶する環境記憶手段と、前記室外機の動作状態の推移を示す情報を記憶する室外機状態記憶手段と、を備えるコンピュータを用いた空調管理方法であって、
前記温度記憶手段を参照して、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別ステップと、
前記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別ステップと、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段、
前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段、
前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段、
前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段、
前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段、
前記環境記憶手段を参照して前記異常運転時間帯における前記環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、前記空調機の異常の有無を判別する異常判別手段、
前記異常判別手段が前記空調機に異常があることを所定の頻度を超えて判別した場合に、該空調機が故障していることを報知する報知手段、
として機能させることを特徴とする。
また、本発明の他の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段、
前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段、
前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段、
前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段、
前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段、
前記室外機の動作状態を示す情報を取得する室外機状態取得手段、
前記室外機状態取得手段が取得した前記室外機の動作状態を示す情報を取得日時情報と対応付けて蓄積記憶する室外機状態記憶手段、
前記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、空調エリア内に影響を与える環境因子の有無も考慮して空調機の異常の有無を判別するため、早期に異常を検出することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る空調管理装置を備えたシステムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空調管理装置の機能構成を示すブロック図である。 温度記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 環境記憶部に記憶されている情報の例を示す図である。 第1の実施形態における異常判別処理を説明するためのフローチャートである。 設定温度と温度センサの計測温度との関係を示す図である。 第1の実施形態における報知処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る空調管理装置を備えたシステムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る空調管理装置の機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における異常判別処理を説明するためのフローチャートである。 診断処理(異常猶予時)を説明するためのフローチャートである。 診断処理(正常時)を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における報知処理を説明するためのフローチャートである。 異常判別処理の別例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。また、本発明の要旨を変更しない範囲で下記の実施形態及び図面に変更を加えることが出来る。また、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
≪第1の実施形態≫
本発明の第1の実施形態に係る空調管理装置10を備えた空調システム1について説明する。空調システム1は、空調対象エリア(以下、単にエリアとする)の温度を最適に維持するためのシステムである。空調システム1は、図1に示すように、空調管理装置10と、空調機を構成する室内機20及び室外機30と、温度センサ40と、環境計測センサ50とを備える。
室内機20は、エリア内に設置され、空調機が実行する処理のうち、送風処理など、エリア内でなければ実行できない処理を実現する機械である。室内機20は、室外機30と接続される。
室外機30は、エリアの外に設置され、空調機が実行する処理のうち、冷媒の冷却処理などを実現する機械である。室外機30は、室内機20ならびに空調管理装置10と接続される。
温度センサ40は、室内機20の近辺(望ましくは、室内機20の送風口近辺)に設置され、エリア内の温度を所定の時間毎(例えば1分毎)に計測し、空調管理装置10に送信する。
環境計測センサ50は、室内機20の近辺に設置される人感センサや熱センサ等である。環境計測センサ50は、エリア内の温度に影響を与える環境因子として所定の基準値以上の発熱体(人や電気製品等)の有無を所定の時間毎に判別し、判別結果を空調管理装置に送信する。
