JP3360572B2 - トロイダル型無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機の変速制御装置

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JP3360572B2
JP3360572B2 JP19952697A JP19952697A JP3360572B2 JP 3360572 B2 JP3360572 B2 JP 3360572B2 JP 19952697 A JP19952697 A JP 19952697A JP 19952697 A JP19952697 A JP 19952697A JP 3360572 B2 JP3360572 B2 JP 3360572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に用いられ
るトロイダル型無段変速機の変速制御装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に採用されるトロイダ
ル型無段変速機の変速制御装置としては、特開昭58−
54262号公報や特開平2−283949号公報に開
示されるものが知られている。
【0003】これは、図11に示すように、トロイダル
型無段変速機は、トロイド状の溝を対向面に形成した一
対の入出力ディスクが一対のパワーローラ2、3を挟
持、押圧して駆動力の伝達を行うもので、パワーローラ
2、3は入出力ディスクの回転軸を挟んで立設された一
対のトラニオン4、5(ローラ支持部材)に基端を支持
された偏心軸6、6によって回転自在に軸支されるとと
もに、傾転(図11のY軸回り角度=φ[deg])自在
に支持される。
【0004】これらパワーローラ2、3による動力の伝
達は、入出力ディスク間でパワーローラ2、3を大きな
力で挟持し、パワーローラ2、3と入出力ディスク間の
油膜のせん断力によって、出力ディスクへ伝達される。
【0005】そして、無段変速機の変速は、パワーロー
ラ2、3を傾転させることにより上入出力ディスクとの
接触半径比を変化させることで行われ、この変速比の制
御は、図11に示すように、トラニオン4、5をY軸方
向及びY軸回りへ変位可能に支持すると共に、トラニオ
ン4、5をそれぞれY軸方向へ駆動する油圧シリンダ1
A、1Bで行われる。
【0006】トラニオン4を駆動する油圧シリンダ1A
のピストン31の図中上下には、油室33B、33Aが
画成される一方、トラニオン5を駆動する油圧シリンダ
1Bのピストン32の図中上下には、油室34A、34
Bが画成され、油圧シリンダ1Aの下方の油室33Aと
油圧シリンダ1Bの上方の油室34Aが油路90Lを介
して連通する一方、油圧シリンダ1Aの上方の油室33
Bとトラニオン5の下方の油室34Bが油路90Hを介
して連通し、トラニオン4、5は相互に対向する方向へ
駆動される。
【0007】そして、これら油路90H、90Lへの供
給油圧を制御する変速制御弁41は、軸方向へ相対変位
可能なスリーブ42とスプール43を備え、一方がステ
ップモータ50を介して図示しない変速コントローラに
制御され、他方がトラニオン4の下端から突出したロッ
ド24の変位(実変速比とトラニオン4の軸方向変位
量)をフィードバックする。ここでは、スリーブ42が
ステップモータ50に駆動される場合を示す。なお、ロ
ッド24の下端には所定の傾斜面を備えたプリセスカム
35が形成され、このプリセスカム35と摺接するリン
ク36を介してロッド24の変位、すなわち、実変速比
とトラニオン4の軸方向変位量がスプール43へフィー
ドバックされる。
【0008】変速制御弁41のハウジングには油圧供給
手段と連通したライン圧ポート9と、油路90Hと連通
するポート47及び油路90Lと連通するポート48が
開口しており、ライン圧ポート9からの圧油がポート4
7または48へ選択的に供給される一方、他方の回路の
圧油が図示しないタンクへ配設される。
【0009】スリーブ42は変速コントローラが決定し
た目標変速比に応じて駆動される一方、スプール43は
プリセスカム35が有する所定の傾斜面の効果によりパ
ワーローラ2の傾転角度(実変速比)とトラニオン4の
軸方向の変位量に応じて軸方向へ駆動され、スリーブ4
2とスプール43の相対位置関係がずれた場合には、ポ
ート47、48と対向するスリーブ42に形成された弁
室44A、44Bから圧油の給排が行われて、実変速比
を目標変速比に一致させるよう、ライン圧ポート9及び
タンクと油圧シリンダ1A、1Bとの間で圧油の給排が
行われ、トラニオン4、5にはピストン31、32の上
下の油室の差圧に応じた力が加わって、パワーローラ
2、3の傾転角度(図中Y軸回りの角度φ)を調整す
る。
