JPH1046005A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents
熱硬化性樹脂組成物Info
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- JPH1046005A JPH1046005A JP20135896A JP20135896A JPH1046005A JP H1046005 A JPH1046005 A JP H1046005A JP 20135896 A JP20135896 A JP 20135896A JP 20135896 A JP20135896 A JP 20135896A JP H1046005 A JPH1046005 A JP H1046005A
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- hexamethylenetetramine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は接着剤、塗料、積層材、成形材料、
有機材料又は無機材料の結合剤等の用途に好適な、速硬
化性で、強靱性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関するも
のである。 【解決手段】 ヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化
可能な数平均分子量が1,000〜5,000の可溶融
性の高分子量ノボラック型フェノール樹脂と、この高分
子量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して
5〜100重量部のの数平均分子量が500以下の低分
子量フェノール性化合物、低分子量フェノール性化合物
を含む全フェノール樹脂分100重量部に対して3〜2
5重量部のヘキサメチレンテトラミンからなることを特
徴とする熱硬化性樹脂組成物。
有機材料又は無機材料の結合剤等の用途に好適な、速硬
化性で、強靱性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関するも
のである。 【解決手段】 ヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化
可能な数平均分子量が1,000〜5,000の可溶融
性の高分子量ノボラック型フェノール樹脂と、この高分
子量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して
5〜100重量部のの数平均分子量が500以下の低分
子量フェノール性化合物、低分子量フェノール性化合物
を含む全フェノール樹脂分100重量部に対して3〜2
5重量部のヘキサメチレンテトラミンからなることを特
徴とする熱硬化性樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着剤、塗料、積層
材、成形材料、有機材料又は無機材料の結合剤等の用途
に好適な、速硬化性で、強靱性に優れた熱硬化性樹脂組
成物に関するものである。
材、成形材料、有機材料又は無機材料の結合剤等の用途
に好適な、速硬化性で、強靱性に優れた熱硬化性樹脂組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘキサメチレンテトラミンで
代表される架橋剤にて熱硬化するノボラック型フェノー
ル樹脂は、接着剤、塗料、積層材、成形材料等、多くの
分野で用いられてきた。現在用いられているヘキサメチ
レンテトラミンにて架橋するノボラック型フェノール樹
脂の平均分子量は通常、数平均分子量で1,000以
下、重量平均で10,000以下に限定されている。
代表される架橋剤にて熱硬化するノボラック型フェノー
ル樹脂は、接着剤、塗料、積層材、成形材料等、多くの
分野で用いられてきた。現在用いられているヘキサメチ
レンテトラミンにて架橋するノボラック型フェノール樹
脂の平均分子量は通常、数平均分子量で1,000以
下、重量平均で10,000以下に限定されている。
【0003】この原因の第一は、分子量の増大に伴い、
樹脂の軟化点、及び溶融粘度は大きく上がるが、そのこ
とによって種々の問題点が生じる為である。例えば、数
平均分子量が1,000以下のノボラック型フェノール
樹脂は軟化点120℃以下であるが、数平均分子量が
2,500のノボラック型フェノール樹脂では軟化点は
150℃以上である。このようなノボラック型フェノー
ル樹脂とヘキサメチレンテトラミンとを混合し加熱硬化
させた場合、良好な硬化性及び、硬化樹脂を得るのは困
難である。というのはノボラック型フェノール樹脂とヘ
キサメチレンテトラミンとの反応は通常、100〜12
0℃で開始するが、このとき樹脂が溶融していないと、
均一な硬化は難しく、また樹脂中の空気等を巻き込んだ
まま硬化するからである。即ちノボラック型フェノール
樹脂をヘキサメチレンテトラミンにて熱硬化させる場合
には、ノボラック型フェノール樹脂の軟化点は120℃
以下である必要がある。更にノボラック型フェノール樹
脂とヘキサメチレンテトラミン等の硬化剤、及びその他
の添加剤を混練ロール、ニーダー等で熱混合する場合
に、軟化点の高い樹脂は、取り扱いが困難で、作業性が
悪い。
樹脂の軟化点、及び溶融粘度は大きく上がるが、そのこ
とによって種々の問題点が生じる為である。例えば、数
平均分子量が1,000以下のノボラック型フェノール
樹脂は軟化点120℃以下であるが、数平均分子量が
2,500のノボラック型フェノール樹脂では軟化点は
150℃以上である。このようなノボラック型フェノー
ル樹脂とヘキサメチレンテトラミンとを混合し加熱硬化
させた場合、良好な硬化性及び、硬化樹脂を得るのは困
難である。というのはノボラック型フェノール樹脂とヘ
