JP3528498B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JP3528498B2 JP3528498B2 JP3939797A JP3939797A JP3528498B2 JP 3528498 B2 JP3528498 B2 JP 3528498B2 JP 3939797 A JP3939797 A JP 3939797A JP 3939797 A JP3939797 A JP 3939797A JP 3528498 B2 JP3528498 B2 JP 3528498B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear ratio
- shift
- gear
- continuously variable
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機を備え
た車両の変速制御装置の改良に関し、特にマニュアルモ
ードを備えた無段変速機の変速制御装置に関するもので
ある。
た車両の変速制御装置の改良に関し、特にマニュアルモ
ードを備えた無段変速機の変速制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられる無段変速機としては、
従来からベルト式やトロイダル式があり、これら無段変
速機の変速制御装置では、車速VSPとスロットル開度
TVO(またはアクセル開度)に応じて目標変速比を決
定する自動変速モードに加えて、従来のマニュアル変速
機と同様に、任意の変速段を設定可能なマニュアルモー
ドを備えたものが知られており、例えば、特公平5−7
0750号公報等が知られている。
従来からベルト式やトロイダル式があり、これら無段変
速機の変速制御装置では、車速VSPとスロットル開度
TVO(またはアクセル開度)に応じて目標変速比を決
定する自動変速モードに加えて、従来のマニュアル変速
機と同様に、任意の変速段を設定可能なマニュアルモー
ドを備えたものが知られており、例えば、特公平5−7
0750号公報等が知られている。
【0003】これは、シフトレバーの操作位置に応じて
任意の変速比を無段階に設定するものである。
任意の変速比を無段階に設定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無段変速機の変速制御装置においては、マニュアル
モードでは、シフトレバーの操作位置に応じて変速比が
一義的に決定されるが、変速比×車速→エンジン回転数
という関係があるため、運転者が期待するエンジン回転
数または無段変速機の入力軸回転数を得るためには、常
に車速を意識しながらシフトレバーを操作する必要があ
り、このような変速制御装置で山岳路等を走行すると、
絶えず変動する車速に応じて変速比を変更するようシフ
トレバーを操作しなければならず、変速終了時期を運転
者が予期できないために操作が煩雑になるだけでなく、
運転者がシフトレバーを操作する時間が長くなり、運転
性を低下させるという問題があった。
来の無段変速機の変速制御装置においては、マニュアル
モードでは、シフトレバーの操作位置に応じて変速比が
一義的に決定されるが、変速比×車速→エンジン回転数
という関係があるため、運転者が期待するエンジン回転
数または無段変速機の入力軸回転数を得るためには、常
に車速を意識しながらシフトレバーを操作する必要があ
り、このような変速制御装置で山岳路等を走行すると、
絶えず変動する車速に応じて変速比を変更するようシフ
トレバーを操作しなければならず、変速終了時期を運転
者が予期できないために操作が煩雑になるだけでなく、
運転者がシフトレバーを操作する時間が長くなり、運転
性を低下させるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、マニュアルモードにおいて任意の変速比を
得ながらも、変速操作を容易に行うことが可能な、無段
変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
れたもので、マニュアルモードにおいて任意の変速比を
得ながらも、変速操作を容易に行うことが可能な、無段
変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図21に
示すように、車両の運転状態に応じて無段変速機の目標
変速比を設定する第1目標変速比設定手段100と、運
転者によって操作される変速指令手段106からの信号
に基づいて、無段変速機10の目標変速比を予め設定し
た複数の変速段GPのうちのひとつに設定する第2目標
変速比設定手段と101、前記第1目標変速比設定手段
100と第2目標変速比設定手段101とを選択的に切
り換える変速モード切換手段102と、前記変速モード
切換手段102の出力に基づいて無段変速機10の変速
比を変更する変速制御手段104とを備えた無段変速機
の変速制御装置において、前記第2目標変速比設定手段
101は、前記変速指令手段106の操作位置が予め設
定した中立位置X=0からアップシフト側またはダウン
シフト側で隣り合う変速段までの間であって所定値未満
の範囲で変化したときには、前記変速指令手段106の
変位量及び方向に応じて隣り合う変速段未満で指示変速
比dGpを設定可能であり、前記操作位置が前記中立位
置X=0に戻ると指示変速比を現在の変速段に復帰させ
る一方、前記操作位置が所定値以上に変化したときには
指示変速比を隣り合う変速段に設定し、前記操作位置が
中立位置X=0に戻るまで及び戻った後中立位置にある
間は隣り合う変速段を維持する変速比調整手段103を
備える。
示すように、車両の運転状態に応じて無段変速機の目標
変速比を設定する第1目標変速比設定手段100と、運
転者によって操作される変速指令手段106からの信号
に基づいて、無段変速機10の目標変速比を予め設定し
た複数の変速段GPのうちのひとつに設定する第2目標
変速比設定手段と101、前記第1目標変速比設定手段
100と第2目標変速比設定手段101とを選択的に切
り換える変速モード切換手段102と、前記変速モード
切換手段102の出力に基づいて無段変速機10の変速
比を変更する変速制御手段104とを備えた無段変速機
の変速制御装置において、前記第2目標変速比設定手段
101は、前記変速指令手段106の操作位置が予め設
定した中立位置X=0からアップシフト側またはダウン
シフト側で隣り合う変速段までの間であって所定値未満
の範囲で変化したときには、前記変速指令手段106の
変位量及び方向に応じて隣り合う変速段未満で指示変速
比dGpを設定可能であり、前記操作位置が前記中立位
置X=0に戻ると指示変速比を現在の変速段に復帰させ
る一方、前記操作位置が所定値以上に変化したときには
指示変速比を隣り合う変速段に設定し、前記操作位置が
中立位置X=0に戻るまで及び戻った後中立位置にある
間は隣り合う変速段を維持する変速比調整手段103を
備える。
【0007】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速比調整手段103は、無段変速機10の
入力軸回転数または車速をパラメータとして、変速指令
手段106の変位量及び方向と指示変速比の関係を補正
する指示変速比補正手段105を備える。
いて、前記変速比調整手段103は、無段変速機10の
入力軸回転数または車速をパラメータとして、変速指令
手段106の変位量及び方向と指示変速比の関係を補正
する指示変速比補正手段105を備える。
【0008】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速比調整手段103は、変速指令手段10
6の変位量及び方向が前記所定値よりも小さい第2の所
定値を超えると、第2の所定値を通過したときの変速指
令手段106の操作速度に応じて変速速度を設定する。
いて、前記変速比調整手段103は、変速指令手段10
6の変位量及び方向が前記所定値よりも小さい第2の所
定値を超えると、第2の所定値を通過したときの変速指
令手段106の操作速度に応じて変速速度を設定する。
【0009】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速比調整手段103は、変速指令手段10
6の変位量及び方向と指示変速比dGpの関係に所定の
ヒステリシスまたは不感帯を設定する。
いて、前記変速比調整手段103は、変速指令手段10
6の変位量及び方向と指示変速比dGpの関係に所定の
ヒステリシスまたは不感帯を設定する。
【0010】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速指令手段は、第2目標変速比設定手段1
01を選択したときに、所定の中立位置へ向けて常時付
勢する付勢手段を備える。
いて、前記変速指令手段は、第2目標変速比設定手段1
01を選択したときに、所定の中立位置へ向けて常時付
勢する付勢手段を備える。
【0011】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、変速モード
切換手段により第2目標変速比設定手段(以下、マニュ
アルモード)を設定すると、無段変速機の変速比は運転
者が操作する変速指令手段に応じて隣り合う変速段へ順
次変速を行うのに加えて、変速指令手段の操作位置が予
め設定した中立位置X=0からアップシフト側またはダ
ウンシフト側で隣り合う変速段までの間で変化したとき
には、前記変速指令手段の変位量及び方向に応じた指示
変速比によって現在の変速段から変速比を調整すること
が可能となり、マニュアルモードでは、従来の手動変速
機の運転感覚に加えて、無段変速機による変速比の調整
を連続的に行うことが可能となって、運転者の好みや運
転状況に応じた変速比へ調整することができ、前記従来
例のように常時車速を意識しながら変速操作を行う必要
がなくなって、マニュアルモードを備えた無段変速機の
運転性を大幅に向上させることができるのである。
切換手段により第2目標変速比設定手段(以下、マニュ
アルモード)を設定すると、無段変速機の変速比は運転
者が操作する変速指令手段に応じて隣り合う変速段へ順
次変速を行うのに加えて、変速指令手段の操作位置が予
め設定した中立位置X=0からアップシフト側またはダ
ウンシフト側で隣り合う変速段までの間で変化したとき
には、前記変速指令手段の変位量及び方向に応じた指示
変速比によって現在の変速段から変速比を調整すること
が可能となり、マニュアルモードでは、従来の手動変速
機の運転感覚に加えて、無段変速機による変速比の調整
を連続的に行うことが可能となって、運転者の好みや運
転状況に応じた変速比へ調整することができ、前記従来
例のように常時車速を意識しながら変速操作を行う必要
がなくなって、マニュアルモードを備えた無段変速機の
