JP6641818B2 - プローブピン、および、これを備えた検査治具 - Google Patents

プローブピン、および、これを備えた検査治具 Download PDF

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Description

本発明は、プローブピン、および、このプローブピンを備えた検査治具に関する。
従来、プローブピンとしては、特許文献1に記載されたものがある。このプローブピンは、一端にコンタクト部が設けられた同一形状の2つのコンタクトピンと、コイルばねとを備えている。そして、2つのコンタクトピンが、コンタクト部が露出するようにコイルばねの両端からそれぞれ挿入されており、コイルばねの内部で、互いに直交し、かつ、スライド移動可能に結合されている。
特開2008−516398号公報
ところで、近年、被検査物の複雑化および多様化に伴い、被検査物の端子の配置に制限が課せられる場合が増えている。例えば、被検査物の端子の配置制限により、被検査物の端子を検査装置の端子と同一直線状に配置できない場合、前記プローブピンでは、両端のコンタクト部が被検査物の端子と検査装置の端子とに同時に接触できず、導通検査を行えない。
そこで、本発明は、被検査物の複雑化および多様化に対応できるプローブピン、および、このプローブピンを備えた検査治具を提供することを課題とする。
本発明のプローブピンは、前記課題を解決すべく、中心線に沿って伸縮するコイルばねと、前記コイルばねの一端から前記中心線に沿って前記コイルばねの内部に挿入された導電性の第1プランジャと、前記コイルばねの他端から前記中心線に沿って前記コイルばねの内部に挿入された導電性の第2プランジャと、を備え、前記第1プランジャが、前記コイルばねの内部に挿入された第1挿入部と、前記第1挿入部に連続すると共に、前記中心線に沿って往復移動可能な第1接点が設けられた第1接触部と、前記第1接触部の前記第1挿入部との境界部分に設けられ、前記中心線に交差する方向に延びると共に、前記コイルばねを支持する第1支持部と、を有し、前記第2プランジャが、前記コイルばねの内部に挿入され、かつ、前記第1挿入部にスライド移動可能に連結された第2挿入部と、前記中心線と交差する方向に往復移動可能な第2接点が設けられた第2接触部と、前記第2接触部の前記第2挿入部との境界部分に設けられ、前記中心線に交差する方向に延びると共に、前記コイルばねを支持する第2支持部と、を有する。
本発明のプローブピンによれば、コイルばねの中心線に沿って往復移動可能な第1接点と、コイルばねの中心線と交差する方向に直交する方向に往復移動可能な第2接点とを備えている。このため、例えば、被検査物の端子を検査装置の端子と同一直線状に配置できない場合であっても、被検査物の端子と検査装置の端子とに同時に接触できる。
本発明の実施形態としては、前記第2接触部が、荷重が加えられていない状態である自然状態に復帰するように前記第2接点を付勢する弾性部を有し、この弾性部の弾性力によって、前記第2接点の往復移動が行われる構成としてもよい。
本実施形態によれば、第2接点の往復移動が弾性部の弾性力により行われる。このため、コイルばね等の他の弾性部材を用いることなく第2接点を往復移動させることができるので、部品点数が少なくなり、製造コストを低減できる。
本発明の検査治具は、被検査物の一対の対向面にそれぞれ設けられた端子と、基板上に設けられた端子との間の導通検査を行うための検査治具であって、前記被検査物が挿入される検査部を有するハウジングと、前記被検査物が前記検査部に挿入されたときに前記被検査物の端子に前記第2接点が接触し、かつ、前記基板上に前記ハウジングを取り付けたときに前記基板の端子に前記第1接点が接触できるように、前記ハウジング内に着脱可能に収納されている、前記プローブピンと、を備える。
本発明の検査治具によれば、前記プローブピンを備えているので、被検査物の複雑化および多様化に対応できる。
本発明の実施形態としては、前記ハウジングが、前記第1,第2接触部の少なくとも一部が露出するように前記プローブピンを保持する第1ハウジングと、前記第1ハウジングに連結されると共に、前記検査部と、前記検査部に連通し、かつ、前記第2接点が往復移動できるように前記第2接触部を収納する収納部と、が設けられた第2ハウジングと、を有し、前記プローブピンの第2支持部が、前記第1,第2ハウジングにより挟持されている。
本実施形態によれば、プローブピンの第2支持部が第1,第2ハウジングで挟持されるので、プローブピンを容易に着脱できる。このため、複数のプローブピンの1つが壊れたとしても、この壊れたプローブピンのみを簡単に取り替えることができる。
