JP6610618B2 - シフトレバーを備えた車両における減速度制御装置 - Google Patents

シフトレバーを備えた車両における減速度制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、シフトレバーを備えた車両における減速度制御装置に関するものである。
車両においては、降り坂を走行するときや急減速が必要なときに、車両減速度が大きくなるように例えば変速機をシフトダウンさせることが行われる。特許文献1には、低速段への操作回数に応じて、エンジンブレーキ用の変速マップを調整するものが開示されている。特許文献2には、シフトレバーを、Dレンジ位置からその側方に設定されたBレンジに向けて操作される回数に応じて、パワープラントの抵抗であるエンジンブレーキ力を変化させるものが開示されている。
また、多段式の自動変速機を搭載した車両において、Dレンジの側方に設定されたMレンジ(マニュアルレンジ)にシフトレバーを位置させた状態で、シフトレバーを例えば前方に向けて操作することにより1段分のシフトダウン指令となり、シフトレバーを後方へ向けて操作することにより1段分のシフトアップ指令とする、ようにしたものも実用化されている。
さらに、Dレンジ位置を含むメインゲート部に対して直列に、Sレンジ位置やLレンジ位置を設定したものも実用化されている。すなわち、自動変速機が例えば前進5段(1速・5速)である場合では、Dレンジ位置では1速・5速の全ての変速段の間で自動変速されるが、Sレンジ位置では1速・4速の間での自動変速とされ、Lレンジ位置では1速・3速の間での自動変速とされて、とり得る最高変速段がDレンジの場合に比してより低速段のものとされる。
さらに、パワープラントを電動モータとして、変速機の変速比を固定したもの、あるいは変速機がない車両においても、少なくともDレンジ、Rレンジ、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Pレンジ(パーキングレンジ)、そしてアクセルを緩めた際の減速度を自動変速機のシフトダウンに似せて操作するBレンジやMレンジが選択操作可能なシフトレバーを備えた減速度制御装置がある。
このようなシフトレバー操作によりパワープラントの被駆動時の損失や回生による抵抗を用いた減速度制御は、通常のフットブレーキにおける摩擦式ブレーキ装置の負担を軽減し、消耗を抑制したり、急な下り坂でのベーパーロックやフェード現象を防止する上で好ましい。
特開平9−317872号公報 特開2015−152053号公報
運転者が車両の大きな減速度を要求すべく2段以上のシフトダウンを行おうとした場合、従来のものは、シフトダウン要求するためのシフトレバー操作を複数回行う必要があり、所望の減速度が簡単かつすみやかに得られないという問題がある。すなわち、シフトレバーの1回の操作で1段のシフトダウンでは要求減速度に到達しないことも多々ある。このようなときは、シフトレバーを2回操作することよって最終的に2段分のシフトダウンを得ることになり、さらにシフトレバーを3回操作することによって最終的に3段分のシフトダウンを得ることになる。
とりわけ、最近の多段式の自動変速機では、前進8段、9段あるいは10段というように多段化がすすんでおり、このため、隣り合う変速段の間での変速比の変化幅が小さくなっており、1段のシフトダウンでは十分な減速度が得られない場合が多くなっている。
また、SレンジやLレンジを有するものにあっては、とり得る最高変速段を制限するだけであるから、DレンジからSレンジあるいはLレンジへとシフトレバーを操作したときに、シフトダウンされない場合すら生じる。すなわち、Dレンジにおける現在の変速段が、SレンジやLレンジでとり得る最高変速段以下の変速段となっているときは、SレンジあるいはLレンジとしてもシフトダウンは実行されないこととなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、シフトレバーの1回の操作でもって所望の減速度をすみやかに得られるようにしたシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
パワープラントによる駆動輪の駆動状態を変更するためのシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置であって、
前記シフトレバーが、マニュアルモードとなるMレンジ位置から所定方向へ操作することにより減速要求位置をとり得ると共に、該所定方向とは反対方向へ操作することによりシフトアップ位置をとり得るようにされ、
前記シフトレバーが前記減速要求位置に向けて操作されたときの該シフトレバーの1回分の操作量を検出する操作量検出手段を備え、
前記操作量検出手段によって検出された操作量が大きいほど、前記駆動輪に対する前記パワープラントの抵抗に基づく車両の減速度が大きくなるように制御すると共に、前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときに車両の減速度が小さくなるように制御する制御手段を備え、
