JP6582780B2 - プローブピンおよびこれを用いた検査治具 - Google Patents

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    • H01R33/76Holders with sockets, clips, or analogous contacts adapted for axially-sliding engagement with parallely-arranged pins, blades, or analogous contacts on counterpart, e.g. electronic tube socket

Description

本発明はプローブピン、および、そのプローブピンを備えた検査治具に関する。
従来、プローブピンとしては、特許文献1に記載されたものがある。このプローブピンは、一端にコンタクト部が設けられた同一形状の2つのコンタクトピンと、コイルばねとを備えている。そして、2つのコンタクトピンは、コンタクト部が露出するようにコイルばねの両端からそれぞれ挿入されており、コイルばねの内部で、互いに直交し、かつ、スライド移動可能に結合されている。
特表2008−516398号公報
しかしながら、近年、被検査物の複雑化および多様化に伴い、プローブピンが組み込まれた検査治具の配置に制限が課せられる場合が増えている。例えば、被検査物の上方に検査治具を設置するスペースを確保できない場合がある。このような場合には、前記プローブピンでは、両端のコンタクト部が被検査物の端子と検査装置の端子とに同時に接触できず、導通検査を行えないという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、被検査物の上方に検査治具を設置できるスペースが無くとも、被検査物を検査できるプローブピン、および、これを用いた検査治具を提供することを課題とする。
本発明に係るプローブピンは、前記課題を解決すべく、導電性を有するプランジャと、前記プランジャの周囲に巻回するように配置されたコイルばねと、を有するプローブピンであって、前記プランジャは、前記コイルばねの一端から突出する鉤型形状のプランジャ本体と、前記コイルばねの他端から突出する端子と、を有し、前記プランジャ本体の先端部に設けた第1接点と、前記端子の先端部に設けた第2接点と、を同一方向に向けた構成としてある。
本発明によれば、本発明に係るプローブピンの第1,第2接点が、同一方向に向いている。このため、被検査物の上方に検査治具を設置できるスペースがなくとも、第1接点および第2接点が、被検査物の端子と検査装置の端子とにそれぞれ同時に接触できるプローブピンが得られる。
本発明の実施形態としては、前記プランジャ本体は、前記コイルばねの軸心に直交する方向に延在し、かつ、前記第1接点を備えた第1延在部を、有していてもよい。
本実施形態によれば、被検査物の検査に、第1延在部以上の高さを必要としないので、被検査物の上方に大きな設置スペースを必要としない。
本発明の他の実施形態としては、前記プランジャ本体が、前記第1延在部と平行に延在する第2延在部を、有していてもよい。
本実施形態によれば、第2延在部はストッパとして機能し、第2延在部よりも上方にコイルばねが移動できないので、組立工程における取り扱いが容易である。
本発明の別の実施形態としては、前記プランジャ本体が、平行に延在した一対の前記第1延在部と前記第2延在部とを有するコ字形状を有していてもよい。
本実施形態によれば、被検査物をコ字形状のプランジャ本体に押し当てることにより、被検査物を位置決めでき、検査精度が高い。
本発明の異なる実施形態としては、前記プランジャ本体が、平行に延在した一対の前記第1延在部と前記第2延在部とを蛇腹状の基幹部で連結することにより、コ字形状を有していてもよい。また、前記プランジャ本体が、平行に延在した一対の前記第1延在部と前記第2延在部とを円弧状に湾曲した基幹部で連結することにより、U字形状を有していてもよい。
本実施形態によれば、プランジャ本体の支点間距離が長く、弾性変形しやすので、被検査物を傷つけにくい。また、応力集中が生じにくく、疲労破壊が生じにくいので、プローブピンの寿命が長い。