キサメチレンテトラミンとの反応は通常、100〜12
0℃で開始するが、このとき樹脂が溶融していないと、
均一な硬化は難しく、また樹脂中の空気等を巻き込んだ
まま硬化するからである。即ちノボラック型フェノール
樹脂をヘキサメチレンテトラミンにて熱硬化させる場合
には、ノボラック型フェノール樹脂の軟化点は120℃
以下である必要がある。更にノボラック型フェノール樹
脂とヘキサメチレンテトラミン等の硬化剤、及びその他
の添加剤を混練ロール、ニーダー等で熱混合する場合
に、軟化点の高い樹脂は、取り扱いが困難で、作業性が
悪い。
【0004】第二の原因として、ヘキサメチレンテトラ
ミンにより熱硬化可能な可溶融性の上記分子量以上のノ
ボラック型フェノール樹脂の合成が困難なことが挙げら
れる。ヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化可能なノ
ボラック型フェノール樹脂は通常、3箇所以上の反応点
を有するフェノール類及び/又はビスフェノール類と、
ホルマリン若しくはパラホルム、トリオキサン等のホル
ムアルデヒド発生試薬との反応から得られる。架橋剤に
より熱硬化可能なノボラック型フェノール樹脂を合成す
る際のホルムアルデヒドとフェノール化合物の仕込み比
(以下F/P比とする)は0.95以下である。F/P
比が0.95より高い場合には、合成反応中に三次元化
が起こり、不溶・不融の硬化物となり熱硬化可能な樹脂
として得られない。
ミンにより熱硬化可能な可溶融性の上記分子量以上のノ
ボラック型フェノール樹脂の合成が困難なことが挙げら
れる。ヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化可能なノ
ボラック型フェノール樹脂は通常、3箇所以上の反応点
を有するフェノール類及び/又はビスフェノール類と、
ホルマリン若しくはパラホルム、トリオキサン等のホル
ムアルデヒド発生試薬との反応から得られる。架橋剤に
より熱硬化可能なノボラック型フェノール樹脂を合成す
る際のホルムアルデヒドとフェノール化合物の仕込み比
(以下F/P比とする)は0.95以下である。F/P
比が0.95より高い場合には、合成反応中に三次元化
が起こり、不溶・不融の硬化物となり熱硬化可能な樹脂
として得られない。
【0005】最近、酸性条件下、種々の極性溶媒中、フ
ェノールとパラホルムによるフェノール樹脂の合成が報
告されている(ポリマーブレティン(Polymer Bulleti
n),32,501(1994))。この合成法ではF/P比を1又
は1に極めて近い値に上げても、溶剤可溶でヘキサメチ
レンテトラミンにより熱硬化可能な可溶融性のノボラッ
ク型フェノール樹脂が得られ、その数平均分子量は1,
000〜5,000、重量平均分子量は10,000〜
80,000である。このように極めて高い分子量のノ
ボラック型フェノール樹脂をヘキサメチレンテトラミン
等の架橋剤を用いて熱硬化させた場合、数平均1,00
0以下、重量平均10,000以下の分子量のノボラッ
ク型フェノール樹脂を同様の方法にて架橋させた場合と
比較して、優れた物性を得ることが出来ると予想され
る。例えば、架橋前の分子量が大きいため、低い架橋反
応率でも不溶不融の良好な硬化物が得られ、又、通常の
分子量のノボラック型フェノール樹脂の硬化物に比べ
て、ミクロゲルが生成しにくく大きな架橋ネットワーク
を形成するため、強靱な硬化物が得られることが予想さ
れる。しかしながら、現状、先に述べた様な理由によ
り、ほとんど利用されていない。
ェノールとパラホルムによるフェノール樹脂の合成が報
告されている(ポリマーブレティン(Polymer Bulleti
n),32,501(1994))。この合成法ではF/P比を1又
は1に極めて近い値に上げても、溶剤可溶でヘキサメチ
レンテトラミンにより熱硬化可能な可溶融性のノボラッ
ク型フェノール樹脂が得られ、その数平均分子量は1,
000〜5,000、重量平均分子量は10,000〜
80,000である。このように極めて高い分子量のノ
ボラック型フェノール樹脂をヘキサメチレンテトラミン
等の架橋剤を用いて熱硬化させた場合、数平均1,00
0以下、重量平均10,000以下の分子量のノボラッ
ク型フェノール樹脂を同様の方法にて架橋させた場合と
比較して、優れた物性を得ることが出来ると予想され
る。例えば、架橋前の分子量が大きいため、低い架橋反
応率でも不溶不融の良好な硬化物が得られ、又、通常の
分子量のノボラック型フェノール樹脂の硬化物に比べ
て、ミクロゲルが生成しにくく大きな架橋ネットワーク
を形成するため、強靱な硬化物が得られることが予想さ
れる。しかしながら、現状、先に述べた様な理由によ
り、ほとんど利用されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は先に述べたヘ
キサメチレンテトラミンにより熱硬化可能な、分子量が
極めて高い、可溶融性の高分子量ノボラック型フェノー
ル樹脂の軟化点の高さと言う問題点を解決するため、種
々の検討の結果成されたものである。その目的とすると
ころは、速硬化性で、強靱性に優れた硬化樹脂を与える
硬化性樹脂組成物を提供することにある。
キサメチレンテトラミンにより熱硬化可能な、分子量が
極めて高い、可溶融性の高分子量ノボラック型フェノー
ル樹脂の軟化点の高さと言う問題点を解決するため、種
々の検討の結果成されたものである。その目的とすると
ころは、速硬化性で、強靱性に優れた硬化樹脂を与える
硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は(A)ヘキサメ
チレンテトラミンにより熱硬化可能な、数平均分子量が
1,000〜5,000の可溶融性の高分子量ノボラッ
ク型フェノール樹脂、(B)数平均分子量が500以下
の低分子量フェノール性化合物、及び(C)ヘキサメチ
レンテトラミンからなり、かつ、成分(A)100重量
