JP2018124637A - 送信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】監視領域における防災を行う防災システム100に関する情報である対象情報を、防災システム100から収集する、防災システム100とは異なる装置であるセンター装置3に送信する受信機2は、対象情報を取得する取得部261と、防災に関する所定の予兆を検出する検出部262と、取得部261が取得した対象情報を、検出部262の検出結果に関わらずセンター装置3に送信する送信制御部263と、を備える。送信制御部263は、検出部262の検出結果に基づいて、対象情報の送信態様を変化させる。取得部261は、センター装置3側で防災システム100を管理するための情報である管理情報を、対象情報として取得する。検出部262は、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出する。
【選択図】図1
Description
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報をセンター装置に送信する送信システムに関するものである。
まず、本実施の形態に係る防災システム及びセンター装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システム及びセンター装置を示すブロック図である。なお、センター装置3に接続される防災システムの個数は任意であるが、ここでは、実際には防災システムが複数接続されていることとし、当該複数の防災システムのうちの1つのみを図1において防災システム100として図示し、以下説明する。また、防災システム100に設けられている感知器及び受信機の個数は任意であるが、ここでは、実際には感知器及び受信機夫々が複数設けられていることとし、当該複数の感知器及び受信機のうちの各1つのみを図1において感知器1、及び受信機2として図示し、以下説明する。
図1に示す防災システム100は、例えば、感知器1、及び受信機2を備える。
感知器1は、例えば、通信部11、検出部12、記録部13、及び制御部14を備えている。
通信部11は、受信機2との間で通信を行う通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を備えて構成することができる(後述する各装置の通信部も同様とする)。
検出部12は、監視領域の検出対象の物理量を検出する検出手段であり、特に、煙の濃度を検出するものである。この検出部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の光電式の煙センサを備えて構成することができる。
記録部13は、感知器1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、公知の記録装置を用いて構成される。この公知の記録装置としては、例えば、外部記録装置としてのハードディスク、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、又は、SDカードの如き電気的記録媒体、あるいは、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述する各装置の記録部も同様とする)。
制御部14は、感知器1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して感知器1にインストールされることで、制御部14の各部を実質的に構成する(後述する各装置の制御部も同様とする)。なお、この制御部14の各部により行われる処理については後述する。
受信機2は、送信システムであり、例えば、通信部21、操作部22、表示部23、音響部24、記録部25、及び制御部26を備える。
通信部21は、少なくとも、感知器1又はセンター装置3との間で通信を行う通信手段であり、特に、センター装置3との間でインターネットの如き通信網を介して通信を行うものである。
操作部22は、受信機2を操作するための操作手段である。この操作部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の操作ボタン等を備えて構成することができる。
表示部23は、各種情報を表示する表示手段である。この表示部23の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を備えて構成することができる。
音響部24は、警報音を出力する音響手段である。音響部24の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のスピーカ等を備えて構成することができる。
記録部25は、受信機2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、自己を一意に識別するための情報である受信機ID(対象情報)としての「IDb1」、及び受信機側防災情報が格納されている。「受信機側防災情報」とは、受信機2側の情報であり、具体的には、受信機2側に格納されている対象情報である。図2は、受信機側防災情報を例示した図である。この図2に示すように、受信機側防災情報は、項目「感知器ID」、項目「煙濃度情報」、及び項目「検出時間情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「感知器ID」に対応する情報は、前述の感知器IDである(図2では、感知器1を識別する「IDa1)。また、項目「煙濃度情報」は、前述の煙濃度情報である(図2では、「3.5」等)。また、項目「検出時間情報」は、前述の検出時間情報である(図2では、10時10分00秒を示す「101000」等)。そして、このような受信機側防災情報については、後述する情報格納処理を実行することにより、格納される。
