JP6615748B2 - マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法 - Google Patents

マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法 Download PDF

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関連出願の相互参照
優先権出願
本出願は、「マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法(EYELID ILLUMINATION SYSTEMS AND METHODS FOR IMAGING MEIBOMIAN GLANDS FOR MEIBOMIAN GLAND ANALYSIS)」という名称で2014年5月2日に出願された米国仮特許出願第61/987,982号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に基づく優先権を主張する。
本出願は、「同時データ取得のための涙膜干渉測定およびマイボグラフィーの組合せシステム(COMBINATION TEAR FILM INTERFEROMETRY AND MEIBOGRAPHY SYSTEM FOR SIMULTANEOUS DATA ACQUISITION)」という名称で2013年5月3日に出願された米国仮特許出願第61/819,143号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に基づく優先権を主張する。
本出願はまた、「眼瞼反転トランスルミネーター(LID FLIPPING TRANS−ILLUMINATOR)」という名称で2013年5月3日に出願された米国仮特許出願第61/819,201号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に基づく優先権を主張する。
本出願はまた、「眼の涙膜およびマイボーム腺の特徴を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)システムおよび方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)SYSTEM AND METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM AND MEIBOMIAN GLAND FEATURES)」という名称で2013年11月15日に出願された米国仮特許出願第61/904,562号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に基づく優先権を主張する。
関連出願
本出願は、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2009年4月1日に出願された米国仮特許出願第60/211,596号明細書に基づく優先権を主張する、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2010年4月1日に出願されて米国特許第8,545,017号明細書として発行された米国特許出願第12/798,325号明細書(両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本出願はまた、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2009年4月1日に出願された米国仮特許出願第60/211,596号明細書に基づく優先権を主張する、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)デバイスおよびシステム(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)DEVICES AND SYSTEMS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2010年4月1日に出願された米国特許出願第12/798,275号明細書(両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本出願はまた、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2009年4月1日に出願された米国仮特許出願第60/211,596号明細書に基づく優先権を主張する、「眼の涙膜層の厚さを画像化および測定するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING AND MEASURING OCULAR TEAR FILM LAYER THICKNESS(ES))」という名称で2010年4月1日に出願されて米国特許第8,092,023号明細書として発行された米国特許出願第12/798,326号明細書(両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本出願はまた、「眼の涙膜を画像化、処理、および/または表示するための眼表面干渉測定(OSI)方法(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)METHODS FOR IMAGING,PROCESSING,AND/OR DISPLAYING AN OCULAR TEAR FILM)」という名称で2009年4月1日に出願された米国仮特許出願第60/211,596号明細書に基づく優先権を主張する、「眼の涙膜層の厚さを画像化および測定するための眼表面干渉測定(OSI)デバイスおよびシステム(OCULAR SURFACE INTERFEROMETRY(OSI)DEVICES AND SYSTEMS FOR IMAGING AND MEASURING OCULAR TEAR FILM LAYER THICKNESS(ES))」という名称で2010年4月1日に出願されて米国特許第8,215,774号明細書として発行された米国特許出願第12/798,324号明細書(両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本出願はまた、「マイボーム腺イメージング(MEIBOMIAN GLAND IMAGING)」という名称で2006年9月9日に出願されて米国特許第8,249,695号明細書として発行された米国特許出願第11/540,422号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本出願はまた、「マイボーム腺イメージング(MEIBOMIAN GLAND IMAGING)」という名称で2006年9月9日に出願されて米国特許第8,249,695号明細書として発行された米国特許出願第11/540,422号明細書の一部継続出願である、「マイボーム腺照射およびイメージング(MEIBOMIAN GLAND ILLUMINATING AND IMAGING)」という名称で2007年8月17日に出願されて米国特許第8,255,039号明細書として発行された米国特許出願第11/893,669号明細書(両方ともその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に関連する。
本開示の技術は、マイボーム腺分析を行ってマイボーム腺機能不全(MGD)を診断するためのマイボーム腺のイメージングに関する。
人間の眼では、眼表面を覆う角膜前涙膜は、3つの主要層、すなわち、ムチン層、水層、および脂質層で構成される。各層は、眼の保護および潤滑の役割を果たすため、眼の乾燥またはそれらの欠如に影響を及ぼす。眼の乾燥は、一般的には、「ドライアイ」、「ドライアイ症候群」(DES)、または「乾性角結膜炎」(KCS)として参照される認定された眼疾患である。ドライアイは、不快感を招くおそれのある症状、たとえば、掻痒感、灼熱感、および刺激感を引き起こしうる。眼の涙膜層の厚さとドライアイ疾患との間には、相関がある。眼の多種多様な医学的病態および損傷、さらには水層および脂質層とこれらの病態との関係は、非特許文献1にレビューされており、追加的に、以下で簡潔に考察される。
図1に示されるように、角膜前涙膜は、粘液層12として知られる、眼11の角膜10に接触する涙膜の最内層を含む。粘液層12は、多くのムチンで構成される。ムチンは、水層として知られる涙膜の中間層を水性に維持する役割を果たす。したがって、粘液層12は、角膜10上を水性に維持するのを支援して保護層および潤滑を提供することにより眼11の乾燥を防止するという点で重要である。
中間層または水層14は、涙膜の大部分を含む。水層14は、図2Aに例示される眼11の周囲の涙腺16および副涙腺17による水様液の分泌により形成される。図2Bは、瞬き時の図2Aの眼11を例示している。涙腺16および副涙腺17により分泌された水様液は、通常、「涙」として参照される。水層14の一機能は、眼11内に入るおそれのあるいずれのダスト、デブリ、または異物をも洗い流すのを支援することである。水層14の他の重要な機能は、眼11に保護層および潤滑を提供して潤いおよび快適さを保つことである。「水様液欠乏」としても知られる水層14中の十分な水様液の欠如を引き起こす欠陥は、ドライアイの通常の原因である。コンタクトレンズの装着もまた、ドライアイの原因となりうる。コンタクトレンズは、天然涙膜を撹乱するおそれがあり、かつ角膜感度を経時的に低減するおそれがあるため、涙の生成の低減を引き起こしうる。
「脂質層」18として知られる図1にも例示された涙膜の最外層もまた、眼の乾燥を防止するのを支援する。脂質層18は、図3に示される上眼瞼および下眼瞼22、24中のマイボーム腺により生成される「マイバム」または「皮脂」として知られる多くの脂質で構成される。この最外脂質層は、非常に薄く、典型的には、250ナノメートル(nm)未満の厚さである。脂質層18は、水層14を覆う保護コーティングを提供して水層14が蒸発する速度を制限する。瞬きすると上眼瞼22により水様液および脂質が涙膜として合わせられ、眼11を覆う保護コーティングを形成する。水層14の蒸発速度が速くなると、眼の乾燥を引き起こしうる。したがって、脂質層18が水層14の蒸発速度を制限するのに十分でない場合、眼の乾燥を招くおそれがある。
Surv Opthalmol 52:369−374,2007
したがって、マイボーム腺20は、水層14の蒸発速度を低減する脂質の分泌に関与するため、ドライアイ診断の一部としてマイボーム腺を評価することが望ましいであろう。たとえば、上眼瞼22または下眼瞼24のいずれかでいくつかのマイボーム腺20が欠失すると、脂質層生成の低減がもたらされうる。その他、マイボーム腺20が損傷を受けると、脂質を生成できなくなるおそれがある。これに関連して、患者の眼瞼中のマイボーム腺を可視化するために、表面マイボグラフィーが利用されてきた。表面マイボグラフィーは、患者の眼瞼内の個別のマイボーム腺を画像化するために、患者の眼瞼の内表面を画像化すること(すなわち、写真)を含む。これに関連して、たとえば、図4に示されるように、患者の下眼瞼28のマイボグラフィー画像26が示されている。マイボグラフィー画像26を取り込むために、患者の下眼瞼28を反転させて下眼瞼28の内側表面30を露出させる。赤外(IR)光源を利用して下眼瞼28の内側表面30に照射する。マイボーム腺は、IR光を反射する。したがって、マイボーム腺32は、図4の2つの写真に見られるように、典型的には、白色構造として可視化可能である。マイボーム腺32は、マイボーム腺32が、形状、マイボーム腺32間の相対空間、または腺の密度に関して、連続であるかブラントであるかにかかわらず、かつマイボーム腺32が、下眼瞼28の表面に延在するかにかかわらず、非腺領域との色対比により、定量量のマイボーム腺32を含みうる。
表面マイボグラフィーには限界がある。たとえば、眼瞼の内側表面の近傍にないマイボーム腺は、上を覆う組織がIR光の反射を遮断したり、反射されたIR光のシグナル対ノイズ比を低減したりする可能性があるため、マイボグラフィー画像に現れないことがある。したがって、増強イメージングの提供および画像中のマイボーム腺のシグナル対ノイズ比の向上が可能であるマイボーム腺のさらなる画像化方法を見いだすことが望ましい。
本明細書に開示された実施形態は、マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法を含む。同様に、本明細書に記載の実施形態は、眼瞼内および眼の周囲の組織内に同様に含有される涙腺およびウォルフリング腺にも適用可能である。