前記Mレンジ位置から前記減速要求位置へ向けての前記シフトレバーの最大ストローク量が、該Mレンジ位置から前記シフトアップ位置へ向けての該シフトレバーの最大ストローク量よりも大きくなるように設定され、
前記シフトレバーは、前記所定方向へ向けての操作量が所定値よりも小さいときはMレンジ位置に向けて自動復帰されるモーメンタリ式とされる一方、該所定方向へ向けての操作量が該所定値以上のときは運転者によってMレンジ位置へ向けての操作力が付与されない限り操作された位置に保持されるステーショナリ式となるように設定されている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、減速要求位置に向けてのシフトレバーの1回の操作量に応じた減速度が設定されるようにしてあるので、小さな減速度から大きな減速度までの広い範囲に渡って、運転者の要求に沿った減速度を簡単かつすみやかに得ることができる。また、小さい減速度を要求しているときは、シフトレバーへの操作力を解放することによりシフトレバーがMレンジ位置へと自動復帰されるので、シフトレバーのMレンジ位置への復帰を別途行う必要がなく、操作性のよいものとなる。この一方、大きい減速度を要求しているときは、シフトレバーをMレンジ位置に向けて復帰する操作を別途行わない限り、シフトレバーがその位置に保持されるので、運転者は大きな減速度を要求している状態であることを容易かつ明確に認識することができる。以上に加えて、シフトレバーをシフトアップ位置へ向けて操作することにより、減速度を容易に低減させることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。
前記パワープラントが、多段式の自動変速機を含むものとされ、
前記制御手段は、前記操作量検出手段によって検出された操作量が大きいほどシフトダウンする段数が多くなるように前記自動変速機を制御する、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、広く普及している多段式の自動変速機を搭載した車両において、運転者の要求に沿った減速度が得られる変速段へと一気にシフトダウンすることができる。
前記制御手段は、前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときに、シフトアップするように前記自動変速機を制御する、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、シフトアップ要求を簡単に行う上で好ましいものとなる。
前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときの操作量を検出する第2操作量検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記第2操作量検出手段で検出された操作量が大きいほど車両の減速度が小さくなるように制御する、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、減速度の低減度合いをより幅広い範囲でもって行うことができる。
前記シフトレバーの移動をガイドするシフトゲートが、一端側から他端側に向けて順次Pレンジ位置とRレンジ位置とNレンジ位置とDレンジ位置とが直列に配設されたメインゲート部と、前記Mレンジ位置と前記減速要求位置とが直列に配設されたサブゲート部と、Dレンジ位置における該メインゲート部とMレンジ位置における該サブゲート部とを接続する接続ゲート部と、を有し、
前記メインゲート部とサブゲート部とが左右方向に並列配置されている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、シフトゲート(が形成されたゲートパネル)を小型化しつつ、シフトレバーの操作性を良好なものとすることができる。
前記減速要求位置が、前記Mレンジ位置から前記Pレンジ位置側に向けて延びている、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、シフトゲートが長くなってしまうことを抑制して、コンパクト化の上でより一層好ましいものとなる。
前記パワープラントが、エンジンおよび該エンジンにより駆動される発電機を備え、
前記制御手段は、前記操作量検出手段によって検出された操作量に応じて、前記自動変速機を所定の段数だけシフトダウンする制御を行うと共に前記発電機での発電量を無段階で制御する、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、発電機での発電量制御をも加味することにより、よりきめこまかく減速度を変更することができる。また、減速度を無段階(連続可変式)に変更する上で好ましいものとなる。
前記操作量検出手段によって検出された操作量に応じて、目標減速度を決定する第1決定手段と、
