JP5353665B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5353665B2
JP5353665B2 JP2009271149A JP2009271149A JP5353665B2 JP 5353665 B2 JP5353665 B2 JP 5353665B2 JP 2009271149 A JP2009271149 A JP 2009271149A JP 2009271149 A JP2009271149 A JP 2009271149A JP 5353665 B2 JP5353665 B2 JP 5353665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation path
air
vehicle
bypass
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009271149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011111094A (ja
Inventor
謙一郎 前田
明規 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009271149A priority Critical patent/JP5353665B2/ja
Publication of JP2011111094A publication Critical patent/JP2011111094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353665B2 publication Critical patent/JP5353665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、第1通風路に対して第2通風路が合流する車両用空調装置に関し、送風空気が冷却用熱交換器をバイパスして流れるバイパス通風路を有する車両用空調装置に好適である。
従来、この種の車両用空調装置が特許文献1〜3に記載されている。特許文献1の従来技術では、いわゆるセミセンターレイアウトの車両用空調装置において、第1通風路をなす主通風路が空調ケース内に形成され、冷却用熱交換器が主通風路に配置され、第2通風路をなすバイパス通風路が冷却用熱交換器を下方側に迂回するように設けられている。
ここで、セミセンターレイアウトの車両用空調装置とは、室内ユニットのうち冷却用熱交換器を収容する空調ユニットが車両左右方向のほぼ中央に配置されており、室内ユニットのうち送風ファンを収容する送風機ユニットが空調ユニットの助手席側に配置されており、送風機ユニットと空調ユニットの間に接続通風路が設けられているタイプのものを言う。
特許文献2の従来技術では、セミセンターレイアウトの車両用空調装置において、バイパス通風路が接続通風路から車両後方側へ延びて冷却用熱交換器を側方側に迂回するように設けられている。すなわち、この従来技術では、セミセンターレイアウトの車両用空調装置においてデッドスペースとなる空間を利用してバイパス通風路が設けられている。
より具体的には、バイパス通風路の出口部は、空調ユニットのうち助手席側の側面部に接続されている。このため、空調ユニット内の主通風路において冷却用熱交換器を通過した冷風の流れ(主空気流れ)が車両前後方向に流れるのに対し、バイパス通風路を通過して空調ユニット内の主通風路に合流する送風空気の流れ(バイパス空気流れ)は車両左右方向に流れるので、バイパス空気流れが主空気流れに対して直交方向に合流する。
特許文献3の従来技術では、いわゆる完全センターレイアウトの車両用空調装置において、バイパス通風路が送風機ユニットの下方側かつ冷却用熱交換器の上方側に設けられている。
ここで、完全センターレイアウトの車両用空調装置とは、空調ユニットおよび送風機ユニットの両方が車両左右方向のほぼ中央に配置されており、送風機ユニットが空調ユニットの上方側に配置されているタイプのものを言う。
特開2001−10327号公報 特開2004−189129号公報 特開2001−287535号公報
特許文献1の従来技術では、バイパス通風路が冷却用熱交換器の下方側に設けられているので、バイパス通風路によって室内ユニットの車両上下方向における体格の増大を招くという問題がある。
特許文献2の従来技術では、セミセンターレイアウトの車両用空調装置におけるデッドスペースにバイパス通風路を設けているので、バイパス通風路を設けても車両用空調装置の体格増大を招くことはない。
しかしながら、この従来技術では、車両前後方向に流れる主空気流れに対して、バイパス空気流れが助手席側から運転席側に向かって直交方向に合流するので、バイパス通風路出口部から主通風路に流入したバイパス空気流れは、バイパス通風路出口部近傍の助手席側領域で主空気流れと衝突することとなって、バイパス通風路出口部から離れた運転席側領域に到達しづらくなる。
その結果、主通風路のうちバイパス通風路との合流部よりも下流側では助手席側領域に風量が偏ってしまい、車両左右方向における風量バランスが崩れてしまうので、運転席側と助手席側とで空調感に差が生じてしまうという問題がある。
この点、特許文献3の従来技術によると特許文献1、2の問題が生じない。すなわち、送風機ユニットと冷却用熱交換器との間のスペースを有効活用してバイパス通風路を設けているので体格増大を招くことがない。また、主空気流れ及びバイパス空気流れの両方が車両前後方向に流れるので、バイパス空気流れが主空気流れと衝突しても車両左右方向における風量バランスが崩れることがない。
因みに、特許文献3の従来技術では、主空気流れとバイパス空気流れとが互いに車両前後方向に流れて衝突するので車両上下方向における風量バランスが崩れることとなるが、この場合には頭寒足熱の車室内空気温度分布を実現できる等のメリットがあるので、特に問題にはならない。
しかしながら、特許文献3の従来技術は、完全センターレイアウトの車両用空調装置であり、送風機ユニットが空調ユニットの上方側に配置されるので、車両側の搭載スペースの制約上、送風機ユニットを小型化せざるを得ず、吹き出し風量が少なくなってしまう。
このため、車室内空間が比較的狭い小型乗用車には適用可能であるが、車室内空間が比較的広い乗用車には適用が困難である。
本発明は上記点に鑑みて、バイパス通風路を有するセミセンターレイアウトの車両用空調装置において、室内ユニットの体格増大を抑制しつつ、バイパス通風路に起因する車両左右方向の風量バランスの崩れを抑制することを目的とする。
また、本発明は上記点に鑑みて、第1通風路に対して第2通風路が直交方向に合流することに起因する風量バランスの崩れを抑制することを他の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、送風ファン(13)を収容する送風機ユニット(10)と、
送風機ユニット(10)からの送風空気が通過する熱交換器(34)を収容する空調ユニット(30)と、
送風機ユニット(10)からの送風空気を空調ユニット(30)に導入するための接続通風路(21)を形成する接続ダクト(20)と、
送風機ユニット(10)からの送風空気を、熱交換器(34)を迂回させて空調ユニット(30)に導入するためのバイパス通風路(51)を形成するバイパスダクト(50)とを備え、
送風機ユニット(10)、接続通風路(21)および空調ユニット(30)は、車両左右方向において助手席側から運転席側に向かってこの順番に配置され、
空調ユニット(30)は、接続通風路(21)からの送風空気が車両後方側に向かって流れる主通風路(33)を形成する空調ケース(31)を有し、