本発明の第1実施形態のプローブピンを備えた検査治具の斜視図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図1の検査治具の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のプローブピンの斜視図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のプローブピンの分解斜視図である。 図1の検査治具の検査状態を説明するための斜視図である。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態のプローブピンの斜視図である。 本発明の第1実施形態のプローブピンを備えた他の検査治具の斜視図である。 図10のXI-XI線に沿った断面図である。 図10の検査治具の分解斜視図である。 図10の検査治具の検査状態を説明するための斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、図面に表された構成を説明するうえで、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を示す用語、及びそれらを含む別の用語を使用するが、それらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。したがって、それらの用語は本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、それらの用語によって特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきでない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のプローブピン3を備えた検査治具1は、図1〜図3に示すように、ハウジング2と、このハウジング2内に収納された複数のプローブピン3とを備えている。
ハウジング2は、図1に示すように、上面視矩形状を有し、第1ハウジングの一例の下部ハウジング10と、下部ハウジング10上(図1のZ方向の上側)に設けられた第2ハウジングの一例の上部ハウジング20とで構成されている。
下部ハウジング10は、図3に示すように、複数のプローブピン3を保持するための保持部11と、下部ハウジング10および上部ハウジング20を位置決めするための係合突部12と、下部ハウジング10と上部ハウジング20とを固定すると共に、ハウジング2を基板等に固定するための取付孔13とを有している。
保持部11は、下部ハウジング10をZ方向に貫通する貫通孔111と、この貫通孔111に連通し、かつ、下部ハウジング10の上面にY方向に沿って延びるように設けられた保持溝部112とで構成されている。この保持部11は、下部ハウジング10の上面に、X方向に沿って延びる平行な2つの列を成すように、等間隔で配置されている。保持部11の2つの列は、図2に示すように、後述するプローブピン3の第2接点47が相互に対向するように、短手方向(Y方向)に間隔を空けて配置されている。
係合突部12は、下部ハウジング10の上面からZ方向の上側に向かって突出するように設けられている。また、この係合突部12は、下部ハウジング10のX方向の両端部の保持部11と取付孔13との間に、下部ハウジング10のX方向に延びる長側の両辺に対向するように配置されている。
取付孔13は、Z方向に貫通し、かつ、締結部材を挿入可能な形状を有し、下部ハウジング10のX方向の両端に配置されている(図3では一方のみ示す)。
上部ハウジング20は、図3に示すように、被検査物を支持するための支持部21,22と、被検査物が挿入され、通電試験を行うための検査部23と、下部ハウジング10および上部ハウジング20を位置決めするための係合受部24と、上部ハウジング20を基板等に固定するための取付孔25とを有している。
支持部21,22は、上部ハウジング20の上面からZ方向に突出するように設けられ、上部ハウジング20のX方向の両端にそれぞれ配置されている。この支持部21,22の相互に対向する側面には、Z方向に延びる支持溝部26,27がそれぞれ設けられている。この支持溝部26,27は、図2に示すように、溝部261,271(図2では一方のみ示す)と、溝部261,271のZ方向の上側に連続する導入部262,272(図2では一方のみ示す)とで構成されている。溝部261,271は、略同一の幅を有している。また、導入部262,272は、Z方向の上側に向かって次第に大きくなる幅を有している。
検査部23は、上部ハウジング20の上面にX方向に沿って設けられ、図2に示すように、Z方向に貫通している。この検査部23は、下部ハウジング10に上部ハウジング20を固定したときに、下部ハウジング10の保持部11の列の間に位置するように配置されている。また、検査部23は、X方向の両端が支持溝部26,27とそれぞれ連通している。
係合受部24は、下部ハウジング10に上部ハウジング20を固定したときに、下部ハウジング10の係合突部12が係合可能に設けられている。この係合受部24は、支持部21,22のX方向の外側かつZ方向の下側の両隅部に配置されている。
