JP6601936B2 - 車両のルーフ構造体 - Google Patents

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Description

自動車で最も多く使われる低炭素鋼又は鋼合金のルーフパネルを、アルミニウム又はアルミニウム合金製のルーフパネルに置き換えることは、車両の大量生産にとって魅力的な選択肢である。しかしながら多くの場合、それ以外の車両ボディ構造体は鉄鋼で作られ続けることになる。アルミニウムルーフパネルと鉄鋼ルーフパネルの接続は、非類似材料の熱膨張を考えれば困難である。鉄鋼ボディに取り付けられたアルミニウムルーフパネルの組合せは、ボディに塗布された塗装の硬化や焼き付けために要求される昇温にさらされると、アルミニウムルーフパネルに圧縮応力を生み出すことがある。この応力が、ルーフパネルの目に見える部分を許容できない外観にしてしまうこともある。
製造業者は現在、組立の溶接工程の後にアルミニウムルーフパネルを鉄鋼ボディに固定している。この工程は、典型的には接着剤接合操作を含む。セルフピアスリベットもアルミニウムルーフパネルを鉄鋼ボディパネルに固定するために使うことができる。この方法は、車両の大量生産の観点からは魅力的であるが、アルミニウムと鉄鋼の熱膨張係数の大きな食い違い(アルミニウム約22.5×10−6m/mK、鉄鋼約13×10−6m/mK)による問題を引き起こす。接着剤は、ルーフパネルと鉄鋼ボディパネルの熱膨張の違いによるゆがみを吸収可能でなければならない。更に、鉄鋼とアルミニウムはリベットで永久的に接合されるので、鉄鋼とアルミニウムの熱膨張のこの違いが、車両ボディの温度が、その接合がなされた温度と異なる場合には常にアルミニウムと鉄鋼の内部に応力を生長させることになる。車両ボディが経験する最も高い温度は、製造工程中の組立済ボディが塗装されるときである。自動車の塗装は、別々に塗布されて昇温中で硬化されるいくつかの層からなっている。塗装は、塗装済ボディを1つ又は複数の塗装焼き付けオーブンを通して、ボディ温度を約180〜200℃に上昇させ、その温度に最短でも20分保持することで硬化される。この昇温は、アルミニウムルーフパネル内部に塑性変形を生じさせるのに十分となることがある。塑性変形は冷却しても復元しないので、このような変形のどのようなものであっても、顧客に受け入れられない可能性のあるルーフパネルのしわや座屈のような外観をもたらすことがある。
更に、接触している、又は電気的に接続されているルーフと車両ボディパネルを持つことが、電解腐食を引き起こす場合がある。この腐食のリスクは、ルーフ溝内の領域のように水が存在すると高まる。接合工程は接着剤にかかわるものであるため、現在の接合工程は、アルミニウムパネルを鉄鋼ボディパネルへ接合する接着剤を硬化させるために、塗装焼き付けオーブンを使用している。しかしながら、塗装焼き付けオーブンからの熱が、アルミニウムルーフパネルの鉄鋼ボディに対するゆがみを引き起こし、反り効果を生成することがありうる。拘束されていなければ、ルーフパネルは、ルーフパネルと車両ボディとの間の接着剤接合を破壊するほどに反ってしまうことになる。
1つの態様によれば、車両アセンブリはアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されたルーフパネルと、ルーフ構造体を支持し、鉄鋼又は鋼合金で形成された車両ボディとを含む。車両ボディは、横方向に離間したサイドパネルと、フロントルーフレールと、リアルーフレールとを含む。それぞれのルーフレールは、サイドパネル間にまたがる。少なくとも1つのブラケットが、ルーフ構造体を車両ボディに固定している。ブラケットは、ルーフパネルに固定された第1の部分と、ルーフ構造体から外側へ延び、車両ボディに溶接された第2の部分とを有する。ブラケットは、鉄鋼又は鋼合金で形成されている。車両ボディとブラケットの第2の部分の溶接連結の内側に位置する接着剤が、第2の部分を車両ボディに接合している。接着剤は、ルーフパネルとブラケットの第1の部分の固定連結を湿気から保護し、非類似材料のルーフパネルとブラケットとの間の電解腐食を防止する。接着剤は更に、車両アセンブリの製造の間に、車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されるときに、取り付けられたルーフパネルの車両ボディに対する熱ゆがみを低減する。
別の態様によれば、車両アセンブリは、ルーフパネルと車両ボディを含む車両ルーフ構造体を備える。車両ルーフ構造体は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。車両ボディは、横方向に離間した1対のサイドパネルと、サイドパネル間にまたがるフロントルーフレールとリアルーフレールとを含む。サイドパネルは、フロントとリアルーフレールと共に、車両ルーフ構造体を支持している。車両ボディは、鉄鋼又は鋼合金で形成されている。1対のサイドブラケットがサイドパネルをルーフパネルに連結し、フロントブラケットがフロントルーフレールをルーフパネルに連結し、及びリアブラケットがリアルーフレールをルーフパネルに連結している。それぞれのブラケットは、ルーフパネルに固定された第1の部分と、ルーフパネルの外側へ延び、車両ボディに溶接された第2の部分を有する。