JP5846992B2 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型電動車両に関する。
床下に形成されたバッテリ収納部に、脱着可能にバッテリを収納する鞍乗型電動車両において、バッテリの前後方向の端部の少なくともいずれかに把持部を設けるものが特許文献1に開示されている。この車両では、前記バッテリ収納部が、バッテリの積載後に蓋部材を兼ねるフロアによって覆われ、該フロアには、該脱着式のフロアと車体側とを施錠するロック機構が設けられている。
特開2008−230483号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された鞍乗型電動車両では、バッテリの脱着作業の際、フロアの脱着とバッテリの脱着との2工程の作業が必要であるため、作業に手間がかかる。また、バッテリ収納部においてバッテリを固定する機構がなく、バッテリの周囲にクッションを設けるだけで、バッテリが動いてしまうため、加減速への配慮や車両がバックする場合への配慮が足りない。
さらに、フロアにロック機構を設けることで、いたずらの防止が図られているが、ロック機構がフロアに設けられることから、ロック機構の開錠の際に作業者は屈む必要があるため、操作性の向上が求められる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、バッテリの脱着作業を効率的に行うことができるとともに、バッテリの安定性及びいたずらの防止効果を簡易に確保できる鞍乗型電動車両の提供、また、さらにバッテリのいたずらを防止するロック機構の開錠の操作性も向上させることのできる鞍乗型電動車両の提供を目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、シート(22)に着座した運転者が足を載せるフロア(F)を備え、該フロア(F)の下方に、上方に向けて開放する開口(36A)を有するバッテリ収納部(36)が設けられ、該バッテリ収納部(36)に上方からバッテリ(35)が脱着可能に収納される鞍乗型電動車両において、前記バッテリ(35)の上面の少なくとも一部には、前記フロア(F)を構成する前記バッテリ収納部(36)の蓋部材(45)が一体化され、前記バッテリ(35)の下面には、給電コネクタ(55)と被固定部(66)とが設けられ、前記バッテリ収納部(36)には、前記給電コネクタ(55)と接続する受電コネクタ(56)と、前記被固定部(66)を固定するロック部(67)と、が設けられ、前記バッテリ収納部(36)が前記蓋部材(45)によって閉じられた際に、前記給電コネクタ(55)と前記受電コネクタ(56)とが接続されるとともに、前記被固定部(66)が前記ロック部(67)に固定されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記被固定部(66)はストライカ(66)で、前記ロック部(67)はラッチ(67)であり、前記ストライカ(66)は、U字状に形成され、該U字状の底部を下方に突出させるように前記バッテリ(35)の下面に設けられ、前記ラッチ(67)は、前記ストライカ(66)に係脱するフック部材であり、前記バッテリ収納部(36)の底面に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記バッテリ(35)の前記被固定部(66)と、前記バッテリ収納部(36)の前記ロック部(67)と、の固定状態を解除する解除操作部が備えられ、ステアリングシャフト(11)を回動可能に支持する車体上部に位置するヘッドパイプ(6)に、当該鞍乗型電動車両を始動状態に切り替えるメインキー(31)が設けられ、前記メインキー(31)の操作により、前記解除操作部が前記被固定部(66)と前記ロック部(67)との固定状態を解除することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記バッテリ(35)の前記被固定部(66)と、前記バッテリ収納部(36)の前記ロック部(67)と、の固定状態を解除する解除操作部が備えられ、前記シート(22)の下方に配置された収納ボックス(27)の蓋部材として機能する前記シート(22)を、下方から支持するシート支持部(25)に前記シート(22)の開放を許容するシートキー(30)が設けられ、前記シートキー(30)の操作により、前記解除操作部が前記被固定部(66)と前記ロック部(67)との固定状態を解除することを特徴とする。


請求項5に記載の発明は、前記蓋部材(45)は、前記バッテリ(35)の外形よりも大きく形成され、その外周側の部位が、前記バッテリ収納部(36)の開口(36A)の周縁部と上下方向で重なるように形成され、前記蓋部材(45)の外周側の部位と、前記開口(36A)の周縁部との間に、シール部材(49)が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記蓋部材(45)の下面には、前記バッテリ(35)に向かって突出するリブ(46)が形成され、前記蓋部材(45)の下面と前記バッテリ(35)の上面との間に、前記リブ(46)を収納する空間が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記ストライカ(66)が前記ラッチ(67)に上方から当接し、前記ラッチ(67