JP6577422B2 - 荷役作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、前輪側に設けられた荷役装置、及び後輪側に設けられた錘部(カウンターウエイト)を有するカウンターバランス式の荷役作業車に関する。
例えば、特許文献1に記載の荷役作業車では、動力源であるバッテリが収納されたバッテリ収納部の挿入口が鉛直方向上方側に向けて開口している。つまり、特許文献1に記載の荷役作業車では、バッテリがバッテリ収納部に対して上下方向(鉛直方向)から出し入れされる。
特開2006−264940号公報
本願は、バッテリ収納部の挿入口が車両幅方向に向けて開口したカウンターバランス式の荷役作業車、つまりバッテリがバッテリ収納部に対して車両幅方向(水平方向)から出し入れされる荷役作業車において、バッテリの挿入性と車両の高剛性化とを両立させることが可能な荷役作業車を提供する。
本願では、前輪(Fh)と後輪(Rh)との間に設けられた収納部(7A)に収納されたバッテリ(7)と、収納部(7A)と車両後方側とを区画するとともに車両幅方向に延びるリアクロスメンバー(13)と、バッテリ(7)の下方側に設けられたロアフレーム(17)と、車両幅方向一端側においてバッテリ(7)より下方側に位置して後輪(Rh)側から前輪(Fh)側に延びるサイドプレート部(15A)を有するサイドフレーム(15)であって、リアクロスメンバー(13)及びロアフレーム(17)と共に車両に作用する荷重を受けるとともに、リアクロスメンバー(13)及びサイドプレート部(15A)により、バッテリ(7)が車両幅方向一端側から挿入可能な挿入口(9)の外縁部(9A)を構成するサイドフレーム(15)と、ロアフレーム(17)又はサイドフレーム(15)に設けられ、バッテリ(7)が挿入口(9)から収納部(7A)外に移動することを規制する規制部(19)と、外縁部(9A)のうち上下方向に延びる部位であって少なくとも規制部(19)の上端位置より上方側に位置する部位に設けられ、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した傾斜面(23B)を有する案内部(23)と、少なくとも一部が規制部(19)の上端位置より下方側に位置し、リアクロスメンバー(13)、ロアフレーム(17)及びサイドフレーム(15)に結合された補強部材(27)とを備える。
そして、バッテリ(7)が収納部(7A)に対して車両幅方向(水平方向)から出し入れされる荷役作業車においては、作業者は、例えば、以下の作業手順にてバッテリ(7)を収納部(7A)に載置する。
すなわち、作業者は、先ず、(a)フォークリフト等によりバッテリ(7)を規制部(19)の上端より上方側の高さまで上昇させる。次に、作業者は、(b)当該バッテリ(7)を車両幅方向一端側から他端側に向けて水平移動させた後、(c)バッテリ(7)を下降させて当該バッテリを収納部(7A)に載置する。
本願では、規制部(19)の上端位置より上方側に位置する部位に、傾斜面(23B)を有する案内部(23)が設けられているので、作業者は、上記作業(b)の作業時において、バッテリ(7)を挿入口(9)から収納部(7A)の直上位置まで容易に移動させることができる。
補強部材(27)の少なくとも一部が規制部(19)の上端位置より下方側に位置しているので、上記作業(b)の作業時において、バッテリ(7)と補強部材(27)とが干渉することを抑制できる。
リアクロスメンバー(13)、ロアフレーム(17)及びサイドフレーム(15)は、補強部材(27)に補強された状態で結合されているので、挿入口(9)の下端側開口幅寸法をバッテリ(7)の幅寸法と同等程度まで大きくすることができる。
因みに、挿入口(9)の下端側開口幅寸法を大きくすると、サイドフレーム(15)の断面積が小さくなり、曲げ剛性(断面二次モーメント)が低下する可能性が高い。なお、「挿入口(9)の開口幅寸法」とは、挿入口(9)のうち車両前後方向と平行な部位の開口寸法をいう。「バッテリ(7)の幅寸法」とは、バッテリ(7)のうち車両前後方向と平行な部位の外形寸法をいう。