一実施形態では、マイボーム腺イメージング(MGI)デバイスが提供される。MGIデバイスは、眼瞼徹照画像を取り込んで患者の眼瞼中のマイボーム腺を示すために、患者の眼瞼を赤外線(IR)徹照してIR徹照時に患者の眼瞼画像を取り込むように構成される。患者の眼瞼を下方に反転させて患者の眼瞼の内側表面を画像化する際、患者の眼瞼の外表面上にIR光源が配設される。このようにして、患者の眼瞼の外表面上に配設されたIR光が反射されて外表面の方向に戻されるように、IR光により患者の眼瞼を徹照する。したがって、患者の眼瞼の内側表面画像は、暗輪郭領域にマイボーム腺を示すが、非腺物質は、IR光が通過する明領域に示される。これにより、患者の眼瞼中のマイボーム腺のX線様の高コントラストの眼瞼徹照画像が提供される。他の表面マイボグラフィーを用いて画像化することはより困難であると思われる、眼瞼の内側表面の近傍に位置しないマイボーム腺は、画像中の暗領域として徹照される。次いで、マイボーム腺の眼瞼徹照画像を分析することにより、ドライアイまたは他の疾患状態、たとえば、感染を伴って存在する状態の診断を含めて、患者の診断の一部として、すべてのマイボーム腺が存在するか、および/またはいずれかのマイボーム腺が損傷を受けているかを決定することが可能である。
これに関連して、一実施形態では、患者の眼瞼中のマイボーム腺を徹照してマイボーム腺を画像化する方法が提供される。本方法は、赤外(IR)光をIR光源から眼瞼に方向付けて眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程を含む。本方法はまた、IR徹照時にイメージングデバイスを用いて眼瞼を画像化して眼瞼中のマイボーム腺のIR徹照画像を生成する工程を含む。
他の実施形態では、患者の眼瞼中のマイボーム腺の眼瞼徹照イメージングのためのマイボーム腺イメージングシステムが提供される。マイボーム腺イメージングシステムは、赤外(IR)光源であって、IR光を眼瞼に方向付けて眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照するように構成された赤外(IR)光源を含む。マイボーム腺イメージングシステムはまた、IR徹照時に眼瞼を画像化するように構成されたイメージングデバイスを含む。マイボーム腺イメージングシステムはまた、コンピューター制御システムを含む。コンピューター制御システムは、IR光を眼瞼に方向付けて眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照すべくIR光源を制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、IR徹照時に眼瞼を画像化すべくイメージングデバイスを制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、IR徹照時に眼瞼画像を受け取るように構成される。コンピューター制御システムはまた、IR徹照時に受け取った眼瞼画像から眼瞼中のマイボーム腺のIR徹照画像を記憶するように構成される。
他の実施形態では、眼瞼反転デバイスが提供される。この眼瞼反転デバイスは、MGIデバイスの一部またはスタンドアロンデバイスとして提供可能である。眼瞼反転デバイスは、画像化時に眼瞼の把持および反転を支援すべく一実施形態では眼瞼の曲率に適合するように解剖学的に造形された眼瞼反転端を含む。眼瞼反転デバイスはまた、光源が患者の眼瞼を徹照するように、眼瞼反転のために患者の眼瞼に係合ように構成された眼瞼反転端上に配設された光源を含有する。光源は、IRスペクトル光源または可視スペクトル光源でありうる。光源は、ライトパイプを形成するように眼瞼反転端に配設可能である。眼瞼反転デバイス中に配設された光源は、MGIデバイスにより個別に制御可能な個別の光源、たとえば、発光ダイオード(LED)で構成されうる。たとえば、反転された眼瞼の外側部分は、中心部分よりもイメージングデバイスのより近傍に位置するであろうから、MGIデバイスは、眼瞼の自然曲率を補償するようにIR光源のそれぞれの強度を個別に制御しうる。このようにして、徹照IR光が等しい強度または実質的に等しい強度でMGIデバイス中のイメージングデバイスにより取り込まれるように、眼瞼をその外表面に沿って徹照することが可能である。他の選択肢として、診断時に鮮明度を高めるために、オペレーターは、光強度の焦点をマイボーム腺の部分および一部に方向付けることが可能である。
これに関連して、一実施形態では、眼瞼反転デバイスが提供される。眼瞼反転デバイスは、第1の端と第2の端とを有する本体を含む。眼瞼反転デバイスはまた、第1の端上に配設された湾曲眼瞼反転端表面を含み、湾曲眼瞼反転端表面は、眼瞼を把持および反転するように構成される。眼瞼反転デバイスはまた、本体内に配設された光源を含み、光源は、光を発生するように構成される。眼瞼反転デバイスはまた、光源からIR光を受け取ってIRライトパイプを形成するように、本体の湾曲眼瞼反転端表面に配設された長尺状スロットを含む。IRライトパイプは、本体の湾曲眼瞼反転端表面が眼瞼を把持および反転するように配置された時に眼瞼をIR徹照するように構成される。
他の実施形態では、MGIデバイスはまた、患者の眼瞼の内側表面に照射すべくIR光を方向付けるように構成される。MGIデバイスは、内側表面が照射されている間、患者の眼瞼の内側表面を画像化して、患者のマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を取得する。IR光は、マイボーム腺から反射され、その結果、マイボーム腺の眼瞼徹照画像とは反対に、マイボーム腺は、より明るい輪郭領域に示され、一方、非腺物質は、より暗い領域に示される。次いで、マイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を分析して、診断の一部として、すべてのマイボーム腺が存在するか、および/またはいずれかのマイボーム腺が損傷を受けているかを決定することが可能である。さらに、分析のために、マイボーム腺の表面マイボグラフィー画像をマイボーム腺の眼瞼徹照画像と組み合わせて、マイボーム腺のさらに高いコントラストの画像を提供することが可能である。
他の実施形態では、MGIデバイスは、患者のマイボーム腺の眼瞼徹照画像および患者のマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を取り込むように構成されうる。患者の眼瞼は、MGIデバイスにより画像化される前に反転される。他の選択肢として、眼瞼を反転または回転するプロセス時にマイボーム腺を画像化することにより、裏返しの眼瞼の曲率が眼瞼反転デバイスにより形成されている位置でマイボーム腺の部分および一部を画像化および精査することが可能である。患者のマイボーム腺の眼瞼徹照画像を取り込む時、眼瞼反転デバイス内の光源をアクティブにして患者の眼瞼の外表面から患者の眼瞼を徹照する。患者のマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を取り込む時、眼瞼反転デバイス内の光源を非アクティブにし、かつMGIデバイス上のIRイルミネーターをアクティブにして、反転されたまたは反転プロセス時の患者の眼瞼の内側表面にIR照射する。このようにして、画像化される眼瞼を眼瞼反転させた状態でMGIデバイス内で患者を一方向に向けて、MGIデバイスにより患者のマイボーム腺の眼瞼徹照画像および眼瞼表面マイボグラフィー画像の両方を取り込むことが可能である。このことはまた、患者のマイボーム腺の眼瞼徹照画像および眼瞼表面マイボグラフィー画像を取り込む時、MGIデバイス内のイメージングデバイスに対して眼瞼を同一または実質的に同一の方向に向けて、比較および/または組合せの目的で両方の画像をより容易に互いに位置合せできるようにするうえで望ましいであろう。それに加えて、エンドユーザーが精査するために、両方の画像を同一スクリーン上または分割スクリーン上に表示することが可能である。
さらに、マイボーム腺の表面マイボグラフィー画像は、光源からの反射光によるグレアを含みうるため、他の実施形態では、MGIデバイスはまた、いずれかのグレアが2つ以上の表面マイボグラフィー画像のそれぞれで異なる領域に現れるように、異なる角度から照射されている間にマイボーム腺の2つ以上の表面マイボグラフィー画像を取り込むように構成されうる。次いで、2つ以上の表面マイボグラフィー画像をスプライスして一体化し、グレアを低減して得られた表面マイボグラフィー画像を提供することが可能である。
これに関連して、他の実施形態では、患者の眼瞼中のマイボーム腺の表面イメージングを行う方法が提供される。本方法は、第2のIR光源からの第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度で眼瞼の内側部分に方向付けずに、第1のIR光源からの第1の赤外(IR)光を第1の角度で眼瞼の内側部分の第1の角度端に方向付ける工程を含む。本方法はまた、第2のIR光を第1の角度で眼瞼の内側部分に方向付けずに、第2のIR光源からの第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度で眼瞼の内側部分の第2の角度端に方向付ける工程を含む。本方法はまた、内側部分に第1のIR光が第1の角度で照射される時、イメージングデバイスを用いて眼瞼の内側表面の内側部分を画像化して、眼瞼中のマイボーム腺の第1の表面マイボグラフィー画像を生成する工程を含む。本方法はまた、内側部分に第2のIR光が第2の角度で照射される時、イメージングデバイスを用いて眼瞼の内側表面の内側部分を画像化して、眼瞼中のマイボーム腺の第2の表面マイボグラフィー画像を生成する工程を含む。本方法はまた、第1の表面マイボグラフィー画像の第2の角度端と第2の表面マイボグラフィー画像の第1の角度端とを組み合わせて、眼瞼の内側表面の内側部分からの第2のIR光の画像化された反射から生じるグレアが低減された表面マイボグラフィー画像を生成する工程を含む。
他の選択肢として、眼瞼の内側部分上で得られる角度を有する2つ超のIR光源を利用することが可能である。
他の実施形態では、患者の眼瞼中のマイボーム腺の表面イメージングを行うためのマイボーム腺イメージングシステムが提供される。マイボーム腺イメージングシステムは、第1の赤外(IR)光源であって、第1のIR光を第1の角度で眼瞼の内側部分の第1の角度端に方向付けるように構成された第1の赤外(IR)光源を含む。マイボーム腺イメージングシステムはまた、第2のIR光源であって、第2のIR光を第1の角度で眼瞼の内側部分に方向付けずに、第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度で眼瞼の内側部分の第2の角度端に方向付けるように構成された第2のIR光源を含む。マイボーム腺イメージングシステムはまた、眼瞼の内側表面の内側部分を画像化するように構成されたイメージングデバイスを含む。マイボーム腺イメージングシステムはまた、コンピューター制御システムを含む。コンピューター制御システムは、第2のIR光源からの第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度で眼瞼の内側部分に方向付けずに、第1のIR光を第1の角度で眼瞼の内側部分の第1の角度端に方向付けるべく、第1のIR光源を制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、第1のIR光源からの第1のIR光を第2の角度と逆の第1の角度で方向付けずに、第2のIR光を第2の角度で眼瞼の内側部分の第2の角度端に方向付けるべく、第2のIR光源を制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、内側部分に第2のIR光が第1の角度で照射される時、第1の表面マイボグラフィー画像で眼瞼の内側表面の内側部分を画画像化して、眼瞼中のマイボーム腺の第1の表面マイボグラフィー画像を生成すべく、イメージングデバイスを制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、内側部分に第2のIR光が第2の角度で照射される時、第2の表面マイボグラフィー画像で眼瞼の内側表面の内側部分を画像化して、眼瞼中のマイボーム腺の第2の表面マイボグラフィー画像を生成すべく、イメージングデバイスを制御するように構成される。コンピューター制御システムはまた、第1の表面マイボグラフィー画像の第2の角度端と第2の表面マイボグラフィー画像の第1の角度端とを組み合わせて、眼瞼の内側表面の内側部分からの第2のIR光の画像化された反射から生じるグレアを低減して得られた表面マイボグラフィー画像を生成するように構成される。コンピューター制御システムはまた、眼瞼中のマイボーム腺の得られた表面マイボグラフィー画像を記憶するように構成される。