【0010】ここで、上記のようなトロイダル型無段変
速機では、パワーローラ2、3が油圧シリンダ1A、1
Bに支持されながら動力を伝達しているため、入力トル
クに応じて偏心軸6やトラニオン4、5が変形して、伝
達トルクに応じて変速比が変化するトルクシフトという
現象が発生する。これは、トルク変化により力の釣り合
いが崩れること等が原因となって、トラニオン4、5の
軸方向のオフセット量に誤差が生じ、プリセスカム35
によるメカニカルなフィードバック量が変化して変速比
がずれるものである。
【0011】このトルクシフトによる変速比の変化速度
は、通常の変速制御における変速比の変化速度に比べて
かなり速度が速いため、目標変速比と実変速比の偏差を
解消するためには、本願出願人が提案した特願平8−2
11297号のように、フィードバック補償に加えてフ
ィードフォワード補償によってトルクシフトによる変速
比のずれを抑制するものがある。
【0012】これは、トロイダル型無段変速機に入力さ
れるエンジントルクを、スロットル開度TVOをパラメ
ータとしたエンジン回転数とトルクのマップより演算し
て、この入力トルクに応じたトルクシフト量から、上記
図11と同様に変速制御弁41を駆動してトルクシフト
を補正可能なステップモータ50のステップ数をトルク
シフトフィードフォワード補償ステップ数TSSTEP
として演算しておく。
【0013】一方、スロットル開度TVOと車速VSP
等の運転状態に応じて決まる目標変速比(目標傾転角
度)と実変速比の偏差に基づいてフィードバック補償ス
テップ数を求める。この、個体差や経時変化にかかわら
ず常時所定の応答特性を示すロバスト制御系によって行
うことが望ましい。
【0014】フィードバック補償は、入力ディスクと出
力ディスクのそれぞれの回転速度の比率から実変速比i
を算出するとともに、入出力ディスク、パワーローラ等
の寸法から決まる定数η、θより、次式の関係からパワ
ーローラの実傾転角度φを演算する。
【0015】
【数1】
【0016】そして、上記(1)式より求めた実傾転角
度φと目標傾転角度(目標変速比)から状態フィードバ
ック制御などによりフィードバック補償量を求めて、ス
テップモータ50を駆動するための フィードバック
補償ステップ数FBSTEPを換算する。
【0017】状態フィードバック制御を行うためには、
トロイダル型無段変速機の数学モデルを利用してオブザ
ーバを設計して状態推定などを行うことも必要になる。
このとき、用いられるモデルは、次式のような2次のフ
ィルタで表される。
【0018】
【数2】
【0019】なお、a、b、fはトロイダル型無段変速
機の設計パラメータや、傾転角度、入出力ディスクの回
転速度から求められる定数である。
【0020】こうして求めたフィードバック補償ステッ
プ数FBSTEPに、上記トルクシフトフィードフォワ
ードステップ数TSSTEPを加算したステップ数を、
目標変速比から換算される目標ステップ数と比較して、
その差に応じたステップ数がステップモータ50に指令
される。そして、上記フィードバック補償とトルクシフ
トフィードフォワード補償制御は、図示しないコントロ
ーラによって、所定の周期で処理されることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ステッ
プモータ50を制御するコントローラに、8ビットのマ
イクロコンピュータを用いするとすれば、上記(2)式
のような二次のフィルタ計算では、精度を確保するため
に、例えば、24ビットの乗算を何度も行う必要があ
り、フィルタ計算に要する負荷が過大になって、1回の
フィードバック補償及びフィードフォワード補償処理に
要する時間、すなわち、制御周期が増大することにな
る。さらに、所定の応答特性を得るためにモデルマッチ
ング等を行うとすれば、計算負荷はさらに増大して、8
ビットのマイクロコンピュータを用いた場合では、制御
周期を短くすることはさらに難しくなる。
【0022】しかしながら、上記従来の変速制御装置で
は、所定の周期でフィードバック補償とフィードフォワ
ード補償を処理しているため、通常の変速制御時には十
分な制御周期であるが、上記したようにトルクシフトの
場合には変速比変化速度が通常の変速制御時に比して高
速であるため、上記の制御周期では迅速に偏差を補償す
るのが難しい場合があり、例えば、図12に示すよう
に、フィードバック補償とフィードフォワード補償を所
定の周期8T毎に行い、ステップモータの駆動を所定に
周期Tで処理する場合では、フィードバック補償及びフ
ィードフォワード補償は、時刻t1の次は時刻t5で処
理が行われるが、時刻t1直後からトルクシフトによっ
て実傾転角(実変速比)が目標傾転角(目標変速比)か
ら乖離すると、トルクシフトの補償は次回の処理が行わ
