JP2012240127A - グラインダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ロック部材の突出をなくして良好な操作性を維持すると共に、保護カバーの装着時の信頼性も確保する。
【解決手段】グラインダ1は、ベアリングボックス4に、ホイールカバー13の筒状部15を抜け止め及び回り止めするロック機構を備え、ロック機構は、ベアリングボックス4に外装されて前側内縁に係止爪36を突設した筒状部15より大径のリング状で、係止爪36がベアリングボックス4から前方へ離れてベアリングボックス4への筒状部15の着脱を可能とする前方のロック解除位置と、係止爪36がベアリングボックス4に外装された筒状部15を貫通してベアリングボックス4の外周に係止し、前方部が平面視でギヤハウジング3内に収まる後方のロック位置との間をスライド可能なロック部材22と、ロック部材22をロック位置へ付勢するトーションスプリング25とを含んでなる。
【選択図】図5
【解決手段】グラインダ1は、ベアリングボックス4に、ホイールカバー13の筒状部15を抜け止め及び回り止めするロック機構を備え、ロック機構は、ベアリングボックス4に外装されて前側内縁に係止爪36を突設した筒状部15より大径のリング状で、係止爪36がベアリングボックス4から前方へ離れてベアリングボックス4への筒状部15の着脱を可能とする前方のロック解除位置と、係止爪36がベアリングボックス4に外装された筒状部15を貫通してベアリングボックス4の外周に係止し、前方部が平面視でギヤハウジング3内に収まる後方のロック位置との間をスライド可能なロック部材22と、ロック部材22をロック位置へ付勢するトーションスプリング25とを含んでなる。
【選択図】図5
Description
本発明は、ハウジングから下方へ突出させたスピンドルに、円盤状工具を装着すると共に、ハウジングに、円盤状工具を上方から覆う保護カバーを備えたグラインダに関する。
グラインダは、ハウジングから下方へ突出させたスピンドルに、研削砥石やダイヤモンドホイール等の円盤状工具を装着すると共に、ハウジングに、スピンドルに装着された円盤状工具を上方から覆う保護カバーを備えている。
この保護カバーは、作業に応じた角度調整等を可能とするために、抜け止め及び回り止めするロック機構によって着脱可能に装着されている。このロック機構としては、特許文献1に示すように、スピンドルを軸支する円形状の軸受部に、軸受部が遊挿する透孔を備えて後方の内周縁に係止部を突設したリング状のロック部材を、前後移動可能且つ前方へ付勢して設け、軸受部とロック部材との間に、保護カバーの上端に設けた筒状部を差し込んで連結する構造が知られている。すなわち、軸受部に筒状部を外装させた状態で、前方へ付勢されるロック部材の係止部が筒状部に設けた透孔に係止することで、筒状部が抜け止め及び回り止めされた状態で軸受部に装着されるものである。
この保護カバーは、作業に応じた角度調整等を可能とするために、抜け止め及び回り止めするロック機構によって着脱可能に装着されている。このロック機構としては、特許文献1に示すように、スピンドルを軸支する円形状の軸受部に、軸受部が遊挿する透孔を備えて後方の内周縁に係止部を突設したリング状のロック部材を、前後移動可能且つ前方へ付勢して設け、軸受部とロック部材との間に、保護カバーの上端に設けた筒状部を差し込んで連結する構造が知られている。すなわち、軸受部に筒状部を外装させた状態で、前方へ付勢されるロック部材の係止部が筒状部に設けた透孔に係止することで、筒状部が抜け止め及び回り止めされた状態で軸受部に装着されるものである。
特許文献1のロック機構では、保護カバーの装着状態ではロック部材は前進位置にあるため、ロック部材が軸受部から前方へ突出する格好となる。従って、突出したロック部材が操作中に引っ掛かったりして操作性を悪くすると共に、作業中にロック部材が偶発的に後方へ押し込まれて保護カバーが回転したり外れたりするおそれがある。