図1の制御部26は、受信機2を制御する制御手段であり、機能概念的に、取得部261、検出部262、及び送信制御部263を備える。取得部261は、対象情報を取得する取得手段であり、例えば、管理情報を対象情報として取得するものである。検出部262は、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段であり、例えば、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出するものである。送信制御部263は、取得部261が取得した対象情報を、検出部262の検出結果に関わらずセンター装置3に送信する送信制御手段であって、検出部262の検出結果に基づいて、対象情報の送信態様を変化させる送信制御手段である。このような制御部26の各部の処理については後述する。
図1に示すセンター装置3は、例えば、通信部31、記録部32、及び制御部33を備える。
通信部31は、少なくとも、受信機2との間で通信を行う通信手段であり、特に、受信機2との間でインターネットの如き通信網を介して通信を行うものである。
記録部32は、センター装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、センター側防災情報が格納されている。「センター側防災情報」とは、センター装置3側の情報であり、具体的には、センター装置3側に格納されている対象情報である。図3は、センター側防災情報を例示した図である。この図3に示すように、センター側防災情報は、項目「受信機ID」、項目「感知器ID」、項目「煙濃度情報」、及び項目「検出時間情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「感知器ID」に対応する情報、項目「煙濃度情報」に対応する情報、及び項目「検出時間情報」に対応する情報は、図2の同一名称の項目の情報と共通である。また、項目「受信機ID」に対応する情報は、前述の受信機IDである(図3では、受信機2を識別する「IDb1」等)。そして、このようなセンター側防災情報については、後述する情報送信処理を実行することにより、格納される。
制御部33は、センター装置3を制御する制御手段である。なお、この制御部33の各部により行われる処理については後述する。
次に、このように構成される防災システム100及びセンター装置3によって実行される、処理について説明する。具体的には、情報格納処理、及び情報送信処理について説明する。
図4は、情報格納処理のフローチャートである(以下の各処理の説明では、ステップを「S」と略記する)。「情報格納処理」とは、図1の記録部25の受信機側防災情報を格納する処理であり、具体的には、受信機2と感知器1との相互間の通信を行って、受信機側防災情報を格納する処理である。この情報格納処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に起動されて、所定時間毎に繰り返し実行されるものとして、当該情報格納処理が起動された後から説明する。なお、ここでは、例えば、情報格納処理が、約30秒毎に繰り返し実行されるものとして、以下説明する。
図5は、情報送信処理のフローチャートである。「情報送信処理」とは、対象情報を送信する処理であり、具体的には、受信機2からセンター装置3に対象情報を送信する処理である。この情報送信処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に起動されて、図4の情報格納処理よりも長い時間間隔(例えば、5倍〜10倍等)毎に繰り返し実行されるものとして、図5の情報送信処理が起動された後から説明する。なお、ここでは、例えば、情報送信処理が、約2分30秒毎に繰り返し実行されるものとして、以下説明する。
上述した図5の情報送信処理を繰り返し実行した場合に、SC1にて所定の予兆を検出したか否かに関わらず対象情報を送信しており、特に、SC1にて所定の予兆の検出前においては、SC5にて通常時用情報(つまり、1組みの情報)を送信し、また、SC1にて所定の予兆の検出後においては、SC5に予兆時用情報(つまり、5組みの情報)を送信することになるので、所定の予兆の検出前にて送信する情報の単位時間当たり量を減少させる一方で、所定の予兆の検出後にて送信する情報の単位時間当たり量を増加させることにより、感知器1がプリアラームを送信した後の煙の濃度情報を、時間に対して高分解能で送信できるともに、全体として送信量を抑えることが可能となる。よって、センター装置3側において、当該送信された情報に基づいて防災システム100を管理し、少なくとも火災発生直前の監視領域の状態を詳細にリアルタイムで把握して、火災の発生を判定したり予測したりすることが可能となる。
このように本実施の形態によれば、防災に関する所定の予兆を検出する検出部262の検出結果に基づいて、対象情報をセンター装置3に送信することにより、例えば、所定の予兆に関連して対象情報を送信することができるので、イベントに関連して情報を適切に送信することができる。特に、例えば、所定の予兆を検出した場合に単位時間当たりの対象情報の送信量を増加させることにより、イベントが発生する直前のデータを詳細に送信することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、受信機2の取得部261、検出部262、及び送信制御部263の機能等を、受信機2以外の防災システム100の装置(例えば、不図示の防災表示装置等)に設けて、当該装置を送信システムとして構成してもよいし、また、受信機2の取得部261、検出部262、及び送信制御部263の機能等を、防災システム100以外の装置(例えば、据え置き型のコンピュータ装置、あるいは、スマートフォン等の携帯端末等)に設けて、当該装置を送信システムとして構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、図4のSA1にて受信機2が情報要求を送信することにより、感知器1から情報を取得して格納する場合について説明したが、これに限らない。例えば、感知器1が任意のタイミングで自動的に情報を送信し、当該送信された情報
