JP6590193B2 - レゾール型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂組成物、その硬化物、およびレゾール型フェノール樹脂の製造方法 - Google Patents

レゾール型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂組成物、その硬化物、およびレゾール型フェノール樹脂の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、速硬化性を有しながら、硬化物を製造する過程、さらには得られる硬化物においてホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂組成物、その硬化物、およびレゾール型フェノール樹脂の製造方法に関する。
熱硬化性樹脂として広く使用されているレゾール型フェノール樹脂は、通常フェノール類とアルデヒド類とをアルカリ性触媒下において反応させることにより得られる樹脂であり、難燃性、耐熱性等の特性を有するため、商業的に重要な樹脂の一つとなっている。
しかし、レゾール型フェノール樹脂は、硬化物を製造する過程において、さらには得られた硬化物からもホルムアルデヒドを放散する。このホルムアルデヒドは、シックハウス症候群を引き起こす化合物の一つであり、特定化学物質第三類物質に指定され、特定化学物質等障害予防規則に基づく管理等が定められている。そのため、硬化物を製造する過程や、得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂の開発が求められている。
さらに、レゾール型フェノール樹脂には、生産性の観点から速硬化性を有することが求められている。
このような要求に答えるものとして、例えば、アルカリ触媒存在下、フェノール類中にアルデヒド類を分割添加して、多段階で反応させて得られるレゾール型フェノール樹脂を含有することを特徴とするレゾール型フェノール樹脂組成物が提供されている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1では、速硬化性の機能を有し、合板製造時のホルムアルデヒド放散量をある程度低減することが可能ではあるものの、硬化後の製造物からのホルムアルデヒド放散量についての記載はなく、要求が厳しくなっている昨今の市場のニーズに応えるためには、更なる改良が必要である。
特開2004−123781号公報
従って、本発明が解決しようとする課題は、速硬化性を有しながら、硬化物を製造する過程、さらには得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂組成物、その硬化物、およびレゾール型フェノール樹脂の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、メチロール基を有する芳香核がメチレン基を介して連結されたレゾール型フェノール樹脂において、前記メチロール基と前記メチレン基とを、前記芳香核に対し、所定の割合で含まれるレゾール型フェノール樹脂が、速硬化性を有しながら、硬化物を製造する過程や、得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、
メチロール基を有する芳香核がメチレン基を介して連結されたレゾール型フェノール樹脂であって、
前記メチロール基と前記メチレン基とを、前記芳香核に対し、H−NMR測定におけるピーク面積比で、それぞれ0.55以下、0.45以上となる割合で含むレゾール型フェノール樹脂、これを含むレゾール型樹脂組成物、その硬化物、及び前記特性を有するレジオール型フェノール樹脂の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、速硬化性を有しながら、硬化物を製造する過程、さらには得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂組成物、その硬化物、およびレゾール型フェノール樹脂の製造方法を提供できる。
実施例1のレゾール型フェノール樹脂のGPCチャートである。 実施例1のレゾール型フェノール樹脂のH−NMRチャートである。 実施例2のレゾール型フェノール樹脂のGPCチャートである。 実施例2のレゾール型フェノール樹脂のH−NMRチャートである。 実施例3のレゾール型フェノール樹脂のGPCチャートである。 実施例3のレゾール型フェノール樹脂のH−NMRチャートである。
本発明のレゾール型フェノール樹脂は、上記の通り、メチロール基を有する芳香核がメチレン基を介して連結されたレゾール型フェノール樹脂であって、前記メチロール基と前記メチレン基とを、前記芳香核に対し、H−NMR測定におけるピーク面積比で、それぞれ0.55以下、0.45以上となる割合で含むレゾール型フェノール樹脂である。
前記メチロール基を、芳香核に対し、H−NMR測定におけるピーク面積比で、0.55以下の範囲であることにより、ホルムアルデヒド源となるメチロール基が少ないので、硬化物を製造する過程、さらには得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量を低減することが可能となる。また、メチレン基を、芳香核に対し、H−NMR測定におけるピーク面積比で、0.45以上の範囲で含むことにより、樹脂中の低分子量成分が比較的少なく、速硬化性を損なうことがない。
なお、本発明において、メチレン基の芳香核に対する割合とは、下記条件によるH−NMR測定データから算出される、芳香核上の水素原子の全ピーク面積に対するメチレン基上の水素原子の全ピーク面積の割合であり、メチロール基の芳香核に対する割合とは、下記条件によるH−NMR測定データから算出される、芳香核上の水素原子の全ピーク面積に対するメチロール基上の水素原子の全ピーク面積の割合である。
H−NMR測定条件>
装置:日本電子株式会社製 AL−400
測定モード:SGNNE(NOE消去のH完全デカップリング法)
溶媒:ジメチルスルホキシド
パルス角度:45°パルス
試料濃度 :30wt%
積算回数 :1000回
・レゾール型フェノール樹脂の製造方法
本発明のレゾール型フェノール樹脂は、本発明の製造方法、例えば、フェノール類(P)とアルデヒド類(A)とを、アルカリ触媒存在下で反応させる方法により好適に得ることができる。より具体的には、上記反応において、