取付孔25は、Z方向に貫通し、かつ、締結部材を挿入可能な形状を有している。この取付孔25は、下部ハウジング10に上部ハウジング20を固定したときに、下部ハウジング10の取付孔13に一致するように配置されている(図3では一方のみ示す)。
また、上部ハウジング20の底面には、図2に示すように、後述するプローブピン3の第2接点47を往復動作可能に収納するための複数の収納部28が設けられている。この複数の収納部28は、保持部11の各々に対応しており、下部ハウジング10に上部ハウジング20を固定したときに、対応する保持部11と連通するように配置されている。また、収納部28は、そのY方向の幅L1が、保持部11の保持溝部112のY方向の長さL2よりも小さくなるように設けられている。
プローブピン3は、図4〜図6に示すように、第1プランジャ30と、第2プランジャ40と、コイルばね50とで構成されている。第1,第2プランジャ30,40は、各々導電性を有しており、例えば電鋳法で形成されている。
第1実施形態のプローブピン3では、第1プランジャ30は、コイルばね50の一端からコイルばね50のZ方向に延びる中心線CL1に沿って挿入されている。また、第2プランジャ40は、その主要面が第1プランジャ30の主要面と直交するように、コイルばね50の他端から中心線CL1(図5に示す)に沿って挿入されている。
なお、第1プランジャ30の板厚方向(X方向)に直交する面を主要面とし、第2プランジャ40の板厚方向(Y方向)に直交する面を主要面とする。また、主要面に直交する板厚方向に平行な面を側面とする。
第1プランジャ30は、図6に示すように、略同一の板厚で、幅方向(Y方向)に対称な矩形の板形状を有している。この第1プランジャ30は、コイルばね50の内部に挿入された第1挿入部31と、この第1挿入部31と一体成形された第1接触部32とで構成されている。
第1挿入部31は、その主要面の先端側(図6の上側)に、第1挿入部31を貫通するガイド溝33が設けられている。このガイド溝33は、第1挿入部31の長手方向(図6の上下方向)に延びる矩形状で、第2プランジャ40の板厚よりも大きい幅を有している。
第1接触部32は、その先端(図6の下側)に設けられた第1接点34と、第1接触部32と第1挿入部31との境界部分に設けられた第1支持部35とを有している。第1接点34は、主要面視円弧状を有している。また、第1支持部35は、第1接触部32の両側面から突出するように設けられており、中心線CL1に直交する方向に延びている。この第1支持部35は、その先端間の距離がコイルばね50の直径よりも大きく、コイルばね50のZ方向の下側の端部を支持するようになっている。
なお、第1プランジャ30の中心線は、コイルばね50の中心線CL1と一致している。
第2プランジャ40は、図6に示すように、略同一の板厚を有し、コイルばね50の内部に挿入された第2挿入部41と、この第2挿入部41と一体成形された第2接触部42とで構成されている。
第2挿入部41は、中心線CL1に沿って延びる第1,第2弾性片43,44で構成されている。第1,第2弾性片43,44は、第1プランジャ30の板厚よりも大きい間隔を空けて、互いに略平行に配置されている。また、第1,第2弾性片43,44は、長さが異なっており、第1弾性片43が第2弾性片44よりも短くなるように設けられている。
第1弾性片43の第2弾性片44に対向する内側面の先端には、ガイド突起431が突出するように設けられている。また、第2弾性片44の第1弾性片43に対向する内側面の先端には、接触突起441が突出するように設けられている。
第2接触部42は、第2挿入部41が接続された第2支持部45と、この第2支持部45からZ方向の上側に向かって突出する弾性部46とで構成されている。
第2支持部45は、矩形の平板形状を有し、X方向(中心線CL1に直交する方向)に延びている。この第2支持部45は、その両端451,452間の距離L1がコイルばね50の直径よりも大きく、コイルばね50のZ方向の上側の端部を支持するようになっている。また、第2支持部45は、中心線CL1からX方向の右側の端451までの距離L2よりも中心線CL1からX方向の左側の端452までの距離L3の方が大きくなるように設けられている。
弾性部46は、中心線CL1に対して異なる角度で配置された連続する3つの直線部461,462,463で構成されている。第1直線部461は、第2支持部45から中心線CL1に沿って延びている。第2直線部461は、第1直線部461のZ方向の上側の端部に連続し、第1直線部461と鋭角を成すように延びている。第3直線部463は、第2直線部462のZ方向の下側の端部に連続し、第2直線部462と鈍角を成すように延びている。
