JP4265683B1 - 遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遠隔監視システム10は、運転データ受信手段24と故障報告送信手段14gと新規故障判定手段14eと修理進捗データ生成手段14fと修理進捗更新手段7,22,14cとを備える。運転データ受信手段は設備機器5または管理装置3からの故障データを受信する。故障報告送信手段は、故障データに対応する故障報告を関係者に送信する。新規故障判定手段は故障データが新規か否かを判定する。修理進捗データ生成手段は、故障データが新規の場合に故障の修理進捗を第1状態として修理進捗データを生成する。修理進捗更新手段は、修理進捗データの修理進捗を第1状態から第2状態に更新可能である。故障報告送信手段は、修理進捗が第2状態の場合に故障報告の送信を停止する。
【選択図】図1
Description
設備機器監視システム10は、図1に示されるように、主に、マルチ式空調機器5、監視装置3、設備機器監視サーバ1、公衆回線6、および利用者端末7から構成される。なお、設備機器監視サーバ1と公衆回線6とは第1通信回線71により接続され、公衆回線6と監視装置3とは第2通信回線72により接続され、監視装置3とマルチ式空調機器5とは第3通信回線73により接続され、利用者端末7と公衆回線6とは第4通信回線74により接続されている。
(1)マルチ式空調機器
マルチ式空調機器5では、図1に示されるように、1台(複数台であっても良い)の室外機52に対して複数の室内機51a,51bが冷媒配管(図示せず)および第5通信回線75を介して接続される。このマルチ式空調機器5は、ビル等の建物内の部屋を冷暖房したり調湿したりする機能を有する。ここで、複数の室内機51a,51bは、1台の室内機の親機51aとその他の室内機の子機51bとに分類され、室内機の親機51aが監視装置3と第3通信回線73により接続される。また、室内機の親機51aと複数の室内機の子機51bおよび室外機52とは、第5通信回線75により接続される。
監視装置3は、図2に示されるように、マルチ式空調機器5の監視制御装置であって、主に、中央処理部31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、EEPROM34、I/O制御部35、モデム用インターフェイス37、空調機器用インターフェイス38、モデム39、および空調機器用コネクタ40から構成されている。ここで、中央処理部31、RAM32、ROM33、EEPROM34、およびI/O制御部35は、例えば、マイクロコンピュータであって、相互に第1バス線36によって接続されており、1つの集積回路を構成している。また、モデム用インターフェイス37、および空調機器用インターフェイス38は、例えば、プリント回路基板等であって、第2バス線41a,41bを介してI/O制御部35に接続されている。また、モデム39は、第1通信線42を介してモデム用インターフェイス37に接続されている。また、空調機器用コネクタ40は、第2通信線43を介して空調機器用インターフェイス38に接続されている。
設備機器監視サーバ1は、図4に示されるように、主に、サーバ本体1a、入力装置22、ディスプレイ23、モデム24、およびクロック25から構成されている。
中央処理部11は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、制御部11aおよび演算部11bから構成される(他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等を含んでいても良い)。制御部11aは、図5に示されるように、メインメモリ13に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って各部11b〜14および各装置22〜25に運転を指示する(Fc1〜Fc7参照)。演算部11bは、制御部11aの命令に従ってメインメモリ13から必要なデータを取得して(Fd2参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。
メインメモリ13は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体チップである。メインメモリ13は、プログラムやデータ等をハードディスク14から取得して(Fd4参照)一時記憶したり、入力装置22において入力されたデータを一時記憶したり(Fd1参照)、演算部11bやモデム24等から送信されるデータ等(Fd3およびFd10参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ13は、制御部11aの命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部11b〜14および各装置22〜25に送信する(Fd2、Fd5、Fd7、Fd8、Fd9およびFd10参照)。
接続部12は、チップセット等の半導体チップである。
ハードディスク14には、図6に示されるように、オペレーティングシステム14a、デバイスドライバ14b、空調監視アプリケーション14c、およびデータベースアプリケーション14hといったプログラム、空調監視データ14i等が格納されている。ハードディスク14は、制御部11aの命令に応じてメインメモリ13にプログラムやデータ等を供給したり(Fd4参照)メインメモリ13から送信されるデータ等を格納したりする(Fd5参照)。なお、このハードディスク14は、外付けタイプであっても構わない。
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス15は、ハードディスク14を接続部12に接続する。入力インターフェイス16は、例えば、PS/2、USB、IEEE1212、RS232、あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ13にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置22を接続する。ディスプレイインターフェイス17は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、あるいはRS232等のインターフェイスであって、メインメモリ13から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ23を接続する。モデムインターフェイス18は、公衆回線6等に通信接続するためのモデム24を接続する。
利用者端末7は、公衆回線6に接続可能な端末である。利用者端末7は、例えば、外出中の利用者に携帯される携帯電話であっても良いし、マルチ式空調機器5が設置されているオフィスや外出先などに設置されているコンピュータであっても良い。
