JP3463443B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JP3463443B2 JP1115396A JP1115396A JP3463443B2 JP 3463443 B2 JP3463443 B2 JP 3463443B2 JP 1115396 A JP1115396 A JP 1115396A JP 1115396 A JP1115396 A JP 1115396A JP 3463443 B2 JP3463443 B2 JP 3463443B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機の変速
制御装置に関し、特にマニュアルモードを備えた変速制
御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられる無段変速機としては、
従来からベルト式やトロイダル式があり、これら無段変
速機の変速制御装置では、車速VSPとスロットル開度
TVO(またはアクセル開度)に応じて目標変速比i*
を決定する自動変速モードに加えて、従来のマニュアル
変速機と同様に、所定の目標変速比を設定するマニュア
ルモードを備えたものが知られており、例えば、特開昭
60−26847号公報に開示されるものがある。
【0003】これは、シフトレバーのシフト位置に応じ
て無段変速機の目標変速比を設定しており、車速VSP
やスロットル開度TVOに拘わらず、運転者が所望の変
速比を選択可能としたものである。
【0004】また、図8に示すように、自動変速機のマ
ニュアルモードとして、シフトレバー5のセレクタスイ
ッチ5Aを「H」型のゲートで構成するとともに、自動
変速モードとマニュアルモードを切り換えるマニュアル
モード切換スイッチ13と、マニュアルモードのときに
作動するUPスイッチ8及びDOWNスイッチ9をそれ
ぞれ設け、シフトレバー5の操作に応じて相対的に変速
比(=変速段)を変更するものが従来から知られてお
り、自動変速モード「D」から図中左側へシフトレバー
5を操作すれば、マニュアルモード切換スイッチ13が
OFFからONになって、従来のマニュアル変速機と同
様のマニュアルモードとなり、シフトレバー5を図中
「+」側へストロークさせれば、UPスイッチ8がON
となってアップシフトを指令する一方、同様にシフトレ
バー5を「−」側へストロークさせればDOWNスイッ
チ9がONとなってダウンシフトを指令し、現在の変速
比(又は変速段)に対して相対的に変速比を変更するも
ので、このような変速制御を以下、シーケンシャルシフ
トとする。なお、図中「P」、「R」、「N」はそれぞ
れ、パーキング、後進、ニュートラルを示す。
【0005】変速比を連続的に変更可能な無段変速機の
変速制御装置においても、自動変速モードに加えて、マ
ニュアルモードとして、上記のようなシーケンシャルシ
フトを容易に実現することができ、例えば、図9に示す
ように、マニュアルモードの変速段GPの数を6速とし
た場合、各変速段GPに応じて目標変速比i(1)〜i
(6)を予め設定し、上記図8のようなシフトレバー5
の「+」又は「−」側への操作に応じて、順次相対的に
目標変速比i(n)を切り換える。マニュアルモードで
は、手動で決定される目標変速比i(n)に応じて、従
来のマニュアル変速機の変速段と同様に操作することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような無段変速機の変速制御装置では、手動変速用のシ
フトレバーの位置又は変位にのみしたがって変速比が決
定されるため、従来のマニュアル変速機と同様に、アク
セルペダルのON−OFFに応じて加減速が行われてギ
クシャクし、運転者や搭乗者に不快感を与える場合があ
るという問題があり、このアクセルペダルのON−OF
Fに伴う不快な加減速を緩和するためには、マニュアル
変速機と同様にして、エンジン制御装置側で燃料制御を
行う必要があるが、自動変速モードとマニュアルモード
を備えた無段変速機では、変速モードの切り換えに応じ
てエンジンの制御内容を切り換える必要があり、装置が
複雑となるという問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、無段変速機のマニュアルモードで、アクセ
ルペダルのON−OFFに伴う不快な加減速を、変速機
