JP5686389B2 - バッテリ式荷役車両 - Google Patents
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Description
本発明は、交換可能なバッテリが搭載されるバッテリ式荷役車両に関するものである。
バッテリ式荷役車両として、走行モータおよび荷役モータを駆動するための交換可能なバッテリを備えるフォークリフトが知られている。一般的に、バッテリ式のフォークリフトは、バッテリを車体の内部において収容するバッテリ収容部と、バッテリ収容部を車体の外部に開放する開放部とを備えている。また、バッテリキャリアを使用してバッテリ交換作業を行うために、車体の外表面に、バッテリキャリアの一部が挿し込まれる挿入孔を設けたフォークリフトが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
図7を参照しながら、従来のバッテリ交換作業においてバッテリ116を車体110に積む際の作業について説明する。図7(B)は、図7(A)の作業者Pの視点から見られる車体110の態様を模式的に示している。車体110には、バッテリ116を収容するバッテリ収容部115と、バッテリ収容部115を車体110の外部に開放する開放部117とが設けられている。バッテリ116を車体110に積む作業者Pは、バッテリキャリア105の一部である係合部152と、車体110の外表面110Aに設けられた挿入孔118とが一直線上に配置されるように、バッテリ116が載置されたバッテリキャリア105を操作する。次いで、作業者Pが、開放部117に向けてバッテリキャリア105を押すことにより、バッテリキャリア105の係合部152を、車体110の挿入孔118に挿し込む。そして、作業者Pは、バッテリキャリア105上のバッテリ116を開放部117からバッテリ収容部115に移動させることにより、車体110にバッテリ116を積む。以上のようにして開放部117に対するバッテリキャリア105の位置合わせを行うことにより、バッテリキャリア105から車体110へのバッテリ116の積み込みが容易に行える。しかし、バッテリキャリア105に載置されているバッテリ116によって、バッテリキャリア105を操作する作業者Pは挿入孔118を目視することが困難となるため、挿入孔118と係合部152との位置合わせが難しく、挿入孔118に係合部152を容易に挿し込むことができなかった。
特許文献1には、車体の開放部に対してバッテリキャリアを容易に位置合わせするための構成を備えたフォークリフトが記載されている。具体的には、特許文献1には、車体の開放部の近傍に水平案内部材を設け、バッテリキャリアの前端部が水平案内部材に接触した状態で開放部に向けてバッテリキャリアを前進させることにより、開放部に対応する所定の水平位置までバッテリキャリアが案内されること(構成A)が記載されている。さらに、特許文献1には、バッテリキャリアの一部である係合ピンを、バッテリの載置位置の側方に配置すること、すなわち、係合ピンが挿し込まれる挿入孔である係合孔を、バッテリ収容部から横にずらして配置すること(構成B)が記載されている。
しかしながら、特許文献1の上記構成Aにおいては、挿入孔を目視せずに、バッテリキャリアを水平案内部材に接触させながら押すことにより、車体の開放部に対するバッテリキャリアの位置合わせを行うため、水平案内部材にバッテリキャリアを接触させない場合に比べて、開放部に向けてバッテリキャリアを押す際に大きな力を要する。したがって、挿入孔を目視することができないことに起因して、バッテリキャリアを押す作業者に負担がかかるという不都合がある。また、特許文献1の上記構成Bにおいては、挿入孔がバッテリ収容部から横にずらして設けられたとしても、バッテリが大きければ、バッテリキャリアを押す作業者は挿入孔を目視することが困難な可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、車体の外表面に設けられた挿入孔を容易に目視することができ、挿入孔にバッテリキャリアの一部を容易に挿し込むことができるバッテリ式荷役車両を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のバッテリ式荷役車両は、交換可能なバッテリを車体の内部において収容するバッテリ収容部と、前記バッテリ収容部を前記車体の外部に開放する開放部とを備え、前記開放部の下方における前記車体の外表面に、前記バッテリを運搬するためのバッテリキャリアの一部が挿し込まれる挿入孔が設けられたバッテリ式荷役車両において、前記開放部の上方に配置された鏡と、前記車体に対して前記鏡を回動させる可動部とを備え、前記可動部が動作することにより、前記鏡が前記外表面から突出しない状態である第1状態から、前記挿入孔が形成された前記外表面から前記鏡が突出し、かつ、前記鏡の回動中心側に位置する前記鏡の一端に比べて、前記鏡の他端が上方かつ前記車体の外方に位置する第2状態に遷移することを特徴とする。
