JP6695097B2 - 車両用導光体、車両用灯具 - Google Patents

車両用導光体、車両用灯具 Download PDF

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Description

この発明は、車両用導光体に関するものである。また、この発明は、車両用導光体を備える車両用灯具に関するものである。
車両用導光体、車両用導光体を備える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、特許文献1、2の従来の車両用灯具について説明する。
特許文献1の従来の車両用灯具は、光源と、導光体と、を備えてなる。導光体は、棒状部材とカーテン部材とを備えている。光源は、棒状部材の端面の近傍に配置されている。光源からの光は、棒状部材の端面から棒状部材中に入射して棒状部材の内部を導かれながら、カーテン部材側に出射する。カーテン部材側に出射した光は、カーテン部材の内部を導かれながら、カーテン部材の前面から外部に出射する。これにより、カーテン部材の前面が発光する。
特許文献2の従来の車両用灯具は、透明な光学部材と、光源と、を備えてなる。光学部材は、円筒領域と、プレートと、からなる。光源は、円筒領域の一端部に位置付けられている。光源からの光は、円筒領域内に入射して円筒領域内を連続的に反射しながら、プレート内に伝わる。プレート内に伝わった光は、散乱中心からプレートの外側に散乱する。これにより、プレートが発光する。
特開2014−41787号公報 特表2013−513912号公報
ところが、特許文献1の従来の車両用灯具における導光体は、棒状部材とカーテン部材とが長手方向に沿って一体に接続されているものである。このために、棒状部材中に入射した光の大部分がカーテン部材の光源側の部分に出射し、カーテン部材の光源と反対側の部分に出射する光が減る傾向にある。これにより、カーテン部材の前面を全面に亘ってほぼ均一に発光させることが難しい。
また、特許文献2の従来の車両用灯具における光学部材は、円筒領域とプレートとが長手方向に沿って一体に接続されているものである。このために、円筒領域内に入射した光の大部分がプレートの光源側の部分に伝わり、プレートの光源と反対側の部分に伝わる光が減る傾向にある。これにより、プレートを全面に亘ってほぼ均一に発光させることが難しい。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具の導光体あるいは光学部材では、カーテン部材あるいはプレートを全面に亘ってほぼ均一に発光させることが難しい、という点にある。
この発明は、内部での全反射を利用して光を導く車両用導光体において、第1導光部と、第2導光部と、を備え、第1導光部と第2導光部とが、第1導光部の長手方向および第2導光部の長手方向に沿って、相互に一体に接続されていて、第1導光部と第2導光部との間の接続部の一部分には、スリットが長手方向に沿って設けられている、ことを特徴とする。
この発明は、第1導光部および第2導光部には、第1導光部の長手方向と第2導光部の長手方向とが曲率半径の方向において内外の相対位置関係を保つように屈曲されている屈曲部が、設けられていて、スリットが、屈曲部に設けられている、ことを特徴とする。
この発明は、スリットの第1導光部と第2導光部とをつなぐつなぎ面が、長手方向に対して光が進む方向に沿って傾斜する、ことを特徴とする。
この発明は、第1導光部が、棒形状をなし、第2導光部が、板形状をなす、ことを特徴とする。
この発明は、第1導光部もしくは第2導光部のうち少なくともいずれか一方の導光部であって、少なくともいずれか一方の端部には、光源からの光が入射する入射面が設けられていて、スリットが、第1導光部および第2導光部のうち、入射面が設けられている端部側に設けられている、ことを特徴とする。
この発明は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源および光源からの光を入射させる前記のいずれかに記載の車両用導光体と、を備えている、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光体、車両用灯具は、第1導光部と第2導光部との間の接続部の一部分には、スリットが長手方向に沿って設けられている。このために、第1導光部(あるいは第2導光部)中に入射した光が第2導光部(あるいは第1導光部)の一部分中を通過するのを、スリットにより抑制することができる。この結果、第2導光部(あるいは第1導光部)の他部分中を通過する光が減るのを抑制することができる。これにより、第2導光部(あるいは第1導光部)を全面に亘ってほぼ均一に発光させることができる。