側で緩和することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図10に
示すように、車速VSPとエンジンの負荷に応じて無段
変速機60の目標変速比i*を設定する自動変速制御手
段61と、運転者によって操作される手動変速指令手段
63からの信号に基づいて、無段変速機60の目標変速
比i*を予め設定した複数の変速段GPのうちのひとつ
に設定する手動変速制御手段62と、前記自動変速制御
手段61と手動変速制御手段62とを選択的に切り換え
る変速モード切換手段64とを備えた無段変速機の変速
制御装置において、アクセルペダルの開度TVOを検出
するアクセル開度検出手段65と、前記変速モード切換
手段64が手動変速制御手段62を選択したときに、
記手動変速指令手段からの信号によって決定される変速
段GPに応じた目標変速比i*をアクセルペダル開度T
VOに基づいて補正する補正手段66とを備え、前記手
動変速制御手段は実際の変速比が前記補正された目標変
速比と一致するように制御を行う。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記補正手段66は、車速VSPまたはエンジン
回転数Neを検出する運転状態検出手段67と、この運
転状態の検出結果に応じて前記目標変速比i*の補正範
囲を変更する補正範囲変更手段68とを備える。
【0010】
【作用】したがって第1の発明は、変速モード切換手段
によって、無段変速機の目標変速比i*を自動変速制御
手段と手動変速制御手段を切り換えて、自動変速制御手
段を選択した自動変速モードでは、車速とエンジンの負
荷に応じて無段変速機の目標変速比i*が連続的に設定
される一方、手動変速制御手段を選択したマニュアルモ
ードでは、運転者が操作する手動変速指令手段からの信
号に基づいて、無段変速機の目標変速比i*を予め設定
した複数の変速段GPのうちのひとつに設定される。そ
して、手動変速制御手段へ切り換えたマニュアルモード
では、所定の変速段GPを維持しながら、変速段GPに
応じた目標変速比i*をアクセルペダルの開度に基づい
て変更でき、マニュアルモードでアクセルペダルをON
−OFFした際の不快な加減速を、目標変速比i*の変
更によって緩和することができる。
【0011】また、第2の発明は、マニュアルモードで
は、目標変速比i*の補正範囲を車速またはエンジン回
転数に基づいて変更するため、アクセルペダルをON−
OFFした際の不快な加減速を、運転状態に拘わらず緩
和することができる。
【0012】
【実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1は、無段変速装置1を2つのパワーロ
ーラ18、20の傾転角に応じて変速比を連続的に変更
するトロイダル型の無段変速機10で構成した場合を示
し、無段変速装置1は、変速制御コントローラ2からの
指令に応じて無段変速機10の変速比を制御する油圧制
御装置4を備える。
【0014】無段変速機10は、エンジンとトルクコン
バータ12との間に前後進切換装置40を介装するとと
もに、油圧ポンプ84から油圧を供給された油圧制御装
置4によって変速比iの変更などを行うものである。な
お、トルクコンバータ12は発進要素として配設された
もので、所定の速度以上では図示しないロックアップ
(LU)クラッチが作動して、エンジンと無段変速機1
0の入力軸は直結される。
【0015】無段変速装置1の油圧制御装置4は、マイ
クロコンピュータを主体に構成された変速制御コントロ
ーラ2からの指令に応じて駆動されるステップモータ6
1を備え、このステップモータ61が図示しないバルブ
などを駆動することで、変速比の変更が行われる。
【0016】変速制御コントローラ2は、エンジン制御
コントローラ3から入力されたエンジン回転数Ne及び
スロットル開度TVO(又はアクセル開度)と、シフト
レバー5のセレクタスイッチ5Aからのセレクタ位置
と、無段変速機10に配設された入力軸回転センサ6及
び出力軸回転センサ7からの入力軸回転数Nin及び出力
軸回転数Nout(=車速VSP)をそれぞれ読み込ん
で、車両の運転状態に応じた目標変速比i*を演算す
る。
【0017】なお、出力軸回転センサ7は、車速VSP
を検出する車速センサとして機能し、変速制御コントロ
ーラ2は出力軸回転数Noutに所定の定数を乗じて車速
VSPを演算する。
【0018】そして、変速制御コントローラ2は、演算