空調管理装置10は、空調機の運転を制御したり、空調機の状態(故障の有無等)を判別したりするための装置であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、通信インターフェース等を備えて構成される。
空調管理装置10は、機能的には、図2に示すように、温度取得部11と、環境取得部12と、異常判別部13と、報知部14と、空調制御部15と、記憶部16と、を備える。
温度取得部11は、温度センサ40と接続され、温度センサ40から受信した温度を示す情報を現在日時情報と対応付けて温度記憶部161に蓄積記憶する。
環境取得部12は環境計測センサ50と接続され、環境計測センサ50から受信した発熱体の有無を示す情報を日時情報と対応付けて環境記憶部162に蓄積記憶する。
異常判別部13は、記憶部16に記憶されている情報に基づいて、空調機に異常が発生しているか否かを判別する異常判別処理を実行する。なお、異常判別処理の詳細については後述する。
報知部14は、液晶ディスプレイ等を備える。報知部14は、判別結果記憶部163に記憶されている情報に基づいて、空調機が故障しているか否かを判別し、故障している場合その旨を表示(報知)する報知処理を実行する。なお、報知処理の詳細については後述する。
空調制御部15は、空調機の室外機30と接続され、室外機30に制御情報を送信して空調機(室外機30及び室内機20)の運転を制御する。また、室外機30から空調機の運転状態を示す情報(空調情報)を定期的に取得し、現在日時情報と関連付けて空調情報記憶部164に蓄積記憶する。なお、空調情報は空調機の設定温度や風量、動作モード(通常モード、省エネモード等)などを示す情報である。
記憶部16は、例えばハードディスク装置等から構成され、各種のデータや、CPUが実行するためのプログラムを記憶する。また、記憶部16は、上述した温度記憶部161と環境記憶部162と判別結果記憶部163と空調情報記憶部164とを備える。
温度記憶部161には、図3に示すように、温度センサ40が計測したエリア内温度と計測日時とが対応付けられて蓄積記憶される。
環境記憶部162には、図4に示すように、環境計測センサ50が検知した発熱体の有無を示す情報と検知日時とが対応付けられて蓄積記憶される。
判別結果記憶部163には、異常判別部13によって空調機の異常可能性が判別された際に、その旨を示す情報が判別日時と対応付けられて記憶される。
空調情報記憶部164には、空調制御部が室外機30から取得した空調情報が取得日時と対応付けられて蓄積記憶される。
続いて、空調管理装置10の動作について説明する。始めに、空調管理装置10の異常判別部13が実施する異常判別処理について説明する。異常判別部13は、所定の時間毎(例えば、15分毎)に、図5のフローチャートに示す異常判別処理を実行する。
異常判別処理が開始されると、まず、異常判別部13は、温度記憶部161と空調情報記憶部164とに記憶されている情報を参照して、空調機の運転状態から予想される温度変化と異なる温度変化を示す時間帯(異常運転時間帯)を検出する(ステップS11)。なお、既に前の異常判別処理で検出されている異常運転時間帯については検出しなくてもよい。
例えば、空調情報記憶部164に記憶されている空調情報が示す設定温度の推移と、温度記憶部161に記憶されている温度センサ40が計測した温度の推移とが図6に示すように表される場合を考える。この場合、異常判別部13は、設定温度と温度センサ40の計測温度との差が閾値ΔT以上であるt1〜t2を異常運転時間帯として検出すればよい。
また、異常判別部13は、空調情報記憶部164に記憶されている空調情報から、例えば、冷房の出力が「小」から「大」に切り替えられた日時を判別する。そして、異常判別部13は、温度記憶部161に記憶されている情報を参照して、判別した日時以降に温度センサ40の計測温度が閾値以上変化しない場合に、当該日時の前後の所定時間を異常運転時間帯として検出してもよい。また、異常判別部13は、平日の日中において温度が急激に変化する時刻の前後の所定時間を異常運転時間帯として検出してもよい。
図5に戻り、続いて、異常判別部13は、ステップS11で異常運転時間帯を検出できたか否かを判別する(ステップS12)。異常運転時間帯を検出できなかった場合(ステップS12;No)、空調機は正常に運転しているものと推測され、異常判別処理は終了する。
異常運転時間帯を検出できた場合(ステップS12;Yes)、異常判別部13は、環境記憶部162を参照して、異常運転時間帯にエリア内の温度に影響を与えている発熱体の有無を判別する(ステップS13)。
異常運転時間帯に発熱体が有ると判別した場合(ステップS13;Yes)、発熱体の影響により異常運転時間帯のエリア内温度が異常値を示しているだけであり、空調機は正常であると予測され、異常判別処理は終了する。
異常運転時間帯に発熱体が無いと判別した場合(ステップS13;No)、空調機の故障により、異常運転時間帯にエリア内温度が異常値を示していることが予測される。従って、異常判別部13は、空調機に異常の可能性がある旨を現在日時情報と対応付けて判別結果記憶部163に記録する(ステップS14)。以上で、異常判別処理は終了する。
続いて、空調管理装置の報知部14が実行する報知処理について説明する。空調管理装置の報知部14は、所定の時間毎(例えば、1時間毎)に、図7のフローチャートに示す報知処理を実行する。なお、前述した異常判別処理の直後に続けて報知処理を実施してもよい。
報知処理が開始されると、報知部14は、判別結果記憶部163を参照して、空調機の異常可能性を示す情報が、所定の頻度以上(例えば、1週間に5回以上)記録されているか否かを判別する(ステップS21)。
