JP3318397B2 - 微粒子計測装置 - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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-
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微粒子計測装置、特に流
体及び流体中の微粒子による光散乱特性を利用して、粒
子の粒子径及び粒子数を測定する微粒子計測装置に関す
るものである。
体及び流体中の微粒子による光散乱特性を利用して、粒
子の粒子径及び粒子数を測定する微粒子計測装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】流体中に含まれている微粒子の検出方法
は従来より色々な方法が知られていて、特に光散乱を用
いた手法はインラインでの連続測定が可能であり、広い
分野で応用されている。特に、半導体製造工程では、L
SIの高集積化に伴い、LSI製造工程でウエハーに付
着した異物を除去する洗浄技術が重要になってきてい
る。
は従来より色々な方法が知られていて、特に光散乱を用
いた手法はインラインでの連続測定が可能であり、広い
分野で応用されている。特に、半導体製造工程では、L
SIの高集積化に伴い、LSI製造工程でウエハーに付
着した異物を除去する洗浄技術が重要になってきてい
る。
【0003】しかし、ウエハーに使われる液体中には、
微粒子の異物が含まれており、この粒子がウエハーに付
着して、LSIの導通不良や、短絡導通等の問題を引き
起こす。それゆえ、洗浄に使用する薬液等に含まれる異
物粒子を低減することが必要であり、これら液体中の粒
子径あるいは粒子数を測定することが重要となる。
微粒子の異物が含まれており、この粒子がウエハーに付
着して、LSIの導通不良や、短絡導通等の問題を引き
起こす。それゆえ、洗浄に使用する薬液等に含まれる異
物粒子を低減することが必要であり、これら液体中の粒
子径あるいは粒子数を測定することが重要となる。
【0004】従来の光散乱を用いた測定装置では、流体
に光を照射し、流体からの散乱光に対して、特にスペク
トル分離を行なっていない。得られた散乱光の強度を測
定して、その解析から流体中に含まれている粒子の検出
を行っている。
に光を照射し、流体からの散乱光に対して、特にスペク
トル分離を行なっていない。得られた散乱光の強度を測
定して、その解析から流体中に含まれている粒子の検出
を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て測定した散乱光には、粒子に起因している散乱光と流
体そのものに起因している散乱光が含まれている。流体
による散乱は大きなバックグランドとして作用すること
となり、微粒子の粒子径が小さくなるとともにその検出
を難しくする要因となっている。
て測定した散乱光には、粒子に起因している散乱光と流
体そのものに起因している散乱光が含まれている。流体
による散乱は大きなバックグランドとして作用すること
となり、微粒子の粒子径が小さくなるとともにその検出
を難しくする要因となっている。
【0006】そこで、本発明は以上の問題に鑑み、流体
による散乱光と粒子による散乱光を分離することによ
り、バックグランドとしての流体の散乱の影響を取り除
き、S/N比を高くして、かつ精度良く微粒子の検出が
できる微粒子計測装置を提供することを目的とする。
による散乱光と粒子による散乱光を分離することによ
り、バックグランドとしての流体の散乱の影響を取り除
き、S/N比を高くして、かつ精度良く微粒子の検出が
できる微粒子計測装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、流体中の微粒子の散乱光を受
光することにより、粒子径ないし粒子数を測定する装置
において、発光源からの光の照射により得た微粒子を含
む流体からの散乱光から、粒子からの散乱光として発光
源と同じ振動数を持つレーリー散乱光を抽出して、バッ
クグランドに相当する散乱光として、ブリルアン散乱光
を取り除くことにより微粒子からの散乱光を分離して抽
出する分離手段と、抽出された散乱光成分の強度に基づ
き、流体中の微粒子径ないし粒子数を演算する演算手段
とを有する構成を採用した。
めに、本発明においては、流体中の微粒子の散乱光を受
光することにより、粒子径ないし粒子数を測定する装置
において、発光源からの光の照射により得た微粒子を含
む流体からの散乱光から、粒子からの散乱光として発光
源と同じ振動数を持つレーリー散乱光を抽出して、バッ
クグランドに相当する散乱光として、ブリルアン散乱光