空調ケース(31)のうち車両前方側の部位には、接続ダクト(20)に接続される空気入口部(32)が形成され、
熱交換器(34)は主通風路(33)に配置され、
バイパスダクト(50)は、接続ダクト(20)のうち車両後方側を向いた壁部から空調ケース(31)のうち助手席側を向いた壁部に至り、バイパス通風路(51)の出口部(512)が主通風路(33)のうち熱交換器(34)の空気流れ下流側の部位に開口するように形成され、
主通風路(33)のうち熱交換器(34)とバイパス通風路(51)の出口部(512)との間の部位には、車両上下方向に突出し且つ車両左右方向に延びて送風空気の流れをガイドするガイド壁(60、81)が設けられていることを特徴とする。
これによると、主通風路(33)において、熱交換器(34)を通過した主空気流れの一部がガイド壁(60、81)によって遮られ、バイパス通風路(51)の出口部(512)から流入したバイパス空気流れがガイド壁(60、81)の裏側を流れることとなる。換言すれば、主空気流れがバイパス空気流れを避けるように流れることとなる。
このため、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することを抑制できるので、主通風路(33)の運転席側領域まで到達するバイパス空気流れの風量を増加させることができ、ひいてはバイパス通風路(51)に起因する車両左右方向の風量バランスの崩れを抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、バイパス通風路(51)の出口部(512)は、空調ケース(31)の下部に開口し、
ガイド壁(60)は、空調ケース(31)の下面(311)から車両上方側に向かって突出し、
ガイド壁(60)の突出先端部の車両上下方向における位置は、バイパス通風路(51)の出口部(512)の上端部以上になっていることを特徴とする。これにより、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することをより抑制できる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置において、バイパス通風路(51)の出口部(512)は、空調ケース(31)の上部に開口し、
ガイド壁(60)は、空調ケース(31)の上面(312)から車両下方側に向かって突出し、
車両上下方向において、ガイド壁(60)の突出先端部の車両上下方向における位置は、バイパス通風路(51)の出口部(512)の下端部以下になっていることを特徴とする。これにより、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することをより抑制できる。
請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載の車両用空調装置において、熱交換器(34)は、熱交換媒体が車両上下方向に流れる熱交換コア部(341)と、熱交換コア部(341)の車両上下方向における両側に位置して車両左右方向に延びるタンク部(342、343)とを有し、
ガイド壁(60)は、熱交換コア部(341)と対向するように形成されていることを特徴とする。これにより、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することをより一層抑制できる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、ガイド壁(60)は、空調ケース(31)と一体成形されていることを特徴とする。これにより、部品点数および組付工数を削減してコスト低減を図ることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の車両用空調装置において、ガイド壁(60)は、主通風路(33)において、熱交換器(34)と車両前後方向に当接する位置に設けられていることを特徴とする。
これにより、空調ケース(31)に対する熱交換器(34)の組み付け時において、ガイド壁(60)が熱交換器(34)の車両前後方向における位置決め部材としての役割を果たすことができる。
請求項7に記載の発明では、請求項2に記載の車両用空調装置において、熱交換器(34)は冷却用熱交換器であり、
空調ケース(31)の下面(311)には、熱交換器(34)で発生した凝縮水を排水する排水口(35)が形成されており、
ガイド壁(60)は、排水口(35)よりも空気流れ下流側に設けられていることを特徴とする。
これにより、熱交換器(34)で発生した凝縮水がガイド壁(60)で堰き止められて凝縮水がガイド壁(60)よりも空気流れ下流側へ到達しないようにすることができるので、凝縮水が車室内に吹き出されることを抑制できる。
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、主通風路(33)には、車両前後方向に突出し且つ前記出口部(512)から前記運転席側に向かって延びる板状に形成された左右風量配分調整手段(72)が設けられていることを特徴とする。
これによると、バイパス通風路(51)の出口部(512)から主通風路(33)に流入したバイパス空気流れの一部は、左右風量配分調整手段(72)によって主空気流れに対して隔てられ、主空気流れと衝突することが確実に防止される。このため、バイパス通風路(51)に起因する車両左右方向の風量バランスの崩れをより抑制することができる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、バイパス通風路(51)の出口部(512)を開閉するバイパス通風路開閉ドア(80)を備え、
バイパス通風路開閉ドア(80)は、車両左右方向に延びる回転軸(801)と、回転軸(801)と直交する方向に拡がるドア面(802)とを有し、
ガイド壁(81)は、回転軸(801)に連結され、ドア面(802)と一体に回転可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、バイパス通風路(51)の開度に応じてガイド壁(81)の高さを調節できるので、主空気流れがガイド壁(81)に必要以上に遮られて通風圧損が必要以上に増加することを回避できる。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、送風ファン(13)は、第1送風ファン(131)および第2送風ファン(132)で構成され、
接続通風路(21)は、第1送風ファン(131)からの送風空気が流れる第1接続通風路(211)と、第2送風ファン(132)からの送風空気が流れる第2接続通風路(212)とに仕切られ、
主通風路(33)は、第1接続通風路(211)からの送風空気が流れる第1主通風路(331)と、第2接続通風路(212)からの送風空気が流れる第2主通風路(332)とに仕切られ、
バイパス通風路(51)の入口部(511)は、第1接続通風路(211)および第2接続通風路(212)の両方に開口していることを特徴とする。これにより、いわゆる内外気2層ユニットに本発明を良好に適用することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における車両用空調装置の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 本発明の第2実施形態における車両用空調装置の断面図である。 本発明の第3実施形態における車両用空調装置の断面図である。 本発明の第4実施形態における車両用空調装置の平面図である。 図8のF−F断面図である。 図8のG−G断面図である。 本発明の第5実施形態における車両用空調装置の断面図である。 本発明の第6実施形態における車両用空調装置の断面図である。 図12のバイパス通風路開閉ドアおよびガイド壁を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態における車両用空調装置の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の室内ユニットを模式的に示す平面図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図1のB−B断面図である。図4は図1のC−C断面図である。図5は図3のD−D断面図である。なお、図1〜図5の上下左右前後の矢印は、室内ユニットの車両搭載状態における各方向を示している。
