JP3425841B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

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JP3425841B2
JP3425841B2 JP20592996A JP20592996A JP3425841B2 JP 3425841 B2 JP3425841 B2 JP 3425841B2 JP 20592996 A JP20592996 A JP 20592996A JP 20592996 A JP20592996 A JP 20592996A JP 3425841 B2 JP3425841 B2 JP 3425841B2
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shift
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ratio
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弘之 湯浅
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • F16H61/66259Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling using electrical or electronical sensing or control means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無段変速機の制御装
置に関し、特に、無段変速機における変速速度を適性化
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無段変速機における変速速度を制
御する方法としては、例えば特開昭62−149526
号公報及び特開平8−74958号公報に開示されるよ
うなものがあった。前記特開昭62−149526号公
報のものでは、目標変速比と実際の変速比との偏差に基
づいて変速速度を算出する構成となっている。
【0003】また、特開平8−74958号公報のもの
では、アップシフトを、スロットル開度が略一定の状態
でのアップシフトと、スロットル開度変化に伴うアップ
シフトとに判別し、それぞれに異なる変速速度でアップ
シフト制御を行なわせる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目標変速比
と実際の変速比との偏差が同じであっても、その偏差
が、変速比(本願では、変速比=出力回転数/入力回転
数とする)の大きい側(ハイギヤ側)で生じているか、
変速比の小さい(ローギヤ側)側で生じているかによっ
て、要求の変速速度が異なるため、単に目標変速比と実
際の変速比との偏差に応じて変速速度を設定する構成で
は、最適な変速速度の基で変速を行わせることが困難で
あるという問題があった。
【0005】また、同じスロットル開度変化に伴うアッ
プシフトであっても、減速を意図したスロットルを略全
閉にまで戻す操作が行なわれた場合のアップシフト(以
下、足離しアップシフトという)と、加速から定常走行
への移行を意図したスロットルを中間開度にまで戻す操
作が行なわれた場合のアップシフト(以下、足戻しアッ
プシフトという)とでは、変速速度の要求が異なり、従
来では、前記足離しアップシフト及び足戻しアップシフ
トにおいてそれぞれに適正な変速速度の基で変速を行わ
せることが困難であるという問題があった。 同様に、
同じダウンシフト時であっても、アクセルを踏み込んだ
ときの加速要求に基づくダウンシフト(以下、踏み込み
ダウンシフトという)と、減速に伴って行なわれるダウ
ンシフト(以下、減速ダウンシフトという)とでは、変
速速度の要求が異なるが、従来では、かかる要求速度の
違いに対応できないという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、変速要求が発生している変速比域に応じて、適切
な変速速度が設定できるようにすることを目的とする。
更に、前記アップシフト及びダウンシフトを、変速速度
の要求の違いに対応してより的確に判別して、適切な変
速速度を設定できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる無段変速機の制御装置は、図1に示すように構