を受信機2が受信して格納するように構成してもよい。なお、任意のタイミングについては、任意に設定した時間(例えば、10秒〜30秒等)毎のタイミングとしてもよいし、図5のSC1で説明したように、感知器1の制御部14が従来と同様にして、検出部12が検出した煙の濃度を、記録部13の火災注意閾値及び火災判定閾値と比較するタイミングとしてもよい。
また、上記実施の図5のSC1で説明した、感知器1の制御部14の処理であって、検出部12が検出した煙の濃度を、記録部13の火災注意閾値及び火災判定閾値と比較する処理については、煙の濃度が急激に上昇する場合においてもプリアラームが出力されるように、繰り返しの実行間隔を狭めて、例えば、5秒〜10秒毎に繰り返し実行してもよい。また、この処理についてプリアラームについては、煙の濃度が火災注意閾値未満となるまで出力し続けるように構成してもよいし、煙の濃度が火災注意閾値未満となってから所定時間(例えば、2分〜5分等)が経過するまで出力し続けてもよい。
また、上記実施の形態の図5のSC1においては、プリアラームを受信したか否かに基づいて所定の予兆を判定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、プリアラームに加えて発報信号も考慮して判定してもよい。具体的には、プリアラーム又は発報信号を受信した場合に、所定の予兆を検出したものと判定し、プリアラーム及び発報信号の両方を受信していない場合に、所定の予兆を検出していないものと判定してもよい。このように構成した場合、「所定の予兆」を、火災の予兆又は火災が広がる予兆と捉えてもよい。そして、このように構成した場合、煙の濃度が上昇し続けて火災を判定するまでの情報、及び、火災を判定した後の情報を、高い時間分解能にて送信することが可能となる。
また、図5のSC1について、プリアラームを所定時間(例えば、2分等)以上検出し続けた場合に、所定の予兆を検出したものと判定してもよい。このように構成した場合、火災以外の要因(例えば、料理中に一時的に発生する湯気等)を、火災の煙として誤って検出した場合に、送信される情報の量が増大するのを防止することができ、つまり、実際に火災に至る情報を高い時間分解能にて送信することが可能となる。
また、「(情報送信処理について(その2))」とは逆に、火災以外の要因を火災の煙として誤って検出した場合の情報が特に必要となる場合には、プリアラームを所定時間(例えば、2分等)以上検出し続けた場合に、図4の情報格納処理の実行間隔を狭めて例えば5秒〜10秒間隔にて情報を受信機2が格納するようにした上で、この狭めた間隔で格納した情報を全てセンター装置3に送信するように構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、所定の予兆を検出するか否かに基づいて、単位時間当たりに送信される情報を変化させる場合について説明したが、これに限らない。例えば、所定の予兆を検出するまでは情報を送信せずに、所定の予兆を検出した場合に情報の送信を開始するように構成してもよい。具体的には、図5においてSC4及びSC5を省略した上で、SC1にてNOと判定した後、再度SC1を実行するように構成してもよい。このように構成した場合、例えば、所定の予兆を検出した場合に対象情報の送信を開始させることにより、イベントが発生する直前に対象情報の送信を開始することが可能となる。
また、上記実施の形態の図1の受信機2とセンター装置3との間の通信網の少なくとも一部については、受信機2を有するユーザ(例えば、顧客)の既存の通信網以外の新たな通信網を、センター装置3側のユーザ(例えば、業者)が敷設し、この新たな敷設した通信網を利用して受信機2とセンター装置3との間の通信を行ってもよい。
また、上記実施の形態においては、感知器ID、受信機ID、煙濃度情報、及び検出時間情報を対象情報として、センター装置3に送信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、「対象情報」の定義にて例示した情報(例えば、外観画像情報、電流値情報等)のうちの任意の情報を、防災システム100側からセンター装置3側に送信するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、所定の予兆の検出結果に基づいて送信する情報の時間分解能を変更する場合について説明したが、これに限らない。例えば、所定の予兆の検出結果に基づいて、送信する情報の項目数を変更してもよい。具体的には、所定の予兆の検出した場合に1度に送信される情報の項目数が、所定の予兆の検出しなかった場合に1度に送信される情報の項目数よりも多くなるように構成してもよいし、あるいは、この逆となるように構成してもよい。例えば、受信機2の表示内容、操作、警報、設定等の各種情報を送信するようにしても良い。これにより、受信機2でどのような対応がとられたか、操作者の行動も含めてセンター装置3側で把握することが可能となる。また、防災システム100に配置され、受信機2と同様の表示を行い、操作を受け付ける副表示盤の情報についても送信するようにしても良い。