請求項2に記載のバッテリ式荷役車両は、請求項1に記載のバッテリ式荷役車両において、前記開放部を覆う開閉可能なバッテリカバーを備え、前記バッテリカバーを閉じた状態においては、前記バッテリカバーが前記鏡の回動を規制して前記第1状態となり、前記バッテリカバーを開けることにより、前記バッテリカバーによる前記鏡の回動の規制が解除されるとともに前記可動部が動作して前記第2状態となることを特徴とする。
請求項3に記載のバッテリ式荷役車両は、請求項1に記載のバッテリ式荷役車両において、前記開放部を覆う開閉可能な主バッテリカバーと、前記主バッテリカバーの上方に配置されて前記開放部の上部を覆う開閉可能な副バッテリカバーとを備え、前記鏡は、前記副バッテリカバーに設けられ、前記可動部は、前記副バッテリカバーを開閉するためのヒンジ機構により構成され、前記副バッテリカバーを閉じた状態は、前記第1状態であり、前記副バッテリカバーを開けることにより、前記可動部が動作して前記第2状態となることを特徴とする。
本発明によれば、車体の外表面に設けられた挿入孔を容易に目視することができ、挿入孔にバッテリキャリアの一部を容易に挿し込むことができるバッテリ式荷役車両を提供することができる。
図面を参照しながら、本発明をフォークリフトに適用した実施形態を説明する。なお、図中の矢印Xで示す前後方向Xと、図中の矢印Yで示す左右方向Yと、図中の矢印Zで示す上下方向Zとは、互いに直交する方向である。
(第1実施形態)
図1に示すように、バッテリ式荷役車両であるフォークリフト1は、車体10、マスト21、リフトブラケット22、フォーク23等を備える。フォーク23が固定されたリフトブラケット22は、マスト21に対して上下方向Zにおいて移動可能に設けられている。フォークリフト1は、マスト21に沿ってリフトブラケット22を移動させることにより、車体10に対してフォーク23を昇降させる。
図1に示すように、バッテリ式荷役車両であるフォークリフト1は、車体10、マスト21、リフトブラケット22、フォーク23等を備える。フォーク23が固定されたリフトブラケット22は、マスト21に対して上下方向Zにおいて移動可能に設けられている。フォークリフト1は、マスト21に沿ってリフトブラケット22を移動させることにより、車体10に対してフォーク23を昇降させる。
車体10には、オペレータが搭乗する搭乗部11、フォークリフト1を操作するためのレバー等により構成される操作部12、前方に向けて張り出したリーチレッグ13、搭乗部11の上方に配置されるヘッドガード14、およびバッテリ収容部15が設けられている。
バッテリ収容部15は、交換可能なバッテリ16を車体10の内部において収容する。バッテリ16は、充電式電池により構成され、車体10を走行させるための走行モータ(図示略)、フォーク23を昇降させるための荷役モータ(図示略)等に電力を供給する。車体10に積まれたたバッテリ16は、コネクタ(図示略)を介して、フォークリフト1が備える電源回路(図示略)に接続される。バッテリ16と電源回路とを接続する作業は、バッテリ収容部15内に設けられたコネクタと、バッテリ16に設けられたコネクタとを接続することによって行われる。
また、車体10には、バッテリ収容部15を車体10の外部に開放する開放部17(図2参照)、開放部17の下方に位置する挿入孔18、および開放部17を覆う開閉可能なバッテリカバー31が設けられている。
バッテリカバー31は、上側カバー31Aおよび下側カバー31Bにより構成され、車体10に対して上下方向Zに延びた軸を中心に回動可能に設けられている。すなわち、図1に示す閉じた状態のバッテリカバー31は、図2に示すように開く。フォークリフト1の稼働時においては、バッテリカバー31を閉じることにより、車体10に積まれたバッテリ16の移動が規制される。バッテリカバー31が閉じた状態は、バッテリカバー31の回動を規制するロック機構(図示略)により維持することが可能である。バッテリ16を車体10に積む際、および、バッテリ16を車体10から降ろす際においては、ロック機構による回動の規制を解除して、バッテリカバー31を開けることにより、バッテリ収容部15が車体10の外部に開放される。上側カバー31Aおよび下側カバー31Bは、それぞれ独立して開閉することが可能である。下側カバー31Bを閉じた状態で上側カバー31Aを開けることにより、車体10にバッテリ16を積んだ後に、車体10に積まれたバッテリ16の移動が規制された状態で、バッテリ16とフォークリフト1の電源回路とを接続する作業を行うことができる。
図2を参照して、開放部17の近傍の構成について詳しく説明する。図2(A)は、バッテリカバー31が開いた状態を示し、図2(B)は、図2(A)のA−A線に沿った断面図を示す。なお、矢印Vは、車体10の内部方向および外部方向を示している。
