JP6579774B2 - 固体撮像装置およびカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置およびそれが搭載されたカメラに関する。
固体撮像装置に高エネルギー粒子が入射すると、シングルイベントラッチアップ(SEL)が発生しうる。高エネルギー粒子としては、例えば、宇宙空間における宇宙線、原子力発電所または放射線画像診断における放射線を挙げることができる。SELは、例えば、CMOS回路においてPN接合が直列につながったサイリスタ構造において発生しうる。SELが発生すると、電源線と接地線とが導通するので、対策が施されていない装置は、SELの発生により動作不能状態になる。そこで、SELが発生すると、装置に対する電源電圧の供給を一時的に遮断した後に電源電圧の供給を再開する必要がある。
特許文献1は、CMOS集積回路に関するものであり、該CMOS集積回路は、ラッチアップの発生を検知するラッチアップ検知手段と、ラッチアップ検知手段から出力される信号に応じてCMOS集積回路の電源供給を止める手段とを有する。
特許文献2は、放射線画像診断装置に関するものである。該放射線画像診断装置は、放射線を検出するための複数の素子ブロックと、該複数の素子ブロックにそれぞれ対応し、処理回路および読出回路を有する複数のASICとを有する。何らかの理由で素子ブロックからの異常出力がASICに入力されると、ASICがラッチアップを起こす。該放射線画像診断装置は、複数の素子ブロックの各々への給電を監視し、異常が検知されたときに、複数のASICのうち異常が検知された素子ブロックからの信号を処理するASICに対する給電を停止する。
特開平9―116022号公報 国際公開第2002/042797号
特許文献2に記載された放射線画像診断装置では、ASIC、即ちIC(半導体チップ)を単位として給電の制御がなされるので、ラッチアップの発生によって信号を得ることができなくなる画素の数が多い。そのため、該放射線画像診断装置では、ラッチアップの発生時に信号が失われる画素の数が多い。なお、特許文献2には、IC内における部分的な領域に対する給電の制御を可能にする示唆は存在しない。
本発明は、半導体基板に形成される固体撮像装置の読出部を構成する複数の回路ブロックの一部でラッチアップが発生した場合に、該一部の回路ブロックをラッチアップから回復させながら他の回路ブロックによる読出を継続させることを目的とする。
本発明の1つの側面は、複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置に係り、前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、前記半導体基板は、互いに異なる第1領域および第2領域を含み、前記複数の画素のそれぞれは、前記第1領域に配置された光電変換素子を含み、前記読出部は、前記第2領域に配置された複数の回路ブロックを含み、前記複数の回路ブロックのそれぞれの少なくとも一部分は、前記半導体基板において互いに電気的に分離された複数の領域にそれぞれ配置され、前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対して電源電圧を供給する。
本発明によれば、半導体基板に形成される固体撮像装置の読出部を構成する複数の回路ブロックの一部でラッチアップが発生した場合に、該一部の回路ブロックをラッチアップから回復させながら他の回路ブロックによる読出が継続される。
本発明の1つの実施形態の固体撮像装置の構成を示す図。 本発明の第1実施形態の固体撮像装置の模式的な平面図。 本発明の第1実施形態の固体撮像装置の模式的な断面図。 本発明の第1実施形態の固体撮像装置における1つの回路ブロックに対応する電圧供給回路および検出部の構成例を示す図。 一般的なウェル構造におけるラッチアップを説明する図。 列AD変換器を構成する回路ブロックでSELが発生した場合の特徴的な現象を模式的に示す図。 列AD変換器を構成する回路ブロックでSELが発生した場合の特徴的な現象を模式的に示す図。 本発明の第2実施形態の固体撮像装置の模式的な断面図。 本発明の第2実施形態の固体撮像装置の変形例の模式的な断面図。 本発明の第3実施形態の固体撮像装置の模式的な平面図。 本発明の第4実施形態の固体撮像装置の模式的な平面図。 本発明の第6実施形態の固体撮像装置の構成を示す図。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
図1には、本発明の1つの実施形態の固体撮像装置1の構成が示されている。固体撮像装置1は、CMOSイメージセンサとして構成されうる。固体撮像装置1は、互いに異なる第1領域R1および第2領域R2を含む半導体基板321を有する。固体撮像装置1は、複数の行および複数の列を構成するように配列された複数の画素を有する画素アレイ100と、画素アレイ100から信号を読み出す読出部RDUと、読出部RDUに対して電源電圧を供給する電圧供給部120とを備えうる。画素アレイ100は、領域R1に配置される。読出部RDUは、領域R2に配置される。
読出部RDUはアナログ回路ブロックABLKとデジタル回路ブロックDBKを有し、アナログ回路ブロックABLKは領域ABLKに配置され、デジタル回路ブロックDBLKは領域DBLKに配置される。読出部RDUは、複数の回路ブロックCBLKを含む。複数の回路ブロックCBLKのそれぞれの少なくとも一部分は、半導体基板321において互いに電気的に分離された複数の領域Rにそれぞれ配置される。換言すると、各回路ブロックCBLKの少なくとも一部分は、半導体基板321において互いに電気的に分離された複数の領域Rのうち対応する1つの領域Rに配置される。また別の観点で言えば、複数の回路ブロックCBLKは、半導体基板321において互いに電気的に分離された複数の領域Rに分かれて配置される。
例えば、複数の回路ブロックCBLKのうちの1つの回路ブロックCBLKが、複数の領域Rのうちの1つの領域Rに配置される。そして、複数の回路ブロックCBLKのうちの別の回路ブロックCBLKが、複数の領域Rのうちの別の領域Rに配置される。1つの領域Rと別の領域Rとは電気的に分離されている。1つの回路ブロックCBLKの少なくとも一部分の配置された領域Rと、他のいずれかの回路ブロックCBLKの少なくとも一部分の配置された領域Rとが、互いに電気的に分離されていてもよい。