)が前記ストライカ(66)を係止する操作に移行した後に、前記給電コネクタ(55)と前記受電コネクタ(56)とが接続状態となるように構成されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記バッテリ(35)の側面には、この側面から突出する被ガイド部(75)が設けられ、前記バッテリ収納部(36)の側壁には、前記被ガイド部(75)に係合して前記バッテリ(35)を下方に向けて案内するガイド部(76)が設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、前記蓋部材(45)には、作業者が把持可能な把持部(50)が設けられ、該把持部(50)は、前記蓋部材(45)の面方向に沿う状態から該面方向に直交する方向に沿う状態にかけて回動可能に前記蓋部材(45)に支持され、前記蓋部材(45)には、前記把持部(50)が前記蓋部材(45)の面方向に沿う状態で該把持部(50)を収納する収納凹部(51)が形成され、前記把持部(50)は、前記蓋部材(45)の面方向に直交する方向に沿う状態で、前記蓋部材(45)の上面から突出するように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バッテリ収納部にバッテリを収納することで、バッテリ収納部が蓋部材によって閉じられるとともにフロアが形成され、フロアを構成する蓋部材を取り外すことで、蓋部材と一体にバッテリを取り外すことができるため、バッテリの脱着作業を効率的に行うことができる。
また、バッテリ収納部が蓋部材によって閉じられた際に、バッテリの給電コネクタと受電コネクタとが接続されるとともに、バッテリの被固定部がロック部に固定されるので、コネクタ接続を効率的に行うことができるとともに、バッテリの安定性及びいたずらの防止効果を簡易に確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、既存のロック部材を用いて、容易にバッテリのロック機構を構成できる。
請求項3に記載の発明によれば、比較的車体上側に位置する解除操作部によって、バッテリの開錠操作を行うことができるので、操作性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、比較的車体上側に位置する解除操作部によって、バッテリの開錠操作を行うことができるので、操作性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、バッテリ収納部を防水できる。
請求項6に記載の発明によれば、蓋部材としてのフロアを薄く形成した場合における剛性を確保でき、空間に収容されるリブに沿って空気を流すことで、バッテリを効果的に冷却することもできる。
請求項7に記載の発明によれば、バッテリの位置決め後に、給電コネクタと受電コネクタとの接続を行うことができるので、コネクタ接続における位置決めがなされており、コネクタを効果的に接続できる。
請求項8に記載の発明によれば、バッテリの収納時の位置決めができ、バッテリの収納の作業性をより向上できる。
請求項9に記載の発明によれば、真上にバッテリを引き抜こうとするよりも小さい力で、バッテリを収納位置から取り外すことができ、持ちやすい位置(立ち位置)までバッテリを引き上げてからバッテリを持つことができるので、バッテリの脱着の作業性をより向上できる。
本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両の左側面図である。 車体カバーを取り外した状態の上記鞍乗型電動車両の左側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 上記鞍乗型電動車両のフロアの上面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 図5の要部拡大図である。 上記鞍乗型電動車両のフロア下方のバッテリ収納部の上面図である。 バッテリ収納部にバッテリを収納する作業を説明する図である。 ストライカ及びラッチと給電コネクタ及び受電コネクタとの位置関係を説明する図である。 上記鞍乗型電動車両のメインキーを示した図であり、(A)はメインキーの側面図であり、(B)はメインキーのキー孔を示した図である。 上記実施形態の変形例1を説明する鞍乗型電動車両の断面図である。 上記実施形態の変形例2を説明する鞍乗型電動車両の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両1の左側面図であり、図2は鞍乗型電動車両1から車体カバーを取り外した状態の図である。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
この鞍乗型電動車両1は、乗員が足を載せる低床のフロアFを有するスクータ型車両であり、スイングアーム3に内蔵された電動モータMが発揮する回転動力によって、車軸4で軸支された後輪WRが回転駆動されて走行する。
図2に示すように、この鞍乗型電動車両1の車体フレーム5は、上部が後方に位置するように傾斜したヘッドパイプ6と、このヘッドパイプ6から後下がりに延びるメインフレーム7と、このメインフレーム7の下部に湾曲部8を介して連結されて後方に延びる左右一対のアンダーフレーム9と、各アンダーフレーム9の後端のそれぞれに一体に連なって後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム10と、を備えている。