運転性を大幅に向上させることができるのである。
【0012】また、第2の発明は、指示変速比補正手段
は、車速または入力軸回転数をパラメータとして変速指
令手段の変位量及び方向と指示変速比の関係を補正する
ようにしたため、例えば、入力軸回転数または車速が大
きくなるほど、中立位置からの指示変速比の立ち上がり
を緩やかに設定する一方、入力軸回転数または車速が小
さくなるほど、中立位置からアップシフトまたはダウン
シフト側への指示変速比の立ち上がりを大きく設定する
ことで、入力軸回転数または車速が大きいときに変速指
令手段の操作が過大となった場合の変速ショックを抑制
することができ、また、入力軸回転数または車速が小さ
い場合には、指示変速比の立ち上がりを大きくすること
で、体感的な変速速度を向上させることができ、マニュ
アルモードを備えた無段変速機の運転性をさらに向上さ
せることができるのである。
は、車速または入力軸回転数をパラメータとして変速指
令手段の変位量及び方向と指示変速比の関係を補正する
ようにしたため、例えば、入力軸回転数または車速が大
きくなるほど、中立位置からの指示変速比の立ち上がり
を緩やかに設定する一方、入力軸回転数または車速が小
さくなるほど、中立位置からアップシフトまたはダウン
シフト側への指示変速比の立ち上がりを大きく設定する
ことで、入力軸回転数または車速が大きいときに変速指
令手段の操作が過大となった場合の変速ショックを抑制
することができ、また、入力軸回転数または車速が小さ
い場合には、指示変速比の立ち上がりを大きくすること
で、体感的な変速速度を向上させることができ、マニュ
アルモードを備えた無段変速機の運転性をさらに向上さ
せることができるのである。
【0013】また、第3の発明は、変速指令手段の変位
量及び方向が第2の所定値を超えたときの変速指令手段
の操作速度に応じて変速速度を設定するようにしたた
め、運転者の好みや運転状況に応じた変速速度でアップ
シフトまたはダウンシフトを行うことが可能となって、
マニュアルモードを備えた無段変速機の操作性をさらに
向上させることができるのである。
量及び方向が第2の所定値を超えたときの変速指令手段
の操作速度に応じて変速速度を設定するようにしたた
め、運転者の好みや運転状況に応じた変速速度でアップ
シフトまたはダウンシフトを行うことが可能となって、
マニュアルモードを備えた無段変速機の操作性をさらに
向上させることができるのである。
【0014】また、第4の発明は、ヒステリシスまたは
不感帯を設けることにより、変速比の過大な変動を抑制
して円滑な変速制御を行うことが可能となるのである。
不感帯を設けることにより、変速比の過大な変動を抑制
して円滑な変速制御を行うことが可能となるのである。
【0015】また、第5の発明は、変速操作を終了した
後に運転者が変速指令手段から手を放せば、変速指令手
段は中立位置へ自動的に復帰するため、指示変速比=0
となって所定の変速段へ容易に復帰することができ、従
来の手動式変速機と同様の運転感覚を得ながらも、前記
従来例のように常時変速操作を行う必要がなくなって、
マニュアルモードを備えた無段変速機の操作性を大幅に
向上させることができるのである。
後に運転者が変速指令手段から手を放せば、変速指令手
段は中立位置へ自動的に復帰するため、指示変速比=0
となって所定の変速段へ容易に復帰することができ、従
来の手動式変速機と同様の運転感覚を得ながらも、前記
従来例のように常時変速操作を行う必要がなくなって、
マニュアルモードを備えた無段変速機の操作性を大幅に
向上させることができるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0017】図1は、無段変速機として、ダブルキャビ
ティのトロイダル型無段変速機10を主体とする無段変
速装置1に本発明を適用した一例を示し、トルクコンバ
ータ12及び前後進切換装置40を介して、無段変速機
10へエンジンの駆動力が入力される。
ティのトロイダル型無段変速機10を主体とする無段変
速装置1に本発明を適用した一例を示し、トルクコンバ
ータ12及び前後進切換装置40を介して、無段変速機
10へエンジンの駆動力が入力される。
【0018】そして、無段変速装置1は、変速制御コン
トローラ2の指令値に応動するステップモータ61が、
油圧制御装置4を介して無段変速機10の変速比を制御
する構成を備える。
トローラ2の指令値に応動するステップモータ61が、
油圧制御装置4を介して無段変速機10の変速比を制御
する構成を備える。
【0019】無段変速機10としてはハーフトロイダル
型の第1トロイダル変速部18と第2トロイダル変速部
20から構成されて2組の入出力ディスクを備えたダブ
ルキャビティ型で構成した例を示し、第1トロイダル変
速部18の入力ディスクと出力ディスクとの間に挟持さ
れるパワーローラ18cは、図2に示すように、オフセ
ットされた回転軸50bに軸支され、この回転軸50b
を図中上下方向へ駆動するとともに軸回りに回動可能な
トラニオン軸50aは、油圧シリンダ50によって軸方
向へ駆動される。なお、図2では第1トロイダル変速部
18のパワーローラ18cについて説明したが、第2ト
ロイダル変速部20のパワーローラも同様に構成され
る。
型の第1トロイダル変速部18と第2トロイダル変速部
20から構成されて2組の入出力ディスクを備えたダブ
ルキャビティ型で構成した例を示し、第1トロイダル変
速部18の入力ディスクと出力ディスクとの間に挟持さ
れるパワーローラ18cは、図2に示すように、オフセ
ットされた回転軸50bに軸支され、この回転軸50b
を図中上下方向へ駆動するとともに軸回りに回動可能な
トラニオン軸50aは、油圧シリンダ50によって軸方
向へ駆動される。なお、図2では第1トロイダル変速部
18のパワーローラ18cについて説明したが、第2ト
ロイダル変速部20のパワーローラも同様に構成され
る。
【0020】そして、トラニオン軸50aの上下方向の
変位に応じてパワーローラ18cの傾斜角(トラニオン
軸50aの軸まわり変位)を変更することで変速比を連
続的に変更する。
変位に応じてパワーローラ18cの傾斜角(トラニオン
軸50aの軸まわり変位)を変更することで変速比を連
続的に変更する。
【0021】変速制御コントローラ2は、運転者のアク
セルペダル(図示せず)操作に応動するスロットル開度
TVO(又はアクセルペダル開度ACS)と、エンジン
回転数Neをエンジン制御コントローラ3から読み込む
とともに、無段変速機10の入力軸回転センサ6が検出
した入力軸回転数Nt、出力軸回転センサ7が検出した
出力軸回転数No、変速指令手段および変速モード切換
手段としてのシフトレバー5に応動するセレクトスイッ
チ5Aから、運転者が設定したシフト位置Pos及びマ
ニュアルモード時のシフトレバー位置(マニュアルシフ
ト信号)srctをそれぞれ読み込んで、後述するように、
運転者が選択した自動変速モードとマニュアルモードの
うちの一方の変速マップに基づいて、予め設定した変速
マップから運転状態に応じた実目標入力軸回転数RRE
Vを求め、変速比変更手段を駆動するアクチュエータと
してのステップモータ61(図1、図2参照)へ目標変
速比RTOに応じた制御量ASTPを指令するもので、
ステップモータ61の駆動量(ステップ数FSTP)と
変速比(実目標変速比RRTO)の関係は図13に示す
ように一義的に決定される。
セルペダル(図示せず)操作に応動するスロットル開度
TVO(又はアクセルペダル開度ACS)と、エンジン
回転数Neをエンジン制御コントローラ3から読み込む
とともに、無段変速機10の入力軸回転センサ6が検出
した入力軸回転数Nt、出力軸回転センサ7が検出した
出力軸回転数No、変速指令手段および変速モード切換
手段としてのシフトレバー5に応動するセレクトスイッ
チ5Aから、運転者が設定したシフト位置Pos及びマ
ニュアルモード時のシフトレバー位置(マニュアルシフ
ト信号)srctをそれぞれ読み込んで、後述するように、
運転者が選択した自動変速モードとマニュアルモードの
うちの一方の変速マップに基づいて、予め設定した変速
マップから運転状態に応じた実目標入力軸回転数RRE
Vを求め、変速比変更手段を駆動するアクチュエータと
してのステップモータ61(図1、図2参照)へ目標変
速比RTOに応じた制御量ASTPを指令するもので、
ステップモータ61の駆動量(ステップ数FSTP)と
変速比(実目標変速比RRTO)の関係は図13に示す
ように一義的に決定される。
【0022】ここで、無段変速装置1は、自動変速モー
ドに加えてマニュアルモードを備えており、シフトレバ
ー5のセレクトスイッチ5Aは、例えば、図3、図4に
示すように構成され、「H」型のゲートに、従来のDレ
ンジ等のシフト位置に加えて、マニュアルモード切換ス
イッチ13(変速モード切換手段)とアップシフトまた
はダウンシフトを指令するマニュアルスイッチ8を付加
したもので、シフトレバー5が中央のマニュアルモード
切換スイッチ13を通過するたびに、Dレンジからマニ
ュアルモードへ、あるいは逆に切り換えられる。
ドに加えてマニュアルモードを備えており、シフトレバ
ー5のセレクトスイッチ5Aは、例えば、図3、図4に
示すように構成され、「H」型のゲートに、従来のDレ
ンジ等のシフト位置に加えて、マニュアルモード切換ス
イッチ13(変速モード切換手段)とアップシフトまた
はダウンシフトを指令するマニュアルスイッチ8を付加
したもので、シフトレバー5が中央のマニュアルモード
切換スイッチ13を通過するたびに、Dレンジからマニ
ュアルモードへ、あるいは逆に切り換えられる。
【0023】マニュアルモードでは、従来の手動変速機
と同様の変速特性、すなわち、複数の変速段、例えば、
図5には変速段数を6段とした場合の一例を示し、各変
速段GP(n)にはそれぞれ所定の変速比i(n)が設
定される。ただし、n=1〜6である。
と同様の変速特性、すなわち、複数の変速段、例えば、
図5には変速段数を6段とした場合の一例を示し、各変
速段GP(n)にはそれぞれ所定の変速比i(n)が設
定される。ただし、n=1〜6である。
【0024】そして、マニュアルスイッチ8は、シフト
レバー5の変位量(操作量)に応じたシフト信号srct(A
D)を出力するよう、スライドボリュームやポテンショメ
ータあるいはエンコーダ等で構成され、中立位置X=0
を境に、図中「+」方向へシフトレバー5を連続的に変
位させることによりアップシフトを指令する一方、図中
「−」方向へシフトレバー5を連続的に変位させること
によりダウンシフトを指令し、X=+maxまたは−maxの
位置では、隣り合う変速段へアップシフト(GP=GP
+1)またはダウンシフト(GP=GP−1)を指令す
るよう設定され、マニュアルスイッチ8からのマニュア
ルシフト信号srctは例えば、0〜5Vの間でほぼリニア
に変化し、図16に示すように、中立位置X=0で2.