記録されていないと判別した場合(ステップS21;No)、空調機は故障していないと推測され、報知処理は終了する。なお、この際、報知部14は、空調機が正常であることを示すメッセージを出力(表示)してもよい。
記録されていると判別した場合(ステップS21;Yes)、報知部14は、空調機に故障が発生していることを知らせるメッセージを出力(表示)する(ステップS22)。なお、報知部14は、空調機の点検を促すメッセージを表示してもよい。以上で報知処理は終了する。
このように、第1の実施形態に係る空調管理装置10は、エリア内の温度が異常値を示している場合に、エリア内の温度に影響を与える発熱体の有無に基づいて、空調機の異常を判別する。従って、連続運転可能な軽微な異常が発生している場合であっても、早期に空調機の故障を検出することが可能となる。
≪第2の実施形態≫
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付与する。
第1の実施形態に係る空調管理装置10では、空調機の故障を検出することができたが、室外機30と室内機20のどちらで故障が発生しているかを検出することはできなかった。本発明の第2の実施形態では、室外機30と室内機20のどちらに故障が発生しているのかを判別可能にしたことを特徴とする。
第2の実施形態に係る空調管理装置100を備えた空調システム2の構成を図8に示す。本実施形態では、空調機は、1つの室外機30と複数(図中では3つ)の室内機20〜20とから構成され、各室内機20〜20は室外機30と接続される。なお、室内機20〜20のそれぞれを区別しない場合は、単に室内機20と呼称する。なお、室内機20の数は3に限定するものではなく、任意の数でよい。
また、第1の実施形態と同様に、各室内機20〜20の周辺に温度センサ40〜40が配置されている。各温度センサ40〜40は、定期的に温度を計測し、自身のIDとともに空調管理装置100に送信する。なお、温度センサ40〜40のそれぞれを区別しない場合は、単に温度センサ40と呼称する。
また、第1の実施形態と同様に、各室内機の周辺に環境計測センサ50〜50が配置されている。各環境計測センサ50〜50は、定期的に発熱体の有無を判別し、自身のIDとともに判別結果を空調管理装置100に送信する。なお、環境計測センサ50〜50のそれぞれを区別しない場合は、単に環境計測センサ50と呼称する。
第2の実施形態に係る空調管理装置100は、図9に示すように、第1の実施形態に係る空調管理装置10の構成に加えて、室外機状態判別部17をさらに備える。また、記憶部16は室外機状態記憶部165をさらに備える。
なお、第2の実施形態では、温度取得部11は、各温度センサ40から受信した温度を示す情報と現在日時情報と当該温度センサ40のIDとを対応付けて温度記憶部161に蓄積記憶する。また、環境取得部12は、各環境計測センサ50から受信した発熱体の有無を示す情報と現在日時情報と当該環境計測センサ50のIDとを対応付けて環境記憶部162に蓄積記憶する
室外機状態判別部17は、室外機30と接続され、定期的に室外機の状態を判別し、現在日時情報と対応付けて、室外機状態記憶部165に蓄積記憶する。
なお、室外機状態判別部17により判別される室外機30の状態は、「正常状態」、「異常状態」、及び「異常猶予状態」の3種類があるものとする。「異常猶予状態」は、軽微な異常がみられるものの、室外機30を運転するのに支障が無いことを示す状態である。室外機状態判別部17は、例えば、室外機30に設けられている各種センサから特徴量データ(吐出温度、実周波数、蒸発温度、配管温度、膨張弁開度等)を取得し、特徴量データと所定の閾値とを比較することにより、室外機30の状態を判別すればよい。
なお、空調管理装置100の記憶部16は、各温度センサ40および各環境計測センサ50のID、設置された位置座標、近辺の室内機20のID等を示すセンサ配置情報を予め記憶している。空調管理装置100の各部は、記憶部16に記憶されているセンサ配置情報を参照することにより、各室内機20毎に、該室内機20の周辺の温度や発熱体の有無を示す情報を、対応する温度センサ40と環境計測センサ50とから取得することが可能となる。
続いて、第2の実施形態に係る空調管理装置100の動作について説明する。始めに、空調管理装置100の異常判別部13が実施する異常判別処理について説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理を行うステップについては、適宜説明を簡略化して説明する。空調管理装置100の異常判別部13は、所定の時間毎(例えば、15分毎)に、図10のフローチャートに示す異常判別処理を実行する。
処理が開始されると、まず、異常判別部13は、異常判別の対象にする未選択の室内機20を1つ選択する(ステップS31)。続いて、異常判別部13は、温度記憶部161と空調情報記憶部164とに記憶されている情報を参照して、選択した室内機20の異常運転時間帯を検出する(ステップS32)。
例えば、室内機20が選択されている場合、異常判別部13は、近辺に配置されている温度センサ40の計測温度の履歴と室内機20の空調情報(設定温度等)の履歴とを温度記憶部161と空調情報記憶部164とからそれぞれ取得する。そして、異常判別部13は、取得した情報に基づいて、第1の実施形態と同様に、室内機20の異常運転時間帯を検出すればよい。
続いて、異常判別部13は、ステップS32で異常運転時間帯を検出できたか否かを判別する(ステップS33)。異常運転時間帯を検出できなかった場合(ステップS33;No)、空調機(選択した室内機20と室外機30)は正常に運転しているものと推測され、ステップS38に処理は移る。