図2に示すように、車体10の外表面10Aには、開放部17が設けられるとともに、開放部17の下方における車体10の外表面10Aには、挿入孔18が設けられている。本実施形態においては、開放部17および挿入孔18が設けられた外表面10Aは、車体10の右側面である。
挿入孔18は、上下方向Zに垂直な方向である開放部17の幅方向Wにおいて、所定の間隔をあけて複数設けられている。本実施形態においては、幅方向Wは、図1に示す前後方向Xである。円形状の挿入孔18には、バッテリ16を運搬するためのバッテリキャリア5(図3参照)の一部が挿し込まれる。
開放部17の上方には、鏡41は、バッテリ収容部15内において、可動部42(図2(B)参照)を介して車体10に接続されている。可動部42は、車体10に対して鏡41を開放部17の幅方向Wに延びた軸を中心に回動させる。鏡41は、回動中心側に位置する一端である内側端部41Aと、回動遠心側に位置する他端である外側端部41Bとを有する。可動部42は、車体10に対して接続される車体側接続部材42Aと、鏡41に対して接続される鏡側接続部材42Bとを備えるヒンジ機構により構成される。車体側接続部材42Aと鏡側接続部材42Bとは、開放部17の幅方向Wに延びた軸を中心に回動可能に互いに接続されている。
バッテリカバー31を閉じた状態においては、鏡41は、図2(B)における二点鎖線で示す位置に配置される。このように図2(B)の二点鎖線で示す位置に鏡41が配置されている状態を第1状態とする。第1状態においては、回動遠心側の端部である鏡41の外側端部41Bは、回動中心側の端部である鏡41の内側端部41Aの直上に位置する。したがって、鏡41は、外表面10Aから車体10の外方に突出せず、バッテリ収容部15内に配置されて、バッテリカバー31によって開放部17とともに覆われる。このようにして、第1状態においては、鏡41は車体10の外部に露出せず、バッテリカバー31が鏡41の回動を規制している。
一方、バッテリカバー31を開けた状態においては、鏡41は、図2(B)における実線で示す位置に配置される。このように図2(B)の実線で示す位置に鏡41が配置されている状態を第2状態とする。第2状態においては、鏡41は、挿入孔18が形成された外表面10Aよりも車体10の外方に突出し、かつ、車体10側に位置する鏡41の内側端部41Aに比べて、鏡41の外側端部41Bが上方かつ車体10の外方に位置する。したがって、鏡41の外側端部41Bが内側端部41Aよりも斜め上方に位置する。このようにして、第2状態においては、鏡41の表面に垂直な垂線Nが、斜め下方に延びるように、上下方向Zに対して所定の角度をもって鏡41が配置される。第2状態において上下方向Zと鏡41とのなす角度は、バッテリキャリア5を押す作業者P(図3参照)の視点から見て、鏡41に挿入孔18が映るように設定されている。第2状態における上下方向Zに対する鏡41の角度は、可動部42の動作を規制する保持構造(図示略)により維持される。
第1状態から第2状態への切り替えは、バッテリカバー31を開けて、バッテリカバー31による鏡41の回動の規制を解除することによって行われる。具体的には、バッテリカバー31を開けることにより、バッテリカバー31が鏡41から離れ、鏡41および鏡側接続部材42Bに作用する重力によって、矢印R1で示すように鏡41が回動する。したがって、可動部42が重力の作用で動作することにより、第1状態から第2状態に自動的に遷移する。一方、第2状態から第1状態への切り替えは、バッテリカバー31を閉じて、バッテリカバー31で鏡41を押すことによって行われる。
図3を参照して、バッテリ交換作業においてバッテリ16を車体10に積む際の作業について説明する。図3(A)は、車体10にバッテリ16を積む際における、作業者Pと車体10との位置関係を示し、図3(B)は、作業者Pの視点から見られる車体10の態様を模式的に示す。
バッテリ交換作業は、バッテリ16を運搬するためのバッテリキャリア5を用いて行われる。バッテリキャリア5は、バッテリ16が載置される載置台51と、載置台51の先端部に設けられる係合部52とを備える。バッテリキャリア5の一部である係合部52が、車体10に設けられた挿入孔18に挿し込まれることにより、車体10の開放部17に対するバッテリキャリア5の位置合わせが行われる。
バッテリ16を車体10に積む際、作業者Pは、バッテリカバー31を開け、係合部52と挿入孔18とが一直線上に配置されるように、バッテリ16が載置されたバッテリキャリア5を操作する。この時、作業者Pは、バッテリ16によって挿入孔18を直接目視することができないものの、挿入孔18の上方に配置された鏡41を見ることによって、挿入孔18を間接的に目視することができる。したがって、作業者Pは、鏡41を参照しながら、挿入孔18と係合部52との位置合わせを行う。挿入孔18と係合部52との位置合わせを行った後、作業者Pは、開放部17に向けてバッテリキャリア5を押すことにより、バッテリキャリア5の係合部52を、車体10の挿入孔18に挿し込む。そして、作業者Pは、バッテリキャリア5上のバッテリ16を開放部17からバッテリ収容部15に移動させることにより、車体10にバッテリ16を積む。