本実施形態の室内ユニットは、いわゆるセミセンター置きレイアウトのものであって、送風機ユニット10、接続ダクト20および空調ユニット30が車両左右方向にこの順番に配置されている。
空調ユニット30は、車室内前方の計器盤内部のうち車両左右方向の略中央部に配置されている。送風機ユニット10は、空調ユニット30の側方(助手席側)にオフセット配置されており、空調ユニット30に空気を送風する。接続ダクト20は、空調ユニット30と送風機ユニット10との間に挟まれるように配置されており、送風機ユニット10の送風空気を空調ユニット30に導く接続通風路21を形成している。
図1、図2、図5に示すように、送風機ユニット10は、樹脂製のスクロールケーシング11と、電動機12により駆動される遠心式の送風ファン13とを有し、送風ファン13はケーシング11内に収容されている。
送風ファン13の空気流れ上流側には、内気または外気を切替導入する内外気切替箱(図示せず)が配置されている。内外気切替箱の内気導入口および外気導入口は、内外気切替ドア(いずれも図示せず)によって開閉される。
内外気切替ドアは、内外気導入モード切替手段としての役割を果たす。内外気導入モードとしては、内気のみを導入する全内気モード、外気のみを導入する全外気モード、および内気と外気とを同時に導入する内外気モードを設定可能になっている。
スクロールケーシング11の出口部14は空調ユニット30側(図1では車両右方側)を向いて開口している。スクロールケーシング11の出口部14には、接続ダクト20の一端部が接続されている。接続ダクト20は、樹脂にて形成されており、車両左右方向に延びる形状を有している。
空調ユニット30は、樹脂製の空調ケース(通風路形成部材)31を有している。空調ケース31のうち最も車両前方側部位には、接続ダクト20の他端部に接続される空気入口部32が形成されている。送風機ユニット10からの送風空気は、接続ダクト20内の接続通風路21を通じて空気入口部32に流入する。空調ケース31内には、空気入口部32に流入した送風空気が車両後方側に向かって流れる主通風路(第1通風路)33が形成されている。
図示を省略しているがスクロールケーシング11、接続ダクト20および空調ケース31は、成形上の型抜きの都合や内部への各種機器の組付上の理由等から、複数の部材に分割して成形した後に、この複数の分割部材を一体に締結する構成になっている。
空調ケース31内において空気入口部32よりも車両後方側には、蒸発器(熱交換器)34が配置されている。蒸発器34は、冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸熱して空気を冷却する冷却用熱交換器であり、車両前後方向に薄型の形態で主通風路33を横断するように略垂直に配置されている。
図4に示すように、蒸発器34は、熱交換コア部341と、この熱交換コア部341の上下両側に位置して水平方向に延びるタンク部342、343とを備えている。熱交換コア部341は、上下方向に延びる多数のチューブ(図示せず)を備えている。チューブ内には、熱交換媒体である冷媒が通る通路が形成されている。チューブ相互間には、被熱交換媒体である送風空気が通る通路が形成されている。
また、チューブ相互間には、チューブと接合されるフィン(図示せず)が配置されている。チューブおよびフィンは車両左右方向に交互に積層配置されており、チューブとフィンとの積層構造によって熱交換コア部341が形成されている。なお、フィンを備えないチューブのみの構成によって熱交換コア部を形成してもよい。
空調ケース31のうち蒸発器34の下方に位置する底部には、蒸発器34で発生した凝縮水(ドレン水)を排水する排水口35が開口している。
空調ケース31内において蒸発器34の空気流れ下流側(車両後方側)には、蒸発器34に対して所定の間隔を開けてヒータコア36が配置されている。ヒータコア36は、車両のエンジン(図示せず)の冷却水(温水)を熱源流体として空気を加熱する加熱用熱交換器である。
空調ケース31内においてヒータコア36の上方側には冷風バイパス通路37が形成されている。空調ケース31内において蒸発器34の直ぐ下流側(車両後方側)には板状のエアミックスドア38が回動可能に配置されている。このエアミックスドア38は、冷風バイパス通路37を通過する冷風とヒータコア36を通過する温風との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を所望温度に調整するものである。
空調ケース31内においてヒータコア36および冷風バイパス通路37の直後の部位にはヒータコア36通過後の温風と冷風バイパス通路37からの冷風とを混合する空気混合部39が形成されている。
空調ケース31における空気流れ最下流側には、空気混合部39の空調風を車室内に向けて吹き出す吹出開口部40、41、42が形成されている。吹出開口部40〜42は、吹出モードドア43、44、45により開閉される。
本例では、吹出開口部40〜42としてデフロスタ開口部40、フェイス開口部41およびフット開口部42が設けられており、吹出モードドア43〜45としてデフロスタドア43、フェイスドア44およびフットドア45が設けられている。
デフロスタ開口部40は、空調ケース31の上面部に開口している。デフロスタ開口部40は図示しないデフロスタダクトを介して車両前面窓ガラスの内面に向けて空気を吹き出すようになっている。デフロスタ開口部40は、板状のデフロスタドア43により開閉される。
フェイス開口部41は、空調ケース31の上部において、デフロスタ開口部40よりも車両後方側の部位に開口している。フェイス開口部41は、図示しないフェイスダクトを介して車室内の乗員頭部へ向けて空気を吹き出すようになっている。フェイス開口部41は板状のフェイスドア44により開閉される。
フット開口部42は、フェイス開口部41の下方側に開口している。フット開口部42は、図示しないフットダクトを介して乗員の足元に温風を吹き出すようなっている。フット開口部42は、板状のフットドア45により開閉される。
これら吹出モードドア43〜45の開閉により、フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフロスタモードおよびデフロスタモードを設定できるようになっている。
フェイスモードでは、フェイス開口部41を全開してフェイス開口部41から車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出す。バイレベルモードでは、フェイス開口部41とフット開口部42の両方を開口して車室内乗員の上半身と足元に向けて空気を吹き出す。
フットモードでは、フット開口部42を全開するとともにデフロスタ開口部40を小開度だけ開口して、フット開口部42から主に空気を吹き出し、デフロスタ開口部40から少量の空気を吹き出す。
フットデフロスタモードでは、デフロスタ開口部40およびフット開口部42を同程度開口することにより、フットモードに比較してフット開口部42からの吹出風量を減少させ、デフロスタ開口部40からの吹出風量を増加させる。そして、デフロスタモードでは、デフロスタ開口部40を全開してデフロスタ開口部40から車両フロント窓ガラス内面に空気を吹き出す。