1)前記アルデヒド類(A)と前記フェノール類(P)とを、モル比(A/P)で1.0〜1.25となるように用い、
2)前記アルカリ触媒から発生する水酸化物イオン(B)を、前記フェノール類(P)に対して10〜50mol%となるように前記アルカリ触媒を調整したのち、
3)90℃以下、好ましくは70〜90℃の温度下で、4時間以上、好ましくは4〜8時間の間、反応させる方法
により得ることができる。
前記反応において、アルデヒド類(A)とフェノール類(P)とが、モル比(A/P)で1.0〜1.25の割合で用いることにより、速硬化性を有しながら、ホルムアルデヒド放散量を低減化したレゾール型フェノール樹脂、即ち未反応のフェノール類、未反応のアルデヒド含有量が少ないレゾール型フェノール樹脂を好適に得ることができる。前記割合としては、1.00〜1.16であることがより好ましく、1.00〜1.08であることがさらに好ましい。
前記反応において、アルカリ触媒から発生する水酸化物イオン(B)が、フェノール類(P)に対して10〜50mol%となるようにアルカリ触媒の量を調整することにより、芳香核上に存在するメチロール基の割合が少ないレゾール型フェノール樹脂を効率よく製造できる。そのため、前記のようにアルカリ触媒とフェノール類(P)とを調整すると、硬化物を製造する過程、さらには得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂が好適に得られ、更には、当該樹脂の保存安定性も良好となる。なお、前記割合としては、10〜40mol%との範囲がより好ましく、10〜20mol%の範囲であることが最も好ましい。
前記反応において、70℃〜90℃の温度下で、4時間〜8時間、フェノール類(P)とアルデヒド類(A)とを反応させると、速硬化性を有しながら、ホルムアルデヒド放散量を低減化したレゾール型フェノール樹脂、即ち未反応のフェノール類、未反応のアルデヒド含有量が少ないレゾール型フェノール樹脂を好適に得ることができる。なお、前記反応として、75℃〜85℃の温度下で、5時間〜7時間の間、反応させることがより好ましく、78℃〜82℃の温度下で、5.5時間〜6.5時間の間、反応させることがさらに好ましい。
前記フェノール類(P)としては、例えば、フェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、ブチルフェノール、オクチルフェノール等のアルキルフェノール類;レゾルシン、カテコールなどの多価フェノール類;ハロゲン化フェノール、フェニルフェノール、アミノフェノール、ノボラック型フェノール樹脂等が挙げられる。これらの中でも、硬化物を製造する過程や、得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂が効率よく得られる観点から、フェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ノボラック型フェノール樹脂を用いることが好ましい。さらに好ましくはフェノールである。なお、これらフェノール類(P)は、1種類を使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
前記アルデヒド類(A)としては、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、トリオキサン等が挙げられ、反応性の観点から、ホルムアルデヒドを用いることが好ましい。アルデヒド類(A)は1種類を使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
前記アルカリ触媒としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、アンモニア、アミン類等が挙げられる。これらの中でも、硬化物を製造する過程や、得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないレゾール型フェノール樹脂が好適に得られる観点から、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを用いることが好ましい。より好ましくは水酸化ナトリウムである。なお、これらアルカリ触媒は1種類を使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
本発明のレゾール型フェノール樹脂の分子量は、有機溶剤に溶解しやすく保存安定性が良好なレゾール型フェノール樹脂組成物が好適に得られることから、数平均分子量(Mn)は400〜600であることが好ましく、450〜500であることがより好ましい。ここで、分子量(Mn)は、下記のGPC測定に基づき測定した値である。
ここで、本発明において、分子量(Mn)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(以下、「GPC」と略記する。)を用いて、下記の測定条件で測定したものである。
[GPCの測定条件]
測定装置:東ソー株式会社製「HLC−8220 GPC」
カラム:東ソー株式会社製「TSKgel 4000HXL」(7.8mmI.D.×300mm)+東ソー株式会社製「TSKgel 3000HXL」(7.8mmI.D.×300mm)+東ソー株式会社製「TSKgel 2000HXL」(7.8mmI.D.×300mm)東ソー株式会社製「TSKgel 1000HXL」(7.8mmI.D.×300mm)、
カラム温度:40℃、
検出器: RI(示差屈折計)、
データ処理:東ソー株式会社製「GPC−8020モデルIIバージョン4.30」、
展開溶媒:テトラヒドロフラン、
流速:1.0mL/分、
試料:樹脂固形分換算で0.5質量%のテトラヒドロフラン溶液をマイクロフィルターでろ過したもの、
注入量:0.1mL、
標準試料:下記単分散ポリスチレン
(標準試料:単分散ポリスチレン)
東ソー株式会社製「A−500」
東ソー株式会社製「A−2500」
東ソー株式会社製「A−5000」
東ソー株式会社製「F−1」
東ソー株式会社製「F−2」
東ソー株式会社製「F−4」
東ソー株式会社製「F−10」
東ソー株式会社製「F−20」
・レゾール型フェノール樹脂組成物
