JP3705230B2 - 車両の減速度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の減速走行時における減速度レベルを設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば電動機やモータジェネレータなどの駆動力源の回転抵抗を用いた減速走行可能な車両において、運転者による操作によって車両の減速度を設定することができる減速度設定操作装置を備えたものが提案されている。たとえば、特開平8−79907号公報に記載されたハイブリッド車両がそれである。このような車両によれば、アクセルペダルが操作されない車両の減速走行において、運転者による減速度設定操作装置の操作により設定された所望の減速度で減速走行が行われる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の車両において減速度設定操作装置の操作により設定された所望の減速度、すなわち減速度設定操作装置の操作により設定された減速度は、その大きさが感覚的にとらえ難い。特に、たとえば「+」ポジションおよび「−」ポジションへ操作することにより増減させるような相対値で設定減速度が設定される場合に顕著である。このため、減速走行に入ると、それまでに設定された設定減速度で減速走行が開始されることにより、意に反して急に大きな減速度が発生することもあり、扱い難いものとなる可能性があった。
【0004】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、設定減速度の大きさを感覚的にとらえ易くし、扱い易い車両の減速度制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】
かかる目的を達成するための第1発明の要旨とするところは、車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、前記車両の減速走行中であることを条件として、前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を許可する設定変更許可手段を、含むことにある。
【0006】
【第1発明の効果】
このようにすれば、設定変更許可手段により、車両の減速走行中であることを条件として前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更が許可されることから、減速度の変更操作に応答して車両の減速度が変化するので、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握され、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。
【0007】
【第1発明の他の態様】
ここで、好適には、前記設定変更許可手段は、前記車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、減速走行であるか否かに拘わらず前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を許可するものである。このようにすれば、減速走行開始時の減速度変化発生がそれほど影響しない低車速走行では、減速走行中であることを条件としないで減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更が許可されて減速度変更操作可能域が拡大されるので、一層、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】
また、前記目的を達成するための第2発明の要旨とするところは、車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、その設定変更制限手段は、車両の非減速走行時にのみ前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものであることにある。
【0009】
【第2発明の効果】
このようにすれば、設定変更制限手段により減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更が車両状態に基づいて制限されることから、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。たとえば、車両の非減速走行中であることを条件として前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更が制限されることにより、減速度の変更操作に応答して車両の減速度が変化しない走行状態では減速度の設定変更が抑制されるので、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握される減速走行状態において専ら減速度の設定変更が可能となり、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。また、設定変更制限手段は、車両の非減速走行時にのみ前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限することから、車両の非減速走行中において減速度の設定変更が制限される一方で、減速走行中であれば減速度の設定変更が許可される。このため、減速度の変更操作に応答して車両の減速度が変化させられるので、一層、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握され、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。
【0010】
【課題を解決するための第3の手段】
また、前記目的を達成するための第3発明の要旨とするところは、車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、その設定変更制限手段は、車両の非減速走行時のみ前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を変更するものであることにある。
【0011】
【第3発明の効果】
このようにすれば、設定変更制限手段により減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更が車両状態に基づいて制限されることから、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。たとえば、車両の非減速走行中であることを条件として前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更が制限されることにより、減速度の変更操作に応答して車両の減速度が変化しない走行状態では減速度の設定変更が抑制されるので、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握される減速走行状態において専ら減速度の設定変更が可能となり、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。また、車両の減速走行および非減速走行に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を変更するものであることから、車両の減速走行および非減速走行に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限が変更されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0012】