さらに他の実施形態では、眼瞼反転プロセスでの眼瞼反転も眼瞼回転も眼瞼組織捩りも必要とすることなく、マイボーム腺の眼瞼徹照イメージングを行うために、患者の眼瞼の眼瞼徹照の提供を容易にする鏡面仕上げ強膜レンズを提供可能である。鏡面仕上げ強膜レンズは、患者の角膜上に配置されるように構成されたアイカップを有する。アイカップが患者の角膜上に配置される時、患者の眼瞼の内側表面に向って鏡表面が配設されるように、アイカップの外側表面上に鏡面仕上げ外表面が配設される。鏡面仕上げ強膜レンズを患者の眼内に配設し、かつ鏡面仕上げ表面を覆って患者の眼瞼を閉じた状態で、患者の眼瞼の外側表面に光を方向付けて患者の眼瞼を徹照するために、外部光源が使用される。他の選択肢として、LEDライトおよび徹照光を提供するための電池が強膜レンズ本体内に提供されるように、鏡面仕上げ強膜レンズは、いずれの外部接続も有していない内蔵ユニットでありうる。サイズ制限があるため、LEDライト用の電池は、持続時間が制限され、かつLEDは、ロープロファイルで強膜レンズの本体内にプリントされるであろう。いずれの場合も、反射光を受け取ってその徹照画像を制御システムに提供するために、徹照光は、鏡面仕上げ表面から反射されて、アイカップ内に設置された1つ以上のカメラに戻される。
他の実施形態では、患者の眼瞼中のマイボーム腺を徹照するための鏡面仕上げ強膜レンズが提供される。鏡面仕上げ強膜レンズは、内側表面と外側表面とを有するアイカップを含み、内側表面は、患者の眼の角膜上に配置されるように構成される。鏡面仕上げ強膜レンズはまた、アイカップが角膜上に配置される時、患者の眼から外向きに延在するようにアイカップに装着されるプラットフォームを含む。鏡面仕上げ強膜レンズはまた、アイカップを覆って眼瞼を閉じた時、患者の眼瞼の内側表面に近接して配設されるように、アイカップの外側表面の少なくとも一部分上に配設された鏡面仕上げ表面を含む。鏡面仕上げ強膜レンズはまた、プラットフォーム内に配設されたカメラを含み、カメラは、鏡面仕上げ表面からの反射光を受け取るように構成される。鏡面仕上げ表面は、患者の眼瞼を徹照して鏡面仕上げ表面に至る受け取った光を反射するように構成される。カメラは、鏡面仕上げ表面から反射された徹照光を受け取って患者の眼瞼の徹照画像を取り込むように構成される。
当業者であれば、添付図面の図に関連して以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読んだ後、本開示の範囲を認識し、そのさらなる態様が分かるであろう。
本明細書に組み込まれてその一部を形成する添付図面の図は、本発明のいくつかの態様を例示したものであり、記載内容と合わせて本発明の原理を説明する役割を果たす。
図1は、涙膜の3つの層を誇張して示す例示的な眼の側面図である。 図2Aは、眼で水様液を生成する涙腺および副涙腺を示す例示的な眼の正面図である。 図2Bは、瞬き時の図2Aの例示的な眼の正面図である。 図3は、中に含まれるマイボーム腺が示された例示的な上眼瞼および下眼瞼を例示している。 図4は、眼瞼中のマイボーム腺を示す眼瞼の内側表面の表面マイボグラフィーおよび写真のために反転されて赤外(IR)光が照射された患者の下眼瞼を例示している。 図5Aは、患者の眼瞼中のマイボーム腺と非腺領域との改良されたコントラストを例示する患者の眼瞼の表面マイボグラフィー画像である。 図5Bは、眼瞼中のマイボーム腺の眼瞼IR徹照画像であり、IR光は、眼瞼の外表面上に配設され、かつ眼瞼を反転した状態で眼瞼の内側表面に方向付けられて眼瞼を徹照し、その結果、マイボーム腺は、IR光が反射により眼瞼の外表面に戻ることにより暗領域として示される。 図5Cは、患者の眼瞼画像中のマイボーム腺と非腺領域とのコントラストをさらに改善すべく、図5Aの表面マイボグラフィー画像と図5Bの眼瞼IR徹照画像とを用いて得られた画像である。 図6Aは、患者の眼瞼およびその中のマイボーム腺の表面マイボグラフィーおよび眼瞼徹照イメージングの両方、たとえば、それぞれ、図5Aおよび5Bに例示されるもの、ならびに得られる表面マイボグラフィー/眼瞼徹照画像、たとえば、図5Cに例示されるもの、を実施可能な例示的なマイボーム腺イメージング(MGI)デバイスの斜視図である。 図6Bは、患者の眼瞼に照射するためのIR光源と、患者のマイボーム腺の表面マイボグラフィーおよび眼瞼徹照イメージングの両方を行うためのカメラデバイスと、をさらに例示した、図6AのMGIデバイスの例示的な内部コンポーネントの側面図である。 図6Cは、患者の眼瞼およびその中のマイボーム腺を画像化する準備をすべく、チンレストの補助を受けてMGIデバイスに配置された患者の側面図である。 図7は、MGIデバイスの一部として眼瞼反転デバイスを用いて下眼瞼を下方に反転させた状態で、図6AのMGIデバイスにより画像化される患者の下眼瞼を例示している。 図8は、眼瞼反転デバイスを用いて下眼瞼を下方に反転させた状態で、図6AのMGIデバイスにより画像化される患者の下眼瞼の拡大図を例示している。 図9は、図6AのMGIデバイスの制御システムおよび支援コンポーネントの例示的なシステム図を例示している。 図10は、図6AのMGIデバイスと併用可能な例示的な眼瞼反転デバイスの概略図であり、この眼瞼反転デバイスは、患者の眼瞼を反転させた状態で患者の眼瞼を徹照するための一体化IRライトパイプを含む。 図11は、中に含まれる一体化IRライトパイプが患者の眼瞼を徹照できるように患者の眼瞼を下方に反転させて配置される図10の眼瞼反転デバイスを例示している。 図12は、マイボーム腺イメージングを行う前に患者の眼瞼に対して図6AのMGIデバイスのカメラの焦点を自動調節するための例示的プロセスを例示するフローチャートである。 図13は、患者の眼瞼の眼瞼徹照イメージングを行う図6AのMGIデバイスの例示的プロセスを例示するフローチャートである。 図14Aは、図10の眼瞼反転デバイスを用いて患者の眼瞼を反転させてIR徹照した状態で、図6AのMGIデバイスにより取り込まれた患者の眼瞼の眼瞼徹照画像であり、マイボーム腺は、暗領域に示され、非腺物質は、明領域に示される。 図14Bは、図10の眼瞼反転デバイスを用いて患者の眼瞼を反転させてIR徹照した状態で、図6AのMGIデバイスにより取り込まれた他の患者の眼瞼の眼瞼徹照画像であり、いくつかのマイボーム腺は、欠失しているかまたは損傷を受けている。 図15Aは、マイボーム腺の表面マイボグラフィー画像/眼瞼徹照画像の組合せを発生する図6AのMGIデバイスの例示的プロセスのフローチャートである。 図15Bは、図15Aの続きのフローチャートである。 図16Aは、図14Aの表面マイボグラフィー画像を例示している。 図16Bは、図14Bの眼瞼徹照画像を例示している。 図16Cは、組合せ画像でマイボーム腺のより高いコントラストの画像を例示する、図14Aおよび14Bの画像の表面マイボグラフィー画像/眼瞼徹照画像の組合せを例示している。 図17Aは、図6AのMGIデバイスのディスプレイ上の表面マイボグラフィー画像を例示している。 図17Bは、図6AのMGIデバイスのディスプレイ上の眼瞼徹照画像を例示している。 図17Cは、図6AのMGIデバイスのディスプレイ上の表面マイボグラフィー画像/眼瞼徹照画像の組合せを例示している。 図18は、2つの異なる方向から眼瞼を照射した状態で患者の下方反転眼瞼の表面の2つの異なる画像を取り込む図6AのMGIデバイスの概略図であり、それぞれ、取り込まれたIR光反射によるグレアを含有するが、これらは、MGIデバイスによりスプライスして一体化されて、グレアの低減された1つの表面マイボグラフィー画像を形成可能である。 図19は、眼瞼反転のために湾曲眼瞼を把持するための眼瞼反転端の曲率を例示する、IRライトパイプが配設された例示的な眼瞼反転デバイスの図である。 図20は、眼瞼反転デバイスの眼瞼反転端上に配設されたIRライトパイプを示す、眼瞼反転デバイスの他の例示的な実施形態の概略図である。 図21は、患者の眼瞼を可視光眼瞼徹照するために眼瞼反転デバイスの眼瞼反転端上に配設された可視光スペクトルライトパイプを含む眼瞼反転デバイスの概略図である。 図22は、患者の眼瞼を可視光スペクトル眼瞼徹照する図21の眼瞼反転デバイスの図である。 図23は、患者の眼の角膜上に配置された鏡面仕上げ強膜レンズの概略図であり、鏡面仕上げ強膜レンズは、眼瞼反転することなく患者の眼瞼の内側表面に照射して患者の眼瞼を眼瞼徹照するように構成される。 図24は、図23の鏡面仕上げ強膜レンズでの鏡面仕上げ強膜レンズの内側表面の概略図である。 図25Aは、ある角度から例示された鏡面仕上げ強膜レンズデバイスの概略図である。 図25Bは、異なる角度から例示された鏡面仕上げ強膜レンズデバイスの概略図である。 図25Cは、異なる角度から例示された鏡面仕上げ強膜レンズデバイスの概略図である。
以下に示される実施形態は、当業者が本開示を実施できるようにするのに必要な情報を示しており、かつ本開示を実施する最良の形態を例示している。添付の図面に照らして以下の説明を読むことにより、当業者であれば、本開示の概念を理解し、本明細書で特に対処されていないこれらの概念の適用が分かるからである。これらの概念および適用が本開示および添付の特許請求の範囲内に包含されることを理解すべきである。
本開示が、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、改変形態および他の実施形態が、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されることを理解すべきである。本開示は、添付の特許請求およびその均等物の範囲内に入るかぎり、本開示の修正形態および変形形態を包含することが意図される。本明細書では特定の用語が用いられているが、それらは、一般的かつ記述的な意味で用いられているにすぎず、限定を目的としたものではない。
本明細書に開示された実施形態は、マイボーム腺分析のためにマイボーム腺を画像化するための眼瞼照射システムおよび方法を含む。一実施形態では、マイボーム腺イメージング(MGI)デバイスが提供される。MGIデバイスは、眼瞼徹照画像を取り込んで患者の眼瞼中のマイボーム腺を示すために、患者の眼瞼を赤外線(IR)徹照してIR徹照時に患者の眼瞼画像を取り込むように構成される。患者の眼瞼を下方に反転させて患者の眼瞼の内側表面を画像化する際、患者の眼瞼の外表面上にIR光源が配設される。このようにして、患者の眼瞼の外表面上に配設されたIR光が反射されて外表面の方向に戻されるように、IR光により患者の眼瞼を徹照する。したがって、患者の眼瞼の内側表面画像は、暗輪郭領域にマイボーム腺を示すが、非腺物質は、IR光が通過する明領域に示される。これにより、患者の眼瞼中のマイボーム腺のX線様の高コントラストの眼瞼徹照画像が提供される。他の表面マイボグラフィーを用いて画像化することはより困難であると思われる、眼瞼の内側表面の近傍に位置しないマイボーム腺は、画像中の暗領域として徹照される。次いで、マイボーム腺の眼瞼徹照画像を分析することにより、ドライアイおよび感染などの他の疾患状態の診断を含めて、患者の診断の一部として、すべてのマイボーム腺が存在するか、および/またはいずれかのマイボーム腺が損傷を受けているかを決定することが可能である。
これに関連して、図5Aは、下眼瞼42が下方に反転されて下眼瞼42の内側表面43が赤外(IR)光によりに照射された時の患者の下眼瞼42の表面マイボグラフィー画像40である。示されるように、IR光は、下眼瞼42中に含まれるマイボーム腺44により反射されるため、その結果、マイボーム腺44は、表面マイボグラフィー画像40の明領域または白色着色領域として現れる。下眼瞼42中の非腺領域46は、これらの領域がIR光を反射する傾向がないため、表面マイボグラフィー画像40のより暗い領域または黒色領域として現れる。医者または技術者は、表面マイボグラフィー画像40を分析して患者のマイボーム腺44の性質を理解することが可能である。同様に、この手法は、涙腺およびウォルフリング腺の診断に使用可能である。たとえば、表面マイボグラフィー画像40を分析して、いずれかのマイボーム腺44の欠失、短縮、「離脱」、または萎縮による消失を決定することが可能である。その場合、一例として、これは、マイボーム腺44が存在することとは対照的に、患者の眼に存在する脂質の低減の根本的な原因でありうるが、ドライアイ状態の原因となる脂質生成の欠如の説明に現れない可能性がある。また、表面マイボグラフィー画像40を分析してマイボーム腺44の形状、量、および質に関する情報を理解することが可能である。しかしながら、表面マイボグラフィーには限界がある。たとえば、下眼瞼42中のいずれかのマイボーム腺が下眼瞼42の内側表面の近傍にない場合、それらのマイボーム腺は、表面マイボグラフィー画像40に現れないことがある。たとえば、下眼瞼42中の上を覆う組織は、IR光の反射を遮断したり、または患者の下眼瞼42中の特定のマイボーム腺から反射されるIR光のシグナル対ノイズ比を低減したりする可能性がある。したがって、増強イメージングの提供および画像中のマイボーム腺のシグナル対ノイズ比の向上が可能であるマイボーム腺のさらなる画像化方法を見いだすことが望ましい。