成される。図1において、基本変速比設定手段は、運転
条件に応じて基本変速比を設定し、目標変速比設定手段
は、目標変速比を徐々に前記基本変速比に近づけるよう
に所定のステップ変化量ずつ変化させる
【0008】そして、変速比制御手段は、前記目標変速
に実際の変速比を一致させるべく無段変速機を制御す
る。一方、進行割合演算手段は、前記基本変速比と目標
変速比とに基づいて、変速の進行割合を、 進行割合=1─(|基本変速比−目標変速比|)/基本変速比 として演算し、 変速モード判別手段は、前記変速の進行
割合に基づいて、変速を複数種の変速モードに判別す
る。
【0009】そして、変速速度変更手段は、変速モード
判別手段で判別された変速モード毎に、前記目標変速比
設定手段におけるステップ変化量を変更する。かかる構
成によると、変速の進行割合に基づいてステップ変化量
が変更されることになり、基本変速比と目標変速比との
偏差が同じであってもそのときの基本変速比に応じて異
なる速度で目標変速比が変化することになる。
【0010】請求項2記載の発明では、前記変速モード
判別手段が、前記基本変速比と目標変速比とに基づい
て、変速をアップシフトとダウンシフトとのいずれかに
判別するアップ・ダウン判別手段と、アップシフトが判
別されたときに、前記進行割合とスロットル開度とに基
づいてアップシフトを予め設定された複数種の変速モー
ドのいずれかに判別するアップシフトモード判別手段
と、を含んで構成されるものとした。
【0011】かかる構成によると、基本変速比に目標変
速比(実変速比)を近づけるべく変速が行われるから、
基本変速比と目標変速比とを比較することで、アップシ
フトかダウンシフトかを判別することができる。また、
同じアップシフト時であっても、変速の進行割合から変
速比域を加味して基本変速比の変化を判断し、更に、ス
ロットル開度に基づいて減速要求か定常走行要求かを推
定できる。
【0012】請求項3記載の発明では、前記アップシフ
トモード判別手段が、前記進行割合が所定値よりも大き
な第1変速モードと、前記進行割合が少なくとも前記所
定値よりも小さくかつスロットルを全閉にまで戻したと
きの第2変速モードと、前記進行割合が少なくとも前記
所定値よりも小さくかつスロットルを中間開度にまで戻
したときの第3変速モードとのいずれかにアップシフト
を判別する構成とした。
【0013】かかる構成によると、スロットル開度の変
化が殆どなく、車速の変化等によって基本変速比が徐々
にアップシフト方向に変化する場合が、第1変速モード
として判別される。また、進行割合が比較的大きいこと
に基づいてスロットル操作を伴ったアップシフトを判別
し、更に、スロットルが全閉まで戻されたか否かに基づ
いて、スロットル操作に伴うアップシフトを第2変速モ
ードと第3変速モードとのいずれかに判別する。
【0014】請求項4記載の発明では、前記アップシフ
トモード判別手段において、前記第3変速モードを判別
させる進行割合と、前記第2変速モードを判別させる進
行割合を異なる値に設定した。かかる構成によると、減
速を意図した全閉までのスロットル操作時と、加速から
定常走行への移行を意図した中間開度までのスロットル
操作時とでは、基本変速比の変化幅が異なるから、前記
運転者の意図の違いに対応して、第2変速モードと第3
変速モードとに判別されることになり、具体的には、第
2変速モードと判断される進行割合の方をより小さく設
定することが好ましい。
【0015】請求項5記載の発明では、前記変速モード
判別手段が、前記基本変速比と目標変速比とに基づい
て、変速をアップシフトとダウンシフトとのいずれかに
判別するアップ・ダウン判別手段と、ダウンシフトが判
別されたときに、前記進行割合に基づいてダウンシフト
を予め設定された複数種の変速モードのいずれかに判別
するダウンシフトモード判別手段と、を含んで構成され
るものとした。
【0016】かかる構成によると、基本変速比に目標変
速比(実変速比)を近づけるべく変速が行われるから、
基本変速比と目標変速比とを比較することで、アップシ
フトかダウンシフトかを判別することができる。また、
同じダウンシフト時であっても、変速の進行割合から変
速比域を加味して基本変速比の変化を判断して、変速速
度を変更することが可能となる。
【0017】請求項6記載の発明では、前記ダウンシフ
トモード判別手段が、ダウンシフトを、前記進行割合が