それぞれのブラケットは、鉄鋼又は鋼合金で形成されている。車両ルーフ構造体は、接着剤によって車両ボディに接合されている。それぞれのブラケットは、ルーフパネルと車両ボディとの間に、約4mmから約6mmの連続した垂直スペースを提供し、接着剤がスペース内に配置される。接着剤は、ルーフパネルとブラケットの第1の部分の固定連結を湿気から保護し、非類似材料のルーフパネルとブラケットとの間の電解腐食を防止する。接着剤は更に、車両アセンブリの製造の間に、車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されるときに、取り付けられたルーフパネルの車両ボディに対する熱ゆがみを低減する。
更に別の態様によれば、車両の組立方法であって、鉄鋼又は鋼合金で形成され、横方向に離間した1対のサイドパネルと、フロントルーフレールと、リアルーフレールとを含み、それぞれのルーフレールはサイドパネル間にまたがる車両ボディを提供することと、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成され、外周端部に設けられ、フランジ部が垂直壁と水平面を含むフランジ構造体を有するルーフパネルを含む車両ルーフ構造体を提供することと、ルーフパネルの全外周の周りのフランジ構造体の水平面上に接着剤を塗布することと、それぞれ鉄鋼又は鋼合金で形成された1対のサイドブラケットと、フロントブラケットと、リアブラケットと、を提供し、接着剤がそれぞれのブラケットとフランジ構造体との間になるようにそれぞれのブラケットをフランジ構造体上に位置決めすることと、車両ルーフ構造体をブラケットと共に、車両ボディ上に位置決めすることと、それぞれのブラケットをフランジ構造体の垂直壁に固定することと、サイドブラケットをサイドパネルへ、フロントブラケットをフロントルーフレールへ、及びリアブラケットをリアルーフレールへ、溶接することと、車両ボディを車両ルーフ構造体とブラケットと共に所定の温度に加熱して接着剤を硬化させることと、を含む車両の組立方法。
鉄鋼又は鋼合金からなる車両ボディと、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる車両ルーフ構造体とを含む車両アセンブリの分解斜視図である。 車両アセンブリの側部に沿った断面図である。 車両アセンブリの前部に沿った断面図である。 本開示の1つの態様に基づく車両アセンブリの、後部に沿った断面図である。 本開示の別の態様に基づく車両アセンブリの後部に沿った断面図である。 車両アセンブリの製造中に車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されたときの、取り付けられたルーフパネルの車両ボディに対する熱ゆがみを示す。 車両アセンブリの製造中に車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されたときの、取り付けられたルーフパネルの車両ボディに対する熱ゆがみを示す。 車両アセンブリの製造中に車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されたときの、取り付けられたルーフパネルの車両ボディに対する熱ゆがみを示す。
本明細書の説明及び図面は単に実例であり、本開示から逸脱することなく、開示された構造に様々な修正又は変更を加えることが可能であることが理解される。全体に、典型的な車両ルーフ構造体の図面は原寸に比例していない。本明細書では、横方向は車両を横切る方向、すなわち左及び右方向である。同様に、長手方向は車両の進行の前方及び後方に向かう方向を指し、垂直方向は高さに関連し、すなわち上及び下に向かう方向を指す本明細書で開示される典型的な車両ルーフ構造体の、特定される多様な構成部品は、製造業者によって変わることがある単なる専門用語であって、本開示を制限するものとみなされるべきではないこともまた理解される。
長い間にわたり、車両ボディ構築の最上の選択である低炭素鋼又は鋼合金が、アルミニウムやアルミニウム合金などのより高い強度/重量比の材料に置き換えられることが多くなっている。このトレンドは、燃費の改善のために車両重量を減少させるという欲求によって推進されている。この例の1つが、鉄鋼又は鋼合金の車両ボディ104に取り付けられたアルミニウム又はアルミニウム合金のルーフ構造体102を有する典型的な車両アセンブリ100である。図1に模式的に示すように、車両ボディ104は、搭乗室116の側面を定める1対の横方向に離間したボディ部材又はサイドパネル112、114と、サイドパネル間にまたがるフロントルーフレール118とリアルーフレール120とを含む。ボディ部材112、114は同一に構成されていてもよく、しかしその配置は車両アセンブリ100の反対側面にある。少なくとも1つのクロス部材又はルーフ支材122をフロント及びリアルーフレール118、120との間に置き、離間したボディ部材112、114との間に延ばしてもよい。サイドパネルは、フロント及びリアルーフレール118、120と共に、搭乗室116を覆うルーフ構造体102を支持する。車両ボディ104に取り付けられているのは、典型的な車両ルーフ構造体102である。