異常運転時間帯を検出できた場合(ステップS33;Yes)、異常判別部13は、室外機状態記憶部165を参照して、異常運転時間帯における室外機30の状態を判別する(ステップS34)。なお、異常運転時間帯における室外機30の状態が室外機状態記憶部165に複数記憶されている場合、最も長い時間記録されている状態を異常運転時間帯における室外機30の状態とすればよい。または、異常状態、異常猶予状態、正常状態の順で優先度を設定しておき、異常運転時間帯に複数の状態が検出された場合に、優先度の高い方の状態を異常運転時間帯の室外機30の状態としてもよい。
室外機30が異常状態であると判別された場合(ステップS34;異常状態)、室外機30の故障により、異常運転時間帯が発生したものと予測される。従って、異常判別部13は、室外機30に異常があることを現在日時情報と対応付けて判別結果記憶部163に記録し(ステップS35)、異常判別処理は終了する。なお、この際、報知部14が、室外機30の故障を示すメッセージや、室外機30の修理を促すメッセージなどを出力してもよい。
また、室外機30が異常猶予状態であると判別された場合(ステップS34;異常猶予状態)、異常判別部13は、図11に示す診断処理(異常猶予時)を実行する(ステップS36)。
診断処理(異常猶予時)が開始されると、まず、異常判別部13は、温度記憶部161を参照して、ステップS31で選択した以外の他の室内機20でも、ほぼ同様の異常運転時間帯が検出されるか否かを判別する(ステップS361)。
他の室内機20でもほぼ同様の異常運転時間帯が検出された場合(ステップS361;Yes)、個々の室内機20に異常はなく、室外機30に異常が発生している可能性が高い。従って、異常判別部13は、室外機30に異常の可能性があることを現在日時情報と対応付けて判別結果記憶部163に記録し(ステップS362)、診断処理(ステップS36)は終了する。
他の室内機20からほぼ同様の異常運転時間帯が検出されなかった場合(ステップS361;No)、異常判別部13は、環境記憶部162を参照して、異常運転時間帯に、ステップS31で選択した室内機20の周辺のエリア内の温度に影響を与えている発熱体が有ったか否かを判別する(ステップS363)。
例えば、室内機20が選択されている場合、異常判別部13は、室内機20の近辺に配置されている環境計測センサ50による発熱体の有無を示す情報の履歴を環境記憶部162から取得する。そして、異常判別部13は、取得した情報から、第1の実施形態と同様に、異常運転時間帯における発熱体の有無を判別すればよい。
異常運転時間帯に発熱体が有ると判別した場合、(ステップS363;Yes)、発熱体の影響により異常運転時間帯のエリア内温度が異常値を示しているだけであり、空調機は正常であると予測され、診断処理(ステップS36)は終了する。
異常運転時間帯に発熱体が無いと判別した場合(ステップS363;No)、ステップS31で選択した室内機20の故障により、異常運転時間帯に当該室内機20周辺の温度が異常値を示していることが予測される。従って、異常判別部13は、この室内機20に異常の可能性があることを現在日時情報と対応付けて判別結果記憶部163に記録し(ステップS364)、診断処理(ステップS36)は終了する。
図10に戻り、室外機20が正常状態であると判別された場合(ステップS34;正常状態)、異常判別部13は、図12に示す診断処理(正常時)を実行する(ステップS37)。
診断処理(正常時)が開始されると、まず、異常判別部13は、温度記憶部161を参照して、ステップS31で選択した以外の他の室内機20でも、ほぼ同様の異常運転時間帯が検出されるか否かを判別する(ステップS371)。
他の室内機20でもほぼ同様の異常運転時間帯が検出された場合(ステップS371;Yes)、空調機(室内機20および室外機30)は正常であるものの、空調機の出力不足等の原因によりエリア全体の温度を設定温度付近に制御できなくなり、異常運転時間帯が発生したものと考えられる。従って、空調制御部15は、空調情報記憶部164を参照して、現在省エネモードで運転されている室内機20を判別する。そして、空調制御部15は、判別した室内機20に、省エネモードを解除することを指示する制御信号を室外機を介して送信し、全ての室内機20〜20の省エネモードを解除する(ステップS372)。以上で診断処理(ステップS37)は終了する。
他の室内機20からは同様の異常運転時間帯が検出されなかった場合(ステップS371;No)、異常判別部13は、環境記憶部162を参照し、異常運転時間帯に、ステップS31で選択した室内機20の周辺エリア内の温度に影響を与えている発熱体が有るか否かを判別する(ステップS373)。
異常運転時間帯に発熱体が有ると判別した場合、(ステップS373;Yes)、空調機(室内機20および室外機30)は正常であるものの、空調機の出力不足等の原因により、発熱体の影響を受けて、ステップS31で選択した室内機20の周囲の温度が設定温度と乖離する異常運転時間帯が発生したものと考えられる。従って、空調制御部15は、空調情報記憶部164を参照して、ステップS31で選択した室内機20が現在省エネモードで運転されているか否かを判別する。そして、省エネモードであると判別した場合、空調制御部15は、この室内機20に、省エネモードを解除することを指示する制御情報を室外機を介して送信し、この室内機20の省エネモードを解除する(ステップS374)。以上で診断処理(ステップS37)は終了する。
また、異常運転時間帯に発熱体が無いと判別した場合、(ステップS373;No)、ステップS31で選択した室内機20の故障により、発熱体が無いにもかかわらず、周辺温度が異常値を示したものと予測される。従って、異常判別部13は、ステップS31で選択した室内機20に異常の可能性があることを現在日時情報と対応付けて判別結果記憶部163に記録し(ステップS375)、診断処理は終了する。