所定値よりも大きな第4変速モードと、前記進行割合が
前記所定値よりも小さな第5変速モードとの2種類に判
別する構成とした。かかる構成によると、同じダウンシ
フト時であっても、スロットルを踏み込んでダウンシフ
ト要求が発生する場合と、車速の低下に伴ってダウンシ
フト要求が発生する場合とがあり、前記スロットル(ア
クセル)の踏込み操作に伴うダウンシフト要求時には、
基本変速比の比較的急な変化が発生するから、これを進
行割合が所定値未満の状態として、減速に伴うダウンシ
フトと区別することが可能である。
【0018】請求項7記載の発明では、前記進行割合が
所定値以上になったときに、前記ステップ変化量を基準
に復帰させる変速速度復帰手段を設ける構成とした。
かかる構成によると、前記進行割合が所定値以上になっ
て、基本変速比の変化に対して充分に目標変速比(実際
の変速比)が近づいたことが判断されるとき、即ち、変
速が略終了したと判断されるときには、それまでの変速
モードに応じたステップ変化量を基準値に復帰させる。
【0019】
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、基本変速
比の変化がハイギヤ側で発生したか、ローギヤ側で発生
したかによって異なる変速速度を与えて変速を行わせる
ことが可能となり、変速比域の違いによる変速速度の要
求の違いに対応した変速制御が行えるという効果があ
る。
【0021】請求項2記載の発明によると、変速比域を
加味して基本変速比のアップシフト方向への変化を判断
できると共に、スロットル開度に基づいて運転者の意図
が減速要求であるか定常走行要求であるかを判断して、
アップシフトに対応する適切な変速速度を設定できると
いう効果がある。請求項3記載の発明によると、車速の
増加等に伴う比較的ゆっくりしたアップシフトと、減速
要求に伴うアップシフトと、加速から定常への移行を意
図したアップシフトと、を区別して、それぞれで適切な
変速速度で変速を行わせることができるという効果があ
る。
【0022】請求項4記載の発明によると、減速要求に
伴うアップシフトと、加速から定常への移行を意図した
アップシフトと、をより的確に区別して、適切に変速速
度を設定できるという効果がある。請求項5記載の発明
によると、変速比域を加味して基本変速比のダウンシフ
ト方向への変化を判別し、変化に応じた変速速度を設定
できるという効果がある。
【0023】請求項6記載の発明によると、加速意図に
よるスロットルの踏込み操作に伴うダウンシフトと、減
速に伴うダウンシフトとを区別して、それぞれに適切な
変速速度で変速を行わせることができるという効果があ
る。請求項7記載の発明によると、変速モードに応じて
設定された変速速度を、適切な時期に基準速度に戻し
て、基本変速比付近で実際の変速比がハンチングするこ
とを回避できるという効果がある。
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2に示す無段変速機のシステム構成図におい
て、図示しないエンジンと組み合わされる車両用の無段
変速機1は、エンジン側のプライマリプーリ2と、駆動
軸(デフ)側のセカンダリプーリ3と、これらの間に巻
掛けられたベルト4とを備え、プライマリプーリ側アク
チュエータ2aの変速圧、及び、セカンダリプーリ側ア
クチュエータ3aへのライン圧調整により、プーリ比を
変化させて、変速比を無段階に変化させることができる
ものである。但し、無段変速機としてはトロイダル式等
の他の機構のものであっても良い。
【0026】変速圧及びライン圧は、オイルポンプ5に
つながる油圧回路6の油圧をリリーフする機能を有する
電磁弁7,8により制御して調圧しており、電磁弁7,
8はコントローラ9により制御される。従って、コント
ローラ9により、電磁弁7,8を制御して、変速圧及び
ライン圧を制御することにより、変速比を無段階に制御
することができる。
【0027】変速比の制御のため、コントローラ9に
は、車速VSPを検出する車速センサ10、アクセルペダ
ルと連動するスロットル弁の開度TVOを検出するスロ
ットルセンサ11、エンジン回転数Neを検出するエンジ
ン回転センサ12等から、それぞれ検出信号が入力されて
いる。マイクロコンピュータを内蔵したコントローラ9
は、これらの信号に基づいて、定常状態に対応する基本
変速比を設定すると共に、該基本変速比に対して所定の
変速速度で追従する目標変速比を設定し、前記目標変速