を取り除くことにより微粒子からの散乱光を分離して抽
出する分離手段と、抽出された散乱光成分の強度に基づ
き、流体中の微粒子径ないし粒子数を演算する演算手段
とを有する構成を採用した。
【0008】
【作用】上述した構成によれば、微粒子を含む流体から
の散乱光を分光することにより、粒子からのレーリー散
乱光と流体からのブリルアン散乱光を分離することがで
きる。分離した散乱光のうち、粒子からの散乱に対応す
る成分を測定する。これを電気信号に変換し、その電気
信号をもとに粒子数及び粒子径の演算を行なう。このよ
うにして流体の散乱の影響を極めて小さくして微粒子を
精度並びに感度を向上させて測定することができる。
の散乱光を分光することにより、粒子からのレーリー散
乱光と流体からのブリルアン散乱光を分離することがで
きる。分離した散乱光のうち、粒子からの散乱に対応す
る成分を測定する。これを電気信号に変換し、その電気
信号をもとに粒子数及び粒子径の演算を行なう。このよ
うにして流体の散乱の影響を極めて小さくして微粒子を
精度並びに感度を向上させて測定することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。図1に本発明による微粒子計測装置の
概略的な構成ブロック図を示す。
詳細に説明する。図1に本発明による微粒子計測装置の
概略的な構成ブロック図を示す。
【0010】装置は光源部1、サンプルセル部20、分
光部30、検出部41、光電計測部42、演算部43、
出力部44で構成されている。
光部30、検出部41、光電計測部42、演算部43、
出力部44で構成されている。
【0011】図1には分光部としてエタロン干渉計30
を用い、90゜散乱光を受光する場合を示してある。ま
た、エタロン素子32の屈折率の温度依存性を補償する
ために、エタロンの素子部分に制御部50を取付けてあ
る。
を用い、90゜散乱光を受光する場合を示してある。ま
た、エタロン素子32の屈折率の温度依存性を補償する
ために、エタロンの素子部分に制御部50を取付けてあ
る。
【0012】光源部1は、たとえばHe−Neレーザー
を用いたレーザー光源3、およびその駆動部2から成
り、レーザー光はサンプルセル20に照射される。微粒
子を含む流体からの散乱光は集光レンズ11によって集
光され、集光レンズ12で再結像される。この結像面に
おいて、マスク34を用いて、測定視野の制限を行う。
を用いたレーザー光源3、およびその駆動部2から成
り、レーザー光はサンプルセル20に照射される。微粒
子を含む流体からの散乱光は集光レンズ11によって集
光され、集光レンズ12で再結像される。この結像面に
おいて、マスク34を用いて、測定視野の制限を行う。
【0013】この測定視野の制限により、単位時間当り
の測定液量が決定される。また、マスク34で測定視野
を限定することにより、エタロン干渉計に入射するとき
の干渉条件を決定できる。
の測定液量が決定される。また、マスク34で測定視野
を限定することにより、エタロン干渉計に入射するとき
の干渉条件を決定できる。
【0014】本実施例では、マスク34に100μmの
ピンホールを用いている。このピンホールの径を大きく
すると、ハイディンガーの干渉じまが形成されて、ブリ
ルアン散乱光とレーリー散乱光の分離が悪くなるので、
マスク34のピンホールの大きさはこのハイディンガー
の干渉じまが形成しないように選択する。このような設
定により、効率的にブリルアン散乱光とレーリー散乱光
を分離することができる。
ピンホールを用いている。このピンホールの径を大きく
すると、ハイディンガーの干渉じまが形成されて、ブリ
ルアン散乱光とレーリー散乱光の分離が悪くなるので、
マスク34のピンホールの大きさはこのハイディンガー
の干渉じまが形成しないように選択する。このような設
定により、効率的にブリルアン散乱光とレーリー散乱光
を分離することができる。
【0015】マスク34で選択された視野からの散乱光
は集光レンズ21により、コリメートされて、エタロン
32に入射する。
は集光レンズ21により、コリメートされて、エタロン
32に入射する。
【0016】発散光が入射すると視野を大きくした場合
と同様に、ハイディンガーの干渉じまを生じ、ブリルア
ン散乱光とレーリー散乱光の分離が悪くなるので、集光
レンズ21によりコリメートすることにより、一点に集
光され、ブリルアン散乱光とレーリー散乱光の分離を容
易にする効果がある。
と同様に、ハイディンガーの干渉じまを生じ、ブリルア
ン散乱光とレーリー散乱光の分離が悪くなるので、集光
レンズ21によりコリメートすることにより、一点に集
光され、ブリルアン散乱光とレーリー散乱光の分離を容
