JP6221117B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、導光部材を備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、板状の導光部材と、導光部材の一端の光入射部に対向して配置されている第1光源と、導光部材の他端の光入射部に対向して配置されている第2光源と、を備えるものである。導光部材の一側には出射面が設けられていて、導光部材の他側には第1プリズム領域および第2プリズム領域が形成されているものである。第1光源からの光が一端の光入射部から導光部材中に入射し、その入射した光が第1プリズム領域で反射されて出射面から出射する。第2光源からの光が他端の光入射部から導光部材中に入射し、その入射した光が第2プリズム領域で反射されて出射面から出射する。
特開2011−258350号公報
ところが、従来の車両用灯具は、1つのランプ機能しか得られず、2つのランプ機能(たとえば、テールランプ機能とサイドマーカーランプ機能との2つのランプ機能、あるいは、クリアランスランプ機能とサイドマーカーランプ機能との2つのランプ機能)が得られない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、2つのランプ機能が得られない、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている第1光源および第2光源および棒形状をなす導光部材と、を備え、導光部材が、中間部の折り返し部と、一端面の第1入射面と、他端面の第2入射面と、一側面の出射面と、他側面の反射面と、を有し、第1光源が、第1入射面に対向して配置されていて、第2光源が、第2入射面に対向して配置されていて、反射面が、第1入射面から折り返し部までの部分に設けられていて、第1光源からの光を反射させて出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第1反射面と、折り返し部から第2入射面までの部分に設けられていて、第1光源からの光を反射させて出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第2反射面と、第2入射面から折り返し部までの部分に設けられていて、第2光源からの光を反射させて出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第3反射面と、折り返し部から第1入射面までの部分に設けられていて、第2光源からの光を反射させて出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第4反射面と、から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、導光部材が、断面円形形状をなし、反射面が、導光部材の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、導光部材の平面形状が、車両の内側から車両の外側にかけて、車両の後側から前側にあるいは車両の前側から後側に、湾曲傾斜していて、第1ランプ機能の配光を狙う方向が、車両の外側の方向であり、第2ランプ機能の配光を狙う方向が、車両の後側の方向あるいは車両の前側の方向である、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、第1入射面から折り返し部までの部分に設けられている第1反射面により、第1光源からの光を反射させて出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる。折り返し部から第2入射面までの部分に設けられている第2反射面により、第1光源からの光を反射させて出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる。第2入射面から折り返し部までの部分に設けられている第3反射面により、第2光源からの光を反射させて出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる。折り返し部から第1入射面までの部分に設けられている第4反射面により、第2光源からの光を反射させて出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる。このように、第1ランプ機能と第2ランプ機能との2つのランプ機能が得られる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す平面図(車両の上側から見た図)である。 図2は、図1におけるII矢視図(車両の後側から見た背面図)である。 図3は、図1におけるIII矢視図(車両の外側から見た側面図)である。 図4は、図2におけるIV−IV線断面図(一部拡大断面図)である。 図5は、図2におけるV−V線断面図(導光部材の拡大断面図)である。 図6は、図2あるいは図3におけるVI−VI線断面図(導光部材の一部拡大断面図)である。 図7は、図2あるいは図3におけるVII−VII線断面図(導光部材の一部拡大断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