図2を参照すると、車両ルーフ構造体102は、搭乗室116の上に置かれたアルミニウム又はアルミニウム合金のルーフパネル132を含む。ルーフパネル132は、その上の例えば荷物ラック内の輸送物品によってルーフパネルにかかる負荷の支持能力に適合する強化リブ134を含んでもよい。このようなリブは、SUVやバンのような車両でよく使われ、それはこれらの車両のルーフパネルが広く、一般に平面であることによる。リブ134はルーフパネル132を強化し、ルーフパネルがその形状を維持することを支援する。セダンのようなより小さい車両で使われるルーフパネルは、一般にこれらのリブを必要としない。ルーフパネル132の平面形状は概して矩形であるが、個々の車両ルーフ構造体を車両デザインに適合させる必要から、ルーフパネルは別の形状を持ってもよい。ルーフパネル132は、前端部140、後端部142及び前端部と後端部との間を長手方向に延びて対向する側部144、146を含む。車両ルーフアセンブリ102は、更に側部144、146との間で延びる少なくとも1つのルーフ強化体を含む。車両アセンブリ100が組立てられた状態では、ルーフ強化体(図示しない)は、必要とはされていないが、ルーフ支材122の上に置かれてもよい。良く知られているように、サンルーフアセンブリ(図示しない)のために、ルーフパネル132に開口(図示しない)を設けてもよい。
鉄鋼又は鋼合金で形成された少なくとも1つのブラケットが、ルーフ構造体102を車両ボディ104に固定する。以下により詳細に説明するように、この少なくとも1つのブラケットは、ルーフパネル132に固定された第1の部分と、ルーフ構造体102から離れて延び、車両ボディ104に溶接された第2の部分を有する。ルーフパネル132は、上部水平面の外周端部に配置されたフランジ構造体152に連結された上部水平面150を含む。1つの態様によれば、フランジ構造体152は、上部水平面150の外周端部の略全周に延びている。フランジ構造体152は、一般に垂直壁と下部水平面(上部水平面150に対する下部)によって定められる。ブラケットの第1の部分は垂直壁に固定され、ブラケットの第2の部分は下部水平面に接着又は接合される。
具体的には、この少なくとも1つのブラケットは、1対のサイドブラケット160、162、フロントブラケット164及びリアブラケット166を含む。サイドブラケット160、162は、ルーフパネル132上を、ルーフパネル132の前端部と後端部140、142の間で長手方向に延び、サイドパネル112、114をルーフパネル132の側部144、146にそれぞれ連結している。フロントブラケット164は、ルーフパネル132を横切って側部144、146との間で横方向に延び、フロントルーフレール118をルーフパネル132の前端部140に連結している。リアブラケット166も、ルーフパネル132を横切って側部144、146との間で横方向に延び、リアルーフレール120をルーフパネル132の後端部142に連結している。それぞれのブラケット160、162、164、166は、ルーフパネル132からは分離していて、ルーフパネルと車両ボディ104の取り付けを容易にするためにルーフパネルに固定される。これらのブラケット160、162、164、166は互いに分離していてもよいし、単一フレームのような一体部材であってもよい。図1に示すように、4つのブラケット160、162、164、166を合わせると、ルーフパネル132の外周の略全周に延びている。
図2は、サイドブラケット160によって側部144に連結されたサイドパネル112を示す。本開示の説明を簡潔にするために、サイドパネル112の構造とその車両ルーフ構造体102への連結のみを議論することになるが、サイドパネル114は、車両ルーフ構造体102への類似の連結を有する同様の構造を持つことができることが理解される。サイドパネル112は、外パネル170及び内パネル172を含む良く知られているように、外パネルと内パネルとの間に補強材(図示しない)を挿入してもよい。外パネル170は、垂直壁176と水平壁178を有するフランジ構造体を含む。内パネル172も、水平壁182を有するフランジ構造体を含む。外パネル170及び内パネル172のそれぞれの水平壁178、182は、入れ子状となって溶接される相補形状を有する。ルーフパネル132の側部144は、垂直壁192及び下部水平面194(上部水平面150に対して下部)を有する外周フランジ構造体152のサイドセクション190を含む。サイドパネル112及びルーフパネル132のそれぞれのフランジ構造体は、ルーフ成形物(図示しない)の取り付けのために、その内部に配置された装着スタッド200を持つルーフ溝198を定めることが理解される。それぞれの装着スタッド200は、外パネル170及び内パネル172の水平壁178、182に取り付け固定(例えば溶接)することができる。