易にする効果がある。
【0017】
【0018】エタロン32を通って分光された光は集光
レンズ22で集光され、光電子増倍管41の光電面に結
像される。エタロン32の角度はレーリー散乱光が光電
子増倍管41方向に透過するように設定する。
レンズ22で集光され、光電子増倍管41の光電面に結
像される。エタロン32の角度はレーリー散乱光が光電
子増倍管41方向に透過するように設定する。
【0019】さらに、気温変化等によって、エタロン3
2の屈折率が変化して、透過する波長が変化するため、
このような環境依存性を補償するために、エタロン角度
調整器51、フォトダイオード52、ミラー53〜56
から成る制御部50を設けてある。
2の屈折率が変化して、透過する波長が変化するため、
このような環境依存性を補償するために、エタロン角度
調整器51、フォトダイオード52、ミラー53〜56
から成る制御部50を設けてある。
【0020】すなわち、エタロン32の一部に、レーザ
ー光源3の出力をミラー53〜55で分岐して得た参照
用のレーザーを入射し、エタロン32の出射光をミラー
56を介してフォトダイオード52により受光し、レー
ザー光の透過光量が最大となるように、受光光量に応じ
てエタロン角度調整器51によりエタロン32の角度を
調整する。また、参照用のレーザー光の透過率が最大と
なる角度と、レーリー散乱光の透過率最大の角度が一致
するように、あらかじめ、散乱光の光軸と参照用レーザ
ーの光軸を調整しておくのが望ましい。このような構成
により、環境条件を補償し、長時間の連続測定を安定し
て行うことができる。
ー光源3の出力をミラー53〜55で分岐して得た参照
用のレーザーを入射し、エタロン32の出射光をミラー
56を介してフォトダイオード52により受光し、レー
ザー光の透過光量が最大となるように、受光光量に応じ
てエタロン角度調整器51によりエタロン32の角度を
調整する。また、参照用のレーザー光の透過率が最大と
なる角度と、レーリー散乱光の透過率最大の角度が一致
するように、あらかじめ、散乱光の光軸と参照用レーザ
ーの光軸を調整しておくのが望ましい。このような構成
により、環境条件を補償し、長時間の連続測定を安定し
て行うことができる。
【0021】エタロン32により分離したレーリー散乱
光は、光電子増倍管41により電気的な情報に変換され
る。光電計測部42では光電子増倍管41からの出力電
気信号をパルス計測あるいはアナログ計測することによ
り、演算部43で処理可能な情報に変換する。演算部4
3では計測された電気信号の強弱から、粒子の大きさを
分類し、単位流量当りの粒子数、粒子径分布を演算し、
プリンタ、ディスプレイなどから成る出力部44でこれ
らの結果を出力する。
光は、光電子増倍管41により電気的な情報に変換され
る。光電計測部42では光電子増倍管41からの出力電
気信号をパルス計測あるいはアナログ計測することによ
り、演算部43で処理可能な情報に変換する。演算部4
3では計測された電気信号の強弱から、粒子の大きさを
分類し、単位流量当りの粒子数、粒子径分布を演算し、
プリンタ、ディスプレイなどから成る出力部44でこれ
らの結果を出力する。
【0022】次に、以上のようにして、散乱光の分光を
行なう利点につき述べる。
行なう利点につき述べる。
【0023】微粒子からの散乱は主にレーリー散乱であ
り、その散乱光の振動数は入射光の振動数に等しい。流
体からの散乱は主にレーリー散乱とブリルアン散乱とか
ら構成されている。流体からのレーリー散乱は粒子から
の散乱と同様に入射光の振動数と同じ振動数を持ってい
る。分光を行なうとブリルアン散乱成分の振動数は、入
射光の振動数から若干シフトしたダブレットのスペクト
ル構造を示す。このシフト幅Δωは、入射光の真空中で
の波長をλ0、流体の屈折率をn、流体中の音速をV
s、散乱角をθとすると、
り、その散乱光の振動数は入射光の振動数に等しい。流
体からの散乱は主にレーリー散乱とブリルアン散乱とか
ら構成されている。流体からのレーリー散乱は粒子から
の散乱と同様に入射光の振動数と同じ振動数を持ってい
る。分光を行なうとブリルアン散乱成分の振動数は、入
射光の振動数から若干シフトしたダブレットのスペクト
ル構造を示す。このシフト幅Δωは、入射光の真空中で
の波長をλ0、流体の屈折率をn、流体中の音速をV
s、散乱角をθとすると、
【0024】
【数1】
【0025】と表される。ここで、ωBはブリルアン散
乱の振動数を示し、ωRはレーリー散乱の振動数を示し
ている。
乱の振動数を示し、ωRはレーリー散乱の振動数を示し
ている。
【0026】水の場合について例を示すと、そのスペク
トルは図5のような構造を示す。入射光の真空中での波