これに関連して、図5Bは、眼瞼を下方に反転させて患者の下眼瞼42の外側表面から徹照した時の図5Aの患者の下眼瞼42のIR徹照画像48である。図5Bの眼瞼IR徹照画像48のような眼瞼IR徹照画像を取り込んで分析することが可能な例示的な照射システムおよび方法は、本開示の以下でより詳細に考察される。図5Bに関して、下眼瞼42がIR徹照された時、IR光は、下眼瞼42の外側表面を通って眼瞼の内側表面43に方向付けられる。IR光は、マイボーム腺44から反射されて下眼瞼42の外側表面の方向に戻されるため、その結果、IR徹照画像48のより暗い領域または黒色領域は、下眼瞼42中のマイボーム腺44の存在を示す。IR徹照画像48のより明るい領域または白色領域は、下眼瞼42中の非腺物質50を示す。したがって、IR徹照画像48は、図5Aの表面マイボグラフィー画像40の反転光としてマイボーム腺44を出現させたX線様の画像である。IR徹照画像48は、図5Aの表面マイボグラフィー画像40よりも高いコントラストのマイボーム腺44の画像を含みうるため、医者または技術者が患者のマイボーム腺44を観察および分析するのをさらにかつ良好に支援しうる。
また、以下でより詳細に考察されるように、図5BのIR徹照画像48と図5Aの表面マイボグラフィー画像40との組合せまたは引き算により、図5Aおよび5Bの患者の下眼瞼42のマイボーム腺44のさらに高いコントラストの画像を達成しうる。この機能を発揮するための眼瞼照射システムおよび方法は、以下でより詳細に考察されるが、そのようなものは、図5Cに示される。図5Cは、得られる画像52のマイボーム腺44と非腺領域46、50とのコントラストを図5Aの表面マイボグラフィー画像40と図5BのIR徹照画像48とによりさらに改善して得られた画像52(「得られた表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像の組合せ52」)である。図5Cに示されるように、マイボーム腺44は、より明るい領域または白色領域に現れるが、図5Aの表面マイボグラフィー画像40に現れるマイボーム腺44よりも高いコントラストで現れる。したがって、得られる表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像の組合せ52は、医者または技術者がマイボーム腺およびドライアイなどの診断可能な病態を分析するのをさらに支援進うる。
図6A〜6Cは、患者の眼瞼およびその中のマイボーム腺の表面マイボグラフィーおよびIR徹照イメージングの両方を行って、患者の眼瞼の表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像、たとえば、以上の図5A〜5Cに示されるもの、を取り込むことが可能な例示的なマイボーム腺イメージング(MGI)デバイス54を例示している。次に、このMGIデバイス54をより詳細に説明する。
図6Aは、MGIデバイス54の斜視図を例示している。MGIデバイス54は、患者の眼瞼およびその中に配置されたマイボーム腺のイメージングならびに患者のマイボーム腺の特徴を決定するための画像の処理および分析を容易にするように設計される。これに関連して、MGIデバイス54は、以下でより詳細に説明されるように、イメージングデバイスおよび光源を含む。図6Aに例示されるように、MGIデバイス54は、一般的には、ハウジング56、ディスプレイモニター(「ディスプレイ」)58、および患者ヘッドサポート60で構成される。ハウジング56は、テーブルトップ配置で設計されうる。ハウジング56は、固定関係でベース62上に着座する。以下でより詳細に考察されるように、臨床医が患者の眼瞼を表面照射および徹照してマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像を取り込めるようにするために、ハウジング56は、イメージングデバイスおよび他の電子部品、ハードウェア、ならびにソフトウェアを収容する。患者の眼瞼のIR表面照射および/またはIR徹照を可能にするために、IR光源64(本明細書では「IRイルミネーター64」としても参照される)もまた、ハウジング56内に提供される。
患者の眼瞼を画像化するために、患者は、自身の頭を患者ヘッドサポート60内に配置し、自身の顎をチンレスト68上に着座する。以下でより詳細に考察されるように、チンレスト68は、患者の眼および涙膜をハウジング56内のIR光源64にアライメントするように調整可能である。チンレスト68は、2ポンド(907.185g)までの重量を支持するように設計されうるが、そのことは、制限因子ではない。透明窓70は、患者の頭が患者ヘッドサポート60内に配置された時、ハウジング56内のイメージングデバイスが患者の眼瞼に対して明瞭な視線を有することができるにする。MGIデバイス54は、1回に1つの眼瞼を画像化するように設計されるが、必要に応じて、1回に2つ以上の患者の眼瞼を画像化するよう構成可能である。
一般的には、ディスプレイ58は、MGIデバイス54の入出力デバイスを提供可能である。たとえば、臨床医が、MGIデバイス54の操作を制御するハウジング56内に提供された制御システムと対話して、MGIデバイス54を操作するために、ディスプレイ58上にユーザーインターフェースを提供することが可能である。たとえば、ユーザーインターフェースは、患者の眼瞼画像を取り込むために、臨床医によるイメージングの位置、イメージングデバイスの焦点、およびイメージングデバイスの他のセッティングの制御を可能にしうる。以下でより詳細に考察されるように、制御システムは、患者の眼および涙膜の画像をはじめとするデータを記憶するためのメモリーを備えた汎用マイクロプロセッサーまたはコンピューターを含みうる。マイクロプロセッサーは、患者の涙膜画像を処理して涙膜に関する特徴的出力情報を発生するのに十分な処理速度(たとえば、1分/22画像取得)を提供するように選択されるべきである。制御システムは、適正に照射された時に患者の眼瞼画像を取り込むように光源およびイメージングデバイスのアクティブ化の同期を制御しうる。イメージングデバイスを制御するためのジョイスティック、USBポート、イーサーネット通信をはじめとする有線および無線通信、キーボード、マウス、スピーカー、患者データを記憶および伝送するためのコンピューターメモリー、フットペタル、音声作動コントロールなどを含めて、種々の入出力ポートおよび他のデバイスを提供可能である、これらに限定されるものではない。電力を必要とする内蔵コンポーネントに電力を提供するために、ハウジング56内に電源が提供される。ファンなどの冷却システムもまた、MGIデバイス54の熱発生内蔵コンポーネントを冷却するために提供されうる。
以下でより詳細に例示および説明されるように、患者の眼瞼およびその中に配置されたマイボーム腺のヒト診断を可能にするために、MGIデバイス54のハウジング56内のイメージングデバイスにより患者の眼瞼画像を取得して、臨床医による精査のためにディスプレイ58上に表示することが可能である。ディスプレイ58上に表示される画像は、イメージングデバイスにより取得されたリアルタイム画像でありうるか、またはすでにメモリー内に記憶された記録画像でありうる。MGIデバイス54のさまざまな方向で汎用的製造構成を提供できるようにするために、ベース62を中心としてディスプレイ58を回転可能である。図6Aおよび6Bに例示されるように、ディスプレイ58は、ベース62を中心として回転可能に示されたモニターアーム71に装着される。臨床医が患者の真正面に座ることを望むのであれば、図6Bに例示されるように、患者ヘッドサポート60とは反対側にディスプレイ58を配置することが可能である。他の選択肢として、X軸を中心として左または右のいずれかにディスプレイ58を回転して、患者ヘッドサポート60に近接して配置することが可能である。MGIデバイス54の制御のためにディスプレイ58に直接タッチすることにより臨床医または他のユーザーがハウジング56内の制御システムに対する入力および制御を提供できるように、ディスプレイ58は、タッチスクリーンモニターでありうる。図6Aおよび6Bに例示されるディスプレイ58は、15インチ(15”)(38.1cm)フラットパネル液晶ディスプレイ(LCD)である。しかしながら、ディスプレイ58は、限定されるものではないが、陰極線管(CRT)、プラズマ、LED、OLED、投影システムを含めて、任意のタイプまたはサイズで提供されうる。
図6Bは、患者の眼の眼瞼80の画像化をさらに例示するために図6AのMGIデバイス54の側面図を例示している。そこに例示されるように、患者は、自分の頭72を患者ヘッドサポート60内に配置する。より特定的には、患者は、患者ヘッドサポート60の一部として提供されたヘッドレスト76に自分の前頭部74を配置する。患者は、自分の顎78をチンレスト68内に配置する。患者ヘッドサポート60は、患者の眼瞼82とMGIデバイス54との、特に、ハウジング56内に提供されものとして示されるイメージングデバイス84(およびイルミネーター)とのアライメントを容易にするように設計される。チンレスト68は、MGIデバイス54を基準にして患者の眼瞼82をより高くまたはより低く移動するように調整可能である。
図6Cに示されるように、患者の眼瞼82を画像化して患者のマイボーム腺の特徴を決定するために、イメージングデバイス84が使用される。IRイメージングを行う場合、イメージングデバイス84は、IR光を取り込む能力を含み、かつ/またはイメージングデバイス84からIRフィルターを除去してIR光の受取りを可能にする。特定的には、図7に示されるように、ハンドヘルド眼瞼反転デバイス102により下方に反転されてIR光源64A、64Bにより照射された時、患者の眼瞼82からの反射光および他の光を取り込んで、表面マイボグラフィー画像、たとえば、例として以上で考察された図5Aに示されるもの、を取り込むために、イメージングデバイス84が使用される。図7に示されるように、かつ以下でより詳細に考察されるように、眼瞼反転デバイス102は、臨床医が患者の眼瞼82を把持して下方(下眼瞼の場合)または上方(上眼瞼の場合)に反転させることにより、表面マイボグラフィーイメージングのために眼瞼82の内側表面が露出されるように、構成および造形される。しかしながら、図8に示されるように、さらにまた、以下でより詳細に考察されるように、眼瞼反転デバイス102はまた、二重の目的を有する。ハンドヘルド眼瞼反転デバイス102はまた、必要に応じて、インターフェースケーブル105を介してMGIデバイス54によりアクティブにして、眼瞼82の外側表面から眼瞼82の内側表面107に患者の反転された眼瞼82を徹照するように制御可能なIR光源104を含有する。このようにして、イメージングデバイス84はまた、眼瞼82のIR徹照画像、たとえば、例として以上で考察された図5Bに示されるもの、を取り込むことが可能である。他の選択肢として、IR光源104は、眼瞼反転デバイス102との無線通信(たとえば、制御回路)を介して制御可能である。したがって、MGIデバイス54は、IRイルミネーター64A、64Bを用いた眼瞼82の内側表面107の表面IR照射と、眼瞼反転デバイス102に組み込まれたIR光源104を用いた眼瞼82のIR徹照と、の両方を容易にして、イメージングデバイス84による眼瞼82およびその中に配置されたマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像とIR徹照画像との両方の取込みを容易にするように構成される。
MGIデバイス54では、イメージングデバイス84は、電荷結合デバイス(CCD)ディジタルビデオカメラ86でありうるが、多くのタイプの計測グレードのカメラまたはイメージングデバイスを提供可能である。CCDカメラは、効率的集光、線形挙動、冷却操作、および即時画像利用能の特徴を備えている。線形イメージングデバイスとは、取込み画像からの入力シグナルに正確に比例する取込み画像を表す出力シグナルを提供するイメージングデバイスのことである。したがって、線形イメージングデバイス(たとえば、1.0に設定されたγ補正または無γ補正)を用いると、歪みのないひいては分析可能なマイボーム腺画像が得られる。こうすると、得られた眼瞼画像を分析前に線形化しなくてもよいため、処理時間が節約される。次いで、MGIデバイス54の非線形ディスプレイ58上にヒトが知覚可能な表示を行うために、取り込まれた線形画像にγ補正を追加することが可能である。
