JP2018013704A - 広角レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸上色収差を改良することのできる広角レンズを提供すること。【解決手段】広角レンズ100は、物体側より順に配置された第1レンズ10、第2レンズ20、絞り40、および第3レンズ30からなる。第1レンズ10は、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、第2レンズ20は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、第3レンズ30は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズである。第1レンズ10のアッベ数をν1とし、第2レンズ20のアッベ数をν2とし、第3レンズ30のアッベ数をν3としたとき、アッベ数ν1、ν2、ν3はいずれも、50を超えている。【選択図】図2

Description

本発明は、玄関ドアのインターホン等に用いられる広角レンズに関するものである。
監視用カメラ、車載用カメラ、携帯機器用カメラ等に搭載されるレンズとして、物体側より順に第1レンズ、第2レンズ、絞り、および第3レンズが配置された3群3枚のレンズが提案されている。かかる広角レンズでは、低コスト化および薄型化を図るために第1レンズ、第2レンズ、および第3レンズのいずれをも、屈折率が比較的高いプラスチックレンズが用いられている(特許文献1参照)。また、第2レンズには、物体側および像側の双方のレンズ面が凸の両凸レンズが用いられている。
特開2014−209190号公報
屈折率が高いレンズはアッベ数が小さくなる傾向にあるため、特許文献1に記載の広角レンズのように、両凸の第2レンズに屈折率が高いプラスチックレンズを用いると、第2レンズでの分散が大きい。一方、玄関ドアのインターホン等に用いる広角レンズには、中心部分での解像度が高いことが求められるため、軸上色収差が小さいことが求められる。しかしながら、特許文献1に記載の広角レンズでは、中心部分の解像度向上の要求に限界がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、軸上色収差を改良することのできる広角レンズを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る広角レンズは、物体側より順に配置された第1レンズ、第2レンズ、絞り、および第3レンズからなり、前記第1レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、前記第2レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、前記第3レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズであり、前記第1レンズのアッベ数をν1とし、前記第2レンズのアッベ数をν2とし、前記第3レンズのアッベ数をν3としたとき、アッベ数ν1、ν2、ν3はいずれも、50を超えることを特徴とする。
本発明では、第1レンズのアッベ数ν1、第2レンズのアッベ数ν2、第3レンズのアッベ数ν3のいずれもが、50を超えるため、色分散が小さい。しかも、第2レンズがメニスカスレンズであるため、物体側の面と像側の面とで軸上色収差が相殺される。従って、広角レンズの軸上色収差を改良することができる。それ故、玄関ドアのインターホン用に用いる広角レンズ等、中心部分での解像度が高い広角レンズを実現することができる。
本発明において、前記第1レンズにおいて像側に位置するレンズ面の中心における曲率半径をR12(mm)とし、前記第2レンズにおいて物体側に位置するレンズ面の中心における曲率半径をR21(mm)とし、全体の焦点距離をf0(mm)とし、レンズ面が物体側に向けて突出した凸面あるいは物体側に向けて凹んだ凹面である場合には、曲率半径R
12および曲率半径R21を正の値とし、レンズ面が像側に向けて突出した凸面あるいは像側に向けて凹んだ凹面である場合、曲率半径R12および曲率半径R21を負の値としたとき、曲率半径R12、曲率半径R21、および全体の焦点距離f0は、以下の条件式
−5<(R12×R21)/f0<−2
を満たす態様を採用することができる。かかる態様によれば、非点収差の低減を図ることができる。
本発明において、前記第1レンズにおいて物体側に位置するレンズ面の中心と前記第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面の中心との距離をda(mm)としたとき、距離daは、以下の条件式
1<da/f0<6
を満たす態様を採用することができる。かかる態様によれば、da/f0が6未満であるため、非点収差の補正を容易に行うことができる。また、da/f0が1を超えるため、光学レンズの光軸方向の寸法を短くすることができる。
本発明において、前記第2レンズおよび前記第3レンズはいずれも、物体側に位置するレンズ面および像側に位置するレンズ面の双方が非球面である態様を採用することができる。かかる態様によれば、レンズ形状が適正であるため、収差を低減することができる。
本発明において、水平画角が100deg未満である態様を採用することができる。玄関ドアのインターホン用に用いる広角レンズでは、画角を極端に大きくする必要がないので、中心部分での解像度が高い広角レンズを実現することができる。
本発明では、第1レンズのアッベ数ν1、第2レンズのアッベ数ν2、第3レンズのアッベ数ν3のいずれもが、50を超えるため、色分散が小さい。しかも、第2レンズがメニスカスレンズであるため、物体側の面と像側の面とで軸上色収差が相殺される。従って、広角レンズの軸上色収差を改良することができる。それ故、玄関ドアのインターホン用に用いる広角レンズ等、中心部分での解像度が高い広角レンズを実現することができる。
本発明の実施の形態1に係る広角レンズを備えたレンズユニットの断面図である。 図1に示す広角レンズの説明図である。 図1に示す広角レンズの収差特性を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る広角レンズの説明図である。 図4に示す広角レンズの収差特性を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る広角レンズの説明図である。 図6に示す広角レンズの収差特性を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した広角レンズの実施例を説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る広角レンズ100を備えたレンズユニット200の断面図である。図2は、図1に示す広角レンズ100の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は各々、レンズ構成を示す説明図、球面収差を示す説明図、および倍率色収差を示す説明図である。図3は、図1に示す広角レンズの収差特性を示す説明図であり、図3(a)、(b)、(c)は各々、非点収差等を示す説明図、および横収差を示す説明図である。なお、図2(a)に各面1〜9を表すにあたって、非球面には「*」を付して
ある。図2(b)、(c)および図3(a)には、赤色光R(波長486nm)、緑色光G(波長588nm)、青色光B(波長656nm)における各収差を示してあり、図2(b)には、瞳径(Pupil Radius)が0.4798mmにおける球面収差を示し、図2(c)には、最大視野(Max. Field)における倍率色収差を示してある。図3(a)には、サジタル方向の特性にSを付し、タンジェンシャル方向の特性にTを付してある。また、図3(a)に示すディストーションとは、撮像中央部と周辺部における像の変化比率を示し、ディストーションをあらわす数値の絶対値が小さいほど、高精度なレンズといえる。図3(b)には、角度0.00deg、12.11deg、23.90deg、34.18deg、46.03deg、56.64degにおける光軸に直交する2方向(y方向およびx方向)の横収差を示してある。なお、後述する図4〜図7でも略同様である。
図1に示すように、本形態のレンズユニット200は、3群3枚のレンズ構成を有する広角レンズ100と、広角レンズ100を保持するレンズホルダ210とを備えている。広角レンズ100は、物体側より順に配置された第1レンズ10、第2レンズ20、絞り40、および第3レンズ30を有しており、第3レンズ30に対して像側に赤外線フィルタ等の平板状のフィルタ50や撮像素子60が配置されている。レンズホルダ210は、フィルタ50を保持する環状の底板部211と、底板部211から物体側に延在する筒部212とを有しており、筒部212の内側に広角レンズ100が配置されている。筒部212の外周面には、レンズユニット200を光学機器に固定するためのネジ溝215が形成されている。本形態では、筒部212の内側に広角レンズ100を設けるにあたって、第2レンズ20と絞り40との間に環状のスペーサ70が配置され、この状態で、筒部212の内側に形成された環状凸部213が第1レンズ10の外周端部を物体側から覆うようにカシメされている。
図2に示すように、広角レンズ100において、第1レンズ10は、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第2レンズ20は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ30は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズである。
本形態において、第1レンズ10は、物体側の面(第1面1)が球面の凸面であり、像側の面(第2面2)が非球面の凹面である。第2レンズ20は、物体側の面(第3面3)が非球面の凹面であり、像側の面(第4面4)が非球面の凸面である。第3レンズ30は、物体側の面(第6面6)が非球面の凸面であり、像側の面(第7面7)が非球面の凸面である。本形態において、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30はいずれも、アクリル樹脂系、ポリカーボネート系、ポリオレフィン系等からなるプラスチックレンズからなる。絞り40は第5面5を構成し、フィルタ50の物体側の面は第8面8を構成し、フィルタ50の像側の面は第9面9を構成している。
このように構成した広角レンズ100の特性、各面の物性、非球面係数を表1に示してある。
Figure 2018013704
表1の第1欄には、以下の項目が示されている。なお、後述する表2および表3でも同様である。
レンズ系全体の焦点距離f0(Effective Focal Length)
物像間距離(Total Track)
レンズ系全体のF値(Image Space F/#)
最大画角(Max. Field Angle)
水平画角(Horizontal Field Angle)
表1の第2欄には、各面の以下の項目が示されている。曲率半径、厚さ、焦点距離の単位はmmである。ここで、レンズ面が物体側に向けて突出した凸面あるいは物体側に向けて凹んだ凹面である場合には、曲率半径を正の値とし、レンズ面が像側に向けて突出した凸面あるいは像側に向けて凹んだ凹面である場合、曲率半径を負の値としてある。なお、後述する表2および表3でも同様である。
曲率半径(Radius)
厚さ(Thickness)
屈折率Nd
アッベ数νd
焦点距離f
表1の第3欄および第4欄には、各面のうち、非球面の形状を下式(数1)で表した際の非球面係数A4、A6、A8、A10が示されている。下式においては、サグ量(光軸方向の軸)をz、光軸と垂直方向の高さ(光線高さ)をr、円錐係数をk、曲率半径の逆数をcとしてある。なお、後述する表2および表3でも同様である。
Figure 2018013704
表1に示すように、本形態の広角レンズ100においては、レンズ系全体の焦点距離f0は2.114mmであり、物像間距離は15.235mmであり、レンズ系全体のF値は2.2であり、最大画角は113degであり、水平画角は100deg未満(92deg)である。
広角レンズ100は、以下の条件(1)、(2)、(3)を全て満たしている。まず、条件(1)として、第1レンズ10のアッベ数をν1とし、第2レンズ20のアッベ数をν2とし、第3レンズ30のアッベ数をν3としたとき、アッベ数ν1、ν2、ν3はいずれも、50を超えている。より具体的には、まず、第1レンズ10は、アッベ数ν1が58.0であり、屈折率Ndが1.491である。第2レンズ20は、アッベ数ν2が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。第3レンズ30は、アッベ数ν3が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。従って、アッベ数および屈折率は以下の条件を満たしている。
アッベ数
第1レンズ10>第2レンズ20=第3レンズ30>50
屈折率Nd
第1レンズ10<第2レンズ20=第3レンズ30
また、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径をR12(mm)とし、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径をR21(mm)とし、全体の焦点距離をf0(mm)としたとき、曲率半径R12、曲率半径R21、および全体の焦点距離f0は、以下の条件(2)を満たしている。
条件(2): −5<(R12×R21)/f0<−2
より具体的には、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12は1.970mmであり、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面)の中心における曲率半径R21は−3.937(mm)であり、全体の焦点距離f0が2.114mmであるから、(R12×R21)/f0は、−3.67であり、上記の条件(2)を満たしている。
また、第1レンズ10において物体側に位置するレンズ面(第1面1)の中心と第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面(第4面4)の中心との距離をda(mm)としたとき、距離daは6.65mmであり、以下の条件(3)を満たしている。
条件(3): 1<da/f0<6
を満たしている。
このように本形態の広角レンズ100は、3群3枚のレンズ構成であり、しかも、3枚のレンズはプラスチックである。従って、広角レンズ100のコストを低減することができるとともに、軽量化を図ることができる。また、本形態では、第1レンズ10のアッベ数ν1、第2レンズ20のアッベ数ν2、第3レンズ30のアッベ数ν3のいずれもが、50を超えており、条件(1)を満たしているため、色分散が小さい。しかも、第2レンズ20がメニスカスレンズであり、第2レンズ20では、物体側の面(第3面3)と像側の面(第4面4)とで軸上色収差が相殺される。従って、図2に示すように、広角レンズ100の軸上色収差が小さい。それ故、広角レンズ100は、玄関ドアのインターホン用に用いる光学系等、画角を極端に大きくする必要がない光学系において、中心部分での解像度が高いことが求められる光学系として用いるのに適している。
また、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12(mm)、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径R21(mm)、および全体の焦点距離f0(mm)が条件(2)を満たしている。このため、図3に示すように、第1レンズ10の像側の面(第2面2)と第2レンズ20の物体側の面(第3面3)とで非点収差が相殺される。従って、広角レンズ100の非点収差の低減を図ることができる。
条件(2): −5<(R12×R21)/f0<−2
すなわち、(R12×R21)/f0が−5以下、あるいが−2以上である場合には、広角レンズ100の非点収差を十分に低減することができない傾向にあるため、非点収差を低減するには、曲率半径R12、R21が条件(2)を満たしていることが好ましい。
また、第1レンズ10において物体側に位置するレンズ面(第1面1)の中心と第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面(第4面4)の中心との距離da(mm)が条件(3)を満たしている。従って、da/f0が6未満であるため、非点収差の補正を容易に行うことができる。また、da/f0が1を超えるため、広角レンズ100の光軸方向の寸法(物像間距離)を短くすることができる。
また、第2レンズ20および第3レンズ30はいずれも、両面が非球面であるため、球面収差等の収差を低減することができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る広角レンズ100の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、レンズ構成を示す説明図、球面収差を示す説明図、および倍率色収差を示す説明図である。図5は、図4に示す広角レンズの収差特性を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、非点収差等を示す説明図、および横収差を示す説明図である。図5(b)には、角度0.00deg、12.09deg、23.88deg、35.17deg、46.00deg、56.44degにおける光軸に直交する2方向(y方向およびx方向)の横収差を示してある。
図4に示すように、本形態の広角レンズ100も、実施の形態1と同様、物体側より順に配置された第1レンズ10、第2レンズ20、絞り40、および第3レンズ30を有している。第1レンズ10は、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第2レンズ20は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ30は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズである。
本形態において、第1レンズ10は、実施の形態1と同様、物体側の面(第1面1)が球面の凸面であり、像側の面(第2面2)が非球面の凹面である。第2レンズ20は、物体側の面(第3面3)が非球面の凹面であり、像側の面(第4面4)が非球面の凸面である。第3レンズ30は、物体側の面(第6面6)が非球面の凸面であり、像側の面(第7面7)が非球面の凸面である。本形態において、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30はプラスチックレンズからなる。絞り40は第5面5を構成し、フィルタ50の物体側の面は第8面8を構成し、フィルタ50の像側の面は第9面9を構成している。
このように構成した広角レンズ100の特性、各面の物性、非球面係数を表2に示してある。
Figure 2018013704
表2に示すように、本形態の広角レンズ100においては、レンズ系全体の焦点距離f0は2.120mmであり、物像間距離は15.072mmであり、レンズ系全体のF値は2.2であり、最大画角は113degであり、水平画角は100deg未満(92deg)である。
また、広角レンズ100は、以下の条件(1)、(2)、(3)を全て満たしている。まず、条件(1)として、第1レンズ10のアッベ数ν1とし、第2レンズ20のアッベ数ν2とし、第3レンズ30のアッベ数ν3はいずれも、50を超えている。より具体的には、まず、第1レンズ10は、アッベ数ν1が58.0であり、屈折率Ndが1.491である。第2レンズ20は、アッベ数ν2が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。第3レンズ30は、アッベ数ν3が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。従って、アッベ数および屈折率は以下の条件を満たしている。
アッベ数
第1レンズ10>第2レンズ20=第3レンズ30>50
屈折率Nd
第1レンズ10<第2レンズ20=第3レンズ30
また、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12(mm)、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径R21(mm)、および焦点距離f0は、以下の条件(2)を満たしている。
条件(2): −5<(R12×R21)/f0<−2
より具体的には、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12は2.133mmであり、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径R21は−3.690(mm)であり、全体の焦点距離f0が2.120mmであるから、(R12×R21)/f0は、−3.71であり、上記の条件(2)を満たしている。
また、第1レンズ10において物体側に位置するレンズ面(第1面1)の中心と第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面(第4面4)の中心との距離をda(mm)としたとき、距離daは6.84mmであり、以下の条件(3)を満たしている。
条件(3): 1<da/f0<6
を満たしている。
このように本形態の広角レンズ100は、3群3枚のレンズ構成であり、しかも、3枚のレンズはプラスチックである。従って、広角レンズ100のコストを低減することができるとともに、軽量化を図ることができる。また、第1レンズ10のアッベ数ν1、第2レンズ20のアッベ数ν2、第3レンズ30のアッベ数ν3のいずれもが、50を超えており、条件(1)を満たしているため、色分散が小さい。しかも、第2レンズ20がメニスカスレンズであるため、第2レンズ20では、物体側の面(第3面3)と像側の面(第4面4)とで軸上色収差が相殺される。従って、広角レンズ100の軸上色収差が小さい等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る広角レンズ100の説明図であり、図6(a)、(b)、(c)は各々、レンズ構成を示す説明図、球面収差を示す説明図、および倍率色収差を示す説明図である。図7は、図6に示す広角レンズの収差特性を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、非点収差等を示す説明図、および横収差を示す説明図である。図7(b)には、角度0.00deg、12.12deg、23.91deg、35.18deg、46.00deg、56.55degにおける光軸に直交する2方向(y方向およびx方向)の横収差を示してある。
図6に示すように、本形態の広角レンズ100も、実施の形態1と同様、物体側より順
に配置された第1レンズ10、第2レンズ20、絞り40、および第3レンズ30を有している。第1レンズ10は、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第2レンズ20は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第3レンズ30は、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズである。
本形態において、第1レンズ10は、実施の形態1と同様、物体側の面(第1面1)が球面の凸面であり、像側の面(第2面2)が非球面の凹面である。第2レンズ20は、物体側の面(第3面3)が非球面の凹面であり、像側の面(第4面4)が非球面の凸面である。第3レンズ30は、物体側の面(第6面6)が非球面の凸面であり、像側の面(第7面7)が非球面の凸面である。本形態において、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30はプラスチックレンズからなる。絞り40は第5面5を構成し、フィルタ50の物体側の面は第8面8を構成し、フィルタ50の像側の面は第9面9を構成している。
このように構成した広角レンズ100の特性、各面の物性、非球面係数を表3に示してある。
Figure 2018013704
表3に示すように、本形態の広角レンズ100においては、レンズ系全体の焦点距離f0は2.112mmであり、物像間距離は15.185mmであり、レンズ系全体のF値は2.2であり、最大画角は113degであり、水平画角は100deg未満(92deg)である。
また、広角レンズ100は、以下の条件(1)、(2)、(3)を全て満たしている。まず、条件(1)として、第1レンズ10のアッベ数ν1とし、第2レンズ20のアッベ数ν2とし、第3レンズ30のアッベ数ν3はいずれも、50を超えている。より具体的には、まず、第1レンズ10は、アッベ数ν1が58.0であり、屈折率Ndが1.491である。第2レンズ20は、アッベ数ν2が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。第3レンズ30は、アッベ数ν3が55.8であり、屈折率Ndが1.531である。従って、アッベ数および屈折率は以下の条件を満たしている。
アッベ数
第1レンズ10>第2レンズ20=第3レンズ30>50
屈折率Nd
第1レンズ10<第2レンズ20=第3レンズ30
また、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12(mm)、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径R21(mm)、および焦点距離f0は、以下の条件(2)を満たしている。
条件(2): −5<(R12×R21)/f0<−2
より具体的には、第1レンズ10において像側に位置するレンズ面(第2面2)の中心における曲率半径R12は1.950mmであり、第2レンズ20において物体側に位置するレンズ面(第3面3)の中心における曲率半径R21は−3.957(mm)であり、全体の焦点距離f0が2.112mmであるから、(R12×R21)/f0は、−3.65であり、上記の条件(2)を満たしている。
また、第1レンズ10において物体側に位置するレンズ面(第1面1)の中心と第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面(第4面4)の中心との距離をda(mm)としたとき、距離daは6.59mmであり、以下の条件(3)を満たしている。
条件(3): 1<da/f0<6
を満たしている。
このように本形態の広角レンズ100は、3群3枚のレンズ構成であり、しかも、3枚のレンズはプラスチックである。従って、広角レンズ100のコストを低減することができるとともに、軽量化を図ることができる。また、本形態では、第1レンズ10のアッベ数ν1、第2レンズ20のアッベ数ν2、第3レンズ30のアッベ数ν3のいずれもが、50を超えており、条件(1)を満たしているため、色分散が小さい。しかも、第2レンズ20がメニスカスレンズであるため、第2レンズ20では、物体側の面(第3面3)と像側の面(第4面4)とで軸上色収差が相殺される。従って、広角レンズ100の軸上色収差が小さい等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態1、2、3では、第2レンズ20および第3レンズ30の両面が非球面であったが、第2レンズ20および第3レンズ30の一方あるいは双方において、片面のみを非球面としてもよい。
上記実施の形態では、第1レンズ10のアッベ数ν1が58.0であり第2レンズ20および第3レンズ30のアッベ数ν2、ν3が55.8であったが、各種検討の結果、アッベ数ν1、ν2、ν3については、上記の数値に限らず、50を超えれば、玄関ドアのインターホン用に用いる広角レンズ100として十分な軸上色収差を得ることができる。
10・・第1レンズ、20・・第2レンズ、30・・第3レンズ、40・・絞り、100・・広角レンズ

Claims (5)

  1. 物体側より順に配置された第1レンズ、第2レンズ、絞り、および第3レンズからなり、
    前記第1レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、
    前記第2レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、
    前記第3レンズは、少なくとも一方の面が非球面で、像側に凸面を向けた正レンズであり、
    前記第1レンズのアッベ数をν1とし、前記第2レンズのアッベ数をν2とし、前記第3レンズのアッベ数をν3としたとき、アッベ数ν1、ν2、ν3はいずれも、50を超えることを特徴とする広角レンズ。
  2. 前記第1レンズにおいて像側に位置するレンズ面の中心における曲率半径をR12(mm)とし、前記第2レンズにおいて物体側に位置するレンズ面の中心における曲率半径をR21(mm)とし、全体の焦点距離をf0(mm)とし、レンズ面が物体側に向けて突出した凸面あるいは物体側に向けて凹んだ凹面である場合には、曲率半径R12および曲率半径R21を正の値とし、レンズ面が像側に向けて突出した凸面あるいは像側に向けて凹んだ凹面である場合には、曲率半径R12および曲率半径R21を負の値としたとき、曲率半径R12、曲率半径R21、および全体の焦点距離f0は、以下の条件式
    −5<(R12×R21)/f0<−2
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  3. 前記第1レンズにおいて物体側に位置するレンズ面の中心と前記第2レンズにおいて像側に位置するレンズ面の中心との距離をda(mm)としたとき、距離daは、以下の条件式
    1<da/f0<6
    を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の広角レンズ。
  4. 前記第2レンズおよび前記第3レンズはいずれも、物体側に位置するレンズ面および像側に位置するレンズ面の双方が非球面であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の広角レンズ。
  5. 水平画角が100deg未満であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の広角レンズ。
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