電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちの一部の回路ブロックCBLKでラッチアップが発生した場合に、該一部の回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対する電源電圧の供給を一時的に遮断する。その後、電圧供給部120は、電源電圧の供給を一時的に遮断した領域Rに対する電源電圧の供給を再び行う、つまり、再開する。また、電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちラッチアップが発生していない回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対しては電源電圧を継続して供給する。つまり、電圧供給部120は、ラッチアップが発生した回路ブロックCBLKの配置された領域Rに対する電源電圧の供給を遮断している間に、ラッチアップが発生していない別の回路ブロックCBLKの配置された領域Rに対して電源電圧を供給する。電圧供給部120は、固体撮像装置1の外部から供給される電源電圧を受けて、その電源電圧又はそれを降下または上昇させた電源電圧を複数の回路ブロックCBLKがそれぞれ配置された複数の領域Rにそれぞれ供給する。画素アレイ100には、不図示の電圧供給部によって電源電圧が供給される。固体撮像装置1は、複数の回路ブロックCBLKがそれぞれ配置された複数の領域Rのそれぞれにおけるラッチアップの発生を検知する複数の検出部を有する検出ブロック121を備えうる。ただし、検出ブロック121は、固体撮像装置1の外部に配置されてもよい。外部に配置される検出ブロック121は、固体撮像装置1から出力される画像における異常、例えば、後述の縦線傷を検出することによってラッチアップの発生を検出することができる。
読出部RDUは、例えば、行選択部107、電流源ブロック101、列アンプブロック102、コンパレータブロック103、参照電圧発生部109、カウンタブロック104、クロック発生部110およびメモリブロック105、列選択部106を含みうる。読出部RDUは、更に、処理部111および/またはLVDS(Low Voltage Differential Signaling)回路112を含みうる。
行選択部107は、画素アレイ100における行を選択する。電流源ブロック101は、画素アレイ100の複数の列にそれぞれ対応する複数の電流源を含みうる。画素アレイ100の各画素は、光電変換素子と、該光電変換素子で発生した電荷に応じた信号を列信号線に出力する増幅トランジスタとを含みうる。電流源ブロック101の各電流源は、それに対応する列の列信号線に接続される。各画素の増幅トランジスタと電流源ブロック101の電流源とは、ソースフォロワ回路を構成しうる。列アンプブロック102は、画素アレイ100の複数の列にそれぞれ対応する複数の列アンプを含みうる。各列アンプは、列信号線に出力された信号を増幅する。
コンパレータブロック103は、画素アレイ100の複数の列にそれぞれ対応する複数のコンパレータを含みうる。カウンタブロック104は、画素アレイ100の複数の列にそれぞれ対応する複数のカウンタを含みうる。カウンタブロック104は、単一のカウンタを有し、該単一のカウンタが複数の列で共用されうる。しかし、カウンタが配置された領域がラッチアップを起こしうることを考慮すれば、画素アレイ100の複数の列にそれぞれ対応する複数のカウンタが設けられることが好ましい。メモリブロック105は、画素アレイ100の列ごとに設けられた複数のメモリを含みうる。該メモリは、例えば、フリップフロップ回路またはラッチ回路で構成されうる。
コンパレータブロック103のコンパレータ、カウンタブロック104のカウンタおよびメモリブロック105のメモリは、列アンプから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器(列AD変換器)を構成する。各コンパレータは、参照電圧発生部109が発生するランプ信号等の参照信号と列アンプから出力されるアナログ信号との大小関係を比較し、該大小関係が反転したことに応じてラッチ信号を出力する。各カウンタは、クロック発生部(例えば、PLL(Phase−Locked Loop)回路)110が発生するクロックに従ってカウント動作を行う。各メモリは、対応する列のコンパレータからラッチ信号が出力されたときに、対応する列のカウンタの出力であるカウント値を取り込む。このカウント値は、列アンプから出力されるアナログ信号に対応するデジタル信号である。
電流源ブロック101の電流源、列アンプブロック102の列アンプ、コンパレータブロック103のコンパレータ、および、参照電圧発生部109は、NMOS回路またはPMOS回路で構成されうる。電流源ブロック101、列アンプブロック102、コンパレータブロック103および参照電圧発生部109は、アナログ回路ブロックABLKを構成しうる。
カウンタブロック104のカウンタおよびメモリブロック105のメモリは、CMOS回路で構成されうる。また、カウンタブロック104のカウンタおよびメモリブロック105のメモリは、画素1の配列ピッチに従って配置される必要があるので、カウンタブロック104およびメモリブロック105は、高い集積度でトランジスタが配置されうる。したがって、カウンタブロック104のカウンタおよびメモリブロック105のメモリは、高エネルギー線の入射によってラッチアップを起こしやすい回路である。そこで、カウンタブロック104の少なくとも1つのカウンタおよびメモリブロック105の少なくとも1つのメモリは、互いに電気的に分離された領域Rに配置される1つの回路ブロックCBLKを構成している。電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちの一部の回路ブロックCBLKでラッチアップが発生した場合に、複数の領域Rのうち該一部の回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対する電源電圧の供給を一時的に遮断する。そして、電圧供給部120は、その後、該一部の回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対する電源電圧の供給を再開する。また、電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちラッチアップが発生していない回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対しては電源電圧を継続して供給する。
列選択部106は、AD変換器で変換された1行分のデジタル信号を所定の順に選択して処理部111に供給する。処理部111は、列選択部106から供給されるデジタル信号を処理して出力する。LVDS回路112は、処理部111から出力されるデジタル信号の振幅を変換して出力する。列選択部106、クロック発生部110および処理部111については、レイアウト上の制約が少ないので、十分なラッチアップ対策が施された構造で構成される。行選択部107、カウンタブロック104、クロック発生部110、メモリブロック105、列選択部106および処理部111は、デジタル回路ブロックDBLKを構成しうる。