図1は、この発明にかかる車両用導光体、車両用灯具の実施形態を示す正面図である。 図2は、車両用導光体の一方の端部における一方の光源からの光路を示す説明図である。 図3は、車両用導光体の一方の端部における一方の光源および他方の光源からの光路を示す説明図である。 図4は、車両用導光体の一方の端部における一方の光源からの光路を示す断面説明図(図2(A)におけるIVA−IVA線断面説明図、図2(B)におけるIVB−IVB線断面説明図)である。 図5は、車両用導光体の一方の端部における他方の光源からの光路を示す断面説明図(図3(A)におけるVA−VA線断面説明図、図3(B)におけるVB−VB線断面説明図)である。 図6は、車両用導光体を示す正面図である。 図7は、車両用導光体を示す平面図(図6におけるVII矢視図)である。 図8は、車両用導光体を示す側面図(図6におけるVIII矢視図)である。 図9は、車両用導光体の2本の第1導光部および1枚の第2導光部からの出射光を示す断面説明図(図6におけるIX−IX線断面説明図)である。 図10は、車両用導光体の第1導光部からの出射光および第1導光部における光路を示す断面説明図(図6におけるX−X線断面説明図)である。 図11は、車両用導光体の一方の端部を示す一部拡大平面図(図7におけるXI部分の拡大平面図)である。 図12は、車両用導光体の一方の端部を示す一部拡大側面図(図8におけるXII部分の拡大側面図)である。 図13は、車両用導光体の一方の端部および車両用灯具の一部を示す一部拡大断面図(図1におけるXIII−XIII線拡大断面図)である。 図14は、車両用導光体の他方の端部および車両用灯具の一部を示す一部拡大断面図(図1におけるXIV−XIV線拡大断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用導光体、車両用灯具の実施形態の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
図1、図6〜図8において、符号「O」は、車両の外側を示す。符号「I」は、車両の内側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前側Fを見た車両の上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前側Fを見た車両の下側を示す。符号「F」は、車両の前側(車両の前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後側を示す。図9、図10において、導光体のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用導光体、車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、車両用前照灯やヘッドランプなどのフロントコンビネーションランプのクリアランスランプである。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、車両(図示せず)の前部の左右両側に搭載されている。車両の前部の意匠面は、車両の前後方向に沿って(車両の後側Bから前側Fに向かって)、上下方向(車両の上側Uから下側D)および左右方向(車両の外側Oから内側I)に向かって傾斜している。この結果、車両の前部の左右両側の意匠面は、3次元の曲面から構成されている。
車両の右側に搭載される右側の車両用灯具1において、車両の外側Oは右側であり、車両の内側Iは左側である。一方、車両の左側に搭載される左側の車両用灯具において、車両の外側Oは左側であり、車両の内側Iは右側である。
以下、車両の右側に搭載される右側の車両用灯具1について説明する。なお、車両の左側に搭載される左側の車両用灯具は、右側の車両用灯具1と左右逆でその他がほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
前記車両用灯具1は、図1に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、インナーレンズ4と、インナーパネル(インナーハウジング)5と、ヘッドランプユニット6と、ターンシグナルランプユニット7と、光源80、81と、この実施形態にかかる車両用導光体としての導光体9と、を備えるものである。前記光源80、81と前記導光体9とは、クリアランスランプユニットを構成する。
(ランプハウジング2およびランプレンズ3の説明)
前記ランプハウジング2は、光不透過性の部材から構成されている。前記ランプハウジング2は、車両の外側Oおよび前側Fおよび上側Uが開口し、一方、車両の内側Iおよび後側Bおよび下側Dが閉塞した形状をなす。
前記ランプレンズ3は、光透過性の部材から構成されている。前記ランプレンズ3は、車両の内側Iおよび後側Bおよび下側Dが開口し、一方、車両の外側Oおよび前側Fおよび上側Uが閉塞した形状をなす。前記ランプレンズ3の閉塞部分の意匠面は、車両の前部の意匠面に沿って、車両の後側Bから前側Fに向かって、車両の上側Uから下側Dおよび車両の外側Oから内側Iに向かって傾斜している。この結果、前記ランプレンズ3の意匠面は、車両の前部の左右両側の意匠面と同様に、3次元の曲面から構成されている。
前記ランプハウジング2の開口縁と前記ランプレンズ3の開口縁とは、固定されている。これにより、灯室10が区画されている。前記灯室10内には、前記インナーレンズ4および前記インナーパネル5および前記ヘッドランプユニット6および前記ターンシグナルランプユニット7および前記光源80、81および前記導光体9が、それぞれ配置されている。
(インナーレンズ4およびインナーパネル5の説明)
前記インナーレンズ4は、光透過性の部材から構成されている。前記インナーレンズ4は、図13、図14に示すように、前記ランプレンズ3と前記導光体9との間に配置されている。前記インナーレンズ4は、前記導光体9から光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射された出射光L11、L21、L31を前記ランプレンズ3側に拡散透過させるものである。前記インナーレンズ4は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。前記光軸方向Zは、車両の前後方向の軸、すなわち、前後方向の番線と平行もしくはほぼ平行である。
