JP3430927B2 - トロイダル型無段変速機用変速制御装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機用変速制御装置

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JP3430927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マニュアル変速
モード付きのトロイダル型無段変速機用の変速制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マニュアル変速モード付きのトロイダル
型無段変速機用の変速制御装置としては従来、例えば本
願出願人が先に特開平9−196156号公報にて開示
したものが知られており、この変速制御装置は、トロイ
ダル型無段変速機搭載車両の車速とその無段変速機の到
達入力ディスク回転数との関係を規定する変速線を、通
常の自動変速モード用のものの他に、マニュアル変速モ
ード用に、あらかじめ設定された複数変速段の各々につ
いて一本ずつ持ち、前記車両の運転者がマニュアル変速
モードを選択してシフトレバー等を操作することにより
変速段を指示すると、その指示された変速段に対応する
変速線を用いて車速に対する到達入力ディスク回転数を
求め、その到達入力ディスク回転数を達成するように前
記無段変速機の変速比を制御することで、その無段変速
機の変速比を上記指示された変速段に対応する一定変速
比に維持して、その無段変速機を擬似的に有段変速機と
して作動させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トロイダル
型無段変速機においては一般に、エンジン出力の変化に
よって入力トルクが変化すると、パワーローラに加わっ
ている力のバランスが変化し、パワーローラの支持部材
に連結されたリンクを介して変速制御弁が動かされると
ともにパワーローラの支持部材を駆動するピストンが動
かされて、入力トルクの増大時は図8(a)のa部に示
すように変速比増大側へ、また入力トルクの減少時は変
速比減少側へ変速比が急速に変化する、いわゆるトルク
シフトが発生する。そしてこのトルクシフトが発生する
と、上記従来の変速制御装置は、図8(a)のb部に示
すように、フィードバック制御によって、直ちに変速比
をその変化した値から本来の値に戻すよう無段変速機を
制御する。
【0004】かかるトルクシフトによる変速比のハンチ
ングは、変速比を無段階に変化させる自動変速モードで
は運転者にさほど違和感を与えることがないが、変速比
を一定に維持すべきマニュアル変速モードでは変速比が
予期せずふらつくことになるため運転者に違和感を与え
ることになる。そしてこの問題を解決すべく上記フィー
ドバック制御の応答性を高めても、トルクシフトを生じ
させるパワーローラの動きは急速ゆえそれを完全に抑え
るのは困難である。
【0005】そこで、本願発明者が上記トルクシフトの
問題を別の方向から検討すべく、トルクシフトの特性に
ついて解析したところ、トルクシフトは入力トルクが未
だ比較的小さい段階で変化する間、例えばスロットル開
度が0と1/8との間で変化する間に殆ど終了し、その
後さらに入力トルクが増大しても変速比は殆ど変化しな
くなるということが判明した。またトルクシフトによる
変速比の変化量は変速比が大きい程大きくなるというこ
とも判明した。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は上述の点に鑑みて前記課題を有利に解決した変
速制御装置を提供することを目的とするものであり、こ
の発明のトロイダル型無段変速機用変速制御装置は、ト
ルクシフトを減少させるトルクシフト補償を行うととも
に、自動変速モードとマニュアル変速モードとを選択可
能で、そのマニュアル変速モードの選択時に、運転者に
指示された変速段に対応する所定の変速比を維持するよ
うに無段変速機を制御するトロイダル型無段変速機用変
速制御装置において、前記無段変速機の入力トルクを検
出する入力トルク検出手段と、前記マニュアル変速モー
ドの選択時に、前記トルクシフト補償を止めて、前記入
力トルク検出手段が検出した入力トルクの変化によるト
ルクシフト後の変速比を前記無段変速機が維持するよう
に制御する変速比維持手段と、を具えることを特徴とす
るものである。
【0007】かかる変速制御装置にあっては、入力トル
ク検出手段が、トロイダル型無段変速機の入力トルクを
検出し、変速比維持手段が、マニュアルモード選択時
に、トルクシフト補償を止めて、入力トルク検出手段が