サイドブラケット160は、サイドパネル112を、ルーフパネル側部144の外周フランジ構造体152のサイドセクション190に連結する。サイドブラケット160は、第1の部分210及び第2の部分212を含む。第1の部分210は、垂直壁192に固定される。第2の部分212は、ルーフパネル132から外側へ、外パネル170とルーフパネルとの間の距離又は空間に略等しい距離だけ延びている。これによって第2の部分212が、下部水平面194と接着又は接合されること、及び外パネル170の水平壁178に取り付け固定(例えば溶接)されることの両方が可能となる。図2に示すように、サイドブラケット160は実質的にL型であって、サイドブラケット160の第1の部分210は垂直脚216であり、第2の部分212は水平脚218である。垂直脚216は、例えば垂直脚216の垂直壁192への図示したかしめによって、しかしそれに限定されることなく、当技術分野で既知の任意の機械的手段によって、ルーフパネル垂直壁192の内側へ連結される。例えば、垂直脚216は、垂直壁192に溶接されてもよく、又はセルフピアスリベット、ボルトなどを使って連結されてもよいことが理解される。水平脚218は、上部セクション220(すなわちルーフパネル132の上部水平面150により近いセクション)及び下部セクション222を含むステップ構成である。水平脚218の上部セクション220は、ルーフパネル132の下部水平面194に、非導電性の接着剤230によって接着又は接合されている。従って、サイドブラケット160の第1の部分210と、ルーフパネル132の垂直壁192との間の連結は、接着剤230の内側に位置する。下部セクション222は、下部水平面194の端部を超えて外側に向かって延び、その寸法は外パネル170の水平壁178の寸法に略等しい。これによって下部セクションが、外パネル170と内パネル172のそれぞれの水平壁178、182に入れ子状となって取り付け固定(例えば溶接)される。装着スタッド200は、下部セクション222に取り付け固定(例えば溶接)されてもよい。
図3は、ルーフパネル132の前端部140に、フロントブラケット164によって連結されたフロントルーフレール118を示す。フロントルーフレール118は、外パネル240及び内パネル242を含む。良く知られているように、外パネルと内パネルとの間に補強材(図示しない)を挿入してもよい。外パネル240は、垂直壁246と水平壁248を有するフランジ構造体を含む。水平壁248は、ステップ構成を持つことができ、垂直壁246から延びる凹状セクション250を含む。内パネル242も、水平壁152を有するフランジ構造体を含む。外パネル水平壁248の凹状セクション250は、内パネル水平壁252に固定(例えば溶接)されている。ルーフパネル132の前端部140は、垂直壁262及び下部水平面264(上部水平面150に対して下部)を有する外周フランジ構造体152の前部セクション260を含む。下部水平面264は、車両ボディ104に装着されたウインドシールド270の端部の下に延びている。
フロントブラケット164は、フロントルーフレール118を、ルーフパネル前端部140の外周フランジ構造体152の前部セクション260に連結している。フロントブラケット164は、第1の部分280及び第2の部分282を含む。第1の部分280は、垂直壁262に固定されている。第2の部分282は、ルーフパネル132から外側へ、外パネル240の水平壁248がルーフパネル132から外側へ延びる距離と略等しい距離だけ延びている。これによって、第2の部分282が、下部水平面264と接着又は接合されることと、外パネル240の水平壁248に取り付け固定(例えば溶接)されることの両方が可能となる。図3に示すように、フロントブラケット164は実質的にL型であって、フロントブラケット164の第1の部分280は垂直脚286であり、第2の部分282は水平脚288である。垂直脚286は、例えば垂直脚286の垂直壁262への図示したかしめによって、しかしそれに限定されることなく、当技術分野で既知の任意の機械的手段によってルーフパネル垂直壁262の内側へ連結される。例えば、垂直脚286は、垂直壁262に溶接されてもよく、又はセルフピアスリベット、ボルトなどを使って連結されてもよいことが理解される。水平脚288は、上部セクション290(すなわちルーフパネル132の上部水平面150により近いセクション)及び下部セクション292を含むステップ構成である。水平脚288の下部セクション292は、凹状セクション250と整列され、ルーフパネル132の下部水平面264に非導電性の接着剤230によって接着又は接合されている。これによって、フロントブラケット164の第1の部分280と、ルーフパネル132の垂直壁262との間の連結が、接着剤230の内側に位置する。上部セクション290は、下部水平面の端部を超えて外側に向かって延び、外パネル240の水平壁248に取り付け固定(例えば溶接)される。ウインドシールド270の端部は、フロントブラケット164の上部セクション290に接着接合される。
図4は、リアブラケット166によってルーフパネル132の後端部142に連結されたリアルーフレール120を示す。リアルーフレール120は、外パネル300及び内パネル302を含む。良く知られているように、外パネルと内パネルとの間に補強材(図示しない)を挿入してもよい。外パネル300は、垂直壁306及び水平壁308を有するフランジ構造体を含む。水平壁308の端部310には、必要とするわけではないが、角度を付けてもよい。内パネル302も、外パネル水平壁308に取り付け固定(例えば溶接)された水平壁312を有するフランジ構造体を含む。ルーフパネル132の後端部142は、垂直壁322及び下部水平面324(上部水平面150に対して下部)を有する外周フランジ構造体152の後部320を含む。