前記インナーパネル5は、光不透過性の部材から構成されている。前記インナーパネル5は、図13、図14に示すように、前記ランプレンズ3と前記光源80、81および前記導光体9の端部との間に配置されている。この結果、前記光源80、81および前記導光体9の端部は、前記インナーパネル5により、前記ランプレンズ3から見て覆い隠されている。なお、図示していないが、前記ヘッドランプユニット6の一部および前記ターンシグナルランプユニット7の一部も、前記インナーパネル5により、前記ランプレンズ3から見て覆い隠されている。また、前記インナーパネル5は、図13に示すように、前記ランプハウジング2と前記光源80および前記導光体9との間にも配置されている。前記インナーパネル5は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(ヘッドランプユニット6およびターンシグナルランプユニット7の説明)
前記ヘッドランプユニット6は、ロービーム配光パターン(図示せず)とハイビーム配光パターン(図示せず)とを、切り替えて、前記ランプレンズ3から車両の前方に照射するものである。前記ヘッドランプユニット6は、前記ランプハウジング2に光軸調整機構(図示せず)を介して取り付けられている。
前記ターンシグナルランプユニット7は、ターンシグナルランプの所定の配光パターン(図示せず)を前記ランプレンズ3から車両の前方に照射するものである。前記ターンシグナルランプユニット7は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(光源80、81の説明)
前記光源80、81は、図2、図3、図11〜図14に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLEDなどの自発光半導体型光源である。前記光源80、81は、発光部82と、基板83と、から構成されている。前記光源80、81は、前記発光部82が前記導光体9の2本の第1導光部91の両端の入射面910、911にそれぞれ対向するように、4個配置されている。前記光源80、81は、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ上側Uの箇所に2個(一方の前記光源80)、また、前記灯室10内の車両の内側Iでかつ前側Fでかつ下側Dの箇所に2個(他方の前記光源81)、それぞれ配置されている。前記光源80、81は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(導光体9の説明)
前記導光体9は、前記光源80、81からの光を、内部での全反射(内面反射)を利用して、前記入射面910、911から出射面912、922に導く部材である。前記導光体9は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光体9は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
前記導光体9は、図1、図6〜図8に示すように、3次元の曲面から構成されている前記ランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなす。
すなわち、図1、図6の正面視において、前記導光体9の中間部分は、車両の外側Oから内側Iに向かって、車両の上側Uから下側Dに向かって傾斜している。同じく、前記導光体9の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。同じく、前記導光体9の車両の内側Iの他方の端部分は、車両の外側Oに向かって湾曲し、かつ、車両の下側Dに向かって湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。
図7の平面視において、前記導光体9の中間部分は、車両の外側Oから内側Iに向かって、車両の後側Bから前側Fに向かって傾斜している。同じく、前記導光体9の車両の外側Oの一方の端部分は、車両の外側Oに向かって湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。同じく、前記導光体9の車両の内側Iの他方の端部分は、前記導光体9の中間部分とほぼ平行になるように湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。
図8の側面視において、前記導光体9の中間部分は、車両の後側Bから前側Fに向かって、車両の上側Uから下側Dに向かって傾斜している。同じく、前記導光体9の車両の後側Bの一方の端部分は、車両の下側Dに向かって湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。同じく、前記導光体9の車両の前側Fの他方の端部分は、車両の後側Bに向かって湾曲し、かつ、車両の下側Dに向かって湾曲し、かつ、車両の前後方向にねじれている。
前記導光体9は、2本の第1導光部91と、1枚の第2導光部92と、を備えるものである。2本の前記第1導光部91は、それぞれ、一端から他端にかけて同等もしくはほぼ同等の断面円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。2本の前記第1導光部91の直径は、それぞれ、この例では、約6〜8mmである。1枚の前記第2導光部92は、一端から他端にかけて同等もしくはほぼ同等の断面長方形もしくはほぼ長方形の板形状をなす。