そこで、本発明は、ロック部材の突出をなくして良好な操作性を維持すると共に、保護カバーの装着時の信頼性も確保することができるグラインダを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、保護カバーのロック機構を、軸受部に外装されて前側内縁に係止爪を突設した筒状部より大径のリング状で、係止爪が軸受部から前方へ離れて軸受部への筒状部の着脱を可能とする前方のロック解除位置と、係止爪が軸受部に外装された筒状部を貫通して軸受部の外周に係止し、少なくとも前方部が平面視で前ハウジング内に収まる後方のロック位置との間をスライド可能なロック部材と、ロック部材をロック位置へ付勢する付勢手段と、を含んでなる構成としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、付勢手段を、ロック部材の上側又は下側で左右方向に配置されて端部をロック部材に係止させたトーションスプリングとしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、軸受部に、軸受部の外周面から突出して外装された筒状部の内周面を押圧する弾性部材を埋設したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、ロック機構に、ロック解除位置のロック部材に係合してロック解除位置からのスライドを規制する規制位置と、ロック部材との係合を解除してロック部材のスライドを許容する規制解除位置との間で移動操作可能な規制部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、付勢手段を、ロック部材の上側又は下側で左右方向に配置されて端部をロック部材に係止させたトーションスプリングとしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、軸受部に、軸受部の外周面から突出して外装された筒状部の内周面を押圧する弾性部材を埋設したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、ロック機構に、ロック解除位置のロック部材に係合してロック解除位置からのスライドを規制する規制位置と、ロック部材との係合を解除してロック部材のスライドを許容する規制解除位置との間で移動操作可能な規制部材を設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ロック部材の前方への突出がなくなって良好な操作性が維持できると共に、保護カバーの装着時の信頼性も確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、付勢手段を省スペースで設けることができ、ロック機構のコンパクト化に繋がる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、弾性部材によって装着時の保護カバーのがたつきが好適に防止される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、規制部材によってロック解除位置でロック部材を保持させることができるので、軸受部への保護カバーの着脱が容易に行える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、付勢手段を省スペースで設けることができ、ロック機構のコンパクト化に繋がる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、弾性部材によって装着時の保護カバーのがたつきが好適に防止される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、規制部材によってロック解除位置でロック部材を保持させることができるので、軸受部への保護カバーの着脱が容易に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜7に、グラインダの一例を示す。グラインダ1は、図示しないモータを収容したモータハウジング2の前端に連結される前ハウジングとしてのギヤハウジング3を備え、ギヤハウジング3と、その下方に組み付けられる軸受部としてのベアリングボックス4とによってスピンドル5を上下方向に軸支して下方へ突出させ、スピンドル5の下端に研削砥石やダイヤモンドホイール等の円盤状工具Tを着脱可能に装着している。
