JP2019011187A - バッテリ式フォークリフトおよびバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法 - Google Patents

バッテリ式フォークリフトおよびバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構造で、バッテリ収容部の高さ位置が低いバッテリ式フォークリフトを提供する.【解決手段】バッテリを取り出す際の取り出し口に使用される開口42を有する第1のフレーム41と、第1フレーム41の開口42より幅狭の切欠き32を有し、該切欠き32の縁がバッテリ搭載部とされる第2のフレーム31と、第2のフレーム31のバッテリ搭載部に取り付けられたガイド部材51a,51bを備え、第2のフレーム31の切欠き32の縁が、バッテリを取り出す方向に延在する一対の側縁を含み、ガイド部材51a,51bは、一対の側縁のそれぞれの上面に、該側縁に沿って延在して取り付けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリ式フォークリフトおよびバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法に関する。
バッテリ式フォークリフトは、通常は、バッテリを充電してから運転する。しかし、バッテリを充電する時間が無い場合等は、充電量が不足となったバッテリを、十分に充電されたバッテリと交換して運転を行う。
バッテリを交換する方法として、車体内部に設けられたバッテリ収容部に連通する開放部を車体の側部に設け、該開放部を介して、例えば、手動式のバッテリキャリアを用いて行う方法が知られている。
例えば、特許文献1には、バッテリキャリアの先端に係合部を設け、該係合部を車体のバッテリ収容部の下方に設けた挿入孔に挿し込むようにした構造が開示されている。バッテリキャリアの係合部を車体の挿入孔に挿し込むことにより、バッテリ収容部とバッテリキャリアのバッテリ載置面の位置が調整され、バッテリキャリアのバッテリ載置面を介してバッテリを出し入れする。なお、上記特許文献1では、バッテリキャリアの係合部を車体の挿入孔との水平方向の位置を調整するために、車体のバッテリ収容部の上方に鏡を設け、該鏡に映った挿入孔を目視するようにしている(特許文献1)。
特開2015−9948号公報
特許文献1に開示されたバッテリ式フォークリフトでは、直接、車体の挿入孔を視認することができないため、バッテリキャリアの係合部を差し込む作業をする際、しゃがんで相互の位置と高さを調整する必要があり、作業が大変で時間が掛かる。また、車体のバッテリ収容部の下方に挿入孔を設けるため、バッテリ収容部の高さ、すなわち、フォークリフトの車高が高くなる。
本発明の一態様によると、バッテリ式フォークリフトは、車体の側部に設けられ、バッテリ収容部にバッテリを挿入し取り出す際の開口を有する第1のフレームと、前記車体の底部に設けられ、前記バッテリ収容部の奥側から前記車体の側部に向かって延在する一対の対向側面が形成された切欠きを有し、少なくとも前記一対の対向側面に沿った前記切欠きの縁が、前記バッテリが搭載されるバッテリ搭載部とされる第2のフレームと、前記第2のフレームの前記バッテリ搭載部に取り付けられ、前記第2のフレームの上面よりも高いバッテリ載置面を有する少なくとも一対の第1のガイド部材とを備える。
本発明の他の態様によると、バッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法は、前記第2のフレームの前記切欠きの一対の対向側面内において、前記バッテリの底面よりも下方の高さ位置に一対のフォークアームの上面を設定したパレットトラックを前記バッテリ収容部に挿し込むことと、前記一対のフォークアームと前記バッテリの底面との隙間を調整することと、前記隙間の調整の後、前記一対のフォークアームの先端を前記一対の第1のガイド部材に当接しつつ、前記バッテリ収容部の奥方にさらに前記一対のフォークアームを挿し込むことと、前記一対のフォークアームを取り出し高さ位置まで上昇させて前記バッテリを持ち上げることと、前記バッテリを持ち上げたまま前記パレットトラックを引き戻して前記バッテリを取り外すことと、を有する。
本発明によるバッテリ式フォークリフトによれば、バッテリ着脱の際の作業が容易となり、作業時間を低減することができる。また、バッテリ収容部の高さ位置が低く、バッテリ式フォークリフトを提供することができる。
本発明によるバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法によれば、パレットトラックのバッテリ収容部への挿し込み位置が判断し易く、作業時間を低減することができる。また、バッテリを運搬する台車(たとえばパレットトラックなど)により、誤って車体を持ち上げることがなく、車両本体を破損するおそれを軽減することができる。