前記第1決定手段により決定された目標減速度が得られるように、前記自動変速機をシフトダウンさせる段数と前記発電機での発電量とを決定する第2決定手段と、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記第2決定手段で決定された段数だけ前記自動変速機をシフトダウン制御すると共に、該第2決定手段で決定された発電量となるように前記発電機を制御する、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、シフトダウンさせる段数と発電機での発電量との協調によって、精度よく目標減速度とすることができる。
前記Mレンジ位置から前記所定方向へ向けての操作量が前記所定値とされた際の前記シフトレバーのストローク量が、該Mレンジ位置から前記シフトアップ位置へ向けての該シフトレバーの最大ストローク量よりも大きくなるように設定されている、ようにしてある(請求項10対応)。
本発明によれば、シフトレバーの1回の操作でもって所望の減速度をすみやかに得ることができる。
本発明が適用される車両の駆動系統例を示す簡略平面図。 シフトレバーのとり得る位置と動きを示す簡略平面図。 シフトレバーの前後方向および左右方向の揺動を得るための構造例を示す要部斜視図。 Pレンジ位置とDレンジ位置との間に構成されるガイドプレートとシフトレバーとを示す簡略側面図。 Mレンジ位置と減速要求位置との間に構成されるガイドプレートとシフトレバーとを示す簡略側面図。 本発明の制御系統例をブロック図的に示す図。 本発明の制御例を示すフローチャート。 本発明の別の制御例を示すフローチャート。 減速要求位置に向けてのシフトレバーのストロークと目標減速度との関係を示す特性図。 Mレンジ位置と減速要求位置との間に構成されるガイドプレートとシフトレバーとの別の構成例を示す簡略側面図。 シフトレバーの減速要求位置に向けてのストロークとそのときの荷重(反力)との設定例を示す特性図。 シフトレバーの減速要求位置に向けてのストロークとそのときの荷重(反力)とシフトダウンする段数との設定例を示す特性図。
図1において、1はエンジン、2は多段式の自動変速機である。エンジン1による駆動走行時には、エンジンの出力が、自動変速機2、プロペラシャフト3、デファレンシャルギア4、左右のドライブシャフト5L、5Rを介して、左右の駆動輪6L、6Rに伝達される。なお、実施形態では、自動変速機2は、例えば前進8段(1速・8速)とされているが、6段、7段、10段等、変速段の数は特に問わないものである。エンジン1と自動変速機2はパワープラント(パワートレイン)を構成する。
減速時には、駆動輪6L、6Rの回転力が、上記の経路を逆方向に伝達されて、エンジンブレーキ(車両を減速させる抵抗力)が作用する状態とされる。エンジンブレーキの大きさは、自動変速機2の変速段を変更することによって変更可能である。また、エンジン1のスロットル弁の開度を変更することによっても、エンジンブレーキの大きさを変更することが可能である。
エンジン1によって、発電機7が駆動される。発電機7は、積極的に大きな回生力を得るために、大型のものとされている。減速時に、発電機7を発電させることによって、エンジンブレーキに加えて、発電の分だけさらに車両を減速させる抵抗力を大きくすることができる。自動変速機2の変速段の変更による減速度の変更は段階式となるが、発電機7での発電能力は無段階に変更可能なので、エンジンブレーキと発電の両方による減速度は、総合的に無段階(ほぼ無段階の場合を含む)とすることができる。
図2は、自動変速機2における後述するシフトレバーの移動案内を行うゲートパネル10である。このゲートパネル10は、例えばセンターコンソールの上面に設けられる。図2から明かなように、レンジ位置として、前後方向に直列に、前方から後方へ順次、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジが設定されている。また、Dレンジの右方側(運転席側)には、Mレンジ(マニュアルレンジ)が設定されている。Mレンジから前方に向けて直列に、減速要求位置B1、B2、B3が順次設定されている。Mレンジから後方に、シフトアップ位置が設定されている。
実施形態では、シフトレバーは、変速指令する一種のスイッチとして機能するもの、つまり自動変速機の油圧回路に対しては機械式に作用しないフライ・バイ・ワイヤでの変速指令を行うものとなっている。したがって、運転者により操作されるシフトレバーは、極めて小型のものとされており、これに伴ってゲートパネル10も小型とされている。小型化されたゲートパネル10(つまりシフトレバー)は、インストルメントパネル等、運転者から操作可能な適宜の位置に配設しておくことができるものとなっている。
後述するが、シフトレバーを減速要求位置B1としたときは、1段分のシフトダウン指令となり、シフトレバーを減速要求位置B2としたときは2段分のシフトダウン指令となり、シフトレバーを減速要求位置B3としたときは、3段分のシフトダウン指令となる。また、シフトレバーをMレンジから後方へ操作したときは、1段分のシフトアップを指令するものとなっている。
