JP3205015U - 有人無人兼用フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】センサカバーによりフォークの前端に取り付けられた荷役対象物検知センサの前方が遮蔽された状態と遮蔽されていない状態とを容易に切り替えることができる有人無人兼用フォークリフトの提供にある。【解決手段】フォーク15と、フォーク15の水平部18の前端部に設けられ、フォーク15の前方の荷役対象物を検知する荷役対象物検知装置30と、フォーク15に載置された荷役対象物を検知する荷載置検知センサ53と、を備える有人無人兼用フォークリフトにおいて、開口部を有するアーム部60と、アーム部60の先端部に設けられたカバー本体部61と、を有するセンサカバー16を備え、センサカバー16は、フォーク15の後端部に設けられた回動軸を中心として水平状態と垂直状態との間で回動可能であり、水平状態のとき、カバー本体部61が荷役対象物検知装置30の前方を遮蔽するとともに、荷載置検知センサ53が開口部にある。【選択図】 図4

Description

本考案は、有人無人兼用フォークリフトに関するものである。
例えば、特許文献1には、フォークリフトに容易に脱着されるフォークリフト用フォークカバーが開示されている。特許文献1に開示されたフォークリフトのフォークリフト用フォークカバーはフォークに脱着可能に外嵌される鞘体を備えている。
鞘体内部にはフォーク係止突起が突設されており、フォークが鞘体の内部まで押し込まれると、フォーク係止突起がフォークを高い圧力で押圧して、フォークリフト用フォークカバーがフォークに固定されている。
特開2011−68459号公報
しかしながら、特許文献1のフォークリフトのフォークリフト用フォークカバーは、有人運転と無人運転を切り替え可能な有人無人兼用フォークリフトに適用すると、無人運転時に前方の荷役対象物を検知するためにフォークの先端に設けられた荷役対象物検知センサをフォークリフト用フォークカバーが覆ってしまう。したがって、有人無人兼用フォークリフトの無人運転時には、フォークリフト用フォークカバーを装着することによって荷役対象物検知センサを動作させることができない。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本考案の目的は、センサカバーによりフォークの前端に取り付けられた荷役対象物検知センサの前方が遮蔽された状態と遮蔽されていない状態とを容易に切り替えることができる有人無人兼用フォークリフトの提供にある。
上記課題を達成するため、本考案は、垂直部と前記垂直部の下端部から前方に延在する水平部とを備えるフォークと、前記水平部の前端部に設けられ、前記フォークの前方の荷役対象物を検知する荷役対象物検知装置と、前記フォークに載置された荷役対象物を検知する荷載置検知センサと、を備える有人無人兼用フォークリフトにおいて、開口部を有するアーム部と、前記アーム部の先端部に設けられたカバー本体部と、を有するセンサカバーを備え、前記センサカバーは、前記フォークの後端部に設けられた回動軸を中心として水平状態と垂直状態との間で回動可能であり、水平状態のとき、前記カバー本体部が前記荷役対象物検知装置の前方を遮蔽するとともに、前記荷載置検知センサが前記開口部にあることを特徴とする。
本考案によれば、フォークの荷役対象物への差し込み時等にフォークの先端が荷役対象物に衝突して荷役対象物検知装置が破損することを防止することができる。
また、上記の有人無人兼用フォークリフトにおいて、前記カバー本体部は、前記水平状態において前記アーム部から前方に延びる表面とカバー本体部の前端に向かうにつれて傾斜する裏面とを備える構成としてもよい。
この場合、カバー本体部の先端の厚みが薄いので、有人無人兼用フォークリフトの有人運転時に、運転者の操作によりフォークの前端を荷役対象物に差し込み易く、また、テーパ面である裏面によりフォークを荷役対象物の差込口から差込部にガイドして差し込ませることができる。
また、上記の有人無人兼用フォークリフトにおいて、前記回動軸は前記水平部の後端部に設けられている構成としてもよい。
この場合、回動軸はセンサカバーの両側の側面の間に設けられており、センサカバーは水平部に確実に回動可能に固定されている。
また、上記の有人無人兼用フォークリフトにおいて、前記回動軸は前記垂直部の下端部に設けられている構成としてもよい。
この場合、センサカバーの垂直状態では、センサカバーは垂直部の外側面に沿って位置し、垂直部の前面と水平部の上面との間に位置しない。したがって、水平部の上面における荷役対象物を載置可能な領域を大きくとることができる。
本考案によれば、センサカバーによりフォークの前端に取り付けられた荷役対象物検知センサの前方が遮蔽された状態と遮蔽されていない状態とを容易に切り替えることができる有人無人兼用フォークリフトの提供することができる。
本考案の第1の実施形態に係るフォークリフトの構成を示す側面図である。 本考案の第1の実施形態に係るフォークリフトのフォークの構成を示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係るフォークリフトのセンサカバーの構成を示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係るフォークリフトのセンサカバーが水平状態にある構成を示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態に係るフォークリフトのセンサカバーが垂直状態にある構成を示す斜視図である。 本考案の第2の実施形態に係るフォークリフトのセンサカバーが水平状態にある構成を示す斜視図である。 本考案の第2の実施形態に係るフォークリフトのセンサカバーが垂直状態にある構成を示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る有人無人兼用フォークリフトを図面に基づいて説明する。
本実施形態では、有人運転と無人運転とを切り替え可能なリーチタイプの電動フォークリフトについて例示する。
図1に示すように、フォークリフト10は、機台11と、機台11の下部から前方に向かって延出された左右一対のリーチ部12と、機台11の前方において機台11の前部から立設された左右一対のマスト13とを備える。さらに、フォークリフト10は、マスト13に取り付けられたリフトブラケット14と、リフトブラケット14に取り付けられた左右一対のフォーク15と、フォーク15に取り付けられたセンサカバー16とを備える。なお、図1では左のマスト13、左のフォーク15、左のセンサカバー16のみが図示される。
フォークリフト10は、例えば、倉庫等の荷置場の床面に段積みされているパレットPに載置された荷WをパレットPとともに搬送するために用いられる。パレットPは、板状の荷役対象物であり、上面は水平面であって荷Wを載置可能であり、上面に沿って設けられた差込部Aを備える。差込部Aは対向する側面に差込口Hを備え、一対で同一側面の間に設けられ、一対のフォーク15を差し込み可能な通路である。
マスト13は、各リーチ部12の内側に設けられたレールに沿って機台11の前後方向に移動可能である。フォーク15は、リフトブラケット14と共にマスト13に沿って昇降可能である。左右一対のリーチ部12の間には、機台11の下部から前方に突出するブラケット(図示しない)が配置され、ブラケットの先端には、フォークリフト10の無人走行時にフォークリフト10の走行をガイドするためのガイドセンサ(図示しない)が取り付けられている。
図2に示すように、フォーク15は、略L字状に屈曲された板部材であり、図1に示すマスト13に沿う垂直部17と、垂直部17の下端部から前方に延びる水平部18とを備える。垂直部17は、前面19と上面20と内側面21と外側面22と下面(図示しない)と後面(図示しない)とを備える。水平部18は、前面23と上面24と内側面25と外側面26と下面27と後面28とを備える。また、フォーク15は、フォーク15前方の障害物を検知する荷役対象物検知装置30と、フォーク15に載置された荷を検知する荷載置検知装置とを備える。なお、図2に示すフォーク15は右のフォーク15である。
垂直部17は上面20に固定された取付板34を備える。取付板34は、垂直部17の前面19と同一面上にある板面35を備え、板面35から貫通する2つの垂直部取付孔36を備える。垂直部17は取付板34と隣接してリフトブラケット14が備えるフィンガーバーにフォーク15を取り付けるための爪37を備える。
垂直部17の内側の側面には、中空箱状のユニットボックス38が取り付けられている。ユニットボックス38は、前面39と上面40と内側面41と下面42と後面43とを備え、前面39の下端部の垂直部17側には、前後方向及び下方に開口する略矩形状のボックス切欠44が設けられている。
水平部18の内側面25には、配線カバー45が取り付けられている。配線カバー45は、水平部18の前面23から後面まで水平部18の内側面25側に沿って延び、前後方向及び水平部18の内側面25に向けて開口する断面U字状の長尺部材である。配線カバー45は上板部46と内板部47と下板部48とを備える。また、配線カバー45の上板部46は、上板部46を貫通し、水平部18の内側面25及びユニットボックス38に向けて開口する配線カバー切欠49を備える。配線カバー切欠49は、上板部46の一の角部に矩形状に形成されている。
水平部18の前面23及び配線カバー45の前端には、荷役対象物検知装置30が取り付けられている。荷役対象物検知装置30は、前方を向いて配置された障害物検知センサ51と、前方を向いて配置された左右一対の開口部検知センサ52とを備えている。障害物検知センサ51は、左右一対の開口部検知センサ52の間に位置している。荷役対象物検知装置30は、配線カバー45の内部を通した配線(図示しない)と接続されて、ユニットボックス38を介して機台11が備える電源装置(図示しない)と接続されている。
障害物検知センサ51は、前方に載置されている荷役対象物である荷Wが載置されたパレットPまでの距離や前方の障害物を検知する。左右一対の開口部検知センサ52は、パレットPの左右一対の差込部Aの差込口Hの上辺の位置と下辺の位置を検知する。障害物検知センサ51及び開口部検知センサ52は荷役対象物検知センサである。
荷載置検知装置は、ユニットボックス38に収容された複数のリミットスイッチと、荷載置検知センサ53とを備え、荷載置検知センサ53は、第1のリミットスイッチと連結された荷有無検知レバー54及び第2のリミットスイッチと連結された荷位置検知レバー55とを備える。荷有無検知レバー54は、配線カバー45の上板部46に荷Wが載置されているかを検知する。荷有無検知レバー54は、機台11の前後方向に延び、前端部56と後端部57を備え、前端部56と後端部57との間で前端部56が下方に位置するように折れている。荷有無検知レバー54は、配線カバー45の配線カバー切欠49に配置されている。荷有無検知レバー54は、後端部57がボックス切欠44を介して第1のリミットスイッチに連結されており、後端部57を中心として回動可能となっている。荷有無検知レバー54は、フォーク15に荷Wが載置され、荷有無検知レバー54の上部に荷Wの荷重がかかると、前端部56が下方及び後方に向かって移動するように後端部57を中心として回動して、ユニットボックス38に収容された第1のリミットスイッチを作動させる。
荷位置検知レバー55は、水平部18の上面24から配線カバー45の上板部46にかけて載置される荷Wの位置を検知する。荷位置検知レバー55は、機台11の前後方向に延び、前端部58と後端部59を備え、前端部58と後端部59との間で前端部58が下方に位置するように折れており、前端部58が配線カバー45の内板部47と接し、後端部59がユニットボックス38の内側面41に配置されている。荷位置検知レバー55は、後端部59が内側面41を介して第2のリミットスイッチに連結されており、後端部59を中心として回動可能となっている。荷位置検知レバー55は、配線カバー45の上板部46に荷が載置される際に荷Wが荷位置検知レバー55と当接して荷位置検知レバー55を後方に押すと、前端部58が下方及び後方に移動するように回動し、ユニットボックス38に収容された第2のリミットスイッチを作動させる。
したがって、荷載置検知センサ53は、荷有無検知レバー54と荷位置検知レバー55とにより第1のリミットスイッチ及び第2のリミットスイッチが作動されると、荷Wがフォーク15に正しく載置されたと検知する。
図3に示すように、センサカバー16は、フォーク15の荷役対象物検知装置30と荷役対象物との接触を防止するカバーである。センサカバー16は、断面U字状の板部材であるアーム部60とアーム部60の延在方向の一端に設けられたカバー本体部61とを備える。アーム部60は、矩形板状のアーム板部62と、アーム板部62の両側に垂直に同一方向に接続された矩形板状のアーム第1側板部63とアーム第2側板部64とを備える。
アーム部60は、アーム板部62のカバー本体部61が設けられた側と反対側の端部のアーム第1側板部63側にアーム開口部65を備える。アーム開口部65は、アーム板部62のカバー本体部61が設けられた側と反対側に開口し、アーム板部62を貫通する。アーム開口部65は、アーム板部62の角部が矩形状に切り取られて形成されており、アーム板部62の延在方向に延びる開口第1辺66と、開口第1辺66と垂直に延びる開口第2辺67と、アーム第1側板部63のアーム板部62と接続する辺とにより区画されている。また、アーム部60は、アーム板部62の中央部からカバー本体部61寄りに、アーム板部62を貫通する一対のアーム第1取付孔68を備える。アーム開口部65は、本考案の開口部である。
アーム第1側板部63はアーム板部62よりも延在方向においてカバー本体部61側と反対側に長くなっており、アーム第1側板部63はアーム第1突出板部70を備える。同様に、アーム第2側板部64はアーム板部62よりもカバー本体部61側と反対側に長くなっており、アーム第2側板部64はアーム第2突出板部71を備える。アーム第1側板部63は、中央部にアーム第2取付孔72と、アーム第1突出板部70にアーム回動軸孔73とを備える。同様に、アーム第2側板部64は、中央部にアーム第2取付孔72と、アーム第2突出板部71にアーム回動軸孔73とを備える。アーム第1突出板部70およびアーム第2突出板部71のアーム回動軸孔73は互いに同軸となる位置に備えられている。
カバー本体部61は中実の略立方体形状である。カバー本体部61は、先端に向かうほど幅が狭く、厚さが薄くなっている。カバー本体部61は、アーム板部62から延びてアーム板部62と同一水平面に位置し、アーム板部62と接続する底辺を備える略台形状のカバー表面75を備える。また、カバー本体部61は、先端に向かうにつれてカバー表面75と近づくように傾斜するテーパ面であるカバー裏面76を備える。カバー裏面76は、カバー表面75と同様の略台形状である。また、カバー本体部61は、カバー表面75の周囲とカバー裏面76の周囲との間を垂直に接続する環状のカバー側面77を備える。カバー表面75は、本考案の表面であり、カバー裏面76は本考案の裏面である。
図4及び図5に示すように、センサカバー16はフォーク15に取り付けられる。センサカバー16のアーム第1側板部63のアーム第1突出板部70とアーム第2側板部64のアーム第2突出板部71とが備える一対のアーム回動軸孔73には、カバー回動軸80が挿通されている。センサカバー16は、フォーク15の後端部であるフォーク15の水平部とアーム第1側板部63とアーム第2側板部64とに挿通されて設けられたカバー回動軸80を中心として回動可能となっている。カバー回動軸80は、本考案の回動軸である。
図4に示すセンサカバー16は、前方に回動されて、フォーク15の水平部18の上面24と外側面26と配線カバー45の内板部47と荷役対象物検知装置30とを覆う水平状態にある。センサカバー16が前方に回動されたとき、荷有無検知レバー54はセンサカバー16と干渉することなくアーム開口部65を通過する。水平状態では、カバー本体部61は荷役対象物検知装置30の前方に位置して荷役対象物検知装置30を前方から遮蔽し、荷有無検知レバー54は、パレットPがフォーク15に載置された状態でセンサカバー16のアーム板部62が備えるアーム開口部65に位置する。また、水平状態では、アーム第1側板部63とアーム第2側板部64とが備える一対のアーム第2取付孔72に、ボルト81が挿通されて、センサカバー16がフォーク15に固定されている。ボルト81は皿ねじであって、アーム第1側板部63及びアーム第2側板部64の表面から突出していない。
図5に示すセンサカバー16は、後方に回動されて、フォーク15の垂直部17に沿う垂直状態にある。センサカバー16のアーム板部62は、フォーク15の水平部18の上面24と垂直部17の前面19との間で回動し、垂直状態では、垂直部17の前面19の前方に面対向して位置する。センサカバー16が後方に回動されたとき、荷有無検知レバー54はセンサカバー16と干渉することなくアーム開口部65を通過する。垂直状態では、図2に示す取付板34の垂直部取付孔36と対応するアーム第1取付孔68とにボルト82が挿通されて、センサカバー16がフォーク15に固定されている。
以上の構成を有するフォークリフト10の作用について以下に説明する。
フォークリフト10の無人運転時は、センサカバー16を垂直状態とし、荷役対象物検知装置30と荷載置検知装置とを作動させる。そして、倉庫等の荷置場の床面の段積みされた荷Wが載せられたパレットPに向かってフォークリフト10を走行させる。フォークリフト10がパレットPに近づくと、荷役対象物検知装置30が、障害物検知センサ51により、パレットPの存在及びパレットPまでの距離を検知し、フォークリフト10を停止させる。そして、一対の開口部検知センサ52により、パレットPの側面の一対の差込口Hの上辺及び下辺の位置を検知して、開口部検知センサ52によりフォーク15をパレットPの差込部Aの差込口Hから差し込み可能であることが確認されると、フォーク15のパレットPの差込部Aへの差し込みが開始される。
パレットPまでの距離に応じてマスト13を各リーチ部12の内側に設けられたレールに沿って機台11の前方に移動させて、フォーク15を先端に取り付けられた荷役対象物検知装置30からパレットPの差込部Aに差し込ませる。そして、荷載置検知装置の荷有無検知レバー54の前端部56が下方に回動し、荷載置検知装置がフォーク15にパレットPが載せられたことを検知し、荷位置検知レバー55がパレットPが水平部18の後方に到達したことを検知したとき、パレットPは正常にフォークリフト10に載置されている。よって、マスト13の移動が終了されて、フォーク15の差し込みが終了される。このとき、パレットPのフォーク15の差し込みが開始された差込口Hが設けられた側面は、フォーク15の垂直部17の前面19に接近した状態となっている。また、荷有無検知レバー54が回動しても、荷有無検知レバー54はセンサカバー16のアーム開口部65を通過して、荷有無検知レバー54はセンサカバー16と干渉しない。そして、図1に二点鎖線で示す荷Wが載せられたパレットPにフォーク15が差し込まれた状態で、リフトブラケット14と共にフォーク15を上昇させて、フォークリフト10を走行させ、荷Wを目的の場所まで運ぶ。
フォークリフト10の有人運転時は、センサカバー16を水平状態とし、荷役対象物検知装置30を動作不可とする。運転者がフォークリフト10を運転して倉庫等の荷置場の床面の段積みされた荷Wが載せられたパレットPに向かって走行させる。フォークリフト10がパレットPに近づいたことを運転者が目視確認すると、運転者は、フォークリフト10を停止させる。そして、運転者は、パレットPの側面の一対の差込口Hを目視確認して、フォーク15を差し込み可能であると判断すると、マスト13を前方に移動するように操作してフォーク15を差込部Aに差し込ませる。
このとき、センサカバー16によって覆われたフォーク15は、センサカバー16のカバー本体部61の幅が狭く厚みが薄い先端からパレットPの差込口Hに挿入され、カバー本体部61のカバー裏面76によりガイドされて差込部Aに差し込まれる。そして、運転者がパレットPの差込口Hが設けられた側面がフォーク15の垂直部17の前面19に接近した状態となったことを目視確認すると、運転者はパレットPが正常にフォークリフト10に載置されたと判断する。よって、運転者はマスト13の移動を終了させ、フォーク15の差し込みを終了する。そして、運転者は、図1に二点鎖線で示す荷Wが載せられたパレットPにフォークが差し込まれた状態で、リフトブラケット14と共にフォーク15を上昇させて、フォークリフト10を走行させ、荷Wを目的の場所まで運ぶ。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(1)フォークリフト10の有人運転時は、センサカバー16を水平状態とする。センサカバー16の水平状態では、カバー本体部61の先端を、フォーク15の先端に取り付けられた荷役対象物検知装置30より前方に位置させ、フォークリフト10の有人運転時には使用しない荷役対象物検知装置30の前方をセンサカバー16により遮蔽することができる。したがって、フォーク15のパレットPへの差し込み時等にフォーク15の前端がパレットP等に衝突して荷役対象物検知装置30が破損することを防止することができる。
(2)センサカバー16は、アーム部60と、アーム部60の一端に設けられたカバー本体部61を備える。アーム部60は、アーム部60の他端のアーム第1突出板部70及びアーム第2突出板部71に設けられたカバー回動軸80を中心として水平方向と垂直方向の間で回動可能に、フォーク15の垂直部17と隣接した水平部18に取り付けられている。したがって、フォークリフト10の有人運転と無人運転を切り替える際に、センサカバー16を取り外す必要がなく、センサカバー16を回動させるだけで、容易にセンサカバー16の水平状態及び垂直状態を相互に切り替えることができる。また、取り外されたセンサカバー16を安全に保管させる必要がなく、容易にセンサカバー16の紛失や破損を防止することができる。
(3)センサカバー16の水平状態では、荷有無検知レバー54はパレットPがフォーク15に載置された状態でアーム開口部65にある。したがって、アーム部60を備えるセンサカバー16により荷役対象物検知装置30の前方を遮蔽しても、センサカバー16のアーム部60と、フォーク15に設けられた荷有無検知レバー54との干渉を防止することができる。
(4)センサカバー16のカバー本体部61は、先端に向かうほど幅が狭く厚みが薄く、アーム板部62と同一水平面にあるカバー表面75と、カバー本体部61の先端に向かって傾斜するテーパ面であるカバー裏面76とを備えている。したがって、フォークリフト10の有人運転時に、運転者の操作によりフォーク15の先端をパレットPに差し込み易く、また、カバー裏面76とカバー側面77によりフォーク15をパレットPの差込部Aにガイドして差し込ませることができる。
(5)回動軸としてのカバー回動軸80は、フォーク15の後端部である水平部18の後端部とアーム第1側板部63とアーム第2側板部64とに挿通されている。したがって、回動軸はセンサカバー16のアーム第1側板部63とアーム第2側板部64との間に設けられており、センサカバー16は水平部18に回動可能に確実に固定されている。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、センサカバーのアーム部をフォークの水平部の上面と垂直部の前面との間で回動させず、水平部の外側面及び垂直部の外側面に沿って回動させる例である。本実施形態では、第1の実施形態と同じ要素については、第1の実施形態の説明を援用し共通の符号を用いて説明する。
図6に示すように、フォーク100には、センサカバー101が取り付けられている。センサカバー101は、断面矩形状のアーム部102と、アーム部102の延在方向の一端側に設けられたカバー本体部103とを備える。アーム部102の延在方向の他端部は、フォーク100の垂直部17の外側面22の下端部に回動軸としてのボルト(図示しない)を介して前後方向に回動可能に取り付けられており、アーム部102は、フォーク100の水平部18の外側面26及び垂直部17の外側面22に沿って回動可能である。カバー本体部103の構成は、第1の実施形態のカバー本体部61と同じである。カバー本体部103のアーム部102と接続される面のうち、アーム部102が接続されていない部位からアーム部102の延在方向に延びる空間は、アーム部102が備える図7に示すアーム開口部104である。アーム開口部104は、本考案の開口部である。
図6に示すセンサカバー101は、前方に回動されて、フォーク100の水平部18の外側面26を覆い、荷役対象物検知装置30の前端を覆う水平状態にある。第1の実施形態と同様に、カバー本体部103の先端は、荷役対象物検知装置30より前方に位置し、カバー本体部103により荷役対象物検知装置30の前方が遮蔽されている。荷有無検知レバー54は、パレットPがフォーク100に載置された状態でセンサカバー101のアーム開口部104にある。
図7に示すセンサカバー101は、後方に回動されて、フォーク100の垂直部17に沿う垂直状態にある。センサカバー101の垂直状態では、アーム部102の延在方向が垂直部17の外側面22に沿っており、カバー本体部103は、垂直部17の上面20より上方に位置している。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(5)センサカバー101の回動軸は、フォーク15の後端部である垂直部17の下端部に設けられている。センサカバー101が垂直状態では、センサカバー101は垂直部17の外側面22に沿って位置し、垂直部17の前面19と水平部18の上面24との間に位置しない。したがって、水平部18の上面24における荷役対象物を載置可能な領域を大きくとることができる。
本考案は、上記の実施形態に限定されるものではなく考案の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、センサカバーの水平状態及び垂直状態では、ボルトによりセンサカバーを固定したが、この限りではない。例えば、水平状態ではセンサカバーを固定しなくても良い。
○ 上記の実施形態では、センサカバーの板状のアーム部に矩形状のカバー開口部を形成したが、この限りでない。センサカバーの回動又は荷有無検知レバーの回動により、センサカバーと荷載置検知センサとしての荷有無検知レバーが干渉しなければ良く、カバー開口部は楕円状等であっても良い。
15、100 フォーク
16、101 センサカバー
17 垂直部
18 水平部
30 荷役対象物検知装置
53 荷載置検知センサ
60、102 アーム部
61、103 カバー本体部
65、104 アーム開口部(開口部としての)
75 カバー表面(表面としての)
76 カバー裏面(裏面としての)
80 カバー回動軸(回動軸としての)

Claims (4)

  1. 垂直部と前記垂直部の下端部から前方に延在する水平部とを備えるフォークと、
    前記水平部の前端部に設けられ、前記フォークの前方の荷役対象物を検知する荷役対象物検知装置と、
    前記フォークに載置された荷役対象物を検知する荷載置検知センサと、を備える有人無人兼用フォークリフトにおいて、
    開口部を有するアーム部と、前記アーム部の先端部に設けられたカバー本体部と、を有するセンサカバーを備え、
    前記センサカバーは、前記フォークの後端部に設けられた回動軸を中心として水平状態と垂直状態との間で回動可能であり、水平状態のとき、前記カバー本体部が前記荷役対象物検知装置の前方を遮蔽するとともに、前記荷載置検知センサが前記開口部にあることを特徴とする有人無人兼用フォークリフト。
  2. 前記カバー本体部は、前記水平状態において前記アーム部から前方に延びる表面とカバー本体部の前端に向かうにつれて傾斜する裏面とを備えることを特徴とする請求項1に記載の有人無人兼用フォークリフト。
  3. 前記回動軸は前記水平部の後端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有人無人兼用フォークリフト。
  4. 前記回動軸は前記垂直部の下端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有人無人兼用フォークリフト。
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