5Vを出力する一方、アップシフト切換位置(X=+ma
x)で5V、ダウンシフト切換位置(X=−max)で0V
を出力して、シフトレバー5の操作位置に応じた値(電
圧)を出力する。
レバー5の変位量(操作量)に応じたシフト信号srct(A
D)を出力するよう、スライドボリュームやポテンショメ
ータあるいはエンコーダ等で構成され、中立位置X=0
を境に、図中「+」方向へシフトレバー5を連続的に変
位させることによりアップシフトを指令する一方、図中
「−」方向へシフトレバー5を連続的に変位させること
によりダウンシフトを指令し、X=+maxまたは−maxの
位置では、隣り合う変速段へアップシフト(GP=GP
+1)またはダウンシフト(GP=GP−1)を指令す
るよう設定され、マニュアルスイッチ8からのマニュア
ルシフト信号srctは例えば、0〜5Vの間でほぼリニア
に変化し、図16に示すように、中立位置X=0で2.
5Vを出力する一方、アップシフト切換位置(X=+ma
x)で5V、ダウンシフト切換位置(X=−max)で0V
を出力して、シフトレバー5の操作位置に応じた値(電
圧)を出力する。
【0025】また、マニュアルモードへ切り換えられた
シフトレバー5は、付勢手段としてのバネ50によって
常時中立位置X=0へ付勢されており、後述するよう
に、中立位置X=0からX=+max未満のアップシフト
側、またはX=−max未満のダウンシフト側へ操作する
と、現在の変速段GPと隣り合う変速段GP±1の間で
任意の変速比(指示変速比dGp)を設定することがで
き、運転者がシフトレバー5から手を放すと、シフトレ
バー5が中立位置に戻って現在の変速段GPに復帰する
よう構成される。
シフトレバー5は、付勢手段としてのバネ50によって
常時中立位置X=0へ付勢されており、後述するよう
に、中立位置X=0からX=+max未満のアップシフト
側、またはX=−max未満のダウンシフト側へ操作する
と、現在の変速段GPと隣り合う変速段GP±1の間で
任意の変速比(指示変速比dGp)を設定することがで
き、運転者がシフトレバー5から手を放すと、シフトレ
バー5が中立位置に戻って現在の変速段GPに復帰する
よう構成される。
【0026】一方、自動変速モードでは、図示はしない
が、スロットル開度TVO等をパラメータとして車速V
SPに応じた目標入力軸回転数RREV0(または目標
変速比)が設定される。なお、図中「P」、「R」、
「N」はそれぞれ、パーキング、後進、ニュートラルの
シフト位置を示す。
が、スロットル開度TVO等をパラメータとして車速V
SPに応じた目標入力軸回転数RREV0(または目標
変速比)が設定される。なお、図中「P」、「R」、
「N」はそれぞれ、パーキング、後進、ニュートラルの
シフト位置を示す。
【0027】また、無段変速機10の変速比変更手段と
しては、図2に示すように、トロイダル型で構成された
無段変速機10のパワーローラ18cを軸支したトラニ
オン軸50aを軸方向へ駆動する油圧シリンダ50と、
ステップモータ61の駆動とトラニオン軸50aの変位
に応じて、実変速比をフィードバックしながら油圧シリ
ンダ50へ圧油を供給するコントロールバルブ60を主
体に構成されており、ステップモータ61は変速制御コ
ントローラ2からの指令に応じてスプール63を駆動
し、油圧シリンダ50のピストン50Pの上下の油室5
0H、50Lへ油圧を給排する。
しては、図2に示すように、トロイダル型で構成された
無段変速機10のパワーローラ18cを軸支したトラニ
オン軸50aを軸方向へ駆動する油圧シリンダ50と、
ステップモータ61の駆動とトラニオン軸50aの変位
に応じて、実変速比をフィードバックしながら油圧シリ
ンダ50へ圧油を供給するコントロールバルブ60を主
体に構成されており、ステップモータ61は変速制御コ
ントローラ2からの指令に応じてスプール63を駆動
し、油圧シリンダ50のピストン50Pの上下の油室5
0H、50Lへ油圧を給排する。
【0028】この油圧に応じたトラニオン軸50aの軸
方向変位と軸まわりの変位(=パワーローラ18cの傾
転角)は、リンクを含んで構成されたならい機構67を
介して、スプール63と相対的に運動するスリーブ64
へフィードバックされ、油圧シリンダ50への油圧は、
目標変速比RTOに応じたステップモータ61の駆動量
と、パワーローラ18cの傾転角、すなわち、実変速比
RTOに応じて調整され、この変速比は図15に示した
ように、ステップモータ61の駆動量に応じて一義的に
決定される。
方向変位と軸まわりの変位(=パワーローラ18cの傾
転角)は、リンクを含んで構成されたならい機構67を
介して、スプール63と相対的に運動するスリーブ64
へフィードバックされ、油圧シリンダ50への油圧は、
目標変速比RTOに応じたステップモータ61の駆動量
と、パワーローラ18cの傾転角、すなわち、実変速比
RTOに応じて調整され、この変速比は図15に示した
ように、ステップモータ61の駆動量に応じて一義的に
決定される。
【0029】次に、変速制御コントローラ2で行われる
制御の一例を、図6〜図12のフローチャートに基づい
て以下に詳述する。なお、各フローチャートは所定時間
毎、例えば10msec毎にそれぞれ実行されるものであ
る。
制御の一例を、図6〜図12のフローチャートに基づい
て以下に詳述する。なお、各フローチャートは所定時間
毎、例えば10msec毎にそれぞれ実行されるものであ
る。
【0030】まず、図7は車両の運転状態及び運転者の
操作状況を検出する信号計測処理のフローチャートで、
ステップS1では、エンジンの運転状態としてエンジン
制御コントローラ3よりスロットル開度TVO、エンジ
ン回転数Neを読み込む一方、無段変速機10から入力
軸回転数Nt、出力軸回転数Noを読み込むとともに、
運転者の運転意図を検出するため、セレクトスイッチ5
Aからのシフト位置Pos、マニュアルモード切換スイ
ッチ13からの切換信号及びマニュアルスイッチ8から
のマニュアルシフト信号srct(AD)を読み込む。なお、
(AD)は変速制御コントローラ2におけるA−D変換後
の値を示す。
操作状況を検出する信号計測処理のフローチャートで、
ステップS1では、エンジンの運転状態としてエンジン
制御コントローラ3よりスロットル開度TVO、エンジ
ン回転数Neを読み込む一方、無段変速機10から入力
軸回転数Nt、出力軸回転数Noを読み込むとともに、
運転者の運転意図を検出するため、セレクトスイッチ5
Aからのシフト位置Pos、マニュアルモード切換スイ
ッチ13からの切換信号及びマニュアルスイッチ8から
のマニュアルシフト信号srct(AD)を読み込む。なお、
(AD)は変速制御コントローラ2におけるA−D変換後
の値を示す。
【0031】そして、ステップS2では、車両の運転状
態を示す各値の演算を行うもので、まず、出力軸回転数
Noに変換定数Aを乗じて車速VSPを得るとともに、
シフトレバー5の位置がマニュアルモードにあれば、マ
ニュアルスイッチ8からのマニュアルシフト信号srct
(AD)=シフトレバー5の操作位置Xに基づいて、シフ
トレバー5の操作位置に応じた指示変速比dGpを演算
する。
態を示す各値の演算を行うもので、まず、出力軸回転数
Noに変換定数Aを乗じて車速VSPを得るとともに、
シフトレバー5の位置がマニュアルモードにあれば、マ
ニュアルスイッチ8からのマニュアルシフト信号srct
(AD)=シフトレバー5の操作位置Xに基づいて、シフ
トレバー5の操作位置に応じた指示変速比dGpを演算
する。
【0032】この指示変速比dGpの演算は、図17の
マップに基づいて行われ、中立位置X=0から図中+X
1から−X1の所定の区間は不感帯となっており、シフ
トレバー5が+X1からアップシフト側の+maxへ向け
て変位すると、指示変速比dGpは0から1へ向けて増
大して、操作位置Xが+max未満の所定値+X2以上に
なると、指示変速比dGp=+1に設定される。
マップに基づいて行われ、中立位置X=0から図中+X
1から−X1の所定の区間は不感帯となっており、シフ
トレバー5が+X1からアップシフト側の+maxへ向け
て変位すると、指示変速比dGpは0から1へ向けて増
大して、操作位置Xが+max未満の所定値+X2以上に
なると、指示変速比dGp=+1に設定される。
【0033】一方、−X1からダウンシフト側の−max
へ向けて変位すると、指示変速比dGpは0から−1へ
向けて減少し、操作位置Xが−max以下になると、指示
変速比dGp=−1に設定される。
へ向けて変位すると、指示変速比dGpは0から−1へ
向けて減少し、操作位置Xが−max以下になると、指示
変速比dGp=−1に設定される。
【0034】なお、操作位置Xと指示変速比dGpのマ
ップには、図示のようにΔXのヒステリシスが設定され
て、シフトレバー5の微少な変位による指示変速比dG
pの変動を抑制する。
ップには、図示のようにΔXのヒステリシスが設定され
て、シフトレバー5の微少な変位による指示変速比dG
pの変動を抑制する。
【0035】次に、図7のフローチャートは、上記ステ
ップS1、S2で求めた運転状態に基づいて行われる変
速制御の概要を示すものである。
ップS1、S2で求めた運転状態に基づいて行われる変
速制御の概要を示すものである。
【0036】ステップS3では、マニュアルモード切換
スイッチ13からの信号に基づいて、セレクトスイッチ
5Aからのシフト位置Posが、上記Dレンジからマニ
ュアルモードへ切り換えられたか否かを判定し、マニュ
アルモードが選択された場合にはステップS5のマニュ
アルモード変速判断部へ進む一方、Dレンジであればス