シフトゲートを構成する各ゲート部10A・10D(ゲートパネル10に形成されたガイド孔)が、図2一点鎖線で示される。すなわち、シフトゲートのうち、PレンジからDレンジまでの間のゲート部が符号10Aで示され(メインゲート部対応)、DレンジとMレンジとの間のゲート部が符号10Bで示され(接続ゲート部対応)、Mレンジともっとも前方の減速要求位置B3との間のゲート部が符号10Cで示され(サブゲート部対応)、Mレンジとシフトアップ要求位置との間のゲート部が符号10Dで示される。なお、ゲート部10Dは、シフトレバーの後方への後退を止めるだけでよく、実際には極めて短いものであり、ゲート部10Dは事実上存在しないものであってもよい。
次に、シフトレバーに関連した部分について図3・図5を参照しつつ説明するが、シフトレバーを符号20で示してある。まず、図3に示すように、車体に保持された第1部材21が、前後方向に延びる軸線L1を中心として回動(揺動)可能とされている。また、第1部材21に保持された第2部材22が、左右方向に延びる軸線L2を中心として回動(揺動)可能とされている。そして、シフトレバー20の基端部が、第2部材22に固定されている。
軸線L2を中心とする揺動が、図2に示すゲート部10A、10Cあるいは10Dに沿ったシフトレバー20の前後方向移動となる。また、軸線L1を中心とする揺動が、ゲート部10Bに沿ったシフトレバー20の左右方向移動となる。
シフトレバー20は、図4、図5に示すように、その上端部が運転者により操作される操作部20aとされる。また、操作部20aから延びて第2部材22に連なるロッド部20bには、ガイドピン20cが摺動可能に取付けられている。
ガイドピン20cは、図示を略すスプリングによって上方へ付勢されている。また、ガイドピン20cは、下方への外力を受けたときに、上記スプリングの付勢力に抗して所定分だけ下方へ変位可能とされているが、所定以上の下方への変位はロックされている。操作部20aには、例えば押圧操作されるロック解除ボタン20dが配設されて、運転者がこのロック解除ボタン20dを押圧操作することにより、上記ロックが解除されて、ガイドピン20cが大きく下方へ変位させることが可能となっている。
図4に示すように、ゲートパネル10の下方に配設されたガイドパネル11には、PレンジとDレンジとの間において、下方に向けて大きく突出された段部11aが形成され、RレンジとNレンジとの間で段部11bが形成されている。これにより、DレンジとNレンジとの間では、ロック解除ボタン20dを操作することなく、シフトレバー20を移動させることが可能となっている。これに対して、シフトレバー20をPレンジとRレンジとの間で移動させる場合は、ロック解除ボタン20dを押圧操作した状態(ガイドピン20cを大きく下方へ変位させた状態)で行われることになる。また、RレンジからNレンジへの移動はそのまま行うことができるが、NレンジからRレンジへの移動は、ロック解除ボタン20dを押圧装置した状態で行われることになる。
Mレンジ位置にあるシフトレバー20は、図示を略すリターンスプリングによって、Mレンジ位置(ホームポジション)に復帰するように付勢されている。一方、図5に示すように、ガイドパネル11には、減速要求位置B2、B3の位置において、係止凹部11d、11eが形成されている。各係止凹部11d、11eにガイドピン20cが嵌合されたときは、上記リターンスプリングの付勢力に抗して、シフトレバー20がその位置に保持される。
減速要求位置B1とMレンジ位置との間は、緩やかな傾斜面11cとされているだけであり、シフトレバー20を減速要求位置B1となるように操作した状態からその操作力が解放されると、上記リターンスプリングによってMレンジ位置へと自動復帰される。同様に、Mレンジ位置にあるシフトレバー20は、後方に向けて操作(シフトアップ位置に向けて操作)された後にその操作力が解放されると、前記リターンスプリングによってMレンジ位置へと自動復帰される。
このように、Mレンジ位置にあるシフトレバー20は、その操作量が小さいときはMレンジ位置に自動復帰されるモーメンタリ式とされる一方、操作量が大きいときはMレンジ位置への自動復帰が規制されたステーショナリ式とされている。これにより、シフトレバー20の操作量つまり要求減速度の大きさを、運転者は直感的に認識することが可能となる。
なお、ガイドピン20dがいずれかの係止凹部11d、11eのいずれかと係合するときあるいは係合解除されるときに、若干の抵抗力が発生して、運転者に対してクリック感が与えられることになる。なお、減速要求位置B2あるいはB3とMレンジ位置との間でのシフトレバー20の移動は、ロック解除ボタン20dを押圧操作することなく、シフトレバー20を前後方向に操作することによって行われる。
シフトレバー20の位置が、センサS3、S4によって検出される。まず、センサS3は、軸線L1を中心としたシフトレバー20の揺動位置を検出するものである。つまり、センサS3により、シフトレバー20の左右方向位置、つまりDレンジが存在する左方側の位置であるのか、Mレンジが存在する右方側の位置であるのかが識別される。
