JP6624304B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6624304B2
JP6624304B2 JP2018552479A JP2018552479A JP6624304B2 JP 6624304 B2 JP6624304 B2 JP 6624304B2 JP 2018552479 A JP2018552479 A JP 2018552479A JP 2018552479 A JP2018552479 A JP 2018552479A JP 6624304 B2 JP6624304 B2 JP 6624304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
vehicle
air
discharge port
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018552479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018096871A1 (ja
Inventor
加藤 慎也
慎也 加藤
小林 亮
亮 小林
康裕 関戸
康裕 関戸
幸野 哲也
哲也 幸野
優輝 津曲
優輝 津曲
進藤 寛英
進藤  寛英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JPWO2018096871A1 publication Critical patent/JPWO2018096871A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6624304B2 publication Critical patent/JP6624304B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H1/00028Constructional lay-out of the devices in the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H1/00064Air flow details of HVAC devices for sending air streams of different temperatures into the passenger compartment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00457Ventilation unit, e.g. combined with a radiator
    • B60H1/00471The ventilator being of the radial type, i.e. with radial expulsion of the air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00078Assembling, manufacturing or layout details
    • B60H2001/00092Assembling, manufacturing or layout details of air deflecting or air directing means inside the device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00114Heating or cooling details
    • B60H2001/00135Deviding walls for separate air flows

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年11月13日に出願された日本特許出願番号2016−227365号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車両に搭載される車両用空調装置に関する。
従来、車両に搭載され、車室内に空調風を提供する車両用空調装置(例えば、特許文献1に記載の装置)が用いられている。
特許文献1に記載の車両用空調装置においては、空調ケース内の複数の空気通路の下流にファンが配置されており、これら複数の空気通路を流れる空気の混合を抑制するため、ファンの吸込側と吹き出し側に仕切り部材が配置されている。
特開2016−11101号公報
上記特許文献1のような車両用空調装置において、空調ケース内の第1ケース吐出口から車室内上側の空間に向けて空調風が吹き出され、空調ケース内の第2ケース吐出口から車室内下側の空間に向けて空調風が吹き出される場合がある。例えば、第1ケース吐出口をデフロスタ吐出口とし、第2ケース吐出口をフット吐出口として用いる場合がある。
このように第1ケース吐出口から車室内上側の空間に向けて空調風が吹き出され、第2ケース吐出口から車室内下側の空間に向けて空調風が吹き出される場合には、第1ケース吐出口をファンよりも上側に配置し、第1ケース吐出口を流れる空気が上向きに流れるようにする必要がある。
このため、ファン配置空間のうち第1ケース吐出口に繋がっている側の部分を流れる空気も、上向きに流れるようにする必要がある。
そこで、本願発明者は、回転軸が車両前後方向に概ね沿うように配置されたファンを備えると共に、上側に位置する第1ケース吐出口と下側に位置する第2ケース吐出口から空気を吐き出す車両用空調装置を着想した。そして、このような車両用空調装置における通風抵抗の低減について鋭意検討した。
本開示は、回転軸が車両前後方向に概ね沿うように配置されたファンを備えると共に、上側に位置する第1ケース吐出口と下側に位置する第2ケース吐出口から空気を吐き出す車両用空調装置において、通風抵抗が小さい構成を提供することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、車両に搭載され、前記車両の車室内に空調風を提供する車両用空調装置は、空気を導入する第1ケース導入口および第2ケース導入口が形成されると共に、導入された空気を吐出する第1ケース吐出口および第2ケース吐出口が形成された空調ケースと、互いに間隔を開けて配置された複数の羽根部を有し、前記空調ケース内に配置されて回転軸を中心として回転することで空気を吸い込むと共に前記回転軸から離れるように吹き出すファンと、を備える。前記第1ケース導入口は、前記第2ケース導入口に対して、前記車両の左右方向の一方側にずれた位置にあり、前記第1ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の上側にずれた位置にあり、前記第2ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の下側にずれた位置にある。前記空調ケースは、前記ファンよりも空気流れ上流側に配置される仕切り板と、前記回転軸を中心とする径方向における前記複数の羽根部よりも内側に配置される内側案内板とを有する。前記仕切り板は、前記ファンよりも空気流れ上流側の空間を、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の前記一方側に位置する第1通路と、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の他方側に位置する第2通路とに、仕切り、前記第1通路は前記第1ケース導入口と連通し、前記第2通路は前記第2ケース導入口と連通する。前記内側案内板は第1内側案内面と第2内側案内面を有し、前記第1内側案内面は前記第2内側案内面に対し前記車両の左右方向の前記一方側に位置する。前記第1ケース導入口から導入された空気は、前記第1通路から前記第1内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって上方に吹き出され、更に前記第1ケース吐出口に流れる。前記第2ケース導入口から導入された空気は、前記第2通路から前記第2内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって下方に吹き出され、更に前記第2ケース吐出口に流れる。
この車両用空調装置では、第1通路を通ってファンから吹き出された空気は、車両上下方向におけるファンが含まれる位置から上下方向の上側に流れる。したがってファンから吹き出された空気は、小さい通風抵抗で、第1ケース吐出口側空間を流れる。
第1実施形態に係る車両用空調装置の断面構成を示す図である。 図1に示す車両用空調装置のII-II断面の構成を示す図である。 図1に示す車両用空調装置のIII-III断面の構成を示す図である。 図1に示す車両用空調装置のIV-IV断面の構成を示す図である。 図1に示す車両用空調装置のV-V断面の構成を示す図である。 比較例についての第1実施形態における図5に相当する図である。 別の比較例についての第1実施形態における図5に相当する図である。 図1に示す車両用空調装置についての図2とは別の送風モードを示すII-II断面に対応する図である。 図1に示す車両用空調装置についての外気1層モードにおけるIII-III断面に対応する図である。 図1に示す車両用空調装置についての外気1層モードにおけるIII-III断面に対応する図である。 図1に示す車両用空調装置についての内気1層モードにおけるIII-III断面に対応する図である。 図1に示す車両用空調装置についての内気1層モードにおける図11とは別の送風モードを示すIII-III断面に対応する図である。 他の実施形態に係る車両用空調装置についての第1実施形態における図5に相当する図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る車両用空調装置100について図1〜図12を参照して説明する。この車両用空調装置100は、車両に搭載され、該車両の車室内に空調風を提供する空調装置である。
尚、以下において、車両の上下方向を車両上下方向D1と称し、車両上下方向D1に伸びる直線を上下直線L1と称する。また、上下直線L1に垂直な直線を前後直線L2と称し、前後直線L2の伸びる方向を車両前後方向D2と称する。また、上下直線L1および前後直線L2のいずれに対しても垂直な直線を左右直線L3と称し、左右直線L3の伸びる方向を車両左右方向D3と称する。