【第2発明、第3発明の他の態様】
ここで、好適には、前記設定変更制限手段は、車両の非減速走行時には減速走行時よりも前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、車両の非減速走行時には減速走行時よりも前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0013】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、車速領域に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、車速領域に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0014】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、前記車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を解除するものである。このようにすれば、車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限が解除されることから、低車速走行には減速度の設定変更可能となって減速度変更操作可能域が拡大されるので、一層、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0015】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいて、その減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、減速度設定操作装置の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいてその減速度設定操作装置による減速度の設定変更操作が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0016】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、車速に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、車速に基づいてその減速度設定操作装置による減速度の設定変更操作が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0017】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作の前の設定減速度に基づいてその減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、減速度設定操作装置の設定減速度変更操作の前の設定減速度に基づいてその減速度設定操作装置による減速度の設定変更が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0018】
また、好適には、前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作による実際の設定減速度に基づいてその減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである。このようにすれば、減速度設定操作装置の設定減速度変更操作による実際の設定減速度に基づいてその減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更が制限されるので、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0019】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施例のエンジン制御装置が適用された車両用動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。図において、駆動力源としてのエンジン10の出力は、自動クラッチ12、トルクコンバータ14を介して自動変速機16に入力され、図示しない差動歯車装置および車軸を介して一対の駆動輪(後輪)へ伝達されるようになっている。上記自動クラッチ12は、モータ走行時においてエンジン10を切り離すためや急発進時のための摩擦係合装置としても機能するものであり、図示しない電磁式、油圧式などのクラッチアクチュエータによって湿式或いは乾式の摩擦板が係合作動させられる摩擦式自動クラッチである。上記自動クラッチ12とトルクコンバータ14との間には、駆動力源としての電動モータおよび発電機として機能する第1モータジェネレータMG1が配設されている。上記トルクコンバータ14は、自動クラッチ12に連結されたポンプ翼車20と、自動変速機16の入力軸22に連結されたタービン翼車24と、それらポンプ翼車20およびタービン翼車24の間を直結するためのロックアップクラッチ26と、一方向クラッチ28によって一方向の回転が阻止されているステータ翼車30とを備えている。
【0021】
上記自動変速機16は、ハイおよびローの2段の切り換えを行う第1変速機32と、後進変速段および前進4段の切り換えが可能な第2変速機34とを備えている。第1変速機32は、サンギヤS0、リングギヤR0、およびキャリアK0に回転可能に支持されてそれらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされている遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置36と、サンギヤS0とキャリアK0との間に設けられたクラッチC0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およびハウジング38間に設けられたブレーキB0とを備えている。
【0022】
第2変速機34は、サンギヤS1、リングギヤR1、およびキャリアK1に回転可能に支持されてそれらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わされている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置40と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリアK2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成る第2遊星歯車装置42と、サンギヤS3、リングギヤR3、およびキャリアK3に回転可能に支持されてそれらサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされている遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置44とを備えている。