図1は、本発明のバッテリ式フォークリフトの一実施の形態を示す概略側面図である。 図2は、図1に図示されたバッテリ式フォークリフトのバッテリカバーを開いた状態の拡大図である。 図3は、図2に図示されたバッテリ収容部の構造を示す斜視図である。 図4(a)は、図3に図示されたバッテリ収容部を上方から観た上面図であり、図4(b)は、図3に図示されたバッテリ収容部の正面図である。 図5(a)、図5(b)は、図3に図示されたガイド部材の取付構造を説明するための図である。 図6(a)は、パレットトラックの側面図であり、図6(b)は、パレットトラックの上面図である。 図7は、図6(a)に図示されたパレットトラックのフォークアームを上昇した状態を示す側面図である。 図8は、本発明の実施形態による作用を説明するための図であり、図8(a)は側方から観た模式図であり、図8(b)は、上方から観た模式図である。 図9は、比較品の作用を説明するための模式図であり、図8(b)に対応する図である。 図10は、本発明の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明のバッテリ式フォークリフトについて図面に基づき説明する。図1は、本発明のバッテリ式フォークリフトの一実施の形態を示す概略側面図である。
図1に示すように、バッテリ式フォークリフト1は、下部に走行用車輪12が設けられた車両本体11と、車両本体11の前部に傾動自在に保持されたリフト装置13とを有する。リフト装置13は、油圧リフトシリンダ13aと上下にスライドし昇降可能な左右一対のマスト13bとを有する。マスト13bには、シーブとチェーンからなる巻き掛け伝動機構を介してキャリッジ(不図示)が昇降自在に支持され、キャリッジは、バックレスト14を介して一対のフォーク15が幅方向に間隔調整可能である。
バッテリ式フォークリフト1は、ヘッドガード21の内側が運転席22となっており、運転席22下方の車両本体11内部にバッテリ16が収納されるバッテリ収容部17を有する。バッテリ収容部17は、運転時には、バッテリカバー18により覆われている。
図2は、図1に図示されたバッテリ式フォークリフトのバッテリカバーを開いた状態の拡大図である。
バッテリカバー18は、ヒンジ機構23を介して車両本体11に取り付けられ、開閉可能である。車両本体11の底部には、底部フレーム31が設けられている。図4(a)を参照して後で詳述するが、底部フレーム31には、切欠き32が設けられており、切欠き32の左右の縁にはガイド部材51a、51bが、奥の縁にはガイド部材52が取り付けられている。ガイド部材51a、51b、52は、バッテリ16が搭載されるバッテリ搭載部となっており、ガイド部材51a、51b、52の上面はバッテリ載置面である。この載置面は底部フレーム31の上面よりも地上高が高い面である。切欠き32の対向側面の縁にガイド部材51a,51b,52が取り付けられるので、底部フレーム31ないしは対向側面の縁もバッテリ搭載部と呼ぶことができる。
車両本体11を構成する側部フレーム41には、バッテリ収容部17の外部への開放部となる開口42が形成され、バッテリ16は、開口42を介して、バッテリ収容部17に出し入れ可能となっている。すなわち、開口42は、バッテリ16を取付け、取り外す際に供される。バッテリ収容部17内には、バッテリ16が収容された状態で、バッテリ16がバッテリ収容部17から脱落するのを防止するロック部材45(図3、図4(b)参照)が設けられている。
なお、実施形態では、バッテリ16は、その長手軸をフォークリフト前後進方向に向けて収容されている。
図3は、図2に図示されたバッテリ収容部の構造を示す斜視図であり、図4(a)は、図3に図示されたバッテリ収容部を上方から観た上面図であり、図4(b)は、図3に図示されたバッテリ収容部の正面図である。
車両本体11は、底部フレーム31と、車両本体の側部に設けられた側部フレーム41と、車両本体内部にバッテリ16の収容室を区画する仕切りフレーム61、62、63とを有する。側部フレーム41は、車両本体11の外装パネルの内側に配置されている。仕切りフレーム61、62は、側部フレーム41と直交する方向に延在され、仕切りフレーム63は、仕切りフレーム61、62に直交する方向に延在され仕切りフレーム61、62間を塞いでいる。仕切りフレーム61、62、63は、底部フレーム31の切欠き32の外周を囲んで配置されており、仕切りフレーム61、62、63によって形成される空間が、バッテリ収容部17を形成している。仕切りフレーム61〜63には、図示はしないが、リレー等の電子部品を取り付けるための取付部や、バッテリ16を電源部に接続するためのハーネスを挿通するための切欠き等が形成されている。なお、図4(a)における仕切りフレーム61は、図3に図示される仕切りフレーム61の一側端部を切り欠いた状態で図示している。これは、後で詳細に述べるガイド部材52の取り付け構造を明確に図示するためである。
図3に図示されるように、車体の底部に設けられた底部フレーム31には、バッテリ収容部17の奥側の縁である一側部から外部に、すなわち車両側方に向けて底部フレーム31が開放されるU字形状の切欠き32が形成されている。図4に図示されるように、切欠き32は、幅方向(図3に図示されたx方向)に離間する一対の対向側面(以下、幅方向の対向側面という)32a、32bと、バッテリ収容部奥に位置する、すなわちU字状切欠き底に位置する奥の側面32cとを有する。奥の側面32cは、一対の側面32a、32bに跨がって形成される面、言い換えると、一対の側面32a、32bをバッテリ収容部奥側端部で接続する面である。これら側面32a〜32cは、底部フレーム31が切欠かれて形成される切欠き32の外郭形状を定める。
図2を参照して説明したとおり、車体の側部に設けられた側部フレーム41にはバッテリ16の着脱に供する開口42が形成されている。切欠き32の一対の対向側面32a、32bは、車両内部のバッテリ収容空間から開口42に向かう方向に、すなわちバッテリ16を取り出す方向に延在されている。側部フレーム41の開口42は、その幅(x方向の長さ)が底部フレーム31の切欠き32の幅(x方向の長さ)より大きい。換言すると、底部フレーム31は、開口42より幅狭の切欠き32を有する。