また、ファン20が位置する領域を含むように上下直線L1および左右直線L3を含む平面(すなわち、車両上下方向および車両左右方向に平行な平面)で切られたときの断面を所定断面PCと称する。また、回転軸CLと上下直線L1との成す鋭角を第1角度と称し、回転軸CLと前後直線L2との成す鋭角を第2角度と称し、回転軸CLと左右直線L3との成す鋭角を第3角度と称する。
また、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と上下直線L1との成す鋭角を第4角度と称し、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と左右直線L3との成す鋭角を第5角度と称する。また、所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と上下直線L1との成す鋭角を第6角度と称する。また、所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と左右直線L3との成す鋭角を第7角度と称する。
また、所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと上下直線L1との成す鋭角を第8角度と称する。また、所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと左右直線L3との成す鋭角を第9角度と称する。
車両用空調装置100は、車内においてその前方部分に配置され、例えばエンジンルームに配設されたコンプレッサおよびコンデンサ等から構成される冷凍サイクルを備える空調システムの一部を構成している。図1に示すように、本実施形態に係る車両用空調装置100は、空調ケース1、送風機2、エバポレータ3、ヒータコア4、フィルタ5、電子制御装置6を備えている。
図1に示すように、空調ケース1は、空気を通す通風空間VSが形成された筐体部材である。空調ケース1は、基本的には樹脂で構成されている。空調ケース1は、仕切り板10と、内側案内板11と、回転ドア12a、12b、13〜16、17a、17b、18、スライドドア19a、19bを備えている。また、空調ケース1は、ケース壁面1a、1b、1c、1dを有している。
図2に示すように、通風空間VSは、空調ケース1の外部の空気を導入する3個のケース導入口VS1a、VS1b、VS2を含んでいる。具体的には、ケース導入口VS1aは、車両の外部の空気を導入する空間である。ケース導入口VS1b、VS2は、車両の内部の空気を導入する空間である。また、通風空間VSは、その一部が仕切り板10によって仕切られることで形成された第1通路VS3と第2通路VS4を含んでいる。ケース導入口VS1a、VS1bは、仕切り板10の左側(すなわち一方側)に位置し、ケース導入口VS2は、仕切り板10の右側(すなわち他方側)に位置している。ケース導入口VS1a、VS1bは、この第1通路VS3に連通している。ケース導入口VS2は、この第2通路VS4に連通している。尚、ケース導入口VS1aは、第1ケース導入口に相当する。ケース導入口VS2は、第2ケース導入口に相当する。また、第1通路VS3は、仕切り板10に対して車両左右方向D3の左側(すなわち一方側)に位置し、第2通路VS4は、仕切り板10に対して車両左右方向D3の右側(すなわち他方側)に位置している。
仕切り板10は、通風空間VSの一部を第1通路VS3と第2通路VS4に仕切る板状部材である。
図2に示すように、ケース導入口VS1a、VS1bには、回転ドア12a、12bが配置されている。また、第2ケース導入口VS2には、回転ドア13が配置されている。回転ドア12a、12b、13は、導入空気量調整部に相当する。
図1に示すように、通風空間VSは、ファン配置空間VS5と、第1ケース吐出口VS6と、第2ケース吐出口VS7を含んでいる。ファン配置空間VS5は、第1通路VS3および第2通路VS4に連通すると共にファン20が配置される空間である。ファン配置空間VS5は、空調ケース1のケース壁面1a、1b、1c、1dによって囲まれた空間である。第1ケース吐出口VS6は、第1通路VS3およびファン配置空間VS5を通った空気を空調ケース1の外部に吐出する空間である。第2ケース吐出口VS7は、第2通路VS4およびファン配置空間VS5を通った空気を空調ケース1の外部に吐出する空間である。図1に示すように、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7は、吹出側仕切り板25によって上下に仕切られている。吹出側仕切り板25は、ファン20の空気流れ下流側に配置された平板形状の部材である。第1ケース吐出口VS6は、吹出側仕切り板25の車両上下方向上側に位置する。第2ケース吐出口VS7は、吹出側仕切り板25の車両上下方向下側に位置する。したがって、図1に示すように、第1ケース吐出口VS6は、ファン20の回転軸CLに対して少なくとも車両上下方向D1の上側にずれた位置にある。また、図1に示すように、第2ケース吐出口VS7は、ファン20の回転軸CLに対して少なくとも車両上下方向D1の下側にずれた位置にある。また、第1ケース吐出口VS6は、ファン20に対して少なくとも車両上下方向D1の上側にずれた位置にあってもよい。また、第2ケース吐出口VS7は、ファン20の回転軸CLに対して少なくとも車両上下方向D1の下側にずれた位置にあってもよい。
図1に示すように、本実施形態では、任意の所定断面PCにおいて、ファン側第1通路部VS30は、ファン側第2通路部VS40よりも左側に配置されている。尚、ファン側第1通路部VS30は、第1通路VS3のうちファン配置空間VS5に繋がっている側の部分である。また、ファン側第2通路部VS40は、第2通路VS4のうちファン配置空間VS5に繋がっている側の部分である。
また、図1に示すように、本実施形態では、任意の所定断面PCにおいて、仕切り板10は、第1通路部VS30がファン側第2通路部VS40よりも車両左右方向D3の左側に位置するように、第1通路部VS30とファン側第2通路部VS40を仕切っている。
また、図4、図5に示すように、任意の所定断面PCにおいて、ファン配置空間VS5のうち第1ケース吐出口VS6に繋がっている側の部分は、第1ケース吐出口側空間VS50である。図4、図5に示すように、第1ケース吐出口側空間VS50は、ファン20よりも車両上下方向の上側にある。空調ケース1のケース壁面1a、1bは、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる。より具体的には、ケース壁面1a、1bは、第1ケース吐出口側空間VS50における車両左右方向D3の両端を挟みつつ、第7角度よりも第6角度が小さくなるように、車両上下方向D1におけるファン20が含まれる位置P1、P2から上側に伸びている。
第6角度は、当該所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と上下直線L1との成す鋭角である。第7角度は、当該所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と左右直線L3との成す鋭角である。
このように、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいるケース壁面1a、1bは、上下直線L1に沿うように形成されている。尚、本実施形態における第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいるケース壁面1a、1bは、図6、図7に示す比較例とは異なり、左右直線L3に沿うように形成された部分を有していない。
また、図4、図5に示すように、任意の所定断面PCにおいて、ファン配置空間VS5のうち第1ケース吐出口側空間VS50以外の残り部分であって第2ケース吐出口VS7に繋がっている側の部分は、第2ケース吐出口側空間VS51である。図4、図5に示すように、第2ケース吐出口側空間VS51は、ファン20よりも車両上下方向の下側にある。空調ケース1のケース壁面1c、1dは、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる。具体的には、ケース壁面1c、1dは、第2ケース吐出口側空間VS51における車両左右方向D3の両端を挟みつつ、第9角度よりも第8角度が小さくなるように車両上下方向D1におけるファン20が含まれる位置P1、P2から下側に伸びている。
第8角度は、当該所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと上下直線L1との成す鋭角である。第9角度は、当該所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと左右直線L3との成す鋭角である。このように、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいるケース壁面1c、1dは、上下直線L1に沿うように形成されている。尚、本実施形態における第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいるケース壁面1c、1dは、図6、図7に示す比較例とは異なり、左右直線L3に沿うように形成された部分を有していない。
尚、図4、図5における矢印DRはファン20の回転方向を示している。つまり、ファン20は、図4における時計回りの向きであって、図5における反時計回りの向きに回転する。
また、図4、図5に示すように、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいるケース壁面1a、1bと、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいるケース壁面1c、1dと、の境界部分1e、1fは、位置P1、P2付近にある。この境界部分1e、1fは、第1内側案内面11aによって案内された空気と第2内側案内面11bによって案内された空気とを分離するノーズ部として機能する。