ヘッドパイプ6は、ステアリングシャフト11を回動自在に軸支しており、このステアリングシャフト11の上端には操向ハンドル12が固定されている。一方、ステアリングシャフト11の下端には、左右一対のフロントフォーク13の上端部を支持するアンダーブラケット14が固定されている。各フロントフォーク13の下端部には前輪WFが軸支されている。
車体フレーム5の各リヤフレーム10の前部には、左右一対のピボットプレート15がそれぞれ設けられ、各ピボットプレート15には、スイングアーム3の前部がピボット軸16を介して揺動可能に支承されている。スイングアーム3は、車幅方向左側のアームのみで後輪WRを軸支する片持ち式とされ、また、左側のリヤフレーム10の後部とスイングアーム3の後部との間には、リヤクッションユニット17が設けられている。
なお、スイングアーム3内には、電動モータMの他に、回転駆動力の断接機構としての遠心クラッチ及び減速機構(何れも不図示)、並びに電動モータMの出力を制御するPDU(パワー・ドライブ・ユニット)18(図2)が集中配置される。すなわち、スイングアーム3は、前記電動モータM等と共に鞍乗型電動車両1の動力機関であるスイングユニットを構成する。
図1に示すように、鞍乗型電動車両1は、ヘッドパイプ6周辺を前方から覆うフロントカバー20と、ヘッドパイプ6周辺を後方から覆うレッグシールド21と、シート22に座った乗員が足を載せることが可能なようにレッグシールド21の下部に連なる前記フロアFと、各アンダーフレーム9を車幅方向外側から覆うようにフロアFの車幅方向外側縁部から垂下する左右一対のフロアサイドカバー23と、シート22の下方空間を前方から覆うようにフロアFの後端部から立ち上がるシート下前部カバー24と、シート22の下方空間を車幅方向外側から覆うようにシート下前部カバー24の外側後部に連なる左右一対のサイドカバー25と、後輪WRを上方から覆うように各サイドカバー25の後部に連なるリヤカバー26と、を備えている。
図2に示すように、シート22の下方には、このシート22により開閉可能な収納ボックス27が配置されており、シート22は収納ボックス27を開閉可能に覆う蓋部材として機能する。収納ボックス27は、サイドカバー25に支持されており、このサイドカバー25によって周囲を覆われている。ここで、シート22は、収納ボックス27を施錠して覆う構成とされ、図1に示すように、サイドカバー25においてシート22に近接する上部の左側壁部には、シート22の開放を許容するシートキー30が設けられている。
また、当該鞍乗型電動車両1を始動状態に切り替えるメインキー31は、レッグシールド21においてヘッドパイプ6の後方に位置する部位から、そのキー孔を露出させている。図2を参照し、このメインキー31は、ヘッドパイプ6にステー31Aを介して固定されている。また、フロントカバー20の前端には、ヘッドパイプ6に固定されたフロントステー32が配置され、このフロントステー32にはヘッドライト33が支持されている。
本実施形態では、フロアFの下方に、PDU18等に電力を供給するバッテリ35が配置され、図2に示すように、このバッテリ35は、左右のアンダーフレーム9の間に配置されたバッテリ収納部36に収納されている。図3〜図5を参照し、バッテリ35は、電力を蓄電するバッテリ本体35Aをケース35Bに収納して構成されている。バッテリ収納部36は、上方に開放する開口36Aを有する直方体状のケース体である。
バッテリ収納部36は、その開口36Aの周縁全周から外側に張り出すフランジ部37を有し、図2、図3を参照し、左右のアンダーフレーム9には、上方に突出し上部が平坦面とされた左右一対の前側ブラケット38及び後側ブラケット39が固着されている。バッテリ収納部36は、左右に延出するフランジ部37の左側部分及び右側部分を、前側ブラケット38及び後側ブラケット39に上方から当接させて、アンダーフレーム9に支持されている。
図3〜図5に示すように、フランジ部37の上方には、フロアFの一部を構成するフロアパネル40が配置され、フロアパネル40の車幅方向外側縁部に上記フロアサイドカバー23が取り付けられている。フロアパネル40には、バッテリ収納部36の開口36Aを上方に開放させる開放部41が形成され、開放部41は開口36Aよりも一回り大きい矩形状に形成され、フランジ部37の内周側の部位は開放部41の内側に位置して、フロアパネル40によって覆われていない状態とされている。
バッテリ35は、上記開放部41及び開口36Aを通して上方からバッテリ収納部36に収納されている。
ここで、バッテリ35のケース35Bの上面には、フロアパネル40の開放部41内に配置されてフロアFを構成するとともに、バッテリ収納部36の開口36Aを閉じる蓋部材45が一体化されている。
蓋部材45は、開放部41に整合する矩形状に形成されて、上面視でバッテリ35の外形よりも大きく形成されている。蓋部材45は、開放部41を閉じるとともに開口36Aを閉じ、その外周側の部位を、開放部41の内側に位置するフランジ部37の内周側の部位に当接させて支持されている。そして、この閉じた状態で蓋部材45は、フロアパネル40と面一となって、フロアFを構成している。