リアブラケット166は、リアルーフレール120を、ルーフパネル後端部142の外周フランジ構造体152の後部セクション320に連結する。リアブラケット166は、第1の部分330及び第2の部分332を含む。第1の部分330は、垂直壁322に取り付けられている。図4に示す1つの態様では、第2の部分332は、ルーフパネル132から外側に、外パネル300の水平壁308がルーフパネル132から外側に延びる距離に略等しい距離だけ延びている。リアブラケット166は実質的にL型であって、リアブラケット166の第1の部分330は垂直脚336であり、第2の部分332は水平脚338である。垂直脚336は、例えば垂直脚336の垂直壁332への図示したかしめによって、しかしそれに限定されることなく、当技術分野で既知の任意の機械的手段によって、ルーフパネル垂直壁322の内側へ連結される。例えば、垂直脚336は、垂直壁322に溶接されてもよく、又はセルフピアスリベット、ボルトなどを使って連結されてもよいことが理解される。水平脚338は、上部セクション340(すなわちルーフパネル132の上部水平面150により近いセクション)及び下部セクション342を含むステップ構成である。水平脚338の下部セクション342は、外パネル水平壁308の角度付きの端部310に合わせて角度を付けてもよい。図4の実施形態によれば、上部セクション340は、非導電性の接着剤230によって、ルーフパネル132の下部水平面324に接着又は接合されている。これによって、リアブラケット166の第1の部分330とルーフパネル132の垂直壁322との間の連結が、接着剤230の内側に位置する。下部セクション342は、下部水平面324の端部を超えて外側に延び、外パネル300の水平壁308の端部310に取り付け固定(例えば溶接)される。
図5は、リアルーフレール120’をルーフパネル132の外周フランジ構造体152に連結するためのリアブラケット166’の別の態様を示す。リアブラケット166’は、フランジ構造体152の垂直壁332に取り付けられた第1の部分330’を含む。リアブラケット166’の第2の部分332’の長さは、リアルーフレール120’の外パネル308’の水平壁308’の長さより短い。これによって、第2の部分332’の下部セクション342’が、外パネル300’と内パネル302’のそれぞれの水平壁308’と312’に入れ子状に取り付け固定(例えば溶接)されることが可能となる。第2の部分332’の上部セクション340’は、非導電性の接着剤230によって、ルーフパネル132の下部水平面324に接着又は接合されている。
それぞれのブラケット160、162、164、166の第1の部分210、280、330とルーフパネル132との間の固定連結(例えばかしめ)の位置は、一般に車両ルーフ構造体102と車両ボディ104との間の取り付け強度の必要から規定され、より多くの近接した連結が、より強固な取付けを増進するようになることが理解される。しかしながら、連結をより少なくすると、ルーフパネル132のゆがみを最小にすることができて、ブラケット160、162、164、166が接着剤230と共に、車両ルーフ構造体102と車両ボディ104との間の所要の取付け強度を提供することもまた理解される。それに加えて、それぞれのブラケット160、162、164、166は、車両ルーフ構造体102のルーフパネル132と、車両ボディ104との間に、約4mmから約6mmの連続したスペース又はギャップを維持し、そのスペース内に接着剤230が配置される。図示されるように、接着剤230のためにブラケット160、162、164、166によって提供されるこの連続したスペースは、ルーフパネル132と、ルーフパネル132を車両ボディ104に連結するブラケット160、162、164、166の第2の部分212、282、332との間の、垂直方向又は高さ方向にある。1つの態様では、ルーフパネル132と、車両ボディ104との間の連続した垂直のスペースは約5mmである。車両ルーフ構造体102と、車両ボディ104との間で維持されるこの連続した垂直スペースは、電解腐食の懸念を取り除き、また車両アセンブリ100上の電着の流れと位置を制御する。それぞれのブラケット160、162、164、166の第1の部分210、280、330とルーフパネル132との連結が、接着剤230の内側に位置することによって、接着剤230が、ルーフパネル132とそれぞれのブラケットとの間の連結を、水/湿気及び塵埃の侵入から保護し、ルーフパネル132とブラケット160、162、164、166との間の非類似材料間の電解腐食を防止することが理解される。
上述したように、アルミニウム合金の車両ルーフ構造体102を鉄鋼の車両ボディ104に強固に取り付けることは(すなわち、非類似の熱膨張係数を持つ車両構成部品、アルミニウムは約22.5×10−6m/mK、鉄鋼は約13×10−6m/mK)、温度が上昇又は低下すると、熱応力を生成させることになる。加熱されると、より低い熱膨張係数の材料に引張り応力が発生し、より高い熱膨張係数の材料に圧縮応力が発生する。従って、車両ボディ104に取り付けられた車両ルーフ構造体のルーフパネル132は、温度の増加にともなって圧縮熱応力にさらされることになり、熱応力は一般に温度に比例して増大する。