図1〜7に、グラインダの一例を示す。グラインダ1は、図示しないモータを収容したモータハウジング2の前端に連結される前ハウジングとしてのギヤハウジング3を備え、ギヤハウジング3と、その下方に組み付けられる軸受部としてのベアリングボックス4とによってスピンドル5を上下方向に軸支して下方へ突出させ、スピンドル5の下端に研削砥石やダイヤモンドホイール等の円盤状工具Tを着脱可能に装着している。
ベアリングボックス4は、スピンドル5を軸支する図示しないボールベアリングを保持する外形が円形の筒状体で、上端には、図8にも示すように、ギヤハウジング3の下面に4つのボルト6,6・・で固定される四角形状のフランジ7が形成されている。また、ベアリングボックス4の前面には、下面まで達する上下方向の溝8が形成されて、溝8の左右には、半径方向に一対の係止凹部9,9が形成されている。ベアリングボックス4の後面と右側の係止凹部9の右側にも上下方向の溝10,10が形成されている。
さらに、ベアリングボックス4の周面で、溝8,10及び係止凹部9と異なる箇所には、横断面が円形状の差込溝11,11・・が、下端及び周面の一部を外部に開口させた状態で形成されて、各差込溝11に弾性部材としてのラバーピン12(図7)が圧入されている。
さらに、ベアリングボックス4の周面で、溝8,10及び係止凹部9と異なる箇所には、横断面が円形状の差込溝11,11・・が、下端及び周面の一部を外部に開口させた状態で形成されて、各差込溝11に弾性部材としてのラバーピン12(図7)が圧入されている。
そして、ベアリングボックス4には、円盤状工具Tを上方から覆う保護カバーとしてのホイールカバー13が、ロック機構20によって着脱可能に装着されている。このホイールカバー13は、平面視が半円状で、円盤状工具6の後半部分の上面及び周面を覆うカバー部14と、そのカバー部14の上面に半円状の中心と同軸で連設される筒状部15とからなる。筒状部15の上端内縁には、カバー部14が後方に位置する状態でベアリングボックス4の外周に設けた溝8,10と同じ位相となる突起16,16・・が形成されている。また、筒状部15には、図2に示すように、係止凹部9,9と同じ間隔で複数の貫通孔17,17・・が、後方部分を除いて形成されている。
ロック機構20は、ベアリングボックス4に後方から組み付けられるベース21と、ベース21の下方でベアリングボックス4に外装されるロック部材22と、ベース21の下面に固定されるカバー23とを備えている。
まず、ベース21は、図9にも示すように、ベアリングボックス4の周面を後半全体からやや前方側まで含んで覆うC字状の板状体で、後側のボルト6,6によってフランジ7に固定される。ベース21の後端縁で左右方向の中央には、付勢手段としてのトーションスプリング25の収容部24が突設されている。この収容部24は、トーションスプリング25に形成された左右一対の巻回部26,26を、両巻回部2,26を貫通するピン27と共に保持するもので、トーションスプリング25は、両端部が収容部24内に係止されて、両巻回部26,26の間に形成された係止部28が下方へ突出してロック部材22に係止することで、ロック部材22を後方へ付勢している。
まず、ベース21は、図9にも示すように、ベアリングボックス4の周面を後半全体からやや前方側まで含んで覆うC字状の板状体で、後側のボルト6,6によってフランジ7に固定される。ベース21の後端縁で左右方向の中央には、付勢手段としてのトーションスプリング25の収容部24が突設されている。この収容部24は、トーションスプリング25に形成された左右一対の巻回部26,26を、両巻回部2,26を貫通するピン27と共に保持するもので、トーションスプリング25は、両端部が収容部24内に係止されて、両巻回部26,26の間に形成された係止部28が下方へ突出してロック部材22に係止することで、ロック部材22を後方へ付勢している。
また、ベース21の下面でボルト6,6の貫通部分には、左右の側面がベアリングボックス4の接線方向で前後方向に形成され、後面もベアリングボックス4の接線方向で左右方向に形成されて下方へ突出する三角形状のガイド部29,29が突設されている。このガイド部29を含むベース21の内径は、ベアリングボックス4の外径よりもやや大径に形成されており、ベース21をフランジ7へ固定した状態では、図11に示すように、ベース21の内周面が同軸でベアリングボックス4の外周側に非接触で位置して、ベアリングボックス4とベース21との間に、ホイールカバー13の筒状部15が遊挿可能な隙間を形成するようになっている。
