JP2017091797A - バッテリパック - Google Patents

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Abstract

【課題】電動工具等の電動機械からバッテリパックが意図せず脱落することを防止することができるバッテリパックを提供する。【解決手段】電動工具等の電動機械に着脱自在に取り付けられるバッテリパックであって、電動機械の爪係合部102に係合離脱する係合爪部5と、該係合爪部5を離脱側に移動させるために第一の位置から第二の位置まで移動させられる操作部6と、該操作部6の第二の位置側への移動を阻止するロック状態と、操作部6の第二の位置側への移動を許容するロック解除状態とを切り替え可能なロック機構と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電動工具等の電動機械に着脱自在に取り付けられるバッテリパックに関する。
この種のバッテリパックには、下記特許文献1,2のように、例えば電動工具からバッテリパックを取り外す際に操作される操作部を備えている。操作部を操作することによりバッテリパックと電動工具との係合状態が解除され、バッテリパックを電動工具からスライドさせて取り外すことができる。
しかしながら、操作部に意図せず手が触れたり、あるいは、操作部に他の物が当たったりして、操作部が作業者の意に反して移動する可能性があり、その結果、バッテリパックが電動工具から不意に脱落するおそれがある。
特許第5040114号公報 特開2001−229895号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、電動工具等の電動機械からバッテリパックが意図せず脱落することを防止することができるバッテリパックを提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係るバッテリパックは、電動工具等の電動機械に着脱自在に取り付けられるバッテリパックであって、電動機械の爪係合部に係合離脱する係合爪部と、該係合爪部を離脱側に移動させるために第一の位置から第二の位置まで移動させられる操作部と、該操作部の第二の位置側への移動を阻止するロック状態と、操作部の第二の位置側への移動を許容するロック解除状態とを切り替え可能なロック機構と、を備えていることを特徴とする。
該構成のバッテリパックにあっては、ロック機構をロック状態とすることで操作部は第二の位置側に移動できなくなる。従って、係合爪部は離脱側に移動せずに電動機械の爪係合部との係合状態が維持される。従って、バッテリパックが不意に電動機械から外れることが防止される。
特に、電動機械への取り付け方向を前側とし、電動機械からの取り外し方向を後側としたとき、ロック機構は、ロック状態とロック解除状態とに切り替え操作するためのロック切り替え操作部をバッテリパックの後面に備えていることが好ましく、バッテリパックを左右に把持して着脱する際にロック切り替え操作部に誤って手が触れることが防止される。
以上のように、本発明に係るバッテリパックは、操作部の第二の位置側への移動を阻止するロック状態と、操作部の第二の位置側への移動を許容するロック解除状態とを切り替え可能なロック機構を備えているので、電動工具等の電動機械からバッテリパックが意図せず脱落することを防止することができる。
本発明の第一の実施形態におけるバッテリパックを側面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 同バッテリパックの上ケースを外した状態を上面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 同バッテリパックの上ケースを外した状態を後面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 同バッテリパックのロック機構の模式図であって、(a)はロック解除状態を示し、(b)はロック状態を示す。 本発明の第二の実施形態におけるバッテリパックを後面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 図5のA−A断面図。 同バッテリパックの操作部を下側の第二の位置に操作した状態を示す図6に対応した断面図。 同バッテリパックのロック機構の模式図であって、(a)はロック解除状態を示し、(b)は(a)から操作部を下側の第二の位置に操作した状態を示し、(c)はロック状態を示す。 本発明の第三の実施形態におけるバッテリパックを後面側から見た図であって、ロック状態を示す。 図9のB−B断面図。 