すなわち、任意の所定断面PCにおいて、該境界部分1e、1fは、第11角度よりも第10角度が小さくなるように伸びている。第10角度は、当該所定断面PCにおける該境界部分1e、1fと上下直線L1との成す鋭角である。第11角度は、所定断面PCにおける該境界部分1e、1fと左右直線L3との成す鋭角である。このように、該境界部分1e、1fは、上下直線L1に沿うように形成されている。
図1〜図5に示すように、内側案内板11は、平板形状の部材である。図4、図5に示すように、内側案内板11は、第1通路VS3を通ってファン20から吹き出される空気を第1ケース吐出口VS6に案内する第1内側案内面11aを有する。また、内側案内板11は、第2通路VS4を通ってファン20から吹き出される空気を第2ケース吐出口VS7に案内する第2内側案内面11bを有する。
すなわち、内側案内板11は、第1通路VS3を通ってファン20から吹き出される外気を第1内側案内面11aによって第1ケース吐出口VS6に案内する。それと共に内側案内板11は、第2通路VS4を通ってファンから吹き出される内気を第2内側案内面11bによって第2ケース吐出口VS7に案内する。第1内側案内面11aは、第2内側案内面11bの車両左右方向D3の左側に位置している。
図4、図5に示すように、所定断面PCにおいて、内側案内板11は、第5角度よりも第4角度が小さくなるように伸びている。第4角度は、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と上下直線L1との成す鋭角である。第5角度は、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と左右直線L3との成す鋭角である。このように、内側案内板11は、上下直線L1に沿うように形成されている。したがって、回転軸CLを通り且つ内側案内板11の径方向外側端部を通る直線と、車両上下方向との成す鋭角(すなわち第4角度)は、第5角度よりも小さい。第5角度は、回転軸CLを通り且つ内側案内板11の径方向外側端部を通る直線と、車両左右方向との成す鋭角である。
尚、図1に示すように、内側案内板11は、仕切り板10と一体に構成されている。具体的には、内側案内板11は、仕切り板10のファン20側端部に一体に接続されている。
図4、図5に示すように、内側案内板11は、ファン配置空間VS5のうちファン20の径方向DDにおける複数の羽根部20cよりも内側(すなわち、回転軸CLに近い側)に配置されている。ファン20の径方向DDは、回転軸CL上の点CL1を通ると共に回転軸CLに垂直な方向である。
回転ドア12aは、回動することでケース導入口VS1aを開閉するドアである。本実施形態に係る車両用空調装置100では、回転ドア12aが回動することにより、ケース導入口VS1aから空調ケース1の内部に導入される空気の量を増減調整可能となっている。すなわち、回転ドア12aは、空調ケース1の外部から導入する空気の量を調整する導入空気量調整部に相当する。第1実施形態に係る車両用空調装置100は、回転ドア12aがケース導入口VS1aを開く状態となることで、ケース導入口VS1aから外気(すなわち、車外の空気)が導入される構成となっている。
回転ドア12bは、回動することでケース導入口VS1bを開閉するドアである。本実施形態に係る車両用空調装置100では、回転ドア12bが回動することにより、ケース導入口VS1bから空調ケース1の内部に導入される空気の量を増減調整可能となっている。すなわち、回転ドア12bは、空調ケース1の外部から導入する空気の量を調整する導入空気量調整部に相当する。第1実施形態に係る車両用空調装置100は、回転ドア12bがケース導入口VS1bを開く状態となることで、ケース導入口VS1bから内気(すなわち、車内の空気)が導入される構成となっている。
回転ドア13は、回動することでケース導入口VS2を開閉するドアである。本実施形態に係る車両用空調装置100では、回転ドア13が回動することにより、ケース導入口VS2から空調ケース1の内部に導入される空気の量を増減調整可能となっている。すなわち、回転ドア13は、空調ケース1の外部から導入する空気の量を調整する導入空気量調整部に相当する。第1実施形態に係る車両用空調装置100は、回転ドア13がケース導入口VS2を開く状態となることで、ケース導入口VS2から内気(すなわち、車内の空気)が導入される構成となっている。
回転ドア14は、回動することで第1通路VS3と第2通路VS4との連通度合いを切り替えるドアである。すなわち、回転ドア14は、第1通路VS3と第2通路VS4との連通度合いを切り替える切り替え部に相当する。
回転ドア15は、回動することで第1ケース吐出口VS6のうちのデフロスタ吐出口VS60を開閉するドアである。デフロスタ吐出口VS60は、車両のフロントガラスの車室内側表面に空調風を吐き出すための空間である。
回転ドア16は、回動することで第1ケース吐出口VS6のうちのフェイス吐出口VS61を開閉するドアである。フェイス吐出口VS61は、車室内上側の空間に向けて(すなわち、乗員の上半身に向けて)空調風を吐き出すための空間である。
回転ドア17aは、回動することで第2ケース吐出口VS7のうちのフット吐出口VS70を開閉するドアである。フット吐出口VS70は、車両左側(すなわち、助手席側)において車室内下側の空間に向けて(すなわち、乗員の下半身に向けて)空調風を吐き出すための空間である。
回転ドア17bは、回動することで第2ケース吐出口VS7のうちのフット吐出口VS71を開閉するドアである。フット吐出口VS71は、車両右側(すなわち、運転席側)において車室内下側の空間に向けて(すなわち、乗員の下半身に向けて)空調風を吐き出すための空間である。
回転ドア18は、回動することで第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7との連通度合いを切り替えるドアである。すなわち、回転ドア18は、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7との連通度合いを切り替える切り替え部に相当する。
スライドドア19aは、スライドするドアであり、第1ケース吐出口VS6のうちのエバポレータ3とヒータコア4の間に配置されている。スライドドア19aは、スライドすることで、第1ケース吐出口VS6を通る空気にについてヒータコア4を通る側の通路を通る空気の量とヒータコア4を通らない側の通路(すなわち、バイパス通路)を通る空気の量を増減調整する。
スライドドア19bは、スライドするドアであり、第2ケース吐出口VS7のうちのエバポレータ3とヒータコア4の間に配置されている。スライドドア19bは、スライドすることで、第2ケース吐出口VS7を通る空気にについてヒータコア4を通る側の通路を通る空気の量とヒータコア4を通らない側の通路(すなわち、バイパス通路)を通る空気の量を増減調整する。
送風機2は、遠心式の電動送風機である。図1に示すように、送風機2は、ファン20と、駆動モータ21を有している。送風機2は、通風空間VSに配置されている。具体的には、送風機2は、通風空間VSのうち第1通路VS3および第2通路VS4に対する空気流れ下流側であってエバポレータ3に対する空気流れ上流側に配置されている。
図1に示すように、ファン20は、頂板部20aと、底板部20bと、複数の羽根部20cを備えている。ファン20は、通風空間VSに配置されて回転することで空気を回転軸CLの方向CLDに吸い込むと共に回転軸CLを中心とした遠心方向CDに吹き出す機能を発揮する。これにより、ファン20によって空気は回転軸CLから離れるように吹き出される。本実施形態では、ファン20は、回転軸CLが第1角度および第3角度のいずれよりも第2角度が小さくなるように伸びるよう、配置されている。第1角度は、回転軸CLと上下直線L1との成す鋭角である。第2角度は、回転軸CLと前後直線L2との成す鋭角である。第3角度は、回転軸CLと左右直線L3との成す鋭角である。このように、ファン20は、回転軸CLが前後直線L2に沿うように形成されている。
図1に示すように、頂板部20aは、底板部20bよりも車両前後方向D2のうち一方の側に配置されている。頂板部20aには、第1通路VS3を通った空気および第2通路VS4を通った空気を、底板部20bと頂板部20aに囲まれた空間に導入する、ファン導入口ISが形成されている。
図1に示すように、複数の羽根部20cは、頂板部20aと底板部20bに囲まれて配置されている。具体的には、複数の羽根部20cは、底板部20bと頂板部20aに囲まれた空間において、ファン20の回転方向DRに互いに間隔を空けて配置されている。複数の羽根部20cの各々は、底板部20bおよび頂板部20aの各々に繋がっている。
駆動モータ21は、ファン20を回転駆動する電動モータである。
エバポレータ3は、その内部を流通する冷媒と通風空間VSを通る空気とを熱交換させて該空気を冷却する冷却用熱交換器である。図1に示すように、エバポレータ3は、通風空間VSのうち第1通路VS3、第2通路VS4、およびファン20に対する空気流れ下流側であってヒータコア4に対する空気流れ上流側に配置されている。エバポレータ3は、第1ケース吐出口VS6および第2ケース吐出口VS7の各々に接するように配置されている。
ヒータコア4は、その内部を流通する温水であるエンジン冷却水とヒータコア4を通過する空気とを熱交換させて該空気を加熱する加熱用熱交換器である。図1に示すように、ヒータコア4は、通風空間VSのうちエバポレータ3に対する空気流れ下流側であって、デフロスタ吐出口VS60、フェイス吐出口VS61、フット吐出口VS70、フット吐出口VS71に対する空気流れ上流側に配置されている。ヒータコア4は、第1ケース吐出口VS6および第2ケース吐出口VS7の各々に接するように配置されている。
フィルタ5は、防塵、脱臭、或いは殺菌等の機能を有するフィルタである。図1に示すように、フィルタ5は、通風空間VSのうちケース導入口VS1a、VS1b、VS2に対する空気流れ下流側であって第1通路VS3および第2通路VS4に対する空気流れ上流側に配置されている。
