JP2018149828A - 車両上部構造 - Google Patents

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綾加 各務
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Abstract

【課題】ルーフパネルがルーフサイドレールよりも線膨張係数が高い材料で形成された構成において、ルーフパネルの車幅方向端部にビードが形成されていない場合でも、ルーフパネルの塑性変形を防止又は効果的に抑制する。【解決手段】車両上部構造10では、アルミ製のサイドアウタパネル24は、鋼板製のルーフサイドレールと接合された第1接合部J1と、アルミ製のルーフパネル14と接合された第2接合部J2とを有しており、第1接合部J1と第2接合部J2とが互いに離間している。つまり、アルミ製ルーフパネル14は、アルミ製サイドアウタパネル24を介して間接的に鋼板製ルーフサイドレール18と繋がっている。これにより、アルミと鋼との線膨張係数の違いによってアルミ製ルーフパネル14に生じる歪みを、アルミ製サイドアウタパネル24によって吸収することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両上部構造に関する。
下記特許文献1に記載された車体部材の接合構造では、アルミ製のルーフパネルとスチール製のサイドルーフレールとが、互いの接合面間に構造用接着剤を介在させて非貫通型リベットで接合されている。また、アルミ製ルーフパネルの車幅方向端部には、接合面に沿って延びるビードが形成されている。これにより、異種金属同士の接合に伴う歪の発生を吸収するようにしている。
特許第4273922号明細書
しかしながら、上記の構造では、ビードの形状が浅い場合、アルミとスチールの線膨張係数の違いによってルーフパネルに発生する歪に対して十分な強度及び剛性を確保できず、ルーフパネルが塑性変形してしまう。他方、ビードの形状が深い場合、意匠性が損なわれてしまう。特に、高級セダンや車高の低いスポーツカー等のユーザーには、ルーフパネルの車幅方向端部にビードが形成されることが好まれない傾向がある。
本発明は上記事実を考慮し、ルーフパネルがルーフサイドレールよりも線膨張係数が高い材料で形成された構成において、ルーフパネルの車幅方向端部にビードが形成されていない場合でも、ルーフパネルの塑性変形を防止又は効果的に抑制可能な車両上部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両上部構造は、車両上部の車幅方向端部に設けられたルーフサイドレールと、前記ルーフサイドレールの材料よりも線膨張係数が高い材料で形成され、車両上部の車幅方向中央部に設けられたルーフパネルと、前記ルーフサイドレールの材料よりも線膨張係数が高い材料で形成され、前記ルーフサイドレールの車両外側に設けられ、前記ルーフサイドレールと接合された第1接合部、及び前記ルーフパネルと接合された第2接合部を有し、前記第1接合部と前記第2接合部とが互いに離間しているサイドアウタパネルと、を備えている。
請求項1に記載の発明では、ルーフパネル及びサイドアウタパネルが、ルーフサイドレールの材料よりも線膨張係数が高い材料で形成されている。サイドアウタパネルは、ルーフサイドレールと接合された第1接合部と、ルーフパネルと接合された第2接合部とを有しており、第1接合部と第2接合部とが互いに離間している。つまり、ルーフパネルは、サイドアウタパネルを介して間接的にルーフサイドレールと繋がっている。これにより、上記の線膨張係数の違いによってルーフパネルに生じる歪みを、サイドアウタパネルによって吸収することができる。したがって、背景技術の欄で説明したようなビードがルーフパネルの車幅方向端部に形成されていない場合でも、ルーフパネルの塑性変形を防止又は効果的に抑制できる。
請求項2に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1において、前記ルーフパネル及び前記サイドアウタパネルは、同種の軽合金によって形成されている。
請求項2に記載の発明では、ルーフパネルとサイドアウタパネルとが同種の軽合金によって形成されているため、例えば上記各パネルが鋼板製の場合と比較して車両の軽量化を図りつつ、第2接合部における異種金属接触腐食(所謂電食)の発生を抑制できる。
請求項3に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項2において、前記第1接合部における接合は、機械的接合とされ、前記第2接合部における接合は、溶接とされている。
請求項3に記載の発明によれば、第1接合部においては、線膨張係数が互いに異なる材料で形成されたルーフサイドレールとサイドアウタパネルとが機械的に接合されている。また、第2接合部においては、同種の軽合金によって形成されたルーフパネルとサイドアウタパネルとが溶接によって接合されている。このように、第1接合部における異種材料同士の接合には機械的接合を採用し、第2接合部における同種材料同士の接合には溶接を採用することで、上記各接合部の接合強度を適切に確保することができる。
