JP6105213B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、無段変速機の変速制御装置に関し、特に、手動変速モードを有する無段変速機の変速制御装置に関する。
近年、車両の自動変速機として、変速比を無段階に変更でき、変速ショックがなく、かつ燃費を改善することができる無段変速機(CVT)が広く実用化されている。また、無段変速機の中には、車両の走行状態に応じて変速比を自動的に変更する自動変速モードに加え、運転者の手動操作に従って変速比を切り替える手動変速モード(マニュアルモード)を有しているものがある。
ここで、特許文献1,2には、運転者からの変速操作により適切な変速比を選択可能な無段変速機が開示されている。特許文献1,2に記載の無段変速機では、複数段の変速比が予め設定されるとともに、第1の変速操作に応じて次段への変速が行われ、第2の変速操作に応じて次段の変速比と次々段の変速比との中間に設定される中間変速比への変速が行われる。この無段変速機によれば、次段への変速では変速比の変化量が不足し、次々段まで変速すると変速比の変化量が過大となる場合に、第2の変速操作を行うことにより次段と次々段との中間変速比に変速することができ、適切な変速比を選択することが可能となる。
特開2011−149470号公報 特開2011−133076号公報
ところで、走行中に、例えば、前車との車間距離が縮まった場合等、もう少しエンジンブレーキを効かせたいといった状況や、又は、もう少し加速感が欲しいといった状況が生じることがある。しかしながら、特許文献1,2に記載の無段変速機では、手動変速モードにおいて選択可能な変速比が離散的に設定されているため、例えば、もう少しエンジンブレーキを効かせたいが変速比を1段(又は1.5段)落とすとエンジンブレーキが効きすぎるといったことや、もう少し加速感が欲しいが変速比を1段(又は1.5段)落とすとエンジン回転が上がりすぎる等といったことが起こり得る。そのため、運転者が、該運転者の意図に応じた任意の変速比を選ぶことができ、かつ、その際に、運転者の好みの変速速度でストレス無く、変速比を変更できる技術が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、手動変速モードを有する無段変速機の変速制御装置において、運転者の意思に応じた任意の変速比に、所望の変速速度で変更することが可能な無段変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無段変速機の変速制御装置は、運転者の変速操作に応じて変速する手動変速モードを有する無段変速機の変速制御装置であって、手動変速モード時に、運転者による変速操作を受付ける操作手段と、操作手段の操作量を検出する検出手段と、操作手段により変速操作が受付けられてからの経過時間を計時する計時手段と、計時手段により計時された経過時間、及び、検出手段により検出された操作量に基づいて、変速比を変更する制御手段とを備え、制御手段が、経過時間が所定時間以上となったときから、操作手段により変速操作が継続して受付けられている間、操作量に応じて設定した変速速度で、変速比を連続的に変更し、その後、変速操作の継続的な受付が終了したときに、変速比の連続的な変更を停止し、かつ、変速操作が受付けられてから変速操作の受付が終了するまでの経過時間が所定時間未満のときには、手動変速モードにおいて予め設定されている次段の変速比に変速することを特徴とする。
本発明に係る無段変速機の変速制御装置によれば、変速操作が受け付けられてからの経過時間が所定時間以上となったときに、その後、変速操作の継続的な受付が終了するまでの間、すなわち、変速操作が継続して受け付けられている間だけ、変速比が連続的に変更される。また、その際に、操作手段の操作量に応じて変速速度が設定される。よって、運転者は、操作手段の操作量を調節しながら、該操作手段を継続して操作することにより、好みの変速速度で連続的に変速比を変更することができる。すなわち、運転者の意思に応じた任意の変速比に、所望の変速速度で変更することが可能となる。また、この場合、操作手段が所定時間を超えない範囲で操作された場合には、変速比が、予め設定されている次段の変速比まで変速される。よって、運転者は、操作手段を比較的短時間操作することにより、通常の手動変速モードに従った変速操作を行うことが可能となる。
本発明に係る無段変速機の変速制御装置では、検出手段が、操作手段の操作ストローク量を検出し、制御手段が、操作ストローク量が大きいほど、変速速度を速くすることが好ましい。
この場合、操作手段の操作ストローク量が大きいほど、変速速度が速く設定される。よって、運転者は、操作手段の操作ストローク量を調節することにより、変速速度を所望の速さにすることが可能となる。
また、本発明に係る無段変速機の変速制御装置では、検出手段が、操作手段に加えられる操作力を検出し、制御手段が、操作力が大きいほど、変速速度を速くすることが好ましい。