図1等に示すように、接続ダクト20および空調ケース31の外部には樹脂製のバイパスダクト(通風路形成部材)50が配置されている。バイパスダクト50内には、送風機ユニット10からの送風空気を、蒸発器34を迂回させて空調ユニット30に導入するためのバイパス通風路(第2通風路)51が形成されている。バイパスダクト50は、接続ダクト20および空調ケース31と別体または一体に成形されている。
バイパスダクト50は、接続ダクト20のうち車両後方側を向いた壁部から空調ケース31のうち車両左方側(助手席側)を向いた壁部に至るように、2箇所で屈曲した形状に形成されている。
より具体的には、図1、図5に示すように、バイパスダクト50は、車両上方側から見たときに、接続ダクト20から車両後方側に向かって延びてから空調ユニット30側(運転席側)に屈曲したL字形状になっている。また、図3に示すように、バイパスダクト50は、車両左右方向側から見たときに、接続ダクト20から車両後方側に向かって延びてから下方側に屈曲した形状になっている。
図5に示すように、バイパスダクト50内のバイパス通風路51は、接続通風路21と、主通風路33のうち蒸発器34の空気流れ下流側かつヒータコア36の空気流れ上流側の部位とを連通する。具体的には、バイパス通風路51の入口部511は接続通風路21に開口し、バイパス通風路51の出口部512は、主通風路33のうち蒸発器34の空気流れ下流側かつヒータコア36の空気流れ上流側の部位に開口している。
本例では、バイパスダクト50は角筒状に形成されている。したがって、バイパス通風路51の入口部511および出口部512は矩形状になっている。
バイパス通風路出口部512において、バイパス通風路51は主通風路33に対して直交方向に合流している。バイパス通風路出口部512は空調ケース31の下部にて開口している。より具体的には、バイパス通風路出口部512は、車両上下方向において、空調ケース31の下面(底面)311から蒸発器34の下側タンク部343よりも上方側まで形成されている。
換言すれば、バイパス通風路出口部512の下端部の車両上下方向位置は、蒸発器34の下端部とほぼ同等になっており、バイパス通風路出口部512の上端部の車両上下方向位置は、蒸発器34の熱交換コア部341に対応する位置になっている。
バイパス通風路51はバイパス通風路開閉ドア52によって開閉される。本例では、バイパス通風路開閉ドア52は、回転軸と板状のドア本体部とからなる板ドアであり、バイパス通風路入口部511近傍に配置されている。
バイパス通風路開閉ドア52は、サーボモータからなる電気駆動装置(図示せず)により駆動される。なお、上記した内外気切替ドア(図示せず)、エアミックスドア38および吹出モードドア43〜45も、それぞれサーボモータからなる電気駆動装置(図示せず)により駆動される。
これら電気駆動装置は空調用電子制御装置(図示せず)によって制御される。空調用電子制御装置は目標吹出温度TAOに基づいて送風機ユニット10のファン回転速度(送風量)、吹出モードドア43〜45の開閉状態(吹出モード)、エアミックスドア38の目標開度等を決定し、決定した制御状態が得られるように各種電気駆動装置に制御信号を出力する。
なお、上記した各種ドア52、38、43〜45は、電気駆動装置の代わりに、乗員によって操作される手動操作機構によって駆動されるようになっていてもよい。
バイパス通風路開閉ドア52がバイパス通風路入口部511の閉塞位置に操作されると、送風機ユニット10からの送風空気の全量は接続通風路21および空気入口部32を通じて主通風路33に流入する。したがって、送風機ユニット10からの送風空気の全量は蒸発器34で冷却された後、ヒータコア36および冷風バイパス通路37へ流れる。
バイパス通風路開閉ドア52がバイパス通風路入口部511の開放位置に操作されると、送風機ユニット10からの送風空気の一部はバイパス通風路51を通じて主通風路33に流入する。したがって、送風機ユニット10からの送風空気の一部は蒸発器34で冷却されることなくヒータコア36および冷風バイパス通路37へ流れる。
図2〜図5に示すように、空調ケース31内の主通風路33において、蒸発器34とバイパス通風路出口部512との間には、車両上下方向に突出し且つ車両左右方向に向かって延びて空気流れをガイドするガイド壁60が設けられている。
より具体的には、ガイド壁60は、主通風路33のうちバイパス通風路出口部512の空気流れ上流側かつバイパス通風路出口部512近傍の部位にて、空調ケース31の下面311から上方側に向かって突出し、主通風路33の車両左右方向全域に亘って設けられている。
換言すれば、ガイド壁60は、図5のように車両上方側から見たときに、蒸発器34とバイパス通風路出口部512との間にて、蒸発器34から流出した空気の流れ方向a1に対して直交する方向に延びている。
ガイド壁60は空調ケース31と一体成形されている。本例では、図4に示すように、空調ケース31の下面311の一部が上方側に屈曲するように形成されており、この屈曲部によってガイド壁60が構成されている。なお、ガイド壁60を空調ケース31と別体に成形してもよい。
ガイド壁60は、蒸発器34の下側タンク部343よりも上方側に突出し、蒸発器34の熱交換コア部341まで達するように形成されている。これにより、ガイド壁60は、熱交換コア部341と対向している。
ガイド壁60の突出先端部(上端部)の車両上下方向位置は、バイパス通風路出口部512の上端部以上になっているのが好ましい。本例では、図3に示すように、ガイド壁60の突出先端部の車両上下方向位置は、バイパス通風路出口部512の上端部と同等になっている。
図4に示すように、ガイド壁60は、排水口35よりも空気流れ下流側に設けられている。さらに、ガイド壁60は、主通風路33において、蒸発器34と車両前後方向に当接する位置に設けられている。
次に、上記構成における作動を説明する。主に冬期の暖房時に設定されるフットモードではバイパス通風路開閉ドア52を大きく開ける。これにより、送風機ユニット10からの送風空気の一部が蒸発器34をバイパスするので、蒸発器34による通風圧損を低減できる。因みに、フットモードでは暖房能力(加熱能力)が要求されるので、送風空気の一部が蒸発器34をバイパスすることによる冷却能力の低下は問題とならない。
除湿暖房時に設定されるフットデフロスタモードでは、バイパス通風路開閉ドア52を大きく開ける。このとき、バイパス通風路51を流れて蒸発器34をバイパスした送風空気は、空調ケース31の主通風路33の下部を流れてヒータコア36で加熱された後、空調ケース31の下部に配置されたフット開口部42から乗員足元に向けて吹き出される。
一方、バイパス通風路51を流れることなく主通風路33に流入した送風空気は、主通風路33の上方側を流れて蒸発器34を通過して冷却除湿された後、空調ケース31の上部に配置されたデフロスタ開口部40から車両前面窓ガラスの内面に向けて吹き出される。このため、フットデフロスタモードにおいて、車室内の暖房と窓ガラスの曇り防止とを効果的に両立できる。
主に春秋の中間期に設定されるバイレベルモードでは、バイパス通風路開閉ドア52を大きく開ける。このとき、バイパス通風路51を流れて蒸発器34をバイパスした送風空気は、空調ケース31の主通風路33の下部を流れてヒータコア36で加熱された後、空調ケース31の下部に配置されたフット開口部42から乗員足元に向けて吹き出される。
一方、バイパス通風路51を流れることなく主通風路33に流入した送風空気は、主通風路33の上方側を流れて蒸発器34を通過して冷却された後、空調ケース31の上部に配置されたフェイス開口部41から乗員頭部に向けて吹き出される。このため、頭寒足熱の車室内空気温度分布を実現することができる。