電子制御装置6は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路とから構成されており、ROM等に予め記憶されたコンピュータプログラムに従って種々の制御処理を実行する。ROMおよびRAMは、いずれも、非遷移的実体的記憶媒体である。また、空調ケース1内に配置された各ドア12a、12b、13〜16、17a、17b、18、19a、19bにはそのドアを駆動するアクチュエータが接続されている。電子制御装置6は、ドアを回動或いはスライドさせるための作動信号をそのアクチュエータに対して出力する。また、電子制御装置6は、エバポレータ3に冷媒を循環させる不図示の圧縮器や送風機2に対しても作動信号を出力する。また、電子制御装置6は、車両用空調装置100における種々の空調制御を実行し、例えば、車両用空調装置100の運転状態を複数の送風モードのうちのいずれかに切り替える。その複数の送風モードには、例えば、後述する内外気2層モード、外気1層モード、内気1層モードが含まれている。
例えば、内外気2層モードにおいては、図1〜図3に示すような状態となる。すなわち、図1〜図3に示すように、内外気2層モードにおいては、回転ドア12aがケース導入口VS1aを開き、回転ドア12bがケース導入口VS1bを閉じ、回転ドア13がケース導入口VS2を開いた状態となる。また、回転ドア14が閉じた状態、すなわち、第1通路VS3と第2通路VS4との連通させない状態となる。
また、回転ドア15がデフロスタ吐出口VS60を開き、回転ドア16がフェイス吐出口VS61を開いた状態となる。また、回転ドア17aがフット吐出口VS70を開き、回転ドア17bがフット吐出口VS71を開いた状態となる。また、回転ドア18が閉じた状態、すなわち、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7とを連通させない状態となる。
そして、ケース導入口VS1aから導入される外気は、図1〜図3中の矢印f1に示すように、ケース導入口VS1a、第1通路VS3、ファン配置空間VS5、第1ケース吐出口VS6の順に流れる。その後当該外気は、デフロスタ吐出口VS60或いはフェイス吐出口VS61を介して車室内へ流れる。また、ケース導入口VS2から導入される内気は、図1〜図3中の矢印f2に示すように、ケース導入口VS2、第2通路VS4、ファン配置空間VS5、第2ケース吐出口VS7の順に流れる。その後当該内気は、フット吐出口VS70或いはフット吐出口VS71を介して車室内へ流れる。
尚、図8は、図1〜図3に示す内外気2層モードにおいて、回転ドア17aがフット吐出口VS70を閉じた状態となっている場合を示している。この場合は、フット吐出口VS70の側(すなわち、助手席側)からは空気が車室内へ流れず、フット吐出口VS71の側(すなわち、運転席側)からのみ空気が車室内へ流れる。
また、外気1層モードにおいては、図9に示すような状態となる。すなわち、図9に示すように、外気1層モードにおいては、回転ドア12aがケース導入口VS1aを開き、回転ドア12bがケース導入口VS1bを閉じ、回転ドア13がケース導入口VS2を閉じた状態となる。また、回転ドア14が開いた状態、すなわち、第1通路VS3と第2通路VS4とを連通させる状態、となる。
また、回転ドア15がデフロスタ吐出口VS60を開き、回転ドア16がフェイス吐出口VS61を開いた状態となる。また、回転ドア17aがフット吐出口VS70を閉じ、回転ドア17bがフット吐出口VS71を閉じた状態となる。また、回転ドア18が開いた状態、すなわち、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7とを連通させる状態となる。
そして、ケース導入口VS1aから導入される外気は、図9中の矢印f1に示すように、ケース導入口VS1a、第1通路VS3、ファン配置空間VS5、第1ケース吐出口VS6或いは第2ケース吐出口VS7の順に流れる。その後当該外気は、デフロスタ吐出口VS60或いはフェイス吐出口VS61を介して車室内へ流れる。
尚、図9に示す外気1層モードにおいて、回転ドア16がフェイス吐出口VS61を閉じた状態となるようにしても良い。また、図9に示す外気1層モードにおいて、回転ドア17aがフット吐出口VS70を開き、回転ドア17bがフット吐出口VS71を開いた状態となるようにしても良い。
また、内気1層モードにおいては、図10に示すような状態となる。すなわち、図10に示すように、内気1層モードにおいては、回転ドア12aがケース導入口VS1aを閉じ、回転ドア12bがケース導入口VS1bを開き、回転ドア13がケース導入口VS2を閉じた状態となる。また、回転ドア14が開いた状態、すなわち、第1通路VS3と第2通路VS4とを連通させる状態となる。
また、回転ドア15がデフロスタ吐出口VS60を閉じ、回転ドア16がフェイス吐出口VS61を開いた状態となる。また、回転ドア17aがフット吐出口VS70を閉じ、回転ドア17bがフット吐出口VS71を閉じた状態となる。また、回転ドア18が開いた状態、すなわち、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7とを連通させる状態となる。
そして、ケース導入口VS1b、VS2から導入される内気は、図10中の矢印f2に示すように流れる。すなわち、当該内気は、ケース導入口VS1b或いはケース導入口VS2、第1通路VS3或いは第2通路VS4、ファン配置空間VS5、第1ケース吐出口VS6或いは第2ケース吐出口VS7の順に流れ、フェイス吐出口VS61を介して車室内へ流れる。
図10に示す内気1層モードにおいて、回転ドア16がフェイス吐出口VS61を閉じた状態となるようにしても良い。また、図10に示す内気1層モードにおいて、回転ドア17aがフット吐出口VS70を開き、回転ドア17aがフット吐出口VS70を閉じた状態となるようにしても良く、回転ドア17bがフット吐出口VS71を閉じた状態となるようにしても良い。
尚、図11は、図10に示す内外気2層モードにおいて、左側(すなわち、助手席側)の回転ドア16がフェイス吐出口VS61を閉じた状態となっている場合を示している。また、回転ドア12bがケース導入口VS1bを閉じた状態となっている。この場合は、左側(すなわち、助手席側)のフェイス吐出口VS61からは空気が車室内へ流れず、右側(すなわち、運転席側)のフェイス吐出口VS61からのみ空気が車室内へ流れる。
また、図12は、図10に示す内外気2層モードにおいて、右側(すなわち、運転席側)の回転ドア16がフェイス吐出口VS61を閉じた状態となっている場合を示している。また、回転ドア13がケース導入口VS2を開いた状態となっている。この場合は、左側(すなわち、助手席側)のフェイス吐出口VS61からは空気が車室内へ流れず、左側(すなわち、助手席側)のフェイス吐出口VS61からのみ空気が車室内へ流れる。
上記したように、本実施形態に係る車両用空調装置100では、所定断面PCにおいて、内側案内板11は、第5角度よりも第4角度が小さくなるように伸びている。第4角度は、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と上下直線L1との成す鋭角である。第5角度は、所定断面PCにおける内側案内板11によって表される直線と左右直線L3との成す鋭角である。このように、内側案内板11は、上下直線L1に沿うように形成されている。また、本実施形態では、所定断面PCにおいて、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいるケース壁面1a、1bは、第1ケース吐出口側空間VS50における車両左右方向D3の両端を挟みつつ、第7角度よりも第6角度が小さくなるように形成されている。すなわち、ケース壁面1a、1bは、車両上下方向D1におけるファン20が含まれる位置P1、P2から上側に伸びている。第6角度は、所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と上下直線L1との成す鋭角である。第7角度は、所定断面PCにおける第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bによって表される直線L4、L5と左右直線L3との成す鋭角である。このように、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいるケース壁面1a、1bは、上下直線L1に沿うように形成されている。
このため、図4、図5に示すように、本実施形態に係る車両用空調装置100では、第1通路VS3を通った空気f1は、以下のように流れる。すなわち、当該空気f1は、ファン配置空間VS5中のファン20の羽根部よりも回転軸CLに近い位置において、第1内側案内面11aによって案内されて、内側案内板に対して左側にある空間から、ファン20に吸い込まれる。このようにしてファン20に吸い込まれてファン20から吹き出された空気f1は、巨視的には右向きの流れとして第1ケース吐出口側空間VS50に至る。つまり、ファン20から吹き出された空気f1は、右向き成分を主とする流れとして第1ケース吐出口側空間VS50に至る。少なくとも、図6の例よりも、ファン20から吹き出された空気f1は、第1ケース吐出口VS6の側(すなわち、上側)とは逆である下向き成分が比較的小さい流れとなる。そして、この空気f1は、上下直線L1に沿うように形成されたケース壁面1a、1bに沿って上側になめらかに流れる。つまり、ファン20から吹き出された空気f1は、図6の例のように通風抵抗が大きくならず、小さい通風抵抗で、第1ケース吐出口側空間VS50を流れる。このように、本実施形態に係る車両用空調装置100では、小さい通風抵抗で、上側に位置する第1ケース吐出口側空間VS50、第1ケース吐出口VS6に空気を流すことができる。
ここで、図6の例について説明する。上記特許文献1のような車両用空調装置において、第1ケース吐出口をデフロスタ吐出口とし、第2ケース吐出口をフット吐出口として用いる場合がある。この場合、車両用空調装置は、空調ケースに導入した外気を温湿調整し、第1ケース吐出口から吹き出すことで、車両のフロントガラスの車室内側表面に空調風を提供する。また、空調ケースに導入した内気を温湿調整し、第2ケース吐出口から吹き出すことで、車室内下側の空間に向けて(すなわち、乗員の下半身に向けて)空調風を提供する。