検出した入力トルクが変化するとその入力トルクの変化
によるトルクシフト後の変速比を無段変速機が維持する
ようにその無段変速機を制御する。
【0008】従ってこの変速制御装置によれば、マニュ
アルモード選択時にトルクシフトが発生して変速比が変
化しても、変速比がその変化後の状態に維持されて、ハ
ンチングすることがないので、トロイダル型無段変速機
のトルクシフトで運転者に違和感を与えることを有効に
防止することができる。
【0009】なお、この発明においては、前記変速比維
持手段は、前記無段変速機の変速比を規定する変速線
を、あらかじめ設定された複数変速段の各々について前
記無段変速機の入力トルクに応じて複数本ずつ持ち、前
記入力トルク検出手段が検出した入力トルクに応じて、
指示された変速段に対応する複数本の変速線のうちのそ
の変化後の入力トルクに応じた変速線を用いて前記無段
変速機の変速比を制御するものとしても良く、このよう
にすれば、従来の変速制御装置において各変速段の変速
線の本数を増やしてそれらを適宜選択使用するようにす
ることで前記変速比維持手段を容易に構成し得るので、
入力トルクの変化によるトルクシフト後の変速比を無段
変速機に維持させる制御を容易に実現することができ
る。
【0010】また、この発明においては、前記変速比維
持手段は、前記変速線を前記複数変速段の各々について
二本ずつ持ち、前記入力トルク検出手段が検出した入力
トルクが最小と所定値との間の範囲内にある時、指示さ
れた変速段に対応する前記二本の変速線での車速に対す
る前記無段変速機の目標入力回転数をそれぞれ求め、そ
れら求めた目標入力回転数を前記入力トルクに応じて補
間して中間目標入力回転数を求めて、その中間目標入力
回転数を達成するように前記無段変速機の変速比を制御
するものとしても良く、このようにすれば、二本の変速
線の間を入力トルクに応じて補間して中間目標入力回転
数を求めて、その中間目標入力回転数を達成するように
変速比を制御するので、多数本の変速線を用いずに、入
力トルクの変化に応じて無段変速機の変速比をトルクシ
フト後の変速比に滑らかに変化させることができる。
【0011】そして、この発明においては、前記入力ト
ルク検出手段は、前記無段変速機を搭載する車両のスロ
ットル開度に基づいて入力トルクを検出するものとして
も良く、このようにすれば、従来の変速制御装置におい
て自動変速モードのために検出しているスロットル開度
を用いることで前記入力トルク検出手段を容易に構成し
得るので、無段変速機の入力トルクを容易に検出するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1は、この発明の変速制御装置の一実施例を、そ
の変速制御装置を具えるトロイダル型無段変速機の軸線
に対し直角方向の断面とともに示す構成図、また図2
は、上記無段変速機の軸線方向断面を示す断面図であ
る。
【0013】先ず、上記無段変速機の主要部であるトロ
イダル伝動ユニットを説明するに、このトロイダル伝動
ユニットは、図示しないエンジンからの回転を伝達され
る入力軸20を具え、この入力軸20は、図2に明示す
るように、エンジンから遠い端部を変速機ケース21内
に軸受22を介して回転自在に支持されるとともに、中
央部を変速機ケース21の中間壁23内に軸受24およ
び中空出力軸25を介して回転自在に支持されている。
入力軸20上には入出力コーンディスク1,2がそれぞ
れ回転自在に支持され、これら入出力コーンディスク
は、トロイド曲面1a,2aが相互に対向するよう配置
されている。そして入出力コーンディスク1,2の対向
するトロイド曲面間には、入力軸20を挟んでその両側
に配置された一対のパワーローラ3が介在し、これらの
パワーローラ3を入出力コーンディスク1,2間に挟圧
するために、以下の構成が採用されている。
【0014】すなわち、入力軸20の軸受け22で支持
された端部に、ローディングナット26が螺合され、こ
のローディングナット26により抜け止めされて入力軸
20上に回転係合されたカムディスク27と、入力コー
ンディスク1のトロイド曲面1aから遠い方の端面との
間にローディングカム28が介在し、このローディング
カムを介して、入力軸20からカムディスク27への回
転が入力コーンディスク1に伝達されるようになってい
る。ここで、入力コーンディスク1の回転は両パワーロ
ーラ3の回転を介して出力コーンディスク2に伝わり、
この伝動中ローディングカム28は伝達トルクに比例し
たスラストを発生して、パワーローラ3を入出力コーン
ディスク1,2間に挟圧し、パワーローラ3を介しての
入出力コーンディスク1,2間の動力伝達を可能ならし
める。
【0015】出力コーンディスク2は出力軸25に楔着