さらに、ベース21の左側面には、規制部材としてのロックボタン30が設けられている。このロックボタン30は、図4等に示すように、ベース21へ左右方向に形成した収容溝31内へ出没可能に収容されると共に、ロックボタン30の上面に設けた保持溝32と収容溝31の底部との間に設けたコイルバネ33によって、ベース21からの突出方向へ付勢されている。ロックボタン30の下面でベース21への挿入側の端部には、下向きに規制突起34が形成されて、収容溝31からガイド部29に連設された案内溝35に嵌合している。この規制突起34が、ガイド部29の側面を通るロック部材22に当接することでロックボタン30の突出位置が規制されることになる。
そして、ロック部材22は、前側が円形、後側が方形となる枠体で、前側の内径は、ホイールカバー13の筒状部15の外径と略同じ寸法で形成され、後側の内縁間の間隔は、左右のガイド部29,29の左右の側面間と略同じ寸法で形成されている。また,前側の内縁には、図10にも示すように、ベアリングボックス4の係止凹部9,9に対応する一対の係止爪36,36が突設されて、後側の内縁中央には、トーションスプリング25の係止部28が係止する凹部37が形成されている。
このロック部材22は、後側が左右のガイド部29,29に嵌合することで、前後方向へのみスライド可能な状態でベアリングボックス4に外装され、ガイド部29,29の下面にボルト6,6によって固定されるC字状のカバー23によって下方への抜け止めがなされる。
また、ロック部材22は、後側の凹部37にトーションスプリング25の係止部28が係止することで、図11(A)にも示すように、常態では係止爪36,36が係止凹部9,9に挿入される後方位置へ付勢されている。
また、ロック部材22は、後側の凹部37にトーションスプリング25の係止部28が係止することで、図11(A)にも示すように、常態では係止爪36,36が係止凹部9,9に挿入される後方位置へ付勢されている。
さらに、ロック部材22の横側の内縁上面には、ロックボタン30の規制突起34が係止する一対の切欠き38,38が前後方向に並設されている。この切欠き38は、ホイールカバー13の筒状部15がベアリングボックス4に外装された状態で、係止爪36,36が筒状部15を貫通して係止凹部9,9に挿入される前側のロック位置と、係止爪36,36が係止凹部9,9及び筒状部15から前方へ離れる後側のロック解除位置とに対応しており、各位置でロックボタン30は、規制突起34が切欠き38に係止する規制位置へ突出して、ロック部材22のスライドを規制するようになっている。ロックボタン30をコイルバネ33の付勢に抗して押し込み操作すれば、ロックボタン30は、規制突起34が切欠き38から外れる規制解除位置へ後退して、ロック部材22のスライドを許容するものとなる。
以上の如く構成されたグラインダ1においては、ホイールカバー13をベアリングボックス4へ装着する際には、まずロックボタン30を押し込んで規制突起34による前側の切欠き38への係止を解除した状態で、ロック部材22をロック解除位置に達するまで前方へスライドさせる。すると、切欠き38から外れてロック部材22の横側の内縁に乗り上がったロックボタン30の規制突起34が後側の切欠き38に係止して、ロック部材22はロック解除位置で固定される。なお、ロック部材22の左右の外側面には、前方へ行くに従って外側へ突出する湾曲突起39,39が形成されていることから、両湾曲突起39,39に指をかけることでロック部材22の前方へのスライドは容易に行える。
この状態でロック部材22の係止爪36,36は、図11(B)に示すように、ベアリングボックス4の係止凹部9,9から前方へ離間しているため、ホイールカバー13の筒状部15を、カバー部14を後方に位置させて溝8,10と突起16との位相を合わせた状態でベアリングボックス4に下方から外装させる。すると、図6に示すように、筒状部15の前側の貫通孔17,17がベアリングボックス4の係止凹部9,9の外側に位置した状態で筒状部15がベアリングボックス4とベース21との間に挟持される。ここで、ベアリングボックス4に設けたラバーピン12の側面が筒状部15の内周面を押圧するため、ホイールカバー13はがたついたり回転したりすることなく保持される。
次に、ロックボタン30を押し込むと、スライド規制が解除されたロック部材22はトーションスプリング25の付勢によって、前側の内縁が筒状部15の外周に当接するまで後方へスライドする。すると、図12に示すように、ロック部材22の係止爪36,36が筒状部15の貫通孔17,17を貫通して筒状部15越しにベアリングボックス4の係止凹部9,9に挿入するため、筒状部15は抜け止め及び回り止めがされた状態でベアリングボックス4と一体化される。このとき、ロックボタン30の押し込みを解除すると、図13に示すように、規制突起34がロック部材22の前側の切欠き38に再び係止してロック部材22のロック位置は維持される。このロック位置でロック部材22は、平面視でギヤハウジング3から前方へ突出することはない。
なお、作業に応じてホイールカバー13の角度調整を行う際には、装着時と同じ手順でロック部材22をロック解除位置へスライドさせてロックボタン30で固定した後、ホイールカバー13を一旦ベアリングボックス4から取り外して、筒状部15の突起16とベアリングボックス4の溝8,10とが同じ位相となる別の角度に変更して再び装着すればよい。
このように、上記形態のグラインダ1によれば、ロック機構20を、ベアリングボックス4に外装されて前側内縁に係止爪36を突設した筒状部15より大径のリング状で、係止爪36がベアリングボックス4から前方へ離れてベアリングボックス4への筒状部15の着脱を可能とする前方のロック解除位置と、係止爪36がベアリングボックス4に外装された筒状部15を貫通してベアリングボックス4の外周に係止し、前方部が平面視でギヤハウジング3内に収まる後方のロック位置との間をスライド可能なロック部材22と、ロック部材22をロック位置へ付勢する付勢手段(トーションスプリング25)とを含んでなる構成としたことで、ロック部材22の前方への突出がなくなって良好な操作性が維持できると共に、ホイールカバー13の装着時の信頼性も確保することができる。
特にここでは、付勢手段を、ロック部材22の上側で左右方向に配置されて端部をロック部材22に係止させたトーションスプリング25としたことで、付勢手段を省スペースで設けることができ、ロック機構20のコンパクト化に繋がる。
また、ベアリングボックス4に、ベアリングボックス4の外周面から突出して筒状部15の内周面を押圧するラバーピン12を埋設しているので、装着時のホイールカバー13のがたつきが好適に防止される。
また、ベアリングボックス4に、ベアリングボックス4の外周面から突出して筒状部15の内周面を押圧するラバーピン12を埋設しているので、装着時のホイールカバー13のがたつきが好適に防止される。
さらに、ロック機構20に、ロック解除位置のロック部材22に係合してロック解除位置からのスライドを規制する規制位置と、ロック部材22との係合を解除してロック部材22のスライドを許容する規制解除位置との間で移動操作可能なロックボタン30を設けたことで、ロック解除位置でロック部材22を保持させることができ、ベアリングボックス4への筒状部15の着脱が容易に行える。
なお、上記形態では、ロック部材に係止爪を一対設けているが、3つ以上設けてもよい。また、係止爪の形状は上記形態に限らず、板状やピン状にしても差し支えない。
さらに、上記形態のロック部材は、前側が円形、後側が方形となっているが、前ハウジングの形状によっては前側も方形となる四角形状としたり、後側も円形となる長円形状としたり、全体を円形として内周縁の左右に面取りを形成したり等、適宜変更可能である。
加えて、上記形態のロック部材は、左右の側面に湾曲突起を設けてロック位置では前方部のみ平面視で前ハウジング内に収まるようになっているが、湾曲突起をなくしたり、突起に代えて指をかける凹部を形成したりして、左右の側面も平面視で前ハウジング内に収まるようにしてもよい。
さらに、上記形態のロック部材は、前側が円形、後側が方形となっているが、前ハウジングの形状によっては前側も方形となる四角形状としたり、後側も円形となる長円形状としたり、全体を円形として内周縁の左右に面取りを形成したり等、適宜変更可能である。
加えて、上記形態のロック部材は、左右の側面に湾曲突起を設けてロック位置では前方部のみ平面視で前ハウジング内に収まるようになっているが、湾曲突起をなくしたり、突起に代えて指をかける凹部を形成したりして、左右の側面も平面視で前ハウジング内に収まるようにしてもよい。