【0023】
上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに一体的に連結され、リングギヤR1とキャリアK2とキャリアK3とが一体的に連結され、そのキャリアK3は出力軸46に連結されている。また、リングギヤR2がサンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リングギヤR2およびサンギヤS3と中間軸48との間にクラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS2と中間軸48との間にクラッチC2が設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング38に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤS2とハウジング38との間には、一方向クラッチF1およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が入力軸22と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
【0024】
キャリアK1とハウジング38との間にはブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウジング38との間には、ブレーキB4と一方向クラッチF2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合させられるように構成されている。
【0025】
以上のように構成された自動変速機16では、例えば図2に示す作動表に従って後進ギヤ段と変速比γが順次小さくなる第1速ギヤ段乃至第5速ギヤ段の前進5段のうちのいずれかの変速段に切り換えられる。図2において「○」は係合状態を表し、空欄は解放状態を表し、「◎」はエンジンブレーキのときの係合状態を表し、「△」は動力伝達に関与しない係合を表している。この図2から明らかなように、第2変速段(2nd)から第3変速段(3rd)へのアップシフトでは、ブレーキB3を解放すると同時にブレーキB2を係合させるクラッチツークラッチ変速が行われ、ブレーキB3の解放過程で係合トルクを持たせる期間とブレーキB2の係合過程で係合トルクを持たせる期間とがオーバラップして設けられる。それ以外の変速は、1つのクラッチまたはブレーキの係合或いは解放作動だけで行われるようになっている。上記クラッチおよびブレーキは何れも油圧アクチュエータによって係合させられる油圧式摩擦係合装置である。
【0026】
図3および図4は、上記出力軸46の回転をロックするためのハイブリッド車両のパーキングロック装置60を説明するものであり、図3は出力軸46の軸心方向から見た図であり、図4はその軸心に直交する方向から見た図である。パーキングロック装置60は、出力軸46に固設されたロックギヤ62と、ロックギヤ62と噛み合ってその回転を阻止するための噛合歯64を有し、そのロックギヤ62に対して噛み合う噛合位置と非噛合位置との間で回動可能にそのハウジング38に設けられたロックポール66と、そのロックポール66の先端部に設けられたカム面68と、上記出力軸46の軸心方向に平行となるように長手方向に移動可能にハウジング38に支持されたパーキングロッド70と、そのパーキングロッド70の先端部に設けられて上記カム面68に係合してパーキングロッド70をロックギヤ62側へ移動させるためのテーパ面72と、そのパーキングロッド70の基端部に形成されたラック74に噛み合うピニオン76を有する電動モータ78と、上記のパーキングロッド70の先端部を嵌め入れてそれを案内する案内穴80を有し、ハウジング38に固定された案内部材82とを備え、その電動モータ78によりパーキングロッド70が先端側に移動させることによりロックポール66をロックギヤ62側へ駆動させてそれを噛合位置とするとともに、電動モータ78によりパーキングロッド70を基端部側へ移動させることによりロックポール66を非噛合位置へ移動させる。上記パーキングロッド70は、好適には、油圧回路に設けられたマニアル弁の弁子を兼ねており、走行ポジション毎に対応した位置に移動させられる。このようなシフト機構は、ワイヤ(電線)を介して油圧回路が走行ポジションに応じた切換作動させられるので、シフトバイワイヤと称されている。これにより、後述の電子制御装置98からの指令に従って自動的にパーキングロックが行われたり、そのパーキングロックが解放されたりするようになっている。
【0027】
図5および図6は、走行ポジション選択操作装置86を説明するものであり、図5はその走行ポジション選択操作装置86の配置を概略示す車両の運転席88付近を示し、図6はその走行ポジション選択操作装置86の斜視図である。本実施例の走行ポジション選択操作装置86は、運転者の利き腕などにより左右のいずれであっても所望の手で操作可能となるように、ステアリングホイール84を操作するための運転席88の左右両側にそれぞれ設けられている。右側の走行ポジション選択操作装置86はドア90の内側に設けられ、左側の走行ポジション選択操作装置86は図示しない助手席と運転席88のとの間に設けられている。走行ポジション選択操作装置86は、前後および左右のいずれの方向にも傾動操作可能に設けられることにより、減速度を小さくするための「+」ポジション、減速度を大きくするための「−」ポジション、後進走行を選択するためのR(リバース)ポジション、前進走行を選択するためのD(ドライブ)ポジションの4位置へ択一的に選択操作される自動復帰型のシフト操作レバー92と、そのシフト操作レバー92の前方側位置に設けられ、P(パーキング)ポジションを選択するために操作される自動復帰型ボタンから成るPスイッチ94と、同様に上記シフト操作レバー92の前方側位置に設けられ、N(ニュートラル)ポジションを選択するために操作される自動復帰型ボタンから成るNスイッチ96とを備えている。上記シフト操作レバー92、Pスイッチ94、Nスイッチ96は、車両の走行ポジションを選択するために操作されるシフト操作部材、車両の設定減速度を設定変更するための減速度設定操作体として機能している。また、上記「+」ポジションおよび「−」ポジションは、車両の減速走行時においてその減速度を選択するために操作される減速走行ポジションであり、シフト操作レバー92が「−」ポジションへ操作される回数或いは保持時間に応じて目標減速度が順次大きくされ、「+」ポジションへ操作される回数或いは保持時間に応じて目標減速度が順次小さくされる。すなわち、シフト操作レバー92が「−」ポジションへ操作される回数或いは保持時間に応じて目標減速度が大きくされる毎に、減速度が大きい走行ポジションが選択され、「+」ポジションへ操作される回数或いは保持時間に応じて減速度が小さい走行ポジションが選択されるのである。したがって、上記走行ポジション選択操作装置86は、車両の設定減速度を選択する減速度設定操作装置としても機能している。ここで、減速度とは負の加速度の意味であり、その加速度の絶対値でその大小が表される。