長を632.8nmとする。20℃における水の屈折率
は波長589.3nmに対して1.3330、音速は1
500m/Sである。散乱角を90゜とすれば、ブリル
アンシフト幅は約4.5GHzとなる。分光測定を行う
ことによって、レーリー散乱成分とブリルアン散乱成分
を分離することができる。散乱角を大きくすることによ
り、ブリルアンシフト幅を大きくすることができ、レー
リー散乱成分とブリルアン散乱成分の分離を容易にする
ことができる。
トルは図5のような構造を示す。入射光の真空中での波
長を632.8nmとする。20℃における水の屈折率
は波長589.3nmに対して1.3330、音速は1
500m/Sである。散乱角を90゜とすれば、ブリル
アンシフト幅は約4.5GHzとなる。分光測定を行う
ことによって、レーリー散乱成分とブリルアン散乱成分
を分離することができる。散乱角を大きくすることによ
り、ブリルアンシフト幅を大きくすることができ、レー
リー散乱成分とブリルアン散乱成分の分離を容易にする
ことができる。
【0027】また、レーリー散乱成分IRとブリルアン
散乱成分IBの強度比はランダウ・プラチェック比とし
て知られていて、定圧比熱をCp、定積比熱をCvとすれ
ば、
散乱成分IBの強度比はランダウ・プラチェック比とし
て知られていて、定圧比熱をCp、定積比熱をCvとすれ
ば、
【0028】
【数2】
【0029】で表される。20℃の水の場合、定圧比熱
Cpは75.2688J/g・K、定積比熱Cvは7
5.2400J/g・Kであり、強度比は約1/145
となる。即ち、水によるバックグランドを145分の1
にすることができ、S/N比を高くすることができる。
Cpは75.2688J/g・K、定積比熱Cvは7
5.2400J/g・Kであり、強度比は約1/145
となる。即ち、水によるバックグランドを145分の1
にすることができ、S/N比を高くすることができる。
【0030】エタロンを分光手段として用いることによ
り以下のような効果が得られる。
り以下のような効果が得られる。
【0031】まず、エタロンを用いていない場合の水バ
ックグランドの強度をBn、粒子の散乱光強度をPnと
する。また、エタロンを用いた場合の水バックグランド
強度をBe、粒子の散乱光強度をPeとする。エタロン
の設定はレーリー散乱光が最もよく透過するように設定
すると仮定する。
ックグランドの強度をBn、粒子の散乱光強度をPnと
する。また、エタロンを用いた場合の水バックグランド
強度をBe、粒子の散乱光強度をPeとする。エタロン
の設定はレーリー散乱光が最もよく透過するように設定
すると仮定する。
【0032】この関係を図示すると図6のようになる。
粒子の散乱光はエタロンの透過率分だけ減衰して測定さ
れる。水の散乱光はほとんどがブリルアン散乱であり、
レーリー散乱光とは若干波長のシフトした成分で構成さ
れている。エタロンをレーリー散乱光が最もよく透過す
るように設定することにより、水のブリルアン散乱成分
を取り除くことができる。図中に示すように、水の散乱
光成分はエタロンを用いることにより、著しく減少す
る。このバックグランドの低減効果をエタロン効果Eと
呼ぶことにする。散乱光の強度揺らぎがポアソン分布し
ているとすると、S/Nの評価は、
粒子の散乱光はエタロンの透過率分だけ減衰して測定さ
れる。水の散乱光はほとんどがブリルアン散乱であり、
レーリー散乱光とは若干波長のシフトした成分で構成さ
れている。エタロンをレーリー散乱光が最もよく透過す
るように設定することにより、水のブリルアン散乱成分
を取り除くことができる。図中に示すように、水の散乱
光成分はエタロンを用いることにより、著しく減少す
る。このバックグランドの低減効果をエタロン効果Eと
呼ぶことにする。散乱光の強度揺らぎがポアソン分布し
ているとすると、S/Nの評価は、
【0033】
【数3】
【0034】で表される。ここでΔは測定可能な最小粒
子を認識するために必要なS/Nを表している。
子を認識するために必要なS/Nを表している。
【0035】エタロンを用いた場合について検討する
と、測定可能な最小粒子を認識するためのS/Nをエタ
ロンを用いていない場合と同様にΔとすれば、
と、測定可能な最小粒子を認識するためのS/Nをエタ
ロンを用いていない場合と同様にΔとすれば、
【0036】
【数4】
【0037】で表される。エタロン効果を式で表すと、
【0038】
【数5】
【0039】となる。ここで、αはエタロンの透過率を
表している。
表している。
【0040】最小可測粒子を考え、エタロン効果を考慮
して先の式を書き換えると、
して先の式を書き換えると、
【0041】
【数6】
【0042】Peはエタロンの透過率の影響を受けてい