比に実際の変速比を一致させるべく電磁弁7,8をフィ
ードバック制御して変速制御を行う。
【0028】具体的には、前記車速VSP及びスロット
ル開度TVOに基づいて運転条件から要求される基本変
速比を設定し、この基本変速比と目標変速比との間に偏
差がある場合には、前記目標変速比を徐々に前記基本変
速比に近づけるように所定量ずつステップ変化させる。
そして、エンジン回転数Neと車速VSP(変速機の出
力軸回転数)から求めれる変速機の実際の変速比が、前
記目標変速比に近づくように前記電磁弁7,8をフィー
ドバック制御する。
【0029】従って、前記目標変速比を基本変速比に向
けてステップ変化させる単位量によって変速速度が決定
されることになる。ここで、前記変速制御の様子を、図
3及び図4のフローチャートに従って説明する。ステッ
プ1(図中ではS1と記してある。以下同様)では、予
め車速VSP及びスロットル開度TVOによって区分さ
れる格子毎に、基本変速比ibaseを記憶したマップを参
照し、現在の車速VSP及びスロットル開度TVOに対
応する基本変速比BASEを求める(基本変速比設定手
段)。
【0030】ステップ2では、現状の目標変速比itgt
と前記ステップ1で設定された基本変速比ibaseとから
変速の進行割合を、以下のようにして演算する(進行割
合演算手段)。 進行割合=1−(|基本変速比−目標変速比|)/基本
変速比 尚、変速比=出力回転数/入力回転数とする。
【0031】ステップ3では、前記進行割合が所定値
(6) (>所定値(1),(3),(5))以上であるか否かに基づい
て、定常状態又は変速の終了間際であるかを判別し、進
行割合が所定値以上であるときには、ステップ4へ進ん
で、定常状態を判別して、ステップ14へ進む。一方、進
行割合が所定値未満である変速過渡時には、ステップ5
へ進み、目標変速比itgt と基本変速比ibaseとの比較
に基づいてアップシフト,ダウンシフトのいずれである
かを判別する(アップ・ダウン判別手段)。ここで、目
標変速比itgt よりも基本変速比ibaseが小さい場合に
は、ダウンシフトであり、逆に、目標変速比itgt より
も基本変速比ibaseが大きい場合には、アップシフトで
ある。
【0032】ステップ5でアップシフト時であると判別
されると、ステップ6へ進み、前記進行割合が所定値
(1) 未満であって、かつ、スロットル開度TVOが所定
値(2)未満であるかを判別する。前記進行割合は、目標
変速比itgt と基本変速比ibaseとの偏差が大きいと
き、換言すれば、基本変速比ibaseが大きくステップ的
に変化したときに、より小さな値となる。
【0033】従って、進行割合が所定値(1) 未満である
か否かの判断は、基本変速比ibaseが所定以上に大きく
ステップ的に変化したか否かを判断させることになり、
進行割合に基づいて基本変速比ibaseの所定以上の変化
が認められ、然も、そのときのスロットル開度が所定値
(2) 未満の略全閉状態であるときには、運転者が、減速
を意図してアクセルから足を離したことに伴うアップシ
フトであると判断できる。この場合には、ステップ7へ
進んで、現状のアップシフトを足離しアップシフト(第
2変速モード)であると判別する。
【0034】一方、ステップ6で、進行割合が所定値
(1) 以上であると判別され、及び/又は、スロットル開
度TVOが所定値(2) 以上であると判別されたときに
は、ステップ8へ進む。ステップ8では、進行割合が所
定値(3) (>所定値(1) )未満であって、かつ、スロッ
トル開度TVOが所定値(4) (>所定値(2) )を越えて
いるか否かを判別する。
【0035】前記所定値(3) は、前記所定値(1) よりも
大きな値として設定され、スロットルを略全閉にまで戻
す減速時に対して、比較的スロットル戻し量(基本変速
比の変化幅)が少なくなる加速から定常への移行状態を
精度良く判別できるようにしてある。また、前記所定値
(4) は、前記所定値(3) よりも大きな値に設定され、加
速からスロットルを全閉までに戻さずに定常走行に移行
しようとする運転者の意図を判別できるようにしてあ
る。
【0036】ステップ8で、進行割合が所定値(3) 未満
であって、かつ、スロットル開度TVOが所定値(4) を
越えていると判別されたときには、運転者が加速から定
常への移行を意図してスロットルを途中まで戻したもの
と判断し、この場合には、ステップ9へ進んで、現状の
アップシフトを足戻しアップシフト(第3変速モード)
であると判別する。
【0037】ステップ8で、進行割合が所定値(3) 以上
であると判別され、及び/又は、スロットル開度TVO
が所定値(4) 以下であると判別されたとき、即ち、足離
しアップシフトでなく、かつ、足戻しアップシフトでも
ないときには、スロットル開度が略一定の状態での車速
VSPの増大に伴うアップシフトであると判断し、ステ
ップ10へ進んで、これをオートアップシフト(第1変速
モード)と判別する。
【0038】上記のステップ5〜10の部分がアップシフ
トモード判別手段に相当する。また、ステップ5で、目
標変速比itgt と基本変速比ibaseとの比較に基づいて
ダウンシフトであると判別された場合には、ステップ11
へ進む。ステップ11では、前記進行割合と所定値(5) と
を比較する。そして、前記進行割合が所定値(5) 未満で
ある場合には、運転者によるスロットルの開操作(アク
セルの踏み込み操作)に伴うダウンシフトであると判断
し、ステップ12へ進んで、これを踏み込みダウンシフト
(第5変速モード)と判別する。
【0039】また、ステップ11で前記進行割合が所定値
(5) 以上であると判別されたときには、車速VSPの低
下、即ち、減速に伴うダウンシフトであると判断し、ス
テップ13へ進んで、これを減速ダウンシフト(第4変速
モード)と判別する。前記ステップ5,11〜13の部分が
ダウンシフトモード判別手段に相当し、前記ステップ5
〜12の部分が変速モード判別手段に相当する。
【0040】尚、前記進行割合は、基本変速比と目標変
速比との偏差の絶対値が同じ状態でも、基本変速比が大
きいハイギヤ側ほど、進行割合として大きな値に設定さ
れるから、ハイギヤ側では、オートアップシフト若しく
は減速ダウンシフトとして判別され易くなる。後述する
ようにオートアップシフト,減速ダウンシフト時には比
較的速い変速速度を設定され、また、基本変速比と目標
変速比との偏差の絶対値が同じ状態でも、ハイギヤ側ほ
ど速い変速速度が許容される傾向があるから、運転者に
違和感を与えることなく最大限に速い変速速度で収束性
良く変速を行わせることができる。
【0041】上記のようにしてシフトの状態を判別する
と、ステップ14では、変速速度の演算に用いるシフト時
の目標イナーシャトルクを設定する。前記目標イナーシ
ャトルクは、例えばエンジントルクの増大に応じて増大
設定させることが好ましく、更に、本実施例では、同じ
エンジントルクのときであっても、前記シフト状態の判
別結果に応じてそれぞれに異なる値に設定させる。
【0042】具体的には、アップシフト時には、目標イ
ナーシャトルクをオートアップシフト>足戻しアップシ
フト>足離しアップシフトの大小関係となるように設定
し、オートアップシフト時に最も大きな目標イナーシャ
トルクが設定され、最も速い変速速度でアップシフトが
行なわれるようにする(変速速度変更手段)。オートア
ップシフトでは、基本変速比が徐々に変化するから、上
記のようにして比較的速い変速速度を与えることで、基
本変速比への収束性を確保して、吹け上がり感を与える
ことを回避できる。また、足離しアップシフトでは、ス
ロットルが全閉に戻された後の車速の低下によりダウン
シフト要求が発生するから、比較的遅い変速速度を与え
ることで、飛び出し感を与えることを回避できる。
【0043】更に、足戻しアップシフトでは、基本変速
比がステップ的に変化するから、オートアップシフトと
同程度の比較的速い変速速度が与えられると回転の急減
が発生して違和感を与え(図5参照)、逆に、足離しア
ップシフトに適合する比較的遅い変速速度を与えると、
スロットルを戻しているのに回転がなかなか下がらずに
運転者に違和感を与えることになるから(図6参照)、
オートアップシフトと足離しアップシフトとの間の中間
的な変速速度を与えることが好ましい。
【0044】尚、図5,図6に示すギア比は、ギア比=
1/変速比である。また、ダウンシフト時には、目標イ
ナーシャトルクを減速ダウンシフト>踏み込みダウンシ
フトの大小関係となるように設定し、踏み込みダウンシ
フト時よりも減速ダウンシフト時の方がより大きな目標
イナーシャトルクが設定され、より速い変速速度でダウ
ンシフトが行なわれるようにする(変速速度変更手
段)。
【0045】これにより、踏み込み加速時の回転の急増
を回避し、また、減速時の変速比の収束性を確保でき
る。ここで、オートアップシフト時の目標イナーシャト