一方、付勢手段となるトーションスプリングは、一対の巻回部の間に設けた係止部をロック部材に係止させるようにしているが、左右一対で配置したトーションスプリングのそれぞれの端部をロック部材に係止させて後方へ付勢させる等、適宜変更可能である。また、トーションスプリングはロック部材の上側でなく下側に設けてもよいし、トーションスプリングに限らず、コイルバネや板バネ等の他の弾性部材を使用してもよい。
さらに、上記形態では、ロックボタンをロック部材のロック位置とロック解除位置との両方でそれぞれ係合させて、ロック位置でもロック部材のスライドを規制するようにして、ロック時の信頼性を高めるようにしているが、ロック部材の切欠きを一つ減らしてロック解除位置でのみロックボタンを係合させるようにしてもよい。加えて、ロックボタン等の規制部材は、軸受部の右側等の他の箇所に設けることもできるし、規制部材の形態も、押し込みでなく例えば上下のスライドによってロック部材に係脱させるようにする等、適宜変更して差し支えない。
その他、軸受部に設ける弾性部材も、円柱状のピン形状以外に、横断面が半円形や台形のピンや、ボール状のゴム等も採用できる。
そして、保護カバーの形態も、カバー部を半円状でなく全円状としたり、筒状部に設ける貫通孔の数を増減したりして差し支えない。また、貫通孔でなく、下端が開放する切欠きとすることもできる。
そして、保護カバーの形態も、カバー部を半円状でなく全円状としたり、筒状部に設ける貫通孔の数を増減したりして差し支えない。また、貫通孔でなく、下端が開放する切欠きとすることもできる。
1・・グラインダ、2・・モータハウジング、3・・ギヤハウジング、4・・ベアリングボックス、5・・スピンドル、6・・ボルト、7・・フランジ、8,10・・溝、9・・係止凹部、12・・ラバーピン、13・・ホイールカバー、14・・カバー部、15・・筒状部、17・・貫通孔、20・・ロック機構、21・・ベース、22・・ロック部材、25・・トーションスプリング、28・・係止部、29・・ガイド部、30・・ロックボタン、33・・コイルバネ、34・・規制突起、36・・係止爪、38・・切欠き。
Claims (4)
- モータを収容するモータハウジングの前方に、スピンドルを上下方向に軸支する前ハウジングを連結し、前記前ハウジングから下方に突出させたスピンドルの下端に、円盤状工具を装着可能とする一方、前記前ハウジングの下部で前記スピンドルを軸支する外形が円形の軸受部に、前記円盤状工具を上方から覆うカバー部と、そのカバー部の上端に連設されて前記軸受部に外装可能な筒状部とからなる保護カバーを装着して、前記軸受部に、外装された前記筒状部を抜け止め及び回り止めするロック機構を設けたグラインダであって、
前記ロック機構を、前記軸受部に外装されて前側内縁に係止爪を突設した前記筒状部より大径のリング状で、前記係止爪が前記軸受部から前方へ離れて前記軸受部への前記筒状部の着脱を可能とする前方のロック解除位置と、前記係止爪が前記軸受部に外装された筒状部を貫通して前記軸受部の外周に係止し、少なくとも前方部が平面視で前記前ハウジング内に収まる後方のロック位置との間をスライド可能なロック部材と、
前記ロック部材を前記ロック位置へ付勢する付勢手段と、を含んでなる構成としたことを特徴とするグラインダ。 - 前記付勢手段を、前記ロック部材の上側又は下側で左右方向に配置されて端部を前記ロック部材に係止させたトーションスプリングとしたことを特徴とする請求項1に記載のグラインダ。
- 前記軸受部に、前記軸受部の外周面から突出して外装された前記筒状部の内周面を押圧する弾性部材を埋設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のグラインダ。
- 前記ロック機構に、前記ロック解除位置の前記ロック部材に係合して前記ロック解除位置からのスライドを規制する規制位置と、前記ロック部材との係合を解除して前記ロック部材のスライドを許容する規制解除位置との間で移動操作可能な規制部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のグラインダ。
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