JP4244155B2 - キャビネット等のロック装置 - Google Patents

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康彦 瀬戸
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Nifco Inc
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット等のロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばシステムキッチン等のキャビネットの扉には、閉じた状態を保持するために何らかの閉扉保持装置が必要である。このような閉扉保持装置として、永久磁石を用いたマグネットキャッチャが知られている。このマグネットキャッチャは、格別な開扉操作が無用であって簡単に開扉できる反面、幼児にも開けることができるので、幼児の手の届くところに利用することは不適当である。つまり、幼児の手の届くところにある扉には、幼児には簡単に開けることができないロック装置を設けることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、幼児が簡単に開けることができないようにロック装置を構成することは、幾分なりとも操作性の低下を伴うことは避けられない。これは幼児の居ない家庭の使用者に対しては煩雑感だけを与えることになりかねないので、必ずしも好ましいことではない。
【0004】
本発明は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、通常時の操作性を低下させずに幼児には開けることができなくなるように構成されたキャビネット等のロック装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明の請求項1においては、箱体(1)と、箱体に引き出し可能に収容される主収納体(2)と、主収納体の箱体より引き出される側の外端に設けられるとともに、外部側より開閉可能に設けられた蓋体(4)を有する副収納体(3)とを備えた物品収納体蓋体のロックに供されるロック装置(6)であって、副収納体の本体と蓋体とのどちらか一方に形成され、主収納体の引き出し方向と直交する所定の変位範囲をもって変位するストライカ(7)と、副収納体の本体と蓋体とのどちらか他方に形成され、ストライカ係合するフック(8)と、ストライカを少なくとも2つの変位位置で所定の係止力をもって係止するクリック手段(13)と、ストライカを変位させるための操作入力手段としてストライカに設けられたスイッチ板(11)とを備え、スイッチ板は、副収納体の一部を構成する上壁(5)であって、主収納体が箱体に収容された状態において、箱体内に収容される部分に設けられることを特徴とするものとした。
【0006】
このようにすれば、スイッチ板を回動操作あるいはスライド操作するだけで、スイッチ板と一体のストライカが、フックと係合するロック位置と、フックとの係合が解除されるフリー位置との間で移動し、副収納体の開口に設けられた蓋体のロック状態とロック解除状態とを簡単に設定することができる。そしてクリック手段によってロック位置とフリー位置との2位置で節度感が与えられる。また、主収容体を箱体に収容した状態ではロック装置を操作することができないので、幼児の悪戯を防止する所謂チャイルドロック機能を得ることができる。
【0009】
請求項においては、上記構成のロック装置を、別の閉扉保持力発生手段と併設されるものとした。これにより、ロック装置をフリー位置に設定しておけば、自在に扉を開閉操作することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に基づき構成されたキャビネット1の要部を示している。このキャビネット1は、引き出し式の主収納体2と、主収納体2の前面に設けられた副収納体3とを備えている。副収納体3は、前後に薄い箱状をなしており、その前面の開口には、ヒンジ結合した下端を中心に旋回動して開口を開閉する扉4が設けられている。
【0012】
扉4は、副収納体3の開口に対し、例えば公知のマグネットキャッチャ(図示せず)などで閉扉状態が保持されるようになっている。また図には明示されていないが、公知のガススプリングダンパなどを用いて開放速度が緩慢になるようにしても良い。
【0013】
主収納体2をキャビネット1内に押し込んだ際にキャビネット1内に完全に入り込む副収納体3の上壁5には、扉4を閉じた状態に保持するためのロック装置6が設けられている。このロック装置6は、図2に示すように、副収納体3の上壁5に埋め込まれたストライカ部7と、扉4の内面上縁部に固定されたフック部8とからなっている。
【0014】
ストライカ部7は、図3に併せて示すように、副収納体3の上壁5にねじ止めされたフランジ9と、フランジ9の中央に一体形成された角筒部10の内側にシーソー式に傾動自在に軸支されたスイッチ板11と、スイッチ板11の下面から垂設されたU字状部12と、スイッチ板11の傾動角度に応じて2つの位置で節度感を生じさせるためのクリック機構13とからなっている。
【0015】
スイッチ板11は、左右方向の中間部でへの字形に折り曲げられており、前後方向に延在する軸14をもって角筒部10に軸支されている。
【0016】
クリック機構13は、スイッチ板11の回動中心と同心の円弧状をなし、材料自体の弾性で変形可能なようにスイッチ板11と一体形成され、且つその遊端側の外面に半球状凸部15が突設された板ばね部16と、板ばね部16の半球状凸部15と係合可能に角筒部10の内面の2箇所に設けられた凹部17a・17bとからなり、これら凸部15と凹部17a・17bとの係合・離脱によってスイッチ板11の2つの回動位置(ロック位置/図3参照、フリー位置/図4参照)で節度感が生じるようになっている。
【0017】
フック部8は、扉4の内面上縁部にねじ止めされたフランジ18に一体形成されたレ字状部19を有している(図5)。このレ字状部19とU字状部12とが閉扉状態で互いに係合可能なように、ストライカ部7とフック部8とのそれぞれの位置が定められている。
【0018】
上述した通り、このロック装置6は、主収納体2をキャビネット1内に全て収容した状態では、キャビネット前面の鏡板20の下縁に対向する位置に設けられている(図2)。従って、主収納体2をキャビネット1内に収容した状態では、スイッチ板11に触れることができないので、予めスイッチ板11をロック位置(図3)にセットしておけば、U字状部12とレ字状部19とが互いに係合して扉4を開くことができなくなる。これにより、幼児が触れただけで副収容体3が開くことが防止される。
【0019】
副収納体3の扉4を開くには、副収納体3の上壁5と一体的に設けられた取っ手21を引いてキャビネット1から主収容体2を少し引き出してスイッチ板11を露出させ、スイッチ板11をフリー位置へ回動する(図4)。これにより、レ字状部19と干渉しない位置にU字状部12が退避するので、自由に扉4を開くことができるようになる。
【0020】
幼児が触れることに対処する必要がないならば、スイッチ板11をフリー位置にセットしておけば、例えばマグネットキャッチャ等の別に設けられた閉扉保持手段だけで閉扉保持が行われるようにすることができるので、主収容体2を引き出さずに副収容体3の扉4を自由に開けられるようにすることができる。
【0021】
スイッチ板11をロック位置にしたままで扉4を閉めたとしても、図5に示すように、レ字状部19の遊端には先細りとなるテーパ面が付してあるので、U字状部12にレ字状部19が当接するとテーパ面に沿ってU字状部12が逃げるので、閉扉操作に支障を生ずることはない。
【0022】
以上説明したロック装置6は、合成樹脂材だけ、つまり単一材で全てを形成することができるので、廃棄する際に分別する必要がない。また、上記実施例においては、スイッチ板11をシーソー式に揺動するものとしたが、これはフランジ9に対して例えば左右に摺動自在に構成し、これに連れてU字状部12が左右に移動するものとしても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明によれば、幼児の悪戯を防止するチャイルドロックとしての機能はもとより、一般的な扉等のロック装置としても有用であり、簡単な機構で操作性に優れたロック装置を安価に提供する上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたキャビネットの要部を一部切除して示す斜視図
【図2】本発明によるロック装置の取付部を示す縦断面図
【図3】ロック状態を示す図2中のIII−III線に沿う断面図
【図4】フリー状態を示す図2中のIII−III線に沿う断面図
【図5】閉扉途中のU字状部とレ字状部との関係を示す図2中のV−V線に沿う断面図
【符号の説明】
1 キャビネット
2 主収納体
3 副収納体
4 扉
5 副収納体の上壁
6 ロック装置
7 ストライカ部
8 フック部
9 フランジ
10 角筒部
11 スイッチ板
12 U字状部
13 クリック機構
14 軸
15 半球状凸部
16 板ばね部
17 凹部
18 フランジ
19 レ字状部
20 鏡板

Claims (2)

  1. 箱体と、前記箱体に引き出し可能に収容される主収納体と、前記主収納体の前記箱体より引き出される側の外端に設けられるとともに、外部側より開閉可能に設けられた蓋体を有する副収納体とを備えた物品収納体の前記蓋体のロックに供されるロック装置であって、
    前記副収納体の本体と前記蓋体とのどちらか一方に形成され、前記主収納体の引き出し方向と直交する所定の変位範囲をもって変位するストライカと、
    前記副収納体の本体と前記蓋体とのどちらか他方に形成され、前記ストライカ係合するフックと、
    前記ストライカを少なくとも2つの変位位置で所定の係止力をもって係止するクリック手段と、
    前記ストライカを変位させるための操作入力手段として前記ストライカに設けられたスイッチ板と
    を備え、
    前記スイッチ板は、前記副収納体の一部を構成する上壁であって、前記主収納体が前記箱体に収容された状態において、前記箱体内に収容される部分に設けられることを特徴とするロック装置。
  2. 当該ロック装置は、別の閉扉保持力発生手段と併設されることを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
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