JPH07122371B2 - 引出し等のラッチ機構 - Google Patents
引出し等のラッチ機構Info
- Publication number
- JPH07122371B2 JPH07122371B2 JP63196650A JP19665088A JPH07122371B2 JP H07122371 B2 JPH07122371 B2 JP H07122371B2 JP 63196650 A JP63196650 A JP 63196650A JP 19665088 A JP19665088 A JP 19665088A JP H07122371 B2 JPH07122371 B2 JP H07122371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- operating
- frame body
- lever
- latch mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、事務用家具・一般家具・間仕切り装置等に
作り付ける引出しや扉等に広く適用可能な引出し等のラ
ッチ機構に関する。
作り付ける引出しや扉等に広く適用可能な引出し等のラ
ッチ機構に関する。
従来技術 スチール製の事務用家具等には、引出しや扉等(以下、
単に、引出し等という)が作り付けられている。また、
室内空間を仕切るための間仕切り装置や、収納家具と呼
ばれる作り付けの収納スペース等についても同様であ
る。
単に、引出し等という)が作り付けられている。また、
室内空間を仕切るための間仕切り装置や、収納家具と呼
ばれる作り付けの収納スペース等についても同様であ
る。
従来の引出し等のラッチ機構として、引出し等の引手部
の内部にキャッチ部を引き外すための舌片を配設し、引
手部に手指を掛けて引き操作を加えるときに、同時に、
この舌片をも操作することができ、したがって、片手操
作により、キャッチ部の引外し動作と引出し等の引出し
動作とを一挙動によって実行し得るものが知られている
(たとえば実開昭61−115467号公報)。なお、このもの
の引手部は、引出し等の前面板の上端縁に装着する横長
の枠体からなり、枠体の前面は、全長に亘って開放され
ている。また、操作用の舌片は、枠体の長手方向の中央
部に配設されている。
の内部にキャッチ部を引き外すための舌片を配設し、引
手部に手指を掛けて引き操作を加えるときに、同時に、
この舌片をも操作することができ、したがって、片手操
作により、キャッチ部の引外し動作と引出し等の引出し
動作とを一挙動によって実行し得るものが知られている
(たとえば実開昭61−115467号公報)。なお、このもの
の引手部は、引出し等の前面板の上端縁に装着する横長
の枠体からなり、枠体の前面は、全長に亘って開放され
ている。また、操作用の舌片は、枠体の長手方向の中央
部に配設されている。
発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、引手部は、枠体の前面を
開放することにより、引出し等の前面から低く窪ませて
形成されており、操作用の舌片は、この引手部の内部に
取り付けられているので、引出し等の表面デザインが著
るしく制約され、固定されてしまうという欠点が避けら
れなかった。また、操作用の舌片は、全長に亘って前面
が開放されている枠体の長手方向の中央部において、枠
体の内部の奥まった位置に配設されているために、全体
外観が必ずしもよくない上、舌片を手探りして探す必要
があり、操作性に劣るという問題もあった。
開放することにより、引出し等の前面から低く窪ませて
形成されており、操作用の舌片は、この引手部の内部に
取り付けられているので、引出し等の表面デザインが著
るしく制約され、固定されてしまうという欠点が避けら
れなかった。また、操作用の舌片は、全長に亘って前面
が開放されている枠体の長手方向の中央部において、枠
体の内部の奥まった位置に配設されているために、全体
外観が必ずしもよくない上、舌片を手探りして探す必要
があり、操作性に劣るという問題もあった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の欠点に鑑
み、枠体の前面に操作窓を開口させ、操作用の舌片に相
当する操作レバーは、その操作部を操作窓に嵌め込むよ
うにして設けることによって、引出し等の表面デザイン
のウレキシビリティを向上させ、操作性を改善すること
ができる引出し等のラッチ機構を提供することにある。
み、枠体の前面に操作窓を開口させ、操作用の舌片に相
