JP5127363B2 - 収納具用ロック機構 - Google Patents
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Description
前記収納具用ロック機構は、前記収納具に取り付けたロック本体と、什器本体に設けられて前記ロック本体とロック係合可能な係合部と、で構成され、収納具閉鎖時には、前記ロック本体はすべて収納具内に収容され、収納具開放時には、前記ロック本体が前記係合部との係合を解除操作可能な位置まで収納具が部分的に開放可能であり、かつ前記収納具の開放状態において、ロック本体を係合部に対して係合し得る位置か、或いは係合不能な位置かを予め選択することができるようになっており、
前記ロック本体が前記係合し得る位置にあるときに、該ロック本体が前記係合部に係合する係合位置と、該ロック本体が前記係合部から退避する退避位置との間で、該ロック本体が揺動し得る揺動手段が設けられているとともに、前記ロック本体には、前記係合不能な位置に前記ロック本体を維持する維持手段が設けられており、前記ロック本体は、前記収納具に固定された基部と、前記収納具の開放状態において、前記係合し得る位置および前記係合不能な位置との間で前記基部に対して揺動自在に支持されて前記係合部と係合可能となっているロックアームと、で構成されるとともに、前記維持手段は、前記ロックアームに設けられた維持嵌合部と、前記基部に設けられて前記維持嵌合部と嵌合される被嵌合部と、で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納具閉鎖時には、係合部との係合を解除できる操作部も含めてロック本体が収納具内に収容されるので、子供が不用意にロックを解除してしまう虞がなくなり、ロック解除時には、収納具を部分的に開放してロック本体を係合部から退避させるだけでよいので、ロック解除操作を容易に行うことができる。しかも収納具の開放状態において、ロック本体を係合不能な位置に予め選択しておけば、頻繁に収納具を開閉して使用するときも、ロックされることながないので開閉の度にロック解除をする煩わしさがない。また、ロック本体が係合し得る位置にあるときのみ、揺動手段が退避位置と係合位置との間で揺動させるようにしてあるので、収納具の開閉に応じてロック本体を適宜な位置に移動させることができる。更に、バネ等の付勢手段を用いずにロック本体を揺動のみで移動させるので、収納具の開閉操作をし易くすることができる。更に維持手段によってロック本体が係合不能な位置に維持されるため、収納具の開閉時に、ロック本体が係合不能な位置から係合し得る位置まで揺動する虞がなくなり、ロック本体を係合不能な位置に設定したにもかかわらず、ロック本体が誤って係合部に係合してしまうことを防止できる。更にまた嵌合されるようにロックアームの維持嵌合部と、基部の被嵌合部とを形成するだけで、係合不能な位置にロック本体を維持する維持手段を容易に構成できる。
この特徴によれば、遊嵌されるようにロックアームの揺動嵌合部と、基部の被嵌合部とを形成するだけで、ロックアームを係合位置と退避位置との間で揺動させる揺動手段を容易に構成できる。特に、維持手段を構成する基部の被嵌合部を揺動手段と兼用させることで、基部の加工部位を省略でき、ロック本体の製造を容易に行うことができる。
この特徴によれば、係合し得る位置と係合不能な位置とでロックアームを切り換える際に、被嵌合部の弾性の弾性力を調整しておくことで、ロックアームに加わる抗力を最小限度に構成でき、ロックアームを係合し得る位置か、或いは係合不能な位置かを選択する操作をし易くすることができる。
前記什器内には、前記係合し得る位置にあるロック本体を前記係合位置に向けて揺動させる案内板が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ロック本体が係合し得る位置にあれば、ロック本体が係合位置まで案内板により案内され、ロック本体が係合部に対して確実に係合されるようになる。
前記収納具閉鎖時には、前記係合し得る位置にあるロック本体が、前記係合部に当接することで揺動され、該係合部を乗り越えることを特徴としている。
この特徴によれば、収納具閉鎖時にロック本体が係合部に当接されても、ロック本体が係合部を乗り越えて係合部から退避する退避位置まで揺動され、ロック本体が揺動手段により係合部に係合する係合位置まで戻るようになり、什器内の限られた空間内で収納具閉鎖をスムーズに行うことができる。
10 前板(収納具)
18 ロックピン(係合部)
19 制御板(案内板)
20 ロック本体
21 基部
21c 凸部(被嵌合部)
22 ロックアーム
22d 凹部(揺動嵌合部)
22e 凹部(維持嵌合部)
23 ロック機構(収納具用ロック機構)
Claims (5)
- 什器に備えられた開閉自在の収納具に用いる収納具用ロック機構であって、
前記収納具用ロック機構は、前記収納具に取り付けたロック本体と、什器本体に設けられて前記ロック本体とロック係合可能な係合部と、で構成され、収納具閉鎖時には、前記ロック本体はすべて収納具内に収容され、収納具開放時には、前記ロック本体が前記係合部との係合を解除操作可能な位置まで収納具が部分的に開放可能であり、かつ前記収納具の開放状態において、ロック本体を係合部に対して係合し得る位置か、或いは係合不能な位置かを予め選択することができるようになっており、
前記ロック本体が前記係合し得る位置にあるときに、該ロック本体が前記係合部に係合する係合位置と、該ロック本体が前記係合部から退避する退避位置との間で、該ロック本体が揺動し得る揺動手段が設けられているとともに、前記ロック本体には、前記係合不能な位置に前記ロック本体を維持する維持手段が設けられており、前記ロック本体は、前記収納具に固定された基部と、前記収納具の開放状態において、前記係合し得る位置および前記係合不能な位置との間で前記基部に対して揺動自在に支持されて前記係合部と係合可能となっているロックアームと、で構成されるとともに、前記維持手段は、前記ロックアームに設けられた維持嵌合部と、前記基部に設けられて前記維持嵌合部と嵌合される被嵌合部と、で構成されていることを特徴とする収納具用ロック機構。 - 前記揺動手段は、前記ロックアームに設けられた揺動嵌合部と、前記基部に設けられて前記揺動嵌合部と遊嵌される被嵌合部と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納具用ロック機構。
- 前記被嵌合部が、前記揺動嵌合部に対して弾性を有して遊嵌していることを特徴とする請求項2に記載の収納具用ロック機構。
- 前記什器内には、前記係合し得る位置にあるロック本体を前記係合位置に向けて揺動させる案内板が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の収納具用ロック機構。
- 前記収納具閉鎖時には、前記係合し得る位置にあるロック本体が、前記係合部に当接することで揺動され、該係合部を乗り越えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の収納具用ロック機構。
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JP2007217986A JP5127363B2 (ja) | 2007-08-24 | 2007-08-24 | 収納具用ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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- 2007-08-24 JP JP2007217986A patent/JP5127363B2/ja active Active
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