センサS4は、シフトレバー20の前後方向位置を検出する。すなわち、センサS3によってシフトレバー20が左方側に位置することが検出された状態においては、センサS4は、シフトレバー20がPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのどの位置にあるのかを検出する。また、センサS3によってシフトレバー20が右方側に位置することが検出された状態においては、センサS4は、Mレンジ、減速要求位置B1、減速要求位置B2、減速要求位置B3、シフトアップ位置(Mレンジから後方への揺動)を識別する。なお、Mレンジにあるシフトレバー20を後方へ操作してシフトアップ要求されたことの検出は、別途設けたスイッチによって行うこともできる。
次に、所望の減速度を得るための制御について、特に減速要求位置B1・B3に応じたシフトダウン制御の点に着目して以下に説明する。まず、図6において、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ(制御ユニット)である。このコントローラUには、前述したセンサS3、S4からの信号の他、センサS1、S2からの信号が入力される。S1は、車速を検出する車速センサである。S2はアクセル開度(エンジン負荷)を検出するアクセル開度センサである。また、コントローラUは、自動変速機2および発電機7を制御する。
次に、コントローラUによる制御例について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。図7の制御例では、車両減速度の変更は、自動変速機2のシフトダウンのみで行うようにしてある。また、シフトレバー20をDレンジ位置からMレンジ位置へと変更した直後は、直前の変速段のままとされる。なお、以下の説明でQはステップを示す。
まず、Q1において、現在Mレンジであるか否かが判別される。このQ1の判別でNOのときは、シフトレバー20が、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれかにあるときとなる。このときは、Q2において、シフトレバー20の位置するレンジ位置に応じた制御が行われる。なお、シフトレバー20がDレンジにあるときは、従来と同様に、車速とアクセル開度とをパラメータとして設定された変速マップにしたがって、自動変速機2を変速制御する。
前記Q1の判別でYESのときは、Q3において、シフトアップ操作されたか否か、つまりシフトレバー20がMレンジから後方へ操作されたか否かが判別される。このQ3の判別でYESのときは、Q4において、現在最高変速段(実施形態の場合は6速)であるか否かが判別される。このQ4の判別でNOのときは、Q5において、1段分のシフトアップの指令が行われる(自動変速機2の1段シフトアップ実行となる)。また、Q4の非のときは、Q6において、現在の変速段つまり最高変速段の状態が維持される。
前記Q3の判別でNOのときは、Q7において、シフトダウン操作が行われたか否か、つまりシフトレバー20がMレンジから前方へ操作されたか否かが判別される。このQ7の判別でNOのときは、Q8において、現在の変速段が維持される。
前記Q7の判別でYESのときは、Q9において、シフトレバー20の前方への操作量(実施形態の場合はストローク)に応じて、シフトダウンする段数DKが決定される。すなわち、シフトレバー20の前方への操作量が減速要求位置B1までであれば、1段分のシフトダウンとなるようにDK=1に設定される。また、シフトレバー20の前方への操作量が減速要求位置B2までであれば、2段分のシフトダウンとなるようにDK=2に設定される。シフトレバー20の前方への操作量が減速要求位置B3までであれば、3段分のシフトダウンとなるようにDK=3に設定される。
Q9の後、Q10において、Q9で設定された段数だけシフトダウンを実行したときに、エンジン1の最高許容回転数を越えるか否かが判別される。このQ10の判別でYESのときは、Q11において、Q9で決定されたDKが1だけ減少された後、Q10に復帰される。
前記Q10の判別でNOのときは、Q12において、段数DKだけ一気にシフトダウンする指令が行われる。Q12の処理によって、例えば、現在6速でDK=3の場合は3速へのシフトダウンとなり、現在6速でDK=2のときは4速へのシフトダウンとなり、現在5速でDK=1のときは4速へのシフトダウンとなる。
図8は、コントローラUによる別の制御例を示すものであり、図7においてQ3の判別でYESとされた後の処理に対応している。本制御例では、Q21の判別でYESのとき、つまりシフトダウン操作が行われときは、Q22において、シフトレバー20の操作量に応じて、目標減速度が設定される。目標減速度は、図9に示すように、シフトレバー20の前方へのストローク量が大きいほど大きくなるように設定される。なお、図9では、目標減速度が線形な特性として設定されているが、例えば、ストロークが大きくなるほど目標減速度の増大割合が大きくなるように非線形な特性として設定することもできる。