本発明のレゾール型フェノール樹脂組成物は、前述の本発明の特定のレゾール型フェノール樹脂を必須成分とし、これに使用方法や用途に応じて、例えば、水、有機溶剤、各種添加剤等を含有するものである。
前記有機溶剤としては、レゾール型フェノール樹脂を溶解できるものであれば種々のものを用いることができ、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコールなどのグリコール類;ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のエーテル類;ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルアセテート等のアセテート類等が挙げられる。尚、有機溶剤は1種類を使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
前記において、レゾール型フェノール樹脂組成物におけるレゾール型フェノール樹脂の含有量としては、有機溶剤100質量部に対して5〜200質量部が好ましい。
・硬化物
本発明のレゾール型フェノール樹脂は、加熱することにより、硬化物とすることができる。従って、本発明のレゾール型フェノール樹脂、あるいはその組成物は、成形材料用樹脂、塗料用樹脂、鋳物用樹脂、研磨剤用(結着)樹脂、摩擦材料用樹脂、耐火物用樹脂、フォトレジスト用樹脂、電池材料用樹脂、熱硬化性成型用樹脂、建築資材用樹脂、FRP用樹脂等の各種用途に適用することができる。特に得られる硬化物において、ホルムアルデヒドの放散量が少ないという観点から、接着剤用樹脂、熱硬化性成型用樹脂、建築資材用樹脂、又はFRP用樹脂として用いることが好ましい。
さらには、本発明のレゾール型フェノール樹脂は、充填剤のバインダとしても用いることができる。充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミ粉、鉄粉、銅粉、銀粉等の無機物;小麦粉、米粉、木粉、クルミ核粉、アンズ核粉、オリーブ核粉、カーボン等の有機物等が挙げられる。
さらには、本発明のレゾール型フェノール樹脂は、硬化剤としてエポキシ樹脂に配合することも可能である。
次に本発明を実施例、比較例により具体的に説明するが、以下において「部」及び「%」は特に断わりのない限り質量基準である。尚、H−NMRは以下の条件にて測定した。
H−NMR測定条件>
装置:日本電子株式会社製 AL−400
測定モード:SGNNE(NOE消去のH完全デカップリング法)
溶媒:ジメチルスルホキシド
パルス角度:45°パルス
試料濃度 :30wt%
積算回数 :1000回
実施例1 レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、撹拌しながら48%水酸化ナトリウム水溶液17.71g(前記フェノールに対する水酸化ナトリウムから発生する水酸化物イオンの割合:10mol%)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で6時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了して、樹脂を得た。得られた樹脂のGPCチャートを図1に、H−NMRスペクトルを図2に示す。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは441であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比で、それぞれ0.53、0.48であった。
実施例2 レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド:2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、撹拌しながら水酸化カルシウム7.87g(前記フェノールに対する水酸化カルシウムから発生する水酸化物イオンの割合:10mol%)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で6時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了して、樹脂を得た。得られた樹脂のGPCチャートを図3に、H−NMRスペクトルを図4に示す。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量がMnは500であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.54、0.47であった。
実施例3 レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド:2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、撹拌しながら水酸化バリウム八水和物33.5g(前記フェノールに対する水酸化バリウム八水和物から発生する水酸化物イオンの割合:10mol%)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で5.5時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂のGPCチャートを図5に、H−NMRスペクトルを図6に示す。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは472であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.53、0.47であった。
比較例1 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、攪拌しながら48%水酸化ナトリウム4.43g(0.0531mol)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で6時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは457であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.63、0.37であった。
比較例2 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、撹拌しながら水酸化カルシウム1.97g(0.0266mol)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で5.5時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは505であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.67、0.35であった。
比較例3 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド2.13mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、攪拌しながら水酸化バリウム八水和物9.38g(0.0266mol)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で5.5時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは488であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.65、0.35であった。
比較例4 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液192g(ホルムアルデヒド2.66mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、撹拌しながら48%水酸化ナトリウム8.85g(0.106mol)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で6時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは430であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.85、0.42であった。
比較例5 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール200g(2.13mol)、41.5%ホルマリン水溶液154g(ホルムアルデヒド2.133mol)を撹拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、攪拌しながら48%水酸化ナトリウム8.85g(0.106mol)を添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、80℃まで昇温した。80℃で6時間ホールドした後、室温まで冷まし反応を終了させて、樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCの測定をした。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは444であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.58、0.43であった。
比較例6 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール594g、41.5%ホルマリン水溶液547gを攪拌機、冷却管、温度計を設置したフラスコに入れ、充分に混合した。この混合物の液温が40℃以下であることを確認し、攪拌しながら48%水酸化ナトリウム30.61gを添加した。次いで、50℃まで昇温し、反応初期の自己発熱が収まった後、70℃まで昇温した。70℃で2.5時間反応させ、減圧脱水を行い樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは227であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ1.01、0.21であった。
比較例7 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
4つ口フラスコに、フェノール100g、37%ホルムアルデヒド345g(F/Pモル比=2.0)及び水酸化バリウム20g、水酸化リチウム2gを仕込み、80℃で3時間反応させた後、真空脱水を行い、粘度1Pa・s、不揮発分75%、水倍率3倍の樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは400であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ1.31、0.40であった。
比較例8 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
4つ口フラスコにフェノール941g、50%ホルムアルデヒド1200g(F/Pモル比=2.0)、48%水酸化ナトリウム125g(0.15モル/フェノール1モル)を仕込み、70℃迄昇温した。次いで、70℃にて3時間反応し常温まで冷却した。得られた樹脂の25℃における粘度は43mPa・s、135℃で測定した固形分は53%、水希釈能は10倍以上であった。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは400であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ1.00、0.30であった。
比較例9 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール1000g、40%ホルムアルデヒド水溶液1435g、イオン交換水600gを還流装置の付いたフラスコに入れ攪拌を開始、50%水酸化ナトリウム水溶液600gを徐々に加えながら80℃迄昇温し5時間反応させて樹脂を得た。得られた樹脂は不揮発分45%、粘度200mPa・s、pH12.8であった。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは430であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.84、0.42であった。
比較例10 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