このように第1ケース吐出口をデフロスタ吐出口とし、第2ケース吐出口をフット吐出口とする場合には、第1ケース吐出口(すなわち、デフロスタ吐出口)をファンよりも上側に配置し、第1ケース吐出口を流れる空気が上向きに流れるようにする必要がある。このため、ファン配置空間のうち第1ケース吐出口に繋がっている側の部分(以下、第1ケース吐出口側空間と称する)を流れる空気も、上向きに流れるようにする必要がある。また、第2ケース吐出口(すなわち、フット吐出口)をファンc2よりも下側に配置し、第2ケース吐出口を流れる空気が下向きに流れるようにする必要がある。このため、ファン配置空間のうち第2ケース吐出口に繋がっている側の部分(以下、第2ケース吐出口側空間と称する)を流れる空気も、下向きに流れるようにする必要がある。
また、この種のファン(すなわち、遠心ファン)は、基本的には、回転軸の方向の幅よりも回転軸に垂直な方向の幅が大きい構成である。上記したように、特許文献1に記載の車両用空調装置では、ファンは、回転軸が車両上下方向に沿うように、配置されている。このため、特許文献1に記載の車両用空調装置では、車両用空調装置におけるファンの回転軸に垂直な方向(すなわち、車両左右方向あるいは車両前後方向)のサイズが大型化してしまう。
そこで、本願発明者は、第1ケース吐出口をデフロスタ吐出口とし、第2ケース吐出口をフット吐出口として用いること、および上記の大型化の問題等を考慮した。そして本願発明者は、特許文献1の車両用空調装置において回転軸cCLが車両前後方向に沿うようにファンc2を配置した構成について検討を進めた。そして、このような構成のものとして、図6に示すものを着想し、これをベースとして検討を行った。図6に示す例は、基本的には特許文献1の車両用空調装置について上記した特徴を有する。しかし、図6に示す例は、ファンc2の配置、内側案内板c11の配置、第1ケース吐出口側空間cVS50を囲んでいる壁面c1a、c1bの形状、および第2ケース吐出口側空間cVS51を囲んでいる壁面c1c、c1dの形状が、特許文献1とは異なっている。
具体的には、図6に示す例では、ファンc2は、回転軸cCLが車両前後方向(すなわち、図6の紙面の手前側から奥側への方向)に沿うように、配置されている。すなわち、ファンc2の回転軸cCLは、回転軸cCLと車両上下方向との角度および回転軸cCLと車両左右方向L2との角度のいずれよりも、回転軸cCLと前後方向との角度が小さくなるように、伸びている。
また、図6に示す例では、上記所定断面において、内側案内板c11は、車両左右方向に沿うように形成されている。すなわち、内側案内板c11は、内側案内板c11と車両上下方向との角度および内側案内板c11と車両前後方向との角度のいずれよりも、内側案内板c11と車両左右方向との角度が小さくなるように、伸びている。
また、図6に示す例では、上記所定断面において、第1ケース吐出口側空間cVS50を囲んでいる壁面c1a、c1bは、車両左右方向に沿っている部分c10a、c11aと、車両上下方向に沿っている部分c10b、c11bで構成されている。すなわち、第1ケース吐出口側空間cVS50を囲んでいる壁面c1a、c1bは、図6に示すような形態でファンc2よりも上側に伸びている。具体的には、所定断面における該壁面c1a、c1bによって表される線と車両上下方向との角度よりも、所定断面における該壁面c1a、c1bによって表される線と車両左右方向との角度が小さい。また、所定断面における該壁面c1a、c1bによって表される線と車両前後方向との角度よりも、所定断面における該壁面c1a、c1bによって表される線と車両左右方向との角度が小さい。また、上記所定断面において、第2ケース吐出口側空間を囲んでいる壁面c1c、c1dは、車両左右方向に沿っている部分c10c、c10dと、車両上下方向に沿っている部分c11c、c11dで構成されている。すなわち、第2ケース吐出口側空間を囲んでいる壁面c1c、c1dは、図6に示すような形態で、ファンc2よりも下側に伸びている。具体的には、所定断面における該壁面c1c、c1dによって表される線と車両上下方向との角度よりも、所定断面における該壁面c1c、c1dによって表される線と車両左右方向との角度が小さくなる。また、所定断面における該壁面c1c、c1dによって表される線と車両前後方向との角度よりも、所定断面における該壁面c1c、c1dによって表される線と車両左右方向との角度が小さくなる。
図6に示す例では、例えばファンc2の回転向きcDRが時計回りである場合、ファンc2から吹き出された空気cf1は、巨視的には下向きの流れとして第1ケース吐出口側空間cVS50に至る。つまり、ファンc2から吹き出された空気cf1は、第1ケース吐出口cf1bの側(すなわち、上側)とは逆である下向き成分を主とする流れとして第1ケース吐出口側空間cVS50に至る。そして、この下向きに流れる空気cf1は、第1ケース吐出口側空間cVS50を囲んでいる壁面c10bに当たりつつ矢印cf1aのように右向きに流れる。そしてこの空気cf1は、壁面c11a、c11bに囲まれた空間を矢印cf1bのように上向きに流れた後、空調ケースの外部(すなわち、フロントガラスの車室内側表面)へ吐き出される。すなわち、この構成の場合、下向き成分を有する風を、壁面c11a、c11bに囲まれた空間を通るときには上向き成分を有する風とする必要がある。したがって、壁面c10a、c10bで囲まれた空間あるいは壁面c11a、c11bで囲まれた空間において、下側から上側に向かって伸びる壁面(例えば、図6のc11a、c11b)を形成しておく必要がある。このため、この構成の場合、下向き成分を有する風を上向きに変えることによって通風抵抗が大きくなるということが問題となる。尚、ファンc2の回転向きが反時計回りである場合や、第1ケース吐出口および第2ケース吐出口のいずれかがファンc2の左側に位置する構成の場合においても、同様の問題が生じる。
また、この種の車両用空調装置では、ファンc2に吸い込まれる風は、ファンc2に吸い込まれてからファンc2の外部に吐き出されるまでの過程において、ファンc2の回転方向cDRに流れつつファンc2の径方向外側に流れることとなる。すなわち、ファンc2の中を流れる風は、ファンc2に吸い込まれてからファンc2の外部に吐き出されるまでの間に、その進角を変化させながら流れることとなる。このため、図6のような構成の場合、第1通路を通ってファンc2に吸い込まれる風の一部は、この風の進角の変化によって、図6中の矢印cf1sに示すように第1ケース吐出口側空間cVS50ではなく第2ケース吐出口側空間cVS51に流れ込んでしまう。このような不具合を解消するには、図6の壁面c10bを、図7の符号c10bsのように第1ケース吐出口側空間cVS50の側に湾曲させた壁面c10bsとせざるを得ない。これは、壁面の構造が複雑となって製造困難となるばかりか、第1ケース吐出口側空間cVS50を通る風の通風抵抗が大きくなるなど好ましくない。
本実施形態に係る車両用空調装置100では、所定断面PCにおいて、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dは、第2ケース吐出口側空間VS51における車両左右方向D3の両端を挟む。そしてケース壁面1c、1dは、第9角度よりも第8角度が小さくなるように車両上下方向D1におけるファン20が含まれる位置P1、P2から下側に伸びている。第8角度は、所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと上下直線L1との成す鋭角である。第9角度は、所定断面PCにおける第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと左右直線L3との成す鋭角である。このように、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいるケース壁面1c、1dは、上下直線L1に沿うように形成されている。
このため、図4、図5に示すように、第2通路VS4を通った空気f2は、以下のように流れる。すなわち、空気f2は、ファン配置空間VS5中のファン20の羽根部よりも回転軸CLに近い位置において、第2内側案内面11bによって案内されて、第2内側案内面11bに対して右側にある空間から、ファン20に吸い込まれる。このようにしてファン20に吸い込まれてファン20から吹き出された空気f2は、巨視的には左向きの流れとして第2ケース吐出口側空間VS51に至る。つまり、ファン20から吹き出された空気f2は、左向き成分を主とする流れとして第2ケース吐出口側空間VS51に至る。少なくとも、図6の例よりも、ファン20から吹き出された空気f2は、第2ケース吐出口VS7の側(すなわち、下側)とは逆である上向き成分が比較的小さい流れとなる。そして、この空気f2は、上下直線L1に沿うように形成されたケース壁面1c、1dに沿って下側になめらかに流れる。つまり、ファン20から吹き出された空気f2は、図6の例のように通風抵抗が大きくならず、小さい通風抵抗で、第2ケース吐出口側空間VS51、第2ケース吐出口VS7を流れる。このように、本実施形態に係る車両用空調装置100では、小さい通風抵抗で、下側に位置する第2ケース吐出口側空間VS51、第2ケース吐出口VS7に空気を流すことができる。
また、本実施形態に係る車両用空調装置100では、境界部分(すなわち、P1、P2付近の部分)1e、1fが、第1内側案内面11aによって案内された空気と第2内側案内面11bによって案内された空気とを分離するノーズ部として機能する。境界部分は、第1ケース吐出口側空間VS50を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1a、1bと、第2ケース吐出口側空間VS51を囲んでいる空調ケース1のケース壁面1c、1dと、の境界部分(すなわち、P1、P2付近の部分)1e、1fである。すなわち、所定断面PCにおいて、該境界部分1e、1fは、第11角度よりも第10角度が小さくなるように伸びている。第10角度は、所定断面PCにおける該境界部分1e、1fと上下直線L1との成す鋭角である。第11角度は、所定断面PCにおける該境界部分1e、1fと左右直線L3との成す鋭角である。このように、該境界部分1e、1fは、上下直線L1に沿うように形成されている。