前記第1導光部91と前記第2導光部92とは、前記第1導光部91の一端から他端かけての長手方向(前記第1導光部91の中心線方向)および前記第2導光部92の一端から他端にかけての長手方向(前記第2導光部92の中心線方向)に沿って、相互に一体に接続されている。すなわち、前記第2導光部92の長手方向の両側面に前記第1導光部91の長手方向の一方の側面がそれぞれ一体に接続されている。
前記導光体9の両端部分には、屈曲部93が設けられている。すなわち、図2、図3、図6〜図8、図11〜図14に示すように、前記第1導光部91および前記第2導光部92の両端部分には、前記第1導光部91の前記長手方向と前記第2導光部92の前記長手方向とが曲率半径の方向において内外の相対位置関係を保つように屈曲されている屈曲部93が、設けられている。
(第1導光部91の説明)
前記第1導光部91は、前記入射面910、911と、前記出射面912と、プリズム反射面913と、全反射面914と、を備えるものである。
前記入射面910、911は、前記第1導光部体91の両端面に設けられている。前記入射面910、911は、前記光源80、81の前記発光部82に対向する。前記入射面910、911の中心と前記発光部82の中心とは、一致もしくはほぼ一致する。前記入射面910、911は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記入射面910、911は、前記発光部82から放射される光を前記第1導光部91中に入射させるものである。
前記入射面のうち一方(一端面)の2個の前記入射面910は、一方の2個の前記光源80が配置されている箇所、すなわち、前記灯室10内の車両の外側Oでかつ後側Bでかつ上側Uの箇所に配置されている。前記入射面のうち他方(他端面)の2個の前記入射面911は、他方の2個の前記光源81が配置されている箇所、すなわち、前記灯室10内の車両の内側Iでかつ前側Fでかつ下側Dの箇所に配置されている。
前記出射面912は、前記第1導光部91の側面のうち、前記ランプレンズ3および前記インナーレンズ4に対向する側面に設けられている。前記出射面912は、図9に示すように、断面形状がほぼ円弧の円弧面からなる。前記出射面912は、前記入射面910、911から前記第1導光部91中に入射した入射光L10、L20であって前記プリズム反射面913からの反射光L12、L22を前記出射光L11、L21として前記第1導光部91中から外部に前記光軸方向Zもしくはほぼ前記光軸方向Zに沿って出射させるものである。
前記プリズム反射面913および前記全反射面914は、前記第1導光部91の側面のうち、前記出射面912と反対側の側面に設けられている。前記プリズム反射面913および前記全反射面914は、前記第1導光部91の一端部から他端部にかけて、すなわち、前記第2導光部92の長手方向の全体に亘って、多数個交互に連続して設けられている。前記プリズム反射面913および前記全反射面914は、前記第1導光部91の両端部であって、前記インナーパネル5により覆い隠されている部分には、設けられていない。前記プリズム反射面913および前記全反射面914の幅は、この例では、約2mmである。
前記プリズム反射面913は、V字もしくはほぼV字のプリズムの2面から構成されている。前記反射面913は、一方の前記光源80からの一方の前記入射光L10の一部と、他方の前記光源81からの他方の前記入射光L20の一部とを、それぞれ反射光L12、L22として前記出射面912側に反射させるものである。
前記全反射面914は、一方の前記光源80からの一方の前記入射光L10の一部と、他方の前記光源81からの他方の前記入射光L20の一部とを、それぞれ前記第1導光部91中および前記第2導光部92中に全反射させるものである。
(第2導光部92の説明)
前記第2導光部92は、前記出射面922と、反射面923と、を備えるものである。
前記出射面922は、前記第2導光部92のうち、前記ランプレンズ3および前記インナーレンズ4に対向する面に設けられている。前記出射面922には、断面三角形の拡散プリズム924が長手方向に沿って複数本設けられている。なお、前記拡散プリズム924としては、断面円弧状であって、板形状をなす前記第2導光部92に沿って形成された複数の円弧状のプリズムであっても良い。前記出射面922は、前記第1導光部91の前記入射面910、911から前記第1導光部91中に入射した前記入射光L10、L20であって前記反射面923からの反射光L32を前記出射光L31として前記第2導光部92中から外部に前記光軸方向Zもしくはほぼ前記光軸方向Zに沿って出射させるものである。前記拡散プリズム924は、前記出射面922から外部に出射する前記出射光L31を拡散させるものである。
前記反射面923は、前記第2導光部92のうち、前記出射面922と反対側の面に設けられている。前記反射面923には、前記反射光L32を拡散させる拡散素子群(図示せず)たとえばシボなどが設けられている。前記反射面923は、前記第1導光部91中に入射した前記入射光L10、L20であって、前記第1導光部91中から前記第2導光部92中に導かれた光の一部を前記反射光L32として前記出射面922側に拡散反射させるものである。また、前記反射面923は、前記第1導光部91中から前記第2導光部92中に導かれた光の一部を前記第1導光部91および前記第2導光部92中に拡散反射させるものである。