【0028】
図7は、電子制御装置98に入力される信号およびその電子制御装置98から出力される信号を例示している。たとえば、電子制御装置98には、アクセルペダルの操作量であるアクセル開度θACC を表すアクセル開度信号、出力軸46の回転速度に対応する車速信号、加速度センサにより検出される車両の加速度Gを表す信号、シフト操作レバー92の操作位置であるシフトポジションを表す信号などが図示しないセンサから供給されている。また、電子制御装置98からは、燃料噴射弁からエンジン10の気筒内へ噴射される燃料の量を制御するための噴射信号、エンジン10の起動のための点火信号およびモータジェネレータMG1の作動指令、モータ走行のためのモータジェネレータMG2の作動指令、回生のためのモータジェネレータMG1の作動指令、ダッシュボードに設けられた表示装置99にシフト操作レバー92の操作ポジションを表示させるための表示指令などが出力される。
【0029】
上記電子制御装置98は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェースなどから成る所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、予め記憶された関係から実際の車速および要求駆動力(=アクセル開度θACC )に基づいてモータ走行かエンジン走行かを判定し、判定された駆動力源(原動機)で車両を駆動させる駆動力源切換制御、アクセルペダルが操作されないすなわちアクセル開度θACC およびスロットル開度θTHが零である減速走行時における目標減速度が決定され、その目標減速度が得られるようにする回生制御、シフト操作レバー92が減速ポジションである「−」ポジション或いは「+」ポジションへ操作されることに応答して目標減速度を複数段階に切り換える減速度選択操作制御、シフト操作レバー92が減速走行ポジションである「−」ポジション或いは「+」ポジションから非減速ポジションであるDポジション或いはNポジションへ操作されたときの操作量に対する設定減速度の変化量を制御する設定減速度変更制御などを実行する。
【0030】
図8は、上記電子制御装置98の制御機能の要部、すなわち走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作に応じて目標減速度を記憶する目標減速度学習制御機能を説明する機能ブロック線図である。図8において、駆動源切換制御手段100は、燃費をよくするために最適な駆動力源すなわちエンジン10、モータジェネレータMG1のいずれかを、予め記憶された関係から実際の車速および要求負荷に基づいて選択し、選択された駆動力源に切り換える。これにより、たとえば低車速低負荷領域ではモータジェネレータMG1を用いたモータ走行が選択され、それ以外の領域では、エンジン10を用いたエンジン走行が選択される。さらに詳しくは、たとえばエンジン10の暖機後であり、エアコン用コンプレッサの駆動が不要であり、且つ図示しない二次電池の充電量が十分な状態における停車時には、エンジン10およびモータジェネレータMG1が停止させられる。しかし、停車時であっても、エンジン10の暖機が必要な場合、或いは二次電池の充電が必要な場合は、モータジェネレータMG1を回転駆動するために停車時においてもエンジン10が回転駆動される。通常の車両の発進時では、モータ走行のために、自動クラッチ12が解放された状態で専らモータジェネレータMG1が回転駆動されることにより駆動輪が回転させられる。所定車速以上となったりして低車速低負荷領域から外れると、モータとしても機能する図示しない第2のモータジェネレータMG2によりエンジン10が始動させられるとともに自動クラッチ12が係合させられることにより、エンジン10による走行が行われる。
【0031】
減速度制御手段102は、シフト操作レバー92により減速走行ポジションが選択されているときには、エンジン10の回転状態に拘わらず出力軸46に自動変速機16を介して連結させられたモータジェネレータMG1が車両の運動エネルギにより回転駆動されてそのモータジェネレータMG1による発電電力はそのモータジェネレータMG1の回転抵抗に対応することを利用して、そのモータジェネレータMG1により発電された電気エネルギーを二次電池に充電させてエネルギ回収(回生)を行なうことにより、予め車両走行条件(路面勾配および車速V)毎に記憶された減速度レベル(設定減速度すなわち目標減速度)が得られるように、車両の減速度を制御する。すなわち、アクセルペダルが操作されない車両の非加速走行時すなわち減速走行時(所謂エンジンブレーキ走行時)であって、減速度変更制御手段112により路面勾配および車速Vに基づいて目標減速度が決定されると、その決定された目標減速度と実際の減速度とが一致するように、モータジェネレータMG1による発電量を制御する。また、減速走行中のブレーキペダル操作時では、上記目標減速度が得られるように、そのブレーキペダル操作量に基づく要求制動力が得られるようにたとえば油圧式の車輪ブレーキ装置104と上記モータジェネレータMG1による回生ブレーキとを協調制御するとともに、エネルギ効率が一層高められるように、その回生ブレーキが優先的に作動させられるようにする。なお、減速度制御手段102は、シフト操作レバー92によって非減速走行ポジションが選択されることにより上記目標減速度がキャンセルされると、目標減速度を得るように車両減速度を制御する減速制御を実行しない。
【0032】
車両走行条件検出手段106は、車速V、路面勾配Kなどの車両走行条件(車両走行状態)を検出するために、出力軸46の回転速度に基づいて車速V(km/h)を算出する車速検出手段108と、たとえばアクセル操作量(スロットル開度)に対応する実際の車両加速度と平坦路加速度との比較に基づいて或いは傾斜センサの出力信号に基づいて路面勾配を検出する路面勾配検出手段110とを備えている。
【0033】
減速度変更制御手段112は、たとえば図9の複数本の実線に示すように予め記憶された複数種類の関係(目標減速度マップ或いは関係式など)から実際の車速V(km/h)に基づいて目標減速度すなわち設定減速度を決定し、その目標減速度を減速度制御手段102へ出力する。上記図9において、A線は、平坦路面において用いられる目標減速度の基本値(基本減速レベルのデフォルト値)を示す目標減速度マップであり、B線は路面勾配が所定値以上である登坂路或いは降坂路において用いられる目標減速度の基本値(基本目標減速度すなわち減速度レベルのデフォルト値)を示す目標減速度マップである。また、上記減速度変更制御手段112は、減速走行時において運転者のシフト操作レバー92による変更操作に基づいて所望の減速度レベルが得られるように上記目標減速度マップを修正する。図9において、破線で示されるAa線或いはAb線は、平坦路面での減速走行時において運転者のシフト操作レバー92による変更操作に基づいて設定(決定)された上記A線からの変更値を示す修正線であり、Ba線は、傾斜路面での減速走行時において運転者のシフト操作レバー92による変更操作に基づいて設定(決定)された上記B線からの変更値を示す修正線である。そして、減速度変更制御手段112は、次回の減速走行においてそのような修正線を優先的に選択する。すなわち、減速走行における運転者の減速指向を反映させて減速度変更操作の煩雑さが低減されるように、運転者により設定された減速度レベルが次回の減速走行において自動的に選択されるようになっている。