以上により、本願では、バッテリ(7)の挿入性を向上させつつ、車両の高剛性化を図ることができ得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る荷役作業車(フォークリフト)1の側面図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の側面を一部拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の側面を一部拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の車体フレーム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の車体フレーム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の側面を一部拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る荷役作業車1の側面を一部拡大した斜視図である。 本発明の実施形態に係る前方側外縁部の周囲構成を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、当該部材が2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.荷役作業車の構成
カウンターバランス式の荷役作業車1は、図1に示すように、前輪Fh側に荷役装置3、及び後輪Rh側に錘部5を有する。本実施形態に係る荷役装置3は、一対のフォーク3A及び一対のマストリフトシリンダー3B等を有する。
つまり、本実施形態は、カウンターバランス式のフォークリフトに本発明に係る荷役作業車を適用したものである。各フォーク3Aは、前輪Fh側から車両前方側に延びる帯板状の部材である。
一対のマストリフトシリンダー3Bは、一対のフォーク3Aを含む荷役部を昇降させる油圧機器である。錘部5は、荷役装置3に作用する重力により車両が前方側に大きく傾きことを抑制する釣り合い錘である。
前輪Fhと後輪Rhとの間には、バッテリ7が収納された収納部7Aが設けられている。バッテリ7は、荷役作業車1の動力用電力を供給する電源である。つまり、バッテリ7は、走行用電動モータ(図示せず。)及び油圧ポンプ用電動モータ(図示せず。)等に電力を供給する二次電池である。
収納部7Aは、車両幅方向一端側(本実施形態では右側)に挿入口9を有する。挿入口9は、水平方向から収納部7A内にバッテリ7を挿入することが可能な開口である。なお、図1においては、二点鎖線の斜線部分が挿入口9である。
収納部7Aの挿入口9側、つまり収納部7Aの車両幅方向一端は、少なくともフロントクロスメンバー11、リアクロスメンバー13、サイドフレーム15及びロアフレーム17等を有して構成されている。フロントクロスメンバー11は、図2に示すように、収納部7Aと車両前方側とを区画するとともに車両幅方向に延びる強度部材である。
リアクロスメンバー13は、図3に示すように、収納部7Aと車両後方側とを区画するとともに車両幅方向に延びる強度部材である。なお、フロントクロスメンバー11及びリアクロスメンバー13は、共に車両前後方向に対して略直交した板状の金属部材である。
ロアフレーム17は、バッテリ7の下方側に配設されて収納部7Aの下面部を構成する部材である。当該ロアフレーム17は、図4に示すように、車両前後方向に延びるとともに、その延び方向と直交する断面が略L字状に構成された金属部材である。
ロアフレーム17の上面(以下、棚面17Aともいう。)には、図3に示すように、規制部19及び台座部材21が設けられている。規制部19は、バッテリ7が挿入口9から収納部7A外に移動することを規制する部材である。
本実施形態に係る規制部19は、略L字状に形成された板部材であって、鉛直方向(上下方向)においてロアフレーム17と台座部材21とに挟まれた状態でロアフレーム17に溶接されている。
台座部材21は、ロアフレーム17の棚面17Aに設けられた部材であって、収納部7Aにバッテリ7が収納された状態において、バッテリ7の下面と当該棚面17Aとの間に隙間21Aを設けるけるための部材である。
隙間21Aは、フォーク3A等が挿入可能な大きさの隙間である。つまり、当該隙間21Aは、バッテリ交換等のメンテナンス作業時に、バッテリ7を収納部7Aから出し入れするためのフォークリフトのフォークを挿抜するための隙間である。
サイドフレーム15は、図2及び図3に示すように、少なくともサイドプレート部15Aを有するとともに、フロントクロスメンバー11、リアクロスメンバー13及びロアフレーム17と共に車両に作用する荷重を受ける車体フレームを構成する。
サイドプレート部15Aは、車両幅方向一端側、つまり挿入口9側においてバッテリ7より下方側に位置し、かつ、後輪Rh側から前輪Fh側に延びる板状部位である。サイドプレート部15Aの後輪Rh側には、図4に示すように、鉛直プレート部15B及び水平プレート部15Cが設けられている。
鉛直プレート部15Bは、サイドプレート部15Aの延び方向後端側から上方側に延びる板状部位である。水平プレート部15Cは、鉛直プレート部15Bの上端側から車両後方側に延びる板状部位である。
サイドプレート部15A、鉛直プレート部15B及び水平プレート部15Cは、車両幅方向に対して略直交する板面を有する1枚の金属板にて構成された一体成形品である。つまり、サイドフレーム15は、サイドプレート部15A、鉛直プレート部15B及び水平プレート部15C等を有する1枚の金属板にて構成されている。
サイドプレート部15Aの下端には、ロアフレーム17の棚面17Aと対向するプレート部15Dが設けられている。つまり、サイドフレーム15のうちサイドプレート部15A部分は、前後方向と直交する断面が略L字状に構成されている。
そして、サイドフレーム15(サイドプレート部15A)にロアフレーム17が溶接された状態では、図5に示すように、バッテリ7の下方側、つまり棚面17Aを構成する部位が四角形状の閉断面となる。
2.挿入口周囲の構成
2.1 後方側外縁部の周囲構成
後方側外縁部9Aとは、図3に示すように、挿入口9の外縁部のうち後輪Rh側の外縁部であって、少なくともリアクロスメンバー13及びサイドプレート部15Aにより構成された部位である。
すなわち、図6に示すように、サイドプレート部15Aの上端15Eは、棚面17Aと同一高さ又は棚面17Aより高い部位に位置する。つまり後方側外縁部9Aのうち車両前後方向に延びる下端外縁部は、サイドプレート部15Aの上端15Eにより構成されている。
後方側外縁部9Aのうち上下方向に延びる鉛直外縁部は、主にリアクロスメンバー13の車両幅方向一端側の部位13A(一点鎖線の示す部位)により構成される。なお、鉛直プレート部15Bの前方側端部15Fは、第1案内部23の後方側端23Aより車両後方側に位置している。
つまり、リアクロスメンバー13の車両幅方向一端側の部位13A、第1案内部23の後方側端23A及び鉛直プレート部15Bの前方側端部15Fは、車両前後方向において、前方側から順に、部位13A、後方側端23A、前方側端部15Fの順に並んでいる。
このため、後方側外縁部9Aのうち上下方向に延びる鉛直外縁部は、リアクロスメンバー13の車両幅方向一端側の部位13A、つまりリアクロスメンバー13の板面13Bにより構成される。
第1案内部23は、上記の鉛直外縁部のうち少なくとも規制部19の上端位置より上方側に位置する部位に設けられている。当該第1案内部23は、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第1傾斜面23Bを有する。
上記の鉛直外縁部のうち第1案内部23より下方側の部位には、第2案内部25が設けられている。第2案内部25は、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第2傾斜面25Aを有している。
そして、鉛直外縁部は、上下方向においてサイドプレート部15Aの上端15Eに対応する位置まで延びている。つまり、リアクロスメンバー13の車両幅方向一端側の部位13Aは、棚面17Aまで延びている。
換言すれば、鉛直外縁部のうち規制部19の上端位置より下方側には、挿入口9の一部を閉塞するような壁が存在せず、挿入口9の下方側開口幅と棚面17Aの長手方向寸法とが略同一となっている。
挿入口9の開口幅とは、後方側外縁部9Aから前方側外縁部9B(図2参照)まで寸法である。棚面17Aの長手方向寸法とは、棚面17Aのうち車両前後方向と平行な部位の寸法である。
そして、規制部19は、第1案内部23、つまり上記鉛直外縁部より前輪Fh側に位置している。なお、本実施形態に係る規制部19は、棚面17Aの長手方向中央部に位置している。
なお、本実施形態係るリアクロスメンバー13、第1案内部23及び第2案内部25は、1枚の金属板により形成された一体成形品である。つまり、第1案内部23及び第2案内部25は、板面13Bの幅方向一端から車両後方側に延出した延出部により構成されている。
このため、第1傾斜面23Bと第2傾斜面25Aとは、上記の鉛直外縁部において上下方向に滑らかに連続した面にて構成されている。そして、第1案内部23(第1傾斜面23B)に対して第2案内部25(第2傾斜面25A)は、不完全テーパ部となっている。
「第2案内部25が不完全テーパ部」であるとは、図7に示すように、長さW1が長さW2より長いことを意図している。長さW1とは、車両幅方向と直交する仮想の鉛直面に投影された第1傾斜面23Bのうち車両前後方向と平行な部位の長さをいう。長さW2とは、当該仮想の鉛直面に投影された第2傾斜面25Aのうち車両前後方向と平行な部位の長さをいう。上記仮想の鉛直面は、図7の紙面に相当する。
そして、リアクロスメンバー13、ロアフレーム17及びサイドフレーム15は、図6に示すように、補強部材27に溶接等の接合手法により結合されている。なお、補強部材27は、図5の「×」で示される部位においてリアクロスメンバー13等に溶接されている。
すなわち、リアクロスメンバー13は、板面13Bの幅方向一端から車両後方側に延出した延出部、つまり第1案内部23の一部及び第2案内部25を介して補強部材27に結合されている。
サイドフレーム15は、鉛直プレート部15B及びサイドプレート部15Aに補強部材27が直接的に結合されている。ロアフレーム17は、棚面17Aに補強部材27が直接的に結合されている。
なお、棚面17Aは、リアクロスメンバー13の板面13Bに結合されている。第1案内部23の後方側端23Aは、鉛直プレート部15B(サイドフレーム15)に直接的に結合されている。
補強部材27は、図6に示すように、一部が規制部19の上端位置より下方側に位置している。
具体的には、補強部材27のち棚面17A、サイドプレート部15A及び第2案内部25に結合されている部位は、規制部19の上端位置より下方側に位置する。そして、補強部材27のうち当該部位以外の部位は、規制部19の上端位置より上方側に位置する。
本実施形態に係る補強部材27は、図4に示すように、棚面17A及びサイドプレート部15Aに結合された水平部27A、及び第1案内部23及び水平プレート部15Cに結合された鉛直部27B等を有して略L字状に構成されている。
水平部27A及び鉛直部27Bは金属製の一体成形品である。そして、鉛直部27Bは、操舵輪である後輪Rhとの干渉を回避するために、上端側が三角錐状になっている。
2.2 前方側外縁部の周囲構成
前方側外縁部9Bとは、図2に示すように、挿入口9の外縁部のうち前輪Fh側の外縁部であって、少なくともフロントクロスメンバー11及びサイドプレート部15Aにより構成された部位である。
フロントクロスメンバー11の車両幅方向一端側、つまり挿入口9側には、第3案内部29が設けられている。第3案内部29は、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第3傾斜面29Aを有する。
換言すれば、第3傾斜面29Aの車両幅方向一端29Bは、図8に示すように、第3傾斜面29Aの車両幅方向他端部29C、つまりフロントクロスメンバー11の板面11Aより前輪Fh側に位置する。
なお、第3傾斜面29Aは、図2に示すように、ステップ31を挟んで上下両側に延びている。そして、第3傾斜面29Aの下端側は、棚面17Aまで延びてロアフレーム17に溶接されている。
第3傾斜面29Aの車両幅方向一端29Bには、図8に示すように、当接プレート部33が設けられている。当接プレート部33は、サイドプレート部15Aに対して略直交した状態でサイドプレート部15Aに突き合わせ溶接された板状の部材である。
当該当接プレート部33は、第3案内部29を構成する金属板との一体成形品である。つまり、当接プレート部33と第3案内部29とは、1枚の板材が曲げられて構成された一体成形品である。
なお、本実施形態では、フロントクロスメンバー11の車両幅方向一端から延出した板状の延出部により、当接プレート部33及び第3案内部29が構成されている。つまり、本実施形態では、フロントクロスメンバー11、当接プレート部33及び第3案内部29は、金属板にて構成された一体成形品である。
3.本実施形態に係る荷役作業車の特徴
バッテリ7が収納部7Aに対して車両幅方向水平方向から出し入れされる荷役作業車においては、作業者は、例えば、以下の作業手順にてバッテリ7を収納部7Aに載置する。
すなわち、作業者は、先ず、フォークリフト等によりバッテリ7を規制部19の上端より上方側の高さまで上昇させる。次に、作業者は、当該バッテリ7を車両幅方向一端側から他端側に向けて水平移動させた後、バッテリ7を下降させて当該バッテリを収納部7Aに載置する。
そして、本実施形態では、規制部19の上端位置より上方側に位置する部位に、第1傾斜面23Bを有する第1案内部23が設けられているので、作業者は、バッテリ7を挿入口9から収納部7Aの直上位置まで容易に移動させることができる。
補強部材27の少なくとも一部が規制部19の上端位置より下方側に位置しているので、作業者がバッテリ7を水平方向に移動させるときに、バッテリ7と補強部材27とが干渉してしまうことを抑制できる。
さらに、リアクロスメンバー13、ロアフレーム17及びサイドフレーム15は、補強部材27に補強された状態で結合されているので、挿入口9の下端側開口幅をバッテリ7の幅寸法と同等程度まで大きくすることができる。以上により、本実施形態では、バッテリ7の挿入性を向上させつつ、車両の高剛性化を図ることができ得る。
当接プレート部33は、サイドプレート部15Aに対して略直交した状態でサイドプレート部15Aに溶接されている。これにより、当接プレート部33をサイドプレート部15Aに溶接する際の溶接作業性が向上するので、確実に、当接プレート部33をサイドプレート部15Aに溶接でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第2案内部25を設けていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、第2案内部25を廃止してもよい。
上述の実施形態に係る第2案内部25は不完全テーパ部であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1案内部23と同様な完全テーパ部であってもよい。
上述の実施形態に係る補強部材27は、その一部が規制部19の上端位置より上側に位置していた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、補強部材27全体が規制部19の上端位置より下側に位置していてもよい。
上述の実施形態に係る補強部材27は、略L字状であった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、その他形状であってもよい。なお、補強部材27とリアクロスメンバー13等との溶接箇所は、図5に示す位置に限定されるものではない。
上述の実施形態では、前方側外縁部9B側に当接プレート部33を設けていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、第3案内部29の第3傾斜面29Aをサイドプレート部15Aに直接的に溶接してもよい。
上述の実施形態では、ロアフレーム17に規制部19が設けられていた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばサイドプレート部15Aに規制部19が設けられた構成であってもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 荷役作業車 3… 荷役装置 3A… フォーク
3B… マストリフトシリンダー 5… 錘部 7… バッテリ
7A… 収納部 9… 挿入口 9A… 後方側外縁部 9B… 前方側外縁部
11… フロントクロスメンバー 11A… 板面 13… リアクロスメンバー
15… サイドフレーム 15A… サイドプレート部 15B… 鉛直プレート部
15C… 水平プレート部 15D… プレート部 15F… 前方側端部
17… ロアフレーム 17A… 棚面 19… 規制部
21… 台座部材 23… 第1案内部 23B… 第1傾斜面
25… 第2案内部 25A… 第2傾斜面 27… 補強部材
29… 第3案内部 29A… 第3傾斜面 33… 当接プレート部

Claims (4)

  1. 前輪側に設けられた荷役装置、及び後輪側に設けられた錘部を有するカウンターバランス式の荷役作業車において、
    前記前輪と前記後輪との間に設けられた収納部に収納されたバッテリと、
    前記収納部と車両後方側とを区画するとともに車両幅方向に延びるリアクロスメンバーと、
    前記バッテリの下方側に設けられたロアフレームと、
    車両幅方向一端側において前記バッテリより下方側に位置し、かつ、前記後輪側から前記前輪側に延びるサイドプレート部を有するサイドフレームであって、前記リアクロスメンバー及び前記ロアフレームと共に車両に作用する荷重を受けるとともに、前記リアクロスメンバー及び前記サイドプレート部により、前記バッテリが車両幅方向一端側から挿入可能な挿入口の外縁部を構成するサイドフレームと、
    前記ロアフレーム又は前記サイドフレームに設けられ、前記バッテリが前記挿入口から前記収納部外に移動することを規制する規制部と、
    前記外縁部のうち上下方向に延びる部位であって少なくとも前記規制部の上端位置より上方側に位置する部位に設けられ、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した傾斜面を有する案内部と、
    少なくとも一部が前記規制部の上端位置より下方側に位置し、前記リアクロスメンバー、前記ロアフレーム及び前記サイドフレームに結合された補強部材とを備え
    前記案内部を第1案内部とし、前記傾斜面を第1傾斜面としたとき、
    前記外縁部のうち上下方向に延びる部位であって前記第1案内部より下方側の部位には、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第2傾斜面を有する第2案内部が設けられており、
    さらに、車両幅方向と直交する仮想の鉛直面に投影された前記第1傾斜面のうち車両前後方向と平行な部位の長さは、当該仮想の鉛直面に投影された前記第2傾斜面のうち車両前後方向と平行な部位の長さより長い荷役作業車。
  2. 前輪側に設けられた荷役装置、及び後輪側に設けられた錘部を有するカウンターバランス式の荷役作業車において、
    前記前輪と前記後輪との間に設けられた収納部に収納されたバッテリと、
    前記収納部と車両後方側とを区画するとともに車両幅方向に延びるリアクロスメンバーと、
    前記バッテリの下方側に設けられたロアフレームと、
    車両幅方向一端側において前記バッテリより下方側に位置し、かつ、前記後輪側から前記前輪側に延びるサイドプレート部を有するサイドフレームであって、前記リアクロスメンバー及び前記ロアフレームと共に車両に作用する荷重を受けるとともに、前記リアクロスメンバー及び前記サイドプレート部により、前記バッテリが車両幅方向一端側から挿入可能な挿入口の外縁部を構成するサイドフレームと、
    前記ロアフレーム又は前記サイドフレームに設けられ、前記バッテリが前記挿入口から前記収納部外に移動することを規制する規制部と、
    前記外縁部のうち上下方向に延びる部位であって少なくとも前記規制部の上端位置より上方側に位置する部位に設けられ、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した傾斜面を有する案内部と、
    少なくとも一部が前記規制部の上端位置より下方側に位置し、前記リアクロスメンバー、前記ロアフレーム及び前記サイドフレームに結合された補強部材とを備え、
    前記外縁部を後方側外縁部とし、前記案内部を第1案内部とし、前記傾斜面を第1傾斜面としたとき、
    前記収納部と車両前方側とを区画するとともに車両幅方向に延びるフロントクロスメンバーであって、前記サイドプレート部と共に前記挿入口の前方側外縁部を構成するフロントクロスメンバーと、
    前記フロントクロスメンバーの車両幅方向一端側に設けられ、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第3傾斜面を有する第3案内部と、
    前記第3傾斜面の車両幅方向一端に設けられ、前記サイドプレート部に対して略直交した状態で前記サイドプレート部に溶接された当接プレート部であって、前記第3案内部との一体成形品である当接プレート部と
    を備える荷役作業車。
  3. 前記案内部を第1案内部とし、前記傾斜面を第1傾斜面としたとき、
    前記外縁部のうち上下方向に延びる部位であって前記第1案内部より下方側の部位には、車両幅方向及び車両前後方向に対して傾斜した第2傾斜面を有する第2案内部が設けられており、
    さらに、車両幅方向と直交する仮想の鉛直面に投影された前記第1傾斜面のうち車両前後方向と平行な部位の長さは、当該仮想の鉛直面に投影された前記第2傾斜面のうち車両前後方向と平行な部位の長さより長い請求項に記載の荷役作業車。
  4. 前記規制部は、前記案内部より前記前輪側の位置に設けられており、
    さらに、前記外縁部のうち上下方向に延びる部位は、上下方向において前記サイドプレート部の上端に対応する位置まで延びている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の荷役作業車。
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