図2は、本発明の第1実施形態の固体撮像装置1の模式的な平面図である。図2には、3列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)が電圧供給部120および検出ブロック121とともに示されている。各回路ブロックCBLKは、電気的に互いに分離された領域Rを構成するn型ウェル113に配置されうる。n型ウェル113は、他の回路を構成するウェルからも電気的に分離されている。アナログ回路ブロックABLKが配置されたウェルとデジタル回路ブロックDBLKが配置されたウェルとを電気的に分離し、デジタル回路ブロックDBLKが配置されたウェルにおいてn型ウェル113同士を電気的に分離してもよい。
n型ウェル113の中にはp型ウェル206が配置され、n型ウェル113に配置されたPMOSトランジスタとp型ウェル206に配置されるNMOSトランジスタとによってCMOS回路が構成される。デジタル回路用の電源電圧DVDDは、電源ライン202を介して回路ブロックCBLKに供給され、デジタル回路用の接地電圧DGNDは、接地ライン203を介して回路ブロックCBLKに供給される。
電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKにそれぞれ対応するように設けられた複数の電圧供給回路201を含む。検出ブロック121は、複数の回路ブロックCBLKにそれぞれ対応するように設けられた複数の検出部204を含む。検出部204は、それに対応する回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域R(n型ウェル113)におけるラッチアップの発生を検出する。電圧供給回路201は、対応する検出部204によって対応する回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rにおけるラッチアップの発生が検出された場合、当該回路ブロックCBLKに対する電源電圧の供給を一時的に遮断する。そして、電圧供給回路201は、その後に、電源電圧の供給を遮断した領域Rに対する電源電圧の供給を遮断する。これにより、ラッチアップが発生した領域Rがラッチアップ状態から回復する。電圧供給回路201は、対応する検出部204によって対応する回路ブロックCBLKが配置された領域Rにおけるラッチアップの発生が検出されない限り、当該回路ブロックCBLKの少なくとも一部分が配置された領域Rに対して電源電圧を継続して供給する。
n型ウェル113には、ウェルコンタクト205が設けられ、ウェルコンタクト205を介してn型ウェル113に対して電源電圧DVDDが供給されうる。p型ウェル206には、ウェルコンタクト207を介して接地電圧DGNDが供給されうる。
図3は、本発明の第1実施形態の固体撮像装置1の模式的な断面図である。図3には、2列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)の一部が示されている。この例では、半導体基板321は、p型半導体基板である。半導体基板321としてのp型半導体基板には、アナログ回路ブロックABLKのNMOSトランジスタ308が配置されている。アナログ回路ブロックABLKには、アナログ用の電源電圧AVDDがアナログ用の電源ライン306を介して供給される。また、アナログ回路ブロックABLKには、アナログ回路用の接地電圧AGNDがアナログ回路用の接地ライン305を介して供給される。ここで、半導体基板321としてのp型半導体基板には、基板コンタクト307を介して接地電圧AGNDが供給される。
各回路ブロックCBLK(領域Rに形成されたAD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)は、n型ウェル113に配置されうる。n型ウェル113には、ウェルコンタクト205を介してデジタル回路用の電源電圧DVDDが供給されうる。n型ウェル113には、PMOSトランジスタ310が配置されうる。PMOSトランジスタ310のソースには、電源電圧DVDDが供給されうる。また、n型ウェル113には、p型ウェル206が配置されうる。p型ウェル206には、ウェルコンタクト207を介してデジタル回路用の接地電圧DGNDが供給されうる。また、p型ウェル206には、NMOSトランジスタ312が配置される。NMOSトランジスタ312のソースには、接地電圧DGNDが供給される。
図3には、代表的に少数のPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのみが示されているが、実際には、より多くのPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタが配置される。この例では、半導体基板321としてのp型半導体基板、n型ウェル113およびp型ウェル206は、トリプルウェル構造を構成している。複数のn型ウェル113には、互いに独立して電源電圧DVDDが供給される。
検出部204は、対応するn型ウェル113(回路ブロックCBLK)におけるラッチアップの発生を検出する。電圧供給回路201は、対応するn型ウェル113においてラッチアップが発生したことが対応する検出部204によって検出されない限り、対応するn型ウェル113に電源電圧DVDDを供給する。一方、電圧供給回路201は、対応するn型ウェル113におけるラッチアップの発生が対応する検出部204によって検出された場合、対応するn型ウェル113に対する電源電圧DVDDの供給を一時的に遮断した後に電源電圧DVDDの供給を再開する。ここで、電源電圧DVDDの供給の遮断は、n型ウェル113をフローティング状態にする形式でなされてもよいが、n型ウェル113に対して、ラッチアップを停止させる電圧、典型的には、接地電圧DGNDを供給する形式でなされることが好ましい。後者によれば、より短時間で回路ブロックCBLKをラッチアップ状態から復帰させることができる。電圧供給回路201は、n型ウェル113に対して電源電圧DVDDまたは接地電圧DGNDを選択的に供給するためのスイッチ322を含みうる。デジタル用の電源電圧DVDDは、デジタル回路用の電源ライン302を介して供給される。デジタル用の接地電圧DGNDは、デジタル回路用の接地ライン301を介して供給される。
p型ウェル206は、n型ウェル113によって半導体基板321としてのp型半導体基板から電気的に分離されている。ラッチアップは、n型ウェル113に対する電源電圧DVDDの供給を遮断すること、例えば、n型ウェル113に対してラッチアップを停止させるための電圧(好ましくは接地電圧DGND)を供給することによって停止する。
図4には、本発明の第1実施形態の固体撮像装置1における1つの回路ブロックCBLKに対応する電圧供給回路201および検出部204の構成例が示されている。電圧供給回路201および検出部204は、回路ブロックCBLKが配置されたn型ウェル113とは電気的に分離されて構成される。