本発明の実施の形態に係る設備機器監視システム10では、図7に示されるフローチャートにしたがって故障データ処理が行われる。なお、設備機器監視システム10において、図7に示される処理は一定時間ごとに実行されている。また、これらの処理履歴は、全て修理進捗情報データベースD2としてハードディスク14に保存されることになる。そして、保存された処理履歴が所定容量を超えると、設備機器監視サーバ1は処理履歴を古い方から自動的に削除するか、所定容量を超えていることを関係者に報知するなどの処理を行うことになる。
本発明の実施の形態に係る設備機器監視システム10では、図8に示されるフローチャートに従って故障データ処理が実行される。
本発明の実施の形態に係る設備機器監視システム10では、図9に示されるフローチャートに従って故障解消データ処理が実行される。
本発明の実施の形態に係る設備機器監視システム10では、図10に示されるフローチャートに従って変更データ処理が実行される。
(1)
本発明の実施の形態では、設備機器監視サーバ1が、マルチ式空調機器5または監視装置3が故障した場合に、監視装置3から送信される故障データを、新規であるか否かを判定し、故障データが新規である場合に関係者に電子メールで故障報告を行っている。すなわち、故障データが新規でない場合(対応するマスクデータが修理進捗データにある場合)には、関係者に電子メールによる故障報告を停止している。
本発明の実施の形態では、設備機器監視サーバ1または利用者端末7により、修理進捗データの修理進捗を「新規」から「修理手配中」または「経過観察中」に更新でき、さらに「新規」、「修理手配中」、または「経過観察中」から「修理完了」に更新できる。
本発明の実施の形態では、設備機器監視サーバ1が故障解消データを受信した際に、設備機器監視サーバ1がその故障に対応する修理進捗データの修理進捗を「新規」、「修理手配中」、または「経過観察中」から「修理完了」に自動的に更新する。
(1)
上記実施の形態では、設備機器としてマルチ式空調機器5が採用されているが、マルチ式空調機器5のみに限らず、セパレート式空調機器や、ダクト式空調機器などが採用されても構わないし、空調機器以外の設備機器である照明機器、受電設備機器、給排水衛生設備機器などであっても構わない。
上記実施の形態では、監視装置3が、故障データや故障解消データを設備機器監視サーバ1に送信しているが、これに限らず、マルチ式空調機器5の例えば室内機の親機51aが故障データを設備機器監視サーバ1に送信するようにしても構わない。また、これは、マルチ式空調機器5の室外機52であっても構わない。
上記実施の形態では、設備機器監視サーバ1が故障データ等の処理を一定時間ごとに行っているが、これに限らずに、例えば、故障データ処理は故障データを受信したときにその都度行う、故障解消データ処理は故障解消データを受信したときにその都度行う、変更データ処理は修理進捗データの修理進捗の変更があったときにその都度行うなどにしても構わない。
5 マルチ式空調機器(設備機器)
6 公衆回線(回線)
7 利用者端末(修理進捗更新手段)
10 設備機器監視システム(遠隔監視システム)
14c 空調監視アプリケーション(修理進捗更新手段)
14e マスク確認更新アプリケーション(新規故障判定手段)
14f 修理進捗データ登録アプリケーション(修理進捗データ生成手段)
14g 故障メール送信アプリケーション(故障報告送信手段)
22 入力装置(修理進捗更新手段)
24 モデム(運転データ受信手段)
Claims (9)
- 設備機器(5)または前記設備機器を管理する管理装置(3)と回線(6)を介して接続され、前記設備機器または前記管理装置から送信される故障データを運転データの一つとして受信する運転データ受信手段(24)と、
前記故障データを受信した場合に、遠隔監視システム管理者、メンテナンス担当者、およびユーザである関係者に、前記故障データと関連付けられた故障報告を、送信する故障報告送信手段(14g)と、
前記故障データが新規であるか否かを判定する新規故障判定手段(14e)と、
前記故障データが新規である場合に、前記故障の修理進捗を第1状態として修理進捗データを生成する修理進捗データ生成手段(14f)と、
前記修理進捗データの前記修理進捗を前記第1状態から前記第1状態とは異なる第2状態に前記関係者が更新入力可能な修理進捗更新手段(7,22,14c)と、
を備え、
前記故障報告送信手段は、前記修理進捗が前記第2状態である場合に、前記故障報告の送信を停止する、
遠隔監視システム(10)。 - 前記修理進捗更新手段(7,22)は、前記修理進捗を前記第1状態または前記第2状態から前記第1状態および前記第2状態とは異なる第3状態にさらに変更可能である、
請求項1に記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記新規故障判定手段(14e)は、前記故障データに対応する前記修理進捗データが無い場合、または、前記故障データに対応する前記修理進捗データの前記修理進捗が前記第3状態である場合に、前記故障データが新規であると判定する、
請求項2に記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記運転データ受信手段(24)は、前記故障が解消した場合に前記設備機器または前記管理装置により送信される故障解消データを前記運転データの一つとしてさらに受信可能であり、
前記修理進捗更新手段(14c)は、前記故障解消データが受信されると前記故障に対応する前記修理進捗データの前記修理進捗を前記第1状態または前記第2状態から前記第3状態に更新する、
請求項2または3に記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記故障解消データは、前記故障が解消した日時を含む、
請求項4に記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記第1状態は、前記故障データを初めて受信した状態、または、前記故障が解消された後に前記故障データを初めて受信した状態であり、
前記第2状態は、前記故障に対して修理手配を要請した状態、または、前記故障の経過を観察する状態であり、
前記第3状態は、前記故障が解消された状態である、
請求項2から5のいずれかに記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記故障データは、前記故障の種類別に付与される故障コードを含み、
前記新規故障判定手段(14e)は、前記故障コードごとに前記故障データが新規であるか否かを判定し、
前記修理進捗データ生成手段(14f)は、前記故障コードごとに前記修理進捗データを生成し、
前記故障報告送信手段(14g)は、前記故障コードに関連付けられた前記故障報告を送信する、
請求項1から6のいずれかに記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記故障報告送信手段(14g)は、前記故障報告を電子メールにより送信する、
請求項1から7のいずれかに記載の遠隔監視システム(10)。 - 前記故障データは、前記故障が発生した日時を含む、
請求項1から8のいずれかに記載の遠隔監視システム(10)。
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