され、この出力軸25の軸上には出力歯車29が一体回
転するよう嵌着されている。出力軸25はさらに、ラジ
アル兼スラスト軸受30を介して変速機ケース21の端
蓋31内に回転自在に支持され、この端蓋31内には別
にラジアル兼スラスト軸受32を介して入力軸20が回
転自在に支持されている。ここで、ラジアル兼スラスト
軸受30,32はスペーサ33を介して相互に接近し得
ないよう突き合わされ、また相互に遠去かる方向へも相
対変位不能になるよう、対応する出力歯車29および入
力軸20に対し軸線方向に衝接されている。従って、ロ
ーディングカム28によって入出力コーンディスク1,
2間に作用するスラストは、ここではスペーサ33を挟
むような内力となり、変速機ケース21に作用すること
がない。
【0016】各パワーローラ3は、図1にも示すよう
に、トラニオン41に回転自在に支持されており、該ト
ラニオン41は各々、上端を球面継手42によりアッパ
リンク43の両端に回転自在および揺動自在に、また下
端を球面継手44によりロアリンク45の両端に回転自
在および揺動自在に連結されている。そしてアッパリン
ク43およびロアリンク45は、両トラニオン41を相
互逆向きに同期して上下動させ得るように、中央部を球
面継手46,47により変速機ケース21に上下方向揺
動可能に支持されている。
【0017】このように両トラニオン41を相互逆向き
に同期して上下動させることにより変速を行う変速制御
装置を、図1に基づいて次に説明する。各トラニオン4
1には、これらを個々に上下方向へストロークさせるた
めのピストン6が設けられ、両ピストン6の両側には、
それぞれ上方室51,52および下方室53,54が画
成され、そして両ピストン6を相互逆向きにストローク
制御するために、変速制御弁5が設置されている。ここ
で、変速制御弁5は、スプール型の内弁体5aとスリー
ブ型の外弁体5bとを相互に摺動自在に嵌合して具え、
外弁体5bを弁外筐5cに摺動自在に嵌合して構成され
ている。
【0018】上記の変速制御弁5は、入力ポート5dが
圧力源55に接続され、一方の連絡ポート5eがピスト
ン室51,54に、また他方の連絡ポート5fがピスト
ン室52,53にそれぞれ接続されている。そして内弁
体5aが、一方のトラニオン41の下端に固着されたプ
リセスカム7のカム面に、ベルクランク型の変速レバー
8を介して共働し、外弁体5bが、変速アクチュエータ
としてのステップモータ4に、ラックアンドピニオン型
式で駆動係合されている。
【0019】変速制御弁5の操作指令は、アクチュエー
タ駆動位置指令Astep(ステップ位置指令)に応動
するアクチュエータ(ステップモータ)4から、ラック
アンドピニオンを介し外弁体5bにストロークとして与
えられる。この操作指令により、変速制御弁5の外弁体
5bが内弁体5aに対し相対的に中立位置から例えば図
1の位置に変位されて変速制御弁5が開く時、圧力源5
5からの流体圧(ライン圧PL )が室52,53に供給
される一方、他の室51,54がドレンされ、また変速
制御弁5の外弁体5bが内弁体5aに対し相対的に中立
位置から上記と逆方向に変位されて変速制御弁5が開く
時、圧力源55からの流体圧が室51,54に供給され
る一方、他の室52,53がドレンされ、これにより、
両トラニオン41は流体圧でピストン6を介して図中、
対応した上下方向へ相互逆向きに変位される。
【0020】この両トラニオン41の変位により両パワ
ーローラ3は、回転軸線O1 が入出力コーンディスク
1,2の回転軸線O2 と交差する図示位置からオフセッ
ト(オフセット量y)されることになり、該オフセット
によりパワーローラ3は、入出力コーンディスク1,2
からの首振り分力で、自己の回転軸線O1 と直行する首
振り軸線O3 の周りに傾転(傾転角φ)されて無段変速
を行うことができる。
【0021】かかる変速中、一方のトラニオン41の下
端に結合したプリセスカム7は、変速リンク8を介し
て、トラニオン41およびパワーローラ3の上述した上
下動(オフセット量y)および傾転角φを変速制御弁5
の内弁体5aに機械的にxで示す如くフィードバックす
る。そして上記の無段変速により、ステップモータ4へ
のアクチュエータ駆動位置指令Astepに対応した変
速比指令値が達成される時、上記のプリセスカム7を介
した機械的フィードバックが、変速制御弁5の内弁体5
aをして外弁体5bに対し相対的に初期の中立位置に復
帰させ、それと同時に、両パワーローラ3が、回転軸線
1 が入出力コーンディスク1,2の回転軸線O2 と交
差する図示位置に戻ることで、上記変速比指令値の達成
状態を維持する。