半導体基板321としてのp型半導体基板には、基板コンタクト403を介して接地電圧DGNDが供給される。ラッチアップが発生していない場合、検出部204の出力ΦNWLBLKは、非活性化状態(ここでは、ローレベル)である。この場合、NMOSトランジスタ405のゲートにインバータ402によってハイレベルが供給され、NMOSトランジスタ405がオンする。これにより、電源電圧DVDDがNMOSトランジスタ405を介して電源電圧DVDDが検出部204に供給され、更に、検出部204の抵抗素子505を介してn型ウェル113およびPMOSトランジスタ310のソースに電源電圧DVDDが供給される。ここで、電源電圧DVDDは、NMOSトランジスタ405および抵抗素子505によって降下してn型ウェル113に供給されるので、その降下分を考慮して電源電圧DVDDが決定される。
ラッチアップが発生すると、電源ライン302から接地ライン301へ、NMOSトランジスタ405、抵抗素子505、n型ウェル113およびp型ウェル206を介して過大な電流が流れる。これにより抵抗素子505とn型ウェル113との間の検出ノード506の電圧が参照電圧VREFを下回ると、これがコンパレータ503によって検出される。具体的には、検出ノード506の電圧が参照電圧VREFを下回ると、コンパレータ503の出力ΦNWLBLKがローレベルからハイレベルに活性化される。つまり、ラッチアップが発生したことが検出部204によって検出される。これにより、インバータ402の出力がローレベルになり、NMOSトランジスタ405がオフする。一方、NMOSトランジスタ404は、そのゲートにハイレベルが供給されるので、オンする。これにより、NMOSトランジスタ404を介して接地電圧DGNDが検出部204に供給され、更に、検出部204の抵抗素子505を介してn型ウェル113およびPMOSトランジスタ310のソースに接地電圧DGNDが供給される。つまり、n型ウェル113(回路ブロックCBLK)に対する電源電圧DVDDの供給が一時的に遮断される。以上のように、この実施形態では、ラッチアップが発生した場合に、n型ウェル113およびPMOSトランジスタ310のソースに対して、半導体基板321としてのp型半導体基板の電圧と等しい接地電圧DGNDが供給される。これは、ラッチアップの原因である寄生サイリスタの動作を速やかに停止させるために有効であり、また、過剰な電荷を速やかに回路外に排出するために有効である。過剰な電荷の残留はラッチアップからの回復時間に影響するので、できるだけ速やかに排出することが望ましい。
検出部204の出力ΦNWLBLKは、コンパレータ503に供給されるリセット信号ΦRESETが活性化されることによって非活性化される。リセット信号ΦRESETは、例えば、検出部204の出力ΦNWLBLKの活性化から所定時間が経過したことをタイマーによって計時することによって活性化されうる。あるいは、リセット信号ΦRESETは、垂直同期信号または水平同期信号などの同期信号に基づいて活性化されてもよい。ここで、垂直同期信号は、行選択部107によって全ての行を選択する期間を1周期とする同期信号である。水平同期信号は、列選択部106によって1つの行の全ての列を選択する期間を1周期とする同期信号である。
検出部204の構成は、上記の例に限定されるものではなく、ラッチアップの発生を検出することができる構成であれば、どのような構成でもよい。ラッチアップの発生を高い感度で検出するために、検出ノード506とコンパレータ503との間に増幅回路を配置してもよい。
図5は、一般的なウェル構造におけるラッチアップを説明する図である。n型基板610にPMOSトランジスタ602が配置されている。また、n型基板610には、p型ウェル609が配置され、p型ウェル609にNMOSトランジスタ603が配置されている。ここでは、PMOSトランジスタ602およびNMOSトランジスタ603がインバータを構成しているものとする。電源ライン202を介して基板コンタクト601およびPMOSトランジスタ602のソースに電源電圧DVDDが供給され、接地ライン203を介してウェルコンタクト604およびNMOSトランジスタ603のソースに接地電圧DGNDが供給されている。
このような構造において、寄生PNPバイポーラトランジスタ(Q1)606、寄生NPNバイポーラトランジスタ(Q2)608、寄生抵抗(Rs)605、寄生抵抗(Rw)607が存在する。ラッチアップは、回路が動作しているとき急に過大な電流が電源ラインから接地ラインに流れ、回路が正常な動作を行わなくなる現象である。このような電流は、電源電圧の供給を遮断しない限り流れ続け、電源電圧の供給を遮断すると元に戻りうる。
N型基板610とp型ウェル609との間に形成されるPNPおよびNPNの寄生バイポーラトランジスタが寄生サイリスタを構成している。ラッチアップは、トリガー電流によりベース・エミッタ間電圧がダイオードの順方向電流を流す電圧を超えることによって、PNPおよびNPNの寄生バイポーラトランジスタがともに電流を流す正帰還回路を形成することによって起こる。
シングル・イベント・ラッチアップ(SEL)は、陽子線や重粒子線が半導体中を通過するときに大量のイオン化電荷が発生し、これがトリガー電流となることにより上記の寄生サイリスタが起動することにより発生する。よって、SELは、放射線が通過した点近傍で局所的に発生するという特徴をもっている。
PNP構造の寄生PNPトランジスタの増幅率等の特性は、各プロセスの拡散層の濃度によってきまるのが一般的である。一方、NPN構造の寄生PNPトランジスタの特性はレイアウト配置に依存する。ラッチアップを防止するために、ウェルの濃度を上げ、寄生抵抗値Rs、Rwおよび寄生バイポーラトランジスタの電流増幅率hFEを下げるとともに、P++、N++型のガードリングを基板表面に形成することが有効である。また、ウェルコンタクトをできるだけ多く設置することにより寄生抵抗を下げる方法も有効である。第1実施形態においても、このようなラッチアップ対策は、可能な限り施されうる。
ただし、P++型、N++型のガードリングを基板表面に形成する方法や、ウェルコンタクトをできるだけ多く設置する方法はレイアウト面積の増大を招く。したがって、画素ピッチの縮小化、チップサイズの縮小化の進むデジタル出力のCMOSイメージセンサの列AD変換器に適用するのは非常に困難である。デジタル出力のCMOSイメージセンサのデジタル回路においてレイアウト上の制約が最も厳しいのが列AD変換器であり、その結果、ラッチアップ耐性が最も弱い回路が列AD変換器となる。つまり、SELは、列AD変換器で起こりやすく、その結果、他の部分が動作していても、まったく画像取得ができなくなることが多い。