請求項4に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記ルーフサイドレールは、互いに接合されたルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールインナとを有しており、前記第1接合部には、前記ルーフサイドレールアウタ及び前記ルーフサイドレールインナのうち何れか一方のみが接合されている。
請求項4に記載の発明によれば、サイドアウタパネルの第1接合部には、ルーフサイドレールが有するルーフサイドレールアウタ及びルーフサイドレールインナのうち何れか一方のみが接合されている。これにより、サイドアウタパネルとルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールインナとを3枚重ねて接合する場合と比べて接合が容易になる。
請求項5に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項4において、前記ルーフサイドレールインナは、前記ルーフサイドレールアウタよりも板厚が薄い板材によって形成されると共に、前記ルーフサイドレールアウタとの接合部から延長された延長部を有しており、当該延長部が前記第1接合部に接合されている。
請求項5に記載の発明によれば、ルーフサイドレールアウタよりも板厚が薄い材料によって形成されたルーフサイドレールインナが、ルーフサイドレールアウタとの接合部から延長された延長部を有している。そして、この延長部がサイドアウタパネルの第1接合部と接合されている。このように、板厚が薄いルーフサイドレールインナが延長されているので、板厚が厚いルーフサイドレールアウタが延長されている場合と比較して、質量の増加を抑制できる。
請求項6に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項において、前記サイドアウタパネルは、前記ルーフパネルと面接触した部位を有し、当該部位に前記第2接合部が設けられている。
請求項6に記載の発明では、サイドアウタパネルの第2接合部は、当該サイドアウタパネルにおいてルーフパネルと面接触した部位に設けられている。これにより、サイドアウタパネルとルーフパネルとが点接触又は線接触の状態で接合されている場合と比較して、接合強度を向上させることができる。
請求項7に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項において、前記サイドアウタパネルは、車幅方向内側へ向かって下り勾配の傾斜部を有し、当該傾斜部に設けられた前記第2接合部に前記ルーフパネルの車幅方向端部が接合されている
請求項7に記載の発明では、サイドアウタパネルが有する上記の傾斜部に、ルーフパネルの車幅方向端部が接合されている。これにより、サイドアウタパネルの第2接合部にルーフパネルが接合される際に、サイドアウタパネルとルーフパネルとの車幅方向の相対位置のばらつき(寸法誤差)を上記の傾斜部によって吸収することができる。
請求項8に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項7の何れか1項において、前記サイドアウタパネルは、前記ルーフパネルの材料よりも伸び率が高い材料によって形成されている。
請求項8に記載の発明によれば、サイドアウタパネルが、ルーフパネルの材料よりも伸び率が高い材料によって形成されているので、サイドアウタパネルのプレス成形が容易になる。
請求項9に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項8の何れか1項において、前記サイドアウタパネルにおける前記第1接合部と前記第2接合部との間の部位には、車両前後方向に延びる段差部が形成されている。
請求項9に記載の発明では、サイドアウタパネルにおける前記第1接合部と前記第2接合部との間の部位に、車両前後方向に延びる段差部が形成されているので、当該部位が弾性変形し易くなり、前述した歪みを吸収し易くなる。
請求項10に記載の発明に係る車両上部構造は、請求項1〜請求項9の何れか1項において、前記第2接合部は、前記第1接合部に対して車幅方向外側に配置されている。
請求項10に記載の発明では、ルーフパネルとサイドアウタパネルとを接合した第2接合部が、ルーフサイドレールとサイドアウタパネルとを接合した第1接合部に対して車幅方向外側に配置されている。これにより、第1接合部をルーフパネルによって車両外側から覆い隠すことが可能になる。
以上説明したように、本発明に係る車両上部構造では、ルーフパネルがルーフサイドレールよりも線膨張係数が高い材料で形成された構成において、ルーフパネルの車幅方向端部にビードが形成されていない場合でも、ルーフパネルの塑性変形を防止又は効果的に抑制可能である。