本実施形態のフォークリフト1においては以下の効果が得られる。
(1)フォークリフト1は、バッテリ収容部15と開放部17と鏡41と可動部42とを備え、可動部42が動作することにより、挿入孔18が形成された外表面10Aから鏡41が突出し、かつ、鏡41の内側端部41Aに比べて、鏡41の外側端部41Bが上方かつ車体10の外方に位置する状態になる。このため、バッテリキャリア5を押す作業者Pは、バッテリキャリア5に載置されたバッテリ16によって挿入孔18を直接目視することができない場合であっても、開放部17の上方に配置された鏡41を見ることにより挿入孔18を間接的に目視することができ、バッテリキャリア5の側方に身を乗り出して挿入孔18を目視する必要がない。したがって、車体10の外表面10Aに設けられた挿入孔18を容易に目視することができ、挿入孔18にバッテリキャリア5の一部である係合部52を容易に挿し込むことができる。また、可動部42により、鏡41は車体10に対して回動するため、鏡41を使用しない場合には、鏡41が目立たないように配置することができる。
(1)フォークリフト1は、バッテリ収容部15と開放部17と鏡41と可動部42とを備え、可動部42が動作することにより、挿入孔18が形成された外表面10Aから鏡41が突出し、かつ、鏡41の内側端部41Aに比べて、鏡41の外側端部41Bが上方かつ車体10の外方に位置する状態になる。このため、バッテリキャリア5を押す作業者Pは、バッテリキャリア5に載置されたバッテリ16によって挿入孔18を直接目視することができない場合であっても、開放部17の上方に配置された鏡41を見ることにより挿入孔18を間接的に目視することができ、バッテリキャリア5の側方に身を乗り出して挿入孔18を目視する必要がない。したがって、車体10の外表面10Aに設けられた挿入孔18を容易に目視することができ、挿入孔18にバッテリキャリア5の一部である係合部52を容易に挿し込むことができる。また、可動部42により、鏡41は車体10に対して回動するため、鏡41を使用しない場合には、鏡41が目立たないように配置することができる。
(2)可動部42が重力の作用で動作することにより、第1状態から第2状態に遷移する。したがって、特別な操作を行うことなく、可動部42を動作させて、鏡41を斜め下方に向けることができる。
(3)フォークリフト1は、バッテリカバー31を備え、バッテリカバー31を閉じた状態においては、バッテリカバー31が鏡41の回動を規制して第1状態となり、バッテリカバー31を開けることにより、バッテリカバー31による鏡41の回動の規制が解除されるとともに可動部42が動作して第2状態となる。このため、バッテリカバー31が開くことに連動して、鏡41を斜め下方に向けることができる。
(第2実施形態)
次に、図4〜図6を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、前述の第1実施形態と相違する構成を説明し、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
次に、図4〜図6を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、前述の第1実施形態と相違する構成を説明し、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係るフォークリフト1においては、車体10には、第1実施形態のバッテリカバー31に代えて、開放部17を覆う開閉可能な主バッテリカバー32と、主バッテリカバー32の上方に配置されて開放部17の上部を覆う開閉可能な副バッテリカバー33とが設けられている。
主バッテリカバー32は、バッテリカバー31と同様に、車体10に対して上下方向Zに延びた軸を中心に回動可能に設けられている。一方、副バッテリカバー33は、車体10に対して前後方向Xに延びた軸を中心に回動可能に設けられている。すなわち、図4に示す閉じた状態の各バッテリカバー32,33は、図5に示すように開く。主バッテリカバー32および副バッテリカバー33は、それぞれ独立して開閉される。フォークリフト1の稼働時においては、主バッテリカバー32を閉じることにより、車体10に積まれたバッテリ16の移動が規制される。主バッテリカバー32が閉じた状態は、ロック機構(図示略)により維持することが可能である。バッテリ16を車体10に積む際、および、バッテリ16を車体10から降ろす際においては、ロック機構による回動の規制を解除して、主バッテリカバー32を開けることにより、バッテリ収容部15が車体10の外部に開放される。また、副バッテリカバー33を開けることにより、車体10にバッテリ16を積んだ後に、車体10に積まれたバッテリ16の移動が規制された状態で、バッテリ16と電源回路とを接続する作業を行うことができる。
図5を参照して、開放部17の近傍の構成について詳しく説明する。図5(A)は、各バッテリカバー32,33が開いた状態を示し、図5(B)は、図5(A)のB−B線に沿った断面図を示す。
図5に示すように、開放部17の上方には、鏡43が配置される。鏡43は、副バッテリカバー33に設けられ、可動部44(図5(B)参照)を介して車体10に接続されている。可動部44は、車体10に対して鏡43を開放部17の幅方向Wに延びた軸を中心に回動させる。鏡43は、回動中心側に位置する一端である内側端部43Aと、回動遠心側に位置する他端である外側端部43Bとを有する。可動部44は、副バッテリカバー33を開閉するためのヒンジ機構により構成される。可動部44は、車体10に対して接続される車体側接続部材44Aを備え、車体側接続部材44Aと副バッテリカバー33とは、開放部17の幅方向Wに延びた軸を中心に回動可能に互いに接続されている。
副バッテリカバー33を閉じた状態においては、鏡43は、図5(B)における二点鎖線で示す位置に配置される。図5(B)の二点鎖線で示す位置に鏡43が配置されている状態を第1状態とする。第1状態においては、回動遠心側の端部である鏡43の外側端部43Bは、回動中心側の端部である鏡43の内側端部43Aの直下に位置する。したがって、鏡43は、外表面10Aから車体10の外方に突出せず、鏡43は車体10の外部に露出しない。
一方、副バッテリカバー33を開けた状態においては、鏡43は、図5(B)における実線で示す位置に配置される。第1実施形態と同様に、図5(B)の実線で示す位置に鏡43が配置されている状態を第2状態とする。第2状態においては、鏡43は、挿入孔18が形成された外表面10Aよりも車体10の外方に突出し、かつ、車体10側に位置する鏡43の内側端部43Aに比べて、鏡43の外側端部43Bが上方かつ車体10の外方に位置する。したがって、鏡43の外側端部43Bが内側端部43Aよりも斜め上方に位置する。このようにして、第2状態においては、鏡43の表面に垂直な垂線Nが、斜め下方に延びるように、上下方向Zに対して所定の角度をもって鏡43が配置される。第2状態において上下方向Zと鏡43とのなす角度は、バッテリキャリア5を押す作業者P(図6参照)の視点から見て、鏡43に挿入孔18が映るように設定される。第2状態における上下方向Zに対する鏡43の角度、すなわち上下方向Zに対する副バッテリカバー33の角度は、可動部44の動作を規制する保持構造(図示略)により維持される。
第1状態から第2状態への切り替えは、副バッテリカバー33を開けることにより行われる。すなわち、副バッテリカバー33を手動で開けることにより、矢印R2で示すように鏡43が回動する。一方、第2状態から第1状態への切り替えは、保持構造による可動部44の動作の規制を解除することによって行われる。可動部44の動作の規制が解除されると、鏡43および副バッテリカバー33に作用する重力によって、鏡43が回動する。したがって、可動部44が重力の作用で動作することにより、第2状態から第1状態に遷移する。
図6を参照して、バッテリ交換作業においてバッテリ16を車体10に積む際の作業について説明する。図6(A)は、車体10にバッテリ16を積む際における、作業者Pと車体10との位置関係を示し、図6(B)は、作業者Pの視点から見られる車体10の態様を模式的に示す。
バッテリ16を車体10に積む際、作業者Pは、各バッテリカバー32,33を開け、係合部52と挿入孔18とが一直線上に配置されるように、バッテリ16が載置されたバッテリキャリア5を操作する。この時、作業者Pは、バッテリ16によって挿入孔18を直接目視することができないものの、挿入孔18の上方に配置された鏡43を見ることによって、挿入孔18を間接的に目視することができる。したがって、作業者Pは、鏡43を参照しながら、挿入孔18と係合部52の位置合わせを行う。
本実施形態のフォークリフト1においては以下の効果が得られる。
(4)フォークリフト1は、バッテリ収容部15と開放部17と鏡43と可動部44とを備え、可動部44が動作することにより、挿入孔18が形成された外表面10Aから鏡43が突出し、かつ、鏡43の内側端部43Aに比べて、鏡43の外側端部43Bが上方かつ車体10の外方に位置する状態になる。よって、鏡43が、第1実施形態の鏡41と同様に機能し、可動部44が、第1実施形態の可動部42と同様に機能するため、上記第1実施形態における(1)に記載の効果を得ることができる。
(4)フォークリフト1は、バッテリ収容部15と開放部17と鏡43と可動部44とを備え、可動部44が動作することにより、挿入孔18が形成された外表面10Aから鏡43が突出し、かつ、鏡43の内側端部43Aに比べて、鏡43の外側端部43Bが上方かつ車体10の外方に位置する状態になる。よって、鏡43が、第1実施形態の鏡41と同様に機能し、可動部44が、第1実施形態の可動部42と同様に機能するため、上記第1実施形態における(1)に記載の効果を得ることができる。
(5)可動部44が重力の作用で動作することにより、第2状態から第1状態に遷移する。したがって、鏡43が車体10の外表面10Aから突出しないように、可動部44を容易に動作させることができる。
(6)鏡43は、副バッテリカバー33に設けられ、可動部44は、副バッテリカバー33を開閉するためのヒンジ機構により構成され、副バッテリカバー33を閉じた状態は、鏡43が外表面10Aから突出しない第1状態であり、副バッテリカバー33を開けることにより、可動部44が動作して第2状態となる。このため、副バッテリカバー33が開くことに連動して、鏡43を斜め下方に向けることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態の構成を適宜変更することもできる。例えば、上記構成を以下のように変更して実施することもでき、以下の変更を組み合わせて実施することもできる。
・鏡41,43を回動させることができるのであれば、可動部42,44の構成を適宜変更してもよい。例えば、ヒンジ機構により構成される可動部42,44に代えて、電動アクチュエータからなる可動部により鏡41,43を回動させるように構成してもよい。
・作業者Pが挿入孔18を間接的に目視することができるのであれば、鏡41,43の個数、形状、および配置を適宜変更してもよい。すなわち、作業者Pの視点から見て、鏡に挿入孔18が映ればよい。
・バッテリキャリア5の係合部52の個数、形状、および配置に対応させて、挿入孔18の個数、形状、および配置を適宜変更してもよい。また、バッテリ収容部15を開放する開放部17の下方に、リーチレッグ13を構成するフレームを延ばして配置し、リーチレッグ13を構成するフレームにより車体を構成してもよい。このような構成において、車体を構成するリーチレッグに挿入孔を設けてもよい。
・開放部17および挿入孔18が設けられる外表面は、車体10の右側面でなくてもよく、車体10の左側面または後面であってもよい。
・フォーク23を備えないバッテリ式荷役車両に本発明を適用してもよい。
・フォーク23を備えないバッテリ式荷役車両に本発明を適用してもよい。
1 フォークリフト(バッテリ式荷役車両)
10 車体
10A 外表面
15 バッテリ収容部
16 バッテリ
17 開放部
18 挿入孔
31 バッテリカバー
31A 上側カバー
31B 下側カバー
32 主バッテリカバー
33 副バッテリカバー
41 鏡
41A 内側端部(一端)
41B 外側端部(他端)
42 可動部
42A 車体側接続部材
42B 鏡側接続部材
43 鏡
43A 内側端部(一端)
43B 外側端部(他端)
44 可動部
44A 車体側接続部材
51 載置台
52 係合部
N 垂線
P 作業者
V 外部方向および内部方向
W 幅方向
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向
10 車体
10A 外表面
15 バッテリ収容部
16 バッテリ
17 開放部
18 挿入孔
31 バッテリカバー
31A 上側カバー
31B 下側カバー
32 主バッテリカバー
33 副バッテリカバー
41 鏡
41A 内側端部(一端)
41B 外側端部(他端)
42 可動部
42A 車体側接続部材
42B 鏡側接続部材
43 鏡
43A 内側端部(一端)
43B 外側端部(他端)
44 可動部
44A 車体側接続部材
51 載置台
52 係合部
N 垂線
P 作業者
V 外部方向および内部方向
W 幅方向
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向
Claims (3)
- 交換可能なバッテリを車体の内部において収容するバッテリ収容部と、前記バッテリ収容部を前記車体の外部に開放する開放部とを備え、前記開放部の下方における前記車体の外表面に、前記バッテリを運搬するためのバッテリキャリアの一部が挿し込まれる挿入孔が設けられたバッテリ式荷役車両において、
前記開放部の上方に配置された鏡と、前記車体に対して前記鏡を回動させる可動部とを備え、
前記可動部が動作することにより、前記鏡が前記外表面から突出しない状態である第1状態から、前記挿入孔が形成された前記外表面から前記鏡が突出し、かつ、前記鏡の回動中心側に位置する前記鏡の一端に比べて、前記鏡の他端が上方かつ前記車体の外方に位置する第2状態に遷移する
ことを特徴とするバッテリ式荷役車両。 - 前記開放部を覆う開閉可能なバッテリカバーを備え、
前記バッテリカバーを閉じた状態においては、前記バッテリカバーが前記鏡の回動を規制して前記第1状態となり、前記バッテリカバーを開けることにより、前記バッテリカバーによる前記鏡の回動の規制が解除されるとともに前記可動部が動作して前記第2状態となる
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ式荷役車両。 - 前記開放部を覆う開閉可能な主バッテリカバーと、前記主バッテリカバーの上方に配置されて前記開放部の上部を覆う開閉可能な副バッテリカバーとを備え、
前記鏡は、前記副バッテリカバーに設けられ、前記可動部は、前記副バッテリカバーを開閉するためのヒンジ機構により構成され、
前記副バッテリカバーを閉じた状態は、前記第1状態であり、前記副バッテリカバーを開けることにより、前記可動部が動作して前記第2状態となる
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ式荷役車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136487A JP5686389B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | バッテリ式荷役車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136487A JP5686389B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | バッテリ式荷役車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015009948A JP2015009948A (ja) | 2015-01-19 |
JP5686389B2 true JP5686389B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=52303434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013136487A Active JP5686389B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | バッテリ式荷役車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5686389B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11205819B2 (en) | 2019-04-04 | 2021-12-21 | The Raymond Corporation | Systems and methods for a battery panel assembly on a material handling vehicle |
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KR102142548B1 (ko) * | 2015-11-09 | 2020-08-07 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 팩 |
DE102016222779A1 (de) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Peilhilfe für den Batteriewechsel |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH1036090A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-02-10 | Toyota Autom Loom Works Ltd | バッテリ交換用キャリアの位置決め装置 |
JP2004322765A (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-18 | Toyota Industries Corp | 産業車両におけるバッテリ交換方法及び産業車両 |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013136487A patent/JP5686389B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11205819B2 (en) | 2019-04-04 | 2021-12-21 | The Raymond Corporation | Systems and methods for a battery panel assembly on a material handling vehicle |
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JP2015009948A (ja) | 2015-01-19 |
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