当する操作レバーは、その操作部を操作窓に嵌め込むよ
うにして設けることによって、引出し等の表面デザイン
のウレキシビリティを向上させ、操作性を改善すること
ができる引出し等のラッチ機構を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、引出し
等の前面板に装着し、前面の一部に操作窓を開口する横
長の枠体と、枠体の長手方向に組み込む回転軸と、操作
窓に適合する操作部を有し、操作部を操作窓に嵌め込む
ようにして回転軸に固定する操作レバーと、操作部が枠
体の前面と平行な待機姿勢となるように操作レバーを保
持するばね部材とを備え、回転軸は、操作窓の内側の直
近下方において枠体の前面側に配設するとともに、枠体
の後面に突出するラッチ用のフックを形成することをそ
の要旨とする。
等の前面板に装着し、前面の一部に操作窓を開口する横
長の枠体と、枠体の長手方向に組み込む回転軸と、操作
窓に適合する操作部を有し、操作部を操作窓に嵌め込む
ようにして回転軸に固定する操作レバーと、操作部が枠
体の前面と平行な待機姿勢となるように操作レバーを保
持するばね部材とを備え、回転軸は、操作窓の内側の直
近下方において枠体の前面側に配設するとともに、枠体
の後面に突出するラッチ用のフックを形成することをそ
の要旨とする。
なお、回転軸と平行に補助軸を配設し、操作レバーは、
回転軸に代えて、操作窓の内側の直近下方において枠体
の前面側に配設する補助軸に固定し、回転軸は、補助軸
を介し、操作レバーによって回転駆動することができ
る。
回転軸に代えて、操作窓の内側の直近下方において枠体
の前面側に配設する補助軸に固定し、回転軸は、補助軸
を介し、操作レバーによって回転駆動することができ
る。
また、操作部には、ネームプレートホルダを形成しても
よい。
よい。
作 用 かかる発明の構成によるときは、まず、引出し等を収納
してあるときの操作レバーは、その操作部が操作窓に嵌
め込まれており、ばね部材を介して枠体の前面と平行な
待機姿勢をとっているから、引出し等の前面には、何ら
格別な窪み部分や突出部分が形成されず、良好な外観と
なっている。
してあるときの操作レバーは、その操作部が操作窓に嵌
め込まれており、ばね部材を介して枠体の前面と平行な
待機姿勢をとっているから、引出し等の前面には、何ら
格別な窪み部分や突出部分が形成されず、良好な外観と
なっている。
引出し等を引き出すに際しては、手指の先端によって操
作レバーの操作部を内側に押し操作し、操作レバーを傾
斜させることにより、ラッチ用のフックを外すことがで
きる。このとき、手指は、その背側(爪がある側をい
う、以下同じ)によって操作部を押すことにより、押し
操作の完了と同時に手指の腹側(指紋がある側をいう、
以下同じ)を操作窓の上縁に掛けることができ、そのま
ま連続的に引き操作を加えることにより、引出し等を引
き出すことができる。また、押し操作に使用する手指
は、示指のみ、または、示指と中指とを含む1本ないし
3本程度とすることができるから、操作レバーの操作部
と、これを収納する操作窓とは、極く小さいものでよ
い。
作レバーの操作部を内側に押し操作し、操作レバーを傾
斜させることにより、ラッチ用のフックを外すことがで
きる。このとき、手指は、その背側(爪がある側をい
う、以下同じ)によって操作部を押すことにより、押し
操作の完了と同時に手指の腹側(指紋がある側をいう、
以下同じ)を操作窓の上縁に掛けることができ、そのま
ま連続的に引き操作を加えることにより、引出し等を引
き出すことができる。また、押し操作に使用する手指
は、示指のみ、または、示指と中指とを含む1本ないし
3本程度とすることができるから、操作レバーの操作部
と、これを収納する操作窓とは、極く小さいものでよ
い。
なお、回転軸は、操作レバーの操作部を押し操作して操
作レバーを傾斜させるとき、操作レバーの回転中心とな
る。一方、この回転軸は、操作窓の内側の真近下方にお
いて枠体の前面側に配設されているから、操作レバーの
操作部は、それを押し操作するとき、上端の軌跡が大き
く上向くことがなく、したがって、手指の背側によって
操作部の上端を押し操作する場合であっても、手指の爪
の先端が操作部の上端から外れてしまうようなおそれが
なく、操作部を押し操作した後、手指の腹側を操作窓の
上縁に円滑に掛けることができる。また、引出し等を引
き出した後、手指を操作窓から抜去するに際しても、手
指が操作窓の上縁に深く掛かり過ぎたり、それによって
手指が引き抜き難くなったりするおそれがない。すなわ
ち、回転軸は、その配設位置を適切に定めることによ
り、全体の操作性を極めて円滑にすることができる。
作レバーを傾斜させるとき、操作レバーの回転中心とな
る。一方、この回転軸は、操作窓の内側の真近下方にお
いて枠体の前面側に配設されているから、操作レバーの
操作部は、それを押し操作するとき、上端の軌跡が大き
く上向くことがなく、したがって、手指の背側によって
操作部の上端を押し操作する場合であっても、手指の爪
の先端が操作部の上端から外れてしまうようなおそれが
なく、操作部を押し操作した後、手指の腹側を操作窓の
上縁に円滑に掛けることができる。また、引出し等を引
き出した後、手指を操作窓から抜去するに際しても、手
指が操作窓の上縁に深く掛かり過ぎたり、それによって
手指が引き抜き難くなったりするおそれがない。すなわ
ち、回転軸は、その配設位置を適切に定めることによ
り、全体の操作性を極めて円滑にすることができる。
回転軸と平行に補助軸を配設するときは、操作レバーを
固定する補助軸は、ラッチ用のフックを形成する回転軸
と別体であるから、前者の配設位置を適切にして操作性
を向上させ、後者の強度を大きくして引出し等のロック
強度を容易に大きくすることができる。
固定する補助軸は、ラッチ用のフックを形成する回転軸
と別体であるから、前者の配設位置を適切にして操作性
を向上させ、後者の強度を大きくして引出し等のロック
強度を容易に大きくすることができる。
操作レバーの操作部にネームプレートホルダを形成すれ
ば、他に独立のネームプレートホルダを作る必要がない
から、一層すっきりとした表面デザインを得ることがで
きる。
ば、他に独立のネームプレートホルダを作る必要がない
から、一層すっきりとした表面デザインを得ることがで
きる。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
引出し等のラッチ機構は、操作レバー11と、回転軸12
と、これを組み付ける横長の枠体Fとを備えてなる(第
1図)。なお、枠体Fの後方には、ラッチ用の固定ピン
13が配設されている。
と、これを組み付ける横長の枠体Fとを備えてなる(第
1図)。なお、枠体Fの後方には、ラッチ用の固定ピン
13が配設されている。
操作レバー11は、横長の長方形の操作部11aの裏面側に
サポート部11b、11b…を立設してなり、回転軸12は、サ
ポート部11b、11b…の下端部を貫通して、操作レバー11
と一体に組み立てられている。
サポート部11b、11b…を立設してなり、回転軸12は、サ
ポート部11b、11b…の下端部を貫通して、操作レバー11
と一体に組み立てられている。
操作レバー11は、枠体Fの前面の一部に開口する操作窓
F1に操作部11aを嵌め込むようにして組み付けられてい
る(第1図、第2図)。すなわち、回転軸12の両端部
は、枠体Fの内部に立設する一対の支持板F2、F2を介
し、枠体Fの長手方向に、回転自在に組み込まれてい
る。なお、回転軸12は、操作窓F1の内側の真近下方にお
いて、枠体Fの前面側に寄せて配設されている。また、
回転軸12の中央部には、ばね部材14が装着されており、
操作レバー11は、ばね部材14により、操作部11aが枠体
Fの前面と平行な待機姿勢に保持されているものとす
る。
F1に操作部11aを嵌め込むようにして組み付けられてい
る(第1図、第2図)。すなわち、回転軸12の両端部
は、枠体Fの内部に立設する一対の支持板F2、F2を介
し、枠体Fの長手方向に、回転自在に組み込まれてい
る。なお、回転軸12は、操作窓F1の内側の真近下方にお
いて、枠体Fの前面側に寄せて配設されている。また、
回転軸12の中央部には、ばね部材14が装着されており、
操作レバー11は、ばね部材14により、操作部11aが枠体
Fの前面と平行な待機姿勢に保持されているものとす
る。
回転軸12の一端部は、直角に屈曲して枠体Fの後面に突
出し、その先端部には、非対称の山形のラッチ用のフッ
ク12aが形成されている。また、固定ピン13は、操作レ
バー11が待機姿勢にあるとき、フック12aの後背部分が
係合可能な位置に配設されているものとする。
出し、その先端部には、非対称の山形のラッチ用のフッ
ク12aが形成されている。また、固定ピン13は、操作レ
バー11が待機姿勢にあるとき、フック12aの後背部分が
係合可能な位置に配設されているものとする。
かかる構成の引出し等のラッチ機構は、枠体Fととも
に、たとえばファイルキャビネットBの引出しDに組み
付けることにより、引出しDのラッチ機構を形成するこ
とができる(第3図)。すなわち、ここでは、枠体F