ることを考慮すると、Pnと比較すべき強度Pe’は
ることを考慮すると、Pnと比較すべき強度Pe’は
【0043】
【数7】
【0044】で表される。
【0045】従って、
【0046】
【数8】
【0047】となる。
【0048】粒子からの散乱をレーリー散乱であると仮
定して、エタロン効果による可測粒子の変化は
定して、エタロン効果による可測粒子の変化は
【0049】
【数9】
【0050】で表される。
【0051】理論計算に従って、エタロン効果をE=1
/145、α=1として、上式から、エタロンを用いる
ことによる最小可測粒子径は Se=0.66×Sn となる。
/145、α=1として、上式から、エタロンを用いる
ことによる最小可測粒子径は Se=0.66×Sn となる。
【0052】エタロンを用いていない場合の最小可測粒
子径をSn=0.079μmとすると Se=0.052μm となることがわかる。
子径をSn=0.079μmとすると Se=0.052μm となることがわかる。
【0053】すなわち、最小可測粒子径0.079μm
の装置にエタロンを組み込むことにより、0.052μ
mの粒子を測定することが可能となる。
の装置にエタロンを組み込むことにより、0.052μ
mの粒子を測定することが可能となる。
【0054】ここで、図2に分光部にファブリ・ペロ干
渉計を用い、後方散乱光を受光する配置を示す。
渉計を用い、後方散乱光を受光する配置を示す。
【0055】図2では、温度依存性を補償するために、
ファブリ・ペロ干渉計の素子部分32に恒温層51を取
付けてある。このように、ファブリ・ペロ干渉計を用い
ることにより、温度変化等の影響でブリルアンシフト幅
が揺らいだ場合でも、レーリー散乱成分を確実に測定す
ることができる。
ファブリ・ペロ干渉計の素子部分32に恒温層51を取
付けてある。このように、ファブリ・ペロ干渉計を用い
ることにより、温度変化等の影響でブリルアンシフト幅
が揺らいだ場合でも、レーリー散乱成分を確実に測定す
ることができる。
【0056】また、後方散乱を受光することにより、ブ
リルアンシフト幅を大きくすることができ、レーリー散
乱光成分とブリルアン散乱光成分を分離しやすくするこ
とができる。
リルアンシフト幅を大きくすることができ、レーリー散
乱光成分とブリルアン散乱光成分を分離しやすくするこ
とができる。
【0057】以上の実施例では集光レンズ11、12に
より構成される中間集光系を用いることにより、エタロ
ンへのコリメートを容易にしているが、以下に示すよう
に中間集光系を用いず、マスクにより空間的にレーリー
散乱成分を分離するようにしてもよい。以下の実施例の
光学系は広い像を測定しているために、光電子増倍管の
表面ではハイディンガーの緩衝じまを生じており、レー
リー散乱光とブリルアン散乱光が光軸を中心に交互に現
れる。これを空間的にマスクを用いて分離することによ
り、レーリー散乱のみを測定することができる。
より構成される中間集光系を用いることにより、エタロ
ンへのコリメートを容易にしているが、以下に示すよう
に中間集光系を用いず、マスクにより空間的にレーリー
散乱成分を分離するようにしてもよい。以下の実施例の
光学系は広い像を測定しているために、光電子増倍管の
表面ではハイディンガーの緩衝じまを生じており、レー
リー散乱光とブリルアン散乱光が光軸を中心に交互に現
れる。これを空間的にマスクを用いて分離することによ
り、レーリー散乱のみを測定することができる。
【0058】図3に示す装置はレーザー光源3と、レー
ザー光源3を駆動する駆動部2からなる光源部1、測定
すべき粒子を含む水などの流体を収容するサンプルセル
20、エタロン干渉計30から構成された分光部、光電
子増倍管41、光電計測部42、演算部43および出力
部44からなる測定処理部で構成されている。
ザー光源3を駆動する駆動部2からなる光源部1、測定
すべき粒子を含む水などの流体を収容するサンプルセル
20、エタロン干渉計30から構成された分光部、光電
子増倍管41、光電計測部42、演算部43および出力
部44からなる測定処理部で構成されている。
【0059】図3には分光部としてエタロン干渉計を用
い、90°散乱光を受光する場合を示してある。
い、90°散乱光を受光する場合を示してある。
【0060】レーザー光源12としては、He−Neレ
ーザーを用い、サンプルセル20に照射する。
ーザーを用い、サンプルセル20に照射する。
【0061】微粒子を含む流体からの散乱光は、エタロ
ン干渉計30の集光レンズ13を通ってエタロン32に
導かれる。集光レンズ13は発散的な散乱光を平行光に
なおしてエタロン32に入射する。
ン干渉計30の集光レンズ13を通ってエタロン32に
