JP2018124637A - 送信システム - Google Patents

送信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018124637A
JP2018124637A JP2017014288A JP2017014288A JP2018124637A JP 2018124637 A JP2018124637 A JP 2018124637A JP 2017014288 A JP2017014288 A JP 2017014288A JP 2017014288 A JP2017014288 A JP 2017014288A JP 2018124637 A JP2018124637 A JP 2018124637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
disaster prevention
receiver
target information
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017014288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6807240B2 (ja
Inventor
達朗 奥山
Tatsuro Okuyama
達朗 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2017014288A priority Critical patent/JP6807240B2/ja
Publication of JP2018124637A publication Critical patent/JP2018124637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6807240B2 publication Critical patent/JP6807240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

【課題】イベントに関連して情報を適切に送信する送信システムを提供する。
【解決手段】監視領域における防災を行う防災システム100に関する情報である対象情報を、防災システム100から収集する、防災システム100とは異なる装置であるセンター装置3に送信する受信機2は、対象情報を取得する取得部261と、防災に関する所定の予兆を検出する検出部262と、取得部261が取得した対象情報を、検出部262の検出結果に関わらずセンター装置3に送信する送信制御部263と、を備える。送信制御部263は、検出部262の検出結果に基づいて、対象情報の送信態様を変化させる。取得部261は、センター装置3側で防災システム100を管理するための情報である管理情報を、対象情報として取得する。検出部262は、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信システムに関する。
従来、監視領域の火災を警報する防災受信機等を備える防災監視システムを、インターネットを利用して管理する管理システムが知られていた(特許文献1)。この管理システムは、所定の周期(例えば、1か月等)毎に、防災受信機のメモリに格納されている各種データ(例えば、火災等の履歴データ等)を防災監視システムに要求し、要求した各種データを取得して管理していた。
特開2015−141683号公報
しかしながら、特許文献1の管理システムについては、所定の周期毎に各種データを取得しているのみであったので、例えば、火災発生からある程度時間が経過した後にしか、火災発生時のデータを取得できずに、火災の予防等につながる処置をとるのが困難となる可能性があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、イベントに関連して情報を適切に送信することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の送信システムは、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報を、前記防災システムの前記対象情報を収集するセンター装置であって、前記防災システムとは異なる装置である前記センター装置に送信する送信システムであり、前記対象情報を取得する取得手段と、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段と、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記検出手段の検出結果に関わらず前記センター装置に送信する送信制御手段であって、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象情報の送信態様を変化させる前記送信制御手段と、を備える。
また、請求項2に記載の送信システムは、請求項1に記載の送信システムにおいて、前記取得手段は、前記センター装置側で前記防災システムを管理するための情報である管理情報を、前記対象情報として取得する。
また、請求項3に記載の送信システムは、請求項1又は2に記載の送信システムにおいて、前記検出手段は、前記監視領域における火災の予兆を前記所定の予兆として検出する。
また、請求項4に記載の送信システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の送信システムにおいて、前記送信制御手段は、前記検出手段が前記所定の予兆を検出した後の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量が、前記検出手段が前記所定の予兆を検出する前の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記センター装置に送信する。
請求項1に記載の送信システムによれば、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段の検出結果に基づいて、対象情報をセンター装置に送信することにより、例えば、所定の予兆に関連して対象情報を送信することができるので、イベントに関連して情報を適切に送信することができる。特に、例えば、所定の予兆を検出した場合に単位時間当たりの対象情報の送信量を増加させることにより、イベントが発生する直前のデータを詳細に送信したりすることが可能となる。
請求項2に記載の送信システムによれば、防災システムを管理するための情報である管理情報を対象情報として取得することにより、例えば、センター装置に対して管理情報を送信することができるので、センター装置側で防災システムを管理することが可能となる。