各直線部461,462,463の接続部分はそれぞれ湾曲しており、第2直線部462と第3直線部463との接続部分が第2接点47を構成している。この第2接点47は、図5に示すように、中心線CL1からの距離L4が、中心線CL1から第2支持部45のX方向の右側の端451までの距離L2よりも大きくなるように配置されている。
なお、図5に示す自然状態の第2接点47に荷重を加え、X方向に押し込んだ後、第2接点47に加えた力を解放すると、第2接点47は、弾性部46によって付勢され、自然状態に復帰する。すなわち、弾性部46の弾性力によって、第2接点47のX方向の往復移動が行われる。
また、第1,第2プランジャ30,40は、図5に示すように、第2プランジャ40の第1弾性片43のガイド突起431が、第1プランジャ30のガイド溝33に嵌合し、かつ、第2プランジャ40の第2弾性片44の接触突起441が第1プランジャ30の第1挿入部31の主要面と接触した状態で、スライド移動可能に連結されている。
コイルばね50は、例えば、炭素鋼あるいはステンレス鋼からなり、その中心線CL1(図5に示す)に沿って伸縮するように形成されている。このコイルばね50は、第1プランジャ30の第1挿入部31および第2プランジャ40の第2挿入部41を挿入可能な内径を有している。また、このコイルばね50は、図2に示すように、下部ハウジング10の保持部11の貫通孔111に挿入可能な外径を有している。
なお、コイルばね50は、図4に示すように、第1プランジャ30と第2プランジャ40とが互いに連結された状態では、その両端が、第1プランジャ30の第1支持部35と、第2プランジャ40の第2支持部45とで支持され、常時圧縮されるようにバネ長が調整されている。
次に、第1実施形態のプローブピン3を備える検査治具1の組立工程について説明する。
最初に、プローブピン3を組み立てる。まず、コイルばね50の一端側から中心線CL1に沿って第1プランジャ30の第1挿入部31を挿入する一方、コイルばね50の他端側から中心線CL1に沿って第2プランジャ40の第2挿入部41を挿入する。このとき、第1,第2プランジャ30,40は、各主要面が相互に直交するように挿入される。
第1,第2プランジャ30,40をコイルばね50の内部に挿入していくと、第2プランジャ40の接触突起441が、第1プランジャ30の第1挿入部31の主要面と接触し、かつ、第2プランジャ40のガイド突起431が、第1プランジャ30のガイド溝33に挿入され、第1,第2プランジャ30,40が相互に連結される。これにより、プローブピン3が組み立てられる。
プローブピン3の組み立てが完了すると、このプローブピン3を下部ハウジング10の保持部11に組み付ける。このとき、図2に示すように、プローブピン3は、第1プランジャ30をZ方向の上側から保持部11の貫通孔111に挿入し、第2支持部45を保持溝部112に挿入する。これにより、プローブピン3は、第1接点34を含む第1接触部32の一部が下部ハウジング10のZ方向の下側に露出し、かつ、第2接点47を含む第2接触部42の一部が下部ハウジング10のZ方向の上側に露出した状態で、下部ハウジング10に保持される。
全ての保持部11にプローブピン3を組み付けた後、下部ハウジング10のZ方向の上側から上部ハウジング20を取り付ける。このとき、下部ハウジング10のZ方向の上側に露出している第2接触部42が、上部ハウジング20の底面の収納部28に収納され、第2接点47が検査部23内に配置される。また、図2に示すように、第2支持部45が、下部ハウジング10と上部ハウジング20とで挟持され、プローブピン3が固定される。
そして、図7に示すように、一体となった下部ハウジング10の取付孔13と上部ハウジング20の取付孔25に締結部材106を挿入し、検査治具1を基板100に固定する。このとき、検査治具1は、図8に示すように、プローブピン3の第1接点34と基板100の端子105とが接触するように固定される。こうして、検査治具1の組立工程が終了する。
このようにして組み立てた検査治具1は、両面基板のような両面に電極のあるデバイス200の導通試験に用いられる。この導通試験は、図7に示すように、デバイス200を検査部23に挿入して行われる。このとき、デバイス200は、X方向の両端が保持溝部112に保持され、また、図8に示すように、一対の対向面に設けられている端子205がプローブピン3の第2接点47と接触するように、検査部23に挿入される。
第1実施形態のプローブピン3では、コイルばね50の中心線CL1に沿って往復移動可能な第1接点34と、コイルばね50の中心線CL1と交差する方向に直交する方向に往復移動可能な第2接点47とを備えている。このため、例えば、被検査物の端子を検査装置の端子と同一直線状に配置できない場合であっても、被検査物の端子と検査装置の端子とに同時に接触できる。
また、第2プランジャ40の第2接点47の往復移動が弾性部46の弾性力により行われる。このため、コイルばね等の他の弾性部材を用いることなく第2接点47を往復移動させることができるので、部品点数が少なくなり、製造コストを低減できる。