テップS4の自動モード変速判断部へ進む。
スイッチ13からの信号に基づいて、セレクトスイッチ
5Aからのシフト位置Posが、上記Dレンジからマニ
ュアルモードへ切り換えられたか否かを判定し、マニュ
アルモードが選択された場合にはステップS5のマニュ
アルモード変速判断部へ進む一方、Dレンジであればス
テップS4の自動モード変速判断部へ進む。
【0037】ステップS4の自動モード変速判断部で
は、上記したようにスロットル開度TVOと車速VSP
に応じて図示しないマップから目標入力軸回転数RRE
V0(目標変速比RTO)求める。
は、上記したようにスロットル開度TVOと車速VSP
に応じて図示しないマップから目標入力軸回転数RRE
V0(目標変速比RTO)求める。
【0038】一方、ステップS5のマニュアルモード変
速判断部では、後述するように、図5に示した変速段G
PとステップS2で求めた指示変速比dGpから目標入
力軸回転数RREV0(目標変速比RTO)求める。
速判断部では、後述するように、図5に示した変速段G
PとステップS2で求めた指示変速比dGpから目標入
力軸回転数RREV0(目標変速比RTO)求める。
【0039】次に、ステップS6の目標回転数変化量決
定部では、上記ステップS4、S5で求めた目標入力軸
回転数RREV0と変速モードに応じて一次遅れの実目
標入力軸回転数RREVを求め、ステップS7の変速制
御量計算部では、この実目標入力軸回転数RREVに応
じてステップモータ61の目標ステップ数DSRSTP
を演算する。
定部では、上記ステップS4、S5で求めた目標入力軸
回転数RREV0と変速モードに応じて一次遅れの実目
標入力軸回転数RREVを求め、ステップS7の変速制
御量計算部では、この実目標入力軸回転数RREVに応
じてステップモータ61の目標ステップ数DSRSTP
を演算する。
【0040】そして、ステップS8のステップモータ制
御部では、上記ステップS7で求めた目標ステップ数D
SRSTPとステップモータ61の応答特性に応じて制
御量ASTPの演算を行うものである。
御部では、上記ステップS7で求めた目標ステップ数D
SRSTPとステップモータ61の応答特性に応じて制
御量ASTPの演算を行うものである。
【0041】こうして、求めたステップモータ61の制
御量ASTPは、図8に示す信号出力部のステップS9
で出力され、ステップモータ61の駆動により無段変速
機10の変速比が変更される。
御量ASTPは、図8に示す信号出力部のステップS9
で出力され、ステップモータ61の駆動により無段変速
機10の変速比が変更される。
【0042】次に、上記ステップS5のマニュアルモー
ド変速判断部で行われる処理の詳細は、図9のフローチ
ャートに基づいて行われ、まず、ステップS10では、
シフトレバー5の操作位置X{=マニュアルシフト信号
srct(AD)であり、以下操作位置Xに基づいて説明す
る}に応じてマニュアルアップフラグFupまたはマニ
ュアルダウンフラグFdnの設定を行う。
ド変速判断部で行われる処理の詳細は、図9のフローチ
ャートに基づいて行われ、まず、ステップS10では、
シフトレバー5の操作位置X{=マニュアルシフト信号
srct(AD)であり、以下操作位置Xに基づいて説明す
る}に応じてマニュアルアップフラグFupまたはマニ
ュアルダウンフラグFdnの設定を行う。
【0043】このマニュアルアップフラグFup、マニ
ュアルダウンフラグFdnの設定は図18に示すマップ
に基づいて行われ、上記図17に示した不感帯(X=+
X1〜−X1、X>+X2、X<−max)を除いた領
域、すなわち、指示変速比dGpが変化する領域よりも
やや小さな領域でこれらフラグFup、Fdnを1にセ
ットする一方、その他の領域では0にリセットする。
ュアルダウンフラグFdnの設定は図18に示すマップ
に基づいて行われ、上記図17に示した不感帯(X=+
X1〜−X1、X>+X2、X<−max)を除いた領
域、すなわち、指示変速比dGpが変化する領域よりも
やや小さな領域でこれらフラグFup、Fdnを1にセ
ットする一方、その他の領域では0にリセットする。
【0044】中立位置X=0からアップシフト側へシフ
トレバー5を操作した場合、所定位置+X1を超える
と、指示変速比dGpの増大が開始されるが、マニュア
ルアップフラグFupはこの所定位置+X1をわずかに
超えた+X1’の位置からON、すなわち1に設定さ
れ、さらにアップシフト側へシフトレバー5を操作して
指示変速比dGpが+1に設定される所定位置+X2の
直前+X2’を超えると、0にリセットされる。
トレバー5を操作した場合、所定位置+X1を超える
と、指示変速比dGpの増大が開始されるが、マニュア
ルアップフラグFupはこの所定位置+X1をわずかに
超えた+X1’の位置からON、すなわち1に設定さ
れ、さらにアップシフト側へシフトレバー5を操作して
指示変速比dGpが+1に設定される所定位置+X2の
直前+X2’を超えると、0にリセットされる。
【0045】同様に、ダウンシフト側では、所定位置−
X1を超えると、指示変速比dGpの減少が開始される
が、マニュアルアップフラグFdnはこの所定位置−X
1をわずかに超えた−X1’の位置から1に設定され、
さらにダウンシフト側へシフトレバー5を操作して指示
変速比dGpが−1に設定される所定位置−maxの直前
−X2’を超えると、0にリセットされる。
X1を超えると、指示変速比dGpの減少が開始される
が、マニュアルアップフラグFdnはこの所定位置−X
1をわずかに超えた−X1’の位置から1に設定され、
さらにダウンシフト側へシフトレバー5を操作して指示
変速比dGpが−1に設定される所定位置−maxの直前
−X2’を超えると、0にリセットされる。
【0046】こうして、ステップS10でマニュアルア
ップフラグFupまたはマニュアルダウンフラグFdn
の設定を行った後、ステップS11、12では、これら
フラグが1であるか否か、すなわち、シフトレバー5が
アップシフトまたはダウンシフト側のどちらかに操作さ
れたかを判定して、マニュアルアップフラグFup、マ
ニュアルダウンフラグFdnが1であれば、ステップS
15へ進んで、上記ステップS2で求めた指示変速比d
Gpと、前回の処理で求めた指示変速比dGpoldとの
差を変数dGperrにスタックしてから、ステップS1
9へ進んで現在の変速段GPに対応する変速比i(G
P)に指示変速比dGpを加えたものを新たな目標入力
軸回転数RREV0(目標変速比)とする。
ップフラグFupまたはマニュアルダウンフラグFdn
の設定を行った後、ステップS11、12では、これら
フラグが1であるか否か、すなわち、シフトレバー5が
アップシフトまたはダウンシフト側のどちらかに操作さ
れたかを判定して、マニュアルアップフラグFup、マ
ニュアルダウンフラグFdnが1であれば、ステップS
15へ進んで、上記ステップS2で求めた指示変速比d
Gpと、前回の処理で求めた指示変速比dGpoldとの
差を変数dGperrにスタックしてから、ステップS1
9へ進んで現在の変速段GPに対応する変速比i(G
P)に指示変速比dGpを加えたものを新たな目標入力
軸回転数RREV0(目標変速比)とする。
【0047】一方、マニュアルアップフラグFup及び
マニュアルダウンフラグFdnが共に0の場合は、運転
者が隣り合う変速段へのアップシフトまたはダウンシフ
トを要求して、シフトレバー5を+maxまたは−maxへ操
作した場合か、変速途中で上記フラグFup、Fdnが
クリアされた場合であり、ステップS13では、シフト
レバー5の操作位置が+X2を超えてdGp=+1であ
るかを判定して、dGp=+1であれば、隣り合う変速
段へアップシフトするためステップS14へ進み、そう
でない場合には、ステップS17へ進んで、シフトレバ
ー5の操作位置が−maxを超えてdGp=−1であるか
を判定して、dGp=−1であれば、隣り合う変速段へ
ダウンシフトするためステップS14へ進み、そうでな
い場合には、ステップS18へ進む。
マニュアルダウンフラグFdnが共に0の場合は、運転
者が隣り合う変速段へのアップシフトまたはダウンシフ
トを要求して、シフトレバー5を+maxまたは−maxへ操
作した場合か、変速途中で上記フラグFup、Fdnが
クリアされた場合であり、ステップS13では、シフト
レバー5の操作位置が+X2を超えてdGp=+1であ
るかを判定して、dGp=+1であれば、隣り合う変速
段へアップシフトするためステップS14へ進み、そう
でない場合には、ステップS17へ進んで、シフトレバ
ー5の操作位置が−maxを超えてdGp=−1であるか
を判定して、dGp=−1であれば、隣り合う変速段へ
ダウンシフトするためステップS14へ進み、そうでな
い場合には、ステップS18へ進む。
【0048】変速途中で上記フラグFup、Fdnがク
リアされた場合のステップS18は、現在の指示変速比
dGpに前回の処理で求めた指示変速比の差dGperr
を加えたものを指示変速比dGpとした後、マニュアル
アップフラグFup及びマニュアルダウンフラグFdn
が1のときと同様に、ステップS19へ進んで、現在の
変速段GPに指示変速比dGpを加えたものを目標入力
軸回転数RREV0として演算する。ただし、ステップ
S18では、シフトレバー5の操作位置が中立位置X=
0に戻った場合には差dGp err をクリアする。
リアされた場合のステップS18は、現在の指示変速比
dGpに前回の処理で求めた指示変速比の差dGperr
を加えたものを指示変速比dGpとした後、マニュアル