【0034】
このため、上記減速度変更制御手段112は、図9に示すような、路面勾配に応じて選択され且つシフト操作レバー92による変更操作に基づいて設定されることにより運転者の指向する減速度レベルに対応するように修正された最新の関係(目標減速度マップ)を学習により記憶する減速度レベル記憶手段116と、その減速度レベル記憶手段116に記憶されるとともに、路面勾配に応じて選択され且つ運転者の減速指向に応じて更新(修正)された最新の関係(目標減速度マップ)から実際の車速V(km/h)に基づいて目標減速度を決定する目標減速度決定手段114とを備え、たとえば平坦路面においてシフト操作レバー92による変更操作があると、その変更操作量が減速度を小さくするものであればそれに応じて前記A線から目標減速度を小さくする側へずらす(修正)ことによりAa線或いはAb線に示すように更新して減速度レベル記憶手段116にその修正後の目標減速度マップを記憶させる。この修正は、図9に示す車速Vを表す車速軸と目標減速度を表す目標減速度軸との二次元座標において車速に拘わらず同じ修正量の平行移動であってもよいが、運転者の減速指向に可及的に近似させるために、破線に示す上記Aa線およびBa線では、低車速側ほど修正の重み付けが小さくされ、変更幅が低車速ほど小さくされている。反対に、2点鎖線に示す上記Ab線では、高車速側ほど修正の重み付けが小さくされ、変更幅が高車速ほど小さくされている。
【0035】
前方走行車両判定手段118は、車両の前方において走行する前方走行車両があるか否かを、たとえば前方車両の後尾反射鏡から反射光と車速Vとに基づいて前方走行車両を検知する光学式レーダなどからの検知信号に基づいて判断する。前記減速度レベル記憶手段116は、その前方走行車両判定手段118によって前方走行車両があると判定された場合には上記修正によって更新された最新の目標減速度マップを記憶しないが、その前方走行車両判定手段118によって前方走行車両がないと判定された場合には上記の修正によって更新された最新の目標減速度マップを記憶して、減速度制御手段102による減速度制御に用いるようにする。
【0036】
表示制御手段120は、上記目標減速度決定手段114においてシフト操作レバー92の操作に応答して修正された目標減速度マップから実際の車速Vに基づいて決定された目標減速度或いは減速度レベルを、数字などのデジタル値或いはバーグラフなどのアナログ値によって表示装置99に表示させる。
【0037】
低車速判定手段122は、実際の車速Vがたとえば5km/h程度に予め設定された低車速判断値V1 よりも低い極低車速状態であるか否かを判断する。この低車速判断値V1 は、減速走行開始時にそれ以前に設定された最大目標減速度で減速制御が開始されたとしてもそれほど運転者に違和感を与えない値であって、予め実験的に求められたものである。減速走行判定手段124は、エンジン10或いはモータジェネレータMG1などの駆動力源の負の駆動力を発生させる車両の減速走行を、たとえばアクセルペダル操作量が零%であることなどに基づいて判定する。
【0038】
設定変更許可手段126は、上記減速走行判定手段124により車両が減速走行中であると判定されていることを条件として、走行ポジション選択操作装置86のシフトレバー92の操作による減速度の設定変更を許可する。また、設定変更許可手段126は、低車速判定手段122により車両が低車速であると判定されている場合は、上記減速走行判定手段124の判定結果に拘わらずすなわち車両が減速走行であるか否かに拘わらず、走行ポジション選択操作装置86のシフトレバー92の操作による前記減速度の設定変更を許可する。すなわち、設定変更許可手段126は、車両が低車速である場合を除いて、車両が減速走行中であるときのみ減速度の設定変更を許可し、車両の非減速走行中であるときはその減速度の設定変更を禁止する。
【0039】
図10は、電子制御装置98による制御作動の要部すなわち走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作に基づいて目標減速度を更新する制御を実行するための目標減速度変更制御作動を説明するフローチャートであり、数msec 乃至数十msec 程度の周期で繰り返し実行される。
【0040】
図10において、減速度走行選択操作判定手段或いは目標減速度変更操作判定手段に対応するSA1では、シフト操作レバー92が「−」ポジション或いは「+」ポジションへ操作されたことにより減速走行が選択され且つ減速走行の目標減速度変更操作が行われたか否かが走行ポジション選択操作装置86からの信号に基づいて判断される。このSA1の判断が否定される場合は、SA2において、シフト操作レバー92の実際の操作ポジションである他のポジションすなわち非減速走行ポジションが表示装置99において表示され、且つ他の制御が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0041】
しかし、上記SA1の判断が肯定される場合は、前記車速検出手段108および路面勾配検出手段110に対応するSA3において、車両の実際の走行状態を表すパラメータである車速Vおよび路面勾配Kが読み込まれる。次いで、前記低車速判定手段122に対応するSA4では、車両の低車速走行であるか否かが車速Vに基づいて判断される。このSA4の判断が否定される場合は、前記減速走行判定手段124および設定変更許可手段126に対応するSA5において、車両の減速走行中であるか否かがたとえばアクセルペダル操作量に基づいて判断される。このSA5の判断が否定される場合は、SA6の減速度設定切換制御が実行されることなく本ルーチンが終了させられることにより、その減速度設定変更が禁止される。しかし、上記SA5の判断が肯定される場合は、前記減速度変更制御手段112に対応するSA6において、シフト操作レバー92の「−」ポジション或いは「+」ポジションへの操作に従う減速度変更が許可され、減速度設定切換制御が実行される。たとえば、路面勾配Kに従って選択された目標減速度マップたとえば図9の平坦路用のA線が、運転者によるシフト操作レバー92の変更操作量たとえば「+」位置への回数或いは操作時間に基づいて大きくなる変更幅でたとえば図9の破線に示す如く修正され、その修正によって更新された最新の目標減速度マップから路面勾配Kおよび車速Vに基づいて目標減速度が逐次決定され、前記減速度制御手段102で、その目標減速度と実際の車両の減速度とが一致するようにモータジェネレータMG1の回生制動量が制御されるようにする。
【0042】