組立の後、しかしドアやボンネットなどの閉塞材の取り付け前に、車両アセンブリ100は洗浄されて塗装される。塗装は昇温中にさらして硬化させなければならず、車両アセンブリ102を少なくとも1つの塗装焼き付けオーブンを通過させ、車両アセンブリを20分以上の時間にわたり200℃までの温度にさらすことが必要とされる。この温度によって、車両ルーフ構造体内に発生する圧縮応力が最大値に達する。ルーフパネル132は、圧縮荷重又は応力にさらされると、変形して座屈を形成することがある。座屈応力がルーフパネルの材料の降伏応力を超えると、座屈は恒久的となり、車両アセンブリ100がオーブンから出て冷却された後にも、ルーフパネル132は元の構成に戻れないことになる。
ブラケット160、162、164、166は、接着剤230と共に、車両アセンブリの製造中に、車両アセンブリ100が塗装焼き付けオーブン内で加熱されるときに、取り付けられたルーフパネル132の、車両ボディ104に対する熱ゆがみを低減する。例として、図6Aは車両アセンブリ100の焼き付け前の状態を示す。図6Bは焼き付け中の車両アセンブリ100を示す。ルーフパネル132が上方及び外側に向かって膨張すると、接着剤230がその膨張を吸収する。図6Cに示すように、ルーフパネル132は焼き付け前の状態に戻る。従って、ブラケット160、162、164、166によって接着剤230のために提供される連続したスペース又はギャップが、焼き付けと接着剤の硬化の間の(例えば電着工程の間の)アルミニウムルーフパネル132のゆがみを許容し、また接着剤が脱落することなく、及びルーフパネル132又はサイドパネル112のいずれかの変形なしに、接着剤のせん断を許容する。接着剤230は、ブラケット160、162、164、166の第2の部分212、282、332とルーフパネル132と間の主要な連結を形成し、一方、ブラケットの第1の部分210、280、330のルーフパネル132への固定連結(例えばかしめ)は、より接着剤230の硬化前のルーフパネルとブラケットを合わせた位置決めのためである。接着剤230は、非類似材料の異なる膨張率に関連する応力の吸収を支援するための、車両ボディの加熱中の柔軟性を提供する。接着剤230が、非類似材料間の電解腐食を防止するために、ブラケット160、162、164、166とルーフパネル132の連結を湿気から保護するので、表示された固定(例えばかしめ)領域は乾燥セクションにある。
すでに説明したことから明らかなように、上述した車両ルーフ構造体102のゆがみを防止するために、本開示は、鉄鋼又は鋼合金から形成される車両ボディ104と、アルミニウム又はアルミニウム合金から形成される車両ルーフ構造体100とを含む車両の組立方法を提供する。本方法は、1対の横方向に離間したサイドパネル112、114と、フロントルーフレール118と、リアルーフレール120とを含む車両ボディ102を提供すること、外周端部に配置されたフランジ構造体152を有するルーフパネル132を含む車両ルーフ構造体102を提供すること、ルーフパネル132の全外周の周りのフランジ構造体152の水平面194、264、324上に接着剤230を塗布すること、接着剤230がそれぞれのブラケットとフランジ構造体との間になるようにそれぞれのブラケット160、162、164、166をフランジ構造体152上に位置決めすること、車両ルーフ構造体102を、ブラケット160、162、164、166と共に、車両ボディ104上に位置決めすること、それぞれのブラケット160、162、164、166を、フランジ構造体152の垂直壁192、262、322に固定(例えばかしめ、溶接、留め金)すること、サイドブラケット160、162をサイドパネル112、114へ、フロントブラケット164をフロントルーフレール118へ、リアブラケット166をリアルーフレール120へ溶接すること、及び車両ボディ104を、車両ルーフ構造体102とブラケット160、162、164、166と共に、所定の温度に加熱して接着剤230を硬化させること、を含む。
典型的な方法は更に、ルーフパネル132と車両ボディ104との間に、約4mmから約6mmの連続した垂直のスペースを、サイドブラケットと、フロントブラケットと、リアブラケットとを使って提供すること、スペース内に接着剤230を配置すること、ブラケット160、162、164、166とフランジ構造体152との間の固定連結を接着剤230の内側に位置決めすること、ブラケット160、162、164、166と車体ボディ104との間の溶接連結を接着剤230の外側に位置決めすること、を含む。本方法は更に、それぞれのブラケット160、162、164、166のそれぞれの垂直脚216、286、336をフランジ構造体垂直壁192、262、322の内側にかしめ、それぞれのサイドブラケット160、162及びリアブラケット166には、水平脚220、338の上部セクション218、340をフランジ構造体152の水平面194、324に接合し、フロントブラケット164には、水平脚288の下部セクション292を、フランジ構造体152の水平面264に接合することを含む。