このため、本実施形態に係る車両用空調装置100では、このノーズ部(すなわち、境界部分1e、1f)により、上記した進角の変化に対応して2つの性質の異なる空気を高精度に分離することができる。すなわち、第1通路VS3を通ってファン20に導入される空気f1と第2通路VS4を通ってファン20に導入される空気f2を高精度に分離することができる。尚且つ、この境界部分1e、1fも上下直線L1に沿うように形成されているため、この境界部分1e、1fに接しつつ流れる空気に対する通風抵抗も小さくなる。
また、本実施形態に係る車両用空調装置100では、第1通路VS3は、仕切り板10の左側に位置し、第2通路VS4は、仕切り板10の右側に位置している。また、第1内側案内面11aは、第2内側案内面11bの左側に位置している。
このため、ファン配置空間VS5のうち第1内側案内面11aの側の空間と第1通路VS3との接続、およびファン配置空間VS5のうち第2内側案内面11bの側の空間と第2通路VS4との接続が、スムーズなものとなる。つまり、第1通路VS3や第2通路VS4をねじれた通路とすること無く、スムーズに、第1内側案内面11aの側の空間と第1通路VS3、および第2内側案内面11bの側の空間が接続される。これにより、本実施形態に係る車両用空調装置100では、第1通路VS3を通った空気を少ない通風抵抗で第1内側案内面11aを介して、第1ケース吐出口側空間VS50、第1ケース吐出口VS6に流すことができる。また、第2通路VS4を通った空気を少ない通風抵抗で第2内側案内面11bを介して、第2ケース吐出口側空間VS51、第2ケース吐出口VS7に流すことができる。
また、本実施形態に係る車両用空調装置100では、ケース導入口VS1aは、車両の外部の空気を導入し、第2ケース導入口VS2は、車両の内部の空気を導入する。第1ケース吐出口VS6は、デフロスタ吐出口であり、第2ケース吐出口VS7は、フット吐出口である。
このため、本実施形態に係る車両用空調装置100は、特に有効である。以下にその理由を述べる。車両の内部のうち運転席側はハンドルや計器類などの機器が設置されることでスペースの余裕が少ないため、通常、車両用空調装置100は、車内の助手席側の領域(すなわち、左側領域)、具体的にはダッシュボード内に配置される。つまり、この場合、車両用空調装置100の右側が運転席(ハンドル)、左側が助手席となる。また、外気を空調ケース内に導入するには外気を車外から車内に導入して空調ケースにまで導入しなければならず、このためには車外に連通するダクトを車内に設置しなければならない。車外に連通するダクトは長尺或いは構造が複雑であることから、このようなダクトを設置する際には大スペースを要する。これに対し、内気を空調ケース内に導入するには車室内に連通するダクトを設置すれば良いため、比較的短い簡易なダクトで足りる。上記のように運転席側はスペースの余裕が少ないため、第1ケース導入口(すなわち、外気を導入する導入口)VS1aを助手席側に配置し、第2ケース導入口(すなわち、内気を導入する導入口)VS2を運転席側にすることが好ましい。以上のことから、本実施形態に係る車両用空調装置100は、特に有効である。なぜなら、車両用空調装置100は、左側に位置する第1ケース導入口VS1aから外気を導入し、左側に位置する第1通路VS3を介して、第1ケース吐出口側空間VS50、第1ケース吐出口VS6に流すからである。更に車両用空調装置100は、右側に位置する第2ケース導入口VS2から内気を導入し、右側に位置する第2通路VS4を介して、第2ケース吐出口側空間VS51、第2ケース吐出口VS7に流すからである。
また、本実施形態に係る車両用空調装置100は、第1ケース吐出口VS6と第2ケース吐出口VS7との連通度合いを切り替える回転ドア18を備える。
このため、本実施形態に係る車両用空調装置100では、第1ケース吐出口側空間VS50を通って第1ケース吐出口VS6に至る空気と、第2ケース吐出口側空間VS51を通って第2ケース吐出口VS7を至る空気の両方を吹き出すモードと、これら空気の一方のみを吹き出すモードなどを、用途(例えば、温度、湿度、風量の別)に応じて使い分けることができる。
(他の実施形態)
本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、図13に示すように、上記実施形態において、ファン配置空間VS5のうちファン20の径方向DDにおける複数の羽根部20cよりも外側(すなわち、回転軸CLから遠い側)に外側案内板110a、110bを配置しても良い。すなわち、第1内側案内面11aによって案内される空気を更に外側案内板110aにて第1ケース吐出口VS6へ案内するようにしても良い。同様に、第2内側案内面11bによって案内される空気を更に外側案内板110bにて第2ケース吐出口VS7へ案内するようにしても良い。このとき、該外側案内板は、所定断面PCにおいて、該外側案内板によって表される直線が、第1内側案内面11a或いは第2内側案内面11bに略直交するように配置されることが好ましい。
また、上記実施形態では、第1ケース導入口VS1a、VS1bは、第2ケース導入口VS2に対して、車両の左右方向の一方側にのみずれた位置にある。しかし、第1ケース導入口VS1a、VS1bは、第2ケース導入口VS2に対して車両の左右方向の一方側にずれ、かつ、第2ケース導入口VS2に対して車両の上下方向の一方側にずれ、かつ、車両の前後方向の一方側にずれていてもよい。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点では、車両に搭載され、前記車両の車室内に空調風を提供する車両用空調装置は、空気を導入する第1ケース導入口および第2ケース導入口が形成されると共に、導入された空気を吐出する第1ケース吐出口および第2ケース吐出口が形成された空調ケースと、互いに間隔を開けて配置された複数の羽根部を有し、前記空調ケース内に配置されて回転軸を中心として回転することで空気を吸い込むと共に前記回転軸から離れるように吹き出すファンと、を備える。前記第1ケース導入口は、前記第2ケース導入口に対して、前記車両の左右方向の一方側にずれた位置にあり、前記第1ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の上側にずれた位置にあり、前記第2ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の下側にずれた位置にある。前記空調ケースは、前記ファンよりも空気流れ上流側に配置される仕切り板と、前記回転軸を中心とする径方向における前記複数の羽根部よりも内側に配置される内側案内板とを有する。前記仕切り板は、前記ファンよりも空気流れ上流側の空間を、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の前記一方側に位置する第1通路と、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の他方側に位置する第2通路とに、仕切り、前記第1通路は前記第1ケース導入口と連通し、前記第2通路は前記第2ケース導入口と連通する。前記内側案内板は第1内側案内面と第2内側案内面を有し、前記第1内側案内面は前記第2内側案内面に対し前記車両の左右方向の前記一方側に位置する。前記第1ケース導入口から導入された空気は、前記第1通路から前記第1内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって上方に吹き出され、更に前記第1ケース吐出口に流れる。前記第2ケース導入口から導入された空気は、前記第2通路から前記第2内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって下方に吹き出され、更に前記第2ケース吐出口に流れる。
第2の観点によれば、前記ファンは、通風空間に配置されて前記回転軸を中心として回転することで空気を前記回転軸の方向に吸い込むと共に前記回転軸から離れるように吹き出す。前記空調ケースは、前記ファンが配置されるファン配置空間を囲むケース壁面と、内側案内板と、を有する。前記空調ケースに前記通風空間が形成される。前記第1通路および前記第1通路は前記ファン配置空間に連通する。前記仕切り板は、前記通風空間の一部を前記第1通路と前記第2通路に仕切る。前記回転軸と前記車両の上下方向の成す鋭角よりも、前記回転軸と前記車両の左右方向の成す鋭角よりも、前記回転軸と前記車両の前後方向の成す鋭角が小さい。前記ファン配置空間は、前記第1ケース吐出口に繋がっている第1ケース吐出口側空間と、前記第2ケース吐出口に繋がっている第2ケース吐出口側空間とを含む。前記ファンが位置する領域を含むように前記上下方向および前記左右方向に平行な平面で切られた所定断面において、前記回転軸を通り且つ前記内側案内板の前記径方向の外側端部を通る直線と、前記上下方向との成す鋭角は、前記直線と前記左右方向との成す鋭角よりも、小さい。前記所定断面において、前記ケース壁面のうち前記第1ケース吐出口側空間を囲んでいる部分は、前記第1ケース吐出口側空間における前記左右方向の両端を挟みつつ、前記上下方向における前記ファンが含まれる位置から前記上下方向の上側に伸びている。
また、第3の観点では、所定断面において、第2ケース吐出口側空間を囲んでいる空調ケースの壁面は、第2ケース吐出口側空間における車両左右方向の両端を挟みつつ、第9角度よりも第8角度が小さくなるように車両上下方向におけるファンが含まれる位置から下側に伸びている。第8角度は、所定断面における第2ケース吐出口側空間を囲んでいる空調ケースの壁面と上下直線との成す鋭角である。第9角度は、所定断面における第2ケース吐出口側空間を囲んでいる空調ケース1の壁面と左右直線との成す鋭角である。