れる時刻t5まで実行されないことになる。したがっ
て、実変速比の変動がトルク変動として駆動軸に伝達さ
れて、運転性が悪化するのである。
【0023】上記トルクシフトの補償を迅速に行うに
は、例えば、コントローラに用いるマイクロコンピュー
タを高速のものに置き換えて、例えば、所定時間T以内
に上記フィードバック及びフィードフォワード補償を実
行すればよいが、高速のマイクロコンピュータを採用す
る場合には、製造コストが大幅に上昇するという問題が
あり、また、トルクシフトの発生していない通常の変速
制御では、上記8ビットのマイクロコンピュータでも十
分な処理能力を有するため、処理能力が過剰になるとい
う問題もあった。
【0024】さらに、高速なマイクロコンピュータを用
いる場合には、入出力ディスクの回転数の計測精度を向
上させる必要があり、回転数センサとして磁気センサを
採用する場合は、入出力ディスクと同期的に回転する軸
に設けた歯数を増大することで、1回転あたりのパルス
数を増大して精度の向上を図ることができるが、歯数の
増大には歯車を新規に設計する必要があるのに加え、歯
のピッチが小さくなるため、より検出精度の高い磁気ピ
ックアップを採用する必要があって、さらに製造コスト
を増大させるという問題があった。
【0025】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、製造コストの上昇を抑制しながらも、トル
クシフトの補償を迅速に行ってトルク変動を抑制するこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力ディ
スク及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転自在
なパワーローラと、このパワーローラを傾転自在に支持
するとともに、アクチュエータに駆動されて軸方向へ変
位可能なトラニオンと、車両の運転状態に応じて目標変
速比を演算する目標変速比設定手段と、前記目標変速比
に応じて前記アクチュエータを所定の周期によって離散
的に制御する変速制御手段と、前記目標変速比と実際の
変速比の偏差及び入力トルクに応じて前記アクチュエー
タの制御量を補償する補償手段とを備えたトロイダル型
無段変速機の変速制御装置において、前記補償手段は、
入力トルクに応じてトルクシフト補償量を演算するフィ
ードフォワード補償手段と、目標変速比と実際の変速比
の偏差に応じてフィードバック補償量を演算するフィー
ドバック補償手段とから構成され、前記フィードフォワ
ード補償手段の制御周期が、前記フィードバック補償手
段の制御周期よりも短く設定されるとともに、前記変速
制御手段が行うアクチュエータの制御周期が前記フィー
ドフォワード補償手段の制御周期以下に設定される。
【0027】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記フィードバック補償手段がフィードバック補
償量を1回演算する間に、前記フィードフォワード補償
手段及び変速制御手段が複数回制御を実行する。
【0028】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記フィードバック補償手段の制御周期が前記フ
ィードフォワード補償手段の制御周期の整数倍に設定さ
れる。
【0029】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記フィードフォワード補償手段の制御周期が、
前記変速制御手段の制御周期に等しく設定される。
【0030】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記フィードフォワード補償手段は、前記変速制
御手段の直前に実行される。
【0031】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、フィードバ
ック補償手段による変速比の偏差の補償は演算処理に時
間を要する一方、フィードフォワード補償手段によるト
ルクシフト補償量の演算は、入力トルクから容易に演算
できるためフィードフォワード補償手段の制御周期はフ
ィードバック補償手段の制御周期よりも短くなる。変速
制御手段は所定の制御周期Tでアクチュエータを制御す
るが、この制御周期Tをフィードフォワード補償手段の
制御周期以下に設定することで、これら制御手段を構成
するマイクロコンピュータの処理能力を向上させること
なく、フィードバック制御とフィードフォワードによる
トルクシフト補償を独立して実行させることができ、入
力トルクの変化によるトルクシフトをフィードフォワー
ドで迅速に補償することができ、前記従来例のような変
速比の偏差が生じる時間を低減することで駆動トルクの
変動を抑制でき、製造コストの増大を抑制しながらも高