本発明の他の実施形態としては、前記プランジャの両側端面から側方に突出するばね保持部と前記第2延在部との間に、前記コイルばねを保持してもよい。
本実施形態によれば、コイルばねがプローブピンから脱落することがなく、組立工程における取り扱いが容易である。
本発明の別の実施形態としては、前記プランジャを、別体の前記プランジャ本体と前記端子とを、前記コイルばねの内部で係合一体化してもよい。
本実施形態によれば、コイルばねの両端から、プランジャ本体と端子とをそれぞれ組み付けることができるので、プローブピンの組立性が向上する。
本発明の異なる実施形態としては、前記プランジャを、前記プランジャ本体と前記端子とを一体成形してもよい。
本実施形態によれば、部品点数が少なくなり、部品の管理が容易になる。また、1つの構成物品にコイルばねを圧入するだけでプローブピンを生産できるので、組立工数を低減できる。
本発明の他の実施形態としては、前記第1接点が、V字形状の切り欠き部を有していてもよい。
本実施形態によれば、被検査物の被検査部に第1接点が複数個所で接触するので、接触信頼性が高まる。
本発明の別の実施形態としては、前記第1接点を、一対の湾曲する弾性爪部で形成してもよい。
本実施形態によれば、弾性爪部を被検査物の被検査部に圧接して検査する際に、弾性爪部の先端がたわみ、ワイピング作用を行う。このため、被検査物の被検査部の汚れを除去でき、接触信頼性が高い。
本発明の異なる実施形態としては、前記第1接点を、円弧状に湾曲した弾性片で形成してもよい。
本実施形態によれば、円弧状に湾曲した弾性片が弾性変形するので、被検査物の被検査部に過度な接触圧が加わらず、被検査物を傷つけにくい。また、弾性片の自由端部がプランジャ本体の第1延在部と短絡するので、接触抵抗の小さいプローブピンが得られる。
本発明に係る検査治具は、前記コイルばねを挿通できる貫通孔を有するベースと、前記プランジャを挿通できるスロットを有するカバーと、前記ベースに前記カバーを重ねあわせたときに連通する前記貫通孔及び前記スロットに収納された上述のプローブピンと、を有している。
本発明によれば、プローブピンの第1,第2接点が、同一方向に向いている。このため、被検査物の上方に検査治具を設置できるスペースがなくとも、第1接点および第2接点が、被検査物の端子と検査装置の端子とにそれぞれ同時に接触できる検査治具が得られる。
本発明の実施形態としては、前記スロットが、前記コイルばねを抜け止めする断面形状を有していてもよい。
本実施形態によれば、プローブピンが上方へ移動する際にコイルばねが弾性圧縮され、第1,第2接点の接触圧を高めるという効果がある。
本発明に係る第1実施形態を示すプローブピンを組み込んだ検査治具の全体斜視図である。 図1に示す検査治具をII-II線に沿って切断した断面を示す断面斜視図である。 図1に示す検査治具の分解斜視図である。 図4Aは、本発明に係るプローブピンの第1実施形態を示す全体斜視図、図4Bは図4Aに示すプローブピンの分解斜視図である。 図4Bにおける第1プランジャの下端から下方に伸びる一対の弾性腕部を示す部分拡大斜視図である。 図4Bにおける第1プランジャの一対の弾性腕部と第2プランジャの上部に設けられる係合孔との係合状態を表す部分拡大斜視図である。 図4Bにおける第2プランジャの上端の部分拡大斜視図である。 図1に示す検査治具に組み込んだプローブピンの使用前の状態を示し、かつ、図1に示す検査治具をII-II線に沿って切断した断面を表す断面斜視図である。 図8における階段状のIX-IX線に沿って切断した断面を表す正面断面図である。 図1に示す検査治具に組み込んだプローブピンの使用途中の状態を示し、かつ、図1に示す検査治具をII-II線に沿って切断した断面を表す断面斜視図である。 図10における階段状のXI-XI線に沿って切断した断面を表す正面断面図である。 図1に示す検査治具に組み込んだプローブピンの使用途中の状態を示し、かつ、図1に示す検査治具をII-II線に沿って切断した断面を表す断面斜視図である。 