本発明の第1実施形態に係る車両上部構造が適用された車両の上部の構成を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 ルーフパネルがサイドアウタパネルに接合される前の状態を示す図2に対応した断面図である。 第1実施形態に係る車両上部構造の第1変形例を示す図2に対応した断面図である。 第1実施形態に係る車両上部構造の第2変形例を示す図2に対応した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両上部構造を示す図2に対応した断面図である。 ルーフパネルがサイドアウタパネルに接合される前の状態を示す図7に対応した断面図である。 第2実施形態に係る車両上部構造の変形例を示す図7に対応した断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図1〜図5を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両上部構造10について説明する。なお、各図中に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUT(LH)は、車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の外方(車両左方)をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る車両上部構造10は、車両(自動車)12の上部の車幅方向中央部に設けられたルーフパネル14と、ルーフパネル14の車幅方向両側に設けられた左右一対のルーフサイド部16とを備えている。ルーフサイド部16は、車両上部の車幅方向端部に設けられたルーフサイドレール18と、ルーフサイドレール18を車両外側から覆ったサイドアウタパネル24とを備えている。なお、本実施形態に係る車両12の上部は、左右対称に構成されているため、以下、主に車両12の上部における左側の構成について説明する。
上記のルーフサイドレール18は、車両前後方向に延在しており、車体の骨格を構成している。このルーフサイドレール18は、図2に示されるように、互いに接合されたルーフサイドレールアウタ20とルーフサイドレールインナ22とを有しており、車両前後方向に延びる閉断面を形成している。
ルーフサイドレールアウタ20は、金属板(ここでは鋼板)がプレス成形されて形成されたものであり、車両前後方向から見て車幅方向内側かつ車両下方側へ向けて開口した断面略ハット形状をなしている。具体的には、ルーフサイドレールアウタ20は、車幅方向内側かつ車両下方側へ向けて開口した断面略U字形状をなす本体部20Aと、本体部20Aの車幅方向外側の開口端から車両下方側かつ若干車両幅方向外側へ延びる外側フランジ部20Bと、本体部20Aの車幅方向内側の開口端から車両幅方向内側へ水平又は略水平に延びる内側フランジ部20Cとを有している。
ルーフサイドレールインナ22は、ルーフサイドレールアウタ20を構成する鋼板よりも板厚が薄い金属板(ここでは鋼板)がプレス成形されて形成されたものであり、ルーフサイドレールアウタ20に対して車両内側(車両下方側かつ車幅方向内側)に配置されている。このルーフサイドレールインナ22は、車幅方向外側へ向かって下り勾配に傾斜し本体部22Aを有している。この本体部22Aは、ルーフサイドレールアウタ20の本体部20Aに対して車両下方側かつ車幅方向内側から対向しており、本体部20Aの開口を塞いでいる。
本体部22Aの車幅方向外側端部からは、車両下方側かつ若干車幅方向外側へ向けて外側フランジ部22Bが延出されている。また、本体部22Aの車幅方向内側端部からは、車幅方向内側へ向けて内側フランジ部22Cが水平又は略水平に延出されている。さらに、内側フランジ部22Cの車幅方向内側端部からは、車両幅方向内側へ向けて延長フランジ部22Dが水平又は略水平に延出されている。この延長フランジ部22Dと内側フランジ部22Cとの間には、車両前後方向から見て略クランク状に屈曲した段差部22Eが形成されている。この段差部22Eは、車両前後方向に延在しており、延長フランジ部22Dは、内側フランジ部22Cよりも若干車両上方側に配置されている。この延長フランジ部22Dは、本発明における「延長部」に相当する。
ルーフサイドレールインナ22の内側フランジ部22Cには、ルーフサイドレールアウタ20の内側フランジ部20Cが車両上方側から重ね合わされている。これらの内側フランジ部20C、22Cは、溶接等の手段(ここではスポット溶接)によって互いに接合されている(図2及び図3に示される内側接合部J3参照)。また、ルーフサイドレールインナ22の外側フランジ部22Bには、ルーフサイドレールアウタ20の外側フランジ部20Bが車幅方向外側から重ね合わされている。これらの外側フランジ部20B、22Bは、後述するリベット26によって互いに接合されている。これにより、ルーフサイドレールアウタ20の本体部20Aとルーフサイドレールインナ22の本体部22Aとによって、車両前後方向に延びる閉断面が形成されている。