【0022】なお、パワーローラ傾転角φを変速比指令
値に対応した値にすることが制御の狙いであるから、基
本的にプリセスカム7はパワーローラ傾転角φのみをフ
ィードバックすればよいことになるが、ここでパワーロ
ーラオフセット量yをもフィードバックする理由は、変
速制御が振動的になるのを防止するダンピング効果を与
えて、変速制御のハンチング現象を回避するためであ
る。
【0023】ステップモータ4へのアクチュエータ駆動
位置指令Astepは、コントローラ61により決定す
る。これがためコントローラ61には図1に示すよう
に、エンジンスロットル開度TVOを検出するスロット
ル開度センサ62からの信号、車速VSPを検出する車
速センサ63からの信号、入力コーンディスク1の回転
数Ni (エンジン回転数Ne でもよい)を検出する入力
回転センサ64からの信号、出力コーンディスク2の回
転数No を検出する出力回転センサ65からの信号、変
速機作動油温TMPを検出する油温センサ66からの信
号、前記油圧源55からのライン圧PL を検出する(通
常は、ライン圧PL をコントローラ61で制御するから
コントローラ61の内部信号から検知する)ライン圧セ
ンサ67からの信号、およびエンジン回転数Ne を検出
するエンジン回転センサ68からの信号がそれぞれ入力
される。
【0024】コントローラ61は上記の各種入力情報を
もとに、車両の運転者による図示しないシフトレバーの
操作によって選択された変速モードに応じて、ステップ
モータ4へのアクチュエータ駆動位置指令Astep
(変速指令値)を決定する。なお、この実施例の変速制
御装置は自動変速モードの他にマニュアル変速モードを
選択可能とされており、これがためこの実施例では、コ
ントローラ61は図3に示す如き構成を具えるように機
能し、先ず変速マップ選択部71は、図1のセンサ66
で検出した油温TMPや、排気浄化触媒の活性化運転中
か否か、そして上記変速モードの何れが選択されている
か等、各種条件に応じて変速マップを選択する。
【0025】上記選択された変速マップが例えば図4に
示す自動変速モード用の変速線図に対応するものである
場合について説明すると、到達入力回転数算出部72
は、図1のセンサ62,63でそれぞれ検出したスロッ
トル開度TVOと車速VSPとから、図4の変速線図に
対応したその変速マップをもとに、現在の運転状態での
定常的な目標入力回転数とすべき到達入力回転数Ni *
を検索して求める。到達変速比演算部73は、到達入力
回転数Ni * を、図1のセンサ65により検出した変速
機出力回転数NO で除算することにより、到達入力回転
数Ni * に対応する定常的な目標変速比である到達変速
比i* を演算により求める。
【0026】変速時定数算出部74は、上記シフトレバ
ーの操作で選択されるレンジ(前進通常走行レンジD、
前進スポーツ走行レンジDS )や、車速VSPおよびス
ロットル開度TVOや、アクセルペダル操作速度や、後
述する目標変速比との変速比偏差などの各種条件に応じ
て変速制御の時定数Tsftを決定する。ここにおける
変速時定数Tsftは、到達変速比i* に対する変速の
応答性を決定して変速速度を定めるためのもので、目標
変速比算出部75は、到達変速比i* を変速時定数Ts
ftで定めた変速応答をもって実現するための過渡的な
時時刻々の目標変速比Ratio0を算出する。
【0027】入力トルク算出部76は周知の方法により
変速機入力トルクTi を求めるもので、先ずスロットル
開度TVOおよびエンジン回転数Ne からエンジン出力
トルクを求め、次いでトルクコンバータの入出力回転数
(Ne ,Ni )比である速度比からトルクコンバータの
トルク比tを求め、最後にエンジン出力トルクにトルク
比tを乗じて変速機入力トルクTi を算出する。そして
トルクシフト補償変速比算出部77は、上記の過渡的な
目標変速比Ratio0および当該変速機入力トルクT
i から、トロイダル型無段変速機に特有の前述したトル
クシフトを自動変速モードにおいて減少させるためのト
ルクシフト補償変速比TSrtoを算出する。
【0028】ここでトロイダル型無段変速機のトルクシ
フトを補足説明するに、トロイダル型無段変速機の伝動
中においては前記した如くにパワーローラ3を入出力コ
ーンディスク1,2間に挟圧することからトラニオン4
1の変形が発生し、入力トルクが変化するとその変形量
が変化し、これにより当該トラニオンの下端におけるプ
リセスカム7の位置が変化してプリセスカム7および変
速リンク8よりなる機械的フィードバック系の系路長変
化を惹起し、また入力トルクが変化するとトラニオン4
1を介してピストン6も動かされ、これらが上記のトル