図面において、符号「F」は、車両の前側(車両の前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前側を見た上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前側を見た下側を示す。符号「L」は、ドライバー側から前側を見た場合の左側を示す。符号「R」は、ドライバー側から前側を見た場合の右側を示す。また、図4〜図7において、車両用導光部材のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。
前記車両用灯具1は、リアコンビネーションランプを構成し、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。図示の前記車両用灯具1は、車両の後部の右側Rに装備される。以下、右側Rの前記車両用灯具1について説明する。なお、車両の後部の左側Lに装備される車両用灯具は、前記車両用灯具1と左右逆となるので、説明を省略する。
車両の後部の平面形状(平面(車両の上側U)から見た形状)は、車両の内側(図示の場合左側L)から車両の外側(図示の場合右側R)にかけて、車両の後側Bから前側Fに、湾曲傾斜(スラント)している。このために、前記車両用灯具1の平面形状は、図1に示すように、車両の後部の平面形状に倣って湾曲傾斜(スラント)している。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、図4に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、第1光源4および第2光源5と、導光部材6と、を備えるものである。なお、図1〜図3において、前記第1光源4および前記第2光源5および前記導光部材6は、前記ランプレンズ3を通して見えている。
前記ランプハウジング2は、たとえば、光不透過性の部材、例えば、樹脂部材から構成されている。前記ランプハウジング2は、一方(後方)が開口し、他方(前方)が閉塞されている中空形状をなす。前記ランプレンズ3は、たとえば、光透過性の部材、例えば、透明樹脂部材やガラス部材から構成されている。前記ランプレンズ3は、一方(前方)が開口し、他方(後方)が閉塞されている中空形状をなす。前記ランプレンズ3の平面形状は、車両の後部の平面形状に沿って、車両の内側(左側L。以下省略する)から車両の外側(右側R。以下省略する)にかけて、車両の後側Bから前側Fに、湾曲傾斜(スラント)している。前記ランプレンズ3の開口部の周縁部と前記ランプハウジング2の開口部の周縁部とは、水密に固定されている。前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ3により、灯室7が区画されている。
前記灯室7内には、前記第1光源4および前記第2光源5および前記導光部材6が配置されている。前記第1光源4および前記第2光源5および前記導光部材6は、この例では、テールランプとサイドマーカーランプとの2つのランプ機能を構成する。なお、前記灯室7内には、前記第1光源4および前記第2光源5および前記導光部材6のテールランプ以外に、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、ライセンスプレートランプなど、あるいは、インナーハウジング、インナーレンズなどを配置しても良い。
(第1光源4、第2光源5の説明)
前記第1光源4、前記第2光源5は、図1〜図4に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記第1光源4、前記第2光源5は、発光部8と、基板9と、から構成されている。なお、前記発光部8、前記基板9は、図4に示すように、前記第1光源4について図示されていて、前記第2光源5について図示されていない。
前記第1光源4は、前記灯室7内のうち、車両の内側かつ車両の上側Uの角部に配置されている。前記第2光源5は、前記灯室7内のうち、車両の内側かつ車両の下側Dの角部に配置されている。前記第1光源4、前記第2光源5は、前記ランプハウジング2に直接もしくは他の部材(図示せず)を介して取り付けられている。
(導光部材6の説明)
前記導光部材6は、内部での全反射を利用して光を導くものである。前記導光部材6は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光部材6は、一端から他端にかけて同等もしくはほぼ同等の断面円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。
前記導光部材6は、中間部の折り返し部10と、一端面の第1入射面11と、他端面の第2入射面12と、一側面(前記ランプレンズ3と対向する面)の出射面13と、他側面(前記ランプレンズ3と対向する面と反対側の面)の反射面と、を有する。
前記導光部材6の平面形状は、図1に示すように、前記第1入射面11から前記折り返し部10までの間の上側の部分と、前記第2入射面12から前記折り返し部10までの間の下側の部分とが、2重に、前記車両用灯具1の平面形状および車両の後部の平面形状に倣って湾曲傾斜(スラント)している。前記導光部材6の正面形状(正面(車両の後側B)から見た形状)は、図2に示すように、車両の内側(前記第1入射面11および前記第2入射面12側)が開口し、かつ、車両の外側(前記折り返し部10側)が閉塞した横U字形状をなす。前記導光部材6の側面形状(側面(車両の右側R)から見た形状)は、図3に示すように、車両の後側B(前記第1入射面11および前記第2入射面12側)が開口し、かつ、車両の前側F(前記折り返し部10側)が閉塞した横U字形状をなす。