後で述べる変形例から理解できるように、開口42の幅が切欠き32の幅よりも大きいことは必須ではない。
底部フレーム31における切欠き32の幅方向の対向側面32a、32b(図4(b)参照)に沿って、対向側面32a,32bのやや内側でバッテリ挿脱方向に延在する一対のガイド部材51a、51bが取り付けられている。また、底部フレーム31におけるU字形状の切欠き32の奥の側面(外部に開放された側とは反対側の側面)32c(図4(b)参照)近傍の縁上には、奥の側面32cに沿って延在するガイド部材52が取り付けられている。ガイド部材51a、51bの内側部先端には、すなわち対向側面32a、32bの先端には、面取り56が設けられている。面取り56は、図6に示すパレットトラック(台車)70のフォークアーム76の挿入を容易にする。
図5(a)、図5(b)は、図3に図示されたガイド部材の取付構造を説明するための図である。
図5(a)は、ガイド部材51a、51bを底部フレーム31に取り付ける前の状態を示しており、図5(a)に図示される通り、ガイド部材51a、51bには、それぞれ、複数の突起部53a、53bが形成されている。ガイド部材52には、複数の突起部54が形成されている。底部フレーム31には、各突起部53a、53bを挿通する挿通孔33a、33bが形成されている。また、底部フレーム31には、各突起部54を挿通する挿通孔34が形成されている。
図5(b)に図示されるように、各突起部53a、53bを、それぞれ、底部フレーム31の挿通孔33a、33bに挿通することにより、ガイド部材51a、51bが底部フレーム31に取り付けられる。また、各突起部54を底部フレーム31の挿通孔34に挿通することにより、ガイド部材52が底部フレーム31に取り付けられる。
図5(b)に図示された状態で、底部フレーム31における切欠き32の対向側面32aと、ガイド部材51aの内側面55aは、ほぼ面一となっている。また、底部フレーム31における切欠き32の対向側面32bと、ガイド部材51bの内側面55bは、ほぼ面一となっている。さらに、底部フレーム31における切欠き32の奥の側面32c(図4参照)と、ガイド部材52のバッテリ収容部に面する側面55cは、ほぼ面一になっている。
ガイド部材51a、51b、52は、ほぼ同じ板厚の断面矩形形状の角材である。従って、ガイド部材51a、51b、52の板厚をtgとし、底部フレーム31の板厚をtfとすると、底部フレーム31の切欠き32の縁部の厚さtoは、to=(tg+tf)となる。
実施形態では、ガイド部材51a、51b、52の板厚は、いずれも底部フレーム31の板厚よりも大きくしたが、これは必須ではなく、両部材の厚さが等しくてもよいし、逆に底部フレーム32の厚さが大きくてもよい。
なお、以下の説明において、ガイド部材51a、51b、52を、ガイド部材51等ということがある。また、底部フレーム32の側面とガイド部材51等の側面によって一体的な側面が形成されるので、後の説明では、この一体的な側面を切欠32の縁部と呼ぶこともある。
バッテリ16をバッテリ収容部17から出し入れするにはパレットトラック等を用いる。
図6(a)は、手動式パレットトラックの側面図であり、図6(b)は、パレットトラックの上面図である。
パレットトラック70は、ハンドル71と、操作レバー72と、ポンプ73と、ステアホイール74と、ロードホイール75と、一対のフォークアーム76とを有する。パレットトラック70は、走行および昇降を手動で行う手動式のキャリアである。ハンドル71を握って、前進および後進をする。操作レバー72を、ハンドル71方向に引くと一対のフォークアーム76が下降する。操作レバー72を引かずにハンドル71を後進側に倒すと、ポンプ73が駆動して一対のフォークアーム76が上昇する。
図7は、図6(a)に図示されたパレットトラックのフォークアームを上昇した状態を示す側面図である。
パレットトラック70のフォークアーム76の上昇は、ポンプ73のシリンダが伸張し、ロードホイール75に連結された脚部77が起立する方向に回動する。これにより、一対のフォークアーム76は、上面を平行にして上昇する。
フォークアーム76間の幅(一対のフォークアームの外側面間の長さ)Wp、およびフォークアーム76の最下端高さ(地表からフォークアーム76の上面の高さ)Hpは、パレットの規格で制限されている。
図8は、本発明の実施形態による作用を説明するための図であり、図8(a)はバッテリ収容部を側方から観た模式図であり、図8(b)は、バッテリ収容部を上方から観た模式図である。
図8(a)、8(b)を参照して、本発明の一実施の形態におけるバッテリ式フォークリフトによる、バッテリの出し入れの方法および作用について説明する。
図8(a)において、最下端高さの位置のフォークアーム76を点線で示している。
図8(a)に図示されるように、底部フレーム31の切欠き32の幅(x方向の長さ)Wfは、フォークアーム76の最外幅(一対のフォークアームの外側面間の長さ)Wpより大きい(Wf>Wp)。一例として、フォークアーム76の最外幅Wp=520mmであれば、底部フレーム31の切欠き32の幅Wf=550mm程度とすることができる。また、底部フレーム31下面の地表からの高さHfは、フォークアーム76の最下端高さHpより大きい(Hf>Hp)。一例として、フォークアーム76の最下端高さHp=85mmであれば、底部フレーム31下面の地表からの高さHf=100mm程度とすることができる。
バッテリ収容部17内に収容されているバッテリ16を取り出す場合について説明する。