クシフトを生起させるということが判明している。従っ
てトロイダル型無段変速機のトルクシフトによる変速比
の変化量は目標変速比Ratio0および変速機入力ト
ルクTiによって異なり、トルクシフト補償変速比算出
部77はこれらの2次元マップからトルクシフト補償変
速比TSrtoを検索により求める。
【0029】実変速比算出部78は、変速機入力回転数
i を変速機出力回転数NO で除算することにより実変
速比Ratio(=Ni /NO )を算出し、変速比偏差
算出部79は、前記した目標変速比Ratio0から実
変速比Ratioを差し引いて、両者間における変速比
偏差RtoERR(=Ratio0−Ratio)を求
める。
【0030】第1フィードバック(FB)ゲイン算出部
80は、変速比偏差RtoERRに応じた周知のPID
制御(Pは比例制御、Iは積分制御、Dは微分制御)に
よる変速比フィードバック補正量を算出する時に用い
る、それぞれの制御のフィードバックゲインのうち、変
速機入力回転数Ni および車速VSPに応じて決定すべ
き第1の比例制御用フィードバックゲインfbpDAT
A1、積分制御用フィードバックゲインfbiDATA
1、および微分制御用フィードバックゲインfbdDA
TA1を求める。これら第1のフィードバックゲインf
bpDATA1,fbiDATA1,fbdDATA1
は、変速機入力回転数Ni および車速VSPの2次元マ
ップとして予め定められていて、第1フィードバックゲ
イン算出部80は、このマップを基に、変速機入力回転
数Ni および車速VSPから検索によりそれらの値を求
める。
【0031】第2フィードバック(FB)ゲイン算出部
81は、上記PID制御による変速比フィードバック補
正量を算出する時に用いるフィードバックゲインのう
ち、変速機作動油温TMPおよびライン圧PL に応じて
決定すべき第2の比例制御用フィードバックゲインfb
pDATA2、積分制御用フィードバックゲインfbi
DATA2、および微分制御用フィードバックゲインf
bdDATA2をそれぞれ求める。これら第2のフィー
ドバックゲインfbpDATA2,fbiDATA2,
fbdDATA2は、作動油温TMPおよびライン圧P
L の2次元マップとして予め定められていて、第2フィ
ードバックゲイン算出部81は、このマップを基に、作
動油温TMPおよびライン圧PL から検索によりそれら
の値を求める。
【0032】フィードバックゲイン算出部83は、上記
第1のフィードバックゲインおよび第2のフィードバッ
クゲインを対応するもの同士掛け合わせて、比例制御用
フィードバックゲインfbpDATA(=fbpDAT
A1×fbpDATA2)、積分制御用フィードバック
ゲインfbiDATA(=fbiDATA1×fbiD
ATA2)、および微分制御用フィードバックゲインf
bdDATA(=fbdDATA1×fbdDATA
2)を求める。
【0033】PID制御部84は、以上のようにして求
めたフィードバックゲインを用い、変速比偏差RtoE
RRに応じたPID制御による変速比フィードバック補
正量FBrtoを算出するために、先ず比例制御による
変速比フィードバック補正量をRtoERR×fbpD
ATAにより求め、次いで積分制御による変速比フィー
ドバック補正量を∫RtoERR×fbiDATAによ
り求め、更に微分制御による変速比フィードバック補正
量を(d/dt)RtoERR×fbdDATAにより求
め、最後にこれら三者の和の値を、PID制御による変
速比フィードバック補正量FBrto(=RtoERR
×fbpDATA+∫RtoERR×fbiDATA+
(d/dt)RtoERR×fbdDATA)とする。
【0034】目標変速比補正部85は、目標変速比Ra
tio0をトルクシフト補償変速比TSrtoおよび変
速比フィードバック補正量FBrtoだけ補正して、補
正済目標変速比DsrRTO(=Ratio0+TSr
to+FBrto)を求め、目標ステップ数(アクチュ
エータ目標駆動位置)算出部86は、上記の補正済目標
変速比DsrRTOを実現するためのステップモータ
(アクチュエータ)4の目標ステップ数(アクチュエー
タ目標駆動位置)DsrSTPをマップ検索により求め
る。
【0035】ステップモータ駆動位置指令算出部87
は、ステップモータ駆動速度決定部88が変速機作動油
温TMPなどから決定するステップモータ4の限界駆動
速度でも一制御周期中にステップモータ4が上記目標ス
テップ数DsrSTPに変位し得ないとき、ステップモ
ータ4の上記限界駆動速度で実現可能な実現可能限界位
置をステップモータ4への駆動位置指令Astepと
し、ステップモータ4が一制御周期中に上記目標ステッ
