JPH0324361A - 産業車両のクラッチ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は変速機の変速がショノクなく行なえるように
した産業車両のクラノチ制′４Ｂ装置に関する。

（従来の技術） 従来フォークリフトトラックやショベルローダのような
産業車両には変速機が搭載されていて，この変速機の各
速度段に設けられたクラッチは第３図に示すような油圧
回路により断続制御されるようになっている。

すなわち油圧ボンプａより吐出された油圧は，インチン
グバルブＣよりディレクショナルバルプｄを介して変速
機の各速度段に設けられたクラッチｅの１個へ供給され
てクランチｅの接続が行われると共に．一部はオリフィ
スｆを介してアキュムレータｇへと流入され，このアキ
ュムレークｇとオリフィスｆによりクラッチ接続時の立
ち上りが制御されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来のクラノチ制′４′ｎ装置では．クラッチ接続
時の立ち上り波形はアキュムレータｇとオリフィスｆに
より決定され、運転状況に関係なくその特性は固定され
ているため，クラソチを滑らかに接続して発進・変速時
のショノクを軽減するためオリフィスの絞り径を小さく
したりアキュムレータの容量を大きくすると，タイムラ
グが増加して発進・変速に時間がかかると共に，逆にク
ラッチを早く接続するためオリフイスの絞り径を大きく
したり，アキュムレー夕の容量を小さくすると発進・変
速時のショックが大きくなって乗心地が悪くなるなどの
不具合があった． この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもので
，運転状況に応じたクラッチの接続モードが自動的に選
定出来るようにした産業車両のクラッチ制御装置を提供
しようとするものである． （謀題を解決するための手段及び課題〉この発明は上記
目的を達戒するために，アクセルペダルの踏込み位置を
検出する検出手段と，該槍出手段が検出したアクセルペ
ダルの踏込み位置により，予め設定された複数の油圧波
形曲線から最適な特性を選択し．その特性に応じてクラ
ッチ制御弁を制御する制御器と，変速器の各速度段に設
けられ，かつ上記クラノチ制御弁より供給される油圧に
より制御される油圧クラノチを設けたことにより，アク
セルペダルをフルに踏み込んだ時のように早い発進・変
速を要求しショックが大きくとも問題にならないときに
は接続時間を短くして車両の急発進・急変速を可能とし
．アクセルペダルを踏まない．あるいはハーフアクセル
の様な運転状況で発進・変速の早さよりも，なめらかさ
を要求される場合は油圧クラソチが清らかに接続される
ようにして発進・変速時のショソクを低減した産業車両
のクラ，チ制御装置を提供するものである。

（実施例） この発明の一実施例を第１図及び第２図に示す図面を参
照して詳述する。

図において１は図示しない産業車両に搭載されたエンジ
ンで，このエンジン１の出力はトルクコンバータ２及び
自動変速機３を介して駆動輪４へ伝達され，！！動輸４
が回転されて車両が走行するようになっている。

上記自動変速８！ｌ３は各速度段に油圧クラソチ５が設
けられていて，これら油圧クラッチ５には油圧ポンプ６
よりクランチ制御弁７を介して油圧が供給されるように
なっている。

上記クラッチ制御弁７は電磁弁（ソレノイドバルブ）よ
り構戒されていて，マイクロコンピュータよりなる制御
器８の出力側に接続された駆動回路９により切換え制御
されるようになっている． また図中１０は上記産業車両の運転席前方に設けられた
アクセルペダル．　１）は前後進切換えレバーで，アク
セルペダル１０の位置は．アクセルペダル１０の踏込み
位置Ａ（アクセルオフ）．Ｂ（ハーフアクセル）．Ｃ（
フルアクセル）により動作されるリミソトスイノチｌ２
により検出されて上記制御器８へ，そして前後進切換え
レバ−ｉｔの操作位置は前後進切換えスイッチｌ３によ
り検出されて制御器８へそれぞれ入力されるようになっ
ている。

次に第２図に示すフローチャートを混えて作用を説明す
ると，産業車両が発進する場合は第２図に示すフローチ
ャートのステノプ■でクラッチ制御弁７の駆動ルーチン
が実行され，ステノブ■でアクセルペダル１０の踏込み
位ＩＡ，ＢＣかりミットスイノチｌ２より人力される信
号により読み込まれ，ステノプ■へ進む。

ステンプ■ではアクセルペダル１０の踏込み位置はＡか
？を判定し，Ａでなければステノブ■へ進んでアクセル
ペダル１０の踏込み位置はＢか？を判定する。

通常車両を急発進・急加速させる場合アクセルペダル１
０を深く踏込むことから，制御器８へはＣが入力されて
おり，予め’Ｍｌ　’ｔ’ｆｊ　Ｒａｔ　Ｓ内のメモリ
に記憶された油圧波形曲線から特性（ハ）が３売み出さ
れる。

上記油圧波形曲線は油圧クラノチ５へ供給する油圧の立
ち上りを示すもので５特性（イ）は滑らかに立ち上り，
特性（ハ）は急激に立ち上りそして特性（０は特性（イ
），（ハ）のほぼ中間で立ち上るように予め設定されて
いて，ステソブ■で特性（Ｄ）が読み出された場合は，
制御器８はこの特性（０に沿ってクラッチ圧が立ち上る
ようにステノプ■で駆動回路９を介してクラッチ制御弁
７を制御する． 一方滑らかな発進・変速をする場合は通常アクセルペダ
ル１０を浅《踏込むか．ほとんど踏込まないことから．
ステノブ■で特性（イ）又は（０）が選｛尺される。

これによって制御器８は特性（イ）又は（０に沿ってク
ラノチ油圧が立ち上るように，ステップ■で駆動回路９
を介してクラッチ制御弁７を制御するため，油圧クラ７
チ５は滑らかに接続され．発進・変速時のシ＝Ｉ７クを
少なくすることができるようになる． （発明の効果） この発明は車両の急発進・急加速時は発進・変速のタイ
ムラグの少ないことが重要視され多少ショフクが大きく
とも不快感が少ないことに着目して．急発進・急加速時
には短時間で油圧クラノチが接続されるようにしたこと
から．車両の急発進・急加速が可能になると共に．アク
セルペダルをほとんど踏まない或いは浅く踏む場合は油
圧クラノチが滑らかに接続されるようにしたことから．
発進・変速時のショックを少なくすることができ，これ
によって車両の乗心地を改善することができるようにな
る。

またアクセルペダルの踏込み位置を検出するのにリミッ
トスイッチを設けるようにすればボテンショメー夕など
で検出する場合に比べて比較するための基準電圧設定器
やＡ／Ｄ変換器を必要とせずにデジタル信号を直接制御
器へ送れるため，装置全体の簡素化とこれに伴うコスト
ダウンが図れるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロノク図，第２図
は作用を示すフローチャート．第３図は従来の説明図で
ある。 ５・・・油圧クラッチ，　　７・・・クラソチ制御弁８
・・・制御器．　　　　　１０・・・アクセルペダルｌ
２　・・・　リ　　ミ　　ソ　　ト　ス　イ　　ソ　チ
　。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）アクセルペダル１０の踏込み位置を検出する検出
   手段と、該検出手段が検出したアクセルペダル１０の踏
   込み位置により、予め設定された複数の油圧波形曲線か
   ら最適な特性を選択し、その特性に応じてクラッチ制御
   弁７を制御する制御器８と、変速機の各速度段に設けら
   れ、かつ上記クラッチ制御弁７より供給される油圧によ
   り制御される油圧クラッチ５とを具備してなる産業車両
   のクラッチ制御装置。
2. （２）上記検出手段をアクセルペダル１０の踏込み位置
   に応じて動作されるリミットスイッチ１２により構成し
   てなる、請求項（１）記載のクラッチ制御装置。