(スリット94の説明)
前記第1導光部91と前記第2導光部92との間の接続部の一部には、スリット94が前記長手方向に沿って設けられている。前記スリット94は、前記屈曲部93、すなわち、前記第1導光部91の前記入射面910、911が設けられている両端部に設けられている。前記スリット94の前記第1導光部91と前記第2導光部92とをつなぐつなぎ面940は、前記長手方向に対して光(前記入射光L10、L20)が進む方向に沿って傾斜している。なお、)図2(A)、図3(A)においては、前記入射光L20が進む方向に沿って傾斜しているつなぎ面940が図示されている。
前記スリット94は、図2(A)、図3(A)の実線に示すように、2本の前記第1導光部91のうち、前記屈曲部93における内側の1本の前記第1導光部91と前記第2導光部92との間に設けている。なお、前記スリット94は、図2(A)、図3(A)の実線および二点鎖線に示すように、2本の前記第1導光部91と前記第2導光部92との間にそれぞれ設けても良い。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用導光体である導光体9およびこの実施形態にかかる車両用灯具1(以下、「この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1」と称する)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
一方の2個の光源80の発光部82および他方の2個の光源81の発光部82をそれぞれ点灯する。すると、発光部82から放射された光は、2本の第1導光部91の一方の入射面910および他方の入射面911から2本の第1導光部91中にそれぞれ入射する。2本の第1導光部91の一方の入射面910から2本の第1導光部91中に入射した入射光L10は、2本の第1導光部91中を、一方の入射面910側から他方の入射面911側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。2本の第1導光部91の他方の入射面911から2本の第1導光部91中に入射した入射光L20は、2本の第1導光部91中を、他方の入射面911側から一方の入射面910側に、それぞれ全反射を繰り返しながら導かれる。
第1導光部91中の入射光L10、L20の一部は、第1導光部91のプリズム反射面913で反射する。その反射光L12、L22は、第1導光部91の出射面912から出射光L11、L21として、外部に光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射する。
また、第1導光部91中の入射光L10、L20の一部は、第1導光部91の全反射面914で、第1導光部91中および第2導光部92中に全反射する。第1導光部91中に全反射した反射光(入射光L10、L20)は、第1導光部91中を導かれる。
一方、第2導光部92中に全反射した反射光(入射光L10、L20)は、第2導光部92中を導かれる。第1導光部91中から第2導光部92中に導かれた光(入射光L10、L20)の一部は、第2導光部92の反射面923で反射する。その反射光L32は、第2導光部92の出射面922から出射光L31として、外部に光軸方向Zもしくはほぼ光軸方向Zに沿って出射する。その出射光L31の一部は、第2導光部92の出射面922の拡散プリズム924により拡散される。
また、第1導光部91中から第2導光部92中に導かれた光(入射光L10、L20)の一部は、第1導光部91中および第2導光部92中を、一方の入射面910側から他方の入射面911側に、また、他方の入射面911側から一方の入射面910側に、導かれる。
第1導光部91の出射面912から外部に出射した出射光L11、L21、および、第2導光部92の出射面922から外部に出射した出射光L31は、インナーレンズ4を透過しながら拡散される。その拡散された出射光L11、L21、L31は、所定の配光パターンでランプレンズ3から車両の前方に照射される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。なお、導光体9の一方のスリット94の効果について説明するが、導光体9の他方のスリット94も同様の効果を達成することができる。
この実施形態にかかる導光体9は、屈曲部93における内側の第1導光部91と第2導光部92との間の接続部の一部分には、スリット94が長手方向に沿って設けられている。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、図2(A)、図4(A)に示すように、第1導光部91の一方の入射面910から第1導光部91中に入射した光(入射光L10)が第2導光部92の一部分(すなわち、一方の入射面910側の部分)中を通過するのを、スリット94により抑制することができる。この結果、第2導光部92の他部分(すなわち、一方の入射面910側と反対側の部分、他方の入射面911側の部分)中を通過する光(入射光L10)が減るのを抑制することができる。これにより、第2導光部92を全面に亘ってほぼ均一に発光させることができる。