部に対して成分(B)が5〜100重量部、成分(A)
と成分(B)の合計100重量部に対して成分(C)が
3〜25重量部であることを特徴とする熱硬化性樹脂組
成物である。
チレンテトラミンにより熱硬化可能な、数平均分子量が
1,000〜5,000の可溶融性の高分子量ノボラッ
ク型フェノール樹脂、(B)数平均分子量が500以下
の低分子量フェノール性化合物、及び(C)ヘキサメチ
レンテトラミンからなり、かつ、成分(A)100重量
部に対して成分(B)が5〜100重量部、成分(A)
と成分(B)の合計100重量部に対して成分(C)が
3〜25重量部であることを特徴とする熱硬化性樹脂組
成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる、ヘキサメチ
レンテトラミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック
型フェノール樹脂は、フェノール化合物と、ホルマリ
ン、パラホルム、トリオキサン等のホルムアルデヒド発
生試薬とを縮合する事によって得られ、且つ数平均分子
量が1,000〜5,000、重量平均分子量が10,
000〜100,000のものである。ヘキサメチレン
テトラミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック型フ
ェノール樹脂に用いられるフェノール化合物は水酸基を
芳香核に有し、1分子あたりメチレン架橋に関する反応
点を3つ以上有する化合物であればよく、例えばフェノ
ールをはじめ、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン
等の多価フェノール類、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールF、ビスフェノールS等、多核
フェノール類等を上げることができ、これらの1種又は
2種以上を組み合わせても良い。
レンテトラミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック
型フェノール樹脂は、フェノール化合物と、ホルマリ
ン、パラホルム、トリオキサン等のホルムアルデヒド発
生試薬とを縮合する事によって得られ、且つ数平均分子
量が1,000〜5,000、重量平均分子量が10,
000〜100,000のものである。ヘキサメチレン
テトラミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック型フ
ェノール樹脂に用いられるフェノール化合物は水酸基を
芳香核に有し、1分子あたりメチレン架橋に関する反応
点を3つ以上有する化合物であればよく、例えばフェノ
ールをはじめ、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン
等の多価フェノール類、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールF、ビスフェノールS等、多核
フェノール類等を上げることができ、これらの1種又は
2種以上を組み合わせても良い。
【0009】本発明で用いられる低分子量フェノール性
化合物は水酸基を芳香核に有する化合物で且つ、数平均
分子量が500以下のものであればよい。かかる化合物
としては、フェノールをはじめ、オルトクレゾール、メ
タクレゾール、パラクレゾール、キシレノール、ブチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
類、ヒドロキシメチルフェノール、メトキシフェノー
ル、アミノフェノール、ニトロフェノール、カルボキシ
フェノール等の置換フェノール類、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等の多価フェノール類、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等の多核
フェノール類、及び酸性条件下にて、これらのフェノー
ル化合物とホルムアルデヒドと縮合して得られる、数平
均分子量500以下のノボラック型フェノール樹脂、塩
基性条件下にて、これらのフェノール化合物とホルムア
ルデヒドと縮合して得られる、数平均分子量500以下
のレゾール型フェノール樹脂等が挙げられる。
化合物は水酸基を芳香核に有する化合物で且つ、数平均
分子量が500以下のものであればよい。かかる化合物
としては、フェノールをはじめ、オルトクレゾール、メ
タクレゾール、パラクレゾール、キシレノール、ブチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
類、ヒドロキシメチルフェノール、メトキシフェノー
ル、アミノフェノール、ニトロフェノール、カルボキシ
フェノール等の置換フェノール類、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等の多価フェノール類、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等の多核
フェノール類、及び酸性条件下にて、これらのフェノー
ル化合物とホルムアルデヒドと縮合して得られる、数平
均分子量500以下のノボラック型フェノール樹脂、塩
基性条件下にて、これらのフェノール化合物とホルムア
ルデヒドと縮合して得られる、数平均分子量500以下
のレゾール型フェノール樹脂等が挙げられる。
【0010】ヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化可
能な高分子量ノボラック型フェノール樹脂に混合する低
分子フェノール性化合物の量は、ヘキサメチレンテトラ
ミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック型フェノー