主に夏期の冷房時に設定されるフェイスモードでは、バイパス通風路開閉ドア52を冷房負荷(目標吹出温度TAO、蒸発器吹出温度Te等)に応じて開ける。すなわち、冷房負荷が小さい場合にはバイパス通風路開閉ドア52の開度を大きくし、冷房負荷が大きい場合にはバイパス通風路開閉ドア52の開度を小さくする。これにより、冷房負荷が小さい場合に送風空気が蒸発器34で過剰に冷却されることを防止できるので、空調エネルギーの無駄な消費を防止できる。
因みに、最大冷房状態の場合には、バイパス通風路開閉ドア52をバイパス通風路51の全閉位置に操作することにより、蒸発器34の冷却能力を最大限に発揮して吹出空気温度を低くすることができる。
上述のごとく本実施形態では、空調ケース31内において蒸発器34とバイパス通風路出口部512との間にガイド壁60が設けられている。ガイド壁60は、空調ケース31の下面311から蒸発器34の下側タンク部343よりも上方側まで突出し、蒸発器34の熱交換コア部341と対向するように形成されている。
これによると、送風空気の一部がバイパス通風路51を流れて蒸発器34をバイパスする場合において、バイパス通風路51から主通風路33に流入したバイパス空気流れが、蒸発器34を通過した主空気流れと衝突することを抑制できる。
すなわち、主通風路33において、図4の矢印a1のように蒸発器34を通過した主空気流れの一部(蒸発器34の下部を通過した主空気流れ)はガイド壁60に遮られてガイド壁60の上方側を流れ、図4の矢印a2のように蒸発器34をバイパスして主通風路33に流入したバイパス空気流れはガイド壁60の裏側(図4ではガイド壁60の車両後方側)をガイド壁60に沿って流れる。
換言すれば、ガイド壁60を設けることによって、主空気流れが、主通風路33に流入したバイパス空気流れを避けるように流れるので、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することを抑制できる。
その結果、図5の矢印a2に示すように、運転席側領域まで到達するバイパス空気流れの風量を増加させることができるので、車両左右方向における風量の偏り(風量バランスの崩れ)を抑制でき、ひいては車両左右方向における吹出空気温度分布を均一化できる。
しかも、ガイド壁60の高さをバイパス通風路51の出口部512の高さ以上に設定することによって、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することをより抑制でき、ひいては車両左右方向における吹出空気温度分布をより均一化できる。
また、ガイド壁60は蒸発器34の熱交換コア部341と対向しているので、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することをより一層抑制でき、ひいては車両左右方向における吹出空気温度分布をより一層均一化できる。
さらに、ガイド壁60は、主通風路33の車両左右方向全域に亘って形成されているので、バイパス空気流れを主通風路33の車両左右方向全域に良好に到達させることができ、ひいては車両左右方向における吹出空気温度分布をさらに均一化できる。
また、ガイド壁60は、空調ケース31と一体成形されているので、ガイド壁60を空調ケース31と別体に形成する場合と比較して部品点数および組付工数を削減してコスト低減を図ることができる。
また、ガイド壁60は、主通風路33において、蒸発器34と車両前後方向に当接する位置に設けられているので、空調ケース31に対する蒸発器34の組み付け時において、ガイド壁60が蒸発器34の車両前後方向における位置決め部材としての役割を果たすことができる。
また、ガイド壁60は、蒸発器34および排水口35の空気流れ下流側において空調ケース31の下面311から上方側に向かって突出しているので、蒸発器34で発生した凝縮水がガイド壁60で堰き止められ、凝縮水がガイド壁60よりも空気流れ下流側へ到達しないようにすることができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、内外気導入モードが内外気モードの場合には、導入された内気と外気とが空調ケース31内を混合して流れるが、本第2実施形態は、内外気導入モードが内外気モードの場合には、導入された内気と外気とが空調ケース31内を別々に流れるようになっている。すなわち、本実施形態は、図6に示すように、室内ユニットがいわゆる内外気2層ユニットとして構成されている。
送風ファン13は、上方側の第1送風ファン131と下方側の第2送風ファン132とに分割されている。スクロールケーシング11内、接続ダクト20内および空調ケース31内には水平方向に延びる仕切り壁70が形成されている。
仕切り壁70は、スクロールケーシング11内空間を第1送風ファン131側(上方側)の空間と第2送風ファン132側(下方側)の空間とに仕切るとともに、接続通風路21を上方側の第1接続通風路211と下方側の第2接続通風路212とに仕切り、さらに主通風路33を上方側の第1主通風路331と下方側の第2主通風路332とに仕切る。
第1接続通風路211および第1主通風路331は第1送風ファン131からの送風空気が流れる通路であり、第2接続通風路212および第2主通風路332は第2送風ファン132からの送風空気が流れる通路である。
図示を省略しているが、エアミックスドア38は、第1主通風路331および第2主通風路332の各々に、互いに独立して駆動可能に配置されている。
図示を省略しているが、デフロスタ開口部40およびフェイス開口部41は第1主通風路331の空気流れ最下流側に配置され、フット開口部42は第2主通風路332の空気流れ最下流側に配置されている。
仕切り壁70のうち吹出開口部40〜42の近傍部位には、第1主通風路331と第2主通風路332とを連通する連通口701が形成されている。連通口701は連通口ドア71によって開閉される。本例では連通口ドア71はサーボモータからなる電気駆動装置(図示せず)により駆動される。
連通口ドア71は、内外気導入モードが内外気モードの場合には連通口701を閉じる。これにより、吹出モードがフットデフロスタモードの場合には、内気よりも湿度の低い外気をデフロスタ開口部40から車両前面窓ガラスの内面に向けて吹き出して窓ガラスの曇りを効果的に防止するとともに、外気よりも温度の高い内気をフット開口部42から乗員足元に向けて吹き出して乗員を効果的に暖房する。
連通口ドア71は、内外気導入モードが全内気モードまたは全外気モードの場合には連通口701を開ける。これにより、第1、第2主通風路331、332、蒸発器34およびヒータコア36の全体を有効利用して空調を行うことができる。
バイパス通風路入口部511は、接続ダクト20に対して仕切り壁70を上下方向に跨ぐように配置されており、第1、第2接続通風路211、212の両方に開口している。バイパス通風路開閉ドア52は、仕切り壁70と干渉しないように、回転軸が仕切り壁70を貫通し、板状のドア本体部には、仕切り壁70に対応する切り欠きが形成されている。したがって、バイパス通風路開閉ドア52はバイパス通風路入口部511の全体を同時に開閉する。
バイパス通風路開閉ドア52は、内外気導入モードが内外気モードの場合にはバイパス通風路51を閉じ、内外気導入モードが全内気モードまたは全外気モードの場合にはバイパス通風路51を開ける。