この場合には、操作手段に加えられる操作力が大きいほど、変速速度が速く設定される。よって、運転者は、操作手段を操作する力を調節することにより、変速速度を所望の速さにすることが可能となる。
本発明に係る無段変速機の変速制御装置は、車両の加速度を検出する加速度センサをさらに備え、制御手段が、加速度センサにより検出された加速度が所定値よりも大きい場合には、変速比を連続的に変更することを停止することが好ましい。
この場合、車両の加速度が所定値よりも大きい場合、例えば、ブレーキング時や、降坂時、コーナーリング時等の車両が不安定になりやすい状況では、変速比の連続的な変更が禁止される。そのため、トラクションが変化することにより車両の挙動が不安定になることを防止することが可能となる。
本発明によれば、手動変速モードを有する無段変速機の変速制御装置において、運転者の意思に応じた任意の変速比に、所望の変速速度で変更することが可能となる。
実施形態に係る無段変速機の変速制御装置、及び、該変速制御装置が適用された無段変速機の構成を示すブロック図である。 プラスパドルスイッチ及びマイナスパドルスイッチを備えたステアリングホイールを示す図である。 手動変速モードの変速比設定を示す図である。 実施形態に係る無段変速機の変速制御装置による、手動変速モードにおける変速処理の処理手順を示すフローチャートである(第1ページ目)。 実施形態に係る無段変速機の変速制御装置による、手動変速モードにおける変速処理の処理手順を示すフローチャートである(第2ページ目)。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る無段変速機の変速制御装置1の構成について説明する。図1は、無段変速機の変速制御装置1、及び、該変速制御装置1が適用された無段変速機10の構成を示すブロック図である。
無段変速機10は、車両の走行状態に応じて変速比を自動的かつ無段階に変速する自動変速モードと、運転者の変速操作に従って変速する手動変速モードとを含む複数の変速モードを選択的に切り換え可能な無段変速機である。無段変速機10は、エンジンの出力軸15に接続され、エンジンからの駆動力を変換して出力する。
無段変速機10は、クラッチ機能とトルク増幅機能を持つトルクコンバータ20及びリダクションギヤ30を介してエンジンの出力軸15と接続されるプライマリ軸35と、該プライマリ軸35と平行に配設されたセカンダリ軸45とを有している。
プライマリ軸35には、プライマリプーリ40が設けられている。プライマリプーリ40は、プライマリ軸35に接合された固定プーリ40aと、該固定プーリ40aに対向して、プライマリ軸35の軸方向に摺動自在に装着された可動プーリ40bとを有し、それぞれのプーリ40a,40bのコーン面間隔、すなわちプーリ溝幅を変更できるように構成されている。一方、セカンダリ軸45には、セカンダリプーリ50が設けられている。セカンダリプーリ50は、セカンダリ軸45に接合された固定プーリ50aと、該固定プーリ50aに対向して、セカンダリ軸45の軸方向に摺動自在に装着された可動プーリ50bとを有し、プーリ溝幅を変更できるように構成されている。
プライマリプーリ40とセカンダリプーリ50との間には駆動力を伝達するチェーン60が掛け渡されている。プライマリプーリ40及びセカンダリプーリ50の溝幅を変化させて、各プーリ40,50に対するチェーン60の巻き付け径の比率(プーリ比)を変化させることにより、変速比が無段階に変更される。ここで、チェーン60のプライマリプーリ40に対する巻き付け径をRpとし、セカンダリプーリ50に対する巻き付け径をRsとすると、変速比iは、i=Rs/Rpで表される。
ここでプライマリプーリ40(可動プーリ40b)には油圧室40cが形成されている。一方、セカンダリプーリ50(可動プーリ50b)には油圧室50cが形成されている。プライマリプーリ40、セカンダリプーリ50それぞれの溝幅は、プライマリプーリ40の油圧室40cに導入されるプライマリ油圧と、セカンダリプーリ50の油圧室50cに導入されるセカンダリ油圧とを調節することにより設定・変更される。
無段変速機10を変速させるための油圧、すなわち、上述したプライマリ油圧及びセカンダリ油圧は、バルブボディ(コントロールバルブ)70によってコントロールされる。バルブボディ70は、スプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁弁)を用いてバルブボディ70内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプから吐出された油圧を調整して、プライマリプーリ40の油圧室40c及びセカンダリプーリ50の油圧室50cに供給する。また、バルブボディ70は、例えば、車両の前進/後進を切替える前後進切替機構等にも油圧を供給する。
無段変速機10の変速制御は、トランスミッション制御装置(以下「TCU」ともいう)100によって実行される。すなわち、TCU100は、上述したバルブボディ70を構成するソレノイドバルブ(電磁弁)の駆動を制御することにより、プライマリプーリ40の油圧室40c及びセカンダリプーリ50の油圧室50cに供給する油圧を調節して、無段変速機10の変速比を変更する。