図6および図7には、列AD変換器を構成する回路ブロックCBLKでSELが発生した場合の特徴的な現象が模式的に示されている。SEL1は、先行するフレームで、ある回路ブロックCBLKで発生したSELを示す。列AD変換器は機能しなくなり、SEL1が発生した回路ブロックCBLKに対応する列の画素の信号を出力することができなくなる。よって、図7に模式的に示されているように、固体撮像装置1から出力された画像700において、SEL1が発生した回路ブロックCBLKに対応する列の信号が異常信号となり、縦線傷701が発生する。
SEL2は、現在のフレームにおいて、別の回路ブロックCBLKで発生したSELを示す。現在のフレームの途中でSELが発生した状況を説明する。SEL2の発生の時点以後は、SEL2が発生した回路ブロックCBLKに対応する列の信号が異常信号となり、縦線傷702が点Pから発生する。これも放置すると、次のフレームからは、縦線傷701のように完全な縦線傷となり、以後のフレームでは画像信号の出力ができなくなる。SELはある確率で引き続き発生するので、縦線傷701、702に限らず新たな縦線傷も発生する。このとき、それぞれのSELの発生において寄生サイリスタが新たに動作し、異常電流が増加していく。ラッチアップ対策を行わないと、固体撮像装置1が破損することもありうる。
SELは、非常に限定された領域で発生するので、回路ブロックCBLKが配置されるウェルを互いに分離して、局所的な領域でSELを処理することで微小電流の状態で制御できる。電流増加による温度上昇が起こると、他のSELの発生確率の上昇などを招き、回復に時間がかかるなどの問題が起こりやすいが、これらも回路ブロックCBLKが配置されるウェルを互いに分離することによって防ぐことができる。
第1実施形態では、SELが複数の回路ブロックCBLKの一部の回路ブロックで発生しても、該一部の回路ブロックCBLKに対する電源電圧の供給を停止することで、速やかにラッチアップを解消し、通常動作に回復させることができる。
一般に、ラッチアップからの回復には、物理的にmsオーダー以上の時間が必要になるが、第1実施形態によれば、最短では、ラッチアップが発生したフレームの次のフレームでは回復しうる。つまり、画像を観察するユーザがラッチアップの発生に気づかない速度で処理することができる。
1つの回路ブロックCBLKの単位を1つの列とすることが理想であるが、1つの回路ブロックCBLKの単位を複数の列とすることによって、電気的に分離されるウェルの数を減らしてもよい。
第1実施形態のようなトリプルウェル構造では、各ウェルの濃度を独立して設定することができるので、ラッチアップ耐性の向上に有利である。また、第1実施形態では、トリプルウェル構造において複数のn型ウェルを互いに電気的に分離している。しかし、トリプルウェル構造では、p型半導体基板に対してp型ウェルが電気的に分離されているので、複数のp型ウェルを互いに分離し、それらに対する電源電圧の供給を個別に設御してもよい。より具体的には、複数のp型ウェルを互いに分離し、ラッチアップが発生していないp型ウェルには、それらに接地電圧DGNDを供給し、ラッチアップが発生したp型ウェルには電源電圧DVDDを供給することができる。
一般にCMOS型撮像素子では、N型基板やNエピ上に画素のp型ウェルやアナログ回路用p型ウェルを形成し、アナログの共通GNDとする。そこでAD変換器(列AD変換器)のデジタル回路も、共通のデジタルGNDであるp型ウェルを複数のブロックに分割し、これに供給する電源を制御する構成が好適である。ラッチアップを速やかに収束させるためには、電気的に分離されたn型ウェル(あるいはp型ウェル)とp型ウェル(あるいはn型ウェル)を同電位にすることが好適である。分離するウェルをp型にするかn型にするかは、固体撮像装置の回路構成に応じて選択できる。
本実施形態では、電気的に分離されたn型ウェルの電源供給を制御する構成を示した。変形例として、p型ウェルを電気的に分離し、電源供給を個別に制御してもよい。p型ウェルの場合、電源電圧として、例えば、接地電圧DGNDが供給される。ラッチアップが発生したp型ウェルに対しては、接地電圧DGNDの供給を遮断し、その時に電源電圧DVDDを供給すればよい。
図8は、本発明の第2実施形態の固体撮像装置1の模式的な断面図である。図8には、2列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)の一部が示されている。第2実施形態として言及しない事項は、第1実施形態に従いうるものとする。第2実施形態の固体撮像装置1は、半導体基板321としてのp型半導体基板がツインウェル構造を有する。第2実施形態の固体撮像装置1は、第1実施形態の固体撮像装置1よりも半導体基板321の構造が単純であり、したがって、製造工程が単純である。
半導体基板321は、互いに電気的に分離された領域Rを構成するn型ウェル317と、半導体基板321としてのp型半導体基板と電気的に導通したp型ウェル318とを有する。各回路ブロックCBLKの一部分は、互いに電気的に分離された領域Rを構成するn型ウェル317に配置されている。したがって、回路ブロックCBLKのうちn型ウェル317に配置された部分と、他の回路ブロックCBLKのうち他のn型ウェル317に配置された部分とは、電気的に分離されている。
電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちの一部の回路ブロックCBLKでラッチアップが発生した場合に、当該一部の回路ブロックCBLKの一部分が配置された領域R(n型ウェル317)に対する電源電圧の供給を一時的に遮断する。その後、電圧供給部120は、電源電圧の供給を遮断した領域Rに対する電源電圧の供給を再開する。また、電圧供給部120は、複数の回路ブロックCBLKのうちラッチアップが発生していない回路ブロックCBLKの一部分が配置された領域R(n型ウェル317)に対しては電源電圧を継続して供給する。
図9は、本発明の第2実施形態の固体撮像装置1の変形例の模式的な断面図である。図9には、2列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)の一部が示されている。この変形例として言及しない事項は、図8を参照して説明された第2実施形態に従いうる。この変形例では、図8を参照して説明された第2実施形態の固体撮像装置1からp型ウェル318を取り除いた構造を有する。
図10は、本発明の第3実施形態の固体撮像装置1の模式的な平面図である。図10には、3列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)が電圧供給部120、検出ブロック121、デコーダー/エンコーダー1106およびタイマー1001とともに示されている。第3実施形態として言及しない事項は、第1又は第2実施形態に従いうるものとする。第3実施形態の固体撮像装置1は、タイマー部を備え、該タイマー部は、電源電圧の供給を遮断した領域Rに対する電源電圧の供給を再開するタイミングを提供するタイマー1001を領域Rごとに有する。つまり、タイマー1001は、回路ブロックCBLKの個数と同数である。タイマー1001は、例えば、デジタルカウンタで構成されうる。