ここで、スリット94が設けられていない導光体900における光路について図2(B)、図4(B)を参照して説明する。この導光体900においては、第1導光部91の一方の入射面910から第1導光部91中に入射した光(入射光L10)が第2導光部92の一部分(すなわち、一方の入射面910側の部分)中をそのまま通過してしまう。そのまま通過してしまった光(入射光L10)の一部は、損失光L01として、屈曲部93における外側の第1導光部91から外部に抜けてしまう。また、そのまま通過してしまった光(入射光L10)の一部は、損失光であって局所的な点光L02として、屈曲部93における外側の第1導光部91と第2導光部92との接続部分から外部に抜けてしまう。
これに対して、この実施形態にかかる導光体9は、前記の通り、屈曲部93における内側の第1導光部91と第2導光部92との間の接続部の一部分に、スリット94を長手方向に沿って設けたものである。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、図2(A)、図4(A)に示すように、第1導光部91の一方の入射面910から第1導光部91中に入射した光(入射光L10)が第2導光部92の一部分(すなわち、一方の入射面910側の部分)中を通過するのを、スリット94により抑制することができる。この結果、前記のスリット94が設けられていない導光体900における損失光L01および損失光であって局所的な点光L02を抑制することができる。その分、第2導光部92の他部分(すなわち、一方の入射面910側と反対側の部分、他方の入射面911側の部分)中を通過する光(入射光L10)が減るのを抑制することができる。これにより、第2導光部92を全面に亘ってほぼ均一に発光させることができる。
この実施形態にかかる導光体9は、第1導光部91および第2導光部92の屈曲部93にスリット94を設けたものである。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、第1導光部91中に入射した入射光L10が第2導光部92の一部分中を通過するのを、スリット94により確実に抑制することができる。すなわち、第1導光部91および第2導光部92が屈曲部93を有する場合は、屈曲部93を有さない場合(直線部もしくはほぼ直線部を有する場合)と比較して、第1導光部91中に入射した入射光L10が第2導光部92の一部分中をそのまま通過して損失光L01および損失光であって局所的な点光L02となる割合が大きい。このために、第1導光部91および第2導光部92の屈曲部93にスリット94を設けることは、損失光L01および損失光であって局所的な点光L02を抑制することができることである。
しかも、この実施形態にかかる導光体9は、屈曲部93における内側の第1導光部91と第2導光部92との間にスリット94を設けたものである。この結果、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、損失光L01および損失光であって局所的な点光L02をさらに確実に抑制することができる。すなわち、第1導光部91および第2導光部92の屈曲部93の曲率が大きい場合(曲率半径が小さい場合)は、第1導光部91および第2導光部92の屈曲部93の曲率が小さい場合(曲率半径が大きい場合)と比較して、損失光L01および損失光であって局所的な点光L02となる割合が大きい。このために、曲率が外側の第1導光部91と比較して大きい内側の第1導光部91にスリット94を設けることは、損失光L01および損失光であって局所的な点光L02を抑制することができることである。
その上、この実施形態にかかる導光体9の両端部分、すなわち、第1導光部91の両入射面910、911の部分に屈曲部93を設けたものである。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、図13、図14に示すように、導光体9の両端部分および両光源80、81を小さな空間内に収納することができる。すなわち、図13、図14中の二点鎖線に示すように、導光体9の両端部分が直線をなす場合においては、ランプハウジング2を導光体9の直線をなす両端部分に対して後側(ランプレンズ2と反対側)に広げる必要がある。この結果、導光体9の直線をなす両端部分および両光源80、81を収納する空間が大きくなる。これに対して、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、導光体9の両端部分に屈曲部93を設けたので、導光体9の両端部分および両光源80、81を収納する空間を小さくすることができる。
この実施形態にかかる導光体9は、図2(A)、図3(A)に示すように、スリット94の第1導光部91と第2導光部92とをつなぐつなぎ面940が長手方向に対して入射光L20が進む方向に沿って傾斜している。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、図3(A)、図5(A)に示すように、他方の光源81からの光であって第1導光部91の他方の入射面911から入射した入射光L20は、第1導光部91中を他方の入射面911から一方の入射面910側に導かれ、かつ、第1導光部91から第2導光部92中に導かれる。この結果、第2導光部92を、第1導光部91の他方の入射面911側から一方の入射面910側にかけて、ほぼ均一に発光させることができる。