一方、ルーフパネル14は、左右のルーフサイド部16間に架け渡されており、ルーフサイドレール18の車幅方向内側に配置されている。このルーフパネル14は、ルーフサイドレール18の材料(ここでは鋼板)よりも線膨張係数が高い材料(ここではアルミニウム合金)からなる板材がプレス成形されて形成されたものであり、車室の天井における車両外側の意匠面を構成している。
このルーフパネル14は、車室を車両上方側から覆う本体部14Aを備えている。この本体部14Aは、車両上方側へ凸をなす緩やかな湾曲形状に形成されている。本体部14Aの車幅方向端部からは、車両下方側へ向けて垂下部14Bが垂直又は略垂直に延出されている。この垂下部14Bの下端部からは、車幅方向外側へ向けてルーフ側フランジ部14Cが水平又は略水平に延出されている。このルーフ側フランジ部14Cは、ルーフサイドレールアウタ20の外側フランジ部20Cに対して車両上方(真上)に配置されており、外側フランジ部20Cに対して隙間を隔てて対向している。
サイドアウタパネル24は、ルーフサイドレール18の材料(ここでは鋼板)よりも線膨張係数が高い材料(ここではアルミニウム合金)からなる板材がプレス成形されて形成されたものであり、車両側部の意匠面を形成している。つまり、このサイドアウタパネル24は、ルーフパネル14の材料と同種の軽合金によって形成されている。なお、本実施形態において「同種の軽合金」とは、当該軽合金を構成する主要な軽金属が共通していることである。また、ルーフパネル14及びサイドアウタパネル24の材料であるアルミニウム合金(軽合金)は、同分類であってもよいし、異なる分類であってもよい。同分類のアルミニウム合金としては、例えばAl−Mg−Si系のアルミニウム合金が挙げられる。また、分類が異なる例としては、ルーフパネル14の材料がAl−Mg−Si系のアルミニウム合金とされ、サイドアウタパネル24の材料がAl−Li系のアルミニウム合金とされる場合などが挙げられる。
上記のサイドアウタパネル24は、ルーフサイドレール18の車両外側(車両上方側かつ車幅方向外側)に配置されており、車両前後方向から見て車幅方向内側かつ車両下方側へ向けて開口した断面略ハット形状をなしている。このサイドアウタパネル24は、車幅方向内側かつ車両下方側へ向けて開口した断面略U字形状をなす本体部24Aを備えている。この本体部24Aの内側には、ルーフサイドレールアウタ20の本体部20Aが収容されている。本体部24Aの車幅方向外側の開口端からは、車両下方側かつ若干車幅方向外側へ向けて外側フランジ部24Bが延出されている。また、本体部24Aの車幅方向内側の開口端からは、車幅方向内側へ向けて内側フランジ部24Cが水平又は略水平に延出されている。さらに、内側フランジ部24Cの車幅方向内側端部からは、車幅方向内側へ向けて延長フランジ部24Dが水平又は略水平に延出されている。この延長フランジ部22Dと内側フランジ部24Cとの間には、車両前後方向から見てクランク状に屈曲した段差部24Eが形成されている。この段差部24Eは、車両前後方向に延在しており、延長フランジ部24Dは、内側フランジ部24Cよりも若干車両下方側に位置している。上記の段差部24Eは、本発明における「段差部」に相当する。
サイドアウタパネル24の外側フランジ部24Bは、ルーフサイドレールアウタ20の外側フランジ部20Bに対して車幅方向外側から重ね合わされており、これらの外側フランジ部20B、24Bと、ルーフサイドレールインナ22の外側フランジ部22Bとが3枚重ねの状態とされている。これらの外側フランジ部20B、22B、24Bは、非貫通型のリベット26によって機械的に接合されている(図2及び図3に示される外側接合部J4参照)。
また、サイドアウタパネル24の延長フランジ部24Dは、ルーフサイドレールインナ22の延長フランジ部22Dに対して車両上方側から重ね合わされている。これらの延長フランジ部22D、24Dは、非貫通型のリベット28によって機械的に接合されている。つまり、サイドアウタパネル24には、ルーフサイドレール18が接合された接合部J1(以下、「第1接合部J1」と称する)が設けられている。そして、この第1接合部J1には、ルーフサイドレール18を構成するルーフサイドレールアウタ20及びルーフサイドレールインナ22のうち、ルーフサイドレールインナ22のみが接合された構成になっている。
また、サイドアウタパネル24の内側フランジ部24Cは、ルーフパネル14のルーフ側フランジ部14Cに対して車両下方側から重ね合わされている。これらの内側フランジ部24Cとルーフ側フランジ部14Cとは、溶接(ここではレーザー溶接)によって互いに接合されている。つまり、サイドアウタパネル24には、ルーフパネル14が接合された接合部J2(以下、「第2接合部J2」と称する)が設けられており、ルーフパネル14は、サイドアウタパネル24とのみ接合された構成になっている。また、上記の第2接合部J2が設けられた内側フランジ部24Cは、ルーフパネル14のルーフ側フランジ部14Cと面接触している。詳細には、内側フランジ部24C及びルーフ側フランジ部14Cは、車両水平方向に沿った平坦な板状に形成されており、互いに面接触した状態で接合されている。つまり、本実施形態では、サイドアウタパネル24には、車両水平方向に沿って平坦に延びる平坦部(内側フランジ部24C)が設けられており、ルーフパネル14の車幅方向端部を構成するルーフ側フランジ部14Cが、上記の平坦部に重ね合わされて接合された構成になっている。上記の内側フランジ部24Cは、本発明における「ルーフパネルと面接触した部位」に相当する。