また、検査治具1は、第1実施形態のプローブピン3を備えているので、被検査物の複雑化および多様化に対応できる。
また、プローブピン3の第2支持部45が、下部ハウジング10および上部ハウジング20で挟持されているので、プローブピン3を容易に着脱できる。このため、複数のプローブピン3の1つが壊れたとしても、この壊れたプローブピン3のみを簡単に取り替えることができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態のプローブピン103を示す斜視図である。この第2実施形態では、第1実施形態と同一部分に同一参照番号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる点について説明する。
第2実施形態のプローブピン103は、図9に示すように、第2プランジャ40に波状を有する弾性部146を設けている点で、第1実施形態のプローブピン3と異なっている。
弾性部146には、板厚方向に貫通する貫通孔147が設けられている。これにより、第2接点47の復帰力を調整することができる。
このように、第2プランジャ40の弾性部は、第2接点47がコイルばね50の中心線CL1と交差する方向に往復移動可能であれば、任意の形状および構造を採用することができる。
(その他の実施形態)
第1,第2実施形態のプローブピン3,103は、図7に示すように、デバイス200の導通試験に用いる検査治具1に限らない。例えば、図10〜図13に示すように、LED素子210の導通試験に用いる検査治具101に用いることもできる。なお、図10〜図13では、第1実施形態のプローブピン3を示している。
検査治具101は、図10〜図12に示すように、下部ハウジング110と上部ハウジング120とで構成された略正方体のハウジング102と、ハウジング102内に収納された4本のプローブピン3とを備えている。
下部ハウジング110は、図12に示すように、4つの保持部11と、各隅部に設けられた取付孔13とを有している。
保持部11は、下部ハウジング10をZ方向に貫通する貫通孔111と、この貫通孔111に連通し、かつ、下部ハウジング10の上面にY方向に沿って延びるように設けられた保持溝部112とで構成されている。この保持部11は、下部ハウジング110の上面に、X方向に沿って延びる平行な2つの列を成すように、等間隔で配置されている。また、保持部11の2つの列は、図11に示すように、プローブピン3の第2接点47が相互に対向するように、Y方向に間隔を空けて配置されている。
また、上部ハウジング120は、中央部に設けられた検査部23と、各隅部に設けられた取付孔25とを有している。
この検査治具101の導通試験は、図13に示すように、基板100上に固定され、LED素子210を検査部23に挿入して行われる。このとき、LED素子210は、図示していないが、一対の対向面に設けられている端子がプローブピン3の第2接点47と接触するように、検査部23に挿入される。
第1プランジャ30の第1接点34の形状は、円弧状に限らず、三角形あるいは四角形等、プローブピンの設計等に応じて、適宜選択できる。
第2プランジャ40の第1弾性片43のガイド突起431は、第1プランジャ30のガイド溝33に挿入嵌合できると共に、ガイド溝33内をスライド移動できるものであればよく、形状、大きさ等は、適宜選択できる。
第2プランジャ40の第2支持部45は、コイルばね50を支持することができ、かつ、下部ハウジング10および上部ハウジング20に挟持されることができればよく、形状、大きさ等は、適宜選択できる。
下部ハウジング10の保持部11は、用いるプローブピンに応じて、形状、大きさ等を適宜選択できる。
第1,第2プランジャ30,40の板厚は、同一に限らず、部分により異なる板厚を有するようにしてもよい。
第1,第2プランジャ30,40は、設計に応じて、めっき,コーティング等の表面処理を行うこともできる。
第1,第2プランジャ30,40は、電鋳法に限らず、可能であれば、任意の製造方法を採用することができる。
第1プランジャ30にガイド溝33を設け、第2プランジャ40に第1,第2弾性片43,44を設けているが、これに限らない。例えば、第1プランジャに第1,第2弾性片を設け、第2プランジャにガイド溝を設けてもよい。
第1,第2プランジャ30,40は、コイルばね50の両端からそれぞれ挿入したときに、相互にスライド移動可能かつ導通可能に連結できるものであれば、任意の構成を採用できる。
前記実施形態で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいことは、勿論である。
本発明に係るプローブピンおよび検査治具は、前記実施形態に限らず、他の半導体集積回路および半導体デバイス等の検査ユニットに適用できる。
1,101 検査治具
2,102 ハウジング
3,103 プローブピン
10,110 下部ハウジング(第1ハウジング)
11 保持部
111 貫通孔
112 保持溝部
12 係合突部
13 取付孔
20,120 上部ハウジング(第2ハウジング)
21,22 支持部
23 検査部
24 係合受部
25 取付孔
26,27 支持溝部
261,271 溝部
262,272 導入部
28 収納部
30 第1プランジャ
31 第1挿入部
32 第1接触部
33 ガイド溝
34 第1接点
35 第1支持部
40 第2プランジャ
41 第2挿入部
42 第2接触部
43 第1弾性片
431 ガイド突起
44 第2弾性片
441 接触突起
45 第2支持部
46 弾性部
461 第1直線部
462 第2直線部
463 第3直線部
47 第2接点
50 コイルばね
100 基板
105 端子
106 締結部材
200 デバイス
205 端子
210 LED素子

Claims (4)

  1. 中心線に沿って伸縮するコイルばねと、
    前記コイルばねの一端から前記中心線に沿って前記コイルばねの内部に挿入された導電性の第1プランジャと、
    前記コイルばねの他端から前記中心線に沿って前記コイルばねの内部に挿入された導電性の第2プランジャと、
    を備え、
    前記第1プランジャが、
    前記コイルばねの内部に挿入された第1挿入部と、
    前記第1挿入部に連続しかつ前記中心線に沿って延びていると共に、前記中心線の延在方向でかつ前記コイルばねから遠い方の端部に、前記中心線に沿って往復移動可能な第1接点が設けられた第1接触部と、
    前記第1接触部の前記第1挿入部との境界部分に設けられ、前記中心線に交差する方向に延びると共に、前記コイルばねを支持する第1支持部と、
    を有し、
    前記第2プランジャが、
    前記コイルばねの内部に挿入され、かつ、前記第1挿入部にスライド移動可能に連結された第2挿入部と、
    前記中心線と交差する方向に往復移動可能な第2接点が設けられた第2接触部と、
    前記第2接触部の前記第2挿入部との境界部分に設けられ、前記中心線に交差する方向に延びると共に、前記コイルばねを支持する第2支持部と、
    を有し、
    前記第2接触部が、
    前記中心線に沿って延びる本体部と、前記本体部から前記中心線に交差する方向に弾性変形可能に延びると共に、前記中心線に交差する方向でかつ前記本体部から遠い方の端部に前記第2接点が配置されたばね部とを有する弾性部を有し、
    前記弾性部の弾性力によって前記第2接点の往復移動が行われる、プローブピン。
  2. 前記弾性部が、
    前記中心線の延在方向に沿って前記第2支持部から離れる方向に延びて前記本体部を構成する第1直線部と、前記ばね部を構成する第2直線部および第3直線部とを有し、
    前記第2直線部が、
    前記第1直線部の前記第2支持部から遠い方の端部から、前記中心線に交差しかつ前記第2支持部に向かう方向に延びると共に、前記第2支持部に接近するに従って前記第1直線部から離れる方向に延びており、
    前記第3直線部が、
    前記第2直線部における前記第2支持部に近い方の端部から、前記第2直線部の延在方向に交差しかつ前記第2支持部に向かう方向に延びると共に、前記第2支持部に接近するに従って前記第1直線部に接近する方向に延びており、
    前記第2直線部と前記第3直線部との接続部分に、前記第2接点が配置されている、請求項1に記載のプローブピン。
  3. 被検査物の一対の対向面にそれぞれ設けられた端子と、前記被検査物の前記一対の対向面の各々に交差する方向に沿って延びる基板の表面上に設けられた端子との間の導通検査を行うための検査治具であって、
    前記被検査物が挿入される検査部を有するハウジングと、
    前記被検査物が前記検査部に挿入されたときに前記被検査物の端子に前記第2接点が接触し、かつ、前記基板上に前記ハウジングを取り付けたときに前記基板の端子に前記第1接点が接触できるように、前記ハウジング内に着脱可能に収納されている、請求項1または2に記載のプローブピンと、
    を備える、検査治具。
  4. 前記ハウジングが、
    前記第1接触部および前記第2接触部の少なくとも一部が露出するように前記プローブピンを保持する第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに連結されると共に、前記検査部と、前記検査部に連通し、かつ、前記第2接点が往復移動できるように前記第2接触部を収納する収納部と、が設けられた第2ハウジングと、
    を有し、
    前記プローブピンの前記第2支持部が、前記第1,第2ハウジングにより挟持されている、請求項3に記載の検査治具。
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