ここで、スリット94のつなぎ面941が傾斜していない導光体901における光路について図3(B)、図5(B)を参照して説明する。この導光体901においては、他方の入射面911から入射した入射光L20が、第1導光部91中を他方の入射面911から一方の入射面910側に導かれ、かつ、第1導光部91から第2導光部92中に導かれる際に、傾斜していないつなぎ面941で反射して、外部に損失光であって反射光L03として外部に抜けてしまう。
これに対して、この実施形態にかかる導光体9は、前記の通り、スリット94のつなぎ面940を長手方向に対して入射光L20が進む方向に沿って傾斜させている。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、図3(A)、図5(A)に示すように、他方の入射面911から入射した入射光L20が、第1導光部91中を他方の入射面911から一方の入射面910側に導かれ、かつ、第1導光部91から第2導光部92中に導かれる際に、つなぎ面940で反射せずに、そのまま第2導光部92中に導かれる。この結果、第2導光部92を、第1導光部91の他方の入射面911側から一方の入射面910側にかけて、ほぼ均一に発光させることができる。
この実施形態にかかる導光体9は、2本の第1導光部91が棒形状をなす。この結果、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、一方の光源80からの入射光L10を一方の入射面910から他方の入射面911側に、また、他方の光源81からの入射光L20を他方の入射面911から一方の入射面910側に、効率良く導くことができる。なお、一方の入射面910から他方の入射面911側に導かれる一方の入射光L10の一部、および、他方の入射面911から一方の入射面910側に導かれる他方の入射光L20の一部は、2本の第1導光部91の出射面912から外部に出射光L11、L21として出射する。
また、この実施形態にかかる導光体9は、1枚の第2導光部92が板形状をなす。この結果、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、一方の入射面910から他方の入射面911側に導かれ、かつ、2本の第1導光部91中から第2導光部92中に導かれた一方の入射光L10、および、他方の入射面911から一方の入射面910側に導かれ、かつ、2本の第1導光部91中から第2導光部92中に導かれた他方の入射光L20、をほぼ全面に亘って外部に出射光L31として出射させることができる。なお、2本の第1導光部91中から第2導光部92中に導かれた一方の入射光L10および他方の入射光L20の一部は、第2導光部92中から第1導光部91中に導かれる。
この実施形態にかかる導光体9は、2本の第1導光部91の両端面に入射面910、911をそれぞれ設け、スリット94を2本の第1導光部91の両端部分にそれぞれ設けたものである。このために、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、光源80、81から2本の第1導光部91の入射面910、911にそれぞれ入射した間近の強い光の入射光L10、L20が損失するのを抑制することができる。これにより、強い光の入射光L10、L20を利用することができ、導光体9をほぼ全面に亘ってほぼ均一に発光させることができる。
この実施形態にかかる導光体9は、3次元の曲面から構成されているランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなす。この結果、この実施形態にかかる導光体9、車両用灯具1は、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプとして最適である。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプ以外の車両用灯具、たとえば、フロントコンビネーションランプのデイタイムランニングランプ、ターンシグナルランプ、コーナリングランプ、フォグランプ、リヤコンビネーションランプのターンシグナルランプ、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、バックアップランプなどにも適用することができる。
また、前記の実施形態においては、導光体9の2本の第1導光部91が断面円形の円柱形状をなすものである。ところが、この発明においては、導光体9の第1導光部91が断面三角形、断面四角形、断面多角形などの柱形状であっても良い。
さらに、前記の実施形態においては、導光体9の第1導光部91の直径が約6〜8mmであり、プリズム反射面913および全反射面914の幅が約2mmである。ところが、この発明においては、導光体9の第1導光部91の直径の寸法およびプリズム反射面913および全反射面914の幅の寸法を特に限定しない。