このため、この車両用空調装置では、第2通路を通ってファンから吹き出された空気は、巨視的には右向きの流れとして第1ケース吐出口側空間に至る。つまり、ファンから吹き出された空気は、右向き成分を主とする流れとして第2ケース吐出口側空間に至る。少なくとも、図6の例よりも、ファンから吹き出された空気は、第2ケース吐出口の側(すなわち、上側)とは逆である上向き成分が比較的小さい流れとなる。そして、この空気は、上下直線に沿うように形成された壁面に沿って下側になめらかに流れる。つまり、ファンから吹き出された空気は、図6の例のように通風抵抗が大きくならず、小さい通風抵抗で、第2ケース吐出口側空間、第2ケース吐出口を流れる。このように、この車両用空調装置では、小さい通風抵抗で、下側に位置する第2ケース吐出口側空間、第2ケース吐出口に空気を流すことができる。
また、第4の観点では、第1ケース吐出口側空間を囲んでいる空調ケースの壁面と、第2ケース吐出口側空間を囲んでいる空調ケースの壁面と、の境界部分が、第1内側案内面によって案内された空気と第2内側案内面によって案内された空気とを分離するノーズ部として機能する。すなわち、所定断面において、該境界部分は、第11角度よりも第10角度が小さくなるように伸びている。第10角度は、所定断面における該境界部分と上下直線との成す鋭角である。第11角度は、所定断面における該境界部分と左右直線との成す鋭角である。このように、該境界部分は、上下直線に沿うように形成されている。
このため、この車両用空調装置では、このノーズ部(すなわち、上記境界部分)により、上記した進角の変化に対応して2つの性質の異なる空気(すなわち、第1通路を通ってファンに導入される空気と第2通路を通ってファンに導入される空気)を高精度に分離することができる。尚且つ、この境界部分も上下直線に沿うように形成されているため、この境界部分に接しつつ流れる空気に対する通風抵抗も小さくなる。
また、第5の観点では、第1通路は、仕切り板の左側に位置し、第2通路は、仕切り板の右側に位置している。また、第1内側案内面は、第2内側案内面の左側に位置している。
このため、この車両用空調装置では、ファン配置空間のうち第1内側案内面の側の空間と第1通路との接続、およびファン配置空間のうち第2内側案内面の側の空間と第2通路との接続が、スムーズなものとなる。つまり、第1通路や第2通路をねじれた通路とすること無く、スムーズに、第1内側案内面の側の空間と第1通路、および第2内側案内面の側の空間が接続される。これにより、この車両用空調装置では、第1通路を通った空気を少ない通風抵抗で第1内側案内面を介して、第1ケース吐出口側空間、第1ケース吐出口に流すことができる。また、第2通路を通った空気を少ない通風抵抗で第2内側案内面を介して、第2ケース吐出口側空間、第2ケース吐出口に流すことができる。
また、第6の観点では、第1ケース導入口は、車両の外部の空気を導入し、第2ケース導入口は、車両の内部の空気を導入する。第1ケース吐出口は、デフロスタ吐出口であり、第2ケース吐出口は、フット吐出口である。
このため、この車両用空調装置は、特に有効である。以下にその理由を述べる。車両の内部のうち運転席側はハンドルや計器類などの機器が設置されることでスペースの余裕が少ないため、通常、車両用空調装置は、車内の助手席側の領域(すなわち、左側領域)、具体的にはダッシュボード内に配置される。つまり、この場合、車両用空調装置の右側が運転席(すなわち、ハンドル側)、左側が助手席となる。また、外気を空調ケース内に導入するには外気を車外から車内に導入して空調ケースにまで導入しなければならず、このためには車外に連通するダクトを車内に設置しなければならない。車外に連通するダクトは長尺或いは構造が複雑であることから、このようなダクトを設置する際には大スペースを要する。これに対し、内気を空調ケース内に導入するには車室内に連通するダクトを設置すれば良いため、比較的短い簡易なダクトで足りる。上記のように運転席側はスペースの余裕が少ないため、第1ケース導入口(すなわち、外気を導入する導入口)を助手席側に配置し、第2ケース導入口(すなわち、内気を導入する導入口)を運転席側にすることが好ましい。以上のことから、左側に位置する第1ケース導入口から外気を導入し、左側に位置する第1通路を介して、第1ケース吐出口側空間、第1ケース吐出口に流すと共に、右側に位置する第2ケース導入口から内気を導入し、右側に位置する第2通路を介して、第2ケース吐出口側空間、第2ケース吐出口に流すという構成である該車両用空調装置は、特に有効である。
また、第7の観点では、車両用空調装置は、第1ケース吐出口と第2ケース吐出口との連通度合いを切り替える回転ドアを備える。
このため、この車両用空調装置では、第1ケース吐出口側空間を通って第1ケース吐出口に至る空気と、第2ケース吐出口側空間を通って第2ケース吐出口を至る空気の両方を吹き出すモードと、これら空気の一方のみを吹き出すモードなどを、用途(例えば、温度、湿度、風量の別)に応じて使い分けることができる。

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、前記車両の車室内に空調風を提供する車両用空調装置であって、
    空気を導入する第1ケース導入口(VS1a、VS1b)および第2ケース導入口(VS2)が形成されると共に、導入された空気を吐出する第1ケース吐出口(VS6)および第2ケース吐出口(VS7)が形成された空調ケース(1)と、
    互いに間隔を開けて配置された複数の羽根部(20c)を有し、前記空調ケース内に配置されて回転軸(CL)を中心として回転することで空気を吸い込むと共に前記回転軸から離れるように吹き出すファン(20)と、を備え、
    前記第1ケース導入口は、前記第2ケース導入口に対して、前記車両の左右方向の一方側にずれた位置にあり、前記第1ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の上側にずれた位置にあり、前記第2ケース吐出口は、前記回転軸に対して前記車両の上下方向の下側にずれた位置にあり、
    前記空調ケースは、前記ファンよりも空気流れ上流側に配置される仕切り板(10)と、前記回転軸を中心とする径方向における前記複数の羽根部よりも内側に配置される内側案内板(11)とを有し、
    前記仕切り板は、前記ファンよりも空気流れ上流側の空間(VS3、VS4)を、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の前記一方側に位置する第1通路(VS3)と、前記仕切り板に対して前記車両の左右方向の他方側に位置する第2通路(VS4)とに、仕切り、前記第1通路は前記第1ケース導入口と連通し、前記第2通路は前記第2ケース導入口と連通し、
    前記内側案内板は第1内側案内面(11a)と第2内側案内面(11b)を有し、前記第1内側案内面は前記第2内側案内面に対し前記車両の左右方向の前記一方側に位置し、
    前記第1ケース導入口から導入された空気は、前記第1通路から前記第1内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって上方に吹き出され、更に前記第1ケース吐出口に流れ、
    前記第2ケース導入口から導入された空気は、前記第2通路から前記第2内側案内面によって案内されて前記ファンに吸い込まれると共に、前記ファンによって下方に吹き出され、更に前記第2ケース吐出口に流れる車両用空調装置。
  2. 前記ファンは、通風空間(VS)に配置されて前記回転軸を中心として回転することで空気を前記回転軸の方向(CLD)に吸い込むと共に前記回転軸から離れるように吹き出し、
    前記空調ケースは、前記ファンが配置されるファン配置空間(VS5)を囲むケース壁面(1a、1b、1c、1d)を有すると共に前記通風空間が形成され、
    前記回転軸と前記車両の上下方向の成す鋭角よりも、前記回転軸と前記車両の左右方向の成す鋭角よりも、前記回転軸と前記車両の前後方向の成す鋭角が小さく、
    前記ファン配置空間は、前記第1ケース吐出口に繋がっている第1ケース吐出口側空間(VS50)と、前記第2ケース吐出口に繋がっている第2ケース吐出口側空間(VS51)とを含み、
    前記第1ケース吐出口側空間は前記ファンの前記車両の上下方向の上側にあり、第2ケース吐出口側空間は前記ファンの前記車両の上下方向の下側にあり、
    前記ファンが位置する領域を含むように前記上下方向および前記左右方向に平行な平面で切られた所定断面(PC)において、前記回転軸を通り且つ前記内側案内板の前記径方向の外側端部を通る直線と、前記上下方向との成す鋭角は、前記回転軸を通り且つ前記内側案内板の前記径方向外側端部を通る直線と、前記左右方向との成す鋭角よりも、小さく、
    前記所定断面において、前記ケース壁面のうち前記第1ケース吐出口側空間を囲んでいる部分(1a、1b)は、前記第1ケース吐出口側空間における前記左右方向の両端を挟みつつ、前記上下方向における前記ファンが含まれる位置(P1、P2)から前記上下方向の上側に伸びている請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記所定断面において、前記ケース壁面のうち前記第2ケース吐出口側空間を囲んでいる部分(1c、1d)は、前記第2ケース吐出口側空間における前記左右方向の両端を挟みつつ、前記上下方向における前記ファンが含まれる位置(P1、P2)から下側に伸びている請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記ケース壁面のうち、前記第1ケース吐出口側空間を囲んでいる部分(1a、1b)と、前記第2ケース吐出口側空間を囲んでいる部分(1c、1d)との、境界部分(1e、1f)が、前記第1内側案内面によって案内された前記空気と前記第2内側案内面によって案内された前記空気とを分離するノーズ部として機能し、
    前記所定断面において、前記境界部分の伸びる方向と前記上下方向との成す鋭角は、前記境界部分と前記車両の左右方向との成す鋭角よりも小さい請求項2または3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記第1通路は、前記左右方向における前記仕切り板の左側に位置し、前記第2通路は、前記左右方向における前記仕切り板の右側に位置し、