上記Q22の後、Q23において、目標減速度を実現するためのシフトダウンの段数DKと、発電機7での発電量つまり回生量REとが決定される。シフトダウンによる減速度の変更は段階式になるが、発電機7での発電量を無段階(連続可変式)に変更することにより、実現可能な減速度を無段階(あるいはほぼ無段階)とすることができる。
Q23の後、Q24において、段数DK分だけシフトダウンしたときに、エンジン1の最高許容回転数を超えるか否かが判別される。このQ24の判別でYESのときは、Q25において、段数DKが1だけ減少される一方、この段数減少分を補償するために発電量REが増大される。Q25の後は、Q24に戻る。
Q24の判別でNOのときは、Q26において、設定されたDKの段数分だけ一気にシフトダウンされると共に、発電機7での発電量がREとされる。
図10は、本発明の別の実施形態を示すものであり、図5の変形例となる。本実施形態では、Mレンジと減速要求位置との間に下方へ長く伸びる段部11fを形成してある。この段部11fの形成位置は、減速要求位置B1とB2との間に設定されて、ロック解除ボタン20cを押圧操作しない限り乗り越えることできないようになっている。そして、シフトレバー20は、減速要求位置B1あるいはシフトアップ位置へと操作されたときは、その操作力を解放することにより、ホームポジションとなるMレンジ位置へ自動復帰される(モーメンタリ式)。なお、本実施形態では、減速要求位置は、B1とB2のみで、B3を有しないものとされる(3段分のシフトダウンはなし)。また、Mレンジにあるシフトレバー20を減速要求位置B1に向けて操作したとき、ロック解除ボタン20cを押圧操作しない限り、段部11fによって係止されて、シフトレバー20は減速要求位置B1で停止(係止)されることになる。そして、シフトレバー20から手を離せば、シフトレバー20は自動的にMレンジ(ホームポジション)に自動復帰される。このように、使用頻度の高い1段のシフトダウン要求のときは、シフトレバー20の操作が極めて簡単となる。
2段分のシフトダウン要求するときは、Mレンジにあるシフトレバー20を、ロック解除ボタン20cを押圧操作しつつ、減速要求位置B2にすればよい。本実施形態の場合は、1段分のシフトダウンと2段分のシフトダウンとの区別を、運転者が極めて明確に区別できるものとなる。
図11は、Mレンジにあるシフトレバー20を、減速要求位置に向けて操作したときの、シフトレバー20のストロークと荷重(操作反力)との設定例を示すものである。ストロークが大きくなるほど、荷重の増大割合が大きくなるように、非線形特性として設定されている(荷重つまり反力の付与は、スプリングあるいはアクチュエータを利用して行うことができる)。少ない段数でのシフトダウン要求の際はシフトレバー20を軽く操作することができ、シフトダウンの段数が多くなるほど急激に荷重が大きくなることから、運転者は、何段分のシフトダウンを要求しているかを、荷重つまり操作反力によって明確に認識することができる。
図12は、図11の変形例を示すものである。図12の設定は、ストロークの増大に応じて、荷重(操作反力)がステップ式に増大するようにしてある。本例の場合は、荷重の変化を極めて明確に認識することができるので、運転者は、どの程度(何段分)の減速度を要求しているかを、荷重つまり操作反力によって極めて明確に認識することができる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。
(1)変速機は、無段変速機、又は有段変速機と無段変速機を両方有し両者を協調制御する変速機であってもよい。この場合、無段変速機の変速比を連続可変式に低速側へと変更することが可能なので、所望の車両減速度を無段階式に容易に得ることが可能となる。なお、無段変速機であっても、例えば3段階あるいは4段階以上の段階式に変速比を低速側へと変更することもできる。
(2)発電機7を駆動走行時にモータとして機能させるものであってもよい。前輪駆動車であってもよく、4輪(全輪駆動車)であってもよい。また、エンジン1のスロットル制御をも加えて、減速度の変更制御を行うこともできる。
(3)駆動源としては、エンジン1の代わりにモータを用いたものであってもよく、この場合変速機を有してもよく、変速機を有しないものであってもよい。なお、シフトレバー20の操作に基づく要求減速度は、モータを発電機として機能させてその発電量を変更することにより行えばよい。
(4)シフトレバー20の操作量を示すパラメータとしては、ストロークに限らず、操作力または操作時間とすることもできる。また、ストロークと操作力と操作時間とのうち、任意の2以上の組み合わせによって操作量を決定するようにしてもよい。特に、ストロークと操作力とを組み合わせて、ストロークが大きくなるほど操作力が大きくなるように設定することにより、シフトレバーの操作位置(つまり要求減速度の大きさ)を運転者が直感的に認識することができる。
(5)操作量としての操作力の検出は、シフトレバー20を減速要求位置側に向けて操作したときに荷重を受ける荷重センサによって行うことができ、この場合、シフトレバー20の減速要求位置に向けてのストロークは極めて小さいものとすることができる。同様に、操作量としての操作時間の検出は、シフトレバー20を減速要求位置側に向けて操作されたことを検出するスイッチによって行うことができ、この場合、シフトレバー20の減速要求位置に向けてのストロークは極めて小さいものとすることができる。
