JP6527039B2 - 遊技機の透明板ユニット構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、透明板ユニットを扉本体に支持する構造を有する、遊技機の透明板ユニット構造体に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技盤が配置された本体枠に対して、透明板ユニットが配置された前扉を開閉可能に取り付けている。透明板ユニットは、複層ガラス等を有して構成されており、ロック部材等によって前扉から外れないようにロックされている。
例えば、特許文献1には、窓枠本体と複層透明板とからなる窓枠を備えた弾球遊技機について開示されている。この弾球遊技機においては、窓枠本体の裏面上部又は複層透明板の前面上部の一方に係合部を設けるとともに、他方に係合部と係脱自在に係合する被係合部を設けている。また、窓枠本体の裏面には、複層透明板の周縁部を下側から保持する保持部を設けている。この窓枠においては、保持部によって複層透明板を保持した状態で、係合部と被係合部との係合によって、窓枠本体に複層透明板を簡単に取り付けることができる。
特開2005−319219号公報
しかしながら、特許文献1の弾球遊技機を含む従来の遊技機においては、前扉(又は窓枠本体)から透明板ユニット(又は複層透明板)を取り外すことについては特別な工夫はなされていない。すなわち、前扉に透明板ユニットを一旦取り付けた後に、前扉から透明板ユニットを容易に取り外すことは考えていない。そのため、前扉から透明板ユニットを取り外す際には、工具等又は強い力を使って取り外す必要がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、扉本体から透明板ユニットを容易に取り外すことができる遊技機の透明板ユニット構造体を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、遊技機の透明板ユニット構造体であって、
透明板、及び該透明板の縁部を保持する枠体を有する透明板ユニットと、
上記透明板が配置される開口部を有し、上記枠体を支持する扉本体と、
該扉本体に取り付けられ、上記枠体に係合して上記扉本体に対する上記透明板ユニットの支持状態をロックするロック部材と、を備え、
上記枠体における、上記ロック部材に対向する部位には、指を掛けるための指掛け部が設けられており、
該指掛け部に指を掛けながら上記ロック部材を操作して、該ロック部材の上記透明板ユニットに対する係合状態を解除可能であり、
上記ロック部材は、上部に位置して上記透明板ユニットに係合する係合部と、上記指掛け部に対向するよう下部に位置して当該ロック部材を操作するための操作部と、当該ロック部材を上記透明板ユニットに係合する方向へ付勢する付勢部とを有しているとともに、上記係合部及び上記操作部が、該係合部と該操作部とを結ぶ円弧軌跡に沿って移動可能であり、
かつ、上記指掛け部に上記操作部を接近させるよう、上記円弧軌跡に沿って上記係合部を移動させたときに、上記透明板ユニットに対する上記係合部の係合が解除される解除位置と、上記付勢部による付勢力を受けて、上記係合部が上記透明板ユニットに係合したときに、該係合部が該透明板ユニットの上方への移動を規制する規制位置とに変更可能である、遊技機の透明板ユニット構造体にある。
上記遊技機の透明板ユニット構造体は、扉本体に対する透明板ユニットの支持状態を、ロック部材によってロックする構造を有する。また、透明板ユニットの枠体における、ロック部材に対向する部位に指掛け部を設けている。この指掛け部を設けた工夫により、扉本体から透明板ユニットを取り外す際には、作業者は、指掛け部に指を掛けながらロック部材を操作することができる。これにより、作業者は、透明板ユニットを取り外す動作に関連させてロック部材を小さな力で容易に操作することができ、ロック部材の透明板ユニットに対する係合状態を容易に解除することができる。
それ故、上記遊技機の透明板ユニット構造体によれば、扉本体から透明板ユニットを容易に取り外すことができる。
実施例にかかる、透明板ユニット構造体を裏面から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、ロック部材の周辺を扉本体の裏面から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、ロック部材の周辺を扉本体の正面から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、ロック部材の周辺を上方から見た状態で示す説明図。 実施例にかかる、他の透明板ユニットの構造を示す説明図。
上述した遊技機の透明板ユニット構造体における好ましい実施の形態について説明する。
上記遊技機の透明板ユニット構造体においては、上記ロック部材は、上部に位置して上記透明板ユニットに係合する係合部と、上記指掛け部に対向するよう下部に位置して当該ロック部材を操作するための操作部と、当該ロック部材を上記透明板ユニットに係合する方向へ付勢する付勢部とを有しているとともに、上記係合部及び上記操作部が、該係合部と該操作部とを結ぶ円弧軌跡に沿って移動可能であり、かつ、上記指掛け部に上記操作部を接近させるよう、上記円弧軌跡に沿って上記係合部を移動させたときに、上記透明板ユニットに対する上記係合部の係合が解除される解除位置と、上記付勢部による付勢力を受けて、上記係合部が上記透明板ユニットに係合したときに、該係合部が該透明板ユニットの上方への移動を規制する規制位置とに変更可能であ
上記透明板ユニット構造体においては、透明板ユニットの枠体に指掛け部を設ける工夫以外にも、ロック部材の構造に工夫をすることによって、扉本体に対する透明板ユニットの取付け及び取外しをさらに容易にすることができる。
具体的には、ロック部材は、係合部、操作部及び付勢部を有しており、係合部と操作部とを結ぶ円弧軌跡に沿って移動可能である。係合部は、ロック部材の上部に位置し、操作部は、枠体の指掛け部に対向するよう、ロック部材の下部に位置している。
扉本体に透明板ユニットを取り付けるときには、作業者は、透明板ユニットの枠体の指掛け部に指を掛けて透明板ユニットを持ち上げ、透明板ユニットを扉本体に合わせる。このとき、ロック部材は、その係合部が透明板ユニットに押されて、付勢部による付勢力に抗して規制位置から解除位置に向けて変化した後、付勢部による付勢力によって再び規制位置に復帰する。これにより、扉本体への透明板ユニットの取付けを簡単に行うことができる。なお、ロック部材の規制位置から解除位置に向けた変化は、作業者が、指掛け部と操作部とに指を掛けて操作することにより行うこともできる。
また、扉本体に透明板ユニットが取り付けられ、ロック部材が規制位置に維持されるときには、付勢部による付勢力を受けて、ロック部材の係合部が透明板ユニットに係合することにより、扉本体に対する透明板ユニットの支持状態がロックされる。また、ロック部材が規制位置に維持されるときには、係合部が透明板ユニットの上方への移動を規制する。これにより、ロック部材を利用して、扉本体に対する透明板ユニットの支持状態を維持するとともに、扉本体に対する透明板ユニットの上方への位置ずれを規制することができる。
一方、扉本体から透明板ユニットを取り外すときには、作業者は、透明板ユニットの枠体の指掛け部とロック部材の操作部とに指を掛けて、指掛け部に操作部を接近させるようロック部材を規制位置から解除位置へ変化させる。このとき、ロック部材の係合部及び操作部が円弧軌跡に沿って移動することにより、ロック部材の操作部の下側への移動に伴って、ロック部材の係合部が左右方向の中心側から外側へ移動する。言い換えれば、ロック部材が円弧軌跡に沿って移動する簡易的な構造により、ロック部材の操作部の下方向への移動を、ロック部材の係合部の左右方向の外側方向への移動に変換することができる。これにより、作業者による簡単な操作によって、透明板ユニットに対するロック部材の係合部の係合が解除され、扉本体から透明板ユニットを簡単に取り外すことができる。
以下に、遊技機の透明板ユニット構造体にかかる実施例について、図面を参照して説明する。