ここで、TCU100には、例えばCAN(Controller Area Network)等の車内通信回線200を通して、エンジンを総合的に制御するエンジン制御装置(以下「ECU」という)210に接続されている。TCU100は、ECU210から送信されるエンジン回転数やアクセルペダル開度等を受信する。
また、TCU100には、出力軸回転センサ(車速センサ)220、前後加速度センサ230、及び横加速度センサ240が接続されている。出力軸回転センサ220は、無段変速機10の出力軸(セカンダリ軸45)近傍に取り付けられ、該出力軸の回転数を検出する。前後加速度センサ230は、車体に作用する前後方向の加速度を検出し、横加速度センサ240は、車体に作用する横方向の加速度を検出する。
さらに、TCU100には、例えばLCDや7セグメントLEDからなるインジケータ120が接続されている。インジケータ120は、手動操作モードが選択されているときに、リアルタイムの変速比を表示する。
ここで、車両のフロア(センターコンソール)等には、運転者による、自動変速モード(「D」レンジ)と手動変速モード(「M」レンジ)とを択一的に切り換える操作を受付けるシフトレバー(セレクトレバー)110が設けられている。シフトレバー110には、シフトレバー110と連動して動くように接続され、該シフトレバー110の選択位置を検出するレンジスイッチ130が取り付けられている。レンジスイッチ130は、TCU100に接続されており、検出されたシフトレバー110の選択位置が、TCU100に読み込まれる。なお、シフトレバー110では、「D」レンジ、「M」レンジの他、パーキング「P」レンジ、リバース「R」レンジ、ニュートラル「N」レンジを選択的に切り換えることができる。
シフトレバー110には、該シフトレバー110が「M」レンジ側に位置するとき、すなわち手動変速モードが選択されたときにオンになり、シフトレバー110が「D」レンジ側に位置するとき、すなわち自動変速モードが選択されたときにオフになるMレンジスイッチ140が組み込まれている。Mレンジスイッチ140もTCU100に接続されている。
一方、図2に示されるように、ステアリングホイール150の後側には、手動変速モード時に、運転者による変速操作(変速要求)を受付けるためのプラス(+)パドルスイッチ160及びマイナス(−)パドルスイッチ170が設けられている(以下、プラスパドルスイッチ160及びマイナスパドルスイッチ170を総称して「パドルスイッチ160,170」ということもある)。プラスパドルスイッチ160は手動でアップシフトする際に用いられ、マイナスパドルスイッチ170は手動でダウンシフトする際に用いられる。
プラスパドルスイッチ160、マイナスパドルスイッチ170それぞれは、操作ストローク量(操作位置)を例えば3段階に区別して検出できるように構成されており、操作ストローク量に応じたスイッチ信号を出力する。すなわち、プラスパドルスイッチ160及びマイナスパドルスイッチ170それぞれは、特許請求の範囲に記載の操作手段及び検出手段として機能する。なお、プラスパドルスイッチ160、マイナスパドルスイッチ170の操作ストローク量は、1段目<2段目<3段目の順に大きくなるように設定されている。
プラスパドルスイッチ160及びマイナスパドルスイッチ170は、TCU100に接続されており、パドルスイッチ160,170から出力された、該パドルスイッチ160,170の操作ストローク量に応じたスイッチ信号はTCU100に読み込まれる。なお、パドルスイッチ160,170に代えて、シフトレバーを「M」レンジの中立位置から前後に操作して変速操作を行う構成(シーケンシャルシフト)を採用してもよい。
無段変速機10は、シフトレバー110を操作することにより選択的に切り換えることができる2つの変速モード、すなわち、自動変速モード、手動変速モードを備えている。
自動変速モードは、シフトレバー110を「D」レンジに操作することにより選択され、車両の走行状態に応じて変速比を自動的に変更するモードである。手動変速モードは、シフトレバー110を「M」レンジに操作することにより選択され、運転者の変速操作(パドルスイッチ160,170の操作)に従って変速比を切り替えるモードである。
TCU100は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラムや変速マップ等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、12Vバッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。
TCU100は、自動変速モードが選択されているときには、変速マップに従い、車両の走行状態に応じて自動で変速比を無段階に変速する。なお、自動変速モードに対応する変速マップはTCU100内のROMに格納されている。ここで、エンジン回転数と車速との関係を示す変速特性線図を図3に示す。図3において、横軸は車速(km/h)であり、縦軸はエンジン回転数(rpm)である。6本の実線それぞれは、変速比を一定にした場合のエンジン回転数と車速との関係(すなわち、手動変速モード時の変速比特性)を示す。自動変速モードでは、図3に示された第1速と第6速との間の任意の変速比が車両の走行状態に応じて自動的に設定される。
一方、TCU100は、手動変速モードが選択されているときには、パドルスイッチ160,170により変速操作が受付けられてからの経過時間、及び、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量(操作位置)に基づいて、変速比を制御する。そのため、TCU100は、タイマ部101、及び変速制御部102を機能的に有している。TCU100では、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、タイマ部101、及び変速制御部102の各機能が実現される。
タイマ部101は、プラスパドルスイッチ160又はマイナスパドルスイッチ170の操作が開始されたときに計時を始めるタイマを有しており、プラスパドルスイッチ160又はマイナスパドルスイッチ170の操作が開始されてからの経過時間(操作時間)を計時する。すなわち、タイマ部101は、特許請求の範囲に記載の計時手段として機能する。なお、タイマ部101により計時された経過時間(操作時間)は、変速制御部102に出力される。なお、タイマに代えて、カウンタを用いてプラスパドルスイッチ160又はマイナスパドルスイッチ170の操作時間を計時してもよい。
変速制御部102は、手動変速モードが選択されているときに、パドルスイッチ160,170が操作されてからの経過時間(すなわちパドルスイッチ160,170の操作時間)と、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量(操作位置)とに基づいて、変速比を制御する。
変速制御部102は、パドルスイッチ160,170が操作されてからの経過時間が所定時間(例えば0.5秒)を超えなかった場合には、手動変速モードにおいて予め設定されている次段の変速比に変速する。ここで、上述したように、図3中の実線は、手動変速モード時の変速比特性を示す。図3に示されるように、手動変速モードでは、前進側6段の変速比(変速パターン)が設定されており、運転者の操作によって、第1速から第6速のいずれかの変速段に切替えられる。なお、手動変速モードの変速パターンは、マップデータとして上述したROMに格納されている。
ここで、例えば、現在の変速比が第2速であったとした場合にマイナスパドルスイッチ170が例えば0.5秒未満操作された場合、第2速から第1速へシフトダウンが行われる。また、プラスパドルスイッチ160が0.5秒未満操作されたときには、第2速から第3速へシフトアップが行われる。
一方、変速制御部102は、パドルスイッチ160,170により変速操作が受付けられてからの経過時間(すなわちパドルスイッチ160,170の操作時間)が所定時間(例えば0.5秒)を超えた場合に、プラスパドルスイッチ160又はマイナスパドルスイッチ170により変速操作が継続して受付けられている間、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量(操作位置)に応じて変速速度を設定するとともに、該変速速度で、変速比を連続的に変更する。その際に、変速制御部102は、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量が大きいほど、変速速度を速くする。すなわち、変速制御部102は、パドルスイッチ160,170が1段目まで操作されている場合には、変速速度を「低速」に設定し、2段目まで操作されている場合には、変速速度を「中速」に設定し、3段目まで操作されている場合には、変速速度を「高速」に設定する。変速制御部102は、特許請求の範囲に記載の制御手段として機能する。
なお、変速速度の調節は、プライマリプーリ40の油圧室40c、及びセカンダリプーリ50の油圧室50cに供給される油圧の単位時間当たりの増大量/減少量を調節することにより行われる。
ここで、図3中の実線の矢印は、変速比の遷移状態の一例を示す。図3に示した例では、例えば、現在の変速比が第2速であったとした場合に、マイナスパドルスイッチ170が例えば0.5秒以上継続して操作されると、マイナスパドルスイッチ170が継続して操作されている間、図3の左矢印によって示されるように、変速比が、第1速側に連続して変更される。一方、プラスパドルスイッチ160が例えば0.5秒以上継続して操作されると、プラスパドルスイッチ160が継続して操作されている間、図3の右矢印によって示されるように、変速比が、第3速側に連続して変更される。なお、パドルスイッチ160,170が操作され続けて、変速比が第1速又は第6速の変速比に達したときには、変速比の変更が停止される。
また、変速制御部102は、前後加速度センサ230、横加速度センサ240により検出された車両の加速度が所定値よりも大きい場合には、変速比を連続的に変更することを停止する。
次に、図4及び図5を併せて参照しつつ、無段変速機の変速制御装置1の動作について説明する。図4及び図5は、無段変速機の変速制御装置1による、手動変速モードにおける変速処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、TCU100において、所定時間毎(例えば10ms毎)に繰り返して実行される。
まず、ステップS100では、車両が走行中であるか否かの判断が行われる。ここで、走行中の場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、走行中ではないとき、すなわち、車両が停止しているときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS102では、マイナスパドルスイッチ170が操作されているか否かについての判断が行われる。ここで、マイナスパドルスイッチ170が操作されている場合には、ステップS104に処理が移行する。一方、マイナスパドルスイッチ170が操作されていないときには、ステップS202に処理が移行する。
ステップS104では、マイナスパドルシフト170が操作されている時間を計時するタイマが起動される。続いて、ステップS106では、タイマの値(すなわち、マイナスパドルスイッチ170の操作時間)が所定値T1(例えば0.5秒)以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、タイマの値(マイナスパドルスイッチ170の操作時間)が所定値T1未満である場合には、ステップS108に処理が移行する。一方、タイマの値が所定値T1以上であるときには、ステップS112に処理が移行する。
ステップS108では、マイナスパドルスイッチ170の操作(シフト操作)が終了したか否かについての判断が行われる。ここで、マイナスパドルスイッチ170の操作が終了していない場合には、ステップS106に処理が移行し、タイマの値が所定値T1以上になるか、又はマイナスパドルスイッチ170の操作が終了するまで、上述したステップS106,S108の処理が繰り返して実行される。一方、マイナスパドルスイッチ170の操作が終了したときには、ステップS110において、変速比が1段だけシフトダウン(例えば、現在第2速の場合には、第1速にシフトダウン(図3参照))される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS112では、前後加速度、及び横加速度それぞれが、所定の制限値以下であるか否かについての判断が行われる。ここで、前後加速度、及び横加速度のうち、いずれかの加速度又は双方の加速度が所定の制限値を超えている場合には、ステップS110において、変速比が1段だけシフトダウンされる。その後、本処理から一旦抜ける。一方、上述したすべての加速度が所定の制限値以下の場合にはステップS114に処理が移行する。なお、上記制限値は、前後加速度、及び横加速度毎に持ち替えてもよい。
ステップS114では、マイナスパドルスイッチ170の操作位置(ストローク長)が1段目であるか否かについての判断が行われる。ここで、操作位置が1段目である場合には、ステップS116に処理が移行する。そして、ステップS116において、変速比が、変速速度「低速」でダウンシフト側(例えば、現在第2速の場合には、第1速側(図3参照))に連続的に変更される。その後、ステップS124に処理が移行する。一方、操作位置が1段目ではないときには、ステップS118に処理が移行する。
ステップS118では、マイナスパドルスイッチ170の操作位置が2段目であるか否かについての判断が行われる。ここで、操作位置が2段目である場合には、ステップS120に処理が移行する。そして、ステップS120において、変速比が、変速速度「中速」でダウンシフト側に連続的に変更される。その後、ステップS124に処理が移行する。一方、操作位置が2段目ではないとき(すなわち、3段目のとき)には、ステップS122に処理が移行する。
ステップS122では、変速比が、変速速度「高速」でダウンシフト側に連続的に変更される。その後、ステップS124に処理が移行する。
ステップS124では、マイナスパドルスイッチ170の操作(シフト操作)が終了したか否かについての判断が行われる。ここで、マイナスパドルスイッチ170の操作が終了していない場合には、ステップS114に処理が移行し、上述したステップS114以降の処理が再度実行され、変速比が連続的に変更される。一方、マイナスパドルスイッチ170の操作が終了したときには、変速比の連続的な変更が停止された後、本処理から一旦抜ける。
上述したステップS102において、マイナスパドルスイッチ170が操作されていないと判断されたきには、ステップS202において、プラスパドルスイッチ160が操作されているか否かについての判断が行われる。ここで、プラスパドルスイッチ160が操作されている場合には、ステップS204に処理が移行する。一方、プラスパドルスイッチ160が操作されていないときには、本処理から一旦抜ける。
ステップS204では、プラスパドルシフト160が操作されている時間を計時するタイマが起動される。続いて、ステップS206では、タイマの値(すなわち、プラスパドルスイッチ160の操作時間)が所定値T1(例えば0.5秒)以上であるか否かについての判断が行われる。ここで、タイマの値が所定値T1未満である場合には、ステップS208に処理が移行する。一方、タイマの値が所定値T1以上であるときには、ステップS212に処理が移行する。
ステップS208では、プラスパドルスイッチ160の操作(シフト操作)が終了したか否かについての判断が行われる。ここで、プラスパドルスイッチ160の操作が終了していない場合には、ステップS206に処理が移行し、タイマの値が所定値T1以上になるか、又はプラスパドルスイッチ160の操作が終了するまで、上述したステップS206,S208の処理が繰り返して実行される。一方、プラスパドルスイッチ160の操作が終了したときには、ステップS210において、変速比が1段だけシフトアップ(例えば、現在2速の場合には、3速にシフトアップ(図3参照))される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS212では、前後加速度、及び横加速度それぞれが、所定の制限値以下であるか否かについての判断が行われる。ここで、前後加速度、及び横加速度のうち、いずれかの加速度又は双方の加速度が所定の制限値を超えている場合には、ステップS210において、変速比が1段だけシフトアップされる。その後、本処理から一旦抜ける。一方、上述したすべての加速度が所定の制限値以下の場合にはステップS214に処理が移行する。
ステップS214では、プラスパドルスイッチ160の操作位置(ストローク長)が1段目であるか否かについての判断が行われる。ここで、操作位置が1段目である場合には、ステップS216に処理が移行する。そして、ステップS216において、変速比が、変速速度「低速」でアップシフト側(例えば、現在第2速の場合には、第3速側(図3参照))に連続的に変更される。その後、ステップS224に処理が移行する。一方、操作位置が1段目ではないときには、ステップS218に処理が移行する。
ステップS218では、プラスパドルスイッチ160の操作位置が2段目であるか否かについての判断が行われる。ここで、操作位置が2段目である場合には、ステップS220に処理が移行する。そして、ステップS220において、変速比が、変速速度「中速」でアップシフト側に連続的に変更される。その後、ステップS224に処理が移行する。一方、操作位置が2段目ではないとき(すなわち、3段目のとき)には、ステップS222に処理が移行する。
ステップS222では、変速比が、変速速度「高速」でアップシフト側に連続的に変更される。その後、ステップS224に処理が移行する。
ステップS224では、プラスパドルスイッチ160の操作(シフト操作)が終了したか否かについての判断が行われる。ここで、プラスパドルスイッチ160の操作が終了していない場合には、ステップS214に処理が移行し、上述したステップS214以降の処理が再度実行され、変速比が連続的に変更される。一方、プラスパドルスイッチ160の操作が終了したときには、変速比の連続的な変更が停止された後、本処理から一旦抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、パドルスイッチ160,170による変速操作が受け付けられてからの経過時間(パドルスイッチ160,170の操作時間)が所定時間(例えば0.5秒)を超えた場合に、パドルスイッチ160,170による変速操作が受け付けられている間、変速比が連続的に変更される。また、その際に、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量(操作位置)に応じて変速速度が設定される。よって、運転者は、パドルスイッチ160,170の操作量を調節しながら、該パドルスイッチ160,170を継続して操作することにより、好みの変速速度で連続的に変速比を変更することができる。すなわち、運転者の意思に応じた任意の変速比に、所望の変速速度で変更することが可能となる。
本実施形態によれば、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量が大きいほど、変速速度が速く設定される。よって、運転者は、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量を調節することにより、変速速度を所望の(好みの)速さにすることが可能となる。
本実施形態によれば、パドルスイッチ160,170が所定時間(例えば0.5秒)を超えない範囲で操作された場合には、変速比が、予め設定されている次段の変速比まで変速される。よって、運転者は、パドルスイッチ160,170を比較的短時間操作することにより、通常の手動変速モードに従った変速操作を行うことが可能となる。