(6)シフトアップは常時1段のみとしてあるが、シフトダウンの場合と同様に、シフトレバー20の1回の操作量に応じて、1段シフトアップ、2段のシフトアップあるいは3段以上のシフトアップとすることもできる。Mレンジ位置から後方に操作されたときの制御を、シフトアップではなく、要求減速度を低減する指令として設定することができる。この場合、後方への操作量を検出するセンサを別途設けて、後方への操作量が大きいほど減速度が小さくなるようにすることもできる。この後方への操作量も、前方(減速要求位置)に向けての操作量と同様に、ストロークと操作力と操作時間との少なくとも1つあるいは任意の2以上の組み合わせに基づいて検出することができる。
(7)シフトレバー20の操作量が大きいときに、Mレンジ位置への自動復帰を規制してその操作位置に保持させておくためには、係止凹部11d、11e(図5の例)や段部11f(図10の例)を利用する他、適宜の手法で行うことができる。例えば、操作量を操作力でもって検出する場合は、例えば減速要求位置B1とB2との間に抵抗を発生する弾性変形可能なストッパ部を設けておき、このストッパ部を乗り越えるような大きな操作力が加わったときにMレンジ位置への自動復帰が規制されるようにすることができる。さらに、Mレンジ位置への自動復帰の規制を、アクチュエータ(ブレーキ)を利用して行うこともできる。アクチュエータを用いた場合は、任意の位置でもってシフトレバー20をその位置に保持することができ、また保持解除も容易である。特に、操作量を操作時間として検出する場合は、所定時間以上操作されたときにアクチュエータを作動させることによって、シフトレバーをその位置に簡単に保持させることができる。
(8)シフトレバー20の位置検出は、各レンジや減速要求位置毎に個別に設けたスイッチによって行う等、適宜の手法を採択し得る。一度にシフトダウン可能な最大段数は、2段であってもよく、4段以上であってもよい。とりえる前進走行段数が例えば前進5段のように少ない場合は、シフトダウンできる最大段数を例えば2段のように小さいものとする一方、前進走行段数が例えば8段や10段のように大きい場合は、シフトダウンできる最大段数を4段以上とすることもできる。
(9)目標減速度(実現される減速度)は、路面勾配に応じて補正することもできる。すなわち、平坦路の場合に比して、降り坂の場合は減速度がより大きくなるように補正し、登り坂のときは減速度がより小さくなるように補正することもできる。また、直前方の先行車両に対する相対速度に応じて、減速度を補正することもできる。すなわち、先行車両に接近する相対速度度が大きいとは減速度が大きくなるように補正し、接近相対速度が小さいときあるいは離間方向への相対速度度が大きいときは、減速度が小さくなるように補正することができる。さらに、運転者による通常のブレーキ操作(フットブレーキ)によって生じる減速度を学習しておき、この学習された減速度が基準値よりも大きいときは、減速度が大きくなるように補正するようにしてもよい(学習された減速度が基準値よりも小さいときは減速度が小さくなるように補正する)。
(10)車速が過度に大きいとき(制限速度をオーバしているようなとき)は、そうでないときに比して、シフトレバー20の減速要求位置に向けての操作量が同じであっても、より大きな減速度が得られるように制御してもよい。
(11)Mレンジ位置は、Dレンジ位置と直列にその後方に配置されたものであってもよい。また、減速要求位置は、Mレンジ位置の前後方向位置に限らず、車幅方向位置に設定するようにしてもよい。シフトレバー20のMレンジ位置への自動復帰は、例えば図5の例において、B2位置からも自動復帰とすることもできる(B3位置からMレンジ位置への自動復帰はなしで、特に前進変速段の多い自動変速機の場合に好適である)。
(12)フローチャートに示す各ステップあるいはステップ群は、その機能を示す名称に手段を付したものとして表現することもできる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、シフトレバーを利用した車両の減速度調整として好適である。
U:コントローラ
S1:センサ(車速検出)
S2:センサ(アクセル開度)
S3:センサ(シフトレバー位置)
S4:センサ(シフトレバー位置)
1:エンジン(駆動源)
2:自動変速機
6L、6R:駆動輪
7:発電機
10:ゲートパネル
10A・10D:ゲート部
11:ガイドパネル
20:シフトレバー
20a:操作部
20b:ロッド部
20c:ガイドピン
20d:ロック解除ボタン

Claims (9)

  1. パワープラントによる駆動輪の駆動状態を変更するためのシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置であって、
    前記シフトレバーが、マニュアルモードとなるMレンジ位置から所定方向へ操作することにより減速要求位置をとり得ると共に、該所定方向とは反対方向へ操作することによりシフトアップ位置をとり得るようにされ、