プ数DsrSTPに変位し得るときは、当該目標ステッ
プ数DsrSTPをそのままステップモータ4への駆動
位置指令Astepとする。従って、駆動位置指令As
tepは常時ステップモータ4の実駆動位置と見做すこ
とができる。
【0036】ステップモータ4は、駆動位置指令Ast
epに対応する方向および位置に変位されてラックアン
ドピニオンを介し変速制御弁5の外弁体5bをストロー
クさせ、トロイダル型無段変速機を前記したように所定
通りに変速させることができる。そしてこの変速により
駆動位置指令Astepに対応した変速比指令値が達成
される時、プリセスカム7を介した機械的フィードバッ
クが変速制御弁5の内弁体5aを外弁体5bに対し相対
的に初期の中立位置に復帰させ、同時に、両パワーロー
ラ3が回転軸線O1 が入出力コーンディスク1,2の回
転軸線O2 と交差する図示位置に戻り、それによってこ
こでは上記変速比指令値の達成状態を維持することがで
きる。
【0037】ところで、この実施例の変速制御装置は、
上述したように、シフトレバー操作でマニュアル変速モ
ードも選択可能とされており、これがためコントローラ
61は、変速マップ選択部71,到達入力回転数算出部
72,到達変速比算出部73および入力トルク算出部7
6として図5に示す処理を実行する。そしてそのマニュ
アル変速モードが選択された場合には、コントローラ6
1は例えば図6に示す如きマニュアル変速モード用の変
速線図に対応する変速マップを選択する一方、トルクシ
フト補償変速比算出部77としての上述したトルクシフ
ト補償処理は行わない。なお、この実施例におけるマニ
ュアル変速モード用の変速線図は、図6に示すように6
段変速に対応するものであって、各変速段について入力
トルク減少時用の変速線Aと入力トルク増加時用の変速
線Bとの二本の変速線を有しており、ここで、変速線A
と変速線Bとは、変速段が低車速側(1速側)へゆく
程、すなわち変速比が大きくなる程、同一車速における
到達入力ディスク回転数の差が大きくなるように設定さ
れている。
【0038】図5に示す処理では先ず、ステップS1
で、運転者により選択されている変速モードを判定し、
マニュアル変速モード以外が選択されている場合は、ス
テップS2でその選択されているマニュアル変速モード
以外の変速モードの変速線を用いて、図1のセンサ6
2,63でそれぞれ検出したスロットル開度TVOと車
速VSPとから到達入力ディスク回転数Ni * を求め、
その到達入力ディスク回転数Ni * を、図1のセンサ6
5で検出した変速機出力回転数NO で除算することによ
り、到達入力回転数Ni * に対応する定常的な目標変速
比である到達変速比i* を求める。これにより上述した
ように、上記トロイダル型無段変速機を自動変速させる
ことができる。
【0039】この一方、ステップS1での判定でマニュ
アル変速モードが選択されている場合は、次にステップ
S3で、入力トルク算出部76として上記トロイダル型
無段変速機の入力トルクをスロットル開度から判定し、
具体的には、図1のセンサ62で検出したスロットル開
度TVOが、最小入力トルクをもたらす0(TVO=
0)か、0を越えているが比較的小さい入力トルクをも
たらす比較的小さい所定開度TVO1(例えばスロット
ル開度1/8)以下である(0<TVO≦TVO1)
か、あるいはその比較的小さい所定開度TVO1を越え
ている(TVO1<TVO)かを判定する。
【0040】そして、スロットル開度TVOが0(TV
O=0)の場合には、ステップS4で、運転者による上
記シフトレバーの前後移動操作によって指示された変速
段についての上記変速線Aより、図1のセンサ63で検
出した車速VSPから到達入力ディスク回転数Ni *
求め、その到達入力ディスク回転数Ni * を、図1のセ
ンサ65で検出した変速機出力回転数NO で除算するこ
とにより、到達変速比i* を求める。
【0041】また、スロットル開度TVOが上記所定開
度TVO1を越えている(TVO1<TVO)場合に
は、ステップS5で、上記の如くして指示された変速段
についての上記変速線Bより、図1のセンサ63で検出
した車速VSPから到達入力ディスク回転数Ni * を求
め、その到達入力ディスク回転数Ni * を、図1のセン
サ65で検出した変速機出力回転数NO で除算すること
により、到達変速比i*を求める。
【0042】さらに、スロットル開度TVOが0を越え
ているが上記所定開度TVO1以下である(0<TVO
≦TVO1)場合には、上記の如くして指示された変速
段についての上記変速線AおよびBより、図7に例えば
スロットル開度TVO2で示すように、スロットル開度
0での到達入力ディスク回転数REVAと、上記所定ス