ル樹脂100重量部に対して5〜100重量部であり望
ましくは20〜80重量部である。5重量部より少ない
と、樹脂軟化点の低下度が不十分であり、100重量部
より多いとヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化可能
な高分子量ノボラック型フェノール樹脂の特長が十分に
発揮できない。本反応に用いるヘキサメチレンテトラミ
ンの量は樹脂分100重量部に対して3〜25重量部、
望ましくは7〜20重量部である。3重量部より少ない
と未硬化部分が残り良好な硬化物が得られない。また2
5重量部より多いと硬化物の特性が低下し実用的ではな
い。
能な高分子量ノボラック型フェノール樹脂に混合する低
分子フェノール性化合物の量は、ヘキサメチレンテトラ
ミンにより熱硬化可能な高分子量ノボラック型フェノー
ル樹脂100重量部に対して5〜100重量部であり望
ましくは20〜80重量部である。5重量部より少ない
と、樹脂軟化点の低下度が不十分であり、100重量部
より多いとヘキサメチレンテトラミンにより熱硬化可能
な高分子量ノボラック型フェノール樹脂の特長が十分に
発揮できない。本反応に用いるヘキサメチレンテトラミ
ンの量は樹脂分100重量部に対して3〜25重量部、
望ましくは7〜20重量部である。3重量部より少ない
と未硬化部分が残り良好な硬化物が得られない。また2
5重量部より多いと硬化物の特性が低下し実用的ではな
い。
【0011】
【実施例】本発明を詳しく説明するために以下に実施例
を示すがこれらをもって本発明を限定するものでは無
い。
を示すがこれらをもって本発明を限定するものでは無
い。
【0012】(合成例1)リービッヒ冷却管、温度計、
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)30g、2−ペンタノール500
ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中に濃塩
酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃で5時
間反応させた。反応生成物を5リットルの水に注ぎ、得
られた固形物を洗浄乾燥することによって、数平均分子
量1,500、重量平均分子量13,000のヘキサメ
チレンテトラミンによって熱硬化可能な高分子量ノボラ
ック型フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環球法に
よる軟化点は160℃であった。
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)30g、2−ペンタノール500
ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中に濃塩
酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃で5時
間反応させた。反応生成物を5リットルの水に注ぎ、得
られた固形物を洗浄乾燥することによって、数平均分子
量1,500、重量平均分子量13,000のヘキサメ
チレンテトラミンによって熱硬化可能な高分子量ノボラ
ック型フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環球法に
よる軟化点は160℃であった。
【0013】(合成例2)リービッヒ冷却管、温度計、
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)33.5g、2−ペンタノール5
00ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中に
濃塩酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃で
7時間反応させた。反応生成物を5リットルの水に注
ぎ、得られた固形物を洗浄乾燥することによって、数平
均分子量2,500、重量平均分子量24,000のヘ
キサメチレンテトラミンによって熱硬化可能な高分子量
ノボラック型フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環
球法による軟化点は190℃であった。
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)33.5g、2−ペンタノール5
00ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中に
濃塩酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃で
7時間反応させた。反応生成物を5リットルの水に注
ぎ、得られた固形物を洗浄乾燥することによって、数平
均分子量2,500、重量平均分子量24,000のヘ
キサメチレンテトラミンによって熱硬化可能な高分子量
ノボラック型フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環
球法による軟化点は190℃であった。
【0014】(合成例3)リービッヒ冷却管、温度計、
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)33.5g、1,4−ジオキサン
500ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中
に濃塩酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃
で25時間反応させた。反応生成物を5リットルの水に
注ぎ、得られた固形物を洗浄乾燥することによって、数
平均分子量3,500、重量平均分子量50,000の
ヘキサミンによって熱硬化可能な高分子量ノボラック型
フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環球法による軟
化点は220℃であった。
滴下ロートを備えた1リットルのセパラブルフラスコに
フェノール100g、パラホルムアルデヒド(ホルムア
ルデヒド含量95%)33.5g、1,4−ジオキサン
500ミリリットルを入れ、攪拌した。この混合溶液中
に濃塩酸4.5ミリリットルをゆっくり滴下し、80℃
で25時間反応させた。反応生成物を5リットルの水に
注ぎ、得られた固形物を洗浄乾燥することによって、数
平均分子量3,500、重量平均分子量50,000の
ヘキサミンによって熱硬化可能な高分子量ノボラック型
フェノール樹脂を得た。得られた樹脂の環球法による軟
化点は220℃であった。
【0015】(実施例1)合成例1にて合成した高分子
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して3
0重量部のビスフェノールF、5重量部のフェノールを
溶融混合し、環球法軟化点90℃の混合樹脂を得た。こ
の混合樹脂に、この樹脂分100重量部に対して15重
量部のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにて
ドライブレンドした。この配合物を用いて、キュラスト
メーターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大
硬化度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ
試験片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C6
481に基づき測定した。
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して3
0重量部のビスフェノールF、5重量部のフェノールを
溶融混合し、環球法軟化点90℃の混合樹脂を得た。こ
の混合樹脂に、この樹脂分100重量部に対して15重
量部のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにて
ドライブレンドした。この配合物を用いて、キュラスト
メーターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大
硬化度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ
試験片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C6
481に基づき測定した。
【0016】(実施例2)合成例2にて合成した高分子
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して、
数平均分子量350、環球法軟化点70℃のノボラック
型フェノール樹脂20重量部、20重量部のビスフェノ
ールF、5重量部のフェノール、及び2重量部のレゾル
シノールを溶融混合し、環球法軟化点100℃の混合樹
脂を得た。この混合樹脂に、この樹脂分100重量部に
対して15重量部のヘキサメチレンテトラミンを加え、
ミキサーにてドライブレンドした。この配合物を用い
て、キュラストメーターによる150℃での硬化挙動
(硬化速度、最大硬化度)の測定を行った。またこの配
合物を用いて曲げ試験片を圧縮成形にて作成し、曲げ強
度をJIS C6481に基づき測定した。
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して、
数平均分子量350、環球法軟化点70℃のノボラック
型フェノール樹脂20重量部、20重量部のビスフェノ
ールF、5重量部のフェノール、及び2重量部のレゾル
シノールを溶融混合し、環球法軟化点100℃の混合樹
脂を得た。この混合樹脂に、この樹脂分100重量部に
対して15重量部のヘキサメチレンテトラミンを加え、
ミキサーにてドライブレンドした。この配合物を用い
て、キュラストメーターによる150℃での硬化挙動
(硬化速度、最大硬化度)の測定を行った。またこの配
合物を用いて曲げ試験片を圧縮成形にて作成し、曲げ強
度をJIS C6481に基づき測定した。
【0017】(実施例3)合成例2にて合成した高分子
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して4
0重量部のビスフェノールF、10重量部のフェノー
ル、及び5重量部のレゾルシノールを溶融混合する事に
よって環球法軟化点100℃の混合樹脂を得た。この混
合樹脂に、この樹脂分100重量部に対して15重量部
のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドラ
イブレンドした。この配合物を用いて、キュラストメー
ターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化
度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験
片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C648
1に基づき測定した。
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して4
0重量部のビスフェノールF、10重量部のフェノー
ル、及び5重量部のレゾルシノールを溶融混合する事に
よって環球法軟化点100℃の混合樹脂を得た。この混
合樹脂に、この樹脂分100重量部に対して15重量部
のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドラ
イブレンドした。この配合物を用いて、キュラストメー
ターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化
度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験
片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C648
1に基づき測定した。
【0018】(実施例4)合成例3にて合成した高分子
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して、
数平均分子量350、環球法軟化点70℃のノボラック
型フェノール樹脂20重量部、40重量部のビスフェノ
ールA、10重量部のo−クレゾール、5重量部のヒド
ロキノンを溶融混合する事によって環球法軟化点110
℃の混合樹脂を得た。この混合樹脂に、この樹脂分10
0重量部に対して15重量部のヘキサメチレンテトラミ
ンを加え、ミキサーにてドライブレンドした。この配合
物を用いて、キュラストメーターによる150℃での硬
化挙動(硬化速度、最大硬化度)の測定を行った。また
この配合物を用いて曲げ試験片を圧縮成形にて作成し、
曲げ強度をJIS C6481に基づき測定した。
量ノボラック型フェノール樹脂100重量部に対して、
数平均分子量350、環球法軟化点70℃のノボラック
型フェノール樹脂20重量部、40重量部のビスフェノ
ールA、10重量部のo−クレゾール、5重量部のヒド
ロキノンを溶融混合する事によって環球法軟化点110
℃の混合樹脂を得た。この混合樹脂に、この樹脂分10
0重量部に対して15重量部のヘキサメチレンテトラミ
ンを加え、ミキサーにてドライブレンドした。この配合
物を用いて、キュラストメーターによる150℃での硬
化挙動(硬化速度、最大硬化度)の測定を行った。また
この配合物を用いて曲げ試験片を圧縮成形にて作成し、
曲げ強度をJIS C6481に基づき測定した。
【0019】(比較例1)数平均分子量650、重量平
均分子量4,000、環球法軟化点90℃のノボラック
型フェノール樹脂100重量部に対して15重量部のヘ
キサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドライブ
レンドした。この配合物を用いて、キュラストメーター
による150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化度)
の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験片を
圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C6481に
基づき測定した。
均分子量4,000、環球法軟化点90℃のノボラック
型フェノール樹脂100重量部に対して15重量部のヘ
キサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドライブ
レンドした。この配合物を用いて、キュラストメーター
による150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化度)
の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験片を
圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C6481に
基づき測定した。
【0020】(比較例2)数平均分子量800、重量平
均7,000、環球法軟化点110℃のノボラック型フ
ェノール樹脂100重量部に対して15重量部のヘキサ
メチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドライブレン
ドした。この配合物を用いて、キュラストメーターによ
る150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化度)の測
定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験片を圧縮
成形にて作成し、曲げ強度をJISC6481に基づき
測定した。
均7,000、環球法軟化点110℃のノボラック型フ
ェノール樹脂100重量部に対して15重量部のヘキサ
メチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドライブレン
ドした。この配合物を用いて、キュラストメーターによ
る150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化度)の測
定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験片を圧縮
成形にて作成し、曲げ強度をJISC6481に基づき
測定した。
【0021】(比較例3)数平均分子量800、重量平
均7,000、環球法軟化点110℃のノボラック型フ
ェノール樹脂100重量部に対して5重量部のフェノー
ルを溶融混合し、環球法軟化点100℃の樹脂混合物を
得た。この樹脂混合物100重量部に対して15重量部
のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドラ
イブレンドした。この配合物を用いて、キュラストメー
ターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化
度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験
片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C648
1に基づき測定した。以上の実施例及び比較例で得られ
た結果を、各例の配合組成等と共に表1に示す。