図12における階段状のXIII-XIII線に沿って切断した断面を表す正面断面図である。 図1に示す検査治具に組み込んだプローブピンの使用後の状態を示し、かつ、図1に示す検査治具をII-II線に沿って切断した断面を表す断面斜視図である。 図14における階段状のXV-XV線に沿って切断した断面を表す正面断面図である。 本発明に係る第2実施形態を示すプローブピンの部分拡大斜視図である。 本発明に係る第3実施形態を示すプローブピンの部分拡大斜視図である。 本発明に係る第4実施形態を示すプローブピンの部分拡大斜視図である。 本発明に係る第5実施形態を示すプローブピンの部分拡大斜視図である。 本発明に係る第6実施形態を示すプローブピンの部分拡大斜視図である。 本発明に係る第7実施形態を示すプローブピンの全体斜視図である。 本発明に係る第8実施形態を示すプローブピンのプランジャの全体斜視図である。
本発明の実施形態を説明するにあたり、図面に表された構成を説明するうえで、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を表す用語、および、それらを含む別の用語を使用するが、それらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。
したがって、それらの用語は、本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、それらの用語によって特許請求の範囲に記載された技術的範囲が限定的に解釈されるべきではない。
[第1実施形態]
図1ないし図15に示すように、本発明に係る第1実施形態のプローブピンを組み込んだ検査治具について説明する。
本実施形態に係る検査治具10は、図2に示すように、ハウジング20とプローブピン15とを有する。ハウジング20は、ベース21とカバー25とを有し、これらによってプローブピン15が保持されている。
ベース21は、図3に示すように、2つの貫通孔22が設けられている。2つの貫通孔22は、ベースの上下面に対して垂直に、かつ、平行に貫通している。なお、ベース21は、例えば、耐熱性を備えた板状の樹脂成形品である。
カバー25は、図1に示すように、ベース21に対応した平面形状を有する板状の樹脂成形品である。そして、カバー25は、図2に示すように、所定の位置に2つのスロット26,26が設けられている。スロット26は、カバー25の上下面に対して垂直に、かつ、平行に貫通している。また、スロット26は、横断面矩形状を有している。そして、スロット26と貫通孔22とは、ベース21とカバー25とを重ね合わせたときに連通する。
本実施形態に係るプローブピン15は、図4Aおよび図4Bに示すように、第1プランジャ30および第2プランジャ40からなるプランジャ16と、コイルばね50とで構成されている。
第1プランジャ30は、図4Bに示すように、略コ字形のプランジャ本体31を有する。プランジャ本体31は、上下方向に垂直に伸びる基幹部39の両端から水平方向に平行に伸びる第1延在部32と第2延在部33とを有する。第1延在部32には、その左端部を下方に伸ばして横断面矩形の第1接点34が設けられている。第2延在部33は、略中央部から下方に伸びる第1挿入部35が形成されている。第1挿入部35の下端部には、一対の第1弾性腕部36aと第2弾性腕部36bとが、下方に平行に伸びている。また、第1弾性腕部36aと第2弾性腕部36bは、異なる長さで形成されている(図5)。そして、第1、第2弾性腕部36a,36bの下端部には、互いに対向する方向に突出する圧接用突起37,係合用突起38がそれぞれ形成されている。なお、第1プランジャ30の各部分は、一体成形されている。
第2プランジャ40は、図4Bに示すように、端子41と、端子41の上端から上方に伸びる第2挿入部42とを有する。端子41の下端部は、第2接点46として機能する。第2挿入部42は、その上部に係合孔43と、前記係合孔43の下部に平面部44とを有する。係合孔43の大きさ、形状、位置は、第1プランジャ30の係合用突起38が係合するように設計されている。また、平面部44の板厚は、第1プランジャ30の圧接用突起37が圧接するように設計されている。そして、端子41と第2挿入部42との境界に位置する両側端面から、すなわち、その巾方向の両側から外側に向けて一対のばね保持部45がそれぞれ突出している。なお、第2プランジャ40の各部分は一体成形されている。