精度の変速制御、特に、トルクシフト補償制御を迅速に
行うことが可能となって、トロイダル型無段変速機を備
えた車両の運転性を向上させることができる。
【0032】また、第2の発明は、フィードバック補償
手段が1回演算する間に、フィードフォワード補償手段
及び変速制御手段が複数回制御を実行することにより、
トルクシフトによる変速比の偏差をフィードフォワード
によって迅速に縮小した後に、フィードバック制御によ
ってこの偏差を確実に解消することができ、前記従来例
のように偏差が大きいままでフィードバック制御が行わ
れるのを防ぐことで、オーバーシュートなどを抑制でき
制御精度の向上を図ることができる。
【0033】また、第3の発明は、処理負荷の大きいフ
ィードバック制御の制御周期を、処理負荷の小さいフィ
ードフォワード制御の制御周期Tの整数倍とすることに
より、マイクロコンピュータ内の一つのクロックを分周
することで2つの制御処理を容易に同期させることがで
き、制御周期の調整を容易に行うことが可能となる。
【0034】また、第4の発明は、フィードフォワード
の制御周期を、アクチュエータの制御周期に等しく設定
することで、フィードフォワード補償とアクチュエータ
の駆動制御を一つの処理として行うことができ、例え
ば、一つのサブルーチンにまとめることで、容易にフィ
ードバック制御と同期させることができる。
【0035】また、第5の発明は、アクチュエータの制
御の直前にフィードフォワードの補償演算を行うこと
で、トルクシフトがあった場合には、迅速に変速比の偏
差を補償することが可能となる。
【0036】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0037】図1はトロイダル型無段変速機の変速制御
装置の概略図を示し、トルクコンバータ12を介してエ
ンジン11に連結されるトロイダル型無段変速機10及
びは、前記従来例の図11と同様に構成され、同一のも
のに同一の図番を付して重複説明を省略する。
【0038】図1において、変速制御コントローラ52
は、エンジン11に設けたスロットル開度センサ53か
らのスロットル開度TVO(又はアクセルペダル開度)
と、クランク角センサ56が検出したエンジン回転数N
eを読み込む一方、無段変速機10の入力軸回転センサ
55が検出した入力軸回転数Ni(すなわち、トルクコ
ンバータ12のタービン回転数)及び出力軸回転センサ
54が検出した出力軸回転数Noをそれぞれ読み込ん
で、この出力軸回転数Noに所定の定数を乗じたものを
車速VSPとして扱い、これら車両の運転状態に基づい
て、予め設定した図示しない変速マップから目標変速比
(パワーローラの目標傾転角度)を求めて、アクチュエ
ータとしてのステップモータ50へ目標変速比と実変速
比から得たフィードバック制御量(FB制御量)に応じ
た制御量STPまたは前記従来例で述べたようなトルク
シフトを補償するためのフィードフォワード制御量(F
F制御量)に応じた制御量STPを指令するもので、ス
テップモータ50に駆動される油圧制御装置は前記図1
1と同様である。
【0039】変速制御コントローラ52で行われる変速
制御は、図2の制御概念図に示すように、車両の運転状
態に応じた目標変速比(傾転角度)と実変速比(傾転角
度)の偏差に応じて、例えば、PI制御によるFB制御
量(ステップ数)を演算するフィードバック制御部52
aと、フィードフォワードによってトルクシフト補償の
ためのFF制御量を演算するトルクシフト補償部52b
と、FB制御量とFF制御量の和によってステップモー
タ50を駆動するステップモータ駆動部50cから構成
されており、フィードバック制御部52a、トルクシフ
ト補償部52b及びステップモータ駆動部50cで行わ
れる演算制御の内容は、前記従来例の特願平8−211
297号等と同様である。
【0040】ここで、運転状態に応じた目標変速比から
実変速比に応じたFB制御量の演算や、油圧制御等の各
種制御を行うフィードバック制御部52aの演算周期
は、例えば、8T=80msec(T=10msec)で行われ
る。
【0041】一方、フィードフォワードによるトルクシ
フト補償部52b及びステップモータ駆動部50cは、
フィードバック制御部52aの演算周期よりも短い所定
の周期、例えば、T=10msecで行われ、トルクシフト
補償部52b及びステップモータ駆動部50cは、タイ
マー割り込みなどによって、図5のタイムチャートに示
すように、フィードバック制御部52aの処理が行われ
た後に実行される。
【0042】すなわち、フィードバック制御部52aの
演算周期をトルクシフト補償部52b及びステップモー
タ駆動部50cの制御周期の整数倍に設定して、この場
合では、8倍の制御周期に設定される。
【0043】次に、変速制御コントローラ52で行われ