は、引出しDの前面板D1の上端縁に装着するものとし、
したがって、固定ピン13は、ファイルキャビネットBの
一方の側板B1の内面の所定位置に立設するものとする。
に、たとえばファイルキャビネットBの引出しDに組み
付けることにより、引出しDのラッチ機構を形成するこ
とができる(第3図)。すなわち、ここでは、枠体F
は、引出しDの前面板D1の上端縁に装着するものとし、
したがって、固定ピン13は、ファイルキャビネットBの
一方の側板B1の内面の所定位置に立設するものとする。
いま、引出しDをファイルキャビネットBに収納すると
きは(第4図の矢印K方向)、回転軸12のフック12aの
先端側が固定ピン13によって下方に押し下げられるから
(同図の矢印K1方向)、操作レバー11の操作部11aは、
ばね部材14に抗して内側に傾斜する(同図の矢印K2方
向)。そこで、さらに引出しDを押し込むと、固定ピン
13は、フック12aの頂部を乗り越えることができるから
(第2図)、このとき、操作レバー11は、ばね部材14に
よって元の待機姿勢に復帰し(同図の矢印K3方向)、し
たがって、操作レバー11、回転軸12、固定ピン13からな
るキャッチ部は、自動ロック状態となり、引出しDをフ
ァイルキャビネットB内に安全に収納して保持すること
ができる。
きは(第4図の矢印K方向)、回転軸12のフック12aの
先端側が固定ピン13によって下方に押し下げられるから
(同図の矢印K1方向)、操作レバー11の操作部11aは、
ばね部材14に抗して内側に傾斜する(同図の矢印K2方
向)。そこで、さらに引出しDを押し込むと、固定ピン
13は、フック12aの頂部を乗り越えることができるから
(第2図)、このとき、操作レバー11は、ばね部材14に
よって元の待機姿勢に復帰し(同図の矢印K3方向)、し
たがって、操作レバー11、回転軸12、固定ピン13からな
るキャッチ部は、自動ロック状態となり、引出しDをフ
ァイルキャビネットB内に安全に収納して保持すること
ができる。
引出しDを引き出すに際しては、まず、手指Hを操作窓
F1に挿入し、待機姿勢にある操作レバー11の操作部11a
の上方部分を押し操作することにより、操作部11aを内
側に押し込んで操作レバー11を傾斜させる(第5図)。
これにより、回転軸12のフック12aは、同図の矢印K4方
向に下降して固定ピン13との係合が外れ、キャッチ部を
アンロックすることができる。なお、操作レバー11を押
し操作するときの手指Hは、その背側を用いるようにす
れば、手指Hの腹側は、操作レバー11を押し込むと同時
に操作窓F1の上縁F1aに掛けることができ、そのまま枠
体Fを手前側に引くことにより、引出しDを外に引き出
すことができる。ただし、操作レバー11を押し操作する
際の手指Hは、示指の1本のみ、または、示指と中指と
を含む2ないし3本程度の指を使用するのが便利であ
る。
F1に挿入し、待機姿勢にある操作レバー11の操作部11a
の上方部分を押し操作することにより、操作部11aを内
側に押し込んで操作レバー11を傾斜させる(第5図)。
これにより、回転軸12のフック12aは、同図の矢印K4方
向に下降して固定ピン13との係合が外れ、キャッチ部を
アンロックすることができる。なお、操作レバー11を押
し操作するときの手指Hは、その背側を用いるようにす
れば、手指Hの腹側は、操作レバー11を押し込むと同時
に操作窓F1の上縁F1aに掛けることができ、そのまま枠
体Fを手前側に引くことにより、引出しDを外に引き出
すことができる。ただし、操作レバー11を押し操作する
際の手指Hは、示指の1本のみ、または、示指と中指と
を含む2ないし3本程度の指を使用するのが便利であ
る。
他の実施例 回転軸12と平行に、操作レバー11を回転自在に支持する
補助軸15を設けることができる(第6図)。補助軸15
は、一方のみを図示する一対の補助支持板F3、F3を介し
て回転自在に支持するとともに、ばね部材14は、回転軸
12の中央部分に形成するクランク部12bに装着されてい
る。
補助軸15を設けることができる(第6図)。補助軸15
は、一方のみを図示する一対の補助支持板F3、F3を介し
て回転自在に支持するとともに、ばね部材14は、回転軸
12の中央部分に形成するクランク部12bに装着されてい
る。
手指Hの背側を使用して操作レバー11の操作部11aを押
し操作すると(第7図)、サポート部11bの後端面がク
ランク部12bに当接することにより、ばね部材14を押し
つぶすようにして回転軸12を回転させることができるか
ら(同図の矢印K5方向)、これにより、キャッチ部をア
ンロックすることができる。ばね部材14に加えらえる歪
み量が小さくて済むから、ねじりばね形式のばね部材14
の設計が容易であり、その耐久性を高くとることができ
るとともに、補助軸15と別体の回転軸12は、必要によ
り、その強度を容易に大きくすることが可能である。
し操作すると(第7図)、サポート部11bの後端面がク
ランク部12bに当接することにより、ばね部材14を押し
つぶすようにして回転軸12を回転させることができるか
ら(同図の矢印K5方向)、これにより、キャッチ部をア
ンロックすることができる。ばね部材14に加えらえる歪
み量が小さくて済むから、ねじりばね形式のばね部材14
の設計が容易であり、その耐久性を高くとることができ
るとともに、補助軸15と別体の回転軸12は、必要によ
り、その強度を容易に大きくすることが可能である。
以上の説明において、操作レバー11の操作部11aと、こ
れを収納する枠体Fの操作窓F1との大きさは、押し操作
時に使用する手指Hの本数に応じ、その1本分以上の任
意のものにすることができる。また、手指Hを掛ける側
の操作窓F1の上縁F1aは、その裏面側部分を滑らかに丸
め(第5図)、または、適当な断面形状の指掛け用の突
条を形成しておくのがよい。
れを収納する枠体Fの操作窓F1との大きさは、押し操作
時に使用する手指Hの本数に応じ、その1本分以上の任
意のものにすることができる。また、手指Hを掛ける側
の操作窓F1の上縁F1aは、その裏面側部分を滑らかに丸
め(第5図)、または、適当な断面形状の指掛け用の突
条を形成しておくのがよい。
また、操作レバー11は、その操作部11aの表面にネーム
プレートホルダを付設してもよい。操作部11aは、待機
姿勢において枠体Fの前面と平行になっており、しか
も、枠体Fの操作窓F1を介して全体が目視可能であるか
ら、引出し等の内容物を表示するネームプレートホルダ
を形成すると、その全体を容易に確認することができる
のみならず、操作レバー11自体の表示、または、手指H
による押し操作を加えるべき位置の表示等としても有効
に使用することができる。
プレートホルダを付設してもよい。操作部11aは、待機
姿勢において枠体Fの前面と平行になっており、しか
も、枠体Fの操作窓F1を介して全体が目視可能であるか
ら、引出し等の内容物を表示するネームプレートホルダ
を形成すると、その全体を容易に確認することができる
のみならず、操作レバー11自体の表示、または、手指H
による押し操作を加えるべき位置の表示等としても有効
に使用することができる。
なお、この発明は、ファイルキャビネットBの引出しD
に対してのみならず、事務用家具や間仕切り装置の他、
収納家具等の収納スペース等の引出しや扉等に対し、広
く適用することができる。
に対してのみならず、事務用家具や間仕切り装置の他、
収納家具等の収納スペース等の引出しや扉等に対し、広
く適用することができる。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、前面の一部に
操作窓を開口する枠体と、枠体に組み込む回転軸と、操
作部を操作窓に嵌め込むようにして回転軸に固定する操
作レバーと、操作レバーを待機姿勢に保持するばね部材
とを設けることによって、操作レバーの操作部は、その
待機姿勢において枠体の操作窓を閉じることができる
上、その大きさは、操作窓とともに1本以上の手指によ
る操作ができれば足り、極めて小さくすることができる
ので、引出し等の表面デザインは、大きな引手部を設け
る従来のものに比し、格段にすっきりと仕上げることが
でき、そのフレキシビリティを大幅に拡大することがで
きるという優れた効果がある。
操作窓を開口する枠体と、枠体に組み込む回転軸と、操
作部を操作窓に嵌め込むようにして回転軸に固定する操
作レバーと、操作レバーを待機姿勢に保持するばね部材
とを設けることによって、操作レバーの操作部は、その
待機姿勢において枠体の操作窓を閉じることができる
上、その大きさは、操作窓とともに1本以上の手指によ
る操作ができれば足り、極めて小さくすることができる
ので、引出し等の表面デザインは、大きな引手部を設け
る従来のものに比し、格段にすっきりと仕上げることが
でき、そのフレキシビリティを大幅に拡大することがで
きるという優れた効果がある。
加うるに、操作レバーの操作部は、大きな引手部の一部
において奥まって位置するのではなく、操作窓に嵌め込
むようにして位置するから、操作部を手探りで探す必要
がなく、操作性に優れている上、一見して引出し等のラ
ッチ機構の一部を形成するものと判断できないようにす
ることも容易であるから、幼児等が不用意に引出し等を
引き出したりすることがなく、幼児等による事故を未然
に防止することができるという実用的な効果もある。
において奥まって位置するのではなく、操作窓に嵌め込
むようにして位置するから、操作部を手探りで探す必要
がなく、操作性に優れている上、一見して引出し等のラ
ッチ機構の一部を形成するものと判断できないようにす
ることも容易であるから、幼児等が不用意に引出し等を
引き出したりすることがなく、幼児等による事故を未然
に防止することができるという実用的な効果もある。
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は全体組立
斜視説明図、第2図は第1図のX−X線矢視拡大断面
図、第3図は適用例を示す概略図、第4図と第5図は動
作状態を示す第2図相当図である。 第6図と第7図は他の実施例を示し、第7図は要部斜視
図、第7図は第5図相当図である。 D……引出し D1……前面板 F……枠体 F1……操作窓 11……操作レバー 11a……操作部 12……回転軸 12a……フック 14……ばね部材 15……補助軸
斜視説明図、第2図は第1図のX−X線矢視拡大断面
図、第3図は適用例を示す概略図、第4図と第5図は動
作状態を示す第2図相当図である。 第6図と第7図は他の実施例を示し、第7図は要部斜視
図、第7図は第5図相当図である。 D……引出し D1……前面板 F……枠体 F1……操作窓 11……操作レバー 11a……操作部 12……回転軸 12a……フック 14……ばね部材 15……補助軸
Claims (3)
- 【請求項1】引出し等の前面板に装着し、前面の一部に
操作窓を開口する横長の枠体と、該枠体の長手方向に組
み込む回転軸と、前記操作窓に適合する操作部を有し、
該操作部を前記操作窓に嵌め込むようにして前記回転軸
に固定する操作レバーと、前記操作部が前記枠体の前面
と平行な待機姿勢となるように前記操作レバーを保持す
るばね部材とを備え、前記回転軸は、前記操作窓の内側
の直近下方において前記枠体の前面側に配設するととも
に、前記枠体の後面に突出するラッチ用のフックを形成
することを特徴とする引出し等のラッチ機構。 - 【請求項2】前記回転軸と平行に補助軸を配設し、前記
操作レバーは、前記回転軸に代えて、前記操作窓の内側
の直近下方において前記枠体の前面側に配設する前記補
助軸に固定し、前記回転軸は、前記補助軸を介し、前記
操作レバーによって回転駆動することを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の引出し等のラッチ機構。 - 【請求項3】前記操作部には、ネームプレートホルダを
付設することを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載の引出し等のラッチ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63196650A JPH07122371B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 引出し等のラッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63196650A JPH07122371B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 引出し等のラッチ機構 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6106413A Division JP2587384B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 扉等のラッチ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0247489A JPH0247489A (ja) | 1990-02-16 |
JPH07122371B2 true JPH07122371B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16361307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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