コイルばね50は、図4Bに示すように、弾性を有する金属線材を螺旋状に巻いて形成されている。
第1,第2プランジャ30,40は、各々導電性を有しており、例えば、それぞれ一枚の板材から打ち抜いて形成してもよく、あるいは、導電性の金属板を電気鋳造で形成してもよい。また、第1,第2プランジャ30,40は、必要に応じ、非導電性材料の表面に金属をめっき、あるいは、コーティング等の表面処理を行い、形成してもよい。
次にプローブピン15の組み立て方法を、図4ないし図7を用いて説明する。
まず、図4Bに示すように、第1プランジャ30の第1挿入部35をコイルばね50の軸心Pに沿って組み込む。そして、第2延在部33がコイルばね50の一端に当接するまでコイルばね50の内部に第1挿入部35を挿入する。
そして、コイルばね50の他端から軸心Pに沿って第2プランジャ40の第2挿入部42を挿入する。この際、上方から見て、第1,第2プランジャの主面が直交するように向きを調整して挿入する。これにより、図6に示すように、コイルばね50の内部で第1プランジャ30の第1弾性腕部36aと第2弾性腕部36bとの間に、第2プランジャ40の第2挿入部42が圧入される。
この状態で、第2弾性腕部36bの係合用突起38が第2プランジャ40の係合孔43に係合する。そして、第1弾性腕部36aの圧接用突起37が第2プランジャ40の平面部44に圧接して、係合状態を維持する。これにより、第1,第2プランジャ30,40は一体となって軸心Pに沿って移動できる。また、第1弾性腕部36aの圧接用突起37の接触状態が維持され、第1,第2プランジャ30,40間に安定した電気的接続状態を維持できる。
また、図4Aに示すように、コイルばね50は、圧縮された状態で第2延在部33とばね保持部45との間で保持される。さらに、第1プランジャ30の第1接点34と、第2プランジャ40の第2接点46とが同一方向に面している。
次に、検査治具10の製造方法について図1ないし3および図11を用いて説明する。
まず、図2に示すように、上述のように組み付け作られたプローブピン15をハウジング20に組み込む。例えば、図3に示すように、ベース21の貫通孔22に第2プランジャ40の第2接点46を挿入する。そして、ベース21の上面に第2延在部33が当接するまで挿入する。このとき、コイルばね50も一緒に貫通孔22内部に収納される。なお、図2に示すように、ベース21の厚みは、第2プランジャ40の端子41がベース21の下面から突出するように設計されている。
次に、前記ベース21にカバー25を重ね合わせ、スロット26に第1プランジャ30のプランジャ本体31を挿入し、2本のプローブピン15を上下動可能に支持する。
ベース21の貫通孔22の内部には、コイルばね50が嵌め込まれている。そして、コイルばね50の直径は、カバー25のスロット26の巾寸法D1の長さより大きい。このため、コイルばね50はカバー25の下面に接触し、コイルばね50を抜け止めできる。この結果、図11に示すように、第2プランジャ40が上下に移動すると、第2プランジャ40のばね保持部45によってコイルばね50は弾性変形する。
さらに、図2に示すように、第1プランジャ30の第2延在部33の長さは、ベース21の貫通孔22の直径より大きい。このため、第2延在部33はベース21の上面に当接し、ストッパとして機能し、貫通孔22から抜け落ちることはない。
次に、検査治具10の使用方法について、図8ないし図15を用いて説明する。
まず、図8および図9に示すように、電源用基板60の表面から露出し、かつ、外部回路に接続した検査用第2端子61の直上に、検査治具10に組み付けた第2プランジャ40の第2接点46を位置決めする。
次に、図10および図11に示すように、検査治具10を下降し、第2接点46を検査用第2端子61に接触させる。さらに、検査治具10を下降させると、コイルばね50が弾性圧縮され、プローブピン15が上方に押し上げられる。そして、第2延在部33がカバー25の上面直前まで押し上げられ、停止する。