図10に戻り、診断処理(ステップS36、ステップS37)が終了すると、異常判別部13は、全ての室内機20〜20をステップS31で選択したか否かを判別する(ステップS38)。未選択の室内機20が有る場合(ステップS38;No)、室内機20を選択して選択した室内機20および室外機30の異常を判別する処理を繰り返す。全ての室内機20〜20を選択した場合(ステップS38;Yes)、異常判別処理は終了する。
続いて、第2の実施形態に係る空調管理装置100の報知部14が実施する報知処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。なお、判別結果記憶部163には、上述したステップS362、ステップS364、及びステップS375の処理により、室外機30および各室内機20毎に、異常可能性を示す情報が記録されている。
まず、報知部14は、判別結果記憶部163を参照して、室外機30の異常可能性を示す情報が、所定の頻度以上(例えば、1週間に5回以上)記録されているか否かを判別する(ステップS41)。
記録されていないと判別した場合(ステップS41;No)、室外機30は正常であると推測され、ステップS43に処理は移る。なお、この際、報知部14は、室外機が正常であることを示すメッセージを出力(表示)してもよい。
記録されていると判別した場合(ステップS41;Yes)、室外機30に故障が発生しているものと推測される。従って、報知部14は、室外機30に故障が発生していることを知らせるメッセージを出力(表示)する(ステップS42)。
続いて、報知部14は、判別結果記憶部163を参照して、室内機20の異常可能性を示す情報が、所定の頻度以上(例えば、1週間に5回以上)記録されているか否かを判別する(ステップS43)。
記録されていないと判別した場合(ステップS43;No)、室内機20は正常であると推測され、報知処理は終了する。なお、この際、報知部14は、室内機20が正常であることを示すメッセージを出力(表示)してもよい。
記録されていると判別した場合(ステップS43;Yes)、室内機20に故障が発生しているものと推測される。従って、報知部14は、室内機20に故障が発生していることを知らせるメッセージを出力(表示)する(ステップS44)。以上で報知処理は終了する。
このように、第2の実施形態では、異常運転時間帯における発熱体の有無を利用して早期に空調機の故障を検出できるだけでなく、空調機の室内機20と室外機30のどらかで故障が発生しているのかを判別することが可能となるため、ユーザはより有益な情報を得ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、報知部14は、空調機の故障を検出した際に、特定のエラー音を出力することで故障を報知してもよい。また、予め登録されている管理者のメールアドレス宛に、空調機で故障が発生したことを示す電子メールを送信するようにしてもよい。
また、図14に示すように、異常判別処理において、異常運転時間帯に発熱体が有ると判別した場合(ステップS13;Yes)に、報知部14が空調機の故障又は異常を報知(ステップS15)してもよい。
このようにすることで、より早く空調機の故障を報知することが可能となる。また、この場合、判別結果記憶部163を設ける必要がないため、メモリの容量を節約することも可能となる。
また、上記各実施形態では、室内機20の周辺の温度に影響を与える環境因子を発熱体とし、その有無を空調機の異常の判別に利用した。しかしながら、本発明は、室内機20の周辺の温度に影響を与える環境因子を発熱体に限定するものではない。例えば、室内機20の周辺の温度に影響を与える環境因子に氷のような低温体を想定してもよい。この場合、環境計測センサ50は、発熱体に加えて、低温体の有無も熱センサ等で検知し、検知結果を空調管理装置10,100に送信すればよい。
また、例えば、本発明に係る空調管理装置10,100の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に係る空調管理装置10,100として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
1 空調システム
10 空調管理装置
20 室内機
30 室外機
40 温度センサ
50 環境計測センサ

Claims (7)

  1. 空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段と、
    前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段と、
    前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段と、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段と、
    前記環境記憶手段を参照して前記異常運転時間帯における前記環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、前記空調機の異常の有無を判別する異常判別手段と、
    前記異常判別手段が前記空調機に異常があることを所定の頻度を超えて判別した場合に、該空調機が故障していることを報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする空調管理装置。
  2. 室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段と、
    前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段と、