説明の単純化の目的のため、本方法は、連続して実行されるように説明される工程を有するが、本開示は、例証される順序によって制限されず、また幾つかの工程は、本明細書に図示及び説明されるものとは異なる順序で、並びに/又は他の工程と同時に行われ得ることを理解及び認識されたい。
上記開示の多様な形態及び他の特徴と機能、又はそれらの代替えは、好ましく多くの他の多様なシステム又は応用に結びつけることが可能であることが理解される。また、種々の現在予期されていない、若しくは予想されていない代替案、修正、変形、又は改善が、後に当業者によって行われてもよく、それらも、以下の特許請求の範囲によって包含されるよう意図される。

Claims (20)

  1. 車両アセンブリであって、
    アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されたルーフパネルを含むルーフ構造体と、
    1対の横方向に離間したサイドパネル、フロントルーフレール、及びリアルーフレールを含む車両ボディであって、それぞれのルーフレールが前記サイドパネル間にまたがり、前記車両ボディが前記ルーフ構造体を支持し、前記車両ボディが鉄鋼又は鋼合金で形成される、車両ボディと、
    前記ルーフ構造体を前記車両ボディに固定し、前記ルーフパネルに固定された第1の部分と、前記ルーフ構造体から離れて延び、前記車両ボディに溶接された第2の部分と、を有し、鉄鋼又は鋼合金で形成される、少なくとも1つのブラケットと、
    前記第2の部分を前記車両ボディに接合する前記車両ボディと前記ブラケットの第2の部分の溶接連結の内側に位置し、前記ルーフパネルと前記ブラケットの第1の部分の固定連結を湿気から保護して非類似材料の前記ルーフパネルとブラケットとの間の電解腐食を防止し、更に前記車両アセンブリの製造の間に、前記車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されるときに、前記取り付けられたルーフパネルの前記車両ボディに対する熱ゆがみを低減する、接着剤と、を備え、
    前記ルーフパネルは、垂直壁および下部水平面によって定められた、フランジ構造体を含み、前記ブラケットの第1の部分は、前記垂直壁に固定されている、車両アセンブリ。
  2. 前記ルーフパネルが、上部水平面の外周端部に配置された前記フランジ構造体に連結された上部水平面を含み、前記接着剤が前記ブラケットの第2の部分を前記下部水平面に接合している、請求項1に記載の車両アセンブリ。
  3. 前記ブラケットの前記第1の部分が垂直脚であり、前記ブラケットの前記第2の部分が水平脚であり、前記垂直脚が前記ルーフパネルの垂直壁の内側に連結されている、請求項2に記載の車両アセンブリ。
  4. 前記水平脚が、上部セクションと下部セクションを含むステップ構成を有する、請求項3に記載の車両アセンブリ。
  5. 前記水平脚の前記上部セクションが、前記ルーフパネルの前記下部水平面に接合され、前記下部セクションが、前記下部水平面を超えて外側に延び、前記車両ボディに溶接されている、請求項4に記載の車両アセンブリ。
  6. 前記水平脚の前記下部セクションが、前記ルーフパネルの前記下部水平面に接合され、前記上部セクションが、前記下部水平面を超えて外側に延び、前記車両ボディに溶接されている、請求項4に記載の車両アセンブリ。
  7. 前記ブラケットが、前記サイドパネルを前記ルーフパネルのフランジ構造体に連結する1対のサイドブラケットと、前記フロントルーフレールを前記ルーフパネルのフランジ構造体に連結するフロントブラケットと、前記リアルーフレールを前記ルーフパネルのフランジ構造体に連結するリアブラケットと、を含み、一体とした4つの前記ブラケットが、前記ルーフパネルの略全周に延びる、請求項2に記載の車両アセンブリ。
  8. 前記フロントブラケットの前記第2の部分が、ウインドシールドの端部に接合される、請求項7に記載の車両アセンブリ。
  9. 前記ブラケットが、前記ルーフパネルと前記車両ボディとの間の4mmから6mmの連続する垂直のスペースを提供し、前記接着剤が前記スペース内に配置される、請求項1に記載の車両アセンブリ。
  10. 前記サイドパネル、フロントルーフレール及びリアルーフレールのそれぞれが、外パネルと内パネルを含み、前記ブラケットの第2の部分が、前記サイドパネル、フロントルーフレール、リアルーフレールのそれぞれの外パネルに溶接されている、請求項1に記載の車両アセンブリ。
  11. 前記サイドパネル、フロントルーフレール、及びリアルーフレールのそれぞれの外パネルが、水平壁を有するフランジ構造体を含み、前記ブラケットの第2の部分が前記サイドパネル、フロントルーフレール、リアルーフレールのそれぞれの水平壁に溶接されている、請求項10に記載の車両アセンブリ。
  12. 車両アセンブリであって、
    ルーフパネルを含み、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成された車両ルーフ構造体と、
    1対の横方向に離間したサイドパネルと、前記サイドパネル間にまたがるフロントルーフレールとリアルーフレールを含み、前記サイドパネルが前記フロントルーフレール及びリアルーフレールと共に、前記車両ルーフ構造体を支持し、鉄鋼又は鋼合金で形成されている、車両ボディと、
    1対のサイドブラケットが前記サイドパネルをルーフパネルに連結し、フロントブラケットが前記フロントルーフレールを前記ルーフパネルに連結し、リアブラケットが前記リアルーフレールを前記ルーフパネルに連結し、それぞれのブラケットが、前記ルーフパネルに固定された第1の部分と、前記ルーフパネルの外側へ延びて前記車両ボディに溶接された第2の部分と、を有し、鋼合金で形成されているそれぞれのブラケットと、を備える車両アセンブリにおいて、
    前記ブラケットのそれぞれが、前記ルーフパネルと前記車両ボディとの間の4mmから6mmの連続する垂直のスペースを提供し、前記車両ルーフ構造体が、前記スペース内に配置された接着剤によって前記車両ボディに接合され、前記接着剤が、前記ルーフパネルと前記ブラケットの第1の部分の固定連結を湿気から保護し、非類似材料の前記ルーフパネルとブラケットとの間の電解腐食を防止し、更に前記接着剤が、前記車両アセンブリの製造の間に、前記車両アセンブリが塗装焼き付けオーブン内で加熱されるときに、前記取り付けられたルーフパネルの前記車両ボディに対する熱ゆがみを低減し、
    前記ブラケットのそれぞれが、前記スペースに直接隣接し、前記接着剤が、前記ブラケットのそれぞれと直接接触している、車両アセンブリ。
  13. 前記ルーフパネルが外周端部に配置されたフランジ構造体を含み、前記フランジ構造体が垂直壁と水平面によって定められ、それぞれのブラケットの第1の部分が前記垂直壁に固定され、前記接着剤がそれぞれのブラケットの第2の部分を水平面に接合する、請求項12に記載の車両アセンブリ。
  14. それぞれのブラケットが実質的にL型であり、前記ブラケットの前記第1の部分が垂直脚であり、前記ブラケットの前記第2の部分が水平脚であり、前記垂直脚が前記ルーフパネルの垂直壁の内側に連結され、前記水平脚が上部セクションと下部セクションを含むステップ構成を有する、請求項13に記載の車両アセンブリ。
  15. 前記サイドブラケットと前記リアブラケットのそれぞれでは、前記水平脚の前記上部セクションが前記フランジ構造体の前記水平面に接合され、前記フロントブラケットでは、前記水平脚の前記下部セクションが前記フランジ構造体の前記水平面に接合されている、請求項14に記載の車両アセンブリ
  16. 一体とした4つの前記ブラケットが、前記ルーフパネルの略全周に延びる、請求項13に記載の車両アセンブリ
  17. 車両の組立方法であって、
    鉄鋼又は鋼合金で形成され、横方向に離間した1対のサイドパネルと、フロントルーフレールと、リアルーフレールとを含み、それぞれのルーフレールがサイドパネル間にまたがる車両ボディを提供する工程と、
    アルミニウム又はアルミニウム合金で形成され、外周端部に配置されたフランジ構造体を有するルーフパネルを含み、フランジ部が垂直壁と水平面とを含む車両ルーフ構造体を提供する工程と、
    前記ルーフパネルの全外周の周りの前記フランジ構造体の水平面に接着剤を塗布する工程と、
    それぞれ鉄鋼又は鋼合金で形成された1対のサイドブラケットと、フロントブラケットと、リアブラケットと、を提供し、前記接着剤がそれぞれのブラケットと前記フランジ構造体との間になるように前記それぞれのブラケットを前記フランジ構造体上に位置決めする工程と、
    前記車両ルーフ構造体を前記ブラケットと共に、車両ボディ上に位置決めする工程と、
    前記ブラケットのそれぞれを前記フランジ構造体の前記垂直壁に固定する工程と、
    前記サイドブラケットを前記サイドパネルへ、前記フロントブラケットを前記フロントルーフレールへ、及び前記リアブラケットを前記リアルーフレールへ、溶接する工程と、
    前記車両ボディを前記車両ルーフ構造体と前記ブラケットと共に所定の温度に加熱して前記接着剤を硬化させる工程と、を含む車両の組立方法。
  18. 前記ルーフパネルと前記車両ボディとの間に、4mmから6mmの連続した垂直のスペースを、前記サイドブラケットと、フロントブラケットと、リアブラケットとを使って提供する工程と、前記スペース内に前記接着剤を配置する工程と、を更に含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ブラケットと前記フランジ構造体との間の固定連結を前記接着剤の内側に位置決めする工程と、前記ブラケットと前記車両ボディとの間の溶接連結を前記接着剤の外側に位置決めする工程と、を更に含む、請求項17に記載の方法。
  20. それぞれのブラケットが実質的にL型であり、垂直脚と、上部セクションと下部セクションを含むステップ構成を有する水平脚とを含み、それぞれのブラケットの前記垂直脚を前記フランジ構造体の垂直壁の内側にかしめる工程と、前記サイドブラケットと前記リアブラケットのそれぞれには、前記水平脚の上部セクションを前記フランジ構造体の水平面に接合する工程と、前記フロントブラケットには、前記水平脚の下部セクションを前記フランジ構造体の前記水平面に接合する工程と、を含む、請求項17に記載の方法。
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