した目標変速比i*に基づいて油圧制御装置4のステッ
プモータ61を駆動して、トロイダル型無段変速機10
のパワーローラ18、20の傾転角が目標変速比i*に
一致するように駆動するものであり、無段変速機10の
実変速比に応じてフィードバック制御などが行われる。
【0019】ここで、変速制御コントローラ2は、図2
に示すように、演算処理を行うCPU50を主体とし
て、記憶手段としてのRAM51、ROM52を有し、
さらにエンジン制御コントローラ3からのスロットル開
度TVOを読み込むA/Dコンバータ53、同じくエン
ジン制御コントローラ3からのエンジン回転数Ne、無
段変速機10の入出力軸の回転数Nin、Nout(=車速
VSP)を入力するカウンタ54、シフトレバー5のセ
レクタスイッチ5A等の信号を読み込むデジタルI/O
55、そして、油圧制御装置4のステップモータ61を
駆動するデジタルI/O56から構成される。
【0020】ここで、変速制御コントローラ2のROM
52等の記憶手段には、自動変速モードとマニュアルモ
ードの2つの変速モードに対応した複数の変速マップが
予め格納されており、これらの変速モードに対応するた
め、シフトレバー5は前記従来例の図8と同様に、
「H」型のゲートを備え、自動変速モードである「D」
レンジに加えて、自動変速ないしマニュアルモードの一
方を選択する変速モード切換手段としてのマニュアルモ
ード切換スイッチ13を備える。
【0021】そして、セレクタスイッチ5Aのマニュア
ルモードには、シフトレバー5の前後方向(図8の上下
方向)の操作に応じて順次相対的に変速段GPを変更す
るUPスイッチ8とDOWNスイッチ9とを備えてい
る。
【0022】なお、マニュアルモードの変速段は前記従
来例と同様に変速制御コントローラ2で予め設定されも
ので、ここでは、前記従来例と同じく6速の変速段GP
で構成した場合を示し、マニュアルモードの変速マップ
は、図9と同様にして、1速〜6速の各変速段GP=1
〜6に応じて所定の目標変速比i(1)〜i(6)がそ
れぞれ設定され、これら目標変速比i(n)は変速段の
増大に応じてHi側、すなわち、変速比が減少するよう
に設定される。
【0023】一方、シフトレバー5で「D」レンジの自
動変速モードを選択した場合には、従来の無段変速機の
変速制御装置と同様に、エンジン負荷を示すスロットル
開度TVO(又はアクセル開度)と車速VSPに応じた
図示しない変速マップによって目標変速比i*を決定す
る。
【0024】ここで、本実施形態における制御の概要
は、図3に示すように変速制御コントローラ2が、エン
ジン制御コントローラ3からのエンジン回転数Ne、出
力軸回転センサ7から信号Noutに基づく車速VSP、
エンジン制御コントローラ3のスロットル開度センサ3
0からのスロットル開度TVO、セレクタスイッチ5A
のマニュアルモード切換スイッチ13から検出した変速
モード、セレクタスイッチ5AのUPスイッチ8または
DOWNスイッチ9からの信号を入力として、無段変速
装置1のステップモータ61へ所定のパルスを出力する
ものである。
【0025】次に、変速制御コントローラ2で行われる
制御の一例を図4、図5のフローチャートに示し、これ
らフローチャートを参照しながら詳述する。なお、フロ
ーチャートは所定時間毎に実行されるものであり、図4
はメインルーチンを、図5はマニュアルモードのサブル
ーチンを示す。
【0026】図4のステップS1では、各種センサより
データを読み込んで車両の運転状態を検出するもので、
エンジン回転数Ne、スロットル開度TVOをエンジン
制御コントローラ3から読み込むとともに、無段変速装
置1から入力軸回転数Nin、出力軸回転数Nout(車速
VSP)及びシフトレバー5のセレクタスイッチ5Aか
らの信号を読み込む。
【0027】そして、ステップS2では、セレクタスイ
ッチ5Aのマニュアルモード切換スイッチ13の信号を
読み込んで、現在のシフト位置がマニュアルモード又は
自動変速モード「D」のどちらにあるかを判定し、図8
において、シフトレバー5が図中左側に操作されてマニ
ュアルモード切換スイッチ13がONとなるマニュアル
モードであればステップS3へ進む一方、マニュアルモ
ード切換スイッチ13がOFFとなる自動変速モードで
あればステップS4へ進んで、上記したように車速VS
Pとスロットル開度TVOに応じた目標変速比i*を設
定する。
【0028】ステップS3で行われるマニュアルモード