請求項3に記載の送信システムによれば、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出することにより、例えば、イベントである火災に関連して情報を適切にセンター装置に送信できるので、センター装置側で火災を判定したり予測したりすることができ、監視領域の火災に対する防災性を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の送信システムによれば、所定の予兆を検出した後の、センター装置に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量が、所定の予兆を検出する前の、センター装置に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、対象情報を送信することにより、例えば、予兆検出の前後にわたる全体の対象情報の送信量を抑えつつ、少なくともイベント発生直前(つまり、予兆検出後)の送信量を増大させることができるので、対象情報についての全体の通信量を抑えつつ、イベント発生直前の対象情報を詳細に送信することが可能となる。
実施の形態に係る防災システム及びセンター装置を示すブロック図である。 受信機側防災情報を例示した図である。 センター側防災情報を例示した図である。 情報格納処理のフローチャートである。 情報送信処理のフローチャートである。
以下に、本発明に係る送信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報をセンター装置に送信する送信システムに関するものである。
ここで、「防災システム」とは、防災のために用いられるシステムであり、具体的には、監視領域における防災を行うものであり、例えば、感知器及び受信機等を備えているものを含む概念である。「監視領域」とは、防災システムによる監視の対象となっている領域であり、具体的には、建物の中の空間であり、例えば、建物の1階部分、建物の2階部分、建物の3階部分等を含む概念である。「感知器」とは、監視領域の異常を判定する装置であり、例えば、火災の発生を判定するものであって、熱感知器、煙感知器、及び炎感知器等を含む概念である。「受信機」とは、監視領域における異常を報知する装置であり、例えば、火災の発生を報知するものであって、R型受信機、及びP型受信機を含む概念である。
また、「センター装置」とは、送信システムと通信可能となっている装置であって、防災システムの対象情報を収集する装置であり、また、防災システムとは異なる装置であり、具体的には、送信システムからの対象情報を受信するものあり、例えば、対象情報を受信するための専用装置、あるいは、汎用的に用いられる装置に対して対象情報を受信する機能を設けることにより構成された装置等含む概念である。
また、「送信システム」とは、対象情報をセンター装置に送信するシステムであり、具体的には、取得手段と、検出手段と、送信制御手段とを備えるものであり、例えば、防災システムに含まれている装置、あるいは、防災システムに含まれていない装置等を含む概念である。ここで、「対象情報」とは、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報であり、具体的には、防災システム側からセンター装置側に送信される情報であり、例えば、管理情報等を含む概念である。「管理情報」とは、センター装置側で防災システム側を管理するための情報であり、具体的には、防災システムのユーザからの問い合わせに応答するために用いられる情報、又は、防災システムの状態を把握するための情報等であり、例えば、防災システムの各装置を一意に識別するための情報(例えば、感知器を一意に識別するための情報である感知器ID、受信機を一意に識別するための情報である受信機ID等)、防災システムの各装置の型式を特定する型式情報、当該各装置の障害の履歴を特定する障害履歴情報、当該各装置に供給される電源の電流値を特定する電流値情報、感知器による発報を特定する発報情報、感知器が検出した煙濃度を特定する煙濃度情報、感知器による煙濃度の検出時間を特定する検出時間情報、受信機の各種設定(例えば、受信機の動作モード、受信機が火災を断定するための火災断定モード等の設定)を特定する設定情報、受信機の外観(例えば、ディスプレイ等が設けられている正面の外観)を特定する外観画像情報、防災システムのユーザを識別するためのユーザ識別情報(例えば、ユーザの氏名、会社名、又は電話番号の情報等)、あるいは、防災システムを管理する管理者に関する管理業者情報(例えば、管理者の氏名名、又は担当者の電話番号等)等を含む概念である。
また、「取得手段」とは、対象情報を取得する手段であり、「検出手段」とは、防災に関する所定の予兆を検出する手段である。ここで、「所定の予兆」とは、防災に関して予め定められたイベントの予兆であり、具体的には、防災に関して予め定められているイベントが発生するきざしであり、例えば、感知器がプリアラームを出力すること(つまり、火災の予兆)、受信機の予備バッテリ(例えば、停電時の電源供給用のバッテリ)の交換時期が近いこと、受信機の表示器の交換時期が近いこと等を含む概念である。なお、「イベント」とは、出来事であり、例えば、火災、受信機の予備バッテリの交換時期の到来、及び受信機の表示器の交換時期の到来等を含む概念である。また、「プリアラーム」とは、火災の予兆を報知する警報であり、具体的には、感知器が火災の発生を判定して発報信号を出力することに先立って出力される事前の警報である。
また、「送信制御手段」とは、取得手段が取得した対象情報を、検出手段の検出結果に関わらずセンター装置に送信する手段であって、検出手段の検出結果に基づいて、対象情報の送信態様を変化させる手段である。ここで、「対象情報の送信態様を変化させる」とは、対象情報の送信の様子を変えることであり、例えば、単位時間当たりに送信される対象情報の量を変更することを含む概念であって、対象情報を送信するか否かを含まない概念である。また、前述の「送信制御手段」とは、例えば、所定の予兆を検出した場合に、単位時間当たりに送信される対象情報の量を変更する(例えば、増加させる、あるいは、減少させる)もの等を含む概念である。
そして、以下に示す実施の形態においては、「送信システム」が防災システムの受信機であり、「対象情報」が感知器ID、受信機ID、煙濃度情報、及び検出時間情報であり、「所定の予兆」がプリアラームを出力することであり、「送信制御手段」が、検出手段が所定の予兆を検出したか否かに関わらず対象情報の送信を開始した上で、当該予兆を検出した場合に、単位時間当たりに送信される対象情報の量を増加させるものである場合について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る防災システム及びセンター装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システム及びセンター装置を示すブロック図である。なお、センター装置3に接続される防災システムの個数は任意であるが、ここでは、実際には防災システムが複数接続されていることとし、当該複数の防災システムのうちの1つのみを図1において防災システム100として図示し、以下説明する。また、防災システム100に設けられている感知器及び受信機の個数は任意であるが、ここでは、実際には感知器及び受信機夫々が複数設けられていることとし、当該複数の感知器及び受信機のうちの各1つのみを図1において感知器1、及び受信機2として図示し、以下説明する。