る制御の一例を図3、図4のフローチャートに示し、上
記図5のタイムチャートを参照しながら以下に詳述す
る。
【0044】まず、80msec毎に行われる、フィードバ
ック制御部52aの処理(フィードバック制御処理)
は、図3に示すように、トルクシフト補償部52b及び
ステップモータ駆動部50c(以下、ステップモータ駆
動処理とする)の制御周期T内に実行可能な8つのjo
b1〜job8を連結して構成され、各jobの実行時
間は、割り込みによって実行されるステップモータ駆動
処理の実行時間との和が、所定の最短周期であるステッ
プモータ駆動処理の制御周期T=10msec以内に設定さ
れており、例えば、ステップモータ駆動処理の実行時間
が4msecであれば、各jobの最大実行時間は6msec未
満となるように設定される。
【0045】フィードバック制御処理は、まず、job
1は、ステップS1で車速VSPやエンジン回転数N
e、スロットル開度TVO等の各センサからの信号を入
力するとともに、これら入力信号から運転状態に応じた
目標変速比等の目標値を演算するステップS2から構成
される。なお、目標変速比の演算では、目標変速比に応
じたステップモータ50のステップ数DSRSTPが演
算される。
【0046】次に、job2は、運転条件などに基づい
て行われるトルクコンバータ12のロックアップクラッ
チL/Uの制御などの油圧制御を行うステップS3と、
運転条件などに基づいて行われる他のコントローラへの
通信処理、例えば、図示しないエンジンコントローラに
対するトルクダウン要求等の処理を行うステップS4か
ら構成され、さらに、図示はしないが、job3〜jo
b6にも変速制御に必要な処理が割り当てられる。
【0047】そして、フィードバック制御処理の1周期
となる、job7、job8(ステップS5、S6)に
は、目標変速比と実変速比の偏差に応じてFB制御量を
求めるフィードバック補償量の演算が行われ、この演算
処理は計算量が多いことを考慮して、一つのjobの最
大処理時間=6msecを超えないように、前半部と後半部
に分けて連結され、後半部ではフィードバック制御量と
してステップモータ50のステップ数FBSTEPが求
められる。
【0048】次に、タイマー割り込みなどにより所定の
最短周期で実行されるステップモータ駆動処理は、図4
に示すように、ステップS1で各センサからスロットル
開度TVO、エンジン回転数Ne及び変速比RTOを読
み込んでから、ステップS11で無段変速機10への入
力トルクTinを推定演算する。この演算処理は、スロッ
トル開度TVOをパラメータとしてエンジン回転数Ne
毎に予め設定されたエンジン11の駆動トルクマップに
基づいて行われる。
【0049】そして、ステップS12では、上記入力ト
ルクTinと変速比RTOに基づいて、予め設定したマッ
プからトルクシフトの補償量をステップモータ50のス
テップ数TSSTEPを演算する。
【0050】ステップS13では、スロットル開度TV
Oとエンジン回転数Neに応じた入力トルクTinと変
速比RTOからフィードフォワードによって求めたトル
クシフト補償量TSSTEPに、フィードバック制御処
理で得られた前回のフィードバック制御量FBSTEP
と、上記ステップS2から得た目標変速比に応じたステ
ップ数DSRSTPを加えたものを、ステップモータ5
0への指令ステップ数STPとして演算した後、ステッ
プS14で実際のステップ数が目標ステップ数=指令ス
テップ数STPへ一致するようにステップモータ50に
駆動指令が出力され、トロイダル型無段変速機10の変
速機構を駆動する。
【0051】なお、上記ステップS10〜S14のステ
ップモータ駆動処理は、トルクシフトの補償量を、エン
ジン駆動力のマップと、変速比と入力トルクに応じて予
め設定されたマップから順次演算するだけであるため、
上記フィードバック制御処理に比して短時間で実行する
ことができ、例えば、前記従来例と同様にして変速制御
コントローラ52に8ビットのマイクロコンピュータを
採用した場合でも、4msec未満で処理を実行して、所定
の制御周期Tのうちの残りの時間を、フィードバック制
御処理へ割り当てることが可能となる。
【0052】以上より、実際に行われる制御は図5のタ
イムチャートのようになる。
【0053】フィードバック制御処理は所定の周期8T
毎にjob1からjob8まで繰り返し実行され、この
間、フィードバック制御処理の一つのjobが終了した
後には、タイマー割り込みなどによりステップモータ駆
動処理が所定の最短周期T毎に実行され、ステップS
1、S2のjob1が終了すると、ステップモータ駆動
処理が1回実行されて、現在の運転状況に応じたトルク
シフト補償量TSSTEPに前回のフィードバック制御