上記のサイドアウタパネル24では、第1接合部J1と第2接合部J2とが互いに離間している。具体的には、第2接合部J2は、第1接合部J1に対して車幅方向外側に配置されており、ルーフサイドレールアウタ20の内側フランジ部20Cに対して車両上方(真上)に離間して配置されている。このサイドアウタパネル24における第1接合部J1と第2接合部J2との間の部位は、歪吸収部25とされている。この歪吸収部25は、内側フランジ部24Cにおける車幅方向内側の部位と、段差部24Eと、延長フランジ部24Eにおける車幅方向外側の部位とによって構成されており、断面が略クランク状に屈曲した板状をなしている。この歪吸収部25は、車両前後方向視で車幅方向に沿って延在している。この歪吸収部25は、ルーフサイドレール18及びルーフパネル14の両方に対して非接触とされた部位を含んでおり、歪吸収部25の上下両側には、それぞれ歪吸収部25の弾性変形を許容するための空間が形成されている。
なお、上記構成の車両上部構造10が適用された車両12の上部が製造される際には、図3に示されるように、ルーフサイドレール18とサイドアウタパネル24とが外側接合部J4及び第1接合部J1において接合されてルーフサイド部16が製造された後に、サイドアウタパネル24とルーフパネル14とが第2接合部J2において接合され、図2に示される状態とされる。その後、ルーフパネル14の垂下部14Bとサイドアウタパネル24の本体部24Aとの間に、図示しないルーフモールが嵌合され、当該ルーフモールによって第2接合部J2が覆われる構成になっている。
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両上部構造10では、ルーフパネル14及びサイドアウタパネル24が、ルーフサイドレール18の材料である鋼板よりも線膨張係数が高い材料であるアルミニウム合金によって形成されている。そして、アルミニウム合金製(以下、「アルミ製」と略称する)のサイドアウタパネル24は、鋼板製のルーフサイドレール18と接合された第1接合部J1と、アルミ製のルーフパネル14と接合された第2接合部J2とを有しており、第1接合部J1と第2接合部J2とが互いに離間している。つまり、アルミ製ルーフパネル14は、アルミ製サイドアウタパネル24を介して間接的に鋼板製ルーフサイドレール18と繋がっている。これにより、アルミと鋼(スチール)との線膨張係数の違いによってアルミ製ルーフパネル14に生じる歪みを、アルミ製サイドアウタパネル24によって吸収することができる。
具体的には、上記のサイドアウタパネル24では、第1接合部J1と第2接合部J2との間に設けられた歪吸収部25が、ルーフパネル14及びルーフサイドレール18の両方に対して非接触とされた部位を含んでいるため、当該歪吸収部25が弾性域内で変形することにより、ルーフパネル14の歪みが吸収される。これにより、ルーフパネル14の歪みを少なくすることができるので、背景技術の欄で説明したようなビードがルーフパネル14の車幅方向端部に形成されていない場合でも、ルーフパネル14の塑性変形を防止又は効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、ルーフパネル14とサイドアウタパネル24とが同種の軽合金(アルミニウム合金)によって形成されている。これにより、例えばルーフパネル14及びサイドアウタパネル24が鋼板製の場合と比較して車両12の軽量化を図りつつ、第2接合部J2における異種金属接触腐食(所謂電食)の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1接合部J1においては、線膨張係数が互いに異なる材料で形成されたルーフサイドレール18とサイドアウタパネル26とがリベット28により機械的に接合されている。また、第2接合部J2においては、同種の軽合金によって形成されたルーフパネル14とサイドアウタパネル24とがレーザー溶接によって接合されている。このように、第1接合部J1における異種材料同士の接合には機械的接合を採用し、第2接合部J2における同種材料同士の接合には溶接を採用することで、上記各接合部J1、J2における接合強度を適切に確保することができる。
さらに、本実施形態では、ルーフサイドレール18は、互いに接合されたルーフサイドレールアウタ20とルーフサイドレールインナ22とを有しており、サイドアウタパネル24の第1接合部J1には、ルーフサイドレールインナ22のみが接合されている。これにより、サイドアウタパネル24とルーフサイドレールアウタ20とルーフサイドレールインナ22とを3枚重ねて接合する場合と比べて接合が容易になり、接合強度を向上させ易くなる。