上述のように、本実施例によれば、設定変更許可手段126(SA5)により、車両の減速走行中であることを条件として走行ポジション選択操作装置(減速度設定操作装置)86の操作による減速度の設定変更が許可されることから、その減速度の変更操作に応答して実際の車両の減速度が変化するので、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握され、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。
【0043】
また、本実施例によれば、上記設定変更許可手段126(SA5)は、車速Vが所定車速V1 より低い低車速走行である場合には、車両が減速走行であるか否かに拘わらず上記走行ポジション選択操作装置(減速度設定操作装置)86の操作による減速度の設定変更が許可されることから、減速度制御の開始時にそれまで設定された目標減速度で減速制御が開始されても運転者に違和感を発生させない範囲で減速度変更操作可能域が拡大されるので、一層、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置となる。
【0044】
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】
図11は、本実施例の電子制御装置98の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図11の機能ブロック線図では、図8に比較して、設定変更許可手段126に代えて設定変更制限手段128が設けられている点、および減速度レベル記憶手段116に記憶された関係は、図9のものだけでなく図12に示す設定減速度制限用の関係が更に加えられている点が、主に相違する。この図12では、設定減速度変更幅の制限のない図9に比較して、平坦路面において用いられる目標減速度の基本値(基本減速レベルのデフォルト値)を示す目標減速度マップを表すA線に対して、破線に示すAc線(制限値)が低車速側ほど修正の重み付けが大きくされて変更幅が低車速ほど大きくされている。また、路面勾配が所定値以上である登坂路或いは降坂路において用いられる目標減速度の基本値(基本目標減速度すなわち減速度レベルのデフォルト値)を示す目標減速度マップを表すB線に対して、破線に示すBc線(制限値)では、低車速側ほど修正の重み付けが大きくされて変更幅が低車速ほど大きくされている。
【0046】
上記設定変更制限手段128は、走行ポジション選択操作装置(減速度設定操作装置)86の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更を、車両の減速走行、非減速走行、車速などの車両状態に基づいて禁止或いは設定変更制限状態の変更するなどして制限する。たとえば、設定変更制限手段128は、車両の非減速走行時には上記走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更を禁止したり抑制したりして制限する。たとえば、設定変更制限手段128は、上記走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更を、たとえば図12の関係から、車速に基づいて制限する。また、設定変更制限手段128は、車速領域に基づいて目標減速度の変更を制限する。たとえば、車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更に対する制限を解除する。
【0047】
さらに、上記設定変更制限手段128は、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいて、その走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作前の設定減速度に基づいて、或いは、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作後の新たな実際(現在)の設定減速度に基づいて、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更を制限する。
【0048】
図13は、本実施例における電子制御装置98の制御作動の要部を説明するフローチャートである。図13において、減速度走行選択操作判定手段或いは目標減速度変更操作判定手段に対応するSB1では、シフト操作レバー92が「−」ポジション或いは「+」ポジションへ操作されたことにより減速走行が選択され且つ減速走行の目標減速度変更操作が行われたか否かが走行ポジション選択操作装置86からの信号に基づいて判断される。このSB1の判断が否定される場合は、SB2において、シフト操作レバー92の実際の操作ポジションである他のポジションすなわち非減速走行ポジションが表示装置99において表示され、且つ他の制御が実行された後、本ルーチンが終了させられる。
【0049】
しかし、上記SB1の判断が肯定される場合は、前記車速検出手段108および路面勾配検出手段110に対応するSB3において、車両の実際の走行状態を表すパラメータである車速Vおよび路面勾配Kが読み込まれる。次いで、前記低車速判定手段122に対応するSB4では、車両の低車速走行であるか否かが車速Vに基づいて判断される。このSB4の判断が否定される場合は、前記減速走行判定手段124に対応するSB5において、車両の減速走行中であるか否かがたとえばアクセルペダル操作量に基づいて判断される。このSB5の判断が肯定される場合すなわち減速走行中は、運転者によるシフト操作レバー92の減速度変更操作に応答して車両の減速度が変化することを体感できるので、前記減速度変更制御手段112に対応するSB6において、シフト操作レバー92の「−」ポジション或いは「+」ポジションへの操作に従う減速度変更が許可され、減速度設定切換制御が実行される。たとえば、路面勾配Kに従って選択された目標減速度マップたとえば図9の平坦路用のA線および登坂路用のB線が、運転者によるシフト操作レバー92の変更操作量たとえば「+」位置への回数或いは操作時間に基づいて大きくなる変更幅でたとえば図9の破線Aa或いはBaに示す如く修正され、その修正によって更新された最新の目標減速度マップから路面勾配Kおよび車速Vに基づいて目標減速度が逐次決定され、前記減速度制御手段102で、その目標減速度と実際の車両の減速度とが一致するようにモータジェネレータMG1の回生制動量が制御されるようにする。上記SB4の判断が肯定される場合も、SB8において上記と同様にシフト操作レバー92の「−」ポジション或いは「+」ポジションへの操作に従う減速度変更が許可され、減速度設定切換制御が実行される。
【0050】
しかし、上記SB5の判断が否定される場合すなわち非減速走行中は、前記設定変更制限手段126に対応するSB7において、運転者によるシフト操作レバー92の減速度変更操作に応答して車両の減速度が変化することを体感できない非減速走行中であって目標減速度を意外に大きな値に設定してしまうことがあるので、目標減速度がたとえば図12の実線と破線との間の幅内となるように決定されることにより、そのシフト操作レバー92の減速度変更操作に対応した減速度設定切換制御が制限される。たとえば、運転者によるシフト操作レバー92が「−」ポジション或いは「+」ポジションへ操作されることによる目標減速度の変更幅が減速走行中よりも制限され、たとえば予め設定された一定の範囲内に制限される。この一定の範囲の上限値すなわち制限値は、予め記憶された関係から、現在の車速V、現在の(目標)減速度と減速度変更操作により新たに設定された目標減速度との差、減速度変更操作(直)前の(目標)減速度、減速度変更操作後の目標減速度などに基づいて決定される。たとえば、図12の平坦路用のAc線および登坂路用のBc線に示すように車速Vが高いほど制限値が小さくされ、車速Vが低いほど大きくされて制限が緩和される。また、現在の(目標)減速度と新たに設定された目標減速度との差、減速度変更操作(直)前の(目標)減速度、減速度変更操作後の目標減速度が低いほど大きくされて制限が緩和され、高いほど小さくされて制限がきつくされる。