    前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段と、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段と、
    前記室外機の動作状態を示す情報を取得する室外機状態取得手段と、
    前記室外機状態取得手段が取得した前記室外機の動作状態を示す情報を取得日時情報と対応付けて蓄積記憶する室外機状態記憶手段と
    記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別手段と、
    を備えることを特徴とする空調管理装置。
  3. 前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態及び前記環境因子の有無に基づいて、前記室内機の省エネモード運転を解除するか否かを判別し、解除すると判別した場合、該室内機に省エネモード運転を解除するための制御信号を送信する省エネ制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の空調管理装置。
  4. 空調機の空調対象エリアの温度の推移を示す情報を記憶する温度記憶手段と、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無の履歴を示す情報を記憶する環境記憶手段と、を備えるコンピュータを用いた空調管理方法であって、
    前記温度記憶手段を参照して、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別ステップと、
    前記環境記憶手段を参照して、前記異常運転時間帯における、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、空調機の異常の有無を判別する異常判別ステップと、
    前記異常判別ステップで前記空調機に異常があることが所定の頻度を超えて判別された場合に、該空調機が故障していることを報知する報知ステップと、
    を備えることを特徴とする空調管理方法。
  5. 室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度の推移を示す情報を記憶する温度記憶手段と、前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無の履歴を示す情報を記憶する環境記憶手段と、前記室外機の動作状態の推移を示す情報を記憶する室外機状態記憶手段と、を備えるコンピュータを用いた空調管理方法であって、
    前記温度記憶手段を参照して、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別ステップと、
    前記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別ステップと、
    を備えることを特徴とする空調管理方法。
  6. コンピュータを、
    空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段、
    前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段、
    前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段、
    前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段、
    前記環境記憶手段を参照して前記異常運転時間帯における前記環境因子の有無を判別し、判別した環境因子の有無に基づいて、前記空調機の異常の有無を判別する異常判別手段、
    前記異常判別手段が前記空調機に異常があることを所定の頻度を超えて判別した場合に、該空調機が故障していることを報知する報知手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータを、
    室外機と室内機とを備えた空調機の空調対象エリアの温度を取得する温度取得手段、
    前記温度取得手段が取得した温度を示す情報を該温度を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する温度記憶手段、
    前記空調対象エリアの温度に影響を与えている環境因子の有無を示す情報を取得する環境取得手段、
    前記環境取得手段が取得した環境因子の有無を示す情報を取得した日時情報と対応付けて蓄積記憶する環境記憶手段、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記空調対象エリアの温度の推移から、通常の予測される温度変化とは異なる温度変化を示す異常運転時間帯を判別する異常運転時間帯判別手段、
    前記室外機の動作状態を示す情報を取得する室外機状態取得手段、
    前記室外機状態取得手段が取得した前記室外機の動作状態を示す情報を取得日時情報と対応付けて蓄積記憶する室外機状態記憶手段、
    前記室外機状態記憶手段と前記環境記憶手段とを参照して前記異常運転時間帯における前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とを判別し、判別した前記室外機の動作状態と前記環境因子の有無とに基づいて、前記室外機および前記室内機毎に異常の有無を判別する異常判別手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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