また、本実施形態では、ルーフサイドレールアウタ20よりも板厚が薄い鋼板によって形成されたルーフサイドレールインナ22が、ルーフサイドレールアウタ20との接合部である内側フランジ部22Cから延長された延長フランジ部22Dを有している。そして、この延長フランジ部22Dがサイドアウタパネル24の第1接合部J1に接合されている。このように、板厚が薄いルーフサイドレールインナ22が延長されているので、板厚が厚いルーフサイドレールアウタ20が延長されている場合と比較して、質量の増加を抑制できる。
また、本実施形態では、サイドアウタパネル24の第2接合部J2は、ルーフパネル14のルーフ側フランジ部14Cと面接触した内側フランジ部24Cに設けられている。これにより、サイドアウタパネル24とルーフパネル14とが点接触又は線接触の状態で接合されている場合と比較して、接合強度を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、サイドアウタパネル24の歪吸収部25には、車両前後方向に延びる段差部24Eが形成されている。これにより、歪吸収部25が弾性変形し易くなるので、前述した歪みを歪吸収部25によって吸収し易くなる。
また、本実施形態では、サイドアウタパネル24は、ルーフパネル14と接合された第2接合部J2が、ルーフサイドレール18と接合された第1接合部J1よりも車幅方向外側に配置されている。これにより、第1接合部J1がルーフパネル14によって車両外側から覆われているので、第1接合部J1を覆い隠すための構成が不要である。
なお、上記第1実施形態では、ルーフパネル14の車幅方向端部にビードが形成されていない構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、例えば図4に示される車両上部構造10A(第1変形例)のように、ルーフパネル14の本体部14Aにおける車幅方向端部にビード14A1が形成された構成にしてもよい。このビード14A1は、車両上方側へ凸をなしており、車両前後方向視で車両下方側へ向けて開口した断面逆U字形状に形成されている。このビード14A1は、車両上方側へ凸をなしているが、車両上方側への突出量が小さく(ビード14A1の形状が浅く)設定されている。この第1変形例では、上記のビード14A1によってルーフパネル14を補強することができるので、ルーフパネル14の塑性変形を防止又は抑制する効果を高めることができる。しかも、ビード14A1の形状が浅いため、意匠に対する影響を少なくすることができる。
また、上記第1実施形態では、第2接合部J2が第1接合部J1に対して車幅方向外側に配置された構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、例えば図5に示される車両上部構造10B(第2変形例)のように、第2接合部J2が第1接合部J1に対して車幅方向内側に配置された構成にしてもよい。この第2変形例では、サイドアウタパネル24の内側フランジ部24Cと、ルーフサイドレールアウタ20の内側フランジ部20Cと、ルーフサイドレールインナ22とが、3枚重ねの状態に重ね合わされると共に、非貫通型のリベット30によって機械的に接合されている。これにより、サイドアウタパネル24の内側フランジ部24Cには、ルーフサイドレール18と接合された第1接合部J1が形成されている。なお、この第2変形例では、ルーフサイドレールインナ22が、第1実施形態に係る延長フランジ部22Dを有していない構成になっている。
また、この第2変形例では、サイドアウタパネル24の延長フランジ部24Dと、ルーフパネル14のルーフ側フランジ部14Cとが、2枚重ねの状態に重ね合わされると共に、溶接(ここではレーザー溶接)によって接合されている。これにより、サイドアウタパネル24の延長フランジ部24Dには、ルーフパネル14と接合された第2接合部J2が形成されている。この第2変形例では、ルーフパネル14の垂下部14Bとサイドアウタパネル24の本体部24Aとの間に、図示しないルーフモールが嵌合され、当該ルーフモールによって上記各接合部J1、J2が覆われる構成となる。この第2変形例においても、上記各接合部J1、J2が互いに離間しているので、第1実施形態と同様にルーフパネル14の塑性変形を防止又は効果的に抑制できる。
<第2の実施形態>
次に、図6〜図8を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
図6には、本発明の第2実施形態に係る車両上部構造40が図2に対応した断面図にて示されている。この実施形態では、サイドアウタパネル24の内側フランジ部24Cと、ルーフサイドレールアウタ20の内側フランジ部20Cと、ルーフサイドレールインナ22とが、3枚重ねの状態に重ね合わされると共に、非貫通型のリベット28によって機械的に接合されている。これにより、サイドアウタパネル24の内側フランジ部24Cには、ルーフサイドレール18と接合された第1接合部J1が形成されている。なお、この実施形態では、ルーフサイドレールインナ22が、第1実施形態に係る延長フランジ部22Dを有していない構成になっている。