これにより、全内気モードまたは全外気モードの場合において、上記第1実施形態で述べたバイパス通風路51による4つの効果を得ることができる。すなわち、(1)フットモード時に蒸発器34による通風圧損を低減できる。(2)フットデフロスタモード時に車室内の暖房と窓ガラスの曇り防止とを効果的に両立できる。(3)バイレベルモード時に頭寒足熱の車室内空気温度分布を実現することができる。(4)フェイスモード時に空調エネルギーの無駄な消費を防止できる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、バイパスダクト50が1つのみ配置されているが、本第3実施形態では、図7に示すように、バイパスダクト50が第1、第2主通風路331、332の各々に対応して2つ配置されている。したがって、バイパス通風路51も第1、第2主通風路331、332の各々に対応して2つ形成されている。
バイパス通風路開閉ドア52は、2つのバイパス通風路51に対応して2つ配置されている。2つのバイパス通風路開閉ドア52は、2つのバイパス通風路入口部511を独立して開閉する。
2つのバイパス通風路出口部512は空調ケース31の上部および下部にて開口している。より具体的には、上側のバイパス通風路出口部512は、車両上下方向において、空調ケース31の上面312から蒸発器34の上側タンク部342よりも下方側まで形成されている。同様に、下側のバイパス通風路出口部512は、車両上下方向において、空調ケース31の下面(底面)311から蒸発器34の下側タンク部343(図4参照)よりも上方側まで形成されている。
そして、ガイド壁60は、2つのバイパス通風路出口部512に対応して上下に2つ形成されている。上側のガイド壁60は、蒸発器34の上側タンク部342よりも車両下方側へ突出し、蒸発器34の熱交換コア部341(図4参照)まで達するように形成されている。これにより、上側のガイド壁60は熱交換コア部341と対向している。
上側のガイド壁60の突出先端部(下端部)の車両上下方向位置は、上側のバイパス通風路出口部512の下端部以下になっているのが好ましい。本例では、上側のガイド壁60の突出先端部の車両上下方向位置は、上側のバイパス通風路出口部512の下端部と同等になっている。
また、上側のガイド壁60は、第1主通風路331において、蒸発器34と車両前後方向に当接する位置に設けられている。
下側のガイド壁60は空調ケース31の下面311から蒸発器34の下側タンク部343(図4参照)よりも車両上方側へ突出し、蒸発器34の熱交換コア部341(図4参照)まで達するように形成されている。これにより、下側のガイド壁60は熱交換コア部341と対向している。
下側のガイド壁60の突出先端部(上端部)の車両上下方向位置は、下側のバイパス通風路出口部512の上端部以上になっているのが好ましい。本例では、下側のガイド壁60の突出先端部の車両上下方向位置は、下側のバイパス通風路出口部512の上端部と同等になっている。
また、下側のガイド壁60は、第2主通風路332において、蒸発器34と車両前後方向に当接する位置に設けられている。
本実施形態では、バイパス通風路開閉ドア52は、内外気導入モードが内外気モードの場合にもバイパス通風路51を開ける。これにより、内外気導入モードが内外気モードの場合にもバイパス通風路51による上記4つの効果を得ることができる。
また、バイパス通風路出口部512が空調ケース31の下部のみならず上部にも設けられているので、上記第2実施形態よりもバイパス通風路51の風量を増加させることができ、ひいてはバイパス通風路51による上記4つの効果をより効果的に得ることができる。
さらに、2つのバイパス通風路開閉ドア52によって2つのバイパス通風路入口部511を独立して開閉するので、状況に応じてきめ細かな制御を行うことができる。
例えば、フットデフモード時に下側のバイパス通風路入口部511を大きく開放して、上側のバイパス通風路入口部511を閉じるか小開放に留める。これにより、フット開口部42からは蒸発器34で冷却されなかった空調風が吹き出されるのでフット開口部42からの吹き出し温度をより高くすることができるとともに、デフロスタ開口部40からは蒸発器34で十分に冷却除湿された乾いた空調風が吹き出されるので、窓ガラスの曇りを確実に防止することができる。
また、例えば、バイレベルモード時に上側のバイパス通風路入口部511を下側のバイパス通風路入口部511よりも小さく開放する。これにより、フェイス開口部41からは、蒸発器34で冷却された冷風をより多く吹き出すことができるので、頭寒足熱の車室内空気温度分布をより確実に実現することができる。
(第4実施形態)
本第4実施形態は、図8〜図10に示すように、上記第1実施形態に対して、主通風路33に左右風量配分調整リブ(左右風量配分調整手段)72を追加したものである。左右風量配分調整リブ72は、車両前後方向に突出し且つバイパス通風路出口部512から運転席側(本例では車両右方側)に向かって延びる板状に形成されている。
より具体的には、左右風量配分調整リブ72は、バイパス通風路出口部512から主通風路33の車両左右方向中央部まで延びる水平な主板部721と、主板部721のうちバイパス通風路出口部512と反対側の端部を上方側へ屈曲させてなる端板部722とを有するL字板状に形成されている。
主板部721は、バイパス通風路出口部512の車両上下方向中央に位置してバイパス通風路出口部512の車両前後方向全域に亘って形成されている。端板部722は、主通風路33の車両左右方向中央に位置しており、その上端部の車両上下方向位置はバイパス通風路出口部512の上端部と同等になっている。
左右風量配分調整リブ72のうち車両前方側の端面は、ガイド壁60のうち車両後方側の壁面と当接している。左右風量配分調整リブ72はガイド壁60と一体成形されている。なお、左右風量配分調整リブ72をガイド壁60と別体に成形して、適宜固定手段によってガイド壁60に固定するようにしてもよい。
本実施形態によると、図9の矢印a21、a22に示すように、バイパス通風路出口部512から主通風路33に流入したバイパス空気流れは、左右風量配分調整リブ72の主板部721の上方側と下方側とに別れて車両左方側(助手席側)から車両右方側(運転席側)に向かって流れる。
このようにバイパス通風路出口部512から主通風路33に流入する送風空気の一部を主板部721の下方側に流すので、主板部721の下方側ではバイパス空気流れが主空気流れに対して隔てられる。このため、バイパス空気流れが主空気流れと衝突することを確実に防止できる。
その結果、左右風量配分調整リブ72がない場合と比べて、主通風路33のうちバイパス通風路出口部512の反対側の部位まで到達する送風空気の風量を増加させることができるので、車両左右方向における吹出空気温度分布をより均一化できる。
(第5実施形態)
上記第4実施形態では、左右風量配分調整リブ72の主板部721がバイパス通風路出口部512から主通風路33内へ延びるように形成されているが、本第5実施形態では、図11に示すように、上記第4実施形態に対して、左右風量配分調整リブ72の主板部721がバイパス通風路51の空気流れ上流側に向かって延長されている。
主板部721は、バイパスダクト50のうち車両上下方向に延びる部分まで延長されている。したがって、主板部721の延長部分は、バイパスダクト50の屈曲形状に対応して上下方向に屈曲した形状を有している。
これによると、左右風量配分調整リブ72の主板部721をバイパス通風路51内まで空気流れ上流側に延長させ、さらに主板部721の延長部分をバイパスダクト50の屈曲形状に対応して屈曲させているので、バイパス通風路51からのバイパス空気流れを主板部721の上方側と下方側とに均等に配分することができる。このため、車両左右方向における吹出空気温度分布をより一層均一化できる。
(第6実施形態)
上記第1実施形態では、バイパス通風路開閉ドア52はバイパス通風路入口部511に配置されているが、本第6実施形態では、図12に示すようにバイパス通風路開閉ドア80はバイパス通風路出口部512に配置されている。
さらに、本実施形態では、ガイド壁81をバイパス通風路開閉ドア80に連結して一体化し、ガイド壁81をバイパス通風路開閉ドア80と一体に回転可能に構成している。