アップフラグFup及びマニュアルダウンフラグFdn
が1のときと同様に、ステップS19へ進んで、現在の
変速段GPに指示変速比dGpを加えたものを目標入力
軸回転数RREV0として演算する。ただし、ステップ
S18では、シフトレバー5の操作位置が中立位置X=
0に戻った場合には差dGp err をクリアする。
【0049】ここで、ステップS13、ステップS17
の判定が共にNOとなるステップS18の処理では、シ
フトレバー5の操作位置Xが、図18に示す所定値+X
2’または−X2’を超えて操作された場合には、所定
値+X2’、−X2’通過時の変速速度=dGperr/
10msec(ジョブの処理周期)を維持して変速を継続す
ることにより、運転者の意図に応じた変速速度で隣り合
う変速段GPへ円滑に変速することができるのである。
の判定が共にNOとなるステップS18の処理では、シ
フトレバー5の操作位置Xが、図18に示す所定値+X
2’または−X2’を超えて操作された場合には、所定
値+X2’、−X2’通過時の変速速度=dGperr/
10msec(ジョブの処理周期)を維持して変速を継続す
ることにより、運転者の意図に応じた変速速度で隣り合
う変速段GPへ円滑に変速することができるのである。
【0050】ステップS14では、1段ずつアップシフ
トまたはダウンシフトするため、図5のマップから、隣
り合う変速段GPの変速比i(GP)と車速VSPに応
じた目標入力軸回転数RREV0を演算して処理を終了
する。
トまたはダウンシフトするため、図5のマップから、隣
り合う変速段GPの変速比i(GP)と車速VSPに応
じた目標入力軸回転数RREV0を演算して処理を終了
する。
【0051】一方、ステップS19では、現在の変速段
GPから、シフトレバー5の操作位置Xに応じてアップ
シフトまたはダウンシフトするため、現在の変速段GP
に指示変速比dGpを加えた変速比i(GP+dGp)
と車速VSPに応じた目標入力軸回転数RREV0を演
算した後、ステップS20以降の処理へ進む。
GPから、シフトレバー5の操作位置Xに応じてアップ
シフトまたはダウンシフトするため、現在の変速段GP
に指示変速比dGpを加えた変速比i(GP+dGp)
と車速VSPに応じた目標入力軸回転数RREV0を演
算した後、ステップS20以降の処理へ進む。
【0052】ステップS20以降では、上記フラグFu
p、Fdnがクリアされて変速が終了したか否かを検出
するもので、ステップS20で指示変速比dGpが+1
であればアップシフトが終了したと判定してステップS
21へ進み、現在の変速段GPを1段加算してアップシ
フトの終了を設定する一方、dGp=+1でない場合に
はステップS22へ進んで指示変速比dGpが−1であ
るか否かを判定し、−1であればステップS23へ進ん
で、現在の変速段GPから1段減算してダウンシフトが
終了したことを設定する。
p、Fdnがクリアされて変速が終了したか否かを検出
するもので、ステップS20で指示変速比dGpが+1
であればアップシフトが終了したと判定してステップS
21へ進み、現在の変速段GPを1段加算してアップシ
フトの終了を設定する一方、dGp=+1でない場合に
はステップS22へ進んで指示変速比dGpが−1であ
るか否かを判定し、−1であればステップS23へ進ん
で、現在の変速段GPから1段減算してダウンシフトが
終了したことを設定する。
【0053】一方、上記ステップS20、S22でNO
となる場合は、変速途中であるため、ステップS24へ
進んで前回値dGpoldを現在の指示変速比dGpで更
新した後、処理を終了する。
となる場合は、変速途中であるため、ステップS24へ
進んで前回値dGpoldを現在の指示変速比dGpで更
新した後、処理を終了する。
【0054】以上の、ステップS10〜S24でマニュ
アルモード時の目標入力軸回転数RREV0を求めた後
には、上記図7のステップS6で一次遅れの実目標入力
軸回転数RREVの演算が行われ、このステップSS6
処理は、図10のサブルーチンにより構成される。
アルモード時の目標入力軸回転数RREV0を求めた後
には、上記図7のステップS6で一次遅れの実目標入力
軸回転数RREVの演算が行われ、このステップSS6
処理は、図10のサブルーチンにより構成される。
【0055】まず、ステップS30では、前回制御時の
実目標入力軸回転数RREVを前回値RREVoldへ格
納した後、ステップS31で、現在の変速状態が変速過
渡状態か定常状態のどちらにあるかを判定して、変速過
渡状態であればステップS32へ進む一方、定常状態で
あればステップS33へ進んで目標入力軸回転数RRE
V0をそのまま実目標入力軸回転数RREVとして処理
を終了する。
実目標入力軸回転数RREVを前回値RREVoldへ格
納した後、ステップS31で、現在の変速状態が変速過
渡状態か定常状態のどちらにあるかを判定して、変速過
渡状態であればステップS32へ進む一方、定常状態で
あればステップS33へ進んで目標入力軸回転数RRE
V0をそのまま実目標入力軸回転数RREVとして処理
を終了する。
【0056】ステップS32では、変速モードがマニュ
アルモードであるか否かを判定し、マニュアルモードで
あればステップS34へ進んで、一次遅れの時定数Kr
に所定値K2を設定する一方、自動モードであればステ
ップS35へ進んで、一次遅れの時定数Krに所定値K
1を設定した後、ステップS36で目標入力軸回転数R
REV0から次式に基づいて一次遅れの実目標入力軸回
転数RREVを演算する。
アルモードであるか否かを判定し、マニュアルモードで
あればステップS34へ進んで、一次遅れの時定数Kr
に所定値K2を設定する一方、自動モードであればステ
ップS35へ進んで、一次遅れの時定数Krに所定値K
1を設定した後、ステップS36で目標入力軸回転数R
REV0から次式に基づいて一次遅れの実目標入力軸回
転数RREVを演算する。
【0057】
RREV=(RREV0+RREVold×Kr)/(Kr+1) ……(1)
ここで、変速モードに応じて一次遅れの時定数Krに設
定する所定値K1、K2を切り換え、かつK1>K2等
に設定することにより、マニュアルモードでの変速を迅
速に行う一方、自動モードでは変速ショックを抑制する
ことができる。
定する所定値K1、K2を切り換え、かつK1>K2等
に設定することにより、マニュアルモードでの変速を迅
速に行う一方、自動モードでは変速ショックを抑制する
ことができる。
【0058】したがって、目標入力軸回転数マップ値R
REV0と実目標入力軸回転数RREVの関係は、図1
3に示すようになり、変速モードに応じて設定された1
次遅れ時定数Krにより、実目標入力軸回転数RREV
はマップ値RREV0に向けて漸増し、ステップモータ
61を目標入力軸回転数マップ値RREV0へ向けて追
従させることができる。
REV0と実目標入力軸回転数RREVの関係は、図1
3に示すようになり、変速モードに応じて設定された1
次遅れ時定数Krにより、実目標入力軸回転数RREV
はマップ値RREV0に向けて漸増し、ステップモータ
61を目標入力軸回転数マップ値RREV0へ向けて追
従させることができる。
【0059】こうして、変速モードに応じた一次遅れ時
定数Krによって実目標入力軸回転数RREVを求めて
変速判断部を終了すると、次に、図7のステップS7に
示した変速制御量計算部が実行され、この処理は図11
に示すサブルーチンで構成される。
定数Krによって実目標入力軸回転数RREVを求めて
変速判断部を終了すると、次に、図7のステップS7に
示した変速制御量計算部が実行され、この処理は図11
に示すサブルーチンで構成される。
【0060】まず、ステップS40では、上記(1)式
で求めた一時遅れの実目標入力軸回転数RREVと、無
段変速機10の出力軸回転数Noの比から実目標変速比
RRTOを求める。
で求めた一時遅れの実目標入力軸回転数RREVと、無
段変速機10の出力軸回転数Noの比から実目標変速比
RRTOを求める。
【0061】次に、ステップS41では、この実目標変
速比RRTOから、ステップモータ61の駆動量である
制御ステップ数FSTPを、図14のマップより演算
し、目標ステップ数DSRSTPとして設定する。な
お、図14のマップは、ステップモータ61等の特性に
応じて予め設定されたものである。
速比RRTOから、ステップモータ61の駆動量である
制御ステップ数FSTPを、図14のマップより演算
し、目標ステップ数DSRSTPとして設定する。な
お、図14のマップは、ステップモータ61等の特性に
応じて予め設定されたものである。
【0062】次に、図7のステップS8に示したステッ
プモータ制御部は、図12に示すサブルーチンのように
構成される。
プモータ制御部は、図12に示すサブルーチンのように
構成される。
【0063】ステップS51〜S56では、目標ステッ
プ数DSRSTPと現在の制御量ASTPから、ステッ
プモータ61の応答速度に応じて制御量ASTPの演算
が行うもので、目標制御量DSRSTPが現在の制御量
ASTPを超える場合には、制御量ASTPを予め設定
した制御量DSTPずつ目標制御量DSRSTPまで増
減する。なお、制御量DSTPは単位時間当たりのステ
ップ数を示し、ステップモータ61の速度特性に応じて
予め設定したものである。
プ数DSRSTPと現在の制御量ASTPから、ステッ
プモータ61の応答速度に応じて制御量ASTPの演算
が行うもので、目標制御量DSRSTPが現在の制御量
ASTPを超える場合には、制御量ASTPを予め設定
した制御量DSTPずつ目標制御量DSRSTPまで増