さらにまた、前記の実施形態においては、導光体9が3次元の曲面から構成されているランプレンズ3の意匠面に沿った3次元に複雑に長い形状をなすものである。ところが、この発明においては、導光体9の形状を特に限定しない。たとえば、導光体9の形状は、3次元形状であって、ランプレンズ3の意匠面に沿っていない形状であっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、ランプレンズ3が素通しのレンズから構成されているものである。ところが、この発明においては、ランプレンズ3に拡散系プリズムたとえば魚眼プリズムなどを設けても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、2本の第1導光部91の両端面に入射面910、911をそれぞれ設け、かつ、その入射面910、911に光源80、81をそれぞれ配置するものである。ところが、この発明においては、第1導光部91の一端面に入射面を設け、その入射面に光源を配置するものであっても良い。また、この発明においては、第2導光部92の両端面あるいは一端面に入射面を設け、かつ、その入射面に光源を配置するものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、スリット94を導光体9の両端部分に設けたものである。ところが、この発明においては、スリット94を導光体9の一端部分に設けたものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、導光体9が2本の第1導光部91と1枚の第2導光部92とからなるものである。ところが、この発明においては、導光体9が、1本の第1導光部91と1枚の第2導光部92とからなるもの、あるいは、1本の第1導光部91と2枚の第2導光部92とからなるもの、あるいは、3本以上の第1導光部91と1枚の第2導光部92とからなるもの、あるいは、1本の第1導光部91と3枚以上の第2導光部92とからなるもの、あるいは、2本以上の第1導光部91と2枚以上の第2導光部92とからなるものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、光源80、81として、LED、OELまたはOLEDなどの自発光半導体型光源を使用するものである。ところが、この発明においては、光源として、バルブ光源、レーザー光を照射するレーザー装置であっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、インナーレンズ4から透過する出射光L11、L21、L31をインナーレンズ4により拡散するものである。ところが、この発明においては、インナーレンズ4から透過する出射光L11、L21、L31を拡散させずにそのまま透過させるものであっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、インナーレンズ4を使用するものである。ところが、この発明においては、インナーレンズ4を使用しなくても良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 インナーレンズ
5 インナーパネル
6 ヘッドランプユニット
7 ターンシグナルランプユニット
80、81 光源
82 発光部
83 基板
9、900、901 導光体
91 第1導光部
910、911 入射面
912 出射面
913 プリズム反射面
914 全反射面
92 第2導光部
922 出射面
923 反射面
924 拡散プリズム
93 屈曲部
94 スリット
940、941 つなぎ面
10 灯室
L10、L20 入射光
L11、L21、L31 出射光
L12、L22、L32 反射光
L01、L02、L03 損失光
O 外側
I 内側
U 上側
D 下側
F 前側
B 後側
Z 光軸方向

Claims (4)

  1. 内部での全反射を利用して光を導く車両用導光体において、
    棒形状の2本の第1導光部と、板形状の1枚の第2導光部と、を備え、
    2本の前記第1導光部と前記第2導光部とは、2本の前記第1導光部の長手方向および前記第2導光部の長手方向に沿って、相互に一体に接続されていて、
    前記第2導光部の長手方向の両側面に前記第1導光部の長手方向の一方の側面がそれぞれ一体に接続されていて、
    前記第1導光部と前記第2導光部との間の接続部の一部分には、スリットが前記長手方向に沿って設けられていて、
    2本の前記第1導光部および前記第2導光部には、2本の前記第1導光部の前記長手方向と前記第2導光部の前記長手方向とが曲率半径の方向において内外の相対位置関係を保つように屈曲されている屈曲部が、設けられていて、
    前記スリットは、2本の前記第1導光部のうち前記屈曲部における内側の前記第1導光部と前記第2導光部との間に設けられている、
    ことを特徴とする車両用導光体。
  2. 前記スリットの前記第1導光部と前記第2導光部とをつなぐつなぎ面は、前記長手方向に対して光が進む方向に沿って傾斜する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用導光体。
  3. 前記第1導光部もしくは前記第2導光部のうち少なくともいずれか一方の導光部であって、少なくともいずれか一方の端部には、光源からの光が入射する入射面が設けられていて、
    前記スリットは、前記第1導光部および前記第2導光部のうち、前記入射面が設けられている端部側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用導光体。
  4. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源および前記光源からの光を入射させる前記の請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用導光体と、
    を備えている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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