処理で得られたフィードバック制御量FBSTEPを加
えた指令ステップ数STPがステップモータ50へ出力
され、ステップモータ50は、最短周期T毎に駆動さ
れ、以下、job2、3からjob8まで、フィードバ
ック制御処理とステップモータ駆動処理が交互に行わ
れ、最後のjob8では新たにフィードバック制御量F
BSTEPが更新されるため、その直後のステップモー
タ駆動処理で出力される指令ステップ数STPにフィー
ドバック制御の値が反映されることになり、制御周期7
Tまでの各指令ステップ数STPには、フィードフォワ
ードによるトルクシフト補償量TSSTEPのみが変化
することになる。
【0054】ここで、図6に示すように、時刻t1で入
力トルクTinが変化したとすると、時刻t2(t1か
ら1T後)では変速制御コントローラ52が入力トルク
Tinの変化を検知していないため、ステップモータ駆
動処理で行われるトルクシフト補償量TSSTEPは0
となる。
【0055】しかし、時刻t3(t1から2T後)で
は、入力トルクTinの変化が変速制御コントローラ5
2に検知されて、ステップモータ駆動処理で行われるフ
ィードフォワード制御によって、予め設定された入力ト
ルクTinとトルクシフト量の関係からトルクシフト補
償量TSSTEPが算出されて、目標ステップ数が変化
し、実ステップ数を目標ステップ数へ一致させるように
駆動指令が出力されて、ステップモータ50が動き始め
る。
【0056】時刻t4(t1から6T後)では、フィー
ドフォワードによるトルクシフト補償は終了するが、予
め設定されている入力トルクTinとトルクシフト量の
関係が、無段変速機10の個体差、経時変化等によって
異なるため、目標変速比(傾転角度)と実変速比(傾転
角度)には偏差が残っている。
【0057】そして、時刻t5(t1から8T後)で
は、フィードバック制御による最新のフィードバック制
御量FBSTEPによってフィードフォワードのみでは
補正しきれなかった偏差を解消する方向へステップモー
タ50が駆動され、この場合では偏差が少ないため、時
刻t6で偏差は完全に解消する。
【0058】これに対して、前記従来例では、図6と同
様に入力トルクTinの変化があった場合、図12に示
すように、時刻t5までトルクシフトを解消するための
フィードバック制御量FBSTEP及びフィードフォワ
ードによるトルクシフト補償量TSSTEPが出力され
ず、ステップモータ駆動周期Tに対して周期8T後まで
トルクシフトによる変速比の偏差解消が開始されないた
め、前記したようにトルク変動となって運転性の悪化を
招いてしまう。
【0059】しかし、本発明では、時刻t3の入力トル
クが変化している過渡状態からフィードフォワードのみ
によってトルクシフトに対する補償が開始されるため、
前記従来例に比して、目標変速比に対する偏差の最大値
も小さくなるとともに、時刻t6までに偏差を完全に解
消することが可能となって、変速比の変化速度が通常の
変速制御よりも速いトルクシフトを迅速に抑制すること
が可能となるのである。
【0060】そして、ステップモータ駆動処理の制御周
期T(=10msec)は前記従来例の周期Tと同様にしな
がら、ステップモータ50の駆動制御に加えてマップ検
索によるフィードフォワード補償を行うようにするとと
もに、フィードバック制御処理の制御周期をステップモ
ータ駆動処理の制御周期Tの整数倍とし、一つの制御周
期T内でフィードバック制御処理とステップモータ駆動
処理を交互に行うようにしたため、変速制御コントロー
ラ52を構成するマイクロコンピュータの高速化や、入
出力軸回転センサ54、55の精度を向上させる必要が
ないため、製造コストの増大を抑制しながらも高精度の
変速制御、特に、トルクシフト補償制御を行うことが可
能となって、トロイダル型無段変速機を備えた車両の運
転性を向上させることができるのである。
【0061】また、フィードバック制御処理に比して制
御周期の短いステップモータ駆動処理に、マップ検索に
よるフィードフォワード補償を加えたため、トルクシフ
トによる変速比の偏差をフィードフォワードによって縮
小した後に、フィードバック制御によって迅速に偏差を
解消することができ、前記従来例のように偏差が大きい
ままでフィードバック制御が行われるのを防ぐことで、
オーバーシュートなどを抑制でき制御精度の向上を図る
ことができる。
【0062】さらに、処理負荷の大きいフィードバック
制御処理の制御周期を、処理負荷の小さいステップモー
タ駆動処理の制御周期Tの整数倍とすることにより、一
つのクロックを分周することで2つの制御処理を容易に
同期させることができ、制御周期の調整を容易に行うこ
とが可能となる。
【0063】図7は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態のステップモータ駆動処理において、入力トルク