    前記第1内側案内面は、前記左右方向における前記第2内側案内面の左側に位置している請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記第1ケース導入口は、前記車両の外部の空気を導入し、
    前記第2ケース導入口は、前記車両の内部の空気を導入し、
    前記第1ケース吐出口は、デフロスタ吐出口であり、
    前記第2ケース吐出口はフット吐出口である請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 前記第1ケース吐出口と前記第2ケース吐出口との連通度合いを切り替える切り替え部(18)を備える請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
JP2018552479A 2016-11-23 2017-10-26 車両用空調装置 Active JP6624304B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016227365 2016-11-23
JP2016227365 2016-11-23
PCT/JP2017/038816 WO2018096871A1 (ja) 2016-11-23 2017-10-26 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018096871A1 JPWO2018096871A1 (ja) 2019-04-04
JP6624304B2 true JP6624304B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=62196033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018552479A Active JP6624304B2 (ja) 2016-11-23 2017-10-26 車両用空調装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11214113B2 (ja)
EP (1) EP3546256B1 (ja)
JP (1) JP6624304B2 (ja)
CN (1) CN109982876B (ja)
WO (1) WO2018096871A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6699757B2 (ja) * 2016-12-14 2020-05-27 株式会社デンソー 空調装置
US11618298B2 (en) * 2017-04-20 2023-04-04 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioning equipment for vehicle
JP6958222B2 (ja) * 2017-10-20 2021-11-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP6958221B2 (ja) * 2017-10-20 2021-11-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP6939700B2 (ja) * 2018-05-17 2021-09-22 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
JP7074086B2 (ja) * 2019-01-24 2022-05-24 株式会社デンソー 車両用空調装置
DE102019219536A1 (de) * 2019-12-13 2021-06-17 Mahle International Gmbh Belüftungsvorrichtung
JP2021187287A (ja) 2020-05-29 2021-12-13 株式会社デンソー 車両用空調装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3217825A1 (de) * 1982-05-12 1983-11-17 Süddeutsche Kühlerfabrik Julius Fr. Behr GmbH & Co KG, 7000 Stuttgart Klimaanlage fuer ein luftgekuehltes kraftfahrzeug
FR2614244B1 (fr) * 1987-04-27 1992-01-10 Valeo Dispositif de chauffage et de ventilation, notamment pour l'habitacle d'un vehicule automobile.
JP3161055B2 (ja) * 1992-07-15 2001-04-25 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP3758286B2 (ja) * 1996-06-26 2006-03-22 株式会社デンソー 送風ユニット
US6192698B1 (en) * 1998-03-12 2001-02-27 Denso Corporation Vehicle-air-conditioning system with cooling degree estimator for left/right temperature control
JP2003326939A (ja) * 2002-03-05 2003-11-19 Denso Corp 車両用空調装置
JP2004009754A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置
KR101705123B1 (ko) * 2011-01-26 2017-02-09 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
JP5625993B2 (ja) * 2011-02-22 2014-11-19 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2015016784A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 株式会社ケーヒン 車両用空調装置
JP6318854B2 (ja) 2013-07-18 2018-05-09 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP6409440B2 (ja) * 2013-11-20 2018-10-24 株式会社デンソー 空調装置
JP6447067B2 (ja) * 2013-12-25 2019-01-09 株式会社デンソー 車両用空調ユニット
JP6213350B2 (ja) * 2014-04-01 2017-10-18 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2016093744A1 (ar) * 2014-10-21 2016-06-16 محمد راشد المسعود، تبريد ماء المحرك بصندوق تبريد مزود بضاغط تبريد
CN107532613B (zh) * 2015-04-28 2019-04-23 株式会社电装 送风机

Also Published As

Publication number Publication date
EP3546256B1 (en) 2020-06-24
WO2018096871A1 (ja) 2018-05-31
EP3546256A1 (en) 2019-10-02
US11214113B2 (en) 2022-01-04
CN109982876A (zh) 2019-07-05
EP3546256A4 (en) 2019-12-25
CN109982876B (zh) 2022-03-29
US20190270359A1 (en) 2019-09-05
JPWO2018096871A1 (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6624304B2 (ja) 車両用空調装置
WO2012114573A1 (ja) 車両用空調装置
US10926604B2 (en) Air conditioner
EP1967395A1 (en) Air conditioner
EP3335918B1 (en) Air blowing device
CN110958953A (zh) 车辆用空调单元
JP5131141B2 (ja) 車両用空調装置
JP5246150B2 (ja) 車両用空調装置
JP4811385B2 (ja) 車両用空調装置
JP4450253B2 (ja) 空気通路開閉装置
JPH10119533A (ja) 車両用空調装置
CN109906160B (zh) 车辆用空调单元
JP2011057080A (ja) 車両用空調装置の送風ユニット
JP5353665B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004161059A (ja) 車両用空調装置
CN108778794B (zh) 车辆用空调装置
JP5924230B2 (ja) 空調装置
JP6816742B2 (ja) 車両用空調装置
JP4362816B2 (ja) 空調ユニット
KR101572569B1 (ko) 차량용 후석 공조장치
KR101510117B1 (ko) 차량용 후석 공조장치
KR101566307B1 (ko) 차량용 후석 공조장치
JPH1016534A (ja) 車両用空調装置
JP2009012596A (ja) 車両用空調装置
JP2011218929A (ja) 車両用空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6624304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250