均7,000、環球法軟化点110℃のノボラック型フ
ェノール樹脂100重量部に対して5重量部のフェノー
ルを溶融混合し、環球法軟化点100℃の樹脂混合物を
得た。この樹脂混合物100重量部に対して15重量部
のヘキサメチレンテトラミンを加え、ミキサーにてドラ
イブレンドした。この配合物を用いて、キュラストメー
ターによる150℃での硬化挙動(硬化速度、最大硬化
度)の測定を行った。またこの配合物を用いて曲げ試験
片を圧縮成形にて作成し、曲げ強度をJIS C648
1に基づき測定した。以上の実施例及び比較例で得られ
た結果を、各例の配合組成等と共に表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明によれば速硬化性があり、強靱性
に優れた硬化樹脂を与える熱硬化性樹脂組成物を得るこ
とができる。この樹脂組成物は接着剤、塗料、積層材、
成形材料、有機材料又は無機材料の結合剤など種々の用
途に有用である。
に優れた硬化樹脂を与える熱硬化性樹脂組成物を得るこ
とができる。この樹脂組成物は接着剤、塗料、積層材、
成形材料、有機材料又は無機材料の結合剤など種々の用
途に有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)ヘキサメチレンテトラミンにより
熱硬化可能な、数平均分子量が1,000〜5,000
の可溶融性の高分子量ノボラック型フェノール樹脂、
(B)数平均分子量が500以下の低分子量フェノール
性化合物、及び(C)ヘキサメチレンテトラミンからな
り、かつ、成分(A)100重量部に対して成分(B)
が5〜100重量部、成分(A)と成分(B)の合計1
00重量部に対して成分(C)が3〜25重量部である
ことを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】 低分子量フェノール性化合物が多価フェ
ノール化合物である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項3】 低分子量フェノール性化合物が多核フェ
ノール化合物である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項4】 低分子量フェノール性化合物が置換フェ
ノール化合物である請求項1記載の熱硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項5】 低分子量フェノール性化合物がフェノー
ルである請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。 - 【請求項6】 低分子量フェノール性化合物が数平均分
子量500以下のノボラック型フェノール樹脂である請
求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。 - 【請求項7】 低分子量フェノール性化合物が数平均分
子量500以下のレゾール型フェノール樹脂である請求
項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20135896A JPH1046005A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20135896A JPH1046005A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046005A true JPH1046005A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16439732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20135896A Withdrawn JPH1046005A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 熱硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046005A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254666A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ノボラック型フェノール樹脂組成物および熱硬化性樹脂成形材料 |
JP2018199749A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | 住友ベークライト株式会社 | ゴム配合用フェノール樹脂組成物、ゴム組成物およびタイヤ |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20135896A patent/JPH1046005A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254666A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ノボラック型フェノール樹脂組成物および熱硬化性樹脂成形材料 |
JP2018199749A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-20 | 住友ベークライト株式会社 | ゴム配合用フェノール樹脂組成物、ゴム組成物およびタイヤ |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050325 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20060324 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |