JP6539120B2 - 車載カメラ用レンズユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車載カメラ用レンズユニットに関するものである。
自動車の運転者からの死角を減らすこと等を目的に自動車に車載カメラを搭載することが提案されている。かかる車載カメラに用いる車載カメラ用レンズユニットに関しては、低コスト化を図るという観点から、最も物体側のレンズも含めて、全てのレンズを耐薬品性等が高いプラスチックレンズとした構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−40945号公報
車載カメラは、低温から高温まで広い温度範囲で使用されることになるが、プラスチッククレンズは温度特性が悪い。このため、特許文献1に記載の車載カメラ用レンズユニットでは、低温時や高温時に解像度等が低下するという問題点がある。
これに対して、ガラスレンズは温度特性が優れている。しかしながら、ガラスレンズを用いた場合でも、ガラスレンズを樹脂製のホルダ(レンズ筒)に搭載した場合、温度変化に伴うホルダの膨張や収縮によって、解像度等が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、樹脂製のホルダにレンズを搭載した場合でも、安定した温度特性を有する車載カメラ用レンズユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る車載カメラ用レンズユニットは、物体側から像側に順に配置された第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、絞り、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズが筒状のホルダに保持されており、前記第1レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、前記第2レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズであり、前記第3レンズは、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、前記第4レンズは、物体側および像側に凸面を向けたレンズであり、前記第5レンズは、物体側および像側に凹面を向けたレンズであり、前記第6レンズは、物体側および像側に凸面を向けたレンズであり、前記第5レンズと前記第6レンズは、接合レンズであり、前記ホルダは樹脂製であり、前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第5レンズおよび前記第6レンズはガラスレンズであり、前記第3レンズおよび前記第4レンズの一方はプラスチックレンズであることを特徴とする。
本発明では、第5レンズと第6レンズとを接合レンズとする等の構成によって収差を低減する一方、第1レンズ、第2レンズ、第5レンズおよび第6レンズについてはガラスレンズとすることにより、温度特性を高めてある。ここで、各レンズを保持するホルダは、樹脂製であるが、第3レンズおよび第4レンズの一方はプラスチックレンズである。このため、温度変化に伴って、ホルダに膨張や収縮が発生してレンズの位置が変化しても、かかる変化の影響は、プラスチックレンズの形状変化や屈折率変化に伴う焦点位置のシフトによって補正することができる。また、絞りの両側に配置された第3レンズおよび第4レンズの一方をプラスチックレンズとしたため、プラスチックレンズの形状変化や屈折率変
化に伴う焦点位置のシフトが大きい。従って、温度変化に伴うホルダの膨張や収縮の影響をプラスチックレンズの形状変化や屈折率変化によって効果的に補正することができる。それ故、ホルダを樹脂製とした場合でも、車載カメラ用レンズユニット全体としての温度特性が安定しているので、低温から高温までの広い温度範囲において解像度等の低下が発生しにくい。また、一部にプラスチックレンズを用いたため、全てのレンズをガラスレンズとした場合より低コスト化を図ることができる。
本発明において、前記第3レンズは、プラスチックレンズであり、前記第4レンズは、ガラスレンズである態様を採用することができる。両凸レンズからなる第4レンズをプラスチックレンズとした場合、温度変化に伴う焦点位置のシフトが大きすぎるという事態が発生しやすいが、メニスカスレンズからなる第3レンズであれば、温度変化に伴う焦点位置のシフトが適度である。このため、温度変化に伴うホルダの膨張や収縮の影響をプラスチックレンズの特性変化によって効果的に補正することができる。
本発明において、前記第3レンズは、物体側のレンズ面および像側のレンズ面が非球面であることが好ましい。かかる構成によれば、非点収差等を低減することができる。
本発明において、前記第3レンズは、例えば、負レンズである。
本発明において、−40℃から+105℃の温度範囲における空間周波数とMTFとの関係において、空間周波数が60本/mmでOTF値が0.5以上であることが好ましい。かかる解像度によれば、広い温度範囲において、車載カメラで適正な画像を得ることができる。
本発明において、前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズおよび前記第6レンズを含むレンズ系全体のF値が1.6以下であることが好ましい。かかる構成によれば、車載カメラで明るい画像を得ることができる。
本発明に係る車載カメラ用レンズユニットでは、第5レンズと第6レンズとを接合レンズとする等の構成によって収差を低減する一方、第1レンズ、第2レンズ、第5レンズおよび第6レンズについてはガラスレンズとすることにより、温度特性を高めてある。ここで、各レンズを保持するホルダは、樹脂製であるが、第3レンズおよび第4レンズの一方はプラスチックレンズである。このため、温度変化に伴って、ホルダに膨張や収縮が発生してレンズの位置が変化しても、かかる変化の影響は、プラスチックレンズの形状変化や屈折率変化に伴う焦点位置のシフトによって補正することができる。また、絞りの両側に配置された第3レンズおよび第4レンズの一方をプラスチックレンズとしたため、プラスチックレンズの形状変化や屈折率変化に伴う焦点位置のシフトが大きい。従って、温度変化に伴うホルダの膨張や収縮の影響をプラスチックレンズの形状変化や屈折率変化によって効果的に補正することができる。それ故、ホルダを樹脂製とした場合でも、車載カメラ用レンズユニット全体としての温度特性が安定しているので、低温から高温までの広い温度範囲において解像度等の低下が発生しにくい。また、一部にプラスチックレンズを用いたため、全てのレンズをガラスレンズとした場合より低コスト化を図ることができる。
本発明を適用した車載カメラ用レンズユニットの説明図である。 本発明を適用した車載カメラ用レンズユニットのMTF特性を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した車載カメラ用レンズユニットを説明する。
なお、以下に参照する図1および表1において、各面0〜10を括弧書きで示してあり、各面は、以下の面を指している。また、各面のうち、非球面には、面番号の後に「*」を付してある。
第0面(0)・・透光性カバー200の物体側の面210
第1面(1)・・透光性カバー200の像側の面220
第2面(2)・・第1レンズ1の物体側のレンズ面11
第3面(3)・・第1レンズ1の像側のレンズ面12
第4面(4*)・・第2レンズ2の物体側のレンズ面21
第5面(5*)・・第2レンズ2の像側のレンズ面22
第6面(6*)・・第3レンズ3の物体側のレンズ面31
第7面(7*)・・第3レンズ3の像側のレンズ面32
第8面(8)・・絞り7
第9面(9*)・・第4レンズ4の物体側のレンズ面41
第10面(10*)・・第4レンズ4の像側のレンズ面42
第11面(11)・・第5レンズ5の物体側のレンズ面51
第12面(12)・・第5レンズ5の像側のレンズ面52、第6レンズ6の物体側のレンズ面61
第13面(13*)・・第6レンズ6の像側のレンズ面62
第14面(14)・・赤外線カットフィルタ8の物体側の面81
第15面(15)・・赤外線カットフィルタ8の像側の面82
第16面(16)・・撮像素子9の素子カバー90の物体側の面91
第17面(17)・・撮像素子9の素子カバー90の像体側の面92
第18面(18)・・撮像素子9の撮像面95
(車載カメラ用レンズユニット10の構成)
図1は、本発明を適用した車載カメラ用レンズユニット10の説明図である。図1に示す車載カメラ用レンズユニット10は、物体側から像側に第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、絞り7、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6が順に配置されている。車載カメラ用レンズユニット10の物体側には、板状の透光性カバー200が配置され、車載カメラ用レンズユニット10の像側には、物体側から像側に板状の赤外線カットフィルタ8、および撮像素子9が順に配置されている。撮像素子9は、透光性の素子カバー90の車載カメラ用レンズユニット10とは反対側に撮像面95を有している。
本形態において、第5レンズ5の像側のレンズ面52と第6レンズ6の物体側のレンズ面61とは接着剤によって接合されており、第5レンズ5と第6レンズ6とは接合レンズ50を構成している。
本形態の車載カメラ用レンズユニット10において、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、絞り7、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6は、円筒状のホルダ100(レンズ筒)に保持されている。ここで、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、絞り7、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6のうち、第1レンズ1は最も外径が大きい。第2レンズ2および第3レンズ3は外径が等しく、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6は外径が等しい。第2レンズ2および第3レンズ3は、第1レンズ1より外径が小さく、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6より外径が大きい。かかる構成に対応して、ホルダ100には、物体側の大径部110と、大径部110の像側に大径部110と同軸状に形成された小径部120とが形成されている。小径部120の像側の端部には、径方向内側に張り出した円環状の凸部130が形成され
ている。
小径部120の内側には、像側から物体側に向けて、接合レンズ50(第5レンズ5および第6レンズ6)および第4レンズ4が順に配置されており、接合レンズ50の外周側端部であるコバ部59は凸部130に物体側から当接した状態にある。また、接合レンズ50のコバ部59と第4レンズ4の外周側端部であるコバ部49との間には、円環状の中間環40が配置されている。
大径部110の内側には、像側から物体側に向けて、絞り7を備えた遮光部材70、第3レンズ3および第2レンズ2が順に配置されており、遮光部材70の外周側端部79は、第4レンズ4のコバ部49に物体側から当接している。また、第3レンズ3の外周側端部であるコバ部39は遮光部材70の外周側端部79に物体側から当接し、第2レンズ2の外周側端部であるコバ部29は第3レンズ3のコバ部39に物体側から当接している。この状態で、第2レンズ2は、接着や加締め等の方向で固定されており、その結果、第3レンズ3、絞り7、第4レンズ4、および接合レンズ50(第5レンズ5および第6レンズ6)は、第2レンズ2と凸部130との間に保持されている。