ルク(変速速度)と、減速ダウンシフト時の目標イナー
シャトルク(変速速度)とを略同等とすることが好まし
い。
【0046】また、前記オートアップシフト,足戻しア
ップシフト,足離しアップシフト,踏み込みダウンシフ
ト,減速ダウンシフトの別によって目標イナーシャトル
ク(変速速度)を設定した後、変速が進行して前記進行
割合が所定値以上になり、ステップ4で定常判定がなさ
れた場合には、足離しアップシフトと同程度或いは足離
しアップシフトよりも小さい目標イナーシャトルクを設
定することで、変速速度を比較的遅い基準速度に設定さ
せ(変速速度復帰手段)、基本変速比付近で目標変速比
(実際の変速比)がハンチングすることを回避すること
が好ましい。
【0047】尚、エンジントルクは、スロットル弁開度
TVOとエンジン回転数Neとに基づいて推定すること
ができる。また、目標イナーシャトルクの設定方法を、
上記に限定するものではなく、例えば実際の変速比と基
本変速比との偏差、現在の車両駆動力と基本変速比に制
御された場合の車両駆動力との偏差、基本変速比の変化
率、車両駆動力の変化率などに基づいて目標イナーシャ
トルクを設定する構成であっても良く、それぞれの設定
方法で設定される目標イナーシャトルクが、少なくとも
シフトの種類毎に応じた上記の大小関係となるように設
定される構成であれば良い。
【0048】目標イナーシャトルクを設定すると、次の
ステップ15では、エンジン回転数(入力回転数)と変速
機の出力軸回転数(出力回転数)とから求められる実際
の変速比i(=出力軸回転数/エンジン回転数)、変速
機の出力軸回転数No、前記目標イナーシャトルクTT
INR、及び、定数として与えるエンジンイナーシャト
ルクIE に基づき、次式に従って、変速速度に相当する
ステップ変化量SVを設定する。
【0049】SV=TTINR/(i×IE ×No) 上式によれば、目標イナーシャトルクが大きいときほ
ど、ステップ変化量、換言すれば変速速度が速く設定さ
れる。また、上式によれば、車速(出力軸回転数No)
で変速速度が変化し、特に高車速側で変速速度が遅くな
るため、変速時のイナーシャトルクを一定にできる。
【0050】尚、前記変速速度を決定するステップ変化
量は、例えは足戻しアップシフトからオートアップシフ
トに切り換わった場合でも、足戻しアップシフトに適合
する値からオートアップシフトに適合する値にまで一度
に変化させるのではなく、徐々にオートアップシフトに
適合する値にまで変化させることが好ましく、また、切
り換わるシフトの種類によって変速速度を追従させる速
度を異ならせても良い。
【0051】変速速度を決定するステップ変化量を算出
すると、ステップ16へ進み、目標変速比itgt を基本変
速比ibaseに近づく方向に前記ステップ変化量SVだけ
変化させ、目標変速比itgt を更新設定する(目標変速
比設定手段)。そして、ステップ17では、実際の変速比
iを前記目標変速比itgt に一致させるようにフィード
バック制御を行なう(変速比制御手段)。
【0052】尚、上記では、ダウンシフトを進行割合と
所定値(3) との比較に基づいて減速ダウンシフトと、踏
込みダウンシフトとの2種類に判別させたが、異なる複
数の所定値と進行割合との比較に基づいて、3種類以上
に判別させても良い。また、アップシフトの判別におい
て、進行割合と共にスロットル開度を用いたが、進行割
合のみから2種類或いはそれ以上にアップシフトを判別
させても良い。
【0053】また、上記では、目標イナーシャトルク
を、変速モード毎に設定する構成としたが、変速モード
毎に予め固定の変速速度を設定しておき、変速モードの
判別結果から直接的に変速速度を設定する構成であって
も良い。また、進行割合,スロットル開度TVOの判別
において、ヒステリシス特性を持たせる構成としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の制御装置の基本構成を示すブロ
ック図。
【図2】無段変速機のシステム概略図。
【図3】変速速度制御を伴う変速制御の実施例を示すフ
ローチャート。
【図4】変速速度制御を伴う変速制御の実施例を示すフ
ローチャート。
【図5】足戻しアップシフト時に変速速度が速過ぎる場
合の特性を示すタイムチャート。
【図6】足戻しアップシフト時に変速速度が遅過ぎる場