図13に示すように、バイパス通風路開閉ドア80は、車両左右方向に延びる回転軸801と、回転軸801に対して直交方向に拡がる板状のドア面802とを有している。回転軸801は空調ケース31を車両左右方向の両側壁部に回転可能に支持されている。ドア面802は、バイパス通風路出口部512と対向して配置されている。本例では、ドア面802およびバイパス通風路出口部512は扇形状に形成されている。
ガイド壁81は、回転軸801と平行かつドア面802と直交する板形状を有している。図12(a)に示すように、ドア面802がバイパス通風路出口部512を全開すると、ガイド壁81は空調ケース31の下面311に対して直交するように起き上がった状態になる。図12(b)に示すように、ドア面802がバイパス通風路出口部512を閉じると、ガイド壁81は空調ケース31の下面311に対して平行に寝た状態になる。
ドア面802がバイパス通風路出口部512の中間開度位置に操作されると、ガイド壁81はバイパス通風路出口部512の開度に応じて斜めに起き上がった状態になる。
本実施形態によると、ドア面802がバイパス通風路出口部512を開けている場合には、上記第1実施形態と同様にガイド壁による効果を得ることができる。すなわち、主通風路33に流入したバイパス空気流れが主空気流れと衝突することをガイド壁81によって抑制できるので、車両左右方向における風量の偏り(風量バランスの崩れ)を抑制でき、ひいては車両左右方向における吹出空気温度分布を均一化できる。
さらに、本実施形態では、ドア面802がバイパス通風路出口部512を閉じている場合、すなわちバイパス空気流れが主通風路33に流入しない場合にはガイド壁81が寝た状態になるので、蒸発器34の下部を通過した主空気流れがガイド壁81に遮られることを回避できる。
また、ドア面802がバイパス通風路出口部512の中間開度位置に操作されている場合、すなわちバイパス空気流れが主通風路33に少量しか流入しない場合には、ガイド壁81が斜めに起き上がった状態になるので、ガイド壁81が垂直に起き上がった状態に比べて、蒸発器34の下部を通過した主空気流れがガイド壁81に遮られる度合いが小さくなる。
したがって、蒸発器34を通過した主空気流れがガイド壁81に必要以上に遮られることを回避できるので、ガイド壁81によって通風圧損が必要以上に増加することを回避できる。
(第7実施形態)
上記第1実施形態では、バイパス通風路出口部512の下端部の車両上下方向位置が蒸発器34の下端部とほぼ同等になっているが、本第7実施形態では、図14に示すように、バイパス通風路出口部512の下端部が蒸発器34の下端部よりも下方側にはみ出している。
図示を省略しているが、バイパス通風路出口部512の下端部が蒸発器34の下端部よりも下方側にはみ出していることに伴って、空調ケース31の下面311のうちバイパス通風路出口部512近傍部位は下方側に打ち出された形状に形成されている。
本実施形態によると、上記第1実施形態に比べてバイパス通風路出口部512を下方側に拡大しているので、バイパス通風路出口部512の面積を広く確保することができ、バイパス空気流れの風量を多く確保することができる。
一方、バイパス通風路出口部512を下方側に拡大することに伴って空調ユニットの車両上下方向の体格が増大することとなるが、本実施形態では、バイパス通風路25の一部のみが蒸発器34の下面よりも下方にはみ出すだけであるので、上記特許文献1の従来技術のごとくバイパス通風路の全体が蒸発器34の下面よりも下方にはみ出すものと比べて、空調ユニットの車両上下方向の体格を小さく抑えることができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、ガイド壁60は、主通風路33の車両左右方向全域に亘って設けられているが、ガイド壁60は、主通風路33の車両左右方向の一部領域のみに設けられていてもよい。
また、上記各実施形態では、バイパス通風路51は主通風路33に対して直交方向に合流しているが、バイパス通風路51は主通風路33に対して略直交方向に合流していてもよい。ここで、「略直交方向」とは、直交方向(90°の方向)に対して鋭角をなす方向(45°〜135°の方向)を意味している。
また、上記各実施形態では、本発明をセミセンターレイアウトの車両用空調装置に適用しているが、これに限定されることなく、2つの通風路(空気流れ)が略直交方向に合流する車両用空調装置に本発明を広く適用可能である。
10 送風機ユニット
13 送風ファン
20 接続ダクト
21 接続通風路
30 空調ユニット
31 空調ケース(通風路形成部材)
32 空気入口部
33 主通風路(第1通風路)
34 蒸発器(熱交換器)
50 バイパスダクト(通風路形成部材)
51 バイパス通風路(第2通風路)
60 ガイド壁
80 バイパス通風路開閉ドア
341 熱交換コア部
342 上側タンク部(タンク部)
343 下側タンク部(タンク部)
512 バイパス通風路出口部(出口部)

Claims (10)

  1. 送風ファン(13)を収容する送風機ユニット(10)と、
    前記送風機ユニット(10)からの送風空気が通過する熱交換器(34)を収容する空調ユニット(30)と、
    前記送風機ユニット(10)からの前記送風空気を前記空調ユニット(30)に導入するための接続通風路(21)を形成する接続ダクト(20)と、
    前記送風機ユニット(10)からの前記送風空気を、前記熱交換器(34)を迂回させて前記空調ユニット(30)に導入するためのバイパス通風路(51)を形成するバイパスダクト(50)とを備え、
    前記送風機ユニット(10)、前記接続通風路(21)および前記空調ユニット(30)は、車両左右方向において助手席側から運転席側に向かってこの順番に配置され、
    前記空調ユニット(30)は、前記接続通風路(21)からの前記送風空気が車両後方側に向かって流れる主通風路(33)を形成する空調ケース(31)を有し、
    前記空調ケース(31)のうち車両前方側の部位には、前記接続ダクト(20)に接続される空気入口部(32)が形成され、
    前記熱交換器(34)は前記主通風路(33)に配置され、
    前記バイパスダクト(50)は、前記接続ダクト(20)のうち車両後方側を向いた壁部から前記空調ケース(31)のうち前記助手席側を向いた壁部に至り、前記バイパス通風路(51)の出口部(512)が前記主通風路(33)のうち前記熱交換器(34)の空気流れ下流側の部位に開口するように形成され、
    前記主通風路(33)のうち前記熱交換器(34)と前記出口部(512)との間の部位には、車両上下方向に突出し且つ前記車両左右方向に延びて前記送風空気の流れをガイドするガイド壁(60、81)が設けられていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記出口部(512)は、前記空調ケース(31)の下部に開口し、
    前記ガイド壁(60)は、前記空調ケース(31)の下面(311)から車両上方側に向かって突出し、
    前記ガイド壁(60)の突出先端部の前記車両上下方向における位置は、前記出口部(512)の上端部以上になっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記出口部(512)は、前記空調ケース(31)の上部に開口し、
    前記ガイド壁(60)は、前記空調ケース(31)の上面(312)から車両下方側に向かって突出し、