導かれる。集光レンズ13は発散的な散乱光を平行光に
なおしてエタロン32に入射する。
【0062】エタロン32を通った光は集光レンズ23
で集光され、マスク34を介して光電子増倍管41に入
射する。
で集光され、マスク34を介して光電子増倍管41に入
射する。
【0063】エタロン32は、レーザー光源2の周波数
に相当するレーリー散乱光成分を光軸の近傍に、またそ
れ以外の成分を周辺部に分光するように設定されてい
る。あらかじめ、測定すべき粒子や、流体の特性、レー
ザー光源2の波長などが判明している場合には、これら
の条件に応じて、エタロン32の分光特性を決定すれば
よい。
に相当するレーリー散乱光成分を光軸の近傍に、またそ
れ以外の成分を周辺部に分光するように設定されてい
る。あらかじめ、測定すべき粒子や、流体の特性、レー
ザー光源2の波長などが判明している場合には、これら
の条件に応じて、エタロン32の分光特性を決定すれば
よい。
【0064】光電子増倍管41の結像面では、レーリー
散乱光に対応する光軸の近傍の部分をマスク34を用い
て取り出す。
散乱光に対応する光軸の近傍の部分をマスク34を用い
て取り出す。
【0065】分離したレーリー散乱光成分を光電子増倍
管で電流に変換し、光電計測部42では光電子増倍管4
1からの出力電気信号をパルス計測あるいはアナログ計
測を行なうことにより、レーリー散乱光成分の強度信号
が生成される。
管で電流に変換し、光電計測部42では光電子増倍管4
1からの出力電気信号をパルス計測あるいはアナログ計
測を行なうことにより、レーリー散乱光成分の強度信号
が生成される。
【0066】マイクロコンピュータなどから構成した演
算部43では、光電計測部42で計測された電気信号の
強弱から、粒子の大きさを分類し、単位流量当りの粒子
数、粒子径分布などを演算し、出力部44により出力さ
せる。出力部44は、CRTディスプレイなどの表示装
置、プリンタ、データを記憶するための外部記憶装置な
どから構成される。図4には本発明の他の実施例が図示
されており、この実施例では、図3のエタロン干渉計3
0の代りに一対のミラー32’を有するファブリ・ペロ
干渉計30”が使用されている。この実施例は、図3の
実施例と同様な動作をするが、ファブリ・ペロ干渉計3
0”は後方散乱を受光するように配置されているので、
図2の実施例と同様ブリルアンシフト幅を大きくするこ
とができ、レーリー散乱光成分とブリルアン散乱光成分
を分離しやすくすることができる。
算部43では、光電計測部42で計測された電気信号の
強弱から、粒子の大きさを分類し、単位流量当りの粒子
数、粒子径分布などを演算し、出力部44により出力さ
せる。出力部44は、CRTディスプレイなどの表示装
置、プリンタ、データを記憶するための外部記憶装置な
どから構成される。図4には本発明の他の実施例が図示
されており、この実施例では、図3のエタロン干渉計3
0の代りに一対のミラー32’を有するファブリ・ペロ
干渉計30”が使用されている。この実施例は、図3の
実施例と同様な動作をするが、ファブリ・ペロ干渉計3
0”は後方散乱を受光するように配置されているので、
図2の実施例と同様ブリルアンシフト幅を大きくするこ
とができ、レーリー散乱光成分とブリルアン散乱光成分
を分離しやすくすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、流体中の微粒子の散乱光を受光することにより、粒
子径ないし粒子数を測定する装置において、発光源から
の光の照射により得た微粒子を含む流体からの散乱光か
ら、粒子からの散乱光として発光源と同じ振動数を持つ
レーリー散乱光を抽出して、バックグランドに相当する
散乱光として、ブリルアン散乱光を取り除くことにより
微粒子からの散乱光を分離して抽出する分離手段と、抽
出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子径
ないし粒子数を演算する演算手段とを有する構成を採用
しているので、流体中の微粒子による散乱光成分と流体
の散乱光のうちブリルアン散乱成分とを分離し、除去す
ることができ、その結果、流体による散乱光の寄与を減
少させて、粒子による散乱光強度のS/N比を大幅に改
善し、微粒子計測の精度と感度を向上させることができ
る、という優れた効果がある。
ば、流体中の微粒子の散乱光を受光することにより、粒
子径ないし粒子数を測定する装置において、発光源から
の光の照射により得た微粒子を含む流体からの散乱光か
ら、粒子からの散乱光として発光源と同じ振動数を持つ
レーリー散乱光を抽出して、バックグランドに相当する
散乱光として、ブリルアン散乱光を取り除くことにより