    前記シフトレバーが前記減速要求位置に向けて操作されたときの該シフトレバーの1回分の操作量を検出する操作量検出手段を備え、
    前記操作量検出手段によって検出された操作量が大きいほど、前記駆動輪に対する前記パワープラントの抵抗に基づく車両の減速度が大きくなるように制御すると共に、前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときに車両の減速度が小さくなるように制御する制御手段を備え、
    前記Mレンジ位置から前記減速要求位置へ向けての前記シフトレバーの最大ストローク量が、該Mレンジ位置から前記シフトアップ位置へ向けての該シフトレバーの最大ストローク量よりも大きくなるように設定され、
    前記シフトレバーは、前記所定方向へ向けての操作量が所定値よりも小さいときはMレンジ位置に向けて自動復帰されるモーメンタリ式とされる一方、該所定方向へ向けての操作量が該所定値以上のときは運転者によってMレンジ位置へ向けての操作力が付与されない限り操作された位置に保持されるステーショナリ式となるように設定されている、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記パワープラントが、多段式の自動変速機を含むものとされ、
    前記制御手段は、前記操作量検出手段によって検出された操作量が大きいほどシフトダウンする段数が多くなるように前記自動変速機を制御する、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  3. 請求項2において、
    前記制御手段は、前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときに、シフトアップするように前記自動変速機を制御する、ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記シフトレバーが前記Mレンジ位置から前記所定方向とは反対方向に向けて操作されたときの操作量を検出する第2操作量検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2操作量検出手段で検出された操作量が大きいほど車両の減速度が小さくなるように制御する、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記シフトレバーの移動をガイドするシフトゲートが、一端側から他端側に向けて順次Pレンジ位置とRレンジ位置とNレンジ位置とDレンジ位置とが直列に配設されたメインゲート部と、前記Mレンジ位置と前記減速要求位置とが直列に配設されたサブゲート部と、Dレンジ位置における該メインゲート部とMレンジ位置における該サブゲート部とを接続する接続ゲート部と、を有し、
    前記メインゲート部とサブゲート部とが左右方向に並列配置されている、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記減速要求位置が、前記Mレンジ位置から前記Pレンジ位置側に向けて延びている、ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  7. 請求項2または請求項3において、
    前記パワープラントが、エンジンおよび該エンジンにより駆動される発電機を備え、
    前記制御手段は、前記操作量検出手段によって検出された操作量に応じて、前記自動変速機を所定の段数だけシフトダウンする制御を行うと共に前記発電機での発電量を無段階で制御する、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  8. 請求項7において、
    前記操作量検出手段によって検出された操作量に応じて、目標減速度を決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段により決定された目標減速度が得られるように、前記自動変速機をシフトダウンさせる段数と前記発電機での発電量とを決定する第2決定手段と、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2決定手段で決定された段数だけ前記自動変速機をシフトダウン制御すると共に、該第2決定手段で決定された発電量となるように前記発電機を制御する、
    ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記Mレンジ位置から前記所定方向へ向けての操作量が前記所定値とされた際の前記シフトレバーのストローク量が、該Mレンジ位置から前記シフトアップ位置へ向けての該シフトレバーの最大ストローク量よりも大きくなるように設定されている、ことを特徴とするシフトレバーを備えた車両における減速度制御装置。
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