パレットトラック70を前進させ、フォークアーム76の先端部側をバッテリ16と地表との間に挿し込む。フォークアーム76の先端をどの程度挿し込むかは、作業者によって異なるが、少なくともバッテリを持ち上げる際の挿し込み位置よりも手前の位置でいったんパレットトラック70を停止させ、フォークアーム76とバッテリ16との間隙Sgを目視により確認しながら、フォークアーム76を上昇させ、間隙Sgが適宜となった位置で、フォークアーム76の上昇を止める。間隙Sgが適宜となるとは、後述するように、フォークアーム76で底部フレーム31の下側に差込み、誤ってフォークリフト1を持ち上げないよう、フォークアーム76の先端の上面が底部フレーム31の底面よりも上方で、かつ、バッテリ16の底面に当接しない間隙である。
フォークアーム76とバッテリ16との間隙Sgの確認は、目視により行うため、正確に行うことはできない。底部フレーム31の切欠き32の縁部の高さはガイド部材51等の板厚分厚くなっている。このため、フォークアーム76の高さ位置の調整には、底部フレーム31にガイド部材51等が取り付けられていない場合に比し、ガイド部材51等の板厚分、余裕ができる。
この余裕について詳しく説明すると以下の通りである。
バッテリ16を取り外す際、フォークアーム76の上面が確実に底部フレーム31の底面よりも上方の位置でかつバッテリ底面よりも低い高さ位置に設定する必要がある。
たとえば、最低高さに設定されたフォークアーム76の上面をバッテリ底面に接触させる少し手前の位置(上記適宜の間隙となる位置)まで上昇させたとき、上述したように、フォークアーム76で底部フレーム31の下側に差込み、誤ってフォークリフト1を持ち上げないよう、フォークアーム76の先端の上面が底部フレーム31の底面よりも上方に位置させる必要がある。この目視による高さ調整作業時における上昇可能量が、ガイド部材51等の厚み分だけ大きくなるから、フォークアーム76の上面位置調整に余裕ができる。換言すると、高さ調整後の適宜の間隙Sgを大きくできると云うこともできる。さらに言い換えると、フォークアーム76の上面がバッテリ底面に接する際のフォークアーム76の高さ位置を基準高さ位置として上記余裕を説明すると、基準高さ位置からフォークアーム76を下げていったときに、フォークアーム76の上面が底部フレーム31の底面の高さ位置より下がるまでの移動量がガイド部材51等の厚み分だけ大きくなる。
このように実施形態では、ガイド部材51等の厚み分だけフォークアーム76の目視による位置調整作業におけるフォークアーム76の移動量に余裕ができる。
なお、本実施形態では、ガイド部材51等の板厚tgは、底部フレーム31の板厚tfより大きい(tg>tf)ものとして例示されている。このようにすれば、底部フレーム31の板厚tfを大きくすること無く、換言すれば、車両本体11の重量、コストを上げることなく、フォークアーム76の高さ位置の調整代を大きくすることができる。
フォークアーム76の上面をバッテリ底面に接触させる少し手前の位置まで上昇させる高さ調整作業の後、パレットトラック70を前進させて底部フレーム31の切欠き32の奥に移動させていく。このとき、パレットトラック70のフォークアーム76の先端側は、バッテリ16の下方であり、目視することができない。このため、フォークアーム76の先端側が底部フレーム31の切欠き32の幅方向にずれて、底部フレーム31の切欠き32の幅方向の対向側面32a、32b側に向けて進む可能性がある。底部フレーム31の切欠き32の幅方向の対向側面32a、32bは、ガイド部材51a、51bの板厚分厚い縁部となっている。つまり、上述した高さ調節後の間隙Sgは、底部フレーム31の対向側面32a,32bとガイド部材51a,51bの対向側面で形成される一体化側面の厚さto(底部フレーム32の厚さtfとガイド部材51等の厚さtgの合計値)よりも小さい値、逆に説明すると、底部フレーム31の板厚より大きい値に設定することができる。このため、フォークアーム76の先端が、底部フレーム31の切欠き32の幅方向の縁部に確実に当接させるように、上記フォークアーム76の高さ調整を行うことができる。フォークアーム76の先端が底部フレーム31の切欠き32の縁部に当接した後は、パレットトラック70は、フォークアーム76の先端が底部フレーム31の切欠き32の幅方向の縁部に案内されて、切欠き32の奥に向けて進む。
また、底部フレーム31の切欠き32の奥の側面32cは、ガイド部材52bの板厚分厚い縁部、すなわち上記一体化側面となっている。このため、パレットトラック70のフォークアーム76の先端が、切欠き32の奥の縁部に達すると、上述した幅方向の上記一体化側面の場合と同様に、フォークアーム76の先端は、確実に、底部フレーム31の切欠き32の奥の縁部、すなわち上記一体化側面に当接する。これにより、作業者は、パレットトラック70のフォークアーム76の先端が、底部フレーム31の切欠き32の奥の縁部に達したことを目視せずに確認することができる。図8(b)は、このようにして、パレットトラック70のフォークアーム76が底部フレーム31の切欠き32の奥の縁部に達した状態、すなわちフォークアーム76の先端が切欠き32の奥の縁部に当接した状態を図示している。なお、パレットトラック70のフォークアーム76の先端部の厚さtd(図6(a)参照)は、20mm程度である。
バッテリ16を取り出すには、この状態で、パレットトラック70のフォークアーム76を上昇してフォークアーム76の上面にバッテリ16を載置する。さらに、パレットトラック70のフォークアーム76を上昇し、バッテリ16の底面をガイド部材51等から離間させて、パレットトラック70を底部フレーム31の切欠き32から引き出せばよい。
交換用のバッテリ16を収容するには、上述した、バッテリ16の取り出しと逆の手順で行えばよい。
図9は、比較例の作用を説明するための模式図であり、図8(b)に対応する図である。
比較例では、底部フレーム31の切欠き32の対向側面近傍のフレーム面に、ガイド部材51等が取り付けられていない。図9を参照して、本実施形態と比較して説明する。
底部フレーム31の切欠き32の縁部に、ガイド部材51等が取り付けられていない構造では、フォークアーム76の高さ位置の調整代は、実施形態に比べてガイド部材51等の板厚分だけ小さくなる。換言すると、調整時の余裕が小さくなってしまう。
一例として、ガイド部材51等の板厚tg=25mmm、底部フレーム31の板厚tf=16mmとする。切欠き32の縁上にガイド部材51等を有していない構造では、バッテリ16に当接せず、かつ、底部フレーム31の切欠き32の側面32a〜32cに当接する条件を満たすフォークアーム76の高さ位置の調整代は、最大でも、底部フレーム31の板厚tfと同じ16mmである。目視により、フォークアーム76とバッテリ16との間隙Sgを、16mm以内に収めることは困難であり、フォークアーム76の高さ位置を、底部フレーム31の下面より下方にセットしてしまう可能性が高い。特に、フォークアーム76がバッテリ16の当接するのを回避するため、フォークアーム76の高さ位置は、バッテリ16から大きく離間するようにセットする可能性が高い。
フォークアーム76の高さ位置を、底部フレーム31の下面より下方にセットした状態で、パレットトラック70を底部フレーム31の切欠き32の奥に移動させても、フォークアーム76の先端を目視することができない。すなわち、フォークアーム76の先端が底部フレーム31の切欠き32の幅方向の対向側面32a、32bに達したことを確認することができない。このため、パレットトラック70をさらに前進させ、フォークアーム76の先端が、底部フレーム31の切欠き32の幅方向の対向側面32a、32bよりも奥に移動してしまう可能性が高い。このとき、フォークアーム76の先端側は、底部フレーム31の下面と地表との間の高さに位置している。この状態におけるフォークアーム76を、図9において点線で示す。この状態で、フォークアーム76を上昇させると、フォークアーム76の先端が底部フレーム31に当接し、バッテリ式フォークリフト1を持ち上げたり、構造物を破損する恐れがある。この状態では、当然、パレットトラック70のフォークアーム76のバッテリ搭載部にバッテリ16を搭載することはできない。
また、フォークアーム76の高さ位置を、底部フレーム31の下面より下方にセットした状態では、フォークアーム76の先端が底部フレーム31の切欠き32の奥の側面32cに達したことを確認することができない。従って、パレットトラック70を、フォークアーム76の先端が底部フレーム31の切欠き32の奥の側面32cを超える位置まで前進させてしまう可能性が高い。このとき、フォークアーム76の先端側は、底部フレーム31の下面と地表との間の高さに位置している。この状態におけるフォークアーム76を、図9において二点鎖線で示す。この状態で、パレットトラック70のフォークアーム76を上昇しても、フォークアーム76の先端は底部フレーム31に当接し、フォークアーム76のバッテリ搭載部にバッテリ16を搭載することはできない。
これに対し、底部フレーム31の切欠き32の縁上に、ガイド部材51等が取り付けられた構造であれば、切欠き32の縁部の厚さtoは、to=(tg+tf)=16mm+25mm=41mmとなる。すなわち、切欠き32の縁部の厚さtoは、ガイド部材51等の板厚25mm分厚くなる。従って、フォークアーム76の高さ位置の調整は、容易となり、バッテリ16の出し入れの作業を能率的に行うことが可能となる。
パレットトラック70のフォークアーム76の最低高さHpは、85mmである。従って、底部フレーム31下面の地表からの高さHfは85mmを超える高さであればよい。しかし、底部フレーム31の下面の地表からの高さHfが大きくなると、バッテリ収容部17の高さ位置が高くなり、バッテリ式フォークリフト1の車高が高くなる。底部フレーム31下面の地表からの高さHfは、これらのことを配慮して決定することが好ましい。
フォークリフトのバッテリの交換を、別のフォークリフトを用いて行うこともある。フォークリフトのフォークの厚さは、40mmである。パレットトラックより高さが低いので、フォークリフトを用いてバッテリ16を交換する場合にも適用することが可能である。これにより、バッテリ16の交換をパレットトラック70も用いて行うタイプと、別のフォークシフトを用いて行うタイプとの標準化を図ることが可能となる。
本発明の一実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)バッテリ式フォークリフトは、バッテリ16を取り出す際の開口(取り出し口)42を有する側部フレーム(第1のフレーム)41と、側部フレーム41の開口42より幅狭の切欠き32を有し、該切欠き32の縁がバッテリ搭載部とされる底部フレーム(第2のフレーム)31と、底部フレーム31のバッテリ搭載部に取り付けられたガイド部材51等とを備える。底部フレーム31の切欠き32の縁は、バッテリ16を取り出す方向に延在する一対の側縁を含み、ガイド部材51等は、一対の側縁それぞれの上面に、該側縁に沿って延在して取り付けられている。この構造は、パレットトラック70のフォークアーム76の位置を確認するための鏡を要とせず、簡素な構造となる。また、車両本体11のバッテリ収容部17の下方にパレットトラック70のフォークアーム76の先端部が係合する挿入孔等を設ける必要が無いので、バッテリ収容部の高さ位置を低くすることができる。また、バッテリ収容部の高さ位置が低くなることにより、フォークリフト1の重心位置を低くすることができる。
さらに、バッテリ16を出し入れするパレットトラック70のフォークアーム76の高さの位置の調整代がガイド部材51等の板厚分大きくなるため、フォークアーム76の高さ位置の調整が容易となり、バッテリ16の交換を能率的に行うことができる。
また、フォークリフトのフォークの厚さは薄く、フォーク上面位置はパレットトラック70のフォークアーム76の最下端高さより低い位置となるので、フォークリフトによりバッテリ16の交換を行っているバッテリ式フォークリフトにおいても、ガイド部材51等を組付けることにより、簡単に、バッテリ16の交換をパレットトラック70により行うようにすることができる。
(2)底部フレーム31の切欠き32の縁は、さらに底部フレーム31の切欠き32の奥に一対の側縁に跨って形成された奥の縁を含み、ガイド部材52は、さらに、奥の縁上に取り付けられている。このため、パレットトラック70のフォークアーム76の先端が切欠き32の奥の縁に達するとガイド部材52に当接し、フォークアーム76の先端が切欠き32の奥の縁に達したことを確認することができる。従って、この位置で、パレットトラック70のフォークアーム76を上昇させれば、バッテリ16をフォークアーム76のバッテリ搭載部に搭載することができ、バッテリ16の出し入れを能率的に行うことができる。
(3)一対の側縁のそれぞれの上面に取り付けられた各ガイド部材51a、51bは、ガイド部材51a、51bが対向する側に内側面55a、55bを有し、該内側面55a、55bは相互に平行な平坦面である。このため、ガイド部材51a、51bの内側面55a、55bに当接したパレットトラック70のフォークアーム76を、切欠き32の側縁に沿う方向に円滑にガイドすることができる。
(4)ガイド部材51等の板厚は、底部フレーム31の板厚より大きくされている。このため、底部フレーム31の板厚tfを大きくすること無く、換言すれば、車両本体11のコストを上げることなく、フォークアーム76の高さ位置の調整代を大きくすることができる。
上述した実施形態において、底部フレーム31の切欠き32の幅Wf=550mm、フォークアーム76間の幅Wp=550mm、底部フレーム31下面の地表からの高さHf=100mm程度、フォークアーム76の最低高さHp=85mm等の数値は、一例として、あるいは理解を容易にすることを目的として挙げたものでものであり、本発明は、上記例示した値の制限を何ら受けるものではない。
−変形例1−
図10は、本発明の変形例1を示す斜視図である。
図10に示す変形例1では、底部フレーム31の切欠き32の縁上に、切欠き32の相対する一対の対向側面32a、32bに沿って延在する複数対(本変形例では3対として例示)のガイド部材51a、51bが取り付けられている。図10において、ガイド部材51aは、相互に離間して取り付けられている3つのガイド部材要素51ax、51ay、51azを含み、ガイド部材51bは、相互に離間して取り付けられている3つのガイド部材要素51bx、51by、51bzを含む。また、底部フレーム31の切欠き32の切欠き底の縁上に、一対の対向側面32a、32bに跨って形成された奥の側面32cに沿って延在する複数(本変形例では2つとして例示)のガイド部材52が取り付けられている。図10において、ガイド部材52は、相互に離間して取り付けられている2つのガイド部材要素52x、52yを含む。ガイド部材51〜53は、フォークアーム76の先端が当たり易い位置にのみあればよいので、このように、分離して設けるようにしてもよい。但し。ガイド部材51〜53の上面は、バッテリ16の搭載部(載置面)となるので、バッテリ16を安定して保持できることと、バッテリ16の重量に耐える強度を有することにも留意する必要がある。ガイド部材51〜53のいずれかを、一実施の形態に示したように、1つとすることもできる。
なお、上記実施形態において、ガイド部材51等を、ボルトによる締結、ピンによるかしめ、溶接による接合等、他の方法により、底部フレーム31に固定することもできる。
−変形例2−
上記第1の実施形態では、底部フレーム31の切欠き32のすべての側辺の縁上にガイド部材51等を取り付けた構造として例示した。しかし、底部フレーム31の切欠き32の一対の側縁上にガイド部材51a、51bを取り付けるだけで、底部フレーム31の切欠き32の奥の縁にガイド部材52を取り付けなくてもよい。
−変形例3−
上記第1の実施形態の図3、図4に図示されたバッテリ収容部17を構成する底部フレーム31、側部フレーム41、仕切りフレーム61〜63の形状および構造は、単に、一例として例示したものであり、本発明は、図示された構造に関する制限を何ら受けるものではない。仕切りフレーム61〜63同士、あるいは仕切りフレーム61〜63のいずれかと、底部フレーム31と、側部フレーム41を、適宜、一体部材として成型にしたり、別のフレーム部材を追加してバッテリ収容部17を構成したりするようにしてもよい。
−変形例4−
上記第1の実施形態では、底部フレーム31の切欠き32の縁上に、ガイド部材51a、51b、51cを3つの分離した部材として取り付ける構造として例示したが、ガイド部材51a、51b、51cを一体化して1つの一体型ガイド部材としてもよい。このような一体型ガイド部材においても、一対のガイド部材51a、51bに対応する部分を有するものであり、一対のガイド部材を有するとみなす。
−変形例5−
上記第1の実施形態では、開口42の幅は切欠き32の幅よりも大きくしたが、開口42の幅は切欠き32の幅よりも大きいことは必須ではない。例えば、バッテリ収容部17に複数のバッテリ16をその長手軸が車両の前後進方向に延在して収容される場合、開口42の幅はバッテリ16の幅より大きいことが必須である。また、バッテリ載置面を有するガイド部材51a,51bの対向側面間の距離がバッテリ16の幅よりも狭いことが必須である。
変形例5では、ガイド部材51a,51bを対向側面から内側にオーバハングするように底部フレームに取り付ける。すなわち、切欠き32の一対の対向側面32a,32bに沿った縁の上に取り付けるガイド部材51a,51bの対向面の距離が開口42の幅よりも小さい。この変形例でも、実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
−変形例6−
上記第1の実施形態では、バッテリ16は、その長手軸をフォークリフト前後進方向に向けて収容されている。複数のバッテリを、その長手軸をフォークリフト左右方向にして一体化したバッテリ装置としてモジュール化し、このバッテリモジュールをバッテリ収容部に収容するバッテリ式フォークリフトにも本発明を適用できる。この場合、側部フレーム41の開口42の幅はモジュール化したバッテリ装置の幅よりも大きくすればよい。
したがって、上記実施形態、変形例を含む本発明によるバッテリ式フォークリフトは、車体の側部に設けられ、バッテリ収容部17にバッテリ16を挿入し取り出す際の開口42を有する第1のフレーム41と、車体の底部に設けられ、バッテリ収容部17の奥側から車体の側部に向かって延在する一対の対向側面32a,32bが形成された切欠き32を有し、少なくとも一対の対向側面32a,32bに沿った切欠き32の縁が、バッテリ16が搭載されるバッテリ搭載部とされる第2のフレームと、第2のフレーム31のバッテリ搭載部に取り付けられ、第2のフレーム31の上面よりも高いバッテリ載置面を有する少なくとも一対の第1のガイド部材51a,51bとを備える。
上記実施形態、変形例を含む本発明によるバッテリ式フォークリフトからバッテリを取り外す方法は以下のとおりである。
バッテリ式フォークリフトのバッテリの取り外し方法は、第2のフレーム31の切欠き32の一対の対向側面32a,32b内において、バッテリ16の底面よりも下方の高さ位置に一対のフォークアーム76の上面を設定したパレットトラックをバッテリ収容部17に挿し込むことと、一対のフォークアーム76とバッテリ16の底面との隙間を調整することと、隙間の調整の後、一対のフォークアーム76の先端を一対の第1のガイド部材51a,51bに当接しつつ、バッテリ収容部17の奥方にさらに一対のフォークアーム76を挿し込むことと、一対のフォークアーム76を取り出し高さ位置まで上昇させてバッテリ16を持ち上げることと、バッテリ16を持ち上げたままパレットトラック70を引き戻してバッテリ16を取り外すこととを含む。
また、一対のフォークアーム76の先端部を第2のガイド部材52に当接させた後、一対のフォークアーム76を取り出し高さ位置まで上昇させるのが好ましい。
このようなバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法によれば、バッテリを運搬する台車、たとえばパレットトラック70によりフォークアーム76を上昇させたときに、誤ってフォークリフトを持ち上げることがなく、フォークリフトを破損するおそれを軽減することができる。また、パレットトラック70の挿し込み位置および高さが判断し易く、作業時間を低減することができる。
バッテリ式フォークリフトのバッテリの取り付け方法は以下のとおりである。
バッテリ式フォークリフトのバッテリの取り付け方法は、一対のフォークアーム76を取り出し高さ位置まで上昇させてバッテリ16をその上面に載置することと、バッテリ16が載置された一対のフォークアーム76をバッテリ収容部17に挿し込み、バッテリ16をバッテリ収容部17のバッテリ載置位置まで移動することと、バッテリ載置位置まで移動した一対のフォークアーム76を降下させてバッテリ16を第1のガイド部材51a,51bに載置させることと、バッテリ16を第1のガイド部材51a,51bに搭載した後、一対のフォークアーム76をバッテリ収容部17から退避させることとを含む。
本発明は上記実施形態や変形例に示された内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 フォークリフト
11 車両本体(車体)
16 バッテリ
17 バッテリ収容部
18 バッテリカバー
31 底部フレーム(第2のフレーム)
32 切欠き
32a、32b 対向側面
32c 側面(奥の側面)
33a〜33c 挿通孔
41 側部フレーム(第1のフレーム)
42 開口
51、51a、51b、52 ガイド部材(第1、第2のガイド部材)
55a、55b、55c 内側面
70 パレットトラック
71 ハンドル
76 パレットアーム
Hp フォークアーム76の最低高さ
Hf 底部フレーム31下面の地表からの高さ
Sg フォークアーム76とバッテリ16との間隙
tg ガイド部材51等の板厚
tf 底部フレーム31の板厚
to 底部フレーム31の切欠き32の縁部の厚さ
Wp フォークアーム76間の幅
Wf 底部フレーム31の切欠き32の幅


Claims (11)

  1. 車体の側部に設けられ、バッテリ収容部にバッテリを挿入し取り出す際の開口を有する第1のフレームと、
    前記車体の底部に設けられ、前記バッテリ収容部の奥側から前記車体の側部に向かって延在する一対の対向側面が形成された切欠きを有し、少なくとも前記一対の対向側面に沿った前記切欠きの縁が、前記バッテリが搭載されるバッテリ搭載部とされる第2のフレームと、
    前記第2のフレームの前記バッテリ搭載部に取り付けられ、前記第2のフレームの上面よりも高いバッテリ載置面を有する少なくとも一対の第1のガイド部材とを備える、バッテリ式フォークリフト。
  2. 請求項1に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記第2のフレームは、前記第1のガイド部材を取り付けるための挿通孔を有するバッテリ式フォークリフト。
  3. 請求項1に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記少なくとも一対の第1のガイド部材の各々は複数の第1のガイド部材要素を含み、
    前記複数の第1のガイド部材要素の各々は、相互に離間して取り付けられている、バッテリ式フォークリフト。
  4. 請求項3に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記第2のフレームの前記切欠きの底である側面は、前記一対の対向側面を接続する側面として形成され、
    前記切欠き底の前記側面に沿って設けられ、前記第2のフレームの上面よりも高いバッテリ載置面を有する第2のガイド部材をさらに備える、バッテリ式フォークリフト。
  5. 請求項4に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記第2のガイド部材は複数の第2のガイド部材要素を含み、
    前記第2のガイド部材要素は、相互に離間して取り付けられている、バッテリ式フォークリフト。
  6. 請求項1に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記一対の第1ガイド部材のそれぞれの前記対向側面は互いに平行な平坦面である、バッテリ式フォークリフト。
  7. 請求項5に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記第1および第2のガイド部材の各々の板厚、または前記第1および第2のガイド部材要素の各々の板厚は、前記第2のフレームの板厚より大きい、バッテリ式フォークリフト。
  8. 請求項1に記載のバッテリ式フォークリフトにおいて、
    前記第2のフレームの前記切欠きの底である側面は、前記一対の対向側面を接続する側面として形成され、
    前記切欠き底の前記側面に沿って設けられ、前記第2のフレームの上面よりも高いバッテリ載置面を有する第2のガイド部材をさらに備える、バッテリ式フォークリフト。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法において、
    前記第2のフレームの前記切欠きの一対の対向側面内において、前記バッテリの底面よりも下方の高さ位置に一対のフォークアームの上面を設定したパレットトラックを前記バッテリ収容部に挿し込むことと、
    前記一対のフォークアームと前記バッテリの底面との隙間を調整することと、
    前記隙間の調整の後、前記一対のフォークアームの先端を前記一対の第1のガイド部材に当接しつつ、前記バッテリ収容部の奥方にさらに前記一対のフォークアームを挿し込むことと、
    前記一対のフォークアームを取り出し高さ位置まで上昇させて前記バッテリを持ち上げることと、
    前記バッテリを持ち上げたまま前記パレットトラックを引き戻して前記バッテリを取り外すことと、を有するバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法。
  10. 請求項9に記載のバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法において、
    前記一対のフォークアームの先端を第2のガイド部材に当接させたのち、前記一対のフォークアームを取り出し高さ位置まで上昇させる、バッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法。
  11. 請求項10に記載のバッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法において、
    前記一対のフォークアームを前記取り出し高さ位置まで上昇させて前記バッテリをその上面に載置することと、
    前記バッテリが載置された前記一対のフォークアームを前記バッテリ収容部に挿し込み、前記バッテリを前記バッテリ収容部のバッテリ載置位置まで移動することと、
    前記バッテリ載置位置まで移動した一対のフォークアームを降下させて前記バッテリを前記第1のガイド部材に搭載させることと、
    前記バッテリを前記第1のガイド部材に載置した後、前記一対のフォークアームを前記バッテリ収容部から退避させることとを備える、バッテリ式フォークリフトのバッテリ着脱方法。

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