このように、第2プランジャ40の第2接点46と、検査用第2端子61とが圧接し、プローブピン15と電源用基板60とが電気的に接続する。特に、コイルばね50が弾性圧縮されるので、第2プランジャ40に下方への付勢力が働いている。このため、第2プランジャ40の第2接点46と検査用第2端子61との接触圧を確保できる。また、プローブピン15が押し上げられることにより、第1プランジャ30の第1接点34とカバー25の上面との間に、後述するICチップ70を設置するためのスペースを確保できる。
次に、図12および図13に示すように、検査治具10に、例えば、図示しない搬送機のアーム尖端に真空吸着したICチップ70を搬送する。そして、第1プランジャ30のプランジャ本体31にICチップ70を押し当て、位置決めする。このとき、第1プランジャ30の第1接点34の直下にICチップ70の検査用第1端子71が位置決めされる。
なお、ICチップ70は、図示しない内部回路を有し、この内部回路の両端に検査用第1端子71が接続されている。そして、検査用第1端子71は、ICチップ70の上面から他の導電部材に電気接続できるように露出している。
次に、図14および図15に示すように、検査治具10を、上昇させる。このとき、図15に示すように、コイルばね50の復帰力によってプローブピン15が下方に付勢されている。そして、第1プランジャの第1接点34とICチップ70の検査用第1端子71とが圧接し、検査治具10が停止する。
このとき、電源用基板60の検査用第2端子61と第2プランジャ40の第2接点46とが所定の接触圧を確保している。このため、電源用基板60の検査用第2端子61とICチップ70の検査用第1端子71とが電気的に接続され、ICチップ70に電流が流れる。その結果、ICチップ70の内部回路が正常に導通するか否かを検査でき、ICチップ70が不良品か否かを判別できる。
[第2実施形態]
図16は、本発明に係るプローブピン15の第2実施形態を示している。前記第1実施形態と相違する点は、第1接点34の接点面に略V字状の切り欠き部34aを設けた点である。なお、以下の実施形態において、前記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
これにより、第1接点34が、被検査物の検査用第1端子71に複数個所で接触可能となり、接触信頼性が向上する。
[第3実施形態]
図17は、本発明に係るプローブピン15の第3実施形態を示している。第3実施形態では、第1接点34に一対の弾性爪部34b、34bを設けてある。弾性爪部34bは、その先端が内側に湾曲した形状をしている。
これにより、一対の弾性爪部34bが被検査物の検査用第1端子71に圧接する際に、弾性爪部34bの先端が歪んでワイピング作用を行う。このため、検査用第1端子71の汚れ等を原因とする接触不良を防止できる。
[第4実施形態]
図18は、本発明に係るプローブピン15の第4実施形態を示している。第4実施形態では、第1接点34が円弧状の弾性片34cを有している。
円弧状の弾性片34cが弾性変形することにより、被検査物の検査用第1端子71に過大な接触圧が加わらず、被検査物を傷つけにくい。また、弾性片34cの自由端部がプランジャ本体31の第1延在部32に短絡するので、接触抵抗の小さいプローブピン15が得られる。
[第5実施形態]
図19は、本発明に係るプローブピン15の第5実施形態を示している。第5実施形態では、第1プランジャ30のプランジャ本体31が略U字形である。すなわち、第1延在部32と第2延在部33とを連結する基幹部39が湾曲している。
これにより、プランジャ本体31が弾性変形しやすく、被検査物を傷つけにくい。また、プランジャ本体31に応力集中が生じにくいので、疲労破壊が生じにくく、寿命の長いプローブピン15が得られる。
[第6実施形態]
図20は、本発明に係るプローブピン15の第6実施形態を示している。第6実施形態では、第1プランジャ30のプランジャ本体31が蛇腹状の基幹部39を有している。