遊技機の透明板ユニット構造体1は、図1に示すように、透明板ユニット3、扉本体2及びロック部材4を備えている。透明板ユニット3は、透明板31と、透明板31の縁部を保持する枠体32とを有している。扉本体2は、透明板31が配置される開口部21を有し、枠体32を支持するものである。ロック部材4は、扉本体2の上枠部の左右両側に一対に取り付けられており、枠体32に係合して扉本体2に対する透明板ユニット3の支持状態をロックするものである。
図1〜図3に示すように、枠体32における、一対のロック部材4に対向する左右両側の部位には、指を掛けるための指掛け部33がそれぞれ設けられている。透明板ユニット構造体1は、左右両側の指掛け部33に指を掛けながら左右両側のロック部材4を操作して、ロック部材4の透明板ユニット3に対する係合状態を解除可能である。
以下に、本例の遊技機の透明板ユニット構造体1について、図1〜図5を参照して詳説する。
本例の遊技機はパチンコ遊技機である。遊技機は、これ以外にもスロットマシーン等とすることができる。透明板ユニット構造体1は、遊技機の前面に配置される前扉を構成するものである。透明板ユニット構造体1は、少なくとも透明板ユニット3、扉本体2及びロック部材4を備えているものであり、これ以外の部品として、例えば、球皿、球発射装置、整流器、スピーカ等を備えていてもよい。
図1は、透明板ユニット構造体1を、扉本体2の裏面201側から見た状態で示す。透明板ユニット3は扉本体2の裏面201に取り付けられている。また、ロック部材4は、扉本体2の裏面201に取り付けられている。
図1〜図3、図5に示すように、透明板ユニット3における透明板31は、互いに対向して配置された2枚の透明ガラス又は透明樹脂によって構成されている。なお、透明板ユニット3における透明板31は、1枚の透明ガラス又は透明樹脂によって構成することもできる。この場合、扉本体2の開口部21の前面側に、他の1枚の透明板を直接設けることができる。
透明板ユニット3における枠体32は、2枚の透明板31の間隔を一定に保って、この透明板31の全周の縁部を保持する。透明板31の上部は、左右方向に円弧状に形成されている。枠体32は、透明板31の上部における左右両側の位置に、指掛け部33と、ロック部材4が係合する被係合部34とを有している。指掛け部33は、枠体32における左右方向に平行な樹脂の壁部によって形成されている。指掛け部33の下方には、作業者が左右方向の外側から指を入れるための指入れ口35が形成されている。
図1に示すように、透明板ユニット3の枠体32の下部には、扉本体2の開口部21の下側縁部に設けられた下側支持部22によって支持される下側被支持部321が設けられている。下側支持部22と下側被支持部321とは、いずれか一方を貫通穴もしくは凹部によって構成し、他方を貫通穴もしくは凹部に差し込まれる突起によって構成することができる。
また、図1、図2、図5に示すように、透明板ユニット3の枠体32の上部の左右両側であって、被係合部34よりも内側の位置には、扉本体2の裏面201における上部の左右両側に設けられた上側支持部23によって支持される上側被支持部322が設けられている。上側支持部23と上側被支持部322とは、いずれか一方を貫通穴もしくは凹部によって構成し、他方を貫通穴もしくは凹部に差し込まれる突起によって構成することができる。
図1〜図3に示すように、ロック部材4は、扉本体2の裏面201の上部において、扉本体2の左右両側に一対に設けられている。透明板ユニット3の枠体32は、扉本体2において一対のロック部材4が配置された位置に、それぞれ切欠き部36を有している。ロック部材4は、枠体32における切欠き部36に配置されており、ロック部材4の下端部は、枠体32の指掛け部33に対向し、ロック部材4の上端部における係合部61は、枠体32の被係合部34に対向する。
図1に示すように、扉本体2は、左右方向の一方の側部の上下に、遊技機の本体枠に対して扉本体2を開閉可能にするヒンジ部24を有しており、左右方向の他方の側部に、本体枠に対して扉本体2を閉じた状態を施錠するための施錠機構25を有している。図示は省略するが、扉本体2の裏面201における、透明板ユニット3が配置されていない下部には、種々の機能部品が配置されている。透明板ユニット3の透明板31は、扉本体2の開口部21に対向し、透明板ユニット3の枠体32は、扉本体2の開口部21の周縁に対向している。
図2、図3に示すように、ロック部材4は、扉本体2に取り付けられたケース部材5と、ケース部材5内にスライド可能に配置されたスライド部材6と、スライド部材6を透明板ユニット3に係合する方向へ付勢する付勢部材(付勢部)63とを有している。スライド部材6には、透明板ユニット3の枠体32の被係合部34に係合する係合部61と、スライド部材6をスライド操作するための操作部62とが設けられている。スライド部材6は、上側に凸状に膨らむ円弧形状に形成されている。係合部61は、円弧形状のスライド部材6の上部であって左右方向の中心側に位置し、操作部62は、円弧形状のスライド部材6の下部であって左右方向の外側に位置している。
ケース部材5における、扉本体2に対向する側には、スライド部材6を収容するための収容部51が形成されている。収容部51は、円弧形状のスライド部材6に沿った円弧形状に形成されている。スライド部材6の係合部61及び操作部62は、ケース部材5に形成された収容部51に沿って、係合部61と操作部62とを結ぶ円弧軌跡C上をスライドする。
図2に示すように、スライド部材6は、透明板ユニット3における枠体32の被係合部34に対する係合部61の係合が解除される解除位置601と、係合部61が透明板ユニット3の上方への移動を規制する規制位置602とに移動可能である。また、スライド部材6が規制位置602にあるときには、枠体32の被係合部34に対して係合部61が係合し、扉本体2に透明板ユニット3が支持された状態がロック(維持)される。
作業者が枠体32の指掛け部33に操作部62を接近させるよう、円弧軌跡Cに沿ってスライド部材6の操作部62を下方へ移動させたときには、スライド部材6の係合部61が左右方向の外側に移動する。そして、スライド部材6は、規制位置602から解除位置601に切り換わる。また、スライド部材6が付勢部材63による付勢力を受けて規制位置602にスライドしたときには、係合部61が枠体32の被係合部34に係合し、被係合部34が、スライド部材6の係合部61と扉本体2との間に挟み込まれる。
また、図2、図3に示すように、スライド部材6が規制位置602にあるときには、スライド部材6における係合部61の下壁部が、枠体32における被係合部34の下方に形成された規制部37に対向する。規制部37は、スライド部材6の係合部61に下方から当接可能な壁部によって構成されている。これにより、透明板ユニット3を無用に上方へ移動させようとする力が発生したとしても、枠体32における規制部37がスライド部材6における係合部61の下壁部に当たって、透明板ユニット3の上昇への移動が規制される。
図3に示すように、付勢部材63は、捩りコイルバネによって構成されている。ケース部材5における収容部51の内側には、付勢部材63を支持するためのバネ支持部52が形成されている。付勢部材63は、バネ支持部52とスライド部材6との間に挟まれており、スライド部材6のスライドによって弾性変形可能である。
スライド部材6の操作部62は、係合部61が形成されたスライド部材6の本体部60から、扉本体2の裏面201側へ略直角に屈曲して形成されている。ケース部材5には、操作部62が配置されるスライド用穴53が形成されている。スライド用穴53は、作業者が操作部62を操作して、スライド部材6を解除位置601と規制位置602との間でスライドさせるときに、ケース部材5に対する操作部62の干渉を避けるために形成されている。
扉本体2に対してロック部材4を組み付けるときには、まず、操作部62をケース部材5の裏側からスライド用穴53に配置するようにして、スライド部材6をケース部材5の収容部51内に配置する。次いで、付勢部材63をケース部材5の裏側からケース部材5のバネ支持部52とスライド部材6との間に配置する。そして、付勢部材63がケース部材5のバネ支持部52とスライド部材6との間に挟み込まれた状態で、ケース部材5を扉本体2にビス等によって固定する。
図4に示すように、スライド部材6の係合部61における、扉本体2側に位置する第1表面611及び扉本体2とは反対側に位置する第2表面612は、いずれもテーパ形状に形成されている。
係合部61の第1表面611は、扉本体2に透明板ユニット3が取り付けられた状態において、扉本体2へ被係合部34を押圧しやすくするためのテーパ形状に形成されている。第1表面611は、扉本体2の裏面201との間の隙間が、先端側から基端側に行くに連れて狭くなるテーパ形状に形成されている。テーパ形状の第1表面611が枠体32における被係合部34の後面側先端部342を押圧することによって、付勢部材63による付勢力を、被係合部34を含む枠体32が扉本体2の裏面201の方向へ押圧される力として利用することができる。これにより、扉本体2の裏面201と透明板ユニット3の枠体32の表面との密着性を向上させることができ、扉本体2に対して透明板ユニット3を適切に配設することができる。
係合部61の第2表面612は、扉本体2へ透明板ユニット3を取り付ける際に、透明板ユニット3における枠体32の被係合部34の前面側先端部341が第2表面612に当接したときに、スライド部材6が、被係合部34の前面側先端部341によって押されて規制位置602から解除位置601へスライドしやすくするためのテーパ形状に形成されている。被係合部34における、扉本体2側に位置する前面側先端部341は、R形状(曲面形状)に形成されている。これにより、被係合部34の前面側先端部341と係合部61の第2表面612とが摺動しやすくしている。図4においては、被係合部34に押されて係合部61がスライドする状態を二点鎖線及び括弧付きの符号で示す。
第2表面612は、先端側から基端側に行くに連れて扉本体2から離れるテーパ形状に形成されている。また、扉本体2の裏面201に対する係合部61の第2表面612の傾斜角度は、扉本体2の裏面201に対する係合部61の第1表面611の傾斜角度よりも大きく設定されている。
図5に示すように、透明板ユニット3は、枠体32を成形するための樹脂材料内に、透明板31をインサート成形して形成されている。透明板ユニット3は、1枚の透明板31ごとにインサート成形を行った1つの成形体32A,32Bを2つ組み合わせて形成されている。枠体32は、透明板31ごとの成形体32A,32Bを形成するために、透明板31同士の中間位置において、扉本体2側に位置する成形体32Aと遊技盤7側に位置する成形体32Bとの2つに分割した状態で形成されている。扉本体2側の成形体32Aと遊技盤7側の成形体32Bとは、ビス等によって互いに組み付けられている。
図2に示すように、スライド部材6の係合部61が係合する被係合部34は、遊技盤7側に位置する成形体32Bに形成されている。そして、図5に示すように、扉本体2側の成形体32Aの前面323Aと扉本体2の裏面201との間には隙間Sを形成し、被係合部34が形成された遊技盤7側の成形体32Bの前面323Bを基準として、透明板ユニット3が扉本体2に取り付けられる。これにより、遊技盤7側の成形体32Bに一体的に配置された透明板31を基準として、透明板ユニット3が扉本体2に取り付けられる。そのため、本体枠に配置された遊技盤7の盤面から、遊技盤7側に配置される透明板31の外側表面(後面)までの隙間W、すなわち、遊技球Rが通過する領域の前後方向の隙間Wを一定の間隔に保って適切に規定することができる。
また、インサート成形を行って透明板ユニット3を形成することにより、透明板31を成形型内に配置したときに、成形型の内壁面から透明板31の表面までの距離を正確に設定することができる。また、成形型内に各成形体32A,32Bを成形したときに、各成形体32A,32Bの成形表面から透明板31の表面までの距離を正確に設定することができる。これによっても、遊技球Rが通過する領域の前後方向の隙間Wを一定の間隔に保って適切に規定することができる。また、被係合部34を遊技盤7側の成形体32Bに形成する一方、指掛け部33は扉本体2側の成形体32Aに形成することによって、各成形体32A,32Bに形成する機能部分を適宜振り分けている。
また、本例のロック部材4は、樹脂製のケース部材5と樹脂製のスライド部材6との組合せによって構成されている。スライド部材6はPOM等の摺動性の高い樹脂部材で構成されている。
なお、ロック部材4は、例えば、係合部、操作部及び付勢部が一体的に設けられた金属製の部材によって構成することもできる。この場合には、金属製の部材は、金属板を折曲げ加工して形成することができる。そして、付勢部は、金属板のたわみを受けて弾性変形可能な板バネ部によって構成することができる。
また、ロック部材4は、扉本体2に対する透明板ユニット3の支持状態をロックできる構造であれば、本実施例で示した構造以外の種々の構造とすることができる。
次に、扉本体2に対する透明板ユニット3の取付け及び取外しを行う方法、及び透明板ユニット構造体1の作用効果について説明する。
扉本体2に透明板ユニット3を取り付けるときには、作業者は、透明板ユニット3の枠体32の左右両側の指掛け部33に左右の指を掛けて透明板ユニット3を持ち上げ、透明板ユニット3を扉本体2に合わせる。このとき、図1、図4に示すように、透明板ユニット3の枠体32の下側被支持部321が、扉本体2の下側支持部22によって受け止められる。また、枠体32の下側被支持部321を支点として透明板ユニット3を回動させる動作によって、扉本体2の上側支持部23による、透明板ユニット3の枠体32の上側被支持部322の支持が開始される。
また、各スライド部材6の係合部61の第2表面612に、透明板ユニット3の枠体32の各被係合部34の前面側先端部341が当接する。そして、作業者が透明板ユニット3を扉本体2に取り付けようとするときに発生する力により、各スライド部材6の係合部61が各被係合部34によって押され、スライド部材6が付勢部材63による付勢力に抗して解除位置601の側へ移動する。そして、各係合部61の第2表面612に対する各被係合部34の前面側先端部341の当接が解除され、各被係合部34が各係合部61を乗り越える。その後、各スライド部材6は、付勢部材63による付勢力によって再び規制位置602に復帰する。
これにより、枠体32の各被係合部34が、スライド部材6の係合部61と扉本体2の裏面201との間に挟み込まれる。また、透明板ユニット3の枠体32の上側被支持部322の、扉本体2の上側支持部23との係合状態も完成される。こうして、本例の透明板ユニット構造体1によれば、扉本体2への透明板ユニット3の取付けを簡単に行うことができる。
また、扉本体2に透明板ユニット3が取り付けられ、各スライド部材6が規制位置602に維持されるときには、各付勢部材63による付勢力を受けて、各スライド部材6の係合部61が枠体32の各被係合部34に係合することにより、扉本体2に対する透明板ユニット3の支持状態がロックされる。また、各スライド部材6が規制位置602に維持されるときには、透明板ユニット3の枠体32の各規制部37が各係合部61の下壁部に対向し、各スライド部材6の係合部61の下壁部が透明板ユニット3の上方への移動を規制する。これにより、ロック部材4を利用して、扉本体2に対する透明板ユニット3の支持状態を維持するとともに、扉本体2に対する透明板ユニット3の上方への位置ずれを規制することができる。
また、扉本体2に取り付けられた透明板ユニット3は、下側支持部22による下側被支持部321の支持、上側支持部23による上側被支持部322の支持によって、扉本体2に対する前後、左右、及び下方向への位置ずれが規制される。また、スライド部材6の各係合部61の下壁部が、透明板ユニット3の枠体32の各規制部37の上方への移動を規制して、透明板ユニット3の上方向への位置ずれが規制される。これにより、透明板ユニット3が扉本体2に安定して保持される。また、ロック部材4によっても、扉本体2に対する透明板ユニット3の前後及び左右への位置ずれが規制される。
一方、扉本体2から透明板ユニット3を取り外すときには、図1、図2に示すように、作業者は、透明板ユニット3の枠体32の各指掛け部33と各スライド部材6の操作部62とに指を掛けて、各指掛け部33に各操作部62を接近させるよう各スライド部材6を規制位置602から解除位置601へ移動させる。このとき、各スライド部材6が円弧軌跡Cに沿って移動することにより、各スライド部材6の操作部62の下側への移動に伴って、各スライド部材6の係合部61が左右方向の中心側から外側へ移動する。
これにより、作業者は、透明板ユニット3の枠体32の各指掛け部33に左右の指を掛けて、透明板ユニット3を持ち上げる動作の中で、各スライド部材6をスライドさせることができる。言い換えれば、作業者は、透明板ユニット3の左右両側において、左右の手の親指と人差し指又は中指との間に、各指掛け部33と各スライド部材6の操作部62とを挟み込むようにして、透明板ユニット3を持ち上げる動作と合わせて、各スライド部材6を規制位置602から解除位置601へスライドさせることができる。
そのため、作業者による簡単な操作によって、透明板ユニット3の各被係合部34に対する各係合部61の係合が解除され、扉本体2から透明板ユニット3を簡単に取り外すことができる。
本例の遊技機の透明板ユニット構造体1は、透明板ユニット3の枠体32に指掛け部33を設けた工夫、及びロック部材4の構造の工夫によって、扉本体2への透明板ユニット3の取付け、扉本体2からの透明板ユニット3の取外しのいずれも、作業者が容易に行うことができるものである。
扉本体2に透明板ユニット3を取り付ける際には、作業者は、各指掛け部33を利用して透明板ユニット3を持ち上げながら、透明板ユニット3を扉本体2に取り付けることができる。このとき、スライド部材6の係合部31が、透明板ユニット3の被係合部34によって押されてケース部材5の中に引き込まれる。これにより、作業者は、スライド部材6を操作することなく、透明板ユニット3を扉本体2に合わせる動作のみによって、扉本体2に透明板ユニット3を取り付けることができる。
また、扉本体2から透明板ユニット3を取り外す際には、作業者は、各指掛け部33に指を掛けながら各スライド部材6を操作することができる。これにより、作業者は、スライド部材6を小さな力で容易に操作することができ、透明板ユニット3の被係合部34に対するスライド部材6の係合部61の係合状態を容易に解除することができる。
それ故、本例の遊技機の透明板ユニット構造体1によれば、扉本体2に透明板ユニット3を容易に取り付けることができるとともに、扉本体2から透明板ユニット3を容易に取り外すことができる。
1 透明板ユニット構造体
2 扉本体
21 開口部
3 透明板ユニット
31 透明板
32 枠体
33 指掛け部
34 被係合部
4 ロック部材
5 ケース部材
6 スライド部材
61 係合部
62 操作部
63 付勢部材(付勢部)

Claims (1)

  1. 遊技機の透明板ユニット構造体であって、
    透明板、及び該透明板の縁部を保持する枠体を有する透明板ユニットと、
    上記透明板が配置される開口部を有し、上記枠体を支持する扉本体と、
    該扉本体に取り付けられ、上記枠体に係合して上記扉本体に対する上記透明板ユニットの支持状態をロックするロック部材と、を備え、
    上記枠体における、上記ロック部材に対向する部位には、指を掛けるための指掛け部が設けられており、
    該指掛け部に指を掛けながら上記ロック部材を操作して、該ロック部材の上記透明板ユニットに対する係合状態を解除可能であり、
    上記ロック部材は、上部に位置して上記透明板ユニットに係合する係合部と、上記指掛け部に対向するよう下部に位置して当該ロック部材を操作するための操作部と、当該ロック部材を上記透明板ユニットに係合する方向へ付勢する付勢部とを有しているとともに、上記係合部及び上記操作部が、該係合部と該操作部とを結ぶ円弧軌跡に沿って移動可能であり、
    かつ、上記指掛け部に上記操作部を接近させるよう、上記円弧軌跡に沿って上記係合部を移動させたときに、上記透明板ユニットに対する上記係合部の係合が解除される解除位置と、上記付勢部による付勢力を受けて、上記係合部が上記透明板ユニットに係合したときに、該係合部が該透明板ユニットの上方への移動を規制する規制位置とに変更可能である、遊技機の透明板ユニット構造体。
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