フェノール94.1gと37%ホルムアルデヒド97.3g(F/Pモル比=1.2)及び30%水酸化ナトリウム水溶液55g仕込み、還流条件下で80分反応させ、更に85℃にて樹脂粘度が約1Pa・sとなるまで反応させ樹脂を得た。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定より、樹脂の数平均分子量Mnは230であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ0.98、0.54であった。
比較例11 比較用レゾール型フェノール樹脂の製造
ガラスの反応器に42gのフェノール及び44.3gの50%ホルムアルデヒド水溶液を入れた。これら成分を混合し、55℃まで加熱し、2.2gの50%水酸化ナトリウム水溶液を20分間かけて加えた。温度を30分間かけて75℃まで上げ、この温度で60分間反応させた。得られた樹脂について、H−NMRとGPCを測定した。GPC測定の結果から、樹脂の数平均分子量Mnは225であることを確認した。得られたレゾール型フェノール樹脂におけるメチロール基とメチレン基との含有量は、H−NMR測定におけるピーク面積比でそれぞれ1.31、0.21であった。
<硬化時におけるホルムアルデヒド放散量の測定>
ホルムアルデヒドの放散量試験である、ガラスデシケーター法を参考にして、ホルムアルデヒド放散量の測定を行った。具体的には、下記の操作を行うことにより硬化時におけるホルムアルデヒド放散量の測定を行った。
・アルミシャーレにレゾール型フェノール樹脂を50mg量り取る。
・ポンプ、DPHAカートリッジ、ヒューム捕集管の順に繋ぎ、量り取った樹脂をヒューム捕集管に入れ、ガラス管つきの蓋をする。
・窒素の入った風船をヒューム捕集管のガラス管つき蓋に繋ぐ。
・ポンプを使って0.2L/minで5分間吸引し、ヒューム捕集管の中を窒素置換する。
・ヒューム捕集管にマントルヒーターを巻き、0.2L/minの速さで吸引しながら、約20分かけて150℃まで昇温する。次いで0.2L/minで吸引しながら150℃で5分ホールドし、その後、加熱を止め15分かけて室温にもどし、吸引をやめる。
・DPHAカートリッジを回収し、カートリッジ内に存在しているホルムアルデヒドの量を液体クロマトグラフィーにて分析する。
その結果を表1、2に示す。
<硬化物におけるホルムアルデヒド放散量の測定>
ホルムアルデヒドの放散量試験である、ガラスデシケーター法を参考にして、ホルムアルデヒド放散量の測定を行った。具体的には、下記の操作を行うことにより硬化物におけるホルムアルデヒド放散量の測定を行った。
・10cm角に切ったADVANTEC590番濾紙を110℃で1時間乾燥させた後、濾紙の重さを量る。
・レゾール型フェノール樹脂を約9.5g量り取り、濾紙に含浸させる。
・上記樹脂を含浸させた濾紙を150℃、30分の条件下で硬化させ、硬化させた濾紙の重さを量る。
・硬化させた濾紙を8分割したものと、水25mLを入れた50mLガラスサンプル瓶を、250mLガラスマヨネーズ瓶に入れ、密閉する。これを45℃、24時間の条件下で静置した後、水を取り出し、この水に溶けているホルムアルデヒドをアセチルアセトン法により測定する。
・下記式に従って、硬化物におけるホルムアルデヒド放散量とした。その結果を表1、2に示す。
(ホルムアルデヒド放散量)=水に溶けたホルムアルデヒド量[g]/ろ紙固着樹脂分[g]
*ろ紙固着樹脂分[g]=硬化させた濾紙の重さ[g]−含浸前の乾燥ろ紙の重さ[g]
<ゲルタイムの測定>
実施例1〜3、及び比較例1〜11で得られたレゾール型フェノール樹脂を150℃のホットプレートの上に1cm流し入れ、攪拌棒でかき混ぜながら、レゾール型フェノール樹脂の流動性が無くなるまでの時間[秒]を測定した。その結果を表1、2に示す。

Claims (10)

  1. フェノール類(P)とアルデヒド類(A)とを、モル比(A/P)で1.0〜1.25となる割合で用いてなる、芳香核がメチレン基を介して連結された数平均分子量が、400〜600の範囲であるレゾール型フェノール樹脂であって、
    前記芳香核上に連結されるメチロール基と前記メチレン基とを、前記芳香核に対し、H−NMR測定におけるピーク面積比で、それぞれ0.55以下、0.45以上となる割合で含むことを特徴とするレゾール型フェノール樹脂。
  2. 数平均分子量が、450〜500の範囲である請求項1記載のレゾール型フェノール樹脂。
  3. 請求項1に記載のレゾール型フェノール樹脂を含むレゾール型フェノール樹脂組成物。
  4. 請求項1に記載のレゾール型フェノール樹脂を硬化してなる硬化物。
  5. フェノール類(P)とアルデヒド類(A)とを、モル比(A/P)で1.0〜1.25となる割合で含まれるよう調整し、更にアルカリ触媒から発生する水酸化物イオン(B)が前記フェノール類(P)に対して10〜50mol%となる割合で含まれるように用いて、90℃以下で4時間以上反応させることにより、数平均分子量が、400〜600の範囲のレゾール型フェノール樹脂を得る、レゾール型フェノール樹脂の製造方法。
  6. 70℃〜90℃の温度下で、4時間〜8時間反応させる請求項5記載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
  7. 前記アルカリ触媒が、アルカリ金属の水酸化物とアルカリ土類金属の水酸化物からなる群より選択される少なくとも1つのアルカリ触媒である請求項5又は6記載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
  8. 前記アルカリ触媒が、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである請求項5又は6記載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
  9. 前記フェノール類が、フェノールである請求項5〜8の何れか1項記載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
  10. 前記アルデヒド類が、ホルムアルデヒド又はホルマリンである請求項5〜9の何れか1項載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
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