【0051】
上述のように、本実施例によれば、設定変更制限手段128(SB7)により走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更が、車両の減速走行、非減速走行、車速などの車両状態に基づいて禁止或いは設定変更制限状態の変更するなどして制限される。たとえば、設定変更制限手段128(SB7)では、車両の非減速走行時には上記走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更が禁止されたり抑制されたりして制限される。また、設定変更制限手段128(SB7)では、上記走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更が、車速に基づいて或いは車速領域に基づいて制限される。たとえば、車両が所定車速V1 より低い低車速走行である場合には、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更に対する制限が解除される。さらに、上記設定変更制限手段128(SB7)では、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいて、その走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作前の設定減速度に基づいて、或いは、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作後の新たな実際(現在)の設定減速度に基づいて、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更すなわち目標減速度の変更が制限される。このため、運転者にとって減速度の操作量に対する減速度の大きさの変化が容易に感覚的に把握される減速走行状態において専ら減速度の設定変更が可能となり、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0052】
また、本実施例によれば、設定変更制限手段は、車速Vが所定車速V1 より低い低車速走行である場合には、走行ポジション選択操作装置86のシフト操作レバー92の操作による減速度の設定変更に対する制限が解除されることから、低車速走行では減速度の設定変更可能となって減速度変更操作可能域が拡大されるので、一層、操作性が良く扱い易い車両の減速度制御装置が得られる。
【0053】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0054】
たとえば、前述の実施例において、目標減速度を算出するための目標減速度マップは、図9や図12に示すように、運転者の減速度要求操作量に従ってずらされていたが、予め複数種類の目標減速度マップを示す線が記憶され、その減速度要求操作量に従って上記複数種類の目標減速度マップから1つの目標減速度マップが選択されるようにしてもよい。
【0055】
また、前述の実施例において、減速度制御手段102により用いられる目標減速度を決定するための図9や図12の関係は、車速Vおよび路面勾配Kを変数とする関係であったが、いずれか一方の変数とする関係であってもよい。
【0056】
また、前述の実施例では、駆動力源としてエンジン10およびモータジェネレータMG1を備え、それらを選択的に用いるハイブリッド自動車について説明されていたが、自動変速機16を備えない車両や、駆動力源として電動機(回転電機)を備えた電機自動車などであってもよい。
【0057】
また、前述の実施例では、シフト操作レバー92が「−」ポジションへ操作される回数や時間に応じて複数種類の目標減速度の減速走行ポジションが選択される形式の走行ポジション選択操作装置86が用いられていたが、たとえばシフト操作レバー92がDポジションに続いて設けられた複数種類のエンジンブレーキ走行ポジションである3ポジション、2ポジション、Lポジションへ操作される形式の走行ポジション選択操作装置が用いられてもよい。また、シフト操作レバー92とは独立した目標減速度設定のための操作装置が設けられてもよい。
【0058】
また、前述の実施例において用いられる減速度や設定(目標)減速度は、車両の目標とする減速度を示す負の加速度であるが、その減速度の大きさを示す指標で表される減速度レベルや、それに対応する変数、たとえば回生量、回生制動量などであってもよい。
【0059】
その他、一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハイブリッド車両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1の自動変速機の摩擦係合装置の作動の組み合わせにより得られるギヤ段を説明する係合表を示す図である。
【図3】図1の自動変速機の出力軸に設けられた自動パーキングロック装置の構成を説明する図であって、その出力軸の軸心方向から見た図である。
【図4】図1の自動変速機の出力軸に設けられた自動パーキングロック装置の構成を説明する図であって、その出力軸の軸心に直角な方向から見た図である。
【図5】図1のハイブリッド車両の運転席付近を概略説明する図である。
【図6】図5の運転席付近に設けられた走行ポジション選択操作装置を説明する斜視図である。
【図7】図1の実施例の車両に設けられた電子制御装置の入出力信号を説明する図である。
【図8】図7の電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図9】図8の減速度変更制御手段において用いられる目標減速度を決定するために用いられる関係を示す図である。
【図10】図7の電子制御装置の制御作動の要部すなわち減速度制御作動を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施例における電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図であって、図8に相当する図である。
【図12】図11の減速度変更制御手段において用いられる目標減速度の変更を制限するために用いられる関係を示す図である。
【図13】図12の電子制御装置の制御作動の要部すなわち減速度制御作動を説明するフローチャートであって、図10に相当する図である。
【符号の説明】
86:走行ポジション選択操作装置(減速度設定操作装置)
92:シフト操作レバー(減速度設定操作体)
98:電子制御装置(減速度制御装置)
102:減速度制御手段
126:設定変更許可手段
128:設定変更制限手段

Claims (22)

  1. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記車両の減速走行中であることを条件として、前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を許可する設定変更許可手段を、含むことを特徴とする車両の減速度制御装置。
  2. 前記設定変更許可手段は、前記車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、減速走行であるか否かに拘わらず前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を許可するものである請求項1の車両の減速度制御装置。
  3. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    設定変更制限手段は、車両の非減速走行時にのみ前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  4. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    設定変更制限手段は、車両の減速走行および非減速走行に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を変更するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  5. 前記設定変更制限手段は、車両の非減速走行時には減速走行時よりも前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである請求項の車両の減速度制御装置。
  6. 前記設定変更制限手段は、車速領域に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである請求項3乃至のいずれかの車両の減速度制御装置。
  7. 前記設定変更制限手段は、前記車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を解除するものである請求項の車両の減速度制御装置。
  8. 前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいて、該減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものである請求項3乃至のいずれかの車両の減速度制御装置。
  9. 前記設定変更制限手段は、車速に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである請求項3乃至のいずれかの車両の減速度制御装置。
  10. 前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作の前の設定減速度に基づいて該減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである請求項3乃至のいずれかの車両の減速度制御装置。
  11. 前記設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作による実際の設定減速度に基づいて該減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものである請求項3乃至のいずれかの車両の減速度制御装置。
  12. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    該設定変更制限手段は、車速領域に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  13. 前記設定変更制限手段は、前記車両が所定車速より低い低車速走行である場合には、前記減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更に対する制限を解除するものである請求項12の車両の減速度制御装置。
  14. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    該設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の操作により新たに設定された設定減速度と現在の設定減速度との差に基づいて、該減速度設定操作装置の操作による減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  15. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    該設定変更制限手段は、車速に基づいて前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  16. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    該設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作の前の設定減速度に基づいて該減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  17. 車両の減速走行時における減速度を設定することが可能な減速度設定操作装置を備えた車両の減速度制御装置であって、
    前記減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を車両状態に基づいて制限する設定変更制限手段を、含み、
    該設定変更制限手段は、前記減速度設定操作装置の設定減速度変更操作による実際の設定減速度に基づいて該減速度設定操作装置の操作による前記減速度の設定変更を制限するものであることを特徴とする車両の減速度制御装置。
  18. 前記減速度は、前記車両に備えられたモータジェネレータの回生制動によって発生させられるものである請求項1乃至17のいずれかの車両の減速度制御装置。
  19. 前記減速度設定操作装置は、前記減速度を小さくするための操作位置と減速度を大きくするための操作位置とを備えたものである請求項1乃至18のいずれかの車両の減速度制御装置。
  20. 前記減速度設定操作装置は、前記減速度を小さくするための操作位置或いは減速度を大きくするための操作位置へ操作される回数または保持時間に応じて減速度を変更するものである請求項19の車両の減速度制御装置。
  21. 前記減速度設定操作装置は、車速に基づいて設定された目標減速度を変更するものであり、該目標減速度は車速が大きくなるほど大きい値に設定されるものである請求項1乃至20のいずれかの車両の減速度制御装置。
  22. 前記減速度設定操作装置において変更された前記目標減速度は、次回の減速走行において優先的に選択されるものである請求項21の車両の減速度制御装置。
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