前記導光部材6は、前記ランプハウジング2に直接もしくは他の部材(図示せず)を介して取り付けられている。たとえば、前記導光部材6に一体に設けられている取付片(図示せず)が前記ランプハウジング2に直接もしくは他の部材(図示せず)を介して取り付けられている。
前記第1入射面11は、図1〜図4に示すように、前記灯室7内のうち、車両の内側かつ車両の上側Uの角部に配置されている。前記第1入射面11は、前記第1光源4の前記発光部8に対向する。前記第1入射面11は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記第1入射面11は、前記第1光源4の前記発光部8から放射される光L1(図6、図7中の実線矢印を参照)を前記導光部材6中に入射させるものである。
前記第2入射面12は、図1〜図4に示すように、前記灯室7内のうち、車両の内側かつ車両の下側Dの角部に配置されている。前記第2入射面12は、前記第2光源5の前記発光部に対向する。前記第2入射面12は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記第2入射面12は、前記第2光源5の前記発光部から放射される光L2(図6、図7中の破線矢印を参照)を前記導光部材6中に入射させるものである。
前記出射面13は、図6、図7中の実線矢印に示すように、前記第1入射面11から前記導光部材6中に入射した前記光L1(入射光)であって、前記導光部材6中を導かれた光L1を出射光L3、L4として前記導光部材6中から外部に出射させるものである。前記導光部材6の中心線(中心軸線)Oと前記出射面13からの前記出射光L3、L4の出射方向とのなす角度であって、前記第1入射面11側の角度θ1が鈍角をなす。
また、前記出射面13は、図6、図7中の破線矢印に示すように、前記第2入射面12から前記導光部材6中に入射した前記光L2(入射光)であって、前記導光部材6中を導かれた光L2を出射光L5、L6として前記導光部材6中から外部に出射させるものである。前記導光部材6の中心線(中心軸線)Oと前記出射面13からの前記出射光L5、L6の出射方向とのなす角度であって、前記第2入射面12側の角度θ2が鈍角をなす。
(反射面の説明)
前記反射面は、第1反射面14と、第2反射面15と、第3反射面16と、第4反射面17と、から構成されている。前記反射面14、15、16、17は、前記第1入射面11から前記導光部材6中に入射した前記入射光L1、および、前記第2入射面12から前記導光部材6中に入射した前記入射光L2を前記出射面13側に反射させるものである。
前記反射面14、15、16、17は、図6、図7に示すように、導光方向すなわち断面円形の円柱形状をなす前記導光部材6の中心線O方向に多数個連続して設けられている。前記反射面14、15、16、17は、平面もしくは曲面などから構成されている。前記反射面14、15、16、17は、隣り合う2面で1個のプリズムを形成する。
前記第1反射面14は、図6に示すように、前記第1入射面11から前記折り返し部10までの前記第1光源4からの前記光L1(前記入射光L1)を、反射させて前記出射光L3として、前記出射面13から第1ランプ機能(この例では、サイドマーカーランプ機能)の配光を狙う方向S(この例では、車両の外側)に出射させる反射面である。
前記第2反射面15は、図7に示すように、前記折り返し部10から前記第2入射面12までの前記第1光源4からの前記光L1(前記入射光L1)を、反射させて前記出射光L4として、前記出射面13から第2ランプ機能(この例では、テールランプ機能)の配光を狙う方向T(この例では、車両の後側B)に出射させる反射面である。
前記第3反射面16は、図7に示すように、前記第2入射面12から前記折り返し部10までの前記第2光源5からの前記光L2(前記入射光L2)を、反射させて前記出射光L5として、前記出射面13から前記サイドマーカーランプ機能の配光を狙う前記方向Sに出射させる反射面である。
前記第4反射面17は、図6に示すように、前記折り返し部10から前記第1入射面11までの前記第2光源5からの前記光L2(前記入射光L2)を、反射させて前記出射光L6として、前記出射面13から前記テールランプ機能の配光を狙う前記方向Tに出射させる反射面である。
前記反射面14、15、16、17は、図5(A)に示すように、前記導光部材6の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす。前記反射面14、15、16、17の範囲は、前記サイドマーカーランプ機能の配光を狙う前記方向Sから前記テールランプ機能の配光を狙う前記方向Tまでの角度(約90°)に対して、車両の後側Bおよび車両の外側にそれぞれ任意の角度(たとえば、約20°)まで広げた範囲である。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
第1光源4の発光部8および第2光源5の発光部を同時点灯する。すると、第1光源4の発光部8から放射された光L1は、導光部材6の第1入射面11から導光部材6中に入射する。導光部材6中に入射した入射光L1(図6、図7中の実線矢印を参照)は、導光部材6中を、一端の第1入射面11から中間部の折り返し部10を経て他端の第2入射面12面側に、全反射を繰り返しながら導かれる。
ここで、第1光源4からの入射光L1は、導光部材6中を第1入射面11から折り返し部10まで導かれながら、図6に示すように、第1反射面14で反射されて出射面13から出射光L3として、サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射する。また、第1光源4からの入射光L1は、導光部材6中を折り返し部10から第2入射面12まで導かれながら、図7に示すように、第2反射面15で反射されて出射面13から出射光L4として、テールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射する。
一方、第2光源5の発光部ら放射された光L2は、導光部材6の第2入射面12から導光部材6中に入射する。導光部材6中に入射した入射光L2(図6、図7中の破線矢印を参照)は、導光部材6中を、他端の第2入射面12から中間部の折り返し部10を経て一端の第1入射面11面側に、全反射を繰り返しながら導かれる。
ここで、第2光源5からの入射光L2は、導光部材6中を第2入射面12から折り返し部10まで導かれながら、図7に示すように、第3反射面16で反射されて出射面13から出射光L5として、サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射する。また、第2光源5からの入射光L2は、導光部材6中を折り返し部10から第1入射面11まで導かれながら、図6に示すように、第4反射面17で反射されて出射面13から出射光L6として、テールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射する。
ここで、車両の外側から車両用灯具1を見る(図1中の矢印III参照)。すると、導光部材6の第1入射面11から折り返し部10までの間の上側の部分は、図6に示すように、第1光源4からの光L1(入射光L1)が第1反射面14で反射して出射面13から出射光L3としてサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射するので、光って見える。また、導光部材6の折り返し部10から第2入射面12までの間の下側の部分は、図7に示すように、第2光源5からの光L2(入射光L2)が第3反射面16で反射して出射面13から出射光L5としてサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射するので、光って見える。このように、導光部材6は、第1入射面11から折り返し部10を経て第2入射面12までの間全体が、車両の後側Bが開口しかつ車両の前側Fが閉塞した横U字形状に、光って見える。
車両の後側Bから車両用灯具1を見る(図1中の矢印II参照)。すると、導光部材6の第2入射面12から折り返し部10までの間の下側の部分は、図7に示すように、第1光源4からの光L1(入射光L1)が第2反射面15で反射して出射面13から出射光L4としてテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射するので、光って見える。また、導光部材6の折り返し部10から第1入射面11までの間の上側の部分は、図6に示すように、第2光源5からの光L2(入射光L2)が第4反射面17で反射して出射面13から出射光L6としてテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射するので、光って見える。このように、導光部材6は、第1入射面11から折り返し部10を経て第2入射面12までの間全体が、車両の内側が開口しかつ車両の外側が閉塞した横U字形状に、光って見える。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、導光部材6の第1入射面11から折り返し部10までの上側の部分に設けられている第1反射面14により、第1光源4からの光L1(入射光L1)を反射させて出射面13から出射光L3としてサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射させる。導光部材6の折り返し部10から第2入射面12までの下側の部分に設けられている第2反射面15により、第1光源4からの光L1(入射光L1)を反射させて出射面13から出射光L4としてテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射させる。導光部材6の第2入射面12から折り返し部10までの下側の部分に設けられている第3反射面16により、第2光源5からの光L2(入射光L2)を反射させて出射面13からサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射させる。導光部材6の折り返し部10から第1入射面11までの上側の部分に設けられている第4反射面17により、第2光源5からの光L2(入射光L2)を反射させて出射面13からテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射させる。このように、サイドマーカーランプ機能とテールランプ機能との2つのランプ機能が得られる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14、15、16、17が図5(A)に示すように導光部材6の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなすものである。このために、出射光L3、L4、L5、L6の出射範囲が広い。
すなわち、出射光L3、L4、L5、L6の主光軸Zは、反射面14、15、16、17に対して垂直方向もしくはほぼ垂直方向にある。このために、主光軸Zを、反射面14、15、16、17の円弧の中心角(この例では、約65°)の範囲まで連続的に設定することができる。しかも、出射光L3、L4、L5、L6は、主光軸Zに対して外側に約20°広がる。この結果、出射光L3、L4、L5、L6の出射範囲は、約105°と広い。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、導光部材6の平面形状が、車両の内側から車両の外側にかけて、車両の後側Bから前側Fに、湾曲傾斜している。サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向Sが車両の外側の方向であるから、サイドマーカーランプ機能を十分にかつ確実に果たすことができる。一方、テールランプ機能の配光を狙う方向Tが車両の後側Bの方向であるから、テールランプ機能を十分にかつ確実に果たすことができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、リアコンビネーションランプのテールランプおよびサイドマーカーランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、リアコンビネーションランプあるいはフロントコンビネーションランプのクリアランスランプとサイドマーカーランプとの車両用灯具に適用することができる。
また、前記の実施形態においては、反射面14、15、16、17が図5(A)に示すように導光部材6の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなすものである。ところが、この発明においては、反射面14、15、16、17が、図5(B)に示すように、断面四角形形状をなすものであっても良い。この場合においては、前記の実施形態と比較して、出射光L3、L4、L5、L6の出射範囲が若干狭くなる。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 第1光源
5 第2光源
6 導光部材
7 灯室
8 発光部
9 基板
10 折り返し部
11 第1入射面
12 第2入射面
13 出射面
14 第1反射面
15 第2反射面
16 第3反射面
17 第4反射面
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側(車両外側)
R 右側(車両内側)
L1 光(第1光源からの光、入射光)
L2 光(第2光源からの光、入射光)
L3 出射光(第1反射面による出射光)
L4 出射光(第2反射面による出射光)
L5 出射光(第3反射面による出射光)
L6 出射光(第4反射面による出射光)
O 導光部材の中心線
S 方向(サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向)
T 方向(テールランプ機能の配光を狙う方向)
Z 主光軸
θ1 角度
θ2 角度

Claims (3)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている第1光源および第2光源および棒形状をなす導光部材と、
    を備え、
    前記導光部材は、中間部の折り返し部と、一端面の第1入射面と、他端面の第2入射面と、一側面の出射面と、他側面の反射面と、を有し、
    前記第1光源は、前記第1入射面に対向して配置されていて、
    前記第2光源は、前記第2入射面に対向して配置されていて、
    前記反射面は、
    前記第1入射面から前記折り返し部までの部分に設けられていて、前記第1光源からの光を反射させて前記出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第1反射面と、
    前記折り返し部から前記第2入射面までの部分に設けられていて、前記第1光源からの光を反射させて前記出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第2反射面と、
    前記第2入射面から前記折り返し部までの部分に設けられていて、前記第2光源からの光を反射させて前記出射面から前記第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第3反射面と、
    前記折り返し部から前記第1入射面までの部分に設けられていて、前記第2光源からの光を反射させて前記出射面から前記第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第4反射面と、
    から構成されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記導光部材は、断面円形形状をなし、
    前記反射面は、前記導光部材の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記導光部材の平面形状は、車両の内側から車両の外側にかけて、車両の後側から前側にあるいは車両の前側から後側に、湾曲傾斜していて、
    前記第1ランプ機能の配光を狙う方向は、車両の外側の方向であり、
    前記第2ランプ機能の配光を狙う方向は、車両の後側の方向あるいは車両の前側の方向である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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