また、上記の実施形態では、防災システム100が送信する情報量を変化させるようにしていたが、防災システム100の通信頻度を変化させるようにしても良い。例えば、防災システム100で所定の予兆を検出した場合、防災システム100はセンター装置3に予兆検出を送信し、センター装置3は予兆検出を受け取った防災システム100に対し通信間隔を狭めるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、予兆検出時の単位時間当たりの情報量を増加させるようにしているが、防災システム100の如き防災システムが複数設けられている場合において、いずれかの防災システムで予兆が検出された際、予兆を検出していない防災システムからの単位時間当たりの情報量を減少させるようにしても良い。例えば、所定の防災システム(以下、「防災システムA」と称する)で予兆を検出した場合、当該防災システムAはセンター装置3に予兆検出を送信し、センター装置3は全ての防災システムに対して、いずれかの防災システムで予兆検出したことを送信し、いずれかの防災システムで予兆検出したことを受信した防災システムのうち自身が予兆検出していない防災システム(つまり、複数の防災システムのうちの防災システムA以外の防災システム)は単位時間当たりの情報量を減少させてもよい。このように構成することにより、センター装置3と複数の防災システムとの間の通信量を一定に保つことが出来るため、輻輳等の問題発生の可能性を減じることが可能となる。
また、上記実施の形態においては、送信された対象情報を利用して、センター装置3側で、監視領域の状態を把握する場合について説明したが、これに限らない。例えば、「対象情報」の定義にて例示した情報のうちの任意の情報を利用して、センター装置3側で、防災システム100の各装置の障害対策を行う場合の交換部品を特定してもよいし、メンテナンス又はオペレーションを指示してもよし、感知器1での火災発生の判定のためのプログラムを改造したりしてもよい。
また、上記実施の形態の送信制御部263の代わりに、あるいは、送信制御部263に加えて、受信機2の制御部26に送信開始機能付き送信制御部を設けてもよい。ここで、「送信開始機能付き送信制御部」とは、検出手段の検出結果に基づいて、取得手段が取得した対象情報を、センター装置に送信する手段であり、例えば、検出手段が所定の予兆を検出した場合に対象情報の送信を開始するもの、検出手段が所定の予兆を検出したか否かに関わらず対象情報の送信を開始した上で、当該予兆を検出した場合に、単位時間当たりに送信される対象情報の量を変更する(例えば、増加させる、あるいは、減少させる)もの等を含む概念である。なお、この送信開始機能付き送信制御部の少なくとも一部の機能を、送信制御部263に実装してもよい。
また、上記実施の形態の特徴と変形例の特徴とを任意に組み合わせてもよい。
付記1の送信システムは、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報を、前記防災システムの前記対象情報を収集するセンター装置であって、前記防災システムとは異なる装置である前記センター装置に送信する送信システムであり、前記対象情報を取得する取得手段と、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段と、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記検出手段の検出結果に関わらず前記センター装置に送信する送信制御手段であって、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象情報の送信態様を変化させる前記送信制御手段と、を備える。
付記1に記載の送信システムによれば、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段の検出結果に基づいて、対象情報をセンター装置に送信することにより、例えば、所定の予兆に関連して対象情報を送信することができるので、イベントに関連して情報を適切に送信することができる。特に、例えば、所定の予兆を検出した場合に単位時間当たりの対象情報の送信量を増加させることにより、イベントが発生する直前のデータを詳細に送信したりすることが可能となる。
2 受信機
3 センター装置
11 通信部
12 検出部
13 記録部
14 制御部
21 通信部
22 操作部
23 表示部
24 音響部
25 記録部
26 制御部
31 通信部
32 記録部
33 制御部
100 防災システム
261 取得部
262 検出部
263 送信制御部
Claims (4)
- 監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報を、前記防災システムの前記対象情報を収集するセンター装置であって、前記防災システムとは異なる装置である前記センター装置に送信する送信システムであり、
前記対象情報を取得する取得手段と、
防災に関する所定の予兆を検出する検出手段と、
前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記検出手段の検出結果に関わらず前記センター装置に送信する送信制御手段であって、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象情報の送信態様を変化させる前記送信制御手段と、
を備える送信システム。 - 前記取得手段は、前記センター装置側で前記防災システムを管理するための情報である管理情報を、前記対象情報として取得する、
請求項1に記載の送信システム。 - 前記検出手段は、前記監視領域における火災の予兆を前記所定の予兆として検出する、
請求項1又は2に記載の送信システム。 - 前記送信制御手段は、前記検出手段が前記所定の予兆を検出した後の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量が、前記検出手段が前記所定の予兆を検出する前の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記センター装置に送信する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の送信システム。
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