減する。なお、制御量DSTPは単位時間当たりのステ
ップ数を示し、ステップモータ61の速度特性に応じて
予め設定したものである。
【0064】すなわち、図15のグラフに示すように、
ステップモータ61へ実際に出力する制御量ASTP
が、目標制御量DSRSTPとなるまで、所定の制御量
DSTPずつ増減して、コントロールバルブ60のスプ
ール63が所定の変速比となるようステップモータ61
を円滑に駆動する。
ステップモータ61へ実際に出力する制御量ASTP
が、目標制御量DSRSTPとなるまで、所定の制御量
DSTPずつ増減して、コントロールバルブ60のスプ
ール63が所定の変速比となるようステップモータ61
を円滑に駆動する。
【0065】こうして、図6〜図12のフローチャート
から求めた制御量ASTPは、図88に示した信号出力
部のステップS9で、変速制御コントローラ2からステ
ップモータ61へ出力され、コントロールバルブ60を
介してパワーローラ18cを一次遅れ定数Krに応じた
速度で傾転させ、無段変速機10の実変速比を実目標変
速比RRTOに一致させるのである。
から求めた制御量ASTPは、図88に示した信号出力
部のステップS9で、変速制御コントローラ2からステ
ップモータ61へ出力され、コントロールバルブ60を
介してパワーローラ18cを一次遅れ定数Krに応じた
速度で傾転させ、無段変速機10の実変速比を実目標変
速比RRTOに一致させるのである。
【0066】上記のような無段変速装置1によって、マ
ニュアルモードで変速操作を行う場合について、以下に
詳述する。
ニュアルモードで変速操作を行う場合について、以下に
詳述する。
【0067】アップシフトを行う場合には、シフトレバ
ー5を図3、図4の「+max」の位置、例えば、フルス
トロークまで変位させれば、図18に示すように指示変
速比dGp=+1かつマニュアルアップフラグFup=
0となるため、上記図9のステップS13によって、変
速段GP=GP+1となって、隣り合う変速段へアップ
シフトが実行される。
ー5を図3、図4の「+max」の位置、例えば、フルス
トロークまで変位させれば、図18に示すように指示変
速比dGp=+1かつマニュアルアップフラグFup=
0となるため、上記図9のステップS13によって、変
速段GP=GP+1となって、隣り合う変速段へアップ
シフトが実行される。
【0068】一方、ダウンシフトを行う場合には、シフ
トレバー5を同じく図3、図4の「−max」まで変位さ
せれば、図18に示すように指示変速比dGp=−1か
つマニュアルダウンフラグFdn=0となるため、上記
図9のステップS17によって、変速段GP=GP−1
となって、隣り合う変速段へダウンシフトが実行され
る。
トレバー5を同じく図3、図4の「−max」まで変位さ
せれば、図18に示すように指示変速比dGp=−1か
つマニュアルダウンフラグFdn=0となるため、上記
図9のステップS17によって、変速段GP=GP−1
となって、隣り合う変速段へダウンシフトが実行され
る。
【0069】上記アップシフトまたはダウンシフトの
後、シフトレバー5から手を放せば、シフトレバー5は
バネ50によって中立位置X=0へ復帰するため、指示
変速比dGp=0となって新たに設定された変速段GP
を容易に維持することができ、シフトレバー5の操作に
応じて、任意の変速段GPへ順次変速することができ、
従来の手動式変速機と同様の運転感覚を楽しむことがで
きる。
後、シフトレバー5から手を放せば、シフトレバー5は
バネ50によって中立位置X=0へ復帰するため、指示
変速比dGp=0となって新たに設定された変速段GP
を容易に維持することができ、シフトレバー5の操作に
応じて、任意の変速段GPへ順次変速することができ、
従来の手動式変速機と同様の運転感覚を楽しむことがで
きる。
【0070】一方、シフトレバー5を中立位置X=0か
らアップシフト側へ操作して、図18の+X1’〜+X
2’の領域へ変位させると、上記図9のステップS1
0、S11、S19によりマニュアルアップフラグFu
p=1となって、現在の変速段GPにシフトレバー5の
操作位置Xに応じた指示変速比dGpを加算した任意の
変速比i(GP+dGp)へアップシフトを行うことが
できる。
らアップシフト側へ操作して、図18の+X1’〜+X
2’の領域へ変位させると、上記図9のステップS1
0、S11、S19によりマニュアルアップフラグFu
p=1となって、現在の変速段GPにシフトレバー5の
操作位置Xに応じた指示変速比dGpを加算した任意の
変速比i(GP+dGp)へアップシフトを行うことが
できる。
【0071】この操作位置Xでシフトレバー5から手を
放せば、シフトレバー5がバネ50によって中立位置X
=0へ復帰するため、指示変速比dGpは0となり、元
の変速段GPへ容易に復帰することができる。
放せば、シフトレバー5がバネ50によって中立位置X
=0へ復帰するため、指示変速比dGpは0となり、元
の変速段GPへ容易に復帰することができる。
【0072】逆に、シフトレバー5を中立位置X=0か
らダウンシフト側へ操作して、図18の−X1’〜−X
2’の領域へ変位させると、上記図9のステップS1
0、S12、S19によりマニュアルアップフラグFd
n=1となって、現在の変速段GPからシフトレバー5
の操作位置Xに応じた指示変速比dGpを減算した任意
の変速比i(GP+dGp)へダウンシフトを行うこと
が可能となり、上記と同様に、この操作位置Xでシフト
レバー5から手を放せば、元の変速段GPへ容易に復帰
することができる。
らダウンシフト側へ操作して、図18の−X1’〜−X
2’の領域へ変位させると、上記図9のステップS1
0、S12、S19によりマニュアルアップフラグFd
n=1となって、現在の変速段GPからシフトレバー5
の操作位置Xに応じた指示変速比dGpを減算した任意
の変速比i(GP+dGp)へダウンシフトを行うこと
が可能となり、上記と同様に、この操作位置Xでシフト
レバー5から手を放せば、元の変速段GPへ容易に復帰
することができる。
【0073】すなわち、シフトレバー5を中立位置X=
0から+X2’〜−X2’の範囲でシフトレバー5を操
作することによって、前記のようなシフトレバー5のフ
ルストロークによる隣り合う変速段へのアップシフトま
たはダウンシフトに加えて、現在の変速段GPから隣り
合う変速段±GPとの間で、アップシフト側またはダウ
ンシフト側へシフトレバー5の操作位置に応じて変速比
の調整を連続的に行うことが可能となって、マニュアル
モードでは、従来の手動変速機の運転感覚に加えて、無
段変速機10による変速比の変更を連続的に行うことが
可能となるのである。
0から+X2’〜−X2’の範囲でシフトレバー5を操
作することによって、前記のようなシフトレバー5のフ
ルストロークによる隣り合う変速段へのアップシフトま
たはダウンシフトに加えて、現在の変速段GPから隣り
合う変速段±GPとの間で、アップシフト側またはダウ
ンシフト側へシフトレバー5の操作位置に応じて変速比
の調整を連続的に行うことが可能となって、マニュアル
モードでは、従来の手動変速機の運転感覚に加えて、無
段変速機10による変速比の変更を連続的に行うことが
可能となるのである。
【0074】加えて、シフトレバー5を所定値+X2’
または−X2’を超えて操作した場合には、上記図9の
ステップS18、S19によって、所定値+X2’また
は−X2’を通過したときの変速速度(dGperr/1
0msec)を維持して隣り合う変速段へアップシフトまた
はダウンシフトを行うことができ、シフトレバー5の操
作速度に応じた変速速度、すなわち、運転者の好みに応
じた変速速度でアップシフトまたはダウンシフトを行う
ことが可能となるのである。
または−X2’を超えて操作した場合には、上記図9の
ステップS18、S19によって、所定値+X2’また
は−X2’を通過したときの変速速度(dGperr/1
0msec)を維持して隣り合う変速段へアップシフトまた
はダウンシフトを行うことができ、シフトレバー5の操
作速度に応じた変速速度、すなわち、運転者の好みに応
じた変速速度でアップシフトまたはダウンシフトを行う
ことが可能となるのである。
【0075】例えば、図5において、3速(変速段GP
=3)に設定して、図中A点で走行しているとき、緩い
コーナーへの進入に備えて、緩やかなエンジンブレーキ
をかけたい場合には、シフトレバー5をダウンシフト側
で、かつ図18の−X1’〜−X2’の途中まで操作す
ると、変速比はシフトレバー5の操作位置Xに対応した
指示変速比dGpだけ減少するため、図5のB点までダ
ウンシフトして入力軸回転数=エンジン回転数Neは上
昇し、2速と3速の中間でエンジンブレーキをかけるこ
とが可能となり、2速(GP=2)へのダウンシフトで
はエンジンブレーキが過大になるような状況で、変速比
の細かな設定が可能となるのに加えて、図19に示すよ
うに、変速速度はシフトレバー5の変位速度に応じて変
化するため、運転者の好みや運転状況に応じてシフトレ
バー5の操作速度を変更することで、変速速度を容易に
変更でき、マニュアルモードを備えた無段変速機の運転
性をさらに向上させることができるのである。
=3)に設定して、図中A点で走行しているとき、緩い
コーナーへの進入に備えて、緩やかなエンジンブレーキ
をかけたい場合には、シフトレバー5をダウンシフト側
で、かつ図18の−X1’〜−X2’の途中まで操作す
ると、変速比はシフトレバー5の操作位置Xに対応した
指示変速比dGpだけ減少するため、図5のB点までダ
ウンシフトして入力軸回転数=エンジン回転数Neは上