大径部110の物体側の端部には、段部140が形成されており、かかる段部140に第1レンズ1が接着や加締め等の方向で固定されている。
このように構成した車載カメラ用レンズユニット10において、レンズ等の構成は、表1に示す通りである。
Figure 0006539120
表1の上欄には、各面の曲率半径、面間隔、屈折率、半径が記載されている。表1の下欄には、各面のうち、非球面の形状を下式(数1)で表した際の非球面係数等が示されている。下式においては、光軸L方向の軸をZ、光軸Lと垂直な方向の高さをr、円錐係数(コーニック係数)をKとし、中心曲率をcとしてある。また、各値の単位はいずれもmmである。
Figure 0006539120
図1および表1からわかるように、本形態の車載カメラ用レンズユニット10において、第1レンズ1は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。本形態において、第1レンズ1の物体側のレンズ面11(第2面(2))は凸状の球面からなり、第1レンズ1の像側のレンズ面12(第3面(3))は凹状の球面からなる。
第2レンズ2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズである。第2レンズ2の物体側のレンズ面21(第4面(4))は凸状の非球面からなり、第2レンズ2の像側のレンズ面22(第5面(5))は、凹状の非球面からなる。
第3レンズ3は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズである。第3レンズ3の物体側のレンズ面31(第6面(6))は凹状の非球面からなり、第3レンズ3の像側のレンズ面32(第7面(7))は、凸状の非球面からなる。本形態において、第3レンズ3は負のパワーを有する負レンズである。
第4レンズ4は、物体側および像側に凸面を向けたレンズである。第4レンズ4の物体側のレンズ面41(第9面(9))は凸状の非球面からなり、第4レンズ4の像側のレンズ面42(第10面(10))は、凸状の非球面からなる。
第5レンズ5は、物体側および像側に凹面を向けたレンズであり、第6レンズ6は、物体側および像側に凸面を向けたレンズであり、第5レンズ5の像側のレンズ面52と第6レンズ6の物体側のレンズ面61とは接着剤によって接合されている。かかる接合レンズ50において、第5レンズ5の物体側のレンズ面51(第11面(11))は凹状の球面からなり、第5レンズ5の像側のレンズ面52(第12面(12))は凹状の球面からなる。第6レンズ6の物体側のレンズ面61(第12面(12))は凸状の球面からなり、第6レンズ6の像側のレンズ面62(第13面(13))は凸状の非球面からなる。
ここで、第1レンズ1、第2レンズ2、第5レンズ5および第6レンズ6はガラスレンズである。これに対して、第3レンズ3および第4レンズ4の一方はプラスチックレンズである。本形態において、第3レンズ3および第4レンズ4のうち、第3レンズ3は、プラスチックレンズであり、第4レンズ4は、ガラスレンズである。
このように構成した車載カメラ用レンズユニット10において、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6を含むレンズ系全体のF値は1.6以下である。
(MTF特性)
図2は、本発明を適用した車載カメラ用レンズユニット10のMTF特性を示す説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は、常温(+25℃)のMTF特性を示す説明図、−40℃のMTF特性を示す説明図、および+105℃のMTF特性を示す説明図である。なお、図2には、画角が0deg、19.50deg、26.00deg、33.20degでのOTF(Optical Transfer Function/光学伝達関数)の絶対値(MTF(Modulation Transfer Function))を空間周波数(Spatial frequency)に対してプロットし
てあり、サジタル方向の特性にはSを付し、タンジェンシャル方向の特性にはTを付してある。また、図2には、波動光学的な限界値をLIMITとして示してある。なお、OTFは、射出光のフーリエ変換/入射光のフーリエ変換であり、コントラストの減少率を示す。
図2に示すように、空間周波数が高周波になるほどコントラストは低下しているが、空間周波数が60本/mmを規格空間周波数としたとき、−40℃〜+105℃の温度範囲において、OTF値が0.5以上、さらには0.6以上である。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の車載カメラ用レンズユニット10では、第5レンズ5と第6レンズ6とを接合レンズ50とし、第3レンズ3の物体側のレンズ面31および像側のレンズ面32を非球面とする等の構成を採用することによって、収差を低減してある。また、車載カメラ用レンズユニット10では、第1レンズ1、第2レンズ2、第5レンズ5および第6レンズ6についてはガラスレンズとすることにより、温度特性を高めてある。
ここで、各レンズを保持するホルダ100は、樹脂製であるが、第3レンズ3および第4レンズ4の一方(第3レンズ3)はプラスチックレンズである。このため、温度変化に伴って、ホルダ100に膨張や収縮が発生してレンズの位置が変化しても、かかる変化の影響は、プラスチックレンズ((第3レンズ3)の特性変化に伴う焦点位置のシフトによって補正することができる。すなわち、ホルダ100を樹脂製とすると、アルミニウム製とした場合より、線膨張係数がアルミよりも数倍大きくなる一方、プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べて、線膨張係数が10倍近い。このため、温度変化に伴って、ホルダ100に膨張や収縮が発生してレンズの位置が変化しても、かかる変化の影響は、プラスチックレンズ((第3レンズ3)の膨張や収縮等の変形や、屈折率変化に伴う焦点位置のシフトによって補正することができる。
また、本形態では、絞り7の両側に配置された第3レンズ3および第4レンズ4の一方(第3レンズ3)をプラスチックレンズとしたため、プラスチックレンズの変形や屈折率変化に伴う焦点位置のシフトが大きい。
従って、温度変化に伴うホルダ100の膨張や収縮の影響をプラスチックレンズの変形や屈折率変化によって効果的に補正することができる。それ故、ホルダ100を樹脂製とした場合でも、車載カメラ用レンズユニット10全体としての温度特性が安定しているので、低温から高温までの広い温度範囲において解像度等の低下が発生しにくい。よって、空間周波数が60本/mmを規格空間周波数としたとき、−40℃〜+105℃の温度範囲において、OTF値が0.5以上の車載カメラ用レンズユニット10を実現することができる。
しかも、プラスチックレンズだけでは、屈折率が低いため、パワーを上げようとすると、収差補正の観点から光学全長を長くしなければならなくなり、F値、光学全長、収差補正(解像力)を十分満たすことは難しくなるが、本形態の車載カメラ用レンズユニット10では、第1レンズ1、第2レンズ2、第5レンズ5および第6レンズ6についてはガラスレンズとしてある。このため、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3、第4レンズ4、第5レンズ5および第6レンズ6を含むレンズ系全体のF値が1.6以下である。それ故、車載カメラで明るい画像を得ることができる。
また、車載カメラでは、広い波長域(420nm〜700nm)の光を利用するため、それに伴って広い波長領域での色収差補正が求められる一方、プラスチックレンズだけでは、色収差
を低減できる程、屈折率分散の異なる材料を得ることが困難である。しかるに本形態では、屈折率が異なるガラスレンズとプラスチックレンズとを組み合わせているため、色収差を低減することができる。また、一部にプラスチックレンズを用いたため、全てのレンズをガラスレンズとした場合より車載カメラ用レンズユニット10の低コスト化を図ることができる。
また、本形態では、メニスカスレンズからなる第3レンズ3、および両凸レンズからなる第4レンズ4のうち、第3レンズ3をプラスチックレンズとし、第4レンズ4をガラスレンズとしてある。このため、温度変化に伴うホルダ100の膨張や収縮の影響をプラスチックレンズの特性変化によって効果的に補正することができる。すなわち、両凸レンズからなる第4レンズ4をプラスチックレンズとした場合、温度変化に伴う焦点位置のシフトが大きすぎるという事態が発生しやすいが、メニスカスレンズからなる第3レンズ3であれば、温度変化に伴う焦点位置のシフトが適度である。
1・・第1レンズ、2・・第2レンズ、3・・第3レンズ、4・・第1レンズ、5・・第2レンズ、6・・第3レンズ、7・・絞り、9・・撮像素子、10・・車載カメラ用レンズユニット、50・・接合レンズ

Claims (6)

  1. 物体側から像側に順に配置された第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、絞り、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズが筒状のホルダに保持されており、
    前記第1レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズであり、
    前記第2レンズは、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズであり、
    前記第3レンズは、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、
    前記第4レンズは、物体側および像側に凸面を向けたレンズであり、
    前記第5レンズは、物体側および像側に凹面を向けたレンズであり、
    前記第6レンズは、物体側および像側に凸面を向けたレンズであり、
    前記第5レンズと前記第6レンズは、接合レンズであり、
    前記ホルダは樹脂製であり、
    前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第5レンズおよび前記第6レンズはガラスレンズであり、
    前記第3レンズおよび前記第4レンズの一方はプラスチックレンズであることを特徴とする車載カメラ用レンズユニット。
  2. 前記第3レンズは、プラスチックレンズであり、
    前記第4レンズは、ガラスレンズであることを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ用レンズユニット。
  3. 前記第3レンズは、物体側のレンズ面および像側のレンズ面が非球面であることを特徴とする請求項2に記載の車載カメラ用レンズユニット。
  4. 前記第3レンズは、負レンズであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の車載カメラ用レンズユニット。
  5. −40℃から+105℃の温度範囲における空間周波数とMTFとの関係において、空間周波数が60本/mmでOTF値が0.5以上であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の車載カメラ用レンズユニット。
  6. 前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズおよび前記第6レンズを含むレンズ系全体のF値が1.6以下であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の車載カメラ用レンズユニット。
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