(構成‐防災システム)
図1に示す防災システム100は、例えば、感知器1、及び受信機2を備える。
(構成‐防災システム‐感知器)
感知器1は、例えば、通信部11、検出部12、記録部13、及び制御部14を備えている。
(構成−防災システム−感知器−通信部)
通信部11は、受信機2との間で通信を行う通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を備えて構成することができる(後述する各装置の通信部も同様とする)。
(構成−防災システム−感知器−検出部)
検出部12は、監視領域の検出対象の物理量を検出する検出手段であり、特に、煙の濃度を検出するものである。この検出部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の光電式の煙センサを備えて構成することができる。
(構成−防災システム−感知器−記録部)
記録部13は、感知器1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、公知の記録装置を用いて構成される。この公知の記録装置としては、例えば、外部記録装置としてのハードディスク、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、又は、SDカードの如き電気的記録媒体、あるいは、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述する各装置の記録部も同様とする)。
この記録部13には、例えば、自己を一意に識別するための情報である感知器ID(対象情報)、火災判定閾値、及び火災注意閾値が格納されている。ここで、「火災判定閾値」とは、火災の発生を判定するための閾値であり、具体的には、検出部12が検出した煙の濃度と比較される値であり、例えば、発報信号を出力するか否かに関する閾値である。「火災注意閾値」とは、火災の予兆を判定するための閾値であり、具体的には、検出部12が検出した煙の濃度と比較される値であって、「火災判定閾値」よりも低い値であり、例えば、プリアラームを出力するか否かに関する閾値である。そして、感知器IDとしての「IDa1」、「火災判定閾値」としての「10(%/m)」(以下、閾値や濃度についての単位「%/m」については適宜省略する)、「火災注意閾値」としての「5」が、感知器1の不図示の入力手段を介して入力され、記録部13に格納されているものとして、以下説明する(後述する記録部25の受信機IDも同様とする)。
(構成−防災システム−感知器−制御部)
制御部14は、感知器1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して感知器1にインストールされることで、制御部14の各部を実質的に構成する(後述する各装置の制御部も同様とする)。なお、この制御部14の各部により行われる処理については後述する。
(構成‐防災システム‐受信機)
受信機2は、送信システムであり、例えば、通信部21、操作部22、表示部23、音響部24、記録部25、及び制御部26を備える。
(構成‐防災システム‐受信機‐通信部)
通信部21は、少なくとも、感知器1又はセンター装置3との間で通信を行う通信手段であり、特に、センター装置3との間でインターネットの如き通信網を介して通信を行うものである。
(構成‐防災システム‐受信機‐操作部)
操作部22は、受信機2を操作するための操作手段である。この操作部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の操作ボタン等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐表示部)
表示部23は、各種情報を表示する表示手段である。この表示部23の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐音響部)
音響部24は、警報音を出力する音響手段である。音響部24の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のスピーカ等を備えて構成することができる。
(構成‐防災システム‐受信機‐記録部)
記録部25は、受信機2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、自己を一意に識別するための情報である受信機ID(対象情報)としての「IDb1」、及び受信機側防災情報が格納されている。「受信機側防災情報」とは、受信機2側の情報であり、具体的には、受信機2側に格納されている対象情報である。図2は、受信機側防災情報を例示した図である。この図2に示すように、受信機側防災情報は、項目「感知器ID」、項目「煙濃度情報」、及び項目「検出時間情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「感知器ID」に対応する情報は、前述の感知器IDである(図2では、感知器1を識別する「IDa1)。また、項目「煙濃度情報」は、前述の煙濃度情報である(図2では、「3.5」等)。また、項目「検出時間情報」は、前述の検出時間情報である(図2では、10時10分00秒を示す「101000」等)。そして、このような受信機側防災情報については、後述する情報格納処理を実行することにより、格納される。
(構成‐防災システム‐受信機‐制御部)
図1の制御部26は、受信機2を制御する制御手段であり、機能概念的に、取得部261、検出部262、及び送信制御部263を備える。取得部261は、対象情報を取得する取得手段であり、例えば、管理情報を対象情報として取得するものである。検出部262は、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段であり、例えば、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出するものである。送信制御部263は、取得部261が取得した対象情報を、検出部262の検出結果に関わらずセンター装置3に送信する送信制御手段であって、検出部262の検出結果に基づいて、対象情報の送信態様を変化させる送信制御手段である。このような制御部26の各部の処理については後述する。
(構成‐センター装置)
図1に示すセンター装置3は、例えば、通信部31、記録部32、及び制御部33を備える。
(構成‐センター装置‐通信部)
通信部31は、少なくとも、受信機2との間で通信を行う通信手段であり、特に、受信機2との間でインターネットの如き通信網を介して通信を行うものである。
(構成‐センター装置‐記録部)