SELは、ランダムに発生する。SELが高頻度で発生する環境では、1フレーム内で複数の領域Rで連続してSELが発生するかもしれない。SELの発生の検出に応じて該SELが発生した領域Rに対する電源電圧の供給を遮断した後に該領域Rに対して電源電圧の供給を再開するタイミングは、該SELの発生のタイミングに応じて決定されることが好ましい。そこで、第3実施形態では、互いに電気的に分離され電源電圧供給が制御される単位である各領域Rに対してタイマーが設けられている。タイマー1001は、検出部204の出力ΦNWLBLKが活性化されたことに応じて経時(カウント)を開始し、設定された時間が経過したときにリセット信号ΦRESETを活性化させる。前述のように、一例において、検出部204は、コンパレータ503を有し、コンパレータ503に供給されるリセット信号ΦRESETが活性化されることによって出力ΦNWLBLKを非活性化する。これにより、電圧供給回路201は、対応する領域Rに対する電源電圧の供給を再開する。
図11は、本発明の第4実施形態の固体撮像装置1の模式的な平面図である。図11には、3列分の回路ブロックCBLK(AD変換器を構成するカウンタおよびメモリ)が電圧供給部120、検出ブロック121およびタイマー部1101とともに示されている。タイマー部1101は、電気的に分離された複数の領域Rの個数より少ない個数のタイマーTM1、TM2、TM3を有する。図11に示された例では、タイマー部1101は、3つのタイマーTM1、TM2、TM3を有する。タイマーTM1、TM2、TM3は、それぞれタイマー出力線TO1、TO2、TO3にカウント値を出力する。電気的に分離された複数の領域Rのそれぞれに対してデコーダー/エンコーダー1106が設けられている。制御線群CNTは、タイマー部1101とデコーダー/エンコーダー1106との間に情報をやり取りするための信号線群である。
SELが高頻度で発生する場合でも、全ての領域Rでほぼ同時にSELが発生することはほとんどないと考えられる。SELが発生しない限りタイマーが動作することはなので、全ての領域Rに対してタイマーを設けることは必ずしも必要はない。そこで、第4実施形態では、タイマーの個数が複数の領域Rの個数より小さくされている。
使用環境によってSELの発生頻度は異なる。想定される使用環境において、SELからの復帰にかかる時間内で発生するSELの最大数が安全性を加味してN回と予想される場合、タイマーの個数はN個で十分である。タイマーTM1、TM2、TM3の個数は、このような指針に従って決定されうる。
ある検出部204によってそれに対応する領域RでSELの発生が検出されると、検出部204は、出力ΦNWLBLKを活性化する。電圧供給回路201は、出力ΦNWLBLKの活性化に応答して、対応する領域Rに対する電源電圧の供給を遮断する。検出部204の出力ΦNWLBLKは、制御信号群CNTを介してタイマー部1101にも送られる。この際にSELが発生した領域Rを特定する識別情報も、検出部204からタイマー部1101に送られる。これにより、タイマー部1101は、どの領域Rで、いつSELが発生したのかを把握し、これをトリガーとしてカウント動作を開始する。ここでは、SELの発生頻度に対してタイマーTM1、TM2、TM3の個数が十分である場合を想定しているので、少なくとも1つのタイマーに常に空きがある。この空きのタイマーをタイマーTM1と仮定すると、タイマーTM1にカウント動作(経時動作)を実行させる。タイマーTM1は、SELの発生(これに応じてなされる領域Rに対する電源電圧の供給の遮断)から回復に必要な所定時間の経過後に、タイマー出力TM1を活性化する。タイマー部1101はまた、タイマー出力TM1を活性化するとともに、タイマーTM1にカウント動作を実行させるトリガーを与えた検出部204を識別する識別情報を制御信号線群CNTに出力する。
SELが発生し電源電圧の供給が遮断されていた領域Rに対応するデコーダー/エンコーダー1106は、タイマー出力TM1の活性化および識別情報の出力に応じて、自己に対してタイマー出力TM1が提供されたことを認識することができる。デコーダー/エンコーダー1106は、これに応じてリセットΦRESETnを活性化する。
複数のSELが同時に発生することはほとんどないと想定される場合は、時間分割でタイマー出力線を使うことにより、タイマー出力線の数を減らしてもよい。第4実施形態は、デコーダー/エンコーダーが占める面積をタイマーが占める面積より小さくすることができる場合に有用である。
以下、本発明の第5実施形態を説明する。第5実施形態として言及しない事項は、第1又は第2実施形態に従いうる。SELからの回復に要する時間が1フレーム時間より十分に短い場合は、リセット信号ΦRESETとして垂直同期信号を利用することができる。垂直同期信号は、行選択部107によって全ての行を選択する期間を1周期とする同期信号である。この場合、フレーム周期が最大の回復時間となる。1フレーム中に3か所でSELがランダムに起こった場合、SELの発生に応じた電源電圧供給の遮断のタイミングは互いに異なるが、電源供給の再開のタイミングは同時となる。第5実施形態では、専用のタイマーを必要としないので、固体撮像装置1の回路構成を簡略化することができる。
更には、1フレームごとの垂直同期信号を利用するのではなく、nフレーム(nは2以上の自然数)ごとの垂直同期信号を利用してもよい。例えば、2フレームごとの垂直同期信号を利用すれば、どのSELの発生に対しても最小の回復時間として1フレーム分の時間を保証することができる。例えば、30fpsで動画撮像を実行する場合は、33msが最小の回復時間として保証される。60fpsの高速動画では、17msが最小の回復時間として保証される。一般にラッチアップからの回復には、物理的にmsオーダー程度の時間が必要になるが、ほとんどのSELの発生に対して、60fpsの高速動画における17msの回復時間で十分である。仮にこの時間で回復ができず、再び電源電圧の供給を遮断した場合でも、2フレーム後の垂直同期信号に応答して電源電圧の供給を再開することができる。
以上のように、リセット信号ΦRESETとして垂直同期信号を利用することによって、仮に1回の回復動作でSELからの回復ができない場合であても、その後の回復動作でSELから回復することができる。以上のような同債において、例えば、数フレームにわたって縦線傷が発生しうるが、動画を見ているユーザにはほとんど認識されない。