また、この実施形態では、サイドアウタパネル24の本体部24Aにおける車幅方向内側の壁部が、車幅方向内側へ向かって下り勾配の傾斜部(傾斜壁)24A1とされている。また、ルーフパネル14の車幅方向端部には、車両下方側かつ車幅方向内側へ向けて折り返された折り返し部14Dが形成されている。この折り返し部14Dは、上記の傾斜部24A1よりも車両水平方向に対する傾斜角度が小さく設定されている。そして、折り返し部14Dと本体部14Aとの間に形成された屈曲部14Eが、傾斜部24A1の上下方向中間部に対して車幅方向内側から接触している。この屈曲部14Eは、溶接(ここではフィラー溶接;Tungsten Inert Gas)によって傾斜部24A1と接合されている。これにより、サイドアウタパネル24には、ルーフパネル14と接合された第2接合部J2が形成されている。
この実施形態では、第2接合部J2は、第1接合部J1に対して車幅方向外側かつ車両上方側に配置されており、第1接合部J1と第2接合部J2とが互いに離間している。そして、サイドアウタパネル24における第1接合部J1と第2接合部J2との間の部位が、歪吸収部25とされている。この歪吸収部25は、傾斜部24A1における車両下方側の部位と、内側フランジ部24Cにおける車幅方向内側の部位によって構成されており、断面が略L字状に屈曲した板状をなしている。この歪吸収部25は、ルーフサイドレール18及びルーフパネル14の両方に対して非接触とされた部位を含んでいる。
また、本実施形態では、サイドアウタパネル24は、ルーフパネル14の材料よりも伸び率が高い材料によって形成されている。具体的には、ルーフパネル14は、Al−Mg−Si系のアルミニウム合金によって形成されており、サイドアウタパネル24は、Al−Li系のアルミニウム合金によって形成されている。
なお、上記構成の車両上部構造40が適用された車両12の上部が製造される際には、図7に示されるように、ルーフサイドレール18とサイドアウタパネル24とが外側接合部J4及び第1接合部J1において接合されてルーフサイド部16が製造された後に、サイドアウタパネル24とルーフパネル14とが第2接合部J2において接合され、図6に示される状態とされる。この実施形態では、上記以外の構成は、第1実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、アルミ製のルーフパネル14が、アルミ製のサイドアウタパネル24を介して間接的に鋼板製のルーフサイドレール18と繋がっている。これにより、アルミと鋼との線膨張係数の違いによってアルミ製ルーフパネル14に生じる歪みを、アルミ製サイドアウタパネル24によって吸収することができる。その結果、ルーフパネル14の歪みを少なくすることができるので、背景技術の欄で説明したようなビードがルーフパネル14の車幅方向端部に形成されていない場合でも、ルーフパネル14の塑性変形を防止又は効果的に抑制できる。
しかも、この実施形態では、ルーフパネル14が熱により膨張又は収縮した際には、サイドアウタパネル24の本体部24Aが全体的に車幅方向に弾性変形することにより、上記の膨張又は収縮を許容することができる。これにより、ルーフパネル14の塑性変形を防止又は抑制する効果を高めることができる。
また、この実施形態では、サイドアウタパネル24には、車幅方向内側へ向かって下り勾配の傾斜部24A1が形成されており、当該傾斜部24A1に設けられた第2接合部J2にルーフパネル14の車幅方向端部(屈曲部14E)が接合されている。これにより、サイドアウタパネル24の第2接合部J2にルーフパネル14の車幅方向端部が接合される際に、サイドアウタパネル24とルーフパネル14との車幅方向の相対位置のばらつき(寸法誤差)を吸収することができる。しかも、第1実施形態に係るルーフモール(図示省略)が不要になり、所謂ルーフモールレス構造とすることができるので、車両12の意匠性を向上させることができる。
さらに、この実施形態では、ルーフパネル14は、強度や耐食性に優れるAl−Mg−Si系のアルミニウム合金によって形成されているが、サイドアウタパネル24は、ルーフパネル14の材料よりも伸び率が高いAl−Li系のアルミニウム合金によって形成されている。これにより、サイドアウタパネル24のプレス成形が容易になる。また、サイドアウタパネル24の歪吸収部25が弾性変形し易くなり、前述した歪みを吸収し易くなる。
なお、前記第2実施形態では、ルーフパネル14の車幅方向端部にビードが形成されていない構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、例えば図8に示される車両上部構造40A(変形例)のように、ルーフパネル14の本体部14Aにおける車幅方向端部にビード14A1が形成された構成にしてもよい。このビード14A1は、前記第1実施形態の第1変形例に係る車両上部構造10Aのビード14A1(図4参照)と同様の構成とされているので、上記第1変形例と同様の効果が得られる。
また、前記各実施形態では、第1接合部J1における接合が、リベット28、30による機械的接合とされた構成にしたが、本発明はこれに限らず、第1接合部における接合は、例えばボルトや加締め等を用いたものでもよい。
また、前記各実施形態では、ルーフパネル14及びサイドアウタパネル24がアルミニウム合金によって形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、ルーフパネル14及びサイドアウタパネル24の材料は適宜変更可能である。例えば、ルーフパネル14及びサイドアウタパネル24が、マグネシウム合金によって形成された構成にしてもよい。
前記第1実施形態では、サイドアウタパネル24の歪吸収部25に段差部24Eが形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、段差部24Eが省略された構成にしてもよい。また、段差部24Eの代わりに、ビード等の曲げ部が車両前後方向に沿って形成された構成にしてもよい。
また、前記第1実施形態では、ルーフサイドレールインナ22がサイドアウタパネル24の第1接合部J1と接合された構成にしたが、本発明はこれに限らず、ルーフサイドレールアウタがサイドアウタパネルの第1接合部と接合された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両上部構造
10A 車両上部構造
10B 車両上部構造
12 車両
14 ルーフパネル
18 ルーフサイドレール
20 ルーフサイドレールアウタ
22 ルーフサイドレールインナ
22D 延長フランジ部(延長部)
24 サイドアウタパネル
24A1 傾斜部
24C 内側フランジ部(ルーフパネルと面接触した部位)
24E 段差部
40 車両上部構造
40A 車両上部構造
J1 第1接合部
J2 第2接合部

Claims (10)

  1. 車両上部の車幅方向端部に設けられたルーフサイドレールと、
    前記ルーフサイドレールの材料よりも線膨張係数が高い材料で形成され、車両上部の車幅方向中央部に設けられたルーフパネルと、
    前記ルーフサイドレールの材料よりも線膨張係数が高い材料で形成され、前記ルーフサイドレールの車両外側に設けられ、前記ルーフサイドレールと接合された第1接合部、及び前記ルーフパネルと接合された第2接合部を有し、前記第1接合部と前記第2接合部とが互いに離間しているサイドアウタパネルと、
    を備えた車両上部構造。
  2. 前記ルーフパネル及び前記サイドアウタパネルは、同種の軽合金によって形成されている請求項1に記載の車両上部構造。
  3. 前記第1接合部における接合は、機械的接合とされ、前記第2接合部における接合は、溶接とされている請求項2に記載の車両上部構造。
  4. 前記ルーフサイドレールは、互いに接合されたルーフサイドレールアウタとルーフサイドレールインナとを有しており、
    前記第1接合部には、前記ルーフサイドレールアウタ及び前記ルーフサイドレールインナのうち何れか一方のみが接合されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両上部構造。
  5. 前記ルーフサイドレールインナは、前記ルーフサイドレールアウタよりも板厚が薄い板材によって形成されると共に、前記ルーフサイドレールアウタとの接合部から延長された延長部を有しており、当該延長部が前記第1接合部に接合されている請求項4に記載の車両上部構造。
  6. 前記サイドアウタパネルは、前記ルーフパネルと面接触した部位を有し、当該部位に前記第2接合部が設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両上部構造。
  7. 前記サイドアウタパネルは、車幅方向内側へ向かって下り勾配の傾斜部を有し、当該傾斜部に設けられた前記第2接合部に前記ルーフパネルの車幅方向端部が接合されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両上部構造。
  8. 前記サイドアウタパネルは、前記ルーフパネルの材料よりも伸び率が高い材料によって形成されている請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の車両上部構造。
  9. 前記サイドアウタパネルにおける前記第1接合部と前記第2接合部との間の部位には、車両前後方向に延びる段差部が形成されている請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の車両上部構造。
  10. 前記第2接合部は、前記第1接合部に対して車幅方向外側に配置されている請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の車両上部構造。
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