微粒子からの散乱光を分離して抽出する分離手段と、抽
出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子径
ないし粒子数を演算する演算手段とを有する構成を採用
しているので、流体中の微粒子による散乱光成分と流体
の散乱光のうちブリルアン散乱成分とを分離し、除去す
ることができ、その結果、流体による散乱光の寄与を減
少させて、粒子による散乱光強度のS/N比を大幅に改
善し、微粒子計測の精度と感度を向上させることができ
る、という優れた効果がある。
【0068】また、中間集光系を採用し、コリメート条
件が成り立つような光学系を採用しているので、測定視
野を容易に変更することができ、ファブリ・ペロ干渉計
等の干渉条件を選択することができ、ブリルアン散乱光
とレーリー散乱光の分離が容易になるように設定でき
る。その結果、流体による散乱光の寄与を減少させて、
粒子による散乱光強度のS/N比を大幅に改善し、微粒
子計測の精度と感度を向上させることができる、という
優れた効果がある。
件が成り立つような光学系を採用しているので、測定視
野を容易に変更することができ、ファブリ・ペロ干渉計
等の干渉条件を選択することができ、ブリルアン散乱光
とレーリー散乱光の分離が容易になるように設定でき
る。その結果、流体による散乱光の寄与を減少させて、
粒子による散乱光強度のS/N比を大幅に改善し、微粒
子計測の精度と感度を向上させることができる、という
優れた効果がある。
【図1】本発明における、エタロン干渉計を用いた微粒
子計測装置の概略構成を示す説明図である。
子計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明でファブリ・ペロ干渉計を用いた微粒子
計測装置の概略構成を示す説明図である。
計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】本発明でエタロン干渉計を用いた場合の微粒子
計測装置の概略構成を示す説明図である。
計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図4】本発明でファブリ・ペロ干渉計を用いた場合の
微粒子計測装置の概略構成を示す説明図である。
微粒子計測装置の概略構成を示す説明図である。
【図5】水のレーリー散乱光成分とブリルアン散乱光成
分の概略スペクトルを表した線図である。
分の概略スペクトルを表した線図である。
【図6】エタロンによる水バックグランド低減効果の説
明図である。
明図である。
1 光源部 3 レーザー光源 20 サンプルセル 11、12、13、21、22、23 集光レンズ 32 エタロン素子 34 マスク 41 光電子増倍管 42 光電計測部 43 演算部 44 出力部 50 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 15/14 G01N 15/02
Claims (6)
- 【請求項1】 流体中の微粒子の散乱光を受光すること
により、粒子径ないし粒子数を測定する装置において、 発光源からの光の照射により得た微粒子を含む流体から
の散乱光から、粒子からの散乱光として発光源と同じ振
動数を持つレーリー散乱光を抽出して、バックグランド
に相当する散乱光として、ブリルアン散乱光を取り除く
ことにより微粒子からの散乱光を分離して抽出する分離
手段と、 抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子
径ないし粒子数を演算する演算手段とを有することを特
徴とする微粒子計測装置。 - 【請求項2】 流体中の微粒子の散乱光を受光すること
により、粒子径ないし粒子数を測定する装置において、
発光源からの光の照射により得た微粒子を含む流体から
の散乱光の内、微粒子からの散乱光を分光的に分離して
抽出する分離手段として、高感度の分光器を備えた分離
手段と、抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中
の微粒子径ないし粒子数を演算する演算手段とを有する
ことを特徴とする微粒子計測装置。 - 【請求項3】 流体中の微粒子の散乱光を受光すること
により、粒子径ないし粒子数を測定する装置において、 発光源からの光の照射により得た微粒子を含む流体から
の散乱光の内、微粒子からの散乱光を分光的に分離して
抽出する分離手段として、高感度の分光器を備えた分離
手段と、分光器の安定性を保つための調節・制御手段
と、 抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子