図12には、本発明の第6実施形態の固体撮像装置1の構成が示されている。第6実施形態は、ラッチアップの発生を信号処理によって検出する。第6実施形態は、抵抗素子を使ってラッチアップを検出する方法に比べて、電源電圧消費が小さい、ラッチアップの発生に対する検出の応答性が速いこと、などが期待される。
図7において、位置Pは、ラッチアップが発生したタイミングを示す情報を提供する。ラッチアップの発生によって列AD変換器が機能しなくなると、例えば、オフセット値が出力されうる。このオフセット値は、正常時とは明らかに異なる値である。Pの属する列の信号は、縦線傷702となっている。第6実施形態では、処理部111が検出部として機能する。処理部111は、列選択部106から供給される信号を監視することによって、ラッチアップの発生タイミングと発生個所(回路ブロックCBLK(領域R))と特定する。処理部111は、ラッチアップの発生を検出すると、ラッチアップが発生した領域Rに対応する、電圧供給部120の電圧供給回路201に対する出力ΦNWLBLKを活性化させる。ラッチアップの発生は、例えば、判断対象の画素の信号と、その周辺の画素(例えば、判断対象の画素と同色の信号)の信号とを比較することによって検出されうる。このような比較を複数の行にわたって実施し、その結果に基づいてラッチアップの発生の有無を判断することによって、より検出精度を高めることができる。出力ΦNWLBLKの非活性化は、例えば、出力ΦNWLBLKの活性化からの経過時間、または、垂直同期信号にしたがってなされうる。
ラッチアップの発生の検出は、固体撮像装置1の外部の処理部でなされ、その結果が固体撮像装置1に提供されてもよい。
以下、上記の各実施形態に係る固体撮像装置の応用例として、該固体撮像装置が組み込まれたカメラについて例示的に説明する。カメラの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末)も含まれる。カメラは、上記の実施形態として例示された本発明に係る固体撮像装置と、該固体撮像装置から出力される信号を処理する処理部とを含む。該処理部は、例えば、A/D変換器、および、該A/D変換器から出力されるデジタルデータを処理するプロセッサを含みうる。
321:半導体基板、CBLK:回路ブロック、R:電気的に分離された領域、R1:第1領域、R2:第2領域、120:電圧供給部、201:電圧供給回路、121:検出ブロック、204:検出部、113:n型ウェル、206:p型ウェル、205:ウェルコンタクト、207:ウェルコンタクト

Claims (22)

  1. 複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、前記半導体基板は、互いに異なる第1領域および第2領域を含み、前記複数の画素のそれぞれは、前記第1領域に配置された光電変換素子を含み、
    前記読出部は、前記第2領域に配置された複数の回路ブロックを含み、前記複数の回路ブロックのそれぞれの少なくとも一部分は、前記半導体基板において互いに電気的に分離された複数の領域にそれぞれ配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、
    前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対して電源電圧を供給する、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記半導体基板は、第1領域と、前記第1領域とは異なる第2領域とを含み、前記画素アレイは、前記第1領域に配置され、前記読出部は、前記第2領域に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記半導体基板に配置され、前記複数の領域のそれぞれにおけるラッチアップの発生を検出する複数の検出部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数の検出部のそれぞれは、電源電圧が供給されている電源ラインから前記複数の領域のうち対応する領域に対して流れる電流に基づいてラッチアップの発生を検出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記複数の検出部のそれぞれは、抵抗素子を含み、前記抵抗素子における電圧の降下を検出することによって前記ラッチアップの発生を検出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちラッチアップが発生した回路ブロックの電源ラインに対して接地電圧を供給する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数の領域のそれぞれは、互いに電気的に分離されたウェルを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記ウェルはn型であり、
    接地電圧を前記ウェルに供給することで、ラッチアップが発生した前記一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、
    前記ウェルには電源電圧として前記接地電圧より高い電圧が供給される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記ウェルはp型であり、
    前記ウェルには電源電圧として接地電圧が供給され、
    前記接地電圧より高い電圧を前記ウェルに供給することで、ラッチアップが発生した前記一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。
  10. 複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、
    前記読出部は、複数の回路ブロックを含み、前記複数の回路ブロックのそれぞれの少なくとも一部分は、前記半導体基板において互いに電気的に分離された複数の領域にそれぞれ配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、
    前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対して電源電圧を供給し、
    前記複数の領域のそれぞれは、互いに電気的に分離されたn型のウェルを含み、
    前記電圧供給部は、接地電圧を前記ウェルに供給することで、ラッチアップが発生した前記一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、
    前記電圧供給部が前記ウェルに供給する電源電圧は、前記接地電圧より高い電圧である
    ことを特徴とす固体撮像装置。
  11. 複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、