の変速制御は、図5に示すステップS10〜S16のフ
ローチャートに基づいて行われ、以下、このマニュアル
モードの変速制御について詳述する。
【0029】まず、ステップS10では、図8に示した
UPスイッチ8がOFFからONに変化したか(信号の
立ち上がり)を判定し、UPスイッチ8がONに変化し
ていればステップS11の処理へ進んで、現在の変速段
GPに1を加算して1段アップシフトする。
【0030】一方、ステップS12では、シフトレバー
5が操作されてDOWNスイッチ9がOFFからONに
変化したか(信号の立ち上がり)を判定し、DOWNス
イッチ9がONに変化していればステップS13の処理
へ進んで、現在の変速段GPから1を減算して1段ダウ
ンシフトする。
【0031】なお、図示はしないが、変速段GPの最小
値は1、最大値は6にそれぞれ規制される。
【0032】変速段GPが決定されると、ステップS1
4では、仮目標変速比i0*に変速段GPに応じた変速比
iを設定する。
【0033】次に、ステップS15では、図6に示すマ
ップから変速幅Δiを演算する。
【0034】Δi=f(TVO) …(1) 図6に示した変速幅Δiは、スロットル開度TVOに応
じて変化するよう予め設定されるもので、ここでは、ス
ロットル開度TVOが大きくなるにつれて変速幅Δiも
大きくなるように設定される。
【0035】そして、スロットル開度TVOに応じて求
めた変速幅ΔiとステップS14で求めた仮目標変速比
i0*から目標変速比i*を次のように求める。
【0036】i* = i0*+Δi …(2) こうして、変速段GPに応じた目標変速比i*を、スロ
ットル開度TVOに基づいて補正してから図4のメイン
ルーチンへ復帰し、図4のステップS5で無段変速機1
0の実変速比が目標変速比i*に一致するようステップ
モータ61等のアクチュエータを駆動する。
【0037】このように、マニュアルモードでは、シフ
トレバー5で設定された変速段GPに応じた目標変速比
i*を、スロットル開度TVOに基づいて補正するた
め、例えば、アクセルペダルを踏み込んだ状態からOF
Fにすれば、図6のマップのようにスロットル開度TV
Oに基づいて変速幅Δiが減少するため、同一の変速段
GPを維持しながらも目標変速比i*をLow側(変速
幅Δiが大)からHi側(変速幅Δiが小)へ変更する
ことができ、逆に、アクセルペダルを解放した状態から
踏み込めば、同一の変速段GPを維持しながら、目標変
速比i*をHi側からLow側へ変更でき、前記従来例
のようなアクセルペダルのON−OFFに伴う不快な加
減速を、変速制御コントローラ2側で緩和することがで
き、前記従来例に示したようなエンジン制御コントロー
ラ3側での制御内容の変更が不要となって、製造コスト
の増大を抑制しながらマニュアルモードへ切換可能な無
段変速機を搭載した車両の乗心地を向上させなることが
可能となるのである。
【0038】図7は第2の実施形態を示し、上記第1実
施形態のスロットル開度TVOに応じた変速幅Δiのマ
ップを、エンジン回転数Neまたは車速VSPに応じて
変更可能としたもので、その他の構成は上記第1実施形
態と同様である。
【0039】上記のようなマニュアルモードでは、エン
ジン回転数Neや車速VSPの大きい運転領域でアクセ
ルペダルのON−OFFを行うと、加減速が増大して運
転者や搭乗者に与える不快感も大きくなるが、図7のマ
ップのように、スロットル開度TVOに伴って増大する
変速幅Δiを、エンジン回転数Neまたは車速VSPの
増大に応じて大きくなるように変更することで、アクセ
ルペダルのON−OFFに伴う加減速を車両の運転状態
に応じて緩和することができ、マニュアルモードへ切換
可能な無段変速機を搭載した車両の乗心地をさらに向上
させることが可能となる。
【0040】なお、上記実施形態において、マニュアル
モード切換スイッチ13、UPスイッチ8、DOWNス
イッチ9をシフトレバー5の変位に応じて操作する例を
示したが、図示はしないが、これらのスイッチをハンド
ルや、インストゥルメントパネル等に配置しても良い。
【0041】また、無段変速機10をトロイダル型で構
成した一例を示したが、図示はしないが、ベルト式等で
構成してもよく、また、変速段GPも上記のような6速
に限定されることはなく、任意の変速段数に設定するこ
とができる。
【0042】また、上記変速幅Δiを図6、図7のよう