ロットル開度TVO2での到達入力ディスク回転数RE
VBとを求め、それらの回転数間を直線補間して、比例
配分により、上記スロットル開度TVO2での中間到達
入力ディスク回転数REVCを求め、その中間到達入力
ディスク回転数Ni * を、図1のセンサ65で検出した
変速機出力回転数NO で除算することにより、到達変速
比i* を求める。
【0043】その後は、コントローラ61は先の自動変
速モードの場合と同様にして、上記到達変速比i* を達
成するように駆動位置指令Astepを求め、それをス
テップモータ4に与えて、上記トロイダル型無段変速機
をその変速比が一定になるように制御する。従って、上
記ステップS3は、入力トルク検出手段に相当し、上記
ステップS4〜S6は、変速比維持手段に相当する。
【0044】かくして上記実施例の変速制御装置によれ
ば、マニュアルモード選択時に、図8(b)に示すよう
に、スロットル開度の変化によるエンジントルク変化で
入力トルクが変化し、同図のc部に示すようにトルクシ
フトが発生して実際の変速比が変化しても、コントロー
ラ61が、到達変速比をそのトルクシフト後の実際の変
速比になるように変化させることから、実際の変速比が
その変化後の状態に維持されて、ハンチングすることが
ないので、トロイダル型無段変速機のトルクシフトで運
転者に違和感を与えることを有効に防止することができ
る。
【0045】しかも上記実施例の変速制御装置によれ
ば、車速と到達入力ディスク回転数との関係すなわち変
速比を規定する変速線を、1速から6速までの各変速段
について入力トルクに対応するスロットル開度に応じて
複数本ずつ持ち、スロットル開度に応じて、指示された
変速段に対応する複数本の変速線のうちのその変化後の
スロットル開度に応じた変速線を用いて車速に対する到
達入力ディスク回転数を求め、その求めた到達入力ディ
スク回転数を達成するように無段変速機の変速比を制御
することから、従来の変速制御装置において各変速段の
変速線の本数を増やしてそれらを適宜選択使用するよう
にすることで変速比維持手段を容易に構成し得て、入力
トルクの変化によるトルクシフト後の変速比を無段変速
機に維持させる制御を容易に実現することができる。
【0046】さらに上記実施例の変速制御装置によれ
ば、変速線を1速から6速までの各変速段についてスロ
ットル開度に応じて二本ずつ持ち、スロットル開度が最
小と所定開度TVO1との間の範囲内にある時、指示さ
れた変速段に対応する上記二本の変速線での車速に対す
る目標入力回転数としての到達入力ディスク回転数をそ
れぞれ求め、それら求めた到達入力ディスク回転数をス
ロットル開度に応じて補間して中間到達入力ディスク回
転数を求めて、その中間到達入力ディスク回転数を達成
するように無段変速機の変速比を制御することから、多
数本の変速線を用いずに、スロットル開度変化に応じて
到達変速比をトルクシフト後の変速比に滑らかに変化さ
せることができ、ひいては変速ショックの発生を有効に
防止することができる。
【0047】そして上記実施例の変速制御装置によれ
ば、上記トロイダル型無段変速機を搭載する車両のスロ
ットル開度に基づいて入力トルクを検出するので、従来
の変速制御装置において自動変速モードのために検出し
ているスロットル開度を用いることで、無段変速機の入
力トルクを容易に検出することができる。
【0048】以上、図示例に基づき説明したが、この発
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、変速比
維持手段は、各変速段につき二本でなくさらに多数本の
変速線を持つ変速線図を使用して、入力トルクの変化に
応じてそれらの変速線を順次使用するものでも良く、ま
た変速比維持手段は、上記実施例のように複数本の変速
線を使用して到達変速比を積極的にトルクシフト後の実
際の変速比にする代りに、トルクシフトした実際の変速
比を戻さずその変化後の変速比のまま維持するように無
段変速機を制御するものでも良い。そして入力トルク検
出手段は、上記実施例のようにスロットル開度から入力
トルクを間接的に検出する代りに、トルクセンサ等の、
入力トルクを直接検出するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の変速制御装置の一実施例を、その変
速制御装置を具えるトロイダル型無段変速機の軸線に対
し直角方向の断面とともに示す構成図である。
【図2】上記無段変速機の軸線方向断面を示す断面図で
ある。
【図3】上記実施例の変速制御装置におけるコントロー
ラの構成を機能的に示すブロック線図である。
【図4】上記実施例の変速制御装置が自動変速モードで