    前記ガイド壁(60)の突出先端部の前記車両上下方向における位置は、前記出口部(512)の下端部以下になっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記熱交換器(34)は、熱交換媒体が前記車両上下方向に流れる熱交換コア部(341)と、前記熱交換コア部(341)の前記車両上下方向における両側に位置して前記車両左右方向に延びるタンク部(342、343)とを有し、
    前記ガイド壁(60)は、前記熱交換コア部(341)と対向するように形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記ガイド壁(60)は、前記空調ケース(31)と一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記ガイド壁(60)は、前記主通風路(33)において、前記熱交換器(34)と前記車両前後方向に当接する位置に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 前記熱交換器(34)は冷却用熱交換器であり、
    前記空調ケース(31)の下面(311)には、前記熱交換器(34)で発生した凝縮水を排水する排水口(35)が形成されており、
    前記ガイド壁(60)は、前記排水口(35)よりも空気流れ下流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  8. 前記主通風路(33)には、車両前後方向に突出し且つ前記出口部(512)から前記運転席側に向かって延びる板状に形成された左右風量配分調整手段(72)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  9. 前記出口部(512)を開閉するバイパス通風路開閉ドア(80)を備え、
    前記バイパス通風路開閉ドア(80)は、車両左右方向に延びる回転軸(801)と、前記回転軸(801)と直交する方向に拡がるドア面(802)とを有し、
    前記ガイド壁(81)は、前記回転軸(801)に連結され、前記ドア面(802)と一体に回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  10. 前記送風ファン(13)は、第1送風ファン(131)および第2送風ファン(132)で構成され、
    前記接続通風路(21)は、前記第1送風ファン(131)からの送風空気が流れる第1接続通風路(211)と、前記第2送風ファン(132)からの送風空気が流れる第2接続通風路(212)とに仕切られ、
    前記主通風路(33)は、前記第1接続通風路(211)からの送風空気が流れる第1主通風路(331)と、前記第2接続通風路(212)からの送風空気が流れる第2主通風路(332)とに仕切られ、
    前記バイパス通風路(51)の入口部(511)は、前記第1接続通風路(211)および前記第2接続通風路(212)の両方に開口していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
JP2009271149A 2009-11-30 2009-11-30 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP5353665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271149A JP5353665B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009271149A JP5353665B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011111094A JP2011111094A (ja) 2011-06-09
JP5353665B2 true JP5353665B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=44233747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009271149A Expired - Fee Related JP5353665B2 (ja) 2009-11-30 2009-11-30 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5353665B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5711982B2 (ja) * 2011-01-25 2015-05-07 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
DE102016202444A1 (de) * 2016-02-17 2017-08-17 Mahle International Gmbh Klimaanlage eines Kraftfahrzeugs sowie Kraftfahrzeug
CN107842969A (zh) * 2017-11-22 2018-03-27 奥普家居股份有限公司 一种具有旁通门的新风机
DE102018106321B4 (de) 2018-03-19 2023-06-01 Hanon Systems Klimagerät für ein Kraftfahrzeug

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000219028A (ja) * 1999-01-28 2000-08-08 Denso Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011111094A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016125731A1 (ja) 車両用空調装置
JP3965753B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11157322A (ja) 自動車用空調装置
JP3694811B2 (ja) 車両用空調装置
JP2003159929A (ja) 車両用空調装置
JP2009202687A (ja) 車両用空調装置
JP3714000B2 (ja) 車両用空調装置
JP5131141B2 (ja) 車両用空調装置
JP4811385B2 (ja) 車両用空調装置
JP2001138724A (ja) 車両用空調装置
JP5353665B2 (ja) 車両用空調装置
JP2005067402A (ja) 車両用空調装置
JP4178866B2 (ja) 車両用空調装置
JP2003341343A (ja) 車両用空調装置
JP2008126802A (ja) 車両用空調装置
WO2016194674A1 (ja) 車両用空調装置
JP4285348B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006056451A (ja) 車両用空調装置
JP2005219574A (ja) 車両用空調装置
JP2003220820A (ja) 車両用空調装置
JP2000168346A (ja) 車両用空調装置
JP4624773B2 (ja) 車両用空調装置
JP3447721B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000168338A (ja) 車両用空調装置
JP4218146B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5353665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees