JP6546768B2 - 車両用導光体、車両用灯具 - Google Patents

車両用導光体、車両用灯具 Download PDF

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Description

この発明は、車両用導光体に関するものである。また、この発明は、車両用導光体を備える車両用灯具に関するものである。
車両用導光体、車両用導光体を備える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、2つの導光体と、2つの光源と、を備えてなる。2つの導光体は、灯具前後方向と交差する方向に延びるように配置されている。2つの光源は、2つの導光体の各々に対して導光体の一端面から光を入射させるように配置されている。2つの光源からの光は、2つの導光体の一端面から2つの導光体中に各々入射する。2つの導光体中に各々入射した入射光は、2つの導光体の前面部から灯具前方へ各々出射する。かかる従来の車両用灯具は、2つの導光体が灯具正面視において立体交差して延びるように配置されているので、灯具非点灯時における灯具意匠の斬新性を高めることができる。
特開2013−206875号公報
かかる従来の車両用灯具においては、2つの導光体の立体交差部分において空間が形成されている。ところが、従来の車両用灯具は、2つの導光体がただ単に灯具正面視において立体交差して延びるように配置されているだけであって、2つの導光体の立体交差部分において形成されている空間に対する対策手段が設けられていない。このために、従来の車両用灯具では、空間により2つの導光体のつながり感(一体感)が損なわれている。すなわち、2つの導光体が1つの連続した導光体として見えない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、空間により2つの導光体のつながり感(一体感)が損なわれている。すなわち、2つの導光体が1つの連続した導光体として見えない、という点にある。
この発明は、内部での全反射を利用して光を導き、かつ、光を外部に出射させる2本の車両用導光体において、2本の車両用導光体が、光を外部に出射させる出射方向に立体交差するように配置されていて、2本の車両用導光体のうち、1本の車両用導光体には、2本の車両用導光体の立体交差部分に形成される空間を覆う付加レンズ部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明は、2本の車両用導光体が、出射方向側の車両用導光体と、出射方向と反対側の車両用導光体と、から構成されていて、2本の車両用導光体の立体交差部分には、屈曲部が設けられていて、出射方向側の車両用導光体が、水平部と、水平部から下側に屈曲されている屈曲部と、を有していて、付加レンズ部には、出射方向側の車両用導光体の水平部を出射方向と反対側の車両用導光体側に延長する上端縁が形成されている、ことを特徴とする。
この発明は、立体交差部分における2本の車両用導光体の間には、隙間が開けられていて、付加レンズ部が、出射方向側の車両用導光体に設けられていて、付加レンズ部と、出射方向と反対側の車両用導光体とが、出射方向に対して重なるように配置されている、ことを特徴とする。
この発明は、立体交差部分における2本の車両用導光体の間には、隙間が開けられていて、付加レンズ部が、出射方向側の車両用導光体に設けられていて、付加レンズ部の出射方向と反対側には、出射方向と反対側の車両用導光体が配置されている、ことを特徴とする。
この発明は、2本の車両用導光体の一部分であって、立体交差部分を除いた部分、および、付加レンズ部の一部分が、インナーパネルにより覆われている、ことを特徴とする。
この発明は、付加レンズ部が、発光部である、ことを特徴とする。
この発明は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源および光源からの光を入射させる前記のいずれかに記載の車両用導光体と、を備えている、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光体、車両用灯具は、2本の車両用導光体のうち、1本の車両用導光体に設けられている付加レンズ部により、2本の車両用導光体の立体交差部分に形成される空間が覆われている。このために、空間により2本の車両用導光体のつながり感(一体感)が損なわれるようなことがない。すなわち、2本の車両用導光体が1つの連続した導光体として見える。
図1は、この発明にかかる車両用導光体、車両用灯具の実施形態を示す正面図である。 図2は、2本の導光体を示す正面図である。 図3は、付加レンズ部を示す一部斜視図である。 図4は、2本の導光体を示す平面図(図2におけるIV矢視図)である。 図5は、2本の導光体を示す側面図(図4におけるV矢視図)である。 図6は、2本の導光体の立体交差部分を示す説明図である。 図7は、2本の導光体の一部および車両用灯具の一部を示す一部拡大断面図(図1におけるVII−VII線拡大断面図)である。 図8は、第1導光体における光路を示す説明図である。 図9は、第2導光体における光路を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用導光体、車両用灯具の実施形態の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
図1、図2、図4、図5において、符号「O」は、車両の外側を示す。符号「I」は、車両の内側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前側Fを見た車両の上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前側Fを見た車両の下側を示す。符号「F」は、車両の前側(車両の前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後側を示す。図8、図9において、導光体のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用導光体、車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、車両用前照灯やヘッドランプなどのフロントコンビネーションランプのクリアランスランプである。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、車両(図示せず)の前部の左右両側に搭載されている。車両の前部の意匠面は、車両の前後方向に沿って(車両の後側Bから前側Fに向かって)、上下方向(車両の上側Uから下側D)および左右方向(車両の外側Oから内側I)に向かって傾斜している。この結果、車両の前部の左右両側の意匠面は、3次元の曲面から構成されている。
車両の右側に搭載される右側の車両用灯具1において、車両の外側Oは右側であり、車両の内側Iは左側である。一方、車両の左側に搭載される左側の車両用灯具において、車両の外側Oは左側であり、車両の内側Iは右側である。
以下、車両の右側に搭載される右側の車両用灯具1について説明する。なお、車両の左側に搭載される左側の車両用灯具は、右側の車両用灯具1と左右逆でその他がほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用灯具1は、図1、図2、図7に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、インナーレンズ4と、インナーパネル(インナーハウジング)5と、ヘッドランプユニット6と、ターンシグナルランプユニット7と、4個の光源8と、この実施形態にかかる車両用導光体としての2本の導光体、すなわち、第1導光体91および第2導光体92と、を備えるものである。前記光源8と前記第1導光体91および前記第2導光体92とは、クリアランスランプユニットを構成する。
(ランプハウジング2およびランプレンズ3の説明)
前記ランプハウジング2は、光不透過性の部材から構成されている。前記ランプハウジング2は、車両の外側Oおよび前側Fおよび上側Uが開口し、一方、車両の内側Iおよび後側Bおよび下側Dが閉塞した形状をなす。
前記ランプレンズ3は、光透過性の部材から構成されている。前記ランプレンズ3は、車両の内側Iおよび後側Bおよび下側Dが開口し、一方、車両の外側Oおよび前側Fおよび上側Uが閉塞した形状をなす。前記ランプレンズ3の閉塞部分の意匠面は、車両の前部の意匠面に沿って、車両の後側Bから前側Fに向かって、車両の上側Uから下側Dおよび車両の外側Oから内側Iに向かって傾斜している。この結果、前記ランプレンズ3の意匠面は、車両の前部の左右両側の意匠面と同様に、3次元の曲面から構成されている。
前記ランプハウジング2の開口縁と前記ランプレンズ3の開口縁とは、固定されている。これにより、灯室10が区画されている。前記灯室10内には、前記インナーレンズ4および前記インナーパネル5および前記ヘッドランプユニット6および前記ターンシグナルランプユニット7および前記光源8および前記第1導光体91および前記第2導光体92が、それぞれ配置されている。
(インナーレンズ4およびインナーパネル5の説明)
前記インナーレンズ4は、光透過性の部材から構成されている。前記インナーレンズ4は、図7に示すように、前記ランプレンズ3と前記第1導光体91および前記第2導光体92との間に配置されている。前記インナーレンズ4は、前記第1導光体91および前記第2導光体92から光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って車両の前側F方向に出射された出射光L11、L21、L31を前記ランプレンズ3側に拡散透過させるものである。前記インナーレンズ4は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。前記光軸方向Zは、車両の前後方向の軸、すなわち、前後方向の番線と平行もしくはほぼ平行である。
前記インナーパネル5は、光不透過性の部材から構成されている。前記インナーパネル5は、図7に示すように、前記ランプレンズ3と前記光源8および前記第1導光体91および前記第2導光体92の端部との間に配置されている。この結果、前記光源8および前記第1導光体91および前記第2導光体92の端部は、前記インナーパネル5により、前記ランプレンズ3から見て覆い隠されている。なお、図示していないが、前記ヘッドランプユニット6の一部および前記ターンシグナルランプユニット7の一部も、前記インナーパネル5により、前記ランプレンズ3から見て覆い隠されている。前記インナーパネル5は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(ヘッドランプユニット6およびターンシグナルランプユニット7の説明)
前記ヘッドランプユニット6は、ロービーム配光パターン(図示せず)とハイビーム配光パターン(図示せず)とを、切り替えて、前記ランプレンズ3から車両の前方に照射するものである。前記ヘッドランプユニット6は、前記ランプハウジング2に光軸調整機構(図示せず)を介して取り付けられている。
前記ターンシグナルランプユニット7は、ターンシグナルランプの所定の配光パターン(図示せず)を前記ランプレンズ3から車両の前方に照射するものである。前記ターンシグナルランプユニット7は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(光源8の説明)
前記光源8は、図2に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLEDなどの自発光半導体型光源である。前記光源8は、発光部80と、基板81と、から構成されている。前記光源8は、前記発光部80が前記第1導光体91および前記第2導光体92の両端の入射面910、911、920、921にそれぞれ対向するように、4個配置されている。前記光源8は、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ上側Uの箇所に1個、また、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ下側Dの箇所に1個、さらに、前記灯室10内の車両の内側Iでかつ前側Fでかつ下側Dの箇所に2個、それぞれ配置されている。前記光源8は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(第1導光体91および第2導光体92の説明)
前記第1導光体91および前記第2導光体92は、図8、図9に示すように、前記光源8からの光を、内部での全反射(内面反射)を利用して、前記入射面910、911、920、921から出射面912、922に導く部材である。前記第1導光体91および前記第2導光体92は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光体91および前記第2導光体92は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
前記第1導光体91および前記第2導光体92は、図1、図2、図4、図5に示すように、3次元の曲面から構成されている前記ランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなす。
すなわち、図1、図2の正面視において、前記第1導光体91の中間部分は、車両の外側Oから内側Iにかけてほぼ水平である。同じく、前記第1導光体91の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲している。同じく、前記第1導光体91の車両の内側Iの他方の端部分は、車両の下側Dに向かって緩やかに湾曲している。
図4の平面視において、前記第1導光体91の中間部分は、車両の外側Oから内側Iに向かって、車両の後側Bから前側Fに向かって傾斜している。同じく、前記第1導光体91の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の後側Bに向いている。同じく、前記第1導光体91の車両の内側Iの他方の端部分は、車両の内側Iに向かって湾曲している。
図5の側面視において、前記第1導光体91の中間部分は、車両の後側Bから前側Fにかけてほぼ水平である。同じく、前記第1導光体91の車両の後側Bの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲している。同じく、前記第1導光体91の車両の前側Fの他方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲している。
また、図1、図2の正面視において、前記第2導光体92の中間部分は、車両の外側Oから内側Iに向かって、車両の上側Uから下側Dに向かって傾斜している。同じく、前記第2導光体92の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲している。同じく、前記第2導光体92の車両の内側Iの他方の端部分は、車両の外側Oに向かって湾曲し、かつ、車両の下側Dに向かって湾曲している。
図4の平面視において、前記第2導光体92の中間部分は、車両の外側Oから内側Iに向かって、車両の後側Bから前側Fに向かって傾斜している。同じく、前記第2導光体92の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の外側Oに向かって湾曲している。同じく、前記第2導光体92の車両の内側Iの他方の端部分は、前記第2導光体92の中間部分とほぼ平行になるように湾曲し、かつ、車両の内側Iに向かって湾曲している。
図5の側面視において、前記第2導光体92の中間部分は、車両の後側Bから前側Fに向かって、車両の上側Uから下側Dに向かって傾斜している。同じく、前記第2導光体92の車両の後側Bの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲している。同じく、前記第2導光体92の車両の前側Fの他方の端部分は、車両の後側Bに向かって湾曲し、かつ、車両の下側Dに向かって湾曲している。
前記第1導光体91および前記第2導光体92は、それぞれ、一端から他端にかけて同等もしくはほぼ同等の断面円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。前記第1導光体91および前記第2導光体92の直径は、それぞれ、この例では、約6〜8mmである。
(第1導光体91の説明)
前記第1導光体91は、前記入射面910、911と、前記出射面912と、反射面913と、を備えるものである。
前記入射面910、911は、前記第1導光部体91の両端面に設けられている。前記入射面910、911は、前記光源8の前記発光部80に対向する。前記入射面910、911の中心と前記発光部80の中心とは、一致もしくはほぼ一致する。前記入射面910、911は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記入射面910、911は、前記発光部80から放射される光を前記第1導光体91中に入射させるものである。
前記入射面のうち一方(一端面)の前記入射面910は、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ下側Dの箇所に配置されている。前記入射面のうち他方(他端面)の前記入射面911は、前記灯室10内の車両の内側Iでかつ前側Fでかつ下側Dの箇所に配置されている。
前記出射面912は、前記第1導光体91の側面のうち、前記ランプレンズ3および前記インナーレンズ4に対向する側面に設けられている。前記出射面912は、図7〜図9に示すように、断面形状がほぼ円弧の円弧面からなる。前記出射面912は、前記入射面910、911から前記第1導光体91中に入射した入射光L10であって前記反射面913からの反射光L12を前記出射光L11として前記第1導光体91中から外部に前記光軸方向Zもしくはほぼ前記光軸方向Zに沿って車両の前側F方向に出射させるものである。
前記反射面913は、前記第1導光体91の側面のうち、前記出射面912と反対側の側面に設けられている。前記反射面913は、前記第1導光体91の一端部から他端部にかけて、すなわち、前記第1導光体91の長手方向(前記第1導光部91の中心線方向)の全体に亘って、多数個交互に連続して設けられている。前記反射面913は、前記第1導光体91の両端部であって、前記インナーパネル5により覆い隠されている部分には、設けられていない。前記反射面913の幅は、この例では、約2mmである。
前記反射面913は、V字もしくはほぼV字のプリズムの2面から構成されているプリズム反射面と、プリズム反射面とプリズム反射面との間の全反射面と、からなる。前記反射面913のプリズム反射面は、一方の前記入射面910からの前記入射光L10の一部と、他方の前記入射面911からの前記入射光L10の一部とを、それぞれ反射光L12として前記出射面912側に反射させるものである。
前記反射面913の全反射面は、一方の前記入射面910からの前記入射光L10の一部と、他方の前記入射面911からの前記入射光L10の一部とを、それぞれ前記第1導光体91中に全反射させるものである。
(第2導光体92の説明)
前記第2導光体92は、前記第1導光体91と同様に、前記入射面920、921と、前記出射面922と、反射面923と、を備えるものである。
前記入射面920、921は、前記第2導光部体92の両端面に設けられている。前記入射面920、921は、前記光源8の前記発光部80に対向する。前記入射面920、921の中心と前記発光部80の中心とは、一致もしくはほぼ一致する。前記入射面920、921は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記入射面920、921は、前記発光部80から放射される光を前記第2導光体92中に入射させるものである。
前記入射面のうち一方(一端面)の前記入射面920は、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ上側Uの箇所に配置されている。前記入射面のうち他方(他端面)の前記入射面921は、前記灯室10内の車両の内側Iでかつ前側Fでかつ下側Dの箇所に配置されている。
前記出射面922は、前記第2導光体92の側面のうち、前記ランプレンズ3および前記インナーレンズ4に対向する側面に設けられている。前記出射面922は、図7〜図9に示すように、断面形状がほぼ円弧の円弧面からなる。前記出射面922は、前記入射面920、921から前記第2導光体92中に入射した入射光L20であって前記反射面923からの反射光L22を前記出射光L21として前記第2導光体92中から外部に前記光軸方向Zもしくはほぼ前記光軸方向Zに沿って車両の前側F方向に出射させるものである。
前記反射面923は、前記第2導光体92の側面のうち、前記出射面922と反対側の側面に設けられている。前記反射面923は、前記第2導光体92の一端部から他端部にかけて、すなわち、前記第2導光体92の長手方向(前記第2導光部92の中心線方向)の全体に亘って、多数個交互に連続して設けられている。前記反射面923は、前記第2導光体92の両端部であって、前記インナーパネル5により覆い隠されている部分には、設けられていない。前記反射面923の幅は、この例では、約2mmである。
前記反射面923は、V字もしくはほぼV字のプリズムの2面から構成されているプリズム反射面と、プリズム反射面とプリズム反射面との間の全反射面と、からなる。前記反射面923のプリズム反射面は、一方の前記入射面920からの前記入射光L20の一部と、他方の前記入射面921からの前記入射光L20の一部とを、それぞれ反射光L22として前記出射面922側に反射させるものである。
前記反射面923の全反射面は、一方の前記入射面920からの前記入射光L20の一部と、他方の前記入射面921からの前記入射光L20の一部とを、それぞれ前記第2導光体92中に全反射させるものである。
(第1導光体91と第2導光体92との立体交差部分の説明)
前記第1導光体91の他方の端部分と、前記第2導光体92の他方の端部分とは、光を外部に出射させる出射方向(すなわち、前記出射光L11、L21の出射方向であって、車両の前側F方向)に立体交差するように配置されている。ここで、「立体交差」とは、「異なる平面上で交差すること」である。したがって、前記第1導光体91の他方の端部分と、前記第2導光体92の他方の端部分とは、異なる平面上で交差するように配置されている。
前記第1導光体91の他方の端部分(以下、「立体交差部分」と称する場合がある)は、前記第2導光体92の他方の端部分(以下、「立体交差部分」と称する場合がある)に対して、前記出射光L11、L21の出射方向側、すなわち、車両の前側Fに位置する。前記第2導光体92の立体交差部分は、前記第1導光体91の立体交差部分に対して、前記出射光L11、L21の出射方向と反対側、すなわち、車両の後側Bに位置する。
2本の前記第1導光体91および前記第2導光体92の前記立体交差部分には、屈曲部914、924がそれぞれ設けられている。前記第1導光体91の前記屈曲部914は、車両の下側Dに向かって緩やかに屈曲されている。前記第2導光体92の前記屈曲部924は、車両の内側Iに向かって屈曲されている。前記第1導光体91の前記立体交差部分と前記第2導光体92の前記立体交差部分との間には、図7〜図9に示すように、適当な隙間が開けられている。
前記第1導光体91は、車両の外側Oから内側Iにかけてほぼ水平である中間部分の水平部915と、前記水平部915から車両の下側Dに向かって屈曲されている前記屈曲部914と、を有している。
(立体交差部分の空間の説明)
正面視の図6(B)に示すように、前記第1導光体91の前記立体交差部分および前記第2導光体92の前記立体交差部分においては、空間Sが形成されている。すなわち、前記第1導光体91の前記水平部915の上端縁の延長線(図6(B)中の破線を参照)と、前記第1導光体91の前記屈曲部914の上端縁と、前記第2導光体92の前記屈曲部924の外端縁と、により囲まれた部分に前記空間Sが形成されている。
(付加レンズ部93の説明)
前記第1導光体91には、前記空間Sを覆う付加レンズ部93が一体に設けられている。正面視の図6(A)に示すように、前記付加レンズ部93には、前記第1導光体91の前記水平部915の上端縁を前記第2導光体92の前記屈曲部924側に延長する上端縁930(図6(A)中の二点鎖線を参照)が形成されている。図7〜図9に示すように、前記付加レンズ部93と、前記第2導光体92とは、前記出射方向に対して重なるように配置されている。すなわち、前記付加レンズ部93の前記出射方向と反対側すなわち車両の後側Bには、前記第2導光体92が配置されている。また、前記付加レンズ部93の上端縁930は、前記第2導光体92の前記屈曲部924の上端縁より車両の上側Uに位置する。
前記付加レンズ部93は、図3、図7〜図9に示すように、出射面932と、反射面933と、を備えるものである。前記出射面932は、前記付加レンズ部93の車両の前側Fの面に形成されている。前記出射面932には、複数本の断面凸曲面(横カマボコ形状)の拡散プリズムが水平方向もしくはほぼ水平方向に設けられている。前記反射面933は、前記付加レンズ部93の車両の後側Bの面に形成されている。前記反射面933には、複数本の断面三角形の拡散プリズムが垂直方向もしくはほぼ垂直方向に設けられている。なお、前記付加レンズ部93の拡散プリズムの形状や設ける方向は、任意の形状任意の方向で良く、特に限定しない。また、拡散プリズムではなく、シボであっても良い。
前記付加レンズ部93は、発光部である。すなわち、図8に示すように、前記第1導光体91から導かれた光が前記反射面933で反射し、その反射光L32が前記出射面932から外部に出射光L31として出射する。また、図9に示すように、前記第2導光体92の前記出射面922から出射した前記出射光L21が前記反射面933から入射してかつ前記出射面932から外部に出射する。この結果、前記付加レンズ部93は、前記第1導光体91および前記第2導光体92と同様に発光する。
(第1導光体91および第2導光体92とインナーパネル5との相対位置関係の説明)
図2中の二点鎖線および図7に示すように、前記第1導光体91および前記第2導光体92の一部分であって、前記立体交差部分を除いた部分、および、前記付加レンズ部93の一部分は、前記インナーパネル5により覆われている。すなわち、前記インナーパネル5の開口部の上端縁は、前記第1導光体91および前記第2導光体92の一部分であって、前記立体交差部分を除いた部分、および、前記付加レンズ部93の一部分より車両の上側Uに位置する。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用導光体である2本の導光体、すなわち、第1導光体91および第2導光体92およびこの実施形態にかかる車両用灯具1(以下、「この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1」と称する)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
4個の光源8の発光部80をそれぞれ点灯する。すると、発光部80から放射された光は、第1導光体91の一方の入射面910および他方の入射面911から第1導光体91中にそれぞれ入射する。第1導光体91の一方の入射面910から第1導光体91中に入射した入射光L10は、第1導光体91中を、一方の入射面910側から他方の入射面911側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。第1導光体91の他方の入射面911から第1導光体91中に入射した入射光L10は、第1導光体91中を、他方の入射面911側から一方の入射面910側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。
第1導光体91中の入射光L10の一部は、第1導光体91の反射面913のプリズム反射面で反射する。その反射光L12は、第1導光体91の出射面912から出射光L11として、外部に光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射する。
また、第1導光体91中の入射光L10の一部は、第1導光体91の反射面913の全反射面で、第1導光体91中および付加レンズ部93中に全反射する。第1導光体91中に全反射した反射光(入射光L10)は、第1導光体91中を導かれる。
一方、付加レンズ部93中に全反射した反射光(入射光L10)は、付加レンズ部93中を導かれる。第1導光体91中から付加レンズ部93中に導かれた光(入射光L10)の一部は、付加レンズ部93の反射面933で反射する。その反射光L32の一部は、付加レンズ部93の反射面933の拡散プリズムにより拡散される。その拡散された反射光L32および単なる反射光L32は、付加レンズ部93の出射面932から出射光L31として、外部に光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射する。その出射光L31の一部は、付加レンズ部93の出射面932の拡散プリズムにより拡散される。
さらに、発光部80から放射された光は、第2導光体92の一方の入射面920および他方の入射面921から第2導光体92中にそれぞれ入射する。第2導光体92の一方の入射面920から第2導光体92中に入射した入射光L20は、第2導光体92中を、一方の入射面920側から他方の入射面921側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。第2導光体92の他方の入射面921から第2導光体92中に入射した入射光L20は、第2導光体92中を、他方の入射面921側から一方の入射面920側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。
第2導光体92中の入射光L20の一部は、第2導光体92の反射面923のプリズム反射面で反射する。その反射光L22は、第2導光体92の出射面922から出射光L21として、外部に光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射する。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92のうち、1本の導光体、すなわち、第1導光体91に設けられている付加レンズ部93により、2本の導光体91、92の立体交差部分に形成される空間Sが覆われている。このために、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、空間Sにより2本の導光体91、92のつながり感(一体感)が損なわれるようなことがない。すなわち、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、2本の導光体91、92が1つの連続した導光体として見える。ここで、4個の光源8が点灯しているときには、2本の導光体91、92が光って1つの連続したかつ光った導光体として見える。また、4個の光源8が消灯しているときには、2本の導光体91、92がそのまま1つの連続した導光体として見える。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92は、出射光L11、L21の出射方向側、すなわち、車両の前側Fに位置する第1導光体91と、出射光L11、L21の出射方向と反対側、すなわち、車両の後側Bに位置する第2導光体92と、から構成されている。その第1導光体91は、水平部915と、水平部915から下側に屈曲されている屈曲部914と、を有している。第1導光体91に設けられている付加レンズ部93には、第1導光体91の水平部915を第2導光体92側に延長する上端縁930が形成されている。この結果、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、図1、図2、図6(A)に示すように、正面視において、第1導光体91の水平部915の上端縁と、付加レンズ部93の上端縁930と、第2導光体92の水平部の上端縁と、一直線もしくはほぼ一直線に見える。これにより、2本の導光体91、92が1つの連続した導光体としてさらに確実に見える。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92のうち付加レンズ部93が設けられている第1導光体91の立体交差部分には、屈曲部914が緩やかに設けられている。このために、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、図6(C)に示すように、第1導光体91の立体交差部分の他方の端部分および光源8を小さな空間内に収納することができる。すなわち、図6(C)中の破線に示すように、付加レンズ部が設けられていない導光体900の他方の端部分の水平部915を第2導光体92側に延長させる場合においては、灯室10を導光体900の水平部915に対して車両の内側Iに広げる必要がある。この結果、導光体900の水平部915(および光源8)を収納する空間が大きくなる。これに対して、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、前記の通り、付加レンズ部93が設けられている第1導光体91の立体交差部分の屈曲部914を緩やかに設けたので、第1導光体91の立体交差部分の他方の端部分および光源8を小さな空間内に収納することができる。
しかも、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、付加レンズ部93が設けられている第1導光体91の立体交差部分の屈曲部914を緩やかに設けたので、第1導光体91の他方の入射面911から第1導光体91中に入射した光源8からの入射光L10が屈曲部914において損失することが少ない。すなわち、図6(C)中の破線に示すように、付加レンズ部が設けられていない導光体900の他方の端部分の屈曲部914を直角もしくはほぼ直角に急に設けた場合においては、導光体900の他方の入射面911から導光体900中に入射した光源8からの入射光L10が屈曲部914において損失することが多い。これに対して、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、前記の通り、付加レンズ部93が設けられている第1導光体91の立体交差部分の屈曲部914を緩やかに設けたので、第1導光体91の他方の入射面911から第1導光体91中に入射した光源8からの入射光L10が屈曲部914において損失することが少ない。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92の間には、図7〜図9に示すように、適当な隙間が開けられている。付加レンズ部93は、第1導光体91に設けられている。付加レンズ部93と、第2導光体92とは、出射光L11、L21の出射方向に対して重なるように配置されている。あるいは、付加レンズ部93の出射光L11、L21の出射方向と反対側、すなわち、車両の後側Bには、第2導光体92が配置されている。この結果、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、図7に示すように、ランプレンズ3側の斜め上の視点E.P(図7の上側の視点E.P)から灯室10内の付加レンズ部93の上端より上側を見た場合、車両の後側Bに位置する第2導光体92が見える。これにより、第2導光体92よりも車両の後側Bを目隠しすることができ、見栄え上好ましい。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92の一部分であって、立体交差部分を除いた部分、および、付加レンズ部93の一部分は、図2、図7に示すように、インナーパネル5により覆われている。この結果、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、図7に示すように、ランプレンズ3側の斜め上の視点E.P(図7の下側の視点E.P)から灯室10内のインナーパネル5の開口縁より上側を見た場合、第1導光体91が見える。これにより、第1導光体91よりも車両の後側Bを目隠しすることができ、見栄え上好ましい。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92は、付加レンズ部93が発光部である。このために、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、2本の導光体91、92が発光しているときには、付加レンズ部93も発行している。これにより、付加レンズ部93を介して、2本の導光体91、92が1つの連続した導光体としてさらに確実に見える。
この実施形態にかかる2本の導光体91、92は、3次元の曲面から構成されているランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなす。この結果、この実施形態にかかる2本の導光体91、92、車両用灯具1は、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプとして最適である。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプ以外の車両用灯具、たとえば、フロントコンビネーションランプのデイタイムランニングランプ、ターンシグナルランプ、コーナリングランプ、フォグランプ、リヤコンビネーションランプのターンシグナルランプ、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、バックアップランプなどにも適用することができる。
また、前記の実施形態においては、2本の導光体91、92が断面円形の円柱形状をなすものである。ところが、この発明においては、2本の導光体91、92が断面三角形、断面四角形、断面多角形などの柱形状であっても良い。
さらに、前記の実施形態においては、2本の導光体91、92の直径が約6〜8mmであり、反射面913、923の幅が約2mmである。ところが、この発明においては、2本の導光体91、92の直径の寸法および反射面913、923の幅の寸法を特に限定しない。
さらにまた、前記の実施形態においては、2本の導光体91、92が3次元の曲面から構成されているランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなすものである。ところが、この発明においては、2本の導光体91、92のうち少なくともいずれか一方が3次元の曲面から構成されているランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなすものであっても良い。また、この発明においては、2本の導光体91、92の形状を特に限定しない。たとえば、2本の導光体91、92の形状は、3次元形状であって、ランプレンズ3の意匠面に沿っていない形状であっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、ランプレンズ3が素通しのレンズから構成されているものである。ところが、この発明においては、ランプレンズ3に拡散系プリズムたとえば魚眼プリズムなどを設けても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、2本の導光体91、92の両端面に入射面910、911、920、921をそれぞれ設け、かつ、その入射面910、911、920、921に光源8をそれぞれ配置するものである。ところが、この発明においては、2本の導光体91、92の一端面に入射面を設け、その入射面に光源8を配置するものであっても良い。また、この発明においては、2本の導光体91、92の他端面に入射面を設け、かつ、その入射面に光源8を配置するものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、第1導光体91に付加レンズ部93を設けたものである。ところが、この発明においては、第2導光体92に付加レンズ部93を設けたものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、光源80、81として、LED、OELまたはOLEDなどの自発光半導体型光源を使用するものである。ところが、この発明においては、光源として、バルブ光源、レーザー光を照射するレーザー装置であっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、インナーレンズ4から透過する出射光L11、L21、L31をインナーレンズ4により拡散するものである。ところが、この発明においては、インナーレンズ4から透過する出射光L11、L21、L31を拡散させずにそのまま透過させるものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、インナーレンズ4を使用するものである。ところが、この発明においては、インナーレンズ4を使用しなくても良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 インナーレンズ
5 インナーパネル
6 ヘッドランプユニット
7 ターンシグナルランプユニット
8 光源
80 発光部
81 基板
91 第1導光体
910、911 入射面
912 出射面
913 反射面
914 屈曲部
915 水平部
92 第2導光体
920、921 入射面
922 出射面
923 反射面
924 屈曲部
93 付加レンズ部
930 上端縁
932 出射面
933 反射面
900 導光体
10 灯室
L10、L20 入射光
L11、L21、L31 出射光
L12、L22、L32 反射光
O 外側
I 内側
U 上側
D 下側
F 前側
B 後側
Z 光軸方向
S 空間
E.P 視点

Claims (6)

  1. 内部での全反射を利用して光を導き、かつ、光を外部に出射させる2本の車両用導光体において、
    2本の前記車両用導光体は、光を外部に出射させる出射方向に立体交差するように配置されていて、
    2本の前記車両用導光体のうち、1本の前記車両用導光体には、2本の前記車両用導光体の立体交差部分に形成される空間を覆う付加レンズ部が設けられてい
    2本の前記車両用導光体は、前記出射方向側の前記車両用導光体と、前記出射方向と反対側の前記車両用導光体と、から構成されていて、
    2本の前記車両用導光体の前記立体交差部分には、屈曲部が設けられていて、
    前記出射方向側の前記車両用導光体は、水平部と、前記水平部から下側に屈曲されている前記屈曲部と、を有していて、
    前記付加レンズ部には、前記出射方向側の前記車両用導光体の前記水平部を前記出射方向と反対側の前記車両用導光体側に延長する上端縁が形成されている、
    ことを特徴とする車両用導光体。
  2. 前記立体交差部分における2本の前記車両用導光体の間には、隙間が開けられていて、
    前記付加レンズ部は、前記出射方向側の前記車両用導光体に設けられていて、
    前記付加レンズ部と、前記出射方向と反対側の前記車両用導光体とは、前記出射方向に対して重なるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用導光体。
  3. 前記立体交差部分における2本の前記車両用導光体の間には、隙間が開けられていて、
    前記付加レンズ部は、前記出射方向側の前記車両用導光体に設けられていて、
    前記付加レンズ部の前記出射方向と反対側には、前記出射方向と反対側の前記車両用導光体が配置されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用導光体。
  4. 2本の前記車両用導光体の一部分であって、前記立体交差部分を除いた部分、および、前記付加レンズ部の一部分は、インナーパネルにより覆われている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用導光体。
  5. 前記付加レンズ部は、発光部である、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用導光体。
  6. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源および前記光源からの光を入射させる前記の請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用導光体と、
    を備えている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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