    前記読出部は、複数の回路ブロックを含み、前記複数の回路ブロックのそれぞれの少なくとも一部分は、前記半導体基板において互いに電気的に分離された複数の領域にそれぞれ配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、
    前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対して電源電圧を供給し、
    前記複数の領域のそれぞれは、互いに電気的に分離されたp型のウェルを含み、
    前記電圧供給部が前記ウェルに供給する電源電圧は、接地電圧であり
    前記電圧供給部は、前記接地電圧より高い電圧を前記ウェルに供給することで、ラッチアップが発生した前記一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断する、
    ことを特徴とす固体撮像装置。
  12. 前記複数の領域のそれぞれは、n型ウェルを含み、前記n型ウェルの中にp型ウェルが配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちラッチアップが発生していない回路ブロックが配置された前記領域の前記n型ウェルおよび当該n型ウェルに形成されたPMOSトランジスタのソースに対して電源電圧を供給し、前記複数の回路ブロックのうちラッチアップが発生した回路ブロックが配置された前記領域のn型ウェルおよび当該n型ウェルに形成されたPMOSトランジスタのソースに対して、ラッチアップを停止させるための電圧を供給する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、
    前記読出部は、複数の回路ブロックを含み、前記複数の回路ブロックのそれぞれの少なくとも一部分は、前記半導体基板において互いに電気的に分離された複数の領域にそれぞれ配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、
    前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックの少なくとも一部分が配置された領域に対して電源電圧を供給し、
    前記複数の領域のそれぞれは、n型ウェルを含み、前記n型ウェルの中にp型ウェルが配置され、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちラッチアップが発生していない回路ブロックが配置された前記領域の前記n型ウェルおよび当該n型ウェルに形成されたPMOSトランジスタのソースに対して電源電圧を供給し、前記複数の回路ブロックのうちラッチアップが発生した回路ブロックが配置された前記領域のn型ウェルおよび当該n型ウェルに形成されたPMOSトランジスタのソースに対して、ラッチアップを停止させるための電圧を供給する、
    ことを特徴とす固体撮像装置。
  14. 前記ラッチアップを停止させるための電圧は、前記複数の領域のそれぞれの前記p型ウェルに供給される電圧である、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記ラッチアップを停止させるための電圧は、接地電圧である、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の固体撮像装置。
  16. 前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックがそれぞれ配置された前記複数の領域とは異なる領域に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  17. 前記電圧供給部は、タイマー部を含み、ラッチアップが発生した前記回路ブロックの少なくとも一部分が配置された前記領域に対する電源電圧の供給を一時的に遮断した後に前記タイマー部の出力に基づいて電源電圧の供給を再開する、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  18. 前記タイマー部は、前記複数の回路ブロックと同数のタイマーを含む、
    ことを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置。
  19. 前記タイマー部は、前記複数の回路ブロックの数よりも少ない数のタイマーを含み、
    前記電圧供給部は、ラッチアップが発生した前記回路ブロックに対して前記タイマーを割り当て、当該割り当てられたタイマーの出力に基づいて、ラッチアップが発生した前記回路ブロックの少なくとも一部分が配置された前記領域に対する電源電圧の供給を再開する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置。
  20. 前記複数の回路ブロックのそれぞれがAD変換器を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  21. 複数の画素を有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出部と、電圧供給部とを備える固体撮像装置であって、
    前記画素アレイ、前記読出部および前記電圧供給部は、半導体基板に配置され、前記半導体基板は、互いに異なる第1領域および第2領域を含み、前記複数の画素のそれぞれは、前記第1領域に配置された光電変換素子を含み、
    前記読出部は、前記第2領域において互いに電気的に分離された複数の領域に分かれて配置された複数の回路ブロックを含み、
    前記電圧供給部は、前記複数の回路ブロックのうちの一部の回路ブロックでラッチアップが発生した場合に、前記複数の領域のうち当該一部の回路ブロックが配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断し、その後に当該一部の回路ブロックの配置された領域に対する電源電圧の供給を行い、
    前記電圧供給部は、当該一部の回路ブロックが配置された領域に対する電源電圧の供給を遮断している間に、前記複数の領域のうちラッチアップが発生していない回路ブロックが配置された領域に対して電源電圧を供給する、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  22. 請求項1乃至21のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力される信号を処理する処理部と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
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