図10に対応した要部断面図であって、(a)はロック解除状態であって操作部が上側の第一の位置にある状態を示し、(b)は(a)から操作部を下側の第二の位置に操作した状態を示す。 同バッテリパックのロック機構の模式図であって、(a)はロック状態を示し、(b)はロック解除状態を示し、(c)は(b)から操作部を下側の第二の位置に操作した状態を示す。 本発明の第四の実施形態におけるバッテリパックを上面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 図13のC−C断面図。 同バッテリパックの要部を上面側から見た図であって、操作部を後側の第二の位置にスライドさせた状態を示す。 図14に対応した断面図であって、操作部を後側の第二の位置にスライドさせた状態を示す。 本発明の第五の実施形態におけるバッテリパックを上面側から見た図であって、ロック解除状態を示す。 図17のD−D断面図。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態にかかるバッテリパックについて図1〜図4を参酌しつつ説明する。該バッテリパックは、充電式であって、図示しない充電器に接続して充電することができる。バッテリパックは、図示しない電動工具(工具本体)に着脱自在に取り付けられる。より詳細には、電動工具は、平面のバッテリ取付面(図示省略)を有していて、そのバッテリ取付面に沿ってバッテリパックがスライドして取り付けられ、また取り外される。そのため、電動工具には、図2に二点鎖線で示しているように、バッテリ取付面と平行にスライドレール101が左右一対設けられ、バッテリパックは電動工具の左右一対のスライドレール101に案内されてスライドする。従って、バッテリパックにも電動工具の左右一対のスライドレール101に対応して、図示しないスライドレールが左右一対形成されている。
尚、図中、バッテリパックの取り付け方向を矢印X1で示し、取り外し方向を矢印X2で示す。取り付け方向と取り外し方向を合わせて着脱方向やスライド方向と称することがある。また、バッテリパックの各部の説明の都合上、前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ以下のように規定する。即ち、取り付け方向を前側と、取り外し方向を後側とし、合わせて前後方向とする。前後方向は、バッテリ取付面と平行である。また、バッテリ取付面と平行であって前後方向と直交する方向を左右方向とする。バッテリ取付面に対して直交する方向、即ちバッテリ取付面の法線方向を上下方向とし、バッテリ取付面と対峙する側を上側とし、それとは反対側を下側とする。但し、電動工具へのバッテリパックの取付角度は水平には限られず任意の角度であってよい。
バッテリパックは、全体としてボックス型であって、着脱方向に沿って長い直方体であり、その上面が電動工具のバッテリ取付面に対峙する面となる。バッテリパックは、その左右方向の寸法(幅)よりも前後方向の寸法(長さ)が長く、また、左右方向の寸法よりも上下方向の寸法(厚さ)が短い。
バッテリパックは、ケースにバッテリ(図示省略)が収容されたものである。ケースは上ケース1と下ケース2とから構成されていて、互いの周縁部同士を接合すことで上下一体化される。尚、図2及び図3は上ケース1を外した状態を示している。バッテリは、図示しないバッテリホルダに保持されて下ケース2内に収容されている。バッテリパックを電動工具に装着した際に、図示しないパック側端子が電動工具の工具側端子(図示省略)に電気的に接続されることでバッテリの電力が電動工具へ供給される。
バッテリパックは電動工具にスライド装着される構成であるため、電動工具とバッテリパックにはそれぞれ互いに係合するスライドレール101が着脱方向に沿って形成されている。電動工具のスライドレール101とバッテリパックのスライドレールは、互いに左右方向に凹凸係合しつつ着脱方向に沿って互いに摺動する。バッテリパックの左右一対のスライドレールは上ケース1に形成されている。バッテリパックの左右一対のスライドレールは互いに左右方向に対峙するように内側を向いて形成されており、従って、バッテリパックの左右一対のスライドレールは内側を向いて形成された雌型であって、電動工具の左右一対のスライドレール101は外側を向いて形成された雄型であり、バッテリパックの左右一対のスライドレールの内側に電動工具の左右一対のスライドレール101が挿入される。
バッテリパックは、ケースに回動可能に支持されて、バッテリパックの電動工具への装着状態を維持するための爪部材3を備えている。爪部材3を回動可能に支持するための支軸4は、ケースの後部に設けられている。尚、支軸4は、バッテリよりも上側に位置していて、爪部材3も同様にバッテリよりも上側に位置している。支軸4は上下方向に延びている。従って、爪部材3は上下方向の軸線回りに水平に回動可能である。爪部材3は左右一対のスライドレールに対応して左右一対設けられており、互いに左右対称関係で配置されている。爪部材3は例えば合成樹脂から射出成形により一体的に形成されている。
爪部材3は、支軸4に対して外側であって且つ前側の位置に係合爪部5を備え、支軸4に対して外側であって且つ後側の位置に操作部6を備えている。即ち、係合爪部5と操作部6は一体の構成である。係合爪部5は、内側に向けて突設された凸形状であり、図2に二点鎖線で示している電動工具の爪係合部102と係脱自在に係合する。バッテリパックが電動工具に装着されると、図2の二点鎖線のように電動工具の爪係合部102は係合爪部5の内側に位置し、その電動工具の爪係合部102に係合爪部5が外側から凹凸係合する。その係合状態から係合爪部5が矢印Pのように外側に向けて回動すると、電動工具の爪係合部102と係合爪部5との係合状態が解除され、電動工具の爪係合部102から係合爪部5が離脱する。尚、爪部材3は、付勢手段としての捻りバネ7によって一方向に付勢されている。捻りバネ7は、係合爪部5が係合側即ち内側に向けて回動する方向に爪部材3を付勢している。
爪部材3の操作部6は、係合爪部5を離脱側に移動させるためのものであって、内側の第一の位置と外側の第二の位置との間を移動可能(回動可能)であり、捻りバネ7の付勢力に抗して係合爪部5を離脱側即ち外側に向けて回動させるためのものである。操作部6は、バッテリパックの側面後部に位置していてバッテリパックの側面に露出した状態にあり、従って、側方から内側に向けて操作部6を押圧操作することができる。操作部6が内側に向けて押圧操作されると、図2において右側の爪部材3は支軸4を中心として時計回りに回動し、左側の爪部材3は支軸4を中心として反時計回りに回動する。何れにしても、操作部6が内側に向けて押圧操作されることで図2に示す第一の位置から内側の第二の位置に移動(回動)すると、係合爪部5は図2に矢印Pで示しているように外向きに回動して電動工具の爪係合部102から離脱する。即ち、係合爪部5は図2に示す係合位置から外側の係合解除位置へと移動(回動)する。このように係合爪部5が電動工具の爪係合部102から離脱すると、電動工具からバッテリパックを後側に向けてスライドさせて取り外すことができる。
そして、バッテリパックには、操作部6の第二の位置側への移動を阻止するためのロック機構が設けられている。ロック機構は、操作部6の第二の位置側への回動を阻止するロック状態と、操作部6の第二の位置側への回動を許容するロック解除状態とを切り替え可能に構成されている。ロック機構がロック状態になると、操作部6を内側に押圧操作することができず、バッテリパックを電動工具から取り外すことができない。ロック機構がロック解除状態になると、上述したように操作部6を内側に押圧操作することができ、バッテリパックを電動工具から取り外すことができる。
具体的には、ロック機構は、ロック状態とロック解除状態とに切り替え操作するためのロック切り替え操作部50を備えている。ロック切り替え操作部50は、ロック位置とロック解除位置との間を回動可能である。ロック切り替え操作部50は円形(ダイヤル形状)であって、バッテリパックの後面に位置していてケースの外部にある。ロック切り替え操作部50はバッテリパックの後面の左右方向中央部に位置している。ロック切り替え操作部50は、前後方向の軸線回りに所定角度範囲内で回転可能に設けられていて、その所定角度範囲を往復回動する構成となっている。ロック切り替え操作部50の外面には、ロック切り替え操作部50の中心を通って径方向に直線状に延びる突条50aが形成されており、操作時にはその突条50aを摘み部として指先で摘むようにしてロック切り替え操作部50を回転させることができる。図1〜図3に示している状態はロック解除状態であって、ロック解除状態においてロック切り替え操作部50はロック解除位置にあってその突条50aは上下方向に沿った向きにある。図1〜図3に示しているロック解除位置から図3のように後側から見て反時計回りにロック切り替え操作部50を90度回転させると、突条50aが左右方向に沿った向きとなってロック切り替え操作部50はロック位置となる。ロック切り替え操作部50の回転操作可能な角度範囲は90度であり、ロック切り替え操作部50はロック位置とロック解除位置との間を90度の範囲で回転操作可能である。図1〜図3に示しているロック解除位置からロック切り替え操作部50を反時計回りに90度回転させると、ロック機構はロック状態となる。
ロック機構は、操作部6の内側への移動を規制するための規制部材51を左右一対備えている。規制部材51は左右方向に延びる棒状であって、左右の操作部6に対応して左右一対設けられている。ロック切り替え操作部50の前側には軸部52が一体的に形成されていてその軸部52の前端部には円板部53が一体に設けられている。ロック切り替え操作部50を回転操作すると、それに伴って円板部53も回転する。その円板部53にクランクピン54を介して左右一対の規制部材51の各々の内側の端部51aが回動可能に軸支されている。即ち、ロック切り替え操作部50と規制部材51はリンク機構を構成している。
ロック切り替え操作部50と左右の規制部材51の関係を図4に模式的に示している。図4(a)が図3等に示しているロック解除状態であり、図4(b)がロック状態である。左右両規制部材51の内側の端部51a同士は円板部53の中心を中心として180度対向した位置関係にあり、左右の規制部材51は何れも左右方向に沿って水平状態を維持しつつ移動する。図4(a)のようにロック解除状態にあるとき、左側の規制部材51は上側に位置し、右側の規制部材51は下側に位置している。左側の規制部材51の内側の端部51aは円板部53の中心に対して垂直上方に位置し、右側の規制部材51の内側の端部51aは、円板部53の中心に対して垂直下方に位置している。左右両規制部材51の外側の端部51bは、左右両操作部6の内側に所定距離離間した状態にある。図2のように、上面側から見た平面視において、左右の規制部材51は左右方向に延びる同一線上にあり、ロック解除状態において、それぞれ規制部材51の外側の端部51bは、操作部6の内側に所定間隔をおいて対峙した状態にある。
図4(a)のロック解除状態からロック切り替え操作部50を左側(反時計回り)に90度回転させると、ロック切り替え操作部50の回転と共に左右の規制部材51がそれぞれ下降、上昇しつつ外側に移動して操作部6に接近していき、やがてそれぞれの外側の端部51bが操作部6に若干の隙間を介して接近した状態あるいは当接した状態となる。従って、操作部6を内側に押しても、規制部材51が内側から突っ張りとなって操作部6の内側への移動を規制する。操作部6が内側に移動できないことから爪部材3も回動できず、係合爪部5は離脱側には移動できない。逆に、ロック切り替え操作部50を図4(b)のロック位置から図4(a)のロック解除位置に戻すと、規制部材51は操作部6から内側に所定距離離れた状態となり、従って、操作部6を内側に押して移動させることができる。尚、規制部材51は、図示しない支持部によって支持されていて水平状態を維持しつつ上下及び左右方向に移動する。
以上のように構成されたバッテリパックにあっては、ロック切り替え操作部50を回転操作することで容易にロック状態とロック解除状態を切り替えることができる。そして、ロック状態とすることで操作部6を内側に押圧操作できなくなって係合爪部5は離脱側に移動できなくなり、バッテリパックを電動工具から取り外すことができなくなる。従って、操作部6に手が当たったり他の物が当たったりしても操作部6は移動せず、操作部6が意図せずに内側に移動してバッテリパックが外れるということがない。そのため、安心して作業を行うことができる。しかも、操作部6がバッテリパックの側面にある一方、ロック切り替え操作部50はバッテリパックの後面に位置しているので、バッテリパックを左右に把持した際に、ロック切り替え操作部50には手が当たりにくく、ロック切り替え操作部50の誤操作が防止される。
<第二の実施形態>
次に、本発明の第二の実施形態にかかるバッテリパックについて図5〜図8を参酌しつつ説明する。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。尚、バッテリ9は上ケース1と下ケース2とからなるケースに収容されている。また、図6及び図7において符号22は、バッテリ9の電力を電動工具に供給するためのパック側端子である。尚、第一の実施形態とは異なり、バッテリパックの左右一対のスライドレールは外側を向いた雄型であって、内側を向いた雌型である電動工具の左右一対のスライドレール(図示省略)の内側に挿入される。第二の実施形態にかかる爪部材3は、上下に移動可能に構成されていて図示しない付勢手段としてのバネによって上側に付勢されている。爪部材3の前端部には上方に向けて係合爪部5が突設されている。上ケース1の上面の後部には開口部8が形成されていて、その開口部8から係合爪部5が上方に突出している。爪部材3が上方に移動して開口部8から係合爪部5が上方に突出した状態において図示しない電動工具の爪係合部と係合爪部5が係合することができ、爪部材3が下方に移動して開口部8から係合爪部5がケース内に没すると電動工具の爪係合部から係合爪部5が離脱してバッテリパックを電動工具から取り外すことができる。係合爪部5が開口部8から上側に突出した位置が係合位置であり、開口部8から下側に没入した位置が離脱位置(係合解除位置)である。
爪部材3の後部に操作部6が一体的に形成されている。操作部6は、バッテリパックの後面に位置していて露出した状態にあり、上下に移動操作可能である。従って、操作部6をバネの付勢力に抗して下方に移動させると爪部材3が全体として下降して係合爪部5も下降し、操作部6が上方に移動すると爪部材3及び係合爪部5も上昇する。図6は爪部材3が上昇した状態であり、図7は爪部材3が下降した状態であり、このように爪部材3は上側の係合位置と下側の離脱位置(係合解除位置)との間を往復移動可能であり、上側の係合位置が操作部6の第一の位置であり、下側の離脱位置が操作部6の第二の位置である。
バッテリパックの後面の下部に、矩形のロック切り替え操作部50が設けられている。該ロック切り替え操作部50は、左側の所定位置から右側の所定位置まで左右にスライド可能に構成されている。左側の位置がロック位置であり、右側の位置がロック解除位置である。図5のようにロック切り替え操作部50を右側にスライドさせてロック解除位置にするとロック機構はロック解除状態となり、それとは反対側の左側にロック切り替え操作部50をスライドさせてロック位置にするとロック機構はロック状態となる。詳細には、図8に模式図を示しているように、爪部材3の下端部には切欠部10が形成されている。ロック切り替え操作部50の前側にはストッパー部11が一体的に設けられている。尚、ストッパー部11はケースの内部に位置する。そして、図8(a)のようにストッパー部11が切欠部10の下方に位置するロック解除状態では、操作部6を下方の第二の位置に操作することができて、図8(b)のように切欠部10にストッパー部11が入り込むことができ、従って、爪部材3を下方に移動させることができる。一方、図8(c)のようにロック切り替え操作部50を左側のロック位置にスライドさせてロック状態に切り替えると、ストッパー部11が切欠部10よりも左側に位置することとなる。従って、操作部6を下降させようしても、爪部材3の下端部がストッパー部11に当接してそれ以上下降できない。即ち、係合爪部5をケース内に没入させることができず、従って、バッテリパックを取り外すことができない。尚、図6及び図7は、ストッパー部11が切欠部10の下方に位置するロック解除状態を示している。かかるバッテリパックにおいても、ロック切り替え操作部50を左右に切り替え操作するだけの簡単な操作でロック状態とロック解除状態を切り替えることができる。
<第三の実施形態>
次に、本発明の第三の実施形態にかかるバッテリパックについて図9〜図12を参酌しつつ説明する。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。この第三の実施形態にかかるバッテリパックは、上記第二の実施形態とロック機構が異なるものである。即ち、ロック切り替え操作部50が上記第二の実施形態では左右にスライドする構成であったが、この第三の実施形態では上記第一の実施形態と同様のダイヤル式であり、ロック位置とロック解除位置との間の所定角度範囲を回動する構成である。図9及び図10はロック状態を示しており、そのロック状態からロック切り替え操作部50を反時計回りに90度回転させるとロック機構はロック解除状態に切り替わる。図11(a)がロック解除状態であって、操作部6を上側の第一の位置から下側の第二の位置まで下降操作して爪部材3を下降させることにより、図11(b)のように係合爪部5をケース内に没入できる。
図12にロック機構の動作を模式図で示している。図12(a)がロック状態であり、図12(b)がロック解除状態である。ロック切り替え操作部50の前側には、ロック切り替え操作部50の回転中心である軸部52からストッパー部11が径方向に延びている。図12(a)のようにストッパー部11が垂直上方を向いた起立姿勢になると、ストッパー部11の先端部が爪部材3の下端部に当接するので、爪部材3は下降できない。ストッパー部11はロック切り替え操作部50の径方向に長い形状であるため、図12(b)のようにストッパー部11が左側に90度回転して左側に水平に寝た状態になると、ストッパー部11の側縁部は爪部材3の下端部から下方に所定距離離間した状態になり、図12(c)のように爪部材3をストッパー部11の側縁部に当接するまで下降させることができる。図10は図12(a)に対応し、図11(a)は図12(b)に対応し、図11(b)は図12(c)に対応している。このようにストッパー部11が起立姿勢から水平横向きに寝た姿勢まで90度の範囲で回動し、起立姿勢ではロック状態となり、水平に寝た姿勢ではロック解除状態となる。尚、この実施形態では、爪部材3の下端部に切欠部10を設ける必要がない。
<第四の実施形態>
次に、本発明の第四の実施形態にかかるバッテリパックについて図13〜図16を参酌しつつ説明する。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。この第四の実施形態にかかるバッテリパックは、爪部材3とは別体構成の操作部材20を備えたものである。即ち、バッテリパックは、係合爪部5を有する爪部材3と、該爪部材3を移動させるための操作部材20と、爪部材3に所定方向の付勢力を付与するための付勢手段としてのコイルバネ21を備えている。尚、図16においてコイルバネは図示を省略している。また、図13において符号23は、バッテリパックの左右一対のスライドレールであり、このように外側を向いて形成されている。
爪部材3は、ケースに内蔵されると共にケースに対して左右方向の軸線回りに上下に揺動可能である。爪部材3は、揺動動作の中心軸となる支軸部30と、該支軸部30から前側に延びる前片部31と、支軸部30から後側に延びる後片部32とを備えている。尚、前片部31と後片部32は前後に180度対向しているのではなく、90度以上180度未満の所定角度で互いに屈曲した関係にある。支軸部30と前片部31と後片部32は一つの部材として一体的に形成されており、例えば合成樹脂から射出成形により一体的に形成される。支軸部30は、バッテリホルダ24に突設された支柱26に回転可能に支持されていて、従って、爪部材3は、左右方向の軸線回りに上下に回動する。
前片部31の先端部の上面に係合爪部5が形成されている。爪部材3が支軸部30を中心として上下に揺動することに伴って、係合爪部5は支軸部30を支点として上下に揺動し、ケースの開口部8から上方に突出した係合位置と、ケース内に没入した離脱位置(係合解除位置)との間を上下に移動できる。係合爪部5が開口部8から上方に突出すると図示しない電動工具の爪係合部に係合可能な状態となり、係合爪部5が開口部8からケース内に没入すると電動工具の爪係合部から離脱した状態となる。後片部32とケースとの間にコイルバネ21が介装されていて、コイルバネ21が後片部32を前側且つ下側に押圧付勢し、その付勢力によって爪部材3は係合爪部5が上昇する方向に付勢されている。
操作部材20は、ケースに対して前後方向にスライド可能に構成されていて、前側の第一の位置と後側の第二の位置との間を直線的に移動できる。操作部材20は、ケースにスライド可能に支持されて前側所定位置から後側所定位置までの区間を直線的に前後往復動可能である。図13及び図14は、操作部材20が前側所定位置に位置する通常状態である。図15及び図16のように操作部材20が後側所定位置(第二の位置)に位置すると、係合爪部5が下降してバッテリパックを電動工具から取り外すことができる。
操作部材20は、左右一対の操作部6と、左右両操作部6同士を左右方向に連結一体化する連結部25とを備えている。操作部材20は、合成樹脂から射出成形により形成され、一つの部材からなり、左右両操作部6と連結部25は一体的に形成されたものである。左右両操作部6は、それぞれバッテリパックの側面に位置していて、互いに対称形状であって且つ、前後方向の同じ位置に左右方向に対向するように配置されている。左右の操作部6がケースの外側に露出している一方、連結部25はケースの内側に収容された状態にある。操作部6は、バッテリパックの側面の後側領域を構成している。即ち、バッテリパックの側面は前後二つの領域に分割されていて、ケースがバッテリパックの側面の前側領域を構成し、操作部6がバッテリパックの側面の後側領域を構成している。操作部6は、図13に示す状態から後側にスライドして図15のような状態となる。尚、バッテリパックの側面の後側領域はバッテリパックの側面の前側領域よりも小さい。
左右の操作部6の内側にはバッテリ26が位置しているので、連結部25は、内部のバッテリ26の上側を通って左右の操作部6同士を左右方向に連結している。尚、支柱26は連結部25を上下に貫通している。コイルバネ21が爪部材3の後片部32を付勢していることから、操作部材20(連結部25)は後片部32を介してコイルバネ21によって間接的に前側に付勢されている。
ロック機構は上記第二の実施形態と同様にロック切り替え操作部50が左右にスライドする構成である。ロック切り替え操作部50は左側のロック位置から右側のロック解除位置までスライド可能である。ロック切り替え操作部50が図13のように右側のロック解除位置になるとロック機構はロック解除状態となる。図14はロック解除状態の断面図であり、ロック切り替え操作部50の前側に一体的に形成されたストッパー部11は爪部材3の後片部32に対してその右側に位置ずれした状態にあって後片部32と対向関係にはなく互いに干渉しない位置関係にある。尚、後片部32に切欠部を設けてストッパー部11と干渉しないようにしてもよい。ロック解除状態では、図15のように操作部6を後側にスライドさせることができる。操作部6が後側にスライドすると、図16のように連結部25もそれに伴って操作部6と一体となって後側にスライドして後片部32をコイルバネ21の付勢力に抗して上側に回動させ、係合爪部5が下降する。一方、図示しないが、ロック切り替え操作部50を左側にスライドさせてロック位置とするとロック機構はロック状態となり、ストッパー部11が後片部32の後側且つ上側に対向して位置し、後片部32の上側への回動がストッパー部11によって規制される。後片部32が上側に回動できないため、連結部25は後片部32に当たって後側へ移動できず、操作部6を後側にスライド操作することができない。従って、係合爪部5は上方に突出した係合位置を維持し、バッテリパックの電動工具からの脱落が防止される。
<第五の実施形態>
次に、本発明の第五の実施形態にかかるバッテリパックについて図17及び図18を参酌しつつ説明する。尚、上記実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。この第五の実施形態にかかるバッテリパックは、上記第四の実施形態とロック機構が異なるものであり、上記第四の実施形態ではロック切り替え操作部50が左右にスライドする構成であったが、この第五の実施形態では上記第三の実施形態と同様のダイヤル式であり、ロック位置とロック解除位置との間の所定角度範囲を回動する構成である。図17及び図18の状態はロック切り替え操作部50がロック解除位置にあってロック機構はロック解除状態にあり、径方向に延びるストッパー部11は下向きである。このロック解除位置からロック切り替え操作部50を後側から見て時計回りに90度回転させてロック位置にすると、ストッパー部11が左側を向いた状態となって後片部32の後方且つ上方に対向して位置し、後片部32の上側への回動がストッパー部11により規制される。即ち、ロック機構はロック状態となり、係合爪部5は上方に突出した係合位置に維持される。
<その他の実施形態>
上記第四及び第五の実施形態では爪部材3にロック機構が作用して爪部材3の回動を阻止することで間接的に操作部材20の後側の第二の位置への移動を阻止していたが、爪部材3ではなく操作部材20の移動を直接阻止するようにしてもよい。即ち、操作部材20の後側への移動自体を規制するようにしてもよい。例えば、連結部25の後側への移動をストッパー部11等で規制することで操作部材20の後側への移動を規制できる。この場合、操作部材20が後側に移動できない状態であっても爪部材3はコイルバネ21の付勢力に抗して回動できる。そのため、ロック機構がロック状態であってもバッテリパックを電動工具にスライド装着できる。このように、操作部6が爪部材3とは別部材の構成の場合には、ロック機構は、爪部材3に作用する結果として操作部6の移動を許容、阻止する構成であってもよいし、操作部6を有する操作部材20に作用してその移動を許容、阻止する構成であってもよい。
また、ロック機構は、爪部材3を付勢しているコイルバネ21を収縮しないように規制する構成であってもよい。
1 上ケース
2 下ケース
3 爪部材
4 支軸
5 係合爪部
6 操作部
7 捻りバネ(付勢手段)
8 開口部
9 バッテリ
10 切欠部
11 ストッパー部
20 操作部材
21 コイルバネ(付勢手段)
22 パック側端子
23 スライドレール
24 バッテリホルダ
25 連結部
26 支柱
30 支軸部
31 前片部
32 後片部
50 ロック切り替え操作部
50a 突条
51 規制部材
51a 内側の端部
51b 外側の端部
52 軸部
53 円板部
54 クランクピン
101 スライドレール
102 爪係合部

Claims (2)

  1. 電動工具等の電動機械に着脱自在に取り付けられるバッテリパックであって、
    電動機械の爪係合部に係合離脱する係合爪部と、
    該係合爪部を離脱側に移動させるために第一の位置から第二の位置まで移動させられる操作部と、
    該操作部の第二の位置側への移動を阻止するロック状態と、操作部の第二の位置側への移動を許容するロック解除状態とを切り替え可能なロック機構と、を備えていることを特徴とするバッテリパック。
  2. 電動機械への取り付け方向を前側とし、電動機械からの取り外し方向を後側としたとき、ロック機構は、ロック状態とロック解除状態とに切り替え操作するためのロック切り替え操作部をバッテリパックの後面に備えている請求項1記載のバッテリパック。
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