Tinの現在値と前回値Tinoldを比較するステップ
S20、S21を付加したもので、その他の構成は前記
第1実施形態と同様である。
【0064】ステップS20では、入力トルクTinの
現在値と前回値Tinoldを比較して、入力トルクTi
nに変化がない場合にはステップS12のトルクシフト
補償量演算を行わず、ステップS13のステップモータ
制御量演算処理へ進む一方、入力トルクTinが変化し
た場合のみステップS12でトルクシフト補償量の演算
を行うとともに、ステップS21で前回値Tinoldを
現在値で更新するものである。
【0065】したがって、入力トルクTinに変化がな
い場合にはトルクシフトも発生しないため、トルクシフ
ト補償量の演算も行う必要がなく、トルクシフト補償量
演算を中止することで、変速制御コントローラ52の処
理負荷をさらに低減することができる。なお、前回のト
ルクシフト補償量TSSTEPは、変速制御コントロー
ラ52の図示しないメモリなどに記憶させておけばよ
い。
【0066】図8〜図10は第3の実施形態を示し、前
記第1実施形態のフィードバック制御処理を所定周期T
未満で実行可能な複数のサブルーチン(例えば、8つの
サブルーチンjob1〜job8)に分割するととも
に、各サブルーチンの先頭にステップモータ制御量演算
とステップモータ駆動処理を行うステップS31を設け
る一方、前記第1実施形態の図4に示した、ステップS
10〜S12のフィードフォワードによるトルクシフト
補償量の演算をバックグランド処理としたものである。
【0067】変速制御コントローラ52のマイクロコン
ピュータは、図9に示すjob1〜job8のフィード
バック制御処理をフォアグランドで行い、トルクシフト
補償量の演算をバックグランドで行うものである。
【0068】図9において、各job1〜job8は、
先頭にステップモータ駆動処理を行うステップS31を
配置した以外は、前記第1実施形態の各ステップと同様
の処理を行うものであり、各jobの実行時間Tnは、
所定の周期T未満の任意の時間で終了するようそれぞれ
設定される。
【0069】一方、図10に示すように、上記ステップ
S10〜S12からなるトルクシフトフィードフォワー
ド処理(ステップS40)を、所定の周期T内で各jo
bの実行時間Tnを差し引いた残りの時間ΔTnによっ
てバックグランドで繰り返して処理される。
【0070】したがって、所定周期T毎にステップモー
タ50の駆動処理が行われて、前記第1実施形態と同様
に、ステップモータ50の駆動とフィードバック制御処
理が行われるが、フィードフォワードによるトルクシフ
ト補償量演算は、フォアグランドで行われる各jobの
実行時間の大小によって、バックグランド処理を行う残
り時間ΔTnが変化するため、1回のjobの実行に対
して必ずしもトルクシフト補償量演算が1回行われる訳
ではなく、各jobの長さに応じて、トルクシフト補償
量の演算回数が決定され、例えば、jobを4回実行し
た時点で、トルクシフト補償量を3回演算するような設
定にもすることができる。
【0071】そして、各jobの先頭で実行されるステ
ップモータ駆動処理(ステップS31)は最新のトルク
シフト補償量TSSTEPでトルクシフトの補償を行う
ことができる。
【0072】この場合では、フィードバック制御処理の
演算負荷が非常に大きく、トルクシフト補償量の演算と
ステップモータ駆動を1対1に設定できないに有効であ
り、処理負荷の大きいフィードバック制御処理を優先さ
せながらも、変速制御コントローラ52のマイクロコン
ピュータの処理能力に応じてトルクシフト補償量の演算
を行うことができ、マイクロコンピュータの高速化を行
うことなく従来の8ビットマイクロコンピュータを用い
て演算負荷が非常に大きなフィードバック制御処理を行
いながら、トルクシフトの補償を可能な限り行うように
したもので、製造コストの上昇を確実に抑制しながら、
トルクシフトによる運転性の悪化をさけることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトロイダル型無段変
速機及び変速制御装置の概略図。
【図2】同じく、変速コントローラの制御概念図。
【図3】同じく、変速コントローラで行われる制御の一
例を示し、所定周期8T毎に行われるフィードバック補
償処理のフローチャート。
【図4】同じく、変速コントローラで行われる制御の一
例を示し、所定周期T毎に行われるステップモータ駆動
処理及びトルクシフト補償フィードフォワード処理のフ
ローチャート。
【図5】同じく、変速コントローラで行われる処理のタ
イムチャートでフィードバック補償処理とステップモー
タ駆動処理及びトルクシフト補償フィードフォワード処
理の関係を示す。
【図6】作用を示すグラフで、CVT入力トルク、パワ
ーローラ傾転角、ステップモータの駆動ステップ数、フ
ィードバック補償制御とステップモータ駆動制御及びフ
ィードフォワード補償制御と時間の関係を示す。
【図7】第2の実施形態を示し、変速コントローラで所
定周期T毎に行われるステップモータ駆動処理及びフィ
ードフォワード補償処理のフローチャート。
【図8】第3の実施形態を示し、変速コントローラで行
われる処理のタイムチャートでフィードバック補償処理
とステップモータ駆動処理及びトルクシフト補償フィー
ドフォワード処理を含むバックグランド処理BGの関係
を示す。
【図9】同じく、変速コントローラで所定周期T毎に行
われるステップモータ駆動処理及びフィードバック補償
処理のフローチャート。
【図10】同じく、変速コントローラで行われるバック
グランド処理のフローチャート。
【図11】トロイダル型無段変速機及び変速制御弁の横
断面と油圧制御装置の概略図。
【図12】従来例を示し、パワーローラ傾転角、ステッ
プモータの駆動ステップ数、フィードバック補償制御と
ステップモータ駆動制御と時間の関係を示す。
【符号の説明】
10 無段変速機 50 ステップモータ 52 変速制御コントローラ 53 スロットル開度センサ 54 車速センサ 55 入力軸回転センサ 56 クランク角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−326887(JP,A) 特開 平5−240331(JP,A) 特開 平9−53716(JP,A) 特開 平7−4508(JP,A) 特開 平8−28691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 F16H 15/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディスク及び出力ディスクとの対向
    面に挟持されて傾転自在なパワーローラと、 このパワーローラを傾転自在に支持するとともに、アク
    チュエータに駆動されて軸方向へ変位可能なトラニオン
    と、 車両の運転状態に応じて目標変速比を演算する目標変速
    比設定手段と、 前記目標変速比に応じて前記アクチュエータを所定の周
    期によって離散的に制御する変速制御手段と、 前記目標変速比と実際の変速比の偏差及び入力トルクに
    応じて前記アクチュエータの制御量を補償する補償手段
    とを備えたトロイダル型無段変速機の変速制御装置にお
    いて、 前記補償手段は、入力トルクに応じてトルクシフト補償
    量を演算するフィードフォワード補償手段と、目標変速
    比と実際の変速比の偏差に応じてフィードバック補償量
    を演算するフィードバック補償手段とから構成され、 前記フィードフォワード補償手段の制御周期が、前記フ
    ィードバック補償手段の制御周期よりも短く設定される
    とともに、前記変速制御手段が行うアクチュエータの制
    御周期が前記フィードフォワード補償手段の制御周期以
    下に設定されたことを特徴とするトロイダル型無段変速
    機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記フィードバック補償手段がフィード
    バック補償量を1回演算する間に、前記フィードフォワ
    ード補償手段及び変速制御手段が複数回制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変
    速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記フィードバック補償手段の制御周期
    が前記フィードフォワード補償手段の制御周期の整数倍
    であることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型
    無段変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記フィードフォワード補償手段の制御
    周期が、前記変速制御手段の制御周期に等しく設定され
    たことを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段
    変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記フィードフォワード補償手段は、前
    記変速制御手段の直前に実行されることを特徴とする請
    求項4に記載のトロイダル型無段変速機の変速制御装
    置。
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