使用する変速線図を例示する説明図である。
【図5】上記実施例の変速制御装置がマニュアル変速モ
ードで実行する処理を示すフローチャートである。
【図6】上記実施例の変速制御装置がマニュアル変速モ
ードで使用する変速線図を例示する説明図である。
【図7】上記実施例の変速制御装置がマニュアル変速モ
ードで実行する到達入力ディスク回転数の補間処理を示
す説明図である。
【図8】従来例および上記実施例の変速制御装置の作用
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力コーンディスク 2 出力コーンディスク 3 パワーローラ 4 ステップモータ(変速アクチュエータ) 5 変速制御弁 6 ピストン 7 プリセスカム 8 変速リンク 20 入力軸 28 ローディングカム 41 トラニオン 43 アッパリンク 45 ロアリンク 61 コントローラ 62 スロットル開度センサ 63 車速センサ 64 入力回転センサ 65 出力回転センサ 66 油温センサ 67 ライン圧センサ 68 エンジン回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆川 裕介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 渡辺 充 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−196161(JP,A) 特開 平9−264416(JP,A) 特開 平9−317866(JP,A) 特開 平9−203460(JP,A) 特開 平9−196156(JP,A) 特開 平9−42437(JP,A) 特開 平9−53696(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 F16H 15/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクシフトを減少させるトルクシフト
    補償を行うとともに、自動変速モードとマニュアル変速
    モードとを選択可能で、そのマニュアル変速モードの選
    択時に、運転者に指示された変速段に対応する所定の変
    速比を維持するように無段変速機を制御するトロイダル
    型無段変速機用変速制御装置において、 前記無段変速機の入力トルクを検出する入力トルク検出
    手段と、 前記マニュアル変速モードの選択時に、前記トルクシフ
    ト補償を止めて、前記入力トルク検出手段が検出した入
    力トルクの変化によるトルクシフト後の変速比を前記無
    段変速機が維持するように制御する変速比維持手段と、 を具えることを特徴とする、トロイダル型無段変速機用
    変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変速比維持手段は、 前記無段変速機の変速比を規定する変速線を、あらかじ
    め設定された複数変速段の各々について前記無段変速機
    の入力トルクに応じて複数本ずつ持ち、 前記入力トルク検出手段が検出した入力トルクに応じ
    て、指示された変速段に対応する複数本の変速線のうち
    のその変化後の入力トルクに応じた変速線を用いて前記
    無段変速機の変速比を制御することを特徴とする、請求
    項1記載のトロイダル型無段変速機用変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変速比維持手段は、 前記変速線を前記複数変速段の各々について二本ずつ持
    ち、 前記入力トルク検出手段が検出した入力トルクが最小と
    所定値との間の範囲内にある時、指示された変速段に対
    応する前記二本の変速線での車速に対する前記無段変速
    機の目標入力回転数をそれぞれ求め、 それら求めた目標入力回転数を前記入力トルクに応じて
    補間して中間目標入力回転数を求めて、 その中間目標入力回転数を達成するように前記無段変速
    機の変速比を制御することを特徴とする、請求項2記載
    のトロイダル型無段変速機用変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記入力トルク検出手段は、前記無段変
    速機を搭載する車両のスロットル開度に基づいて入力ト
    ルクを検出することを特徴とする、請求項1から請求項
    3までの何れか記載のトロイダル型無段変速機用変速制
    御装置。
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