記録部32は、センター装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、センター側防災情報が格納されている。「センター側防災情報」とは、センター装置3側の情報であり、具体的には、センター装置3側に格納されている対象情報である。図3は、センター側防災情報を例示した図である。この図3に示すように、センター側防災情報は、項目「受信機ID」、項目「感知器ID」、項目「煙濃度情報」、及び項目「検出時間情報」と、各項目に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。ここで、項目「感知器ID」に対応する情報、項目「煙濃度情報」に対応する情報、及び項目「検出時間情報」に対応する情報は、図2の同一名称の項目の情報と共通である。また、項目「受信機ID」に対応する情報は、前述の受信機IDである(図3では、受信機2を識別する「IDb1」等)。そして、このようなセンター側防災情報については、後述する情報送信処理を実行することにより、格納される。
(構成‐センター装置‐制御部)
制御部33は、センター装置3を制御する制御手段である。なお、この制御部33の各部により行われる処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成される防災システム100及びセンター装置3によって実行される、処理について説明する。具体的には、情報格納処理、及び情報送信処理について説明する。
(処理‐情報格納処理)
図4は、情報格納処理のフローチャートである(以下の各処理の説明では、ステップを「S」と略記する)。「情報格納処理」とは、図1の記録部25の受信機側防災情報を格納する処理であり、具体的には、受信機2と感知器1との相互間の通信を行って、受信機側防災情報を格納する処理である。この情報格納処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に起動されて、所定時間毎に繰り返し実行されるものとして、当該情報格納処理が起動された後から説明する。なお、ここでは、例えば、情報格納処理が、約30秒毎に繰り返し実行されるものとして、以下説明する。
まず、図4に示すように、SA1において受信機2の取得部261は、図1の感知器1に対して情報を要求するために、情報要求を送信する。具体的に送信する要求は任意であるが、ここでは、例えば、受信機2の記録部25に、受信機2に接続されている感知器の感知器ID(以下、接続感知器ID)(ここでは、「IDa1」)が記録されているもののとして、説明する。SA1について具体的には、記録部25の接続感知器IDを取得し、取得した接続感知器IDを含む情報要求を生成し、生成した情報要求を、通信部21を介して送信する。ここでは、例えば、「IDa1」を含む情報要求を生成して送信する。
図4に戻って、一方、SB1において感知器1の制御部14は、自己への情報の要求があったか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、ここでは、例えば、SA1で送信された情報要求を、通信部11を介して受信した上で、受信した情報要求の接続感知器IDと自己の記録部13の感知器IDとを比較し、以下のように判定する。具体的には、比較対象となっている両者が相互に一致していない場合には、自己への情報の要求はなかったものと判定し(SB1のNO)、自己への情報の要求があったものと判定するまで、SB1を繰り返し実行する。また、比較対象となっている両者が相互に一致している場合には、自己への情報の要求があったものと判定し(SB1のYES)、SB2に移行する。ここでは、例えば、「IDa1」を含む情報要求を受信した場合、情報要求の「IDa1」と記録部13の「IDa1」とが相互に一致しているので、自己への情報の要求があったものと判定する。
図4に戻って、SB2において感知器1の制御部14は、煙の濃度を取得する。具体的には、図1の検出部12を動作させて、検出部12が検出した煙の濃度を取得する。ここでは、例えば、「3.5」を取得する。
図4に戻って、SB3において感知器1の制御部14は、情報を送信する。具体的に送信する情報は任意であるが、ここでは、例えば、SB2で煙の濃度を検出したの時間を特定するための計時手段が図1の感知器1に設けられていることとし、この計時手段の計時結果に基づいて、煙の濃度の検出時間を特定した上で、以下のようにして情報を送信する。SB3について具体的には、自己の記録部13の感知器ID、SB2で取得した煙濃度、及び特定した煙濃度の検出時間を取得し、取得したこれらの情報を、通信部11を介して送信する。ここでは、例えば、「IDa1」、「3.5」、及び「10時10分00秒」を取得して送信する。
図4に戻って、一方、SA2において受信機2の取得部261は、情報を受信する。具体的には、SB3で送信された情報を、図1の通信部21を介して受信して取得する。ここでは、例えば、「IDa1」、「3.5」、及び「10時10分00秒」の情報を受信して取得する。
図4に戻って、SA3において受信機2の取得部261は、情報を格納する。具体的には、SA2で受信した情報を、記録部25の受信機側防災情報として格納する。ここでは、例えば、図3の最上段(具体的に数値が示されている情報うちの最上段)の「IDa1」、「3.5」、及び「101000」を記録する。これにて情報格納処理を終了する。
(処理‐情報送信処理)
図5は、情報送信処理のフローチャートである。「情報送信処理」とは、対象情報を送信する処理であり、具体的には、受信機2からセンター装置3に対象情報を送信する処理である。この情報送信処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100の各装置の電源をオンした後に起動されて、図4の情報格納処理よりも長い時間間隔(例えば、5倍〜10倍等)毎に繰り返し実行されるものとして、図5の情報送信処理が起動された後から説明する。なお、ここでは、例えば、情報送信処理が、約2分30秒毎に繰り返し実行されるものとして、以下説明する。
まず、図5に示すように、SC1において受信機2の検出部262は、防災に関する所定の予兆を検出したか否かを判定する。具体的な判定手法は任意であるが、ここでは、例えば、図1の感知器1の制御部14が、従来と同様にして、検出部12が検出した煙の濃度を、記録部13の火災注意閾値及び火災判定閾値と、所定時間(例えば、約30秒等)毎に繰り返し比較して、煙の濃度が火災注意閾値未満である場合に、プリアラーム及び発報信号の両方を出力せずに、煙の濃度が火災注意閾値以上且つ火災判定閾値未満である場合に、自己の感知器IDを含むプリアラームを生成して受信機2に送信し、煙の濃度が火災判定閾値以上である場合に、自己の感知器IDを含む発報信号を受信機2に送信するように構成されているものとし、以下のように処理する。SC1について具体的には、受信機2の検出部262は、通信部21を監視して、所定時間(任意である、例えば、30秒〜1分等)以内にプリアラームを受信した場合に、所定の予兆を検出したものと判定し(SC1のYES)、SC2に移行する。また、通信部21を監視して、所定時間以内にプリアラームを受信しない場合に、所定の予兆を検出していないものと判定し(SC1のNO)、SC4に移行する。ここでは、例えば、感知器1の検出部12が「3.5」を検出した場合、プリアラームが送信されないので、受信機2の検出部262は、予兆を検出していないものと判定し、また、例えば、感知器1の検出部12が「5.6」を検出した場合、プリアラームが送信されるので、受信機2の検出部262は、予兆を検出しているものと判定する。
図5に戻って、SC2において受信機2の取得部261は、予兆時用情報を取得する。ここで、「予兆時用情報」とは、予兆を検出した場合に取得する情報であり、例えば、図2の受信機側防災情報にて検出時間情報に関して連続した複数組み(具体的には、感知器ID、煙濃度情報、及び検出時間情報の組み)の情報である。SC2での具体的な取得手法は任意であるが、ここでは、例えば、図4の情報格納処理が約30秒毎に実行されて、図2の検出時間情報が約30秒刻みになっており、図5の情報送信処理が約2分30秒毎に繰り返し実行されることからして、情報送信処理が実行される毎に、図4の情報格納処理が検出時間情報に関して一例としては5組みずつ新たに記録される点を考慮して、検出時間情報に関して直近の5組みの情報を予兆時用情報として取得する。ここでは、例えば、図4の情報格納処理が繰り返し実行され、図2の受信機側防災情報のうちの数値で示されている全ての情報が記録されている場合、「101030」の組みの情報(つまり、「IDa1」、「3.6」、「101030」の組みの情報)〜「101230」の組みの情報を予兆時用情報として取得する。
図5に戻って、SC3において受信機2の送信制御部263は、情報を送信する。具体的には、図1の記録部25の受信機IDを取得し、取得した受信機IDと図5のSC2で取得した予兆時用情報とを相互に対応付けて、図1の通信部21を介して、センター装置3に送信する。ここでは、例えば、「IDb1」と図2の「101030」の組みの情報〜「101230」の組みの情報とを互いに対応付けて送信する。一方、センター装置3の制御部33は、通信部31を介して当該送信された情報を受信し、受信した情報を記録部32にセンター側防災情報として記録する。ここでは、例えば、図5の「101030」の組みの情報(つまり、「IDb1」、「IDa1」、「3.6」、「101030」の組みの情報)〜「101230」の組みの情報を記録する。
図5に戻って、所定の予兆を検出していないものと判定した(SC1のNO)後のSC4において取得部261は、通常時用情報を取得する。ここで、「通常時用情報」とは、予兆を検出していない場合に取得する情報であり、例えば、図2の受信機側防災情報にて検出時間情報に関して直近5組み(具体的には、感知器ID、煙濃度情報、及び検出時間情報の組み)よりも少ない組み数の情報であって、つまり、SC2での予兆時用情報よりも量が少ない情報である。SC4での具体的な取得手法は任意であるが、ここでは、例えば、図4の情報格納処理が検出時間情報に関して直近(つまり、最新)の1組の情報を通常時用情報として取得する。
図5に戻って、SC5において受信機2の送信制御部263は、情報を送信する。具体的には、図1の記録部25の受信機IDを取得し、取得した受信機IDと図5のSC4で取得した通常時用情報とを相互に対応付けて、図1の通信部21を介して、センター装置3に送信する。一方、センター装置3の制御部33は、SC3にて記載した場合と同様にして、センター側防災情報を記録する。そして、センター装置3の制御部33は、記録したセンター側防災情報に基づいて、少なくとも火災発生直前の監視領域の状態(具体的には、煙の濃度)を詳細にリアルタイムで把握することにより火災発生を予測して、火災発生のきざしがあることを報知する警報である予兆警報を出力する。このように予兆警報を出力することにより、監視領域にて火災発生が判定される前(つまり、火災が燃え広がる前)に、消火活動にあたることが可能となる。これにて情報送信処理を終了する。
(情報量について)
上述した図5の情報送信処理を繰り返し実行した場合に、SC1にて所定の予兆を検出したか否かに関わらず対象情報を送信しており、特に、SC1にて所定の予兆の検出前においては、SC5にて通常時用情報(つまり、1組みの情報)を送信し、また、SC1にて所定の予兆の検出後においては、SC5に予兆時用情報(つまり、5組みの情報)を送信することになるので、所定の予兆の検出前にて送信する情報の単位時間当たり量を減少させる一方で、所定の予兆の検出後にて送信する情報の単位時間当たり量を増加させることにより、感知器1がプリアラームを送信した後の煙の濃度情報を、時間に対して高分解能で送信できるともに、全体として送信量を抑えることが可能となる。よって、センター装置3側において、当該送信された情報に基づいて防災システム100を管理し、少なくとも火災発生直前の監視領域の状態を詳細にリアルタイムで把握して、火災の発生を判定したり予測したりすることが可能となる。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、防災に関する所定の予兆を検出する検出部262の検出結果に基づいて、対象情報をセンター装置3に送信することにより、例えば、所定の予兆に関連して対象情報を送信することができるので、イベントに関連して情報を適切に送信することができる。特に、例えば、所定の予兆を検出した場合に単位時間当たりの対象情報の送信量を増加させることにより、イベントが発生する直前のデータを詳細に送信することが可能となる。
また、防災システム100を管理するための情報である管理情報を対象情報として取得することにより、例えば、センター装置3に対して管理情報を送信することができるので、センター装置3側で防災システム100を管理することが可能となる。
また、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出することにより、例えば、イベントである火災に関連して情報を適切にセンター装置3に送信できるので、センター装置3側で火災を判定したり予測したりすることができ、監視領域の火災に対する防災性を向上させることが可能となる。
また、所定の予兆を検出した後の、センター装置3に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量が、所定の予兆を検出する前の、センター装置3に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、対象情報を送信することにより、例えば、予兆検出の前後にわたる全体の対象情報の送信量を抑えつつ、少なくともイベント発生直前(つまり、予兆検出後)の送信量を増大させることができるので、対象情報についての全体の通信量を抑えつつ、イベント発生直前の対象情報を詳細に送信することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、受信機2の取得部261、検出部262、及び送信制御部263の機能等を、受信機2以外の防災システム100の装置(例えば、不図示の防災表示装置等)に設けて、当該装置を送信システムとして構成してもよいし、また、受信機2の取得部261、検出部262、及び送信制御部263の機能等を、防災システム100以外の装置(例えば、据え置き型のコンピュータ装置、あるいは、スマートフォン等の携帯端末等)に設けて、当該装置を送信システムとして構成してもよい。
(情報格納処理について)
また、上記実施の形態においては、図4のSA1にて受信機2が情報要求を送信することにより、感知器1から情報を取得して格納する場合について説明したが、これに限らない。例えば、感知器1が任意のタイミングで自動的に情報を送信し、当該送信された情報
を受信機2が受信して格納するように構成してもよい。なお、任意のタイミングについては、任意に設定した時間(例えば、10秒〜30秒等)毎のタイミングとしてもよいし、図5のSC1で説明したように、感知器1の制御部14が従来と同様にして、検出部12が検出した煙の濃度を、記録部13の火災注意閾値及び火災判定閾値と比較するタイミングとしてもよい。
(感知器による処理)
また、上記実施の図5のSC1で説明した、感知器1の制御部14の処理であって、検出部12が検出した煙の濃度を、記録部13の火災注意閾値及び火災判定閾値と比較する処理については、煙の濃度が急激に上昇する場合においてもプリアラームが出力されるように、繰り返しの実行間隔を狭めて、例えば、5秒〜10秒毎に繰り返し実行してもよい。また、この処理についてプリアラームについては、煙の濃度が火災注意閾値未満となるまで出力し続けるように構成してもよいし、煙の濃度が火災注意閾値未満となってから所定時間(例えば、2分〜5分等)が経過するまで出力し続けてもよい。
(情報送信処理について(その1))
また、上記実施の形態の図5のSC1においては、プリアラームを受信したか否かに基づいて所定の予兆を判定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、プリアラームに加えて発報信号も考慮して判定してもよい。具体的には、プリアラーム又は発報信号を受信した場合に、所定の予兆を検出したものと判定し、プリアラーム及び発報信号の両方を受信していない場合に、所定の予兆を検出していないものと判定してもよい。このように構成した場合、「所定の予兆」を、火災の予兆又は火災が広がる予兆と捉えてもよい。そして、このように構成した場合、煙の濃度が上昇し続けて火災を判定するまでの情報、及び、火災を判定した後の情報を、高い時間分解能にて送信することが可能となる。
(情報送信処理について(その2))
また、図5のSC1について、プリアラームを所定時間(例えば、2分等)以上検出し続けた場合に、所定の予兆を検出したものと判定してもよい。このように構成した場合、火災以外の要因(例えば、料理中に一時的に発生する湯気等)を、火災の煙として誤って検出した場合に、送信される情報の量が増大するのを防止することができ、つまり、実際に火災に至る情報を高い時間分解能にて送信することが可能となる。
(情報送信処理について(その3))
また、「(情報送信処理について(その2))」とは逆に、火災以外の要因を火災の煙として誤って検出した場合の情報が特に必要となる場合には、プリアラームを所定時間(例えば、2分等)以上検出し続けた場合に、図4の情報格納処理の実行間隔を狭めて例えば5秒〜10秒間隔にて情報を受信機2が格納するようにした上で、この狭めた間隔で格納した情報を全てセンター装置3に送信するように構成してもよい。
(情報送信処理について(その4))
また、上記実施の形態においては、所定の予兆を検出するか否かに基づいて、単位時間当たりに送信される情報を変化させる場合について説明したが、これに限らない。例えば、所定の予兆を検出するまでは情報を送信せずに、所定の予兆を検出した場合に情報の送信を開始するように構成してもよい。具体的には、図5においてSC4及びSC5を省略した上で、SC1にてNOと判定した後、再度SC1を実行するように構成してもよい。このように構成した場合、例えば、所定の予兆を検出した場合に対象情報の送信を開始させることにより、イベントが発生する直前に対象情報の送信を開始することが可能となる。
(通信網について)
また、上記実施の形態の図1の受信機2とセンター装置3との間の通信網の少なくとも一部については、受信機2を有するユーザ(例えば、顧客)の既存の通信網以外の新たな通信網を、センター装置3側のユーザ(例えば、業者)が敷設し、この新たな敷設した通信網を利用して受信機2とセンター装置3との間の通信を行ってもよい。
(対象情報の格納について)
また、上記実施の形態においては、感知器ID、受信機ID、煙濃度情報、及び検出時間情報を対象情報として、センター装置3に送信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、「対象情報」の定義にて例示した情報(例えば、外観画像情報、電流値情報等)のうちの任意の情報を、防災システム100側からセンター装置3側に送信するように構成してもよい。
そして、外観画像情報を送信する場合については、スマートフォン等の携帯端末を用いて受信機2の外観を撮像した上で、当該携帯端末が、撮像した画像を、受信機2を介して間接的に又は受信機2を介さずに直接的に、センター装置3に送信するように構成してもよい。このように構成した場合、携帯端末についても送信システムの要素として捉えてもよい。
また、電流値情報には、受信機2が、電源供給用の電気機器(例えば、ブレーカ装置等)にアクセスして、受信機2に供給される電源の電流値を取得して、取得した電流値の情報を電流値情報としてセンター装置3に送信するように構成してもよい。このように構成した場合、センター装置3側で、受信機2に供給される電源の異常(例えば、過電流の供給等)を把握することが可能となる。
(対象情報の送信について)
また、上記実施の形態では、所定の予兆の検出結果に基づいて送信する情報の時間分解能を変更する場合について説明したが、これに限らない。例えば、所定の予兆の検出結果に基づいて、送信する情報の項目数を変更してもよい。具体的には、所定の予兆の検出した場合に1度に送信される情報の項目数が、所定の予兆の検出しなかった場合に1度に送信される情報の項目数よりも多くなるように構成してもよいし、あるいは、この逆となるように構成してもよい。例えば、受信機2の表示内容、操作、警報、設定等の各種情報を送信するようにしても良い。これにより、受信機2でどのような対応がとられたか、操作者の行動も含めてセンター装置3側で把握することが可能となる。また、防災システム100に配置され、受信機2と同様の表示を行い、操作を受け付ける副表示盤の情報についても送信するようにしても良い。
(情報更新頻度の変更)
また、上記の実施形態では、防災システム100が送信する情報量を変化させるようにしていたが、防災システム100の通信頻度を変化させるようにしても良い。例えば、防災システム100で所定の予兆を検出した場合、防災システム100はセンター装置3に予兆検出を送信し、センター装置3は予兆検出を受け取った防災システム100に対し通信間隔を狭めるようにしてもよい。
(単位時間当たりの情報量の変更)
また、上記の実施形態では、予兆検出時の単位時間当たりの情報量を増加させるようにしているが、防災システム100の如き防災システムが複数設けられている場合において、いずれかの防災システムで予兆が検出された際、予兆を検出していない防災システムからの単位時間当たりの情報量を減少させるようにしても良い。例えば、所定の防災システム(以下、「防災システムA」と称する)で予兆を検出した場合、当該防災システムAはセンター装置3に予兆検出を送信し、センター装置3は全ての防災システムに対して、いずれかの防災システムで予兆検出したことを送信し、いずれかの防災システムで予兆検出したことを受信した防災システムのうち自身が予兆検出していない防災システム(つまり、複数の防災システムのうちの防災システムA以外の防災システム)は単位時間当たりの情報量を減少させてもよい。このように構成することにより、センター装置3と複数の防災システムとの間の通信量を一定に保つことが出来るため、輻輳等の問題発生の可能性を減じることが可能となる。
(対象情報の利用について)
また、上記実施の形態においては、送信された対象情報を利用して、センター装置3側で、監視領域の状態を把握する場合について説明したが、これに限らない。例えば、「対象情報」の定義にて例示した情報のうちの任意の情報を利用して、センター装置3側で、防災システム100の各装置の障害対策を行う場合の交換部品を特定してもよいし、メンテナンス又はオペレーションを指示してもよし、感知器1での火災発生の判定のためのプログラムを改造したりしてもよい。
(送信開始機能付き送信制御部について)
また、上記実施の形態の送信制御部263の代わりに、あるいは、送信制御部263に加えて、受信機2の制御部26に送信開始機能付き送信制御部を設けてもよい。ここで、「送信開始機能付き送信制御部」とは、検出手段の検出結果に基づいて、取得手段が取得した対象情報を、センター装置に送信する手段であり、例えば、検出手段が所定の予兆を検出した場合に対象情報の送信を開始するもの、検出手段が所定の予兆を検出したか否かに関わらず対象情報の送信を開始した上で、当該予兆を検出した場合に、単位時間当たりに送信される対象情報の量を変更する(例えば、増加させる、あるいは、減少させる)もの等を含む概念である。なお、この送信開始機能付き送信制御部の少なくとも一部の機能を、送信制御部263に実装してもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴と変形例の特徴とを任意に組み合わせてもよい。
(付記)
付記1の送信システムは、監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報を、前記防災システムの前記対象情報を収集するセンター装置であって、前記防災システムとは異なる装置である前記センター装置に送信する送信システムであり、前記対象情報を取得する取得手段と、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段と、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記検出手段の検出結果に関わらず前記センター装置に送信する送信制御手段であって、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象情報の送信態様を変化させる前記送信制御手段と、を備える。
付記2の送信システムは、付記1に記載の送信システムにおいて、前記取得手段は、前記センター装置側で前記防災システムを管理するための情報である管理情報を、前記対象情報として取得する。
付記3の送信システムは、付記1又は2に記載の送信システムにおいて、前記検出手段は、前記監視領域における火災の予兆を前記所定の予兆として検出する。
付記4の送信システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の送信システムにおいて、前記送信制御手段は、前記検出手段が前記所定の予兆を検出した後の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量が、前記検出手段が前記所定の予兆を検出する前の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記センター装置に送信する。
(付記の効果)
付記1に記載の送信システムによれば、防災に関する所定の予兆を検出する検出手段の検出結果に基づいて、対象情報をセンター装置に送信することにより、例えば、所定の予兆に関連して対象情報を送信することができるので、イベントに関連して情報を適切に送信することができる。特に、例えば、所定の予兆を検出した場合に単位時間当たりの対象情報の送信量を増加させることにより、イベントが発生する直前のデータを詳細に送信したりすることが可能となる。
付記2に記載の送信システムによれば、防災システムを管理するための情報である管理情報を対象情報として取得することにより、例えば、センター装置に対して管理情報を送信することができるので、センター装置側で防災システムを管理することが可能となる。
付記3に記載の送信システムによれば、監視領域における火災の予兆を所定の予兆として検出することにより、例えば、イベントである火災に関連して情報を適切にセンター装置に送信できるので、センター装置側で火災を判定したり予測したりすることができ、監視領域の火災に対する防災性を向上させることが可能となる。
付記4に記載の送信システムによれば、所定の予兆を検出した後の、センター装置に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量が、所定の予兆を検出する前の、センター装置に対して送信される対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、対象情報を送信することにより、例えば、予兆検出の前後にわたる全体の対象情報の送信量を抑えつつ、少なくともイベント発生直前(つまり、予兆検出後)の送信量を増大させることができるので、対象情報についての全体の通信量を抑えつつ、イベント発生直前の対象情報を詳細に送信することが可能となる。
1 感知器
2 受信機
3 センター装置
11 通信部
12 検出部
13 記録部
14 制御部
21 通信部
22 操作部
23 表示部
24 音響部
25 記録部
26 制御部
31 通信部
32 記録部
33 制御部
100 防災システム
261 取得部
262 検出部
263 送信制御部

Claims (4)

  1. 監視領域における防災を行う防災システムに関する情報である対象情報を、前記防災システムの前記対象情報を収集するセンター装置であって、前記防災システムとは異なる装置である前記センター装置に送信する送信システムであり、
    前記対象情報を取得する取得手段と、
    防災に関する所定の予兆を検出する検出手段と、
    前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記検出手段の検出結果に関わらず前記センター装置に送信する送信制御手段であって、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記対象情報の送信態様を変化させる前記送信制御手段と、
    を備える送信システム。
  2. 前記取得手段は、前記センター装置側で前記防災システムを管理するための情報である管理情報を、前記対象情報として取得する、