昇し、2速と3速の中間でエンジンブレーキをかけるこ
とが可能となり、2速(GP=2)へのダウンシフトで
はエンジンブレーキが過大になるような状況で、変速比
の細かな設定が可能となるのに加えて、図19に示すよ
うに、変速速度はシフトレバー5の変位速度に応じて変
化するため、運転者の好みや運転状況に応じてシフトレ
バー5の操作速度を変更することで、変速速度を容易に
変更でき、マニュアルモードを備えた無段変速機の運転
性をさらに向上させることができるのである。
【0076】そして、この変速比の調整は、図17に示
したように、アップシフト方向とダウンシフト方向でヒ
ステリシスを設けると共に、不感帯(X=+X1〜−X
1、X>+X2、X<−max)を設けたため、変速比の
過大な変動を抑制して円滑な変速制御を行うことが可能
となるのである。
したように、アップシフト方向とダウンシフト方向でヒ
ステリシスを設けると共に、不感帯(X=+X1〜−X
1、X>+X2、X<−max)を設けたため、変速比の
過大な変動を抑制して円滑な変速制御を行うことが可能
となるのである。
【0077】また、このエンジンブレーキが終了した後
にシフトレバー5を放せば、再び3速(変速段GP=
3)に復帰して入力軸回転数は図中C点となり、元の変
速段GP=3で運転を継続することができ、前記従来の
ように、常時シフトレバー5を操作する必要がなくなっ
て、運転操作を簡易にしながら有段のマニュアルモード
を備えた無段変速機の運転性を大幅に向上させることが
できるのである。
にシフトレバー5を放せば、再び3速(変速段GP=
3)に復帰して入力軸回転数は図中C点となり、元の変
速段GP=3で運転を継続することができ、前記従来の
ように、常時シフトレバー5を操作する必要がなくなっ
て、運転操作を簡易にしながら有段のマニュアルモード
を備えた無段変速機の運転性を大幅に向上させることが
できるのである。
【0078】ところで、図5のB点におけるエンジンブ
レーキが不足した場合は、−X1’〜−X2’の途中に
あるシフトレバー5をさらにダウンシフト側へ操作し
て、所定位置−X2’を超える−max側まで操作するだ
けで2速(GP=2)へダウンシフトを行うことがで
き、このとき、2速へのダウンシフトは、所定位置−X
2’を通過したときの変速速度=シフトレバー5の操作
速度に設定されるため、運転者の要求に応じた変速速度
を容易に実現することができ、有段のマニュアルモード
を備えた無段変速機の運転性をさらに向上させることが
できるのである。
レーキが不足した場合は、−X1’〜−X2’の途中に
あるシフトレバー5をさらにダウンシフト側へ操作し
て、所定位置−X2’を超える−max側まで操作するだ
けで2速(GP=2)へダウンシフトを行うことがで
き、このとき、2速へのダウンシフトは、所定位置−X
2’を通過したときの変速速度=シフトレバー5の操作
速度に設定されるため、運転者の要求に応じた変速速度
を容易に実現することができ、有段のマニュアルモード
を備えた無段変速機の運転性をさらに向上させることが
できるのである。
【0079】図20は第2の実施形態を示し、前記第1
実施形態の図17、18に示したマップを車速VSPま
たはエンジン回転数Ne(≒入力軸回転数Nt、以下同
様)をパラメータとして変更するようにしたもので、そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様である。
実施形態の図17、18に示したマップを車速VSPま
たはエンジン回転数Ne(≒入力軸回転数Nt、以下同
様)をパラメータとして変更するようにしたもので、そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様である。
【0080】前記図17のマップでは、シフトレバー5
の操作量に対する指示変速比dGpの変化量は一定とな
っていたが、図20のマップにおいては、エンジン回転
数Neまたは車速VSPが大きくなるほど、中立範囲
(X=+X1〜−X1)からアップシフトまたはダウン
シフト側への指示変速比dGpの立ち上がりを緩やかに
設定する一方、エンジン回転数Neまたは車速VSPが
小さくなるほど、中立範囲(X=+X1〜−X1)から
アップシフトまたはダウンシフト側への指示変速比dG
pの立ち上がりを大きく設定する。
の操作量に対する指示変速比dGpの変化量は一定とな
っていたが、図20のマップにおいては、エンジン回転
数Neまたは車速VSPが大きくなるほど、中立範囲
(X=+X1〜−X1)からアップシフトまたはダウン
シフト側への指示変速比dGpの立ち上がりを緩やかに
設定する一方、エンジン回転数Neまたは車速VSPが
小さくなるほど、中立範囲(X=+X1〜−X1)から
アップシフトまたはダウンシフト側への指示変速比dG
pの立ち上がりを大きく設定する。
【0081】エンジン回転数Neまたは車速VSPが大
きくなるほど、中立範囲(X=+X1〜−X1)からの
指示変速比dGpの立ち上がりが緩やかになるため、シ
フトレバー5の操作が過大となった場合の変速ショック
を抑制することができ、また、エンジン回転数Neまた
は車速VSPが小さい場合には、指示変速比dGpの立
ち上がりを大きくすることで、体感的な変速速度を向上
させることができ、上記第1実施形態に加えてさらに運
転性を向上させることができるのである。
きくなるほど、中立範囲(X=+X1〜−X1)からの
指示変速比dGpの立ち上がりが緩やかになるため、シ
フトレバー5の操作が過大となった場合の変速ショック
を抑制することができ、また、エンジン回転数Neまた
は車速VSPが小さい場合には、指示変速比dGpの立
ち上がりを大きくすることで、体感的な変速速度を向上
させることができ、上記第1実施形態に加えてさらに運
転性を向上させることができるのである。
【0082】なお、上記実施形態において、無段変速機
としてトロイダル型を採用した場合について述べたが、
図示はしないが、Vベルト式を採用した場合にも上記と
同様の作用、効果を得ることができる。
としてトロイダル型を採用した場合について述べたが、
図示はしないが、Vベルト式を採用した場合にも上記と
同様の作用、効果を得ることができる。
【0083】また、シフトレバー5とH型ゲートのセレ
クトスイッチ5A及びマニュアルスイッチ8によって、
自動モードとマニュアルモードを切り換えるような構成
としたが、図示はしないが、ステアリングコラムやハン
ドル側にマニュアルモード時に指示変速比を設定するレ
バー等を別途設けてもよい。
クトスイッチ5A及びマニュアルスイッチ8によって、
自動モードとマニュアルモードを切り換えるような構成
としたが、図示はしないが、ステアリングコラムやハン
ドル側にマニュアルモード時に指示変速比を設定するレ
バー等を別途設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す無段変速装置のブロッ
ク図。
ク図。
【図2】トロイダル無段変速機の変速比変更手段の概念
図。
図。
【図3】マニュアルモードを備えたシフトゲートの概略
図である。
図である。
【図4】同じく、マニュアルスイッチの概略図である。
【図5】マニュアルモードの変速マップで、変速段GP
をパラメータとして車速VSPと目標入力軸回転数の関
係を示す。
をパラメータとして車速VSPと目標入力軸回転数の関
係を示す。
【図6】変速制御コントローラで行われる制御の一例を
示すフローチャートで、信号計測処理を示す。
示すフローチャートで、信号計測処理を示す。
【図7】同じく制御の一例を示すフローチャートで、C
VT制御処理の概要を示す。
VT制御処理の概要を示す。
【図8】同じく制御の一例を示すフローチャートで、信
号出力処理を示す。
号出力処理を示す。
【図9】同じくCVT制御処理で行われるマニュアルモ
ード変速判断部の詳細を示すフローチャート。
ード変速判断部の詳細を示すフローチャート。
【図10】同じく目標回転数変化量決定部の詳細を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図11】同じく変速制御量計算部の詳細を示すフロー
チャート。
チャート。
【図12】同じくステップモータ制御部の詳細を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図13】時定数Krと実目標入力軸回転数RREV及
び目標回転数マップ値RREV0の時間経過に応じた関
係を示すグラフ。
び目標回転数マップ値RREV0の時間経過に応じた関
係を示すグラフ。
【図14】実目標変速比RRTOとステップモータの制
御位置FSTPの関係を示すマップ。
御位置FSTPの関係を示すマップ。
【図15】目標ステップ数DSRSTPと実際の出力ス
テップ数ASTPの関係を示すマップ。
テップ数ASTPの関係を示すマップ。
【図16】シフトレバー操作位置Xとマニュアルシフト
信号srctの関係を示すマップである。
信号srctの関係を示すマップである。
【図17】シフトレバー操作位置Xまたはマニュアルシ
フト信号srctと指示変速比dGpの関係を示すマップ。
フト信号srctと指示変速比dGpの関係を示すマップ。
【図18】シフトレバー操作位置Xと指示変速比dGp
及びマニュアルアップフラグ、マニュアルダウンフラグ
の関係を示すマップ。
及びマニュアルアップフラグ、マニュアルダウンフラグ
の関係を示すマップ。
【図19】マニュアルシフト信号srctと指示変速比dG
p及びマニュアルダウンフラグFdnと時間の関係を示
すグラフ。
p及びマニュアルダウンフラグFdnと時間の関係を示