これにより、第1プランジャ30の支点間距離が長いので、弾性変形しやすく、被検査物を傷つけにくい。また、応力集中が生じにくいので、疲労破壊が生じにくく、寿命の長いプローブピン15が得られる。
[第7実施形態]
図21は、本発明に係るプローブピン15の第7実施形態を示している。第7実施形態では、プランジャ16が略L字形を有する。そして、第1プランジャ30は、第1延在部32と基幹部39とを備えたプランジャ本体31と、基幹部39と同一直線上に伸びる第1挿入部35と、を有する。また、プランジャ本体31と第1挿入部35との境界に位置する両側端面から、一対のばね保持部31a,31aが外側に向けてそれぞれ突出している。一対のばね保持部31a,31aは、その両端の巾寸法が、ベース21に設けた貫通孔22の直径より小さい。
これにより、ばね保持部31aは貫通孔22内に挿通できる。そして、第1延在部32はスロット26内に収納できる。
[第8実施形態]
図22は、本発明に係るプローブピン15の第8実施形態を示している。第8実施形態は、前述の実施形態のように別体の第1、第2プランジャを係合一体化するものではなく、プランジャ16全体を単一素材から一体成形してある。なお、別体のプランジャ16をコイルばね50に組み付けた後に半田付け等で接続一体化してもよい。
これにより、部品点数が少なくなり、部品の管理が容易になる。また、1つの構成物品にコイルばね50を圧入するだけでプローブピン15を生産できる。このため、組立工数が少なくなるとともに、寸法精度の高いプローブピン15が得られる。さらに、プランジャ16を一回のプレス作業あるいは電気鋳造作業で生産できるので、生産性が高い。
以上のように本発明の実施形態に係るプローブピン15を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば、次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
鉤型形状のプランジャは、プランジャ16がL字形状を有し、第1延在部32が基幹部39から前記コイルばね50の軸心Pに直交する方向に伸びるものであってもよい。
また、プランジャ16はJ字形状を有し、第1延在部32が、基幹部39から第1接点34に向かって湾曲した形状を有していてもよい。
第1接点34は半円形であってもよい。これにより、片当たりを防止でき、接触信頼性が高まる。
また、第1プランジャ30の弾性腕部36の圧接用突起37,係合用突起38の形状、大きさは適宜選択できる。
第1プランジャ30の第1延在部32は、被検査物の検査用第1端子71の位置に応じて種々の長さに変更してもよい。
そして、第2プランジャ40の第2接点46の形状は、検査用第2端子61の形状に合わせて種々変形できる。例えば、第2接点46は尖っていてもよい。
さらに、第2プランジャ40の係合孔43は、第1プランジャ30の弾性腕部36と係合したときにスライド移動してもよく、貫通していなくてもよい。
また、検査治具10のハウジング20に多数の孔を設けておき、多数本のプローブピン15を組み込めるようにしてもよい。
そして、ベース21とカバー25とは、着脱可能な構造を有していてもよい。これにより、プローブピンが1本だけ壊れた場合にベース21からカバー25を取り外し、破損したプローブピンを交換できる。
さらに、検査治具10が固定されており、電源用基板60が上下左右自由に移動して、検査できるようにしてもよい。
また、被検査物は、ICチップ70以外、例えば、CPUチップ等の電子部品であってもよい。
本実施形態に係る検査治具に限らず、本願発明に係るプローブピンを有するものであれば、他の電子機器に適用してもよい。
10 検査治具
15 プローブピン
16 プランジャ
20 ハウジング
21 ベース
22 貫通孔
25 カバー
26 スロット
30 第1プランジャ
31 プランジャ本体
32 第1延在部
33 第2延在部
34 第1接点
34a 切り欠き部
34b 弾性爪部
34c 弾性片
35 第1挿入部
36 弾性腕部
36a 第1弾性腕部
36b 第2弾性腕部
37 圧接用突起
38 係合用突起
39 基幹部
40 第2プランジャ
41 端子
42 第2挿入部
43 係合孔
44 平面部
45 ばね保持部
46 第2接点
50 コイルばね
60 電源用基板
61 検査用第2端子
70 ICチップ
71 検査用第1端子
P 軸心

Claims (10)

  1. 導電性を有するプランジャと、
    前記プランジャの周囲に巻回するように配置されたコイルばねと、を有するプローブピンであって、
    前記プランジャは、
    前記コイルばねの一端から突出する鉤型形状のプランジャ本体と、
    前記コイルばねの他端から突出する端子と、を有し、
    前記プランジャ本体の先端部に設けた第1接点と、
    前記端子の先端部に設けた第2接点と、を同一方向に向け
    前記プランジャ本体が、
    前記コイルばねの軸心に直交する方向に延在し、かつ、前記第1接点を備えた第1延在部と、
    前記第1延在部と平行に延在する第2延在部と
    を有し、
    平行に延在した一対の前記第1延在部と前記第2延在部とが蛇腹状の基幹部で連結されコ字形状を有している、プローブピン。
  2. 導電性を有するプランジャと、
    前記プランジャの周囲に巻回するように配置されたコイルばねと、を有するプローブピンであって、
    前記プランジャは、
    前記コイルばねの一端から突出する鉤型形状のプランジャ本体と、
    前記コイルばねの他端から突出する端子と、を有し、
    前記プランジャ本体の先端部に設けた第1接点と、
    前記端子の先端部に設けた第2接点と、を同一方向に向け、
    前記プランジャ本体が、
    前記コイルばねの軸心に直交する方向に延在し、かつ、前記第1接点を備えた第1延在部と、
    前記第1延在部と平行に延在する第2延在部と
    を有し、
    平行に延在した一対の前記第1延在部と前記第2延在部とが、湾曲する基幹部で連結され、U字形状を有している、プローブピン。
  3. 前記プランジャの両側端面から側方に突出するばね保持部と前記第2延在部との間に、前記コイルばね保持されている、請求項1または2のプローブピン。
  4. 導電性を有するプランジャと、
    前記プランジャの周囲に巻回するように配置されたコイルばねと、を有するプローブピンであって、
    前記プランジャは、
    前記コイルばねの一端から突出する鉤型形状のプランジャ本体と、
    前記コイルばねの他端から突出する端子と、を有し、
    前記プランジャ本体の先端部に設けた第1接点と、
    前記端子の先端部に設けた第2接点と、を同一方向に向け、
    前記プランジャ本体と前記端子とを一体成形した、プローブピン。
  5. 前記プランジャが、別体の前記プランジャ本体と前記端子とを、前記コイルばねの内部で係合一体化している請求項1から4のいずれか1つのプローブピン。
  6. 前記第1接点が、V字形状の切り欠き部を有する請求項1から5のいずれか1つのプローブピン。
  7. 前記第1接点が、一対の湾曲する弾性爪部で形成されている請求項1から5のいずれか1つのプローブピン。
  8. 前記第1接点が、円弧状に湾曲した弾性片で形成されている請求項1から5のいずれか1つのプローブピン。
  9. 導電性を有するプランジャと、前記プランジャの周囲に巻回するように配置されたコイルばねと、を有するプローブピンであって、前記プランジャが、前記コイルばねの一端から突出する鉤型形状のプランジャ本体と、前記コイルばねの他端から突出する端子と、を有し、前記プランジャ本体の先端部に設けた第1接点と、前記端子の先端部に設けた第2接点と、が同一方向に向けられた、プローブピンと、
    前記コイルばねを挿通できる貫通孔を有するベースと、
    前記プランジャを挿通できるスロットを有するカバーと
    を有し、
    前記プローブピンが、前記ベースに前記カバーを重ねあわせたときに連通する前記貫通孔及び前記スロットに収納されている、検査治具。
  10. 前記スロットが、前記コイルばねを抜け止めする断面形状を有する請求項の検査治具。
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