    請求項1に記載の送信システム。
  3. 前記検出手段は、前記監視領域における火災の予兆を前記所定の予兆として検出する、
    請求項1又は2に記載の送信システム。
  4. 前記送信制御手段は、前記検出手段が前記所定の予兆を検出した後の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量が、前記検出手段が前記所定の予兆を検出する前の、前記センター装置に対して送信される前記対象情報の単位時間当たりの量よりも多くなるように、前記取得手段が取得した前記対象情報を、前記センター装置に送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の送信システム。
JP2017014288A 2017-01-30 2017-01-30 送信システム Active JP6807240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017014288A JP6807240B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 送信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017014288A JP6807240B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 送信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018124637A true JP2018124637A (ja) 2018-08-09
JP6807240B2 JP6807240B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=63111441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017014288A Active JP6807240B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 送信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6807240B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030667A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ホーチキ株式会社 開閉システム
KR102234285B1 (ko) * 2020-09-04 2021-03-31 주식회사 비밍코어 실시간 소방시설 관리 시스템
WO2023126413A1 (en) * 2021-12-29 2023-07-06 Verisure Sàrl Sensor node for security monitoring systems

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030667A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ホーチキ株式会社 開閉システム
JP7289619B2 (ja) 2018-08-23 2023-06-12 ホーチキ株式会社 防災報知システム
KR102234285B1 (ko) * 2020-09-04 2021-03-31 주식회사 비밍코어 실시간 소방시설 관리 시스템
WO2023126413A1 (en) * 2021-12-29 2023-07-06 Verisure Sàrl Sensor node for security monitoring systems

Also Published As

Publication number Publication date
JP6807240B2 (ja) 2021-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6571144B2 (ja) 監視システム、監視機器、サーバ、および監視方法
US10073929B2 (en) Security system using visual floor plan
CN109752047A (zh) 基于温湿度的机房告警方法、装置及存储介质
US20130283099A1 (en) System and method for tesing stability of server
US9697574B2 (en) Data processing method, transmitting apparatus, and anomaly detection system
JP2011150641A (ja) ショートサーキットアイソレータ
US10102053B2 (en) Systems and methods for predicting and displaying site safety metrics
JP2012168734A (ja) エネルギ消費監視システム、方法、及びコンピュータプログラム
JP2018124637A (ja) 送信システム
US9472078B2 (en) Method and apparatus for integration of electrical fire sensor with fire panel
JP2018120455A (ja) 監視システムおよびセンタ装置
JP6443770B2 (ja) 防犯管理装置、防犯管理方法、制御プログラム及び防犯管理システム
KR20090024858A (ko) 유비쿼터스 센서네트워크 노드모듈 및 이의 시스템
KR20170027632A (ko) 데이터 처리 장치
JP6525627B2 (ja) 監視システム及び端末装置
JP6467760B2 (ja) 防犯管理装置、防犯管理方法、制御プログラム及び防犯管理システム
JP6304659B2 (ja) 防犯管理システム
JP6765218B2 (ja) 火災監視システム
CN113254287A (zh) 健康状态自检方法、装置、设备及计算机可读介质
JP6772741B2 (ja) 管理装置、管理方法および管理プログラム
JP2005004409A (ja) 防災受信機、防災受信機における非火災事例処理方法および非火災事例処理プログラム
JP6580365B2 (ja) 防災システム
TWI505238B (zh) 可選擇輸入屬性的保全系統
JP2010252029A (ja) 状態管理システム、状態管理方法、管理装置、管理対象装置及びプログラム
JP2012168918A (ja) エネルギ消費監視システム、方法、及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6807240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150