本実施形態によれば、車両の前後加速度及び/又は横加速度が所定値よりも大きい場合、例えば、ブレーキング時や、降坂時、コーナーリング時等の車両が不安定になりやすい状況では、変速比の連続的な変更が禁止される。そのため、トラクションが変化することにより車両の挙動が不安定になることを防止することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をチェーン式の無段変速機(CVT)に適用したが、チェーン式の無段変速機に代えて、例えば、ベルト式の無段変速機や、トロイダル式の無段変速機等にも適用することができる。
また、上記実施形態では、パドルスイッチ160,170の操作ストローク長を3段階で検出したが、4段階以上、又は無段階に検出する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量(操作位置)に応じて変速速度を変更したが、パドルスイッチ160,170の操作ストローク量に代えて、パドルスイッチ160,170に加えられる操作力に応じて変速速度を変更する構成としてもよい。この場合には、操作力が大きいほど、変速速度を速くすることが好ましい。このようにすれば、運転者は、パドルスイッチ160,170を操作する力を調節することにより、変速速度を所望の速さに設定することが可能となる。
上記実施形態では、前後加速度、及び横加速度のうち、いずれかの加速度又はすべての加速度が所定の制限値を超えている場合には、変速比の連続的な変更を禁止したが、この条件は削除してもよい。また、上記実施形態では、前後加速度、及び横加速度のうち、いずれかの加速度又はすべての加速度が所定の制限値を超えている場合には、変速比を1段だけシフトダウン/シフトアップしたが、変速を禁止する構成としてもよい。
上記実施形態では、エンジンを制御するECU210と、無段変速機10を制御するTCU100とを別々のハードウェアで構成したが、一体のハードウェアで構成してもよい。
1 無段変速機の変速制御装置
10 無段変速機
40 プライマリプーリ
50 セカンダリプーリ
60 チェーン
70 バルブボディ(コントロールバルブ)
100 TCU
101 タイマ部
102 変速制御部
110 シフトレバー
130 レンジスイッチ
140 Mレンジスイッチ
160 プラスパドルスイッチ
170 マイナスパドルスイッチ
210 ECU
220 出力軸回転センサ
230 前後加速度センサ
240 横加速度センサ

Claims (4)

  1. 運転者の変速操作に応じて変速する手動変速モードを有する無段変速機の変速制御装置であって、
    手動変速モード時に、運転者による変速操作を受付ける操作手段と、
    前記操作手段の操作量を検出する検出手段と、
    前記操作手段により変速操作が受付けられてからの経過時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時された前記経過時間、及び、前記検出手段により検出された操作量に基づいて、変速比を変更する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記経過時間が所定時間以上となったときから、前記操作手段により変速操作が継続して受付けられている間、前記操作量に応じて設定した変速速度で、変速比を連続的に変更し、その後、変速操作の継続的な受付が終了したときに、変速比の連続的な変更を停止し、かつ、変速操作が受付けられてから変速操作の受付が終了するまでの前記経過時間が前記所定時間未満のときには、手動変速モードにおいて予め設定されている次段の変速比に変速することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 前記検出手段は、前記操作手段の操作ストローク量を検出し、
    前記制御手段は、前記操作ストローク量が大きいほど、前記変速速度を速くすることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置。
  3. 前記検出手段は、前記操作手段に加えられる操作力を検出し、
    前記制御手段は、前記操作力が大きいほど、前記変速速度を速くすることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置。
  4. 車両の加速度を検出する加速度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記加速度センサにより検出された加速度が所定値よりも大きい場合には、変速比を連続的に変更することを停止することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の無段変速機の変速制御装置。
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