ビデオカメラ86は、患者の眼瞼82の無損失写真画像を生成可能である。図6Cに例示されるように、ビデオカメラ86は、光線88間の角度および患者の眼瞼82に焦点を合わせるレンズの焦点距離により規定される被写界深度を有する。制御システムによりビデオカメラ86を制御して患者の眼瞼82を画像化できるように、ビデオカメラ86は、外部トリガーサポートを有する。ビデオカメラ86は、ハウジング56内に嵌合するレンズを含む。この実施形態のビデオカメラ86は、640×480画素の分解能を有し、60フレーム/秒(fps)までのフレームレートが可能である。ビデオカメラ86で利用されるレンズ系は、サンプル平面中の16×12mm寸法をビデオカメラ86内のCCD検出器の有効領域上に画像化する。
続いて図6Cを参照すると、患者の眼瞼82を画像化するためのビデオカメラ86を位置決めするために、カメラ位置決めシステム90もまた、MGIデバイス54のハウジング56内に提供される。カメラ位置決めシステム90は、制御システム100の制御下にある。この方式では、臨床医は、MGIデバイス54による患者の眼瞼82の画像化の準備をするために、ビデオカメラ86の位置を操作することが可能である。カメラ位置決めシステム90は、さまざまな患者の眼瞼82ごとに臨床医および/または制御システムによるビデオカメラ86の移動を可能にするが、可動域を設計許容範囲内に制限するように設計することも可能である。カメラ位置決めシステム90はまた、ビデオカメラ86の位置の微調整を可能にする。カメラ位置決めシステム90は、ベース94に装着されたスタンド92を含む。ビデオカメラ86の垂直(すなわち、Y軸)方向の移動を可能にするために、カメラ位置決めシステム90内に線形サーボまたはアクチュエーター96を配設してスタンド92とビデオカメラ86を支持するカメラプラットフォーム98とを接続する。
MGIデバイス54のこの実施形態では、カメラ位置決めシステム90によるX軸またはZ軸(図6Cの前後)方向へのビデオカメラ86の移動は許容されないが、本発明は、そのように限定されるものではない。IRイルミネーター64A、64Bがビデオカメラ86との固定されたジオメトリー関係を維持するように、IRイルミネーター64A、64Bもまた、カメラプラットフォーム98に対して固定される。したがって、患者の眼瞼82に対してビデオカメラ86を調節した場合、IRイルミネーター64A、64Bも同様に、患者の眼瞼82に対して自動調節される。特定の距離および特定の入射角をとるようにMGIデバイス54をプログラムしうるため、このことは、図6Cに例示される患者の眼瞼82の所望の距離(d)および照射角(Φ)を強制して、適正な入射角で患者の眼瞼82の表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像を適正に取り込むうえで重要であろう。
MGIデバイス54の基本的な画像化機能および照射機能を説明してきたため、図9では、患者の眼瞼画像を取り込んでそれらの画像を処理するための一実施形態に係るハウジング56内に提供されたMGIデバイス54の制御システムおよび他の内部コンポーネントに関してより詳細に例示したシステムレベル図を例示する。そこに例示されるように、MGIデバイス54の全体制御を提供する制御システム100が提供される。制御システム100は、任意のマイクロプロセサーに基づくシステムまたはコンピュータシステムにより提供されうる。システムレベル図には図9に例示された制御システム100が提供されているが、必ずしも特定のハードウェア構成および/または構造を示唆するわけではない。そこに例示されるように、制御システム100は、いくつかのシステムを含有する。臨床医ユーザーからカメラセッティングを受け入れるカメラセッティングシステム106が提供されうる。例示的なカメラセッティング108が例示されているが、当業者には周知のように、MGIデバイス54に提供されるカメラのタイプおよびモデルに従って任意のタイプでありうる。
カメラセッティング108は、カメラドライバー110に従って提供されうるとともに、次いで、ビデオカメラ86のセッティングを制御するためにMGIデバイス54の初期化時にビデオカメラ86にロードされうる。セッティングおよびドライバーは、レンズ116から眼画像情報を取り込むためのCCD114を制御するためのセッティングを記憶するためのビデオカメラ86内に位置するバッファー112に提供されうる。レンズ116およびCCD114により取り込まれた眼画像は、周知のようにCCD114からの生データを後処理するためのアルゴリズムを含有するデベイヤリングファンクション118に提供される。次いで、眼画像は、制御システム100内のビデオまたはスチル画像取得システム120に提供され、ランダムアクセスメモリー(RAM)122などのメモリーに記憶される。次いで、記憶された眼画像またはシグナル表現は、眼画像を操作してその中の情報を画像化マイボーム腺に関して解析するための前処理システム124および後処理システム126に提供可能である。後処理された眼瞼画像および情報もまた、より後の段階でディスプレイ58上で検索および観察するために、ディスクメモリー128などの大容量記憶装置に記憶されうる。
制御システム100はまた、眼瞼画像をディスプレイ58に提供してヒトが知覚可能な形態でディスプレイ58上に表示する可視化システム130を含有しうる。表示前、眼瞼画像は、前処理ビデオファンクション132で前処理されうる。たとえば、眼瞼画像が線形カメラにより提供される場合、眼画像がディスプレイ58上に適正に表示されるように、非線形性(すなわちγ補正)を追加しなければならないこともある。さらに、ディスプレイ58上に表示される眼画像の可視化を制御するために、ディスプレイ58またはディスプレイ58と通信するデバイスを介して制御されうるコントラストおよび飽和度のディスプレイセッティング134が臨床医ユーザーにより提供されうる。ディスプレイ58はまた、以下でより詳細に説明されるように、患者の眼瞼に関する分析結果情報136を表示するように適合化される。制御システム100はまた、ディスプレイ58のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)ユーティリティー140を駆動してユーザー入力142を受け取るユーザーインターフェースシステム138を含有しうる。ユーザー入力142は、1〜4で表示された、カメラセッティング108、ディスプレイセッティング134、可視化システム130イネーブルメント、およびビデオ取得システム120イネーブルメントを含めて、MGIデバイス54のためのセッティングのいずれかを含みうる。GUIユーティリティー140のみは、関係者によりアクセス可能であり、構成およびキャリブレーションの後、MGIデバイス54の通常の操作時に通常は変更されないキャリブレーションまたはセッティングに対して使用されうる。
MGIデバイス54を説明してきたため、次に、眼瞼反転デバイス102のより例示的な詳細を説明する。これに関連して、図10は、眼瞼82の内側表面107(図8および11に示される)がイメージングデバイス84のイメージング経路に容易に露出されるように患者の眼瞼82を下方(下眼瞼の場合)または上方(上眼瞼の場合)に反転させて画像を取り込むために、図6A〜6CのMGIデバイス54と併用可能な例示的な眼瞼反転デバイス102の概略図である。図10に示されるように、眼瞼反転デバイス102は、第1の端152および第2の端154を有する本体150を含む。湾曲眼瞼反転端表面156は、第1の端152上に配設される。湾曲眼瞼反転端表面156は、図8に示されるように眼瞼を把持および反転するように構成される。湾曲眼瞼反転端表面156は、理想的には、湾曲眼瞼反転端表面156が、把持および反転のための湾曲外側表面に沿って患者の眼瞼の外側表面に均等に接触して把持するように、患者の眼瞼の曲率を模倣するように意図された半径を含有するように造形される。
湾曲眼瞼反転端表面156は、それ自体、平面状でありうるか、または眼瞼組織に接触するために凹半径もしくは凸半径を有しうる。他の選択肢として、湾曲眼瞼反転端表面156はまた、眼瞼組織表面上に掴持表面を提供するために1つもしくは一連のリブ、リッジ、突起、または陥入を含有しうる。それに加えて、湾曲眼瞼反転端表面156は、眼瞼組織上にさらなる牽引表面または掴持表面を提供するために、より低いジュロメーター硬度の整合性または調節性の材料から構築されうる。それに加えて、端表面材料は、それ自体、眼瞼組織に対する掴持をさらに向上させるために、粘着性高摩擦性形態で供給可能である。
続いて図10を参照すると、この例では、眼瞼反転デバイス102はまた、本体150内に配設された光源104を含有する。光源104は、この例では、IR光源である。以下でより詳細に説明されるように、光源104は、湾曲眼瞼反転端表面156と眼瞼82との間で図10に示される経路に沿って光を発生するように、MGIデバイス54の制御システム100により制御される。本開示のより後段でより詳細に示されるように、眼瞼反転デバイス102の本体150は、光源104から放出された光を受け取ってライトパイプを形成するように湾曲眼瞼反転端表面156に配設された長尺状スロット158を含有する。したがって、図8の眼瞼82に示されるように、湾曲眼瞼反転端表面156が患者の眼瞼に接触して把持することにより眼瞼を反転させた時、長尺状スロット158は、図8および図10に示されるように、眼瞼82の外側表面に近接して配設される。この方式では、ライトパイプは、図10に示されるように、眼瞼82の外側表面160に照射して眼瞼を徹照する。この例では、光源104がIR光源であるため、ライトパイプは、眼瞼82を徹照するIRライトパイプである。次いで、MGIデバイス54の制御システム100は、患者の眼瞼82の内側表面107の画像を取り込むようにイメージングデバイス84を制御して、一例として、図5BのIR徹照画像48のような、眼瞼82およびその中に配置されたマイボーム腺のIR徹照画像を取り込むことが可能である。MGIデバイス54の制御システム100は、イメージングデバイス84に直接または無線で接続可能である。
続いて図10を参照すると、眼瞼反転デバイス102のこの例では、光源104は、たとえば、IR放出ダイオード(LED)でありうる複数の光源で構成される。この例では、示されていない本体150内に含有される3つのIR LEDが存在する。IR LEDは、3つのゾーン162(1)〜162(3)に個別にIR光を発して、均一または実質的に均一な照射が得られるように眼瞼82の外側表面160のさまざまな領域に照射する。同様に以下でより詳細に考察されるように、眼瞼82の曲率および個別の眼瞼内の組織の厚さが理由で、制御システム100は、均一な強度の光が眼瞼82を徹照するように、さまざまなIR LED間で照射の強度をさまざまに変化させうる。
MGIデバイス54および眼瞼反転デバイス102を説明してきたため、次に、患者の眼瞼の照射、徹照、およびその表面照射画像および徹照画像の取込みのためのMGIデバイス54のより例示的な特徴を考察する。
臨床医が患者の眼瞼82を反転ささせて患者の眼瞼に照射して画像化するようにMGIデバイス54を操作する前、MGIデバイス54のイメージングデバイス84(たとえば、ビデオカメラ86)の焦点を調節することが望ましいこともある。この方式では、眼瞼82の取込み画像に焦点が合わせられるであろう。イメージングデバイス84は、臨床医により手動で焦点調節されうるが、MGIデバイス54はまた、イメージングデバイス84の焦点を自動調節するように構成されうる。これに関連して、図12は、ビデオカメラ86の自動焦点調節を提供するMGIデバイス54の例示的なプロセスを提供するフローチャートを例示している。これに関連して、制御システム100は、患者の眼または眼の他の構造に焦点を合わせてビデオカメラ86の焦点を調節するようにビデオカメラ86に指示することが可能である。これに関連して、制御システム100は、患者の眼の第1の画像を取得して画像中の患者の眼の瞳孔部分を検出するように制御可能である(ブロック170)。たとえば、画像中の患者の眼の瞳孔部分を検出する任意の技術を使用することが可能である。たとえば、制御システム100は、画像中のより暗色の領域を検出して瞳孔の位置を検出するように構成されうる。次いで、制御システム100は、取込み画像を分析して、取り込まれた第1の画像中の瞳孔の位置に従って患者の眼の瞳孔よりも下の領域に方向付けるようにビデオカメラ86を再位置決めする(ブロック172)。この理由は、この例では、患者の睫毛または眼上の睫毛の陰影が、ビデオカメラ86により画像化して得られた画像で制御システム100により検出しうる高コントラストの被写体を提示し、所要により、ビデオカメラ86の焦点を分析してビデオカメラ86の焦点を調節するために使用可能であるという発見の利点を、自動焦点調節方法で生かせることにある。たとえば、患者の睫毛または睫毛の陰影は、患者の眼の取込み画像に現れうる。患者の眼の睫毛が高コントラストで現れることに留意されたい。患者の下睫毛のそれぞれが、一般的には、その瞳孔から所与の距離内に位置すると仮定して、制御システム100は、ビデオカメラ86を瞳孔の下方に固定距離で再位置決めするように構成されうる。