すグラフ。
【図20】第2実施形態を示し、シフトレバー操作位置
Xと指示変速比dGpの関係を示すマップ。
Xと指示変速比dGpの関係を示すマップ。
【図21】第1ないし第5の発明に対応するクレーム対
応図である。
応図である。
1 無段変速装置
2 変速制御コントローラ
3 エンジン制御コントローラ
5 シフトレバー
5A セレクトスイッチ
6 入力軸回転センサ
7 出力軸回転センサ
8 マニュアルスイッチ
10 無段変速機
13 マニュアルモード切換スイッチ
100 第1目標変速比設定手段
101 第2目標変速比設定手段
102 変速モード切換手段
103 変速比調整手段
104 変速制御手段
105 指示変速比補正手段
106 変速指令手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−240248(JP,A)
特開 平6−66369(JP,A)
特開 昭60−26847(JP,A)
特開 昭61−115738(JP,A)
特開 昭61−115726(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 59/00 - 61/12
F16H 61/16 - 61/24
F16H 63/40 - 63/48
Claims (5)
- 【請求項1】車両の運転状態に応じて無段変速機の目標
変速比を設定する第1目標変速比設定手段と、 運転者によって操作される変速指令手段からの信号に基
づいて、無段変速機の目標変速比を予め設定した複数の
変速段のうちのひとつに設定する第2目標変速比設定手
段と、 前記第1目標変速比設定手段と第2目標変速比設定手段
とを選択的に切り換える変速モード切換手段と、 前記変速モード切換手段の出力に基づいて無段変速機の
変速比を変更する変速制御手段とを備えた無段変速機の
変速制御装置において、 前記第2目標変速比設定手段は、前記変速指令手段の操
作位置が予め設定した中立位置X=0からアップシフト
側またはダウンシフト側で隣り合う変速段までの間であ
って所定値未満の範囲で変化したときには、前記変速指
令手段の変位量及び方向に応じて隣り合う変速段未満で
指示変速比を設定可能であり、前記操作位置が前記中立
位置X=0に戻ると指示変速比を現在の変速段に復帰さ
せる一方、前記操作位置が所定値以上に変化したときに
は指示変速比を隣り合う変速段に設定し、前記操作位置
が中立位置X=0に戻るまで及び戻った後中立位置にあ
る間は隣り合う変速段を維持する変速比調整手段を備え
たことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】前記変速比調整手段は、無段変速機の入力
軸回転数または車速をパラメータとして、変速指令手段
の変位量及び方向と指示変速比の関係を補正する指示変
速比補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
の無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項3】前記変速比調整手段は、変速指令手段の変
位量及び方向が前記所定値よりも小さい第2の所定値を
超えると、第2の所定値を通過したときの変速指令手段
の操作速度に応じて変速速度を設定することを特徴とす
る請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項4】前記変速比調整手段は、変速指令手段の変
位量及び方向と指示変速比の関係に所定のヒステリシス
または不感帯を設定したことを特徴とする請求項1に記
載の無段変速機の変速制御装置。 - 【請求項5】 前記変速指令手段は、第2目標変速比設
定手段を選択したときに、所定の中立位置へ向けて常時
付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に
記載の無段変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3939797A JP3528498B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 無段変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3939797A JP3528498B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 無段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231926A JPH10231926A (ja) | 1998-09-02 |
JP3528498B2 true JP3528498B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=12551870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3939797A Expired - Fee Related JP3528498B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | 無段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528498B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6525028B2 (ja) * | 2017-06-29 | 2019-06-05 | マツダ株式会社 | シフトレバーを備えた車両における減速度制御装置 |
JP6610618B2 (ja) * | 2017-06-29 | 2019-11-27 | マツダ株式会社 | シフトレバーを備えた車両における減速度制御装置 |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP3939797A patent/JP3528498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10231926A (ja) | 1998-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6801844B2 (en) | Shift control system of continuously variable transmission | |
JP3491423B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH1151170A (ja) | 無段変速機の変速比制御装置 | |
JP3528498B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP3425841B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP3458575B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3458541B2 (ja) | 無段変速機の変速速度制御装置 | |
JP3463443B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP4084238B2 (ja) | 自動変速機の手動変速切り換え制御装置 | |
JP3510399B2 (ja) | 無段変速機の変速速度制御装置 | |
JP4046999B2 (ja) | 無段変速機の手動変速切り替え制御装置 | |
JP3399371B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3493904B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH09196156A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP3414202B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3624640B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3436027B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP3624639B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3627456B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH09196161A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP3292157B2 (ja) | トロイダル式無段変速機の変速制御装置 | |
JP4025064B2 (ja) | 無段変速機の変速モード切り替え時変速制御装置 | |
JP2005090610A (ja) | 車両用無段変速機の制御装置 | |
JPH09203457A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP4162090B2 (ja) | 車両用無段変速機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |