JP6573356B2 - リードフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、エッチングにて形成される多列型リードフレームにおいて製品単位を構成するリードフレームであって、非線対称形状のパッド部を有するリードフレームに関する。
従来、この種のリードフレームとしては、例えば、図4に示すように、本体部51a及び本体部51aから幅狭になって延伸する延伸部51bを有する非線対称形状のパッド部51を、外枠部52の縦横3方向から3本以上の吊りリード53、54、55、56、57を介して保持するように構成されたリードフレームが次の特許文献1に提案されている。なお、図4中、65は製品単位の半導体パッケージとなる領域、58、63はリードフレームにおける端子等となる他の領域(端子部)、59〜62は外枠部52の縦横3方向から領域58を保持する吊りリード、64は外枠部52の1方向から領域63を保持する吊りリードである。
非線対称形状のパッド部51は、端子等となる他の領域(端子部)63における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、非線対称形状のパッド部51における縦横3方向の辺が外枠部52と近接した位置で対向する部位を有して配置されている。そして、非線対称形状のパッド部51は、外枠部52と近接した位置で対向する上方の辺の所定部位を吊りリード53、54により接続され、外枠部52と近接した位置で対向する右側の辺の所定部位を吊りリード55、56により接続され、外枠部52と近接した位置で対向する下側の辺の所定部位を吊りリード55、56により接続されている。
また、端子等となる他の領域(端子部)58、63は、外枠部52内において非線対称に配置されている。
特開2014−130973号公報
ところで、エッチングで形成されるリードフレームの製造において、上述した外形形状が非線対称形状のパッド部及び非線対称に配置されたパッド部外枠部内に有し、非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、外枠部に保持されるようなパターンにおいては、材料のストレスがフレーム内に残り、フレーム全体に変形をきたす場合がある。一般には、フレームのストレスによる変形を抑えるには、ストレスに勝る強度を持つデザインとすることが望ましいが、非線対称形状のパッド部を有する、上述した配置態様のリードフレームにおいては、フレームの構造上、変形防止に適正な強度を持たせることが難しい。
そのような場合、例えば、吊りリードを介してパッド部を保持する外枠部をなすコネクションバーやダムバー等を太くすれば、フレームの強度は上がるが、実装後のダイシングにおいて、カットの不具合や、カッターの製品寿命が短くなる等の問題が生じやすい。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部をなすコネクションバーやダムバー等を太くすることなく、非線対称形状のパッド部を保持することによるストレスを極力減らし、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共する多列型リードフレームにおけるフレームの変形を防止することの可能なリードフレームを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明によるリードフレームは、多列型リードフレームにおいて外枠部を共用した製品単位を構成するリードフレームであって、製品単位ごとのリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する前記外枠部内に、第1の領域と、前記第1の領域から一方向に延び、且つ、前記第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、前記第1の領域から前記一方向とは異なる方向に延び、且つ、前記第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域と前記第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部と、非線対称に配置された少なくとも一つの端子部を有し、前記非線対称形状のパッド部が、少なくとも一つの前記端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、前記非線対称形状のパッド部における縦横3方向の辺が前記外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、該非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、前記外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、矩形状の前記外枠部に保持されたリードフレームにおいて、前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する吊りリードは、夫々の一端が前記外枠部における互いに対向する辺に接続され、夫々の他端が前記非線対称形状のパッド部に接続する、2本の吊りリードからなることを特徴としている。
また、本発明のリードフレームにおいては、前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する前記2本の吊りリードは、互いに平行に形成されているのが好ましい。
また、本発明のリードフレームにおいては、前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する前記2本の吊りリードは、前記非線対称形状のパッド部における、該非線対称形状のパッド部の重心から等距離となる位置に接続されているのが好ましい。
本発明によれば、外枠部をなすコネクションバーやダムバー等を太くすることなく、非線対称な形状のパッドを保持することによるストレスを極力減らし、多列型リードフレームにおけるフレームの変形を防止することの可能なリードフレームが得られる。
本発明の第1実施形態にかかるリードフレームの要部構成を概念的に示す図である。 本発明の実施例1にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す説明図である。 比較例にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す説明図で、(a)は比較例1にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す図、(b)は比較例2にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す図である。 従来の非線対称形状のパッド部を有するリードフレームの一構成例を示す説明図である。
実施形態の説明に先立ち、本発明の実施形態の作用効果について説明する。
本発明の実施形態のリードフレームは、多列型リードフレームにおける外枠部を共用した製品単位を構成するリードフレームであって、製品単位ごとのリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する矩形状の外枠部内に、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部と、非線対称に配置された少なくとも一つの端子部を有し、非線対称形状のパッド部が、少なくとも一つの端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、非線対称形状のパッド部における縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、外枠部に保持されたリードフレームにおいて、非線対称形状のパッド部を外枠部に保持する吊りリードは、夫々の一端が外枠部における互いに対向する辺に接続され、夫々の他端が非線対称形状のパッド部に接続する、2本の吊りリードからなる。
上述したように、エッチングで形成されるリードフレームの製造において、パターンによっては、材料のストレスがフレーム内に残り、フレーム全体に変形をきたす場合がある。非線対称形状のパッド部を支えるには十分な吊りリードの数であっても、外枠部内における吊りリードの配置パターンによっては内部応力によるストレスを分散できず、ブロック単位、あるいは1フレーム単位で変形を起こしたりする。
しかるに、本件出願人は、試行錯誤の末、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部内に、第1の領域と、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部と、非線対称に配置された少なくとも一つの端子部を有し、非線対称形状のパッド部が、少なくとも一つの端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、非線対称形状のパッド部における縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、矩形状の外枠部に保持された多列型リードフレームにおいて、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部内における非線対称形状のパッド部を保持するための吊りリードの配置構成を工夫することで、効率よく内部応力によるストレスを分散させて、フレームの変形や反りを防止することを着想した。
エッチングで形成されるパッケージ用多列型リードフレームにおいて、特許文献1に記載のような、少なくとも一つの端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部を外枠部に保持する吊りリードは、外枠部における配置や吊り方向が外枠部に対してアンバランスとなっている。しかるに、本件出願人は、吊りリードの配置や吊り方向がアンバランスとなる構成は、吊りリードの配置数を多くしても、外枠部の反りや変形のリスクが高く、製造過程において搬送や組立て、及び品質に影響を及ぼす可能性があることを見出した。
本発明の実施形態のリードフレームのように、第1の領域と、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部を、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部に保持する吊りリードを、夫々の一端が外枠部における対向する辺に接続され、夫々の他端が非線対称形状のパッド部に接続する、2本の吊りリードで構成すれば、2本の吊りリードによって製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部にかかる力の方向及び大きさのバランスをとることができる。その結果、効率よくフレーム内のストレスを分散させて、反りや変形を抑えることができる。
また、本発明の実施形態のリードフレームにおいて、第1の領域と、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部を外枠部に保持する2本の吊りリードが、互いに平行に形成されるようにすれば、対向する外枠部の辺に対してストレスをバランスよく分散させ易くなる。
また、本発明の実施形態のリードフレームにおいて、第1の領域と、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部を外枠部に保持する2本の吊りリードを、非線対称形状のパッド部における、該非線対称形状のパッド部の重心から等距離となる位置に接続されるようにすれば、対向する外枠部の辺に対してかかるストレスのバランスが最も良く保持でき、より一層反りや変形を抑えることができるようになる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態にかかるリードフレームの要部構成を概念的に示す図である。
第1実施形態のリードフレームは、多列型リードフレームにおける外枠部を共用した製品単位を構成するリードフレームであって、製品単位ごとのリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する矩形状の外枠部5内に、非線対称形状のパッド部1と、非線対称に配置された少なくとも一つの端子部2を有し、非線対称形状のパッド部1が、少なくとも一つの端子部2(図1の例では、二つの端子部2のうちの左側の端子部2)における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、非線対称形状のパッド部1における縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、非線対称形状のパッド部1と非線対称に配置された端子部2が、夫々、外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリード3、4により接続されて、矩形状の外枠部5に保持されている。
非線対称形状のパッド部1は、半導体素子を搭載するパッド部そのものが非線対称(例えば、L字状や、くの字状)に形成され、あるいは半導体素子を搭載するパッド部本体と端子部とが一体化して非線対称(例えば、L字状や、くの字状)に形成されている。また、非線対称形状のパッド部1は、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aと略同じ面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成されている。
外枠部5は、多列型リードフレームにおける製品単位となる個々のリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームに共用される、ダムバーやコネクションバー等で構成されている。
非線対称形状のパッド部1を外枠部5に保持する吊りリード3は、2本の吊りリード3a、3bで構成されている。
2本の吊りリード3a、3bは、夫々の一端が外枠部5における互いに対向する辺5a、5bに接続され、夫々の他端が非線対称形状のパッド部1に接続している。また、2本の吊りリード3a、3bは、互いに平行に形成されている。なお、図1の例では、2本の吊りリード3a、3bは、異なる2つの平行な直線上に形成したが、2本の吊りリード3a、3bを1つの直線上に形成してもよい。また、好ましくは、2本の吊りリード3a、3bは、非線対称形状のパッド部1における、非線対称形状のパッド部1の重心から等距離となる位置に接続されているのが好ましい。
吊りリード4は、夫々の一端が外枠部5における一つの辺5cに接続され、夫々の他端が夫々の端子2に接続している。
このように構成される第1実施形態のリードフレームによれば、非線対称形状のパッド部1に接続する吊りリード3a、3bによって製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5にかかる力の方向及び大きさのバランスをとることができる。その結果、効率よくフレーム内のストレスを分散させて、反りや変形を抑えることができる。
また、非線対称形状のパッド部1を外枠部5に保持する2本の吊りリード3a、3bが、互いに平行に形成されているので、対向する外枠部5の辺に対してバランスよくストレスを分散させ易くなる。
さらに、2本の吊りリード3a、3bを、非線対称形状のパッド部1における、非線対称形状のパッド部1の重心から等距離となる位置に接続すれば、対向する外枠部5の辺に対してストレスをバランスよく分散させ易くなる。
実施例及び比較例
図2は本発明の実施例1にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す説明図である。図3は比較例にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す説明図で、(a)は比較例1にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す図、(b)は比較例2にかかるリードフレームにおける吊りリードの構成を示す図である。
本発明の実施例1のリードフレームとして、図2に示すように製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5内における互いに対向する辺に対し1つの直線上(直線状)に設けられた、2本の吊りリード3a、3bで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームを行列方向に多数個(例えば、行列方向に夫々20〜40個)接続する多列型リードフレームをエッチング加工した。
また、比較例1のリードフレームとして、図3(a)に示すように、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5内においてリード3a、3bの他に、リード3a、3bに対して直交する方向に延びるリード3cを更に備えた、3本の吊りリード3a、3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームを行列方向に多数個(例えば、行列方向に夫々20〜40個)接続する多列型リードフレームをエッチング加工した。
また、比較例2のリードフレームとして、図3(b)に示すように、非線対称形状のパッド部1を、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における隣り合う辺から一つずつ互いに直交する方向に延びる、2本の吊りリード3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームを行列方向に多数個(例えば、行列方向に夫々20〜40個)接続する多列型リードフレームをエッチング加工した。
そして、夫々エッチング加工した実施例1、比較例1、比較例2の多列型リードフレームの反りや撓み具合を比較した。
反りや撓み具合の確認には、エッチング加工した多列型リードフレームの上方より光を照射し、斜め側方から光の反射度合いを観察することにより行った。そして、観察時に多列型リードフレーム全体が一様の反射状態となっているリードフレームは、反りや撓みが生じていないリードフレームと判定し、多列型リードフレームにおける部位によって反射状態にバラツキがみられるリードフレームは、反りや撓みが生じたリードフレームと判定した。
まず、製品単位のリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5としてのコネクションバーについて、幅0.120mmと0.140mmのものを、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造した。比較例1のリードフレームについては、この他に、幅0.160mm、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造したものと、幅0.100mm、ハーフエッチングを行わずフルメタルで製造したものを用いた。
その結果、比較例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における3つの辺に接続する3本の吊りリード3a、3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.100mm、フルメタル以外の幅0.120mm、0.140mm、0.160mmのものについて、いずれも反りや撓みが確認された。
これに対し、実施例1、比較例2の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における2つの辺に接続する2本の吊りリードで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.120mmと0.140mmのものについて、いずれも反りや撓みは確認されなかった。
次に、製品単位のリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5としてのコネクションバーについて、幅0.100mmと0.120mmのものを、ハーフエッチング深さ0.130mmで製造した。比較例1のリードフレームについてはこの他に、幅0.140mm、ハーフエッチング深さ0.130mmで製造したものと、幅0.080mm、ハーフエッチング0.010mmで製造したものを用いた。
その結果、比較例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における3つの辺に接続する3本の吊りリード3a、3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.080mm、ハーフエッチング0.010mm以外の幅0.100mm、0.120mm、0.140mmのものについて、いずれも反りや撓みが確認された。
また、比較例2の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における隣り合う辺から一つずつ延びる、2本の吊りリード3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称なパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.100mmと0.120mmのものについて、いずれも反りや撓みが確認された。
これに対し、実施例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における互いに対向する辺5a、5bに接続する2本の吊りリードで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.100mmと0.120mmのものについて、いずれも反りや撓みは確認されなかった。
次に、製品単位のリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5としてのコネクションバーについて、幅0.110mmと0.130mmのものを、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造した。比較例1のリードフレームについてはこの他に、幅0.150mm、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造したものと、幅0.090mm、ハーフエッチングをせずフルメタルで製造したものを用いた。
その結果、比較例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における3つの辺に接続する3本の吊りリード3a、3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.090mm、フルメタル以外の幅0.110mm、0.130mm、0.150mmのものについて、いずれも反りや撓みが確認された。
また、比較例2の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における隣り合う辺から一つずつ延びる、2本の吊りリード3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.130mmのものについては、反りや撓みが確認されなかったが、幅0.110mmのものについては、反りや撓みが確認された。
これに対し、実施例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における互いに対向する辺5a、5bに接続する2本の吊りリードで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.110mmと0.130mmのものについて、いずれも反りや撓みは確認されなかった。
次に、製品単位のリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5としてのコネクションバーについて、幅0.100mmと0.120mmのものを、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造した。比較例1のリードフレームについてはこの他に、幅0.140mm、ハーフエッチング深さ0.120mmで製造したものと、幅0.080mm、ハーフエッチングを行わずフルメタルで製造したものを用いた。
その結果、比較例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における3つの辺に接続する3本の吊りリード3a、3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.080mm、フルメタル以外の幅0.100mm、0.120mm、0.140mmのものについて、いずれも反りや撓みが確認された。
また、比較例2の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における隣り合う辺から一つずつ延びる、2本の吊りリード3b、3cで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.120mmのものについては、反りや撓みが確認されなかったが、幅0.100mmのものについては、反りや撓みが確認された。
これに対し、実施例1の製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部5における互いに対向する辺5a、5bに接続する2本の吊りリードで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、五つの端子部2における上方の二つの端子部のうちの左側の端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームは、幅0.100mmと0.120mmのものについて、いずれも反りや撓みは確認されなかった。
表1〜表3に実施例1、比較例1、比較例2の吊り形状を備えたリードフレームにおける反りや撓み具合の比較結果を示す。なお、表1〜表3中、×はサンプルとしての5つの製品単位のリードフレーム全てに反りや撓みが認められたことを示す。○はサンプルとしての5つの製品単位のリードフレーム全てに反りや撓みが認められなかったことを示す。また、△は上記検証では確認できなかったが、○印、×印の結果から、反りや撓みの可能性があることを示している。
表1 実施例1
Figure 0006573356
表2 比較例1
Figure 0006573356
表3 比較例2
Figure 0006573356
上記試験結果より、実施例1、比較例1、2の夫々における、ハーフエッチング深さを0.120mmに統一して、コネクションバーの幅を変えたときの試験結果を次の表4に示す。
表4 コネクションバーの幅に対する変形量の比較結果
Figure 0006573356
上記結果より、実施例1の2本吊り形状のリードフレームが、比較例2の吊り方向が対向していない2本吊り形状のリードフレーム、比較例1の3本吊り形状のリードフレームに比べて、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りが最も生じ難いことが確認できた。
比較例1のように3本吊りの吊りリードを設けたリードフレームのほうが、強度が勝るように思われたが、実際にはフレーム内のストレスを分散できず、フレーム内の変形をより多く生じた。
また、比較例2の2本吊りの吊りリードを設けたリードフレームは、コネクションバーの幅が細くなるにつれて、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りが生じた。
これに対し、実施例1の直線状の2本吊り形状のリードフレームは、コネクションバーの幅を、比較例2のリードフレームにおいて製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りを生じた場合と同様の細さにしても、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りは生じなかった。
これにより、非線対称形状のパッド部を、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部に保持する吊りリードが、夫々の一端が外枠部における互いに対向する辺に接続され、夫々の他端が、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、少なくとも一つの端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部に接続する、2本の吊りリードからなる本発明のリードフレームは、効率よくフレーム内のストレスを均等に分散させて、反りや変形を抑えることができることが実証できた。
また、実施例1の他の例の製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用するリードフレームとして、平行な直線上に設けられた、2本の吊りリード3a、3bで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、少なくとも一つの端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称なパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームを製造して、多列型リードフレームの反りや撓み具合を検証した。その結果、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りや撓み具合は、外枠部5における互いに対向する辺に対し1つの直線上(直線状)に設けられた、2本の吊りリード3a、3bで、第1の領域Aと、第1の領域Aから一方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第2の領域Bと、第1の領域Aから一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域Aに比べて大きな面積を有する第3の領域Cを有し、第1の領域Aと第2の領域Bと第3の領域Cとを合わせた領域が非点対称形状に形成され、少なくとも一つの端子部2における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、縦横3方向の辺が外枠部5と近接した位置で対向する部位を有して配置された、非線対称形状のパッド部1を保持するとともに、外枠部5内において非線対称に配置された夫々の端子部2を夫々1本の吊りリード4で保持する、リードフレームと同程度であり、製品単位を構成するリードフレームが外枠部を共用する多列型リードフレームにおけるブロックの撓みや反りが生じ難いことが認められた。
本発明のリードフレームは、エッチングにて形成される多列型リードフレームにおいて外枠部を共用した製品単位を構成するリードフレームであって、製品単位を構成するリードフレームが共用する外枠部内に、第1の領域と、第1の領域から一方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、第1の領域から一方向とは異なる方向に延び、且つ、第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、第1の領域と第2の領域と第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部と、非線対称に配置された端子部とを有し、非線対称形状のパッド部が、少なくとも一つの端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、非線対称形状のパッド部における縦横3方向の辺が外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、外枠部に保持されるリードフレームが必要とされる分野に有用である。
1 非線対称形状のパッド部
2 端子部
3、3a、3b、3c、4 吊りリード
5 外枠部
5a、5b、5c 外枠部の辺
51 非線対称形状の領域(パッド部)
51a 本体部
51b 延伸部
52 外枠部
53、54、55、56、57、59、60、61、62、64 吊りリード
58、63 他の領域
65 半導体パッケージ
A 第1の領域
B 第2の領域
C 第3の領域

Claims (3)

  1. 多列型リードフレームにおける外枠部を共用した製品単位を構成するリードフレームであって、製品単位ごとのリードフレームを区画し、製品単位を構成するリードフレームが共用する矩形状の前記外枠部内に、第1の領域と、前記第1の領域から一方向に延び、且つ、前記第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第2の領域と、前記第1の領域から前記一方向とは異なる方向に延び、且つ、前記第1の領域と略同じ面積又は該第1の領域に比べて大きな面積を有する第3の領域を有し、前記第1の領域と前記第2の領域と前記第3の領域とを合わせた領域が非点対称形状に形成された、非線対称形状のパッド部と、非線対称に配置された少なくとも一つの端子部を有し、前記非線対称形状のパッド部が、少なくとも一つの前記端子部における側方及び先端の辺と近接した位置で対向する部位を有し、且つ、前記非線対称形状のパッド部における縦横3方向の辺が前記外枠部と近接した位置で対向する部位を有して配置され、該非線対称形状のパッド部と非線対称に配置された端子部が、夫々、前記外枠部と近接した位置で対向する辺の所定部位を、夫々の吊りリードにより接続されて、前記外枠部に保持されたリードフレームにおいて、
    前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する吊りリードは、夫々の一端が前記外枠部における互いに対向する辺に接続され、夫々の他端が前記非線対称形状のパッド部に接続する、2本の吊りリードからなることを特徴とするリードフレーム。
  2. 前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する前記2本の吊りリードは、互いに平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリードフレーム。
  3. 前記非線対称形状のパッド部を前記外枠部に保持する前記2本の吊りリードは、前記非線対称形状のパッド部における、該非線対称形状のパッド部の重心から等距離となる位置に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリードフレーム。
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