次に、続いて図12を参照して、制御システム100は、その焦点範囲の開始位置にビデオカメラ86の焦点を調節する。次いで、制御システム100は、現在の焦点セッティングからその次の焦点増分にビデオカメラ86の焦点をインクリメントする(ブロック174)。制御システム100は、以上で考察したように再位置決めされたビデオカメラ86を用いて患者の他の眼瞼画像82を取り込むようにビデオカメラ86を制御する(ブロック178)。画像が取り込まれた時、画像は、ビデオカメラ86の焦点セッティングと一緒に制御システム100により記憶される。制御システム100は、ビデオカメラ86の焦点セッティングがその焦点範囲の終端にあるかを決定する(ブロック180)。そうでなければ、制御システム100は、以上で考察されたブロック176および178の工程を繰り返すことにより、以上で考察したように患者の眼を瞳孔の下方に位置決めした状態を維持して、ビデオカメラ86の焦点距離範囲にわたり、ビデオカメラ86を用いて患者の眼の追加の画像を取り込む。ビデオカメラ86の焦点セッティングをその焦点範囲にわたり調節可能であれば、取り込まれて記憶された各焦点セッティングでの患者の眼の画像を用いて、制御システム100は、記憶画像を分析することにより、ビデオカメラ86の焦点をどのように自動調節するかを決定することが可能である。
これに関連して、続いて図12を参照して、制御システム100は、ビデオカメラ86のさまざまな焦点距離で取り出された記憶画像のそれぞれを分析することにより、どの画像が最も高いコントラスト比を有するかを決定する(ブロック182)。最も高いコントラスト比の画像は、ビデオカメラ86と患者の眼との間の最良の焦点距離であると見なされる。以下でより詳細に考察されるように、制御システム100を画像処理ソフトウェアでプログラムすることにより、ビデオカメラ86のさまざまな焦点距離セッティングの下で取り込まれた他の取込み画像と比較して、使用される画像のコントラスト比を決定することが可能である。制御システム100は、最も高いコントラスト比を有する画像を取り込むためにビデオカメラ86で使用された焦点セッティングを調べて、分析のために患者の眼の涙膜の後続画像を取り込むために使用されるビデオカメラ86の焦点セッティングとして使用することが可能である。任意選択で、制御システム100は、ビデオカメラ86の焦点を自動調節するために使用する最終焦点距離セッティングに対して、最も高いコントラスト比を有する画像を取り込むために使用されたビデオカメラ86の焦点距離セッティングを補償することが可能である。たとえば、制御システム100は、自動焦点調節プロセスの終了(ブロック186)前、患者の眼の睫毛と患者の眼の眼瞼82との間に距離があるという知見に基づいて、ビデオカメラ86の焦点を自動調節するために使用された焦点セッティングを補償しうる(ブロック184)。たとえば、患者の眼の睫毛と患者の眼の眼瞼82との間の距離は、所与の既知の距離であると仮定されうる。
MGIデバイス54により患者の眼瞼の徹照画像を取り込むことが望ましい場合、MGIデバイス54の制御システム100は、徹照画像取込みルーチンを行うように制御可能である。これに関連して、図13は、患者の眼瞼の眼瞼徹照イメージングを行う図6AのMGIデバイス54の例示的なプロセスを例示するフローチャートである。これに関連して、臨床医は、検査される患者を設定し、MGIデバイス54のイメージングデバイス84のイメージング経路に眼瞼の内側表面を露出させるように、眼瞼反転デバイス102を用いて画像化される眼瞼を反転させる。これについては、すでに以上に説明され例示されている。眼瞼反転デバイス102を用いて患者の眼瞼を反転させた状態で、臨床医は、MGIデバイス54を作動させて、患者の眼瞼を徹照し、一例として、図5BのIR徹照画像48のようなIR徹照画像を取り込む。それに応じて、MGIデバイス54の制御システム100は、ハンドヘルド眼瞼反転デバイス102中のIR光源104のすべての眼瞼徹照(LT)LEDを公称シード値に設定して、所望の照度を設定する(ブロック190)。次いで、制御システム100は、患者の眼瞼のIR徹照画像を取り込むようにイメージングデバイス84を指示する(ブロック192)。この例では、プロセスは、自動輝度調節手順を含む。これに関連して、この例では、取り込まれたIR徹照画像は、制御システム100の処理システムにより3つのセクションに分割され、各セクションで画像の平均輝度が計算される。最小強度(すなわち、最大暗度)の画素/点の特定の部分は、処理画像から除外され、かつ同様に、最大強度(すなわち、最大輝度)の画素/点の部分もまた、処理画像(ブロック194)から除外されるように、画像ヒストグラムを利用して画像の画素の強度を記録しうる。この画像プロセスは、IR徹照画像が画像中に過飽和画素を含有しないことを保証しうる。次いで、制御システム100は、得られた処理IR徹照画像の平均輝度レベルが所望の許容範囲内にあるかを決定する(デシジョン196)。はいの場合、取り込まれたIR徹照画像の処理を終了し(ブロック198)、得られた処理IR徹照画像は、臨床医により表示可能であるかまたは他の方法で分析可能である。
続いて図13を参照すると、しかしながら、デシジョン196での平均輝度が所望の許容範囲内になかった場合、制御システム100は、さまざまなIR光源104強度に基づいて、患者の眼瞼のIR画像化が繰返し限界に達しているかを決定する(デシジョン200)。そうであれば、直前に取り込まれて処理されたIR徹照画像で終了したプロセス(ブロック198)が、表示および/または分析に使用される患者の眼瞼のIR徹照画像であろう。さまざまなIR光源104強度に基づいて患者の眼瞼のIR画像化が繰返し限界に達していない場合(デシジョン200)、制御システム100は、測定された平均輝度に基づいてIR光源104に指令する新しいIR光源104強度を決定する(ブロック202)。次いで、制御システム100は、新しい設定強度レベルで照射して、ブロック192〜196のプロセスの繰返しで患者の他のIR徹照眼瞼画像を取り込むように、眼瞼反転デバイス102のIR光源104にコマンドを送る(ブロック192)。
図14Aは、患者の眼瞼206を図10の眼瞼反転デバイス102で反転させてその中のIR光源104によりIR照射しつつ、図13のプロセスを用いて図6AのMGIデバイス54により取り込まれた患者の眼瞼206の例示的なIR徹照画像204である。図14Aに示されるように、患者の眼瞼206中のマイボーム腺208は、より暗い領域に示され、非腺物質210は、より明るい領域に示される。考察したように、眼瞼反転デバイス102中のIR光源104によりIR光が患者の眼瞼206の外側表面に方向付けられるため、IR徹照画像204は、X線様の画像でマイボーム腺208と非腺物質210との間で増強されたコントラストを提供する。IR光は、マイボーム腺208から反射し、かつ非腺物質210を通り抜ける。したがって、IR光が通過しないより暗い領域は、マイボーム腺208の存在を示すため、表示および/または分析のためのマイボーム腺208の徹照画像を提供する。
図14Bは、患者の眼瞼214を図10の眼瞼反転デバイス102で反転させてその中のIR光源104によりIR徹照しつつ、図6AのMGIデバイス54により取り込まれた他の患者の眼瞼214の他のIR徹照画像212である。この患者の眼瞼214では、マイボーム腺216が存在するが、眼瞼214のいくつかの領域は、マイボーム腺が欠失または損傷している領域を含有する。IR徹照画像212は、高コントラスト画像でこれを示す。したがって、図14Aの患者の眼瞼206では、すべてのマイボーム腺208が存在するが、この患者では、欠失マイボーム腺216を決定する能力が、患者の脂質生成の欠如または低減量を説明しうる。したがって、図14Aの患者の眼瞼206で脂質生成の欠如が存在する場合、そのようなことは、IR徹照画像204の観察および分析に基づいて欠失マイボーム腺の結果でないと決定されうる。
以上で考察したように、患者の眼瞼のIR表面マイボグラフィー画像を取り込んで、患者の眼瞼のIR徹照画像と組み合わせた分析に供することにより、患者のマイボーム腺のより高いコントラストの画像を提供することもまた、望ましいであろう。以上で考察したように、IR表面照射では、MGIデバイス54は、ハウジング56内に存在するIRイルミネーター64A、64(眼瞼反転デバイス102ではない)に患者の眼瞼への照射を指令するように構成される。この理由は、眼瞼反転デバイス102中のIR光源104を用いたIR徹照で提供される外側表面とは対照的に、IR表面マイボグラフィーでは、患者の眼瞼の内側表面に照射されることにある。
これに関連して、図15Aおよび15Bは、マイボーム腺の得られた表面マイボグラフィー画像/眼瞼徹照画像の組合せを発生する図6AのMGIデバイス54の例示的なプロセスのフローチャートである。これに関連して、取込み患者をMGIデバイス54内に位置決めして、患者の眼瞼を眼瞼反転デバイス102で反転させた状態で画像化することにより、患者の眼瞼をイメージングデバイス84により画像化する。以下でより詳細に考察されるように、MGIデバイス54は、グレア低減技術を用いて患者の眼瞼の表面マイボグラフィー画像を取り込んで、IRイルミネーター64A、64Bからの表面マイボグラフィー画像中のグレアを低減または回避するように構成されうる(ブロック220)。また、以上に記載したように、MGIデバイス54はまた、患者の眼瞼を徹照する眼瞼反転デバイス102中のIR光源104を用いて患者の眼瞼のIR徹照画像を取り込むように構成される(ブロック222)。図13に対して、以上に記載の自動輝度調節は、選択肢として利用されうる。
続いて図15Aを参照すると、次に、制御システム100は、患者のIR徹照眼瞼画像を処理して、所与の強度閾値超または未満の画素を除去する(ブロック224)。次いで、制御システム100は、IR徹照画像に対してブロブ解析を行って照射領域の位置を決定することが可能である(ブロック226)。照射領域は、存在する最大ブロブを有する領域であると決定されうる(ブロック226)。次いで、制御システム100は、照射領域からこの対象領域を抽出し、画像の残りの部分を廃棄することが可能である(ブロック226)。次に、制御システム100は、円形カーネルを用いてIR徹照画像に対して任意選択のエロードファンクションおよびダイレートファンクションを実施可能である(ブロック228)。次に、残りの/得られたIR徹照画像をマスクとして用いて、制御システム100は、IR徹照画像の色が黒色である表面マイボグラフィー画像から任意の画素を除去して、表面マイボグラフィー画像を強調する(ブロック230)。次に、IR徹照画像を制御システム100により反転させた後、画像が両方ともマイボーム腺による組合せに適合して明領域または白色領域に示されているように、表面マイボグラフィー画像との組合せまたはで引き算を行う(ブロック232)。表面マイボグラフィー画像(ブロック234)および反転IR徹照画像(ブロック236)にさらにClahe強調を追加することが可能である。
次いで、図15Bを参照すると、制御システム100は、反転IR徹照画像に表面マイボグラフィー画像のClahe強調画像を組み合わせて(ブロック238)およびその逆に組み合わせて(ブロック240)、Clahe表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像を提供することが可能である。次いで、制御システム100は、表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像に対してγ強調を行うことが可能である(ブロック242)。次に、制御システム100は、個別の表面マイボグラフィー画像およびIR徹照画像のそれぞれからの寄与(たとえば、50%)を用いて、表面マイボグラフィー画像とIR徹照画像とを組み合わせて、得られた表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せにすることが可能である(ブロック244)。次いで、制御システム100は、表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せに対して画像ヒストグラムを行って(ブロック246)、表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せに対してコントラストストレッチングを行って(ブロック248)、プロセスを終了することが可能である(ブロック250)。
次いで、得られた表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せを、患者の眼瞼中のマイボーム腺の高コントラスト画像を含有する画像として、表示または分析することが可能である。これは、図16Cに例示される。図16Cは、図16Aの患者の眼瞼214の表面マイボグラフィー画像254と、以上で考察した図16Bの患者の眼瞼214のIR徹照画像212と、から得られた表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せ252である。表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せ252中のマイボーム腺216の画像が、図16Aの表面マイボグラフィー画像254中の同一のマイボーム腺216の対応する画像と比較して、より高いコントラストであることに留意されたい。図17Aおよび17Bは、それぞれ、MGIデバイス54により患者の眼瞼に対して行われた表面マイボグラフィーおよびIR徹照から得られた表面マイボグラフィー画像254およびIR徹照画像212を、臨床医による分析のためにディスプレイ58上に表示して、例示している。図17Cは、以上に記載の例示的なIR照射工程、IRイメージング工程、および画像処理工程を用いて、制御システム100により発生された表面マイボグラフィー画像/IR徹照画像の組合せ252を、臨床医による分析のためにMGIデバイス54のディスプレイ58上に表示して、例示している。
図15Aのブロック220に対して以上で考察したように、MGIデバイス54により取り込まれた表面マイボグラフィー画像中のグレアを低減することが望ましいであろう。MGIデバイス54中のIRイルミネーター64A、64Bは、患者の眼瞼の内側表面に照射するように、さらには表面を画像化するように、構成されるため、IRイルミネーター64A、64Bから放出されるIR光の反射は、イメージングデバイス84により受け取られて取り込まれる。このことは、以上に記載のIR徹照画像では問題にならない。なぜなら、眼瞼反転デバイス102中のIR光源104は、眼瞼の外側表面から眼瞼を徹照するが、イメージングデバイスは、眼瞼の内側表面からIR徹照画像を取り込むからである。したがって、眼瞼反転デバイス102中のIR光源104により発せられたIR光の反射は、イメージングデバイス84によるIR徹照画像には取り込まれない。
これに関連して、図18は、IRイルミネーター64A、64Bから反射されてイメージングデバイス84により取り込まれるIR光のグレアを低減または回避するために、表面マイボグラフィー時にMGIデバイス54で利用しうるグレア防止技術またはグレア低減技術の概略図である。これに関連して、制御システム100が、最初に、第1のIR光259Aを第1の角度A1で眼瞼262の内側部分の第1の角度端260Aに放出させるべく第1のIRイルミネーター64Aを方向付けるようにすると同時に、第2のIR光259Bを第1の角度A1と逆の第2の角度B1で眼瞼262の内側部分に方向付けることがないように第2のIRイルミネーター64Bを方向付けるように、MGIデバイス54が構成される。次いで、眼瞼262の第1の表面マイボグラフィー画像264Aが、イメージングデバイス84により取り込まれる。次いで、制御システム100は、第2のIR光259Bを第1の角度A1と逆の第2の角度B1で眼瞼262の内側部分の第2の角度端260Bに放出させるべく第2のIRイルミネーター64Bを方向付け、第1のIR光259Aを第1の角度A1で眼瞼262の内側部分に方向付けることがないように第1のIRイルミネーター64Aを方向付ける。次いで、眼瞼262の第2の表面マイボグラフィー画像264Bが、イメージングデバイス84により取り込まれる。次いで、制御システム100は、第1の表面マイボグラフィー画像264Aの第2の角度端266Bと、第2の表面マイボグラフィー画像264Bの第1の角度端266Aと、を組み合わせて、グレアが低減されて得られた表面マイボグラフィー画像264を生成する。グレアの低減は、第1の表面マイボグラフィー画像264Aの第2の角度端266Bが、第1のIRイルミネーター64Aからの反射された第1のIR光259Aのグレアを含まない第1の表面マイボグラフィー画像264Aのみ半分を含み、かつ第2の表面マイボグラフィー画像264Bの第1の角度端266Aが、反射された第2のIR光259Bからのグレアを含まない第2の表面マイボグラフィー画像264Bの半分のみ含むという事実に由来する。
例示的なIR徹照イメージングおよびIR表面マイボグラフィーイメージングを説明してきたため、次に、以上に記載の眼瞼反転デバイス102に関する追加の例示的な情報を提供する図19〜22を説明する。これに関連して、図19は、湾曲眼瞼を把持して眼瞼反転させるための眼瞼反転端表面156の曲率を例示する眼瞼反転デバイス102の図である。示されるように、眼瞼反転端表面156の半径Rは、眼瞼が患者の眼から外向きに湾曲しているため、眼瞼の平均曲率を模倣するように造形される。目標は、眼瞼反転端表面156が眼瞼の外側表面に接触した時に眼瞼反転端表面156上のすべての点が眼瞼の外側表面に同時に接触するようにすることである。この方式では、眼瞼反転端表面156は、眼瞼の外側表面に沿って均等にまたは実質的に均等に眼瞼を反転するように眼瞼を把持することが可能である。
他の選択肢として、湾曲眼瞼反転端表面156は、それ自体、平面状でありうるか、または眼瞼組織に接触するために凹半径もしくは凸半径を有しうる。他の選択肢として、湾曲眼瞼反転端表面156はまた、眼瞼組織表面上に掴持表面を提供するために1つもしくは一連のリブ、リッジ、突起、または陥入を含有しうる。それに加えて、湾曲眼瞼反転端表面156は、眼瞼組織上にさらなる牽引表面または掴持表面を提供するために、より低いジュロメーター硬度の整合性または調節性の材料から構築されうる。それに加えて、端表面材料は、それ自体、眼瞼組織に対する掴持をさらに向上させるために、粘着性高摩擦性形態で供給可能である。
図20は、ライトパイプを示す図19の眼瞼反転デバイス102の側斜視図を例示している。以上で考察したように、眼瞼反転デバイス102の本体150内に光源が配設される。本体150の第1の端152に長尺状スロット158が配設される。本体150内に配設される光源104は、放出光270を長尺状スロット158に方向付けてライトパイプ272を形成するように構成される。この方式では、湾曲眼瞼反転端表面156を眼瞼の外側表面に当接させて配設して眼瞼を反転させた時、以上で考察したようにライトパイプ272が眼瞼を徹照する。眼瞼反転デバイス102の本体150内に配設される光源104は、例として、IR光源または可視スペクトル光源でありうる。光源104は、以上ですでに考察したように、1つ以上のLEDで構成されうるとともに、各LEDは、MGIデバイス54の制御システム100により個別に制御されうる。インターフェースケーブル105を介して制御システム100とインターフェースをとる制御回路274が、眼瞼反転デバイス102内に提供されうる。制御回路274は、光源104のアクティブ化および非アクティブ化を制御するようにかつ光源104を含む個別のLEDまたは他の光源の強度を制御するように構成される。たとえば、光源104は、長尺状スロット158の中心部分に沿って光路を有する中心エミッター104(2)と、長尺状スロット158の第1の端276Aに近接して配設された第1の端エミッター104(1)と、長尺状スロット158の第2の端276Bに隣接して配設された第2の端エミッター104(3)と、で構成されうる。制御回路274は、以上に記載されたように、エミッター104(1)〜104(3)のそれぞれを個別に制御してそれぞれの照射強度を制御するように構成される。制御回路274はまた、インターフェースケーブル105または無線通信のいずれかを介してIR光源104を制御するために制御シグナルを受け取るように構成された通信インターフェースを含みうる。
以上で考察したように、眼瞼反転デバイス102中の光源104は、IR光源または可視スペクトル光源でありうる。可視スペクトル光源を用いて患者の眼瞼を徹照することが望ましいこともある。これに関連して、図21は、第1の端152’に配設され、かつ眼瞼反転デバイス102’の長尺状スロット158’を介して照射する可視光スペクトルライトパイプ272’を含む他の選択肢の眼瞼反転デバイス102’の概略図である。可視光スペクトルライトパイプ272’は、眼瞼反転デバイス102’の湾曲眼瞼反転端表面156’が患者の眼瞼と係合して眼瞼を反転させた時、患者の眼瞼を可視光眼瞼徹照するように構成される。図22は、眼瞼反転デバイス102’で下方に反転された患者の眼瞼を可視光徹照する図22の眼瞼反転デバイス102’の図である。図6AのMGIデバイス54は、図21および22の眼瞼反転デバイス102’を利用した時、患者の眼瞼278の可視スペクトル徹照画像を取り込むように構成されうる。
患者の眼瞼の徹照を含む以上で考察された実施形態は、眼瞼の外側表面から眼瞼の内側表面に光源を方向付ける工程を含む。患者の眼瞼の内側表面は、患者の眼瞼中のマイボーム腺の眼瞼徹照画像を取得するために画像化される。患者の眼瞼の外側表面に光源を方向付けできる状態でイメージングすべく患者の眼瞼の内側表面を露出させるために、光源を含有する眼瞼反転デバイスを用いて眼瞼を下方に反転させる。しかしながら、眼瞼の反転もそれ以外の眼瞼の逆転も捻りも必要としない、患者の眼瞼を徹照する代替法を見いだすことが望ましいであろう。
これに関連して、図23は、患者の眼284の角膜282上に配設または取り付けられた鏡面仕上げ強膜レンズ280の概略図である。鏡面仕上げ強膜レンズ280は、コンタクトレンズのように角膜282上にフィットする。鏡面仕上げ強膜レンズ280は、患者の眼瞼285を眼瞼徹照するために眼瞼反転することなく患者の眼瞼285の内側表面287に照射するように構成される。これに関連して、鏡面仕上げ強膜レンズ280の最外表面または外側表面286は、患者の眼瞼285の内側部分を観察または照射するために、アイカップ298(図24も参照されたい)上に配設された鏡面仕上げ表面288(1つのミラーまたは一連のミラー)を有する。この方式では、患者の眼瞼285がその天然の状態で鏡面仕上げ強膜レンズ280の外側表面286上に配置されるため、眼瞼の反転も捻りも行うことなく患者の眼瞼285を徹照することが可能である。
続いて図23を参照すると、患者の眼瞼285を内側表面287から徹照するために、外部光源からの光292が、患者の眼瞼285の外側表面295に方向付けられる。たとえば、光源は、図6AのMGIデバイス54のものでありうる。光292は、患者の眼瞼285を通り抜けて、患者の眼瞼285の徹照画像を取り込むためにアイカップ298内に配設されたカメラ294の方向に鏡面仕上げ表面288から反射される。これに関連して、アイカップ298が患者の角膜282上に配置される場合、カメラ294は、アイカップ298から延在するプラットフォーム300内に配設される。カメラ294は、患者の眼瞼285およびその中に含有されるマイボーム腺の徹照画像を受け取って処理するために、プラットフォーム300中に配設されたケーブル296を介して、MGIデバイス54中の制御システム100などのシステムに通信結合される。図25A〜25Cは、さまざまな方向から鏡面仕上げ強膜レンズ280を例示している。そこに例示されるように、アイカップ298は、プラットフォーム300の端上で配設される。鏡面仕上げ表面288は、アイカップ298上で配設される。カメラ294A、294B(図23)と、制御システム、たとえば、図6AのMGIデバイス54中の制御システム100と、の間でパワーシグナルおよび画像シグナルの通信を可能にするために、プラットフォーム300の端304上に電気的インターフェース302が配設される。

Claims (14)

  1. 患者の眼瞼中のマイボーム腺を徹照して前記マイボーム腺を画像化する方法において、
    赤外(IR)光をIR光源から前記眼瞼に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程と、
    IR徹照時にイメージングデバイスを用いて前記眼瞼を画像化して前記眼瞼中のマイボーム腺のIR徹照画像を生成する工程と、
    前記イメージングデバイスと関連するコンピュータ制御システムにおいて、前記眼瞼の前記IR徹照画像を受け取る工程と、
    前記イメージングデバイスと関連するメモリに、前記IR徹照画像を記憶する工程と、
    第2の赤外(IR)光を第2のIR光源から前記眼瞼の内側表面の内側部分に方向付けて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を表面照射する工程と、
    前記内側部分が前記第2のIR光によって照射される時、前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化して、前記眼瞼中の前記マイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を生成する工程と、
    組み合わせ結果画像を生成するため、マイボーム腺の前記IR徹照画像とマイボーム腺の前記表面マイボグラフィー画像とを、前記マイボーム腺の前記表面マイボグラフィー画像から前記マイボーム腺の前記IR徹照画像を引き算することで組み合わせる工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼に方向付ける工程が、前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼の外側表面の外側部分に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼を画像化する工程が、IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の内側表面の内側部分を画像化して前記眼瞼中のマイボーム腺の前記IR徹照画像を生成する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼に方向付ける工程が、前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼の内側表面の内側部分に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記眼瞼を反転させて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を前記イメージングデバイスのイメージング経路に露出させる工程をさらに含み、
    IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化する工程が、前記眼瞼が反転される時に行われる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程が、前記IR光を前記IR光源から下眼瞼に方向付ける工程をさらに含み、
    IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼を画像化する工程が、IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記下眼瞼を画像化して前記下眼瞼中のマイボーム腺の前記IR徹照画像を生成する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記IR光を前記IR光源から前記眼瞼に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照する工程が、前記IR光を前記IR光源から上眼瞼に方向付ける工程をさらに含み、
    IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼を画像化する工程が、IR徹照時に前記イメージングデバイスを用いて前記上眼瞼を画像化して前記上眼瞼中のマイボーム腺の前記IR徹照画像を生成する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のIR光を前記第2のIR光源から方向付ける工程が、
    前記第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度から前記眼瞼の内側部分に方向付けずに、前記第2のIR光を前記第1の角度から前記眼瞼の前記内側部分の第1の角度端に方向付ける工程と、
    前記第2のIR光を前記第1の角度から前記眼瞼の前記内側部分に方向付けずに、前記第2のIR光を前記第1の角度と逆の第2の角度から前記眼瞼の前記内側部分の第2の角度端に方向付ける工程と、
    をさらに含み、及び
    前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化する工程が、
    前記内側部分に前記第2のIR光が前記第1の角度で照射される時、前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化して、前記眼瞼中のマイボーム腺の第1の表面マイボグラフィー画像を生成する工程と、
    前記内側部分に前記第2のIR光が前記第2の角度で照射される時、前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化して、前記眼瞼中のマイボーム腺の第2の表面マイボグラフィー画像を生成する工程と、
    をさらに含み、及び
    前記第1の表面マイボグラフィー画像の前記第2の角度端と前記第2の表面マイボグラフィー画像の前記第1の角度端とを組み合わせて、前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分からの前記第2のIR光の画像化された反射から生じるグレアが低減された前記表面マイボグラフィー画像を生成する工程をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 患者の眼瞼中のマイボーム腺の眼瞼徹照イメージングのためのマイボーム腺イメージングシステムにおいて、
    赤外(IR)光源であって、IR光を前記眼瞼に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照するように構成された赤外(IR)光源と、
    第2のIR光源であって、第2のIR光を前記眼瞼の内側表面の内側部分へ方向付けるように構成された第2のIR光源と、
    IR徹照時に前記眼瞼を画像化するように構成されたイメージングデバイスと、
    コンピューター制御システムであって、
    前記IR光を前記眼瞼に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照すべく前記IR光源を制御し、
    IR徹照時に前記眼瞼を画像化すべく前記イメージングデバイスを制御するように、
    IR徹照時に前記眼瞼の画像を受け取り、
    IR徹照時に受け取った前記眼瞼の前記画像から前記眼瞼中のマイボーム腺のIR徹照画像を記憶し、
    前記IR光を前記眼瞼へ方向づけるように前記IR光源に指令しない時、前記第2のIR光を前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分に方向付けて前記眼瞼の前記内側表面を表面照射すべく前記第2のIR光源を制御し、
    前記第2のIR光を前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分に方向付けるように前記第2のIR光源が指令される時、表面マイボグラフィー画像で前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化すべく前記イメージングデバイスを制御し、
    前記眼瞼の前記表面マイボグラフィー画像を受け取り、
    前記受け取った前記眼瞼の前記表面マイボグラフィー画像から前記眼瞼中のマイボーム腺の表面マイボグラフィー画像を記憶し、及び
    組み合わせ結果画像を生成するため、マイボーム腺の前記IR徹照画像とマイボーム腺の前記表面マイボグラフィー画像とを、前記マイボーム腺の前記表面マイボグラフィー画像から前記マイボーム腺の前記IR徹照画像を引き算することで組み合わせる、前記コンピューター制御システムと、
    を備えることを特徴とするマイボーム腺イメージングシステム。
  10. 本体と、
    前記本体の端上に配設された湾曲眼瞼反転端表面であって、前記眼瞼を把持および反転するように構成された湾曲眼瞼反転端表面と、
    前記本体内に配設され、かつ前記コンピューター制御システムの制御下で前記IR光を発生するように構成されたIR光源と、
    前記IR光源からIR光を受け取ってIRライトパイプを形成するよう前記本体の前記湾曲眼瞼反転端表面内に配設された長尺状スロットと、
    を含む眼瞼反転デバイスをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のマイボーム腺イメージングシステム。
  11. 前記コンピューター制御システムが、
    前記眼瞼反転デバイスの前記湾曲眼瞼反転端表面が前記眼瞼と係合して前記眼瞼を反転させる時、前記眼瞼反転デバイス中の前記長尺状スロットを介して前記IR光を前記眼瞼の外側表面の外側部分に方向付けて前記眼瞼中のマイボーム腺をIR徹照すべく前記IR光源を制御し、及び
    前記眼瞼が前記眼瞼反転デバイスにより反転される時、IR徹照時に前記眼瞼の内側表面の内側部分を画像化すべく前記イメージングデバイスを制御する、ことを特徴とする請求項10に記載のマイボーム腺イメージングシステム。
  12. 前記IR光源が、
    前記長尺状スロットの中心部分に沿って配設された中心IRエミッターと、
    前記長尺状スロットの第1の端に近接して配設された第1の端IRエミッターと、
    前記長尺状スロットの第2の端に近接して配設された第2の端IRエミッターと、
    を含み、
    前記中心IRエミッター、前記第1の端IRエミッター、および前記第2の端IRエミッターのそれぞれが、独立して、前記コンピューター制御システムの制御下でIR光を発することを特徴とする請求項10に記載のマイボーム腺イメージングシステム。
  13. 前記コンピューター制御システムが、さらに、前記第1の端IRエミッターおよび前記第2の端IRエミッターの強度を前記中心IRエミッターの強度よりも大きくなるように調節して、前記IR光源により前記マイボーム腺の均一または実質的に均一な徹照を提供することを特徴とする請求項12に記載のマイボーム腺イメージングシステム。
  14. 前記コンピューター制御システムが、
    前記第2のIR光を第1の角度と逆の第2の角度から前記眼瞼の内側部分に方向付けずに、前記第2のIR光を前記第1の角度で前記眼瞼の前記内側部分の第1の角度端に方向付け、及び、前記第2のIR光を前記第1の角度から前記眼瞼の前記内側部分に方向付けずに、前記第2のIR光を前記第1の角度と逆の第2の角度に前記眼瞼の前記内側部分の第2の角度端に方向付けることにより、前記第2のIR光を前記第2のIR光源から方向付け、並びに
    前記内側部分に前記第2のIR光が前記第1の角度で照射される時、前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化して、前記眼瞼中のマイボーム腺の第1の表面マイボグラフィー画像を生成し、
    前記内側部分に前記第2のIR光が前記第2の角度で照射される時、前記イメージングデバイスを用いて前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化して、前記眼瞼中のマイボーム腺の第2の表面マイボグラフィー画像を生成することにより、前記表面マイボグラフィー画像で前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分を画像化すべく前記イメージングデバイスに指令し、及び
    前記第1の表面マイボグラフィー画像の前記第2の角度端と前記第2の表面マイボグラフィー画像の前記第1の角度端とを組み合わせて、前記眼瞼の前記内側表面の前記内側部分からの前記第2のIR光の画像化された反射から生じるグレアが低減された前記表面マイボグラフィー画像を生成する
    ことを特徴とする請求項9に記載のマイボーム腺イメージングシステム。
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