JP4535521B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は手動変速モードと自動変速モードとを有する自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の自動変速機には、車両の走行状態に応じて変速比を自動的に設定するようにした自動変速モードと、運転者の変速操作によって複数の固定された変速比(以下、変速段という)を選択設定するようにした手動変速モードとを有するものがある。
【0003】
このような自動変速機にあっては、パーキングレンジ、リバースレンジ、ニュートラルレンジおよびドライブレンジなどのシフトレンジからいずれかを選択するセレクトレバーに加えて、自動変速モードと手動変速モードの切り替えを行うモード切替スイッチと、手動変速モードが選択された際に所望の変速段に設定する変速比切替スイッチとが設けられることになる。
【0004】
自動変速モードと手動変速モードとを有する自動変速機を有する車両においては、たとえば、特開平5-203020号公報に示されるように、ステアリングコラムにシフトレンジ切替用のセレクトレバーを設け、そのグリップの端部にモード切替スイッチを設けたものがあり、このスイッチの押圧操作によって自動変速モードと手動変速モードの切替が行われることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この変速モード切替用のスイッチは、セレクトレバーを操作する際にも押すことができるため、シフトレンジの切替操作と同時に変速モードの切替操作ができるという利点がある。
【0006】
しかしながら、フロアシフト車の場合にはパーキングレンジからリバースレンジなどに不用意にセレクトレバーが操作されないように、セレクトロックボタンがセレクトレバーに設けられているので、近年のフロアシフト車に慣れた運転者は、シフトレンジの切替操作を行う際に、セレクトロックボタンとモード切替スイッチとを混同してモード切替スイッチをも操作することがある。このため、運転者がシフトレンジの切替時に無意識にセレクトレバーの端部に設けられたモード切替スイッチを押しながら、セレクトレバーを操作すると、結果的には運転者の意志とは異なった変速比パターンつまりシフトパターンで走行することになり、運転者は違和感を感じることになる。
【0007】
たとえば、無意識にモード切替スイッチの押しボタンが押された状態でドライブレンジが選択されると、運転者は自動変速モードに設定したつもりが、手動変速モードに切替って発進後も第1速に固定された状態となり、エンジン回転が高回転のままでの走行となってしまうことがある。このように、運転者の誤操作によって予期しない変速モードが選択されると、セレクトレバーの操作性が損なわれることになる。
【0008】
本発明の目的は、手動変速モードを備えた自動変速機を有する車両におけるセレクトレバーの操作性を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動変速機の制御装置は、自動変速モードと手動変速モードとを有する自動変速機の制御装置であって、シフトレンジの切り替えを行うセレクトレバーと、前記セレクトレバーに設けられ、前記自動変速モードが設定されているときに作動されると前記手動変速モードに切り替え、前記手動変速モードが設定されているときに作動されると前記自動変速モードに切り替えるモード切替スイッチと、前記セレクトレバーによりドライブレンジに切り替えられた状態のもとで、前記モード切替スイッチの不作動が所定の切替待機時間経過するまでは、前記モード切替スイッチが作動しても、前記自動変速モードと前記手動変速モードとの切替を許容せず、前記モード切替スイッチの不作動が所定の切替待機時間経過した後に前記モード切替スイッチが作動されたときに、前記自動変速モードと前記手動変速モードとの切り替えを許容する制御手段とを有することを特徴とする。手動変速モードが設定されたときに複数の固定変速比のいずれかに変化させる変速比切替スイッチをステアリングホイールに設けても良く、前記自動変速機を無段変速機としても良い。
【0010】
本発明にあっては、運転者がセレクトレバーをドライブレンジに操作する際に、誤ってモード切替スイッチを押しながらセレクトレバーを操作したとしても、手動変速モードに移行することがなく、セレクトレバーの操作性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1は自動変速機としてベルト式の無段変速機を有する車両の駆動系を示す概略図である。エンジンにより駆動されるクランク軸1の回転は、電磁クラッチ2および前後進切替装置3を介して入力軸4に伝達され、電磁クラッチ2のコイルに流す電流に比例してクランク軸1と入力軸4の結合力が制御される。入力軸4の回転はこれに平行に配置された出力軸5に自動変速機としてのベルト式の無段変速機6を介して伝達されるようになっている。
【0013】
入力軸4にはこれに固定された固定プーリ7aとこれに対向して入力軸4に軸方向に摺動自在に装着された可動シーブつまり可動プーリ7bとを有するプライマリプーリ7が設けられており、可動プーリ7bの移動によりプライマリプーリ7はプーリ溝幅が可変となっている。出力軸5にはこれに固定された固定プーリ8aとこれに対向して出力軸5に軸方向に摺動自在に装着された可動プーリ8bとを有するセカンダリプーリ8が設けられており、可動プーリ8bの移動によりセカンダリプーリ8もプーリ溝幅が可変となっている。これらのプライマリプーリ7とセカンダリプーリ8との間には金属製の駆動ベルト10が掛け渡されており、両方のプーリ7,8の溝幅を変化させることにより、それぞれのプーリ7,8に対する巻き付け径が変化して入力軸4と出力軸5の間の変速比は無段階に調整される。
【0014】
プライマリプーリ7の可動プーリ7bを軸方向に移動するために入力軸4にプライマリ側のシリンダ11が設けられ、セカンダリプーリ8の可動プーリ8bを軸方向に移動するために出力軸5にセカンダリ側のシリンダ12が設けられている。プライマリ側のシリンダ11の加圧面積はセカンダリ側のシリンダ12の加圧面積よりも大きく設定されており、シリンダ11内の油圧室に供給されるプライマリ油圧によってプライマリプーリ7の溝幅が調整されて変速比が調整される。一方、シリンダ12内の油圧室に供給されるセカンダリ油圧によって運転条件に応じて駆動ベルト10に最適な張力が加えられる。
【0015】
出力軸5はギヤ13a,13bを介して中間軸14に連結されており、中間軸14に取り付けられたギヤ15がディファレンシャル装置16のファイナルギヤ17に噛み合い、ディファレンシャル装置16に連結された車軸18a,18bを介して車輪19a,19bに駆動力が伝達される。なお、前輪駆動車の場合には、車輪19a,19bは前輪となる。また、電磁クラッチ2に代えて摩擦式クラッチを設けて電子制御された油圧などによって上記摩擦式クラッチを作動させるようにしても良く、さらには、電磁クラッチ2に代えてトルクコンバータを設けるようにしても良い。
【0016】
図2は無段変速機6のプーリ作動制御部を示す概略図であり、クランク軸1により駆動されるオイルポンプ21の吐出口はライン圧制御弁22、変速制御弁23およびシリンダ12内のセカンダリ油室12aに接続されている。オイルポンプ21の吐出圧はライン圧制御弁22により変速比に応じたライン油圧に調整され、調整されたライン油圧がセカンダリ油圧としてセカンダリ油室12a内に供給されるようになっている。変速制御弁23はライン油圧を制御して得られるプライマリ油圧をシリンダ11内のプライマリ油室11aに供給し、プライマリプーリ7の溝幅を調整して変速比を制御する。
【0017】
ライン圧制御弁22および変速制御弁23は、それぞれ比例電磁弁であり、後述する変速制御装置からの制御電流により作動する比例ソレノイド22a,23aを有しており、入力軸4つまりプライマリプーリ7の回転数はプライマリプーリ回転数センサ24により検出され、出力軸5つまりセカンダリプーリ8の回転数はセカンダリプーリ回転数センサ25により検出され、それぞれの検出信号が変速制御装置に送られるようになっている。
【0018】
無段変速機6の変速比は車両の走行状態に応じて自動的に制御されるようになっており、前述したそれぞれのセンサ24,25による検出信号やアクセルペダルの踏み込み量を検出するスロットル開度センサ、ブレーキの作動を検出するブレーキスイッチなどからの検出信号により変速比が演算される。演算された変速比に応じて、それぞれの比例ソレノイド22a,23aに制御電流が供給され、プライマリプーリ7とセカンダリプーリ8のプーリ溝幅が自動的に調整される。
【0019】
図3(A)は自動変速モードにおける無段変速機6のプライマリプーリの回転数と車速との関係を示す変速特性図であり、ドライブレンジが選択された場合には、車両の走行状態に応じてプライマリ回転数NP と車速NS との関係が実線で囲まれる範囲内でスロットル開度θで決まる最適値となるように、走行状態に応じて変速比が設定されることになる。
【0020】
無段変速機6は図3(A)に示すように車両の走行状態に応じて無段階で自動的に変速比が設定される自動変速モードに加えて、図3(B)に示すように、運転者の操作により変速比を選択する手動変速モードにも設定することができる。この手動変速モードにあっては、プライマリプーリ7とセカンダリプーリ8の溝幅を7段階に固定した変速段に設定することができ、図3(B)に▲1▼〜▲7▼に示す7段階の変速比特性の中から運転者はスイッチ操作により任意の変速段を設定することができる。ただし、変速段数は7段に限られず、これよりも多くすることも少なくすることもできる。
【0021】
図4は車両の運転席前方の部分におけるステアリングホイールつまりハンドルとそれを支持するステアリングコラム部を示す斜視図であり、図5は図4の要部を拡大して示す斜視図である。
【0022】
ステアリングコラム部にはセレクトレバー26が設けられており、このセレクトレバー26を操作することによって、パーキング(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニュートラル(N)レンジ、ドライブ(D)レンジおよびスポーツドライブ(Ds ) レンジのシフトレンジの中から何れかのレンジを運転者は選択することができる。セレクトレバー26は図5に示すように、ガイド部材27を貫通しており、たとえば、セレクトレバー26をPレンジから他のレンジに操作する際には、セレクトレバー26を手前側に倒すとPレンジを保持する溝からセレクトレバー26が外された状態となり、その状態で何れかのレンジに操作することができる。NレンジからDレンジにはそのままセレクトレバー26を回動することにより切り替えられる。ただし、ガイド部材27に溝を設けることなく、セレクトレバー26が操作される際に所定の節度感つまりクリック感を与えるようにしても良い。
【0023】
セレクトレバー26の先端部には押しボタン式のモード切替スイッチ28が設けられており、このモード切替スイッチ28を操作することにより自動変速モードと手動変速モードの何れかの変速モードを設定することができる。つまり、自動変速モードが設定されているときにモード切替スイッチ28が操作されると手動変速モードに移行し、手動変速モードが設定されているときにモード切替スイッチ28が操作されると自動変速モードに移行することになる。
【0024】
手動変速モードが選択された状態のもとで、図3(B)に示された7段階の変速比の何れかを運転者が選択するために、ステアリングホイール29にはアップシフトスイッチ30uとダウンシフトスイッチ30dとが設けられ、これらのスイッチにより変速段切替スイッチが構成されており、アップシフトスイッチ30uを押すと、変速比が1段階大きい方にシフトされ、ダウンシフトスイッチ30dを押すと逆方向に変速比が1段階小さい方にシフトされる。
【0025】
運転者がセレクトレバー26により、たとえば、PレンジやNレンジからDレンジに操作するときには、モード切替スイッチ28を押す操作は不要であるが、フロアシフト車に慣れた運転者が操作した場合には、フロアシフト車のセレクトレバーに通常設けられているセレクトロックボタンとモード切替スイッチ28とを混同して、モード切替スイッチ28を押しながら、セレクトレバー26が操作されるおそれがある。その場合には、運転者は自らの意志で自動変速モードを選択したにも拘わらず、手動変速モードが選択されたことになり、運転者は違和感を感じることになる。
【0026】
この無段変速機にあっては、図6に示すように、モード切替スイッチ28が押されたタイミングによって無段変速機6の変速モードを切り替えるようにしている。つまり、セレクトレバー26がDレンジであることを判定した状態のもとで、モード切替スイッチ28のオフ状態つまり押されない状態が所定の切替待機時間TA 秒だけ経過した後に、モード切替スイッチ28が所定の切替設定時間TB 秒以上オン状態となったときには、運転者がモード切替操作を行ったものと判断して自動変速モードから手動変速モードに移行される。
【0027】
一方、手動変速モードに移行した状態のもとで所定の切替終了設定時間TC 秒が経過した後に、モード切替スイッチ28のオン状態が切替設定時間TB 秒検出されたときには、運転者が手動変速モードから自動変速モードに移行させるためにモード切替スイッチ28が操作されたと判断して、手動変速モードから自動変速モードに移行する。切替待機時間TA と切替終了設定時間TC は0.5 秒程度に設定されており、切替設定時間TB は0.1 秒程度に設定されている。
【0028】
このように、運転者が誤ってモード切替スイッチ28を押しながらセレクトレバー26を操作してNレンジなどからDレンジが選択されたとしても、無段変速機6は手動変速モードに移行することはない。一方、手動変速モード以外のときにモード切替スイッチ28がオンとなるような故障が発生しても、手動変速モードには移行しないので、自動変速モードが設定されてスイッチ故障への対応が可能となる。また、手動変速モードのときに同様にモード切替スイッチ28が故障しても、セレクトレバー26がDレンジ以外に操作されれば、手動変速モードは解除されるので、手動変速モードに移行することなく、自動変速モードが設定されてスイッチ故障への対応が可能となる。
【0029】
図7は無段変速機の作動を制御する変速機制御回路を示すブロック図であり、変速制御装置(TCU)32を有している。
【0030】
TCU32は走行状態に応じて無段変速機6の変速比を無段階に設定するための自動変速モード用のプログラムと、選択される7段階の変速比に応じてプーリ幅を調整する手動変速モード用のプログラムとが格納された読み出し専用メモリROM、このプログラムを実行する中央演算処理装置CPUおよびプログラムに必要な変数を一次的に格納する書込み可能メモリRAMを有し、TCU32には、プライマリプーリ回転数センサ24、セカンダリプーリ回転数センサ25、アクセル開度を検出するスロットル開度センサ35、ブレーキの作動を検出するブレーキスイッチ36およびエンジン回転数センサ37からの信号が送られるようになっている。
【0031】
さらに、セレクトレバー26がPレンジに操作されたときに作動するPレンジスイッチ40pの作動信号と、同様に、セレクトレバー26によりそれぞれ作動するRレンジスイッチ40r、Nレンジスイッチ40n、Dレンジスイッチ40dおよびスポーツドライブレンジスイッチ40sの作動信号とがそれぞれTCU32に送られるようになっている。また、モード切替スイッチ28、アップシフトスイッチ30uおよびダウンシフトスイッチ30dの作動信号がTCU32に送られるようになっている。
【0032】
これらのセンサやスイッチからの信号に基づいて、TCU32からは電磁クラッチ2、ライン圧制御弁22および変速制御弁23にそれぞれ駆動信号が送られるとともに、インストルメントパネルに設けられるインジケータ39に作動信号が送られて、それに変速段などが点灯表示される。
【0033】
次に、前述した無段変速機における自動変速モードと手動変速モードとの切替制御手順について、図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0034】
まず、無段変速機6が手動モードであるか否かがステップS1で判断され、このステップS1でNOと判断された場合、つまり自動変速モードとなっていると判断された場合には、ステップS2ではDレンジとなっているか否かが判断される。Dレンジとなっていると判断された場合に、ステップS3でモード切替スイッチ28のオフが前記TA 秒以上であると判断され、かつステップS4でモード切替スイッチ28のオンが前記TB 秒以上であると判断されたならば、ステップS5が実行されて手動変速モードに移行される。それぞれのステップS2〜S4でNOと判断された場合には、自動変速モードのままが維持される。
【0035】
ステップS6でYESと判断された場合は、Dレンジの状態で手動変速モードに設定されている場合であり、モード切替スイッチ28のオフが前記TC 秒以上であるとステップS7で検出され、かつオンが前記TB 以上であるとステップS8で検出されたときには、ステップS9が実行されて自動変速モードに移行される。Dレンジ以外のシフトレンジが選択されているときには、自動変速モードが設定され、ステップS7およびS8でそれぞれNOと判断されたときには、自動変速モードが維持されることになる。
【0036】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、自動変速機としては無段変速機以外のものを使用するようにしても良い。図示するセレクトレバー26はステアリングコラム部に設けられているが、フロアシフト車の場合と同様に床部に設けるようにしても良く、アップシフトスイッチ30uおよびダウンシフトスイッチ30dをセレクトレバー26の操作によって作動させるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】
本発明にあっては、運転者が誤ってモード切替スイッチを押しながらセレクトレバーを操作してDレンジを選択したとしても、無段変速機は手動変速モードに移行することはない。これにより、セレクトレバーの誤操作が防止されて操作性が向上することになる。手動変速モード以外のときにモード切替スイッチが運転者の意志と無関係に作動するような故障が発生しても、手動変速モードには移行しないので、自動変速モードが設定されてスイッチ故障への対応が可能となる。手動変速モードのときに同様にモード切替スイッチが故障しても、セレクトレバーがDレンジ以外に操作されれば、手動変速モードは解除されるので、手動変速モードに移行することなく、自動変速モードが設定されてスイッチ故障への対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機としてのベルト式の無段変速機を有する車両の駆動系を示す概略図である。
【図2】無段変速機のプーリ作動制御部を示す概略図である。
【図3】(A)は自動変速モードにおける無段変速機のプライマリプーリの回転数と車速との関係を示す変速特性図であり、(B)は手動変速モードにおける同様の変速特性図である。
【図4】車両の運転席前方の部分におけるステアリングホイールとそれを支持するステアリングコラム部を示す斜視図である。
【図5】図4の要部を拡大して示す斜視図である。
【図6】自動変速モードと手動変速モードとの切替タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】無段変速機の作動を制御する変速機制御回路を示すブロック図である。
【図8】無段変速機における自動変速モードと手動変速モードとの切替制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
6 無段変速機
7 プライマリプーリ
8 センカダリプーリ
10 駆動ベルト
22 ライン圧制御弁
23 変速制御弁
26 セレクトレバー
28 モード切替スイッチ
30u アップシフトスイッチ(変速段切替スイッチ)
30d ダウンシフトスイッチ(変速段切替スイッチ)

Claims (3)

  1. 自動変速モードと手動変速モードとを有する自動変速機の制御装置であって、
    シフトレンジの切り替えを行うセレクトレバーと、
    前記セレクトレバーに設けられ、前記自動変速モードが設定されているときに作動されると前記手動変速モードに切り替え、前記手動変速モードが設定されているときに作動されると前記自動変速モードに切り替えるモード切替スイッチと、
    前記セレクトレバーによりドライブレンジに切り替えられた状態のもとで、前記モード切替スイッチの不作動が所定の切替待機時間経過するまでは、前記モード切替スイッチが作動しても、前記自動変速モードと前記手動変速モードとの切替を許容せず、前記モード切替スイッチの不作動が所定の切替待機時間経過した後に前記モード切替スイッチが作動されたときに、前記自動変速モードと前記手動変速モードとの切り替えを許容する制御手段とを有することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の制御装置において、前記手動変速モードが設定されたときに複数の固定変速比のいずれかに変化させる変速比切替スイッチをステアリングホイールに設けたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の自動変速機の制御装置において、前記自動変速機は無段変速機であることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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