なマップとしたが、関数などとして予め設定してもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、手動
変速制御手段へ切り換えたマニュアルモードでは、所定
の変速段GPを維持しながら、変速段GPに応じた目標
変速比i*をアクセルペダルの開度に基づいて補正する
ことで、マニュアルモードでアクセルペダルをON−O
FFした際の不快な加減速を、目標変速比i*の変更に
よって緩和することが可能となり、マニュアルモードへ
切換可能な無段変速機を備えた車両の乗心地を向上させ
ることができる。
【0044】また、第2の発明は、マニュアルモードで
は、目標変速比i*の補正範囲を車速またはエンジン回
転数に基づいて変更するため、アクセルペダルをON−
OFFした際の不快な加減速を、運転状態に拘わらず緩
和することができ、マニュアルモードへ切換可能な無段
変速機を備えた車両の乗心地をさらに向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す無段変速装置のブロ
ック図。
【図2】変速制御コントローラの詳細を示すブロック
図。
【図3】マニュアルモードの変速制御の概念図。
【図4】変速制御コントローラで行われる制御の一例を
示すメインルーチンのフローチャート。
【図5】同じくマニュアルモード制御の一例を示すサブ
ルーチンのフローチャート。
【図6】変速幅Δiとスロットル開度TVOの関係を示
すマップ。
【図7】第2の実施形態を示し、変速幅Δiとスロット
ル開度TVOの関係を示すマップ。
【図8】マニュアルモードを備えた無段変速機のシフト
レバーの平面図。
【図9】無段変速機のマニュアルモードの変速マップ
で、車速VSPと目標入力軸回転数との関係を示す。
【図10】第1または第2の発明に対応するクレーム対
応図である。
【符号の説明】
2 変速制御コントローラ 3 エンジン制御コントローラ 4 油圧制御装置 5 シフトレバー 6 入力軸回転センサ 7 出力軸回転センサ 8 UPスイッチ 9 DOWNスイッチ 10 無段変速機 12 トルクコンバータ 13 マニュアルモード切換スイッチ 18、20 パワーローラ 40 前後進切換装置 61 ステップモータ 84 油圧ポンプ 50 CPU 51 RAM 52 ROM 53 A/D 54 カウンタ 55、56 デジタルIO 60 無段変速機 61 自動変速制御手段 62 手動変速制御手段 63 手動変速指令手段 64 変速モード切換手段 65 アクセル開度検出手段 66 補正手段 67 運転状態検出手段 68 補正範囲変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 59:44 F16H 59:44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車速とエンジンの負荷に応じて無段変速機
    の目標変速比を設定する自動変速制御手段と、 運転者によって操作される手動変速指令手段からの信号
    に基づいて、無段変速機の目標変速比を予め設定した複
    数の変速段のうちのひとつに設定する手動変速制御手段
    と、 前記自動変速制御手段と手動変速制御手段とを選択的に
    切り換える変速モード切換手段とを備えた無段変速機の
    変速制御装置において、 アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度検出手段
    と、 前記変速モード切換手段が手動変速制御手段を選択した
    ときに、前記手動変速指令手段からの信号によって決定
    される変速段に対応する目標変速比をアクセルペダルの
    開度に基づいて補正する補正手段とを備え、前記手動変
    速制御手段は実際の変速比が前記補正された目標変速比
    と一致するように制御を行うことを特徴とする無段変速
    機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、車速またはエンジン回
    転数を検出する運転状態検出手段と、 この運転状態の検出結果に応じて前記目標変速比の補正
    範囲を変更する補正範囲変更手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置。
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