合の特性を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 無段変速機 2 プライマリプーリ 3 セカンダリプーリ 9 コントローラ 10 車速センサ 11 スロットルセンサ 12 エンジン回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転条件に応じて基本変速比を設定する基
    本変速比設定手段と、目標変速比を徐々に前記基本変速比に近づけるように所
    定のステップ変化量ずつ変化させる 目標変速比設定手段
    と、 前記目標変速比に実際の変速比を一致させるべく無段変
    速機を制御する変速比制御手段と、 前記基本変速比と目標変速比とに基づいて、変速の進行
    割合を、 進行割合=1─(|基本変速比−目標変速比|)/基本変速比 として演算する 進行割合演算手段と、 前記変速の進行割合に基づいて、変速を複数種の変速モ
    ードに判別する変速モード判別手段と、 該変速モード判別手段で判別された変速モード毎に、前
    記目標変速比設定手段におけるステップ変化量を変更す
    る変速速度変更手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする無段変速機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記変速モード判別手段が、前記基本変速
    比と目標変速比とに基づいて、変速をアップシフトとダ
    ウンシフトとのいずれかに判別するアップ・ダウン判別
    手段と、アップシフトが判別されたときに、前記進行割
    合とスロットル開度とに基づいてアップシフトを予め設
    定された複数種の変速モードのいずれかに判別するアッ
    プシフトモード判別手段と、を含んで構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の無段変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記アップシフトモード判別手段が、前記
    進行割合が所定値よりも大きな第1変速モードと、前記
    進行割合が少なくとも前記所定値よりも小さくかつスロ
    ットルを全閉にまで戻したときの第2変速モードと、前
    記進行割合が少なくとも前記所定値よりも小さくかつス
    ロットルを中間開度にまで戻したときの第3変速モード
    とのいずれかにアップシフトを判別することを特徴とす
    る請求項2記載の無段変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記アップシフトモード判別手段におい
    て、前記第3変速モードを判別させる進行割合と、前記
    第2変速モードを判別させる進行割合を異なる値に設定
    したことを特徴とする請求項3記載の無段変速機の制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記変速モード判別手段が、前記基本変速
    比と目標変速比とに基づいて、変速をアップシフトとダ
    ウンシフトとのいずれかに判別するアップ・ダウン判別
    手段と、ダウンシフトが判別されたときに、前記進行割
    合に基づいてダウンシフトを予め設定された複数種の変
    速モードのいずれかに判別するダウンシフトモード判別
    手段と、を含んで構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の無段変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記ダウンシフトモード判別手段が、ダウ
    ンシフトを、前記進行割合が所定値よりも大きな第4変
    速モードと、前記進行割合が前記所定値よりも小さな第
    5変速モードとの2種類に判別することを特徴とする請
    求項5記載の無段変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】前記進行割合が所定値以上になったとき
    に、前記ステップ変化量を基準値に復帰させる変速速度
    復帰手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1つに記載の無段変速機の制御装置。
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