径ないし粒子数を演算する演算手段とを有することを特
徴とする微粒子計測装置。 - 【請求項4】 流体中の微粒子の散乱光を受光すること
により、粒子径ないし粒子数を測定する装置において、 発光源からの光の照射により得た微粒子を含む流体から
の散乱光の内、微粒子からの散乱光を集光する集光手段
と、 集光した散乱光を結像して分離能力を高めるための結像
手段と、 視野を制限する制限手段と、 散乱光を分光器へコリメートするコリメート手段と、微粒子を含む流体からの散乱光の内、微粒子からの散乱
光を 分光的に分離して抽出する分離手段として、高感度
の分光器を備えた分離手段と、分離した散乱光を集光す
る集光手段と、 抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子
径ないし粒子数を演算する演算手段とを有することを特
徴とする微粒子計測装置。 - 【請求項5】 流体中の微粒子の散乱光を受光すること
により、粒子径ないし粒子数を測定する装置において、 発光源からの光の照射により得た微粒子を含む流体から
の散乱光の内、微粒子からの散乱光を集光する集光手段
と、 集光した散乱光を結像して分離能力を高めるための結像
手段と、 視野を制限する制限手段と、 散乱光を分光器へコリメートするコリメート手段と、微粒子を含む流体からの散乱光の内、微粒子からの散乱
光を 分光的に分離して抽出する分離手段として、高感度
の分光器を備えた分離手段と、分離した散乱光を集光す
る集光手段と、分光器の安定性を保つための調節・制御
手段と、 抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の微粒子
径ないし粒子数を演算する演算手段とを有することを特
徴とする微粒子計測装置。 - 【請求項6】 流体中の測定すべき粒子の散乱光を受光
することにより粒子径ないし粒子数を測定する装置にお
いて、 発光源の照射により、流体から散乱された光を分光する
分光手段と、 前記の分光した光のうち、粒子で散乱された散乱光成分
を分離して抽出するマスクと、 抽出された散乱光成分の強度に基づき、流体中の粒子径
ないし粒子数を演算する演算手段とを有することを特徴
とする微粒子計測装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16131593A JP3318397B2 (ja) | 1992-08-27 | 1993-06-30 | 微粒子計測装置 |
EP93306568A EP0586146A1 (en) | 1992-08-27 | 1993-08-19 | Particle measurement apparatus |
US08/407,283 US5621523A (en) | 1992-08-27 | 1995-03-20 | Method and apparatus for measuring particles in a fluid |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-227683 | 1992-08-27 | ||
JP22768392 | 1992-08-27 | ||
JP16131593A JP3318397B2 (ja) | 1992-08-27 | 1993-06-30 | 微粒子計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123694A JPH06123694A (ja) | 1994-05-06 |
JP3318397B2 true JP3318397B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=26487489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16131593A Expired - Fee Related JP3318397B2 (ja) | 1992-08-27 | 1993-06-30 | 微粒子計測装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5621523A (ja) |
EP (1) | EP0586146A1 (ja) |
JP (1) | JP3318397B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102998240A (zh) * | 2011-09-13 | 2013-03-27 | 索尼公司 | 微粒测量装置 |
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