バッテリ35のケース35Bの上下方向における高さは、バッテリ収納部36の深さよりも小さく形成され、バッテリ35は、蓋部材45がフランジ部37の内周側の部位に当接されて支持されることで、浮き上がっている。すなわち、バッテリ35のケース35Bの下面とバッテリ収納部36との間には上下方向の隙間が形成される。また、バッテリ35のケース35Bの前後方向の長さもバッテリ収納部36の前後方向の長さよりも小さく形成され、ケース35Bとバッテリ収納部36の前壁部との間及びケース35Bとバッテリ収納部36の後壁部との間にも、前後方向の隙間が形成されている。
ここで、図2及び図5を併せて参照し、バッテリ収納部36の前壁部には、左右一対の冷却空気導入ダクト48の下流側端部が接続されている。各冷却空気導入ダクト48は、フロントカバー20とレッグシールド21とで囲まれる空間内でメインフレーム7を車幅方向外側から挟むようにして、メインフレーム7に沿って上方に延びた後に前方に湾曲し、フロントカバー20とレッグシールド21とで囲まれる空間内にて先端開口を前方に向けて開口させる。これにより、冷却空気導入ダクト48から導入された空気が、バッテリ収納部36内に流れ、バッテリ35が冷却されるようになっている。
また、図3に示すように、本実施形態では、蓋部材45の下面に、上方に向けてへこんだ凹部47が形成され、この凹部47の底部(下方を向く面)に、バッテリ35に向かって突出し、かつ前後方向に延出する複数のリブ46が形成され、凹部47とバッテリ35とで形成される空間内にリブ46が収容された状態となっている。なお、凹部47は、蓋部材45の下面における前端から後端にかけて延出しており、蓋部材45は、その下面における凹部47を除いた部位で、バッテリ35に固着されている。そして、凹部47には、冷却空気導入ダクト48から導入された空気が流れる。これにより、バッテリ35の冷却が促進されるようになっている。
また、蓋部材45が開口36Aを閉じた状態では、蓋部材45の外周側の部位と、開口36Aの周縁部に相当する、開放部41の内側に位置するフランジ部37の内周側の部位と、が上下方向で重なる。そして、図6に示すように、これら蓋部材45の外周側の部位とフランジ部37の内周側の部位との間には、例えば弾性材料からなるシール部材49が設けられている。ここで、本実施形態では、シール部材49が、フランジ部37の上面からへこんで形成された凹部に収容されている。なお、シール部材49は蓋部材45側に取り付けられていてもよく、この場合は、蓋部材の下面に上方に向けてへこむ凹部を形成する等すればよい。
一方で、図4、図5に示すように、蓋部材45の外面における車幅方向及び車両前後方向の略中央の領域には、作業者が把持可能なコ字状の左右一対の把持部50が設けられ、これら把持部50は、その両端部を前後方向に沿わせて蓋部材45に支持されている。そして、これら把持部50は、蓋部材45の面方向に沿う状態(図4に示す状態)から該面方向に直交する方向に沿う状態(図5に示す状態)にかけて90度回動可能とされている。
そして、これら把持部50は、蓋部材45の面方向に沿う状態では、蓋部材45に形成された左右一対の収納凹部51に収納され、フロアF(蓋部材45)と面一になる。そして、この状態から、把持部50は、回動可能とされ、蓋部材45の面方向に直交する方向に沿う状態で、蓋部材45の上面から突出する。これにより、この鞍乗型電動車両1では、作業者が把持部50を把持して上方に向けて蓋部材45を取り外すことで、バッテリ35を取り外すことができるようになっている。
次に、図5、図7、図8を参照し、バッテリ35のケース35Bの下面とバッテリ収納部36の底面との間には、バッテリ35と当該鞍乗型電動車両1に搭載された電装系部品とを電気的に接続させるコネクタ機構54と、バッテリ35とバッテリ収納部36とを固定するロック機構65と、が設けられており、バッテリ35がバッテリ収納部36に収納された状態では、コネクタ機構54が接続状態となり、ロック機構65がバッテリ35を固定するようになっている。
以下、コネクタ機構54及びロック機構65について説明すると、先ず、コネクタ機構54は、ケース35Bの下面に固定された給電コネクタ55と、バッテリ収納部36の底面に固定された受電コネクタ56と、を備えている。図8を参照し、給電コネクタ55は、正極端子57と、負極端子58と、情報伝達用端子59と、を備え、図7を参照し、受電コネクタ56には、正極端子57、負極端子58、及び情報伝達用端子59がそれぞれ嵌合される嵌合孔60,61,62が設けられている。なお、正極端子57、負極端子58、及び情報伝達用端子59は、右から順に並んでいる。
正極端子57、負極端子58、及び情報伝達用端子59は、下方に突出しており、各嵌合孔60,61,62は上方に開放している。また、正極端子57、負極端子58、情報伝達用端子59は、各嵌合孔60,61,62に前後方向の隙間を持った状態で嵌合される。また、受電コネクタ56には、配線56Aが接続され、受電コネクタ56はバッテリ収納部36の底面の後側の部位に配置されている。そして、配線56Aは後方に延ばされている。
ロック機構65は、ケース35Bの下面に固定されたストライカ66と、バッテリ収納部36の底面に設けられたラッチ67と、を備え、ストライカ66は、給電コネクタ55の前方に配置され、ラッチ67は、受電コネクタ56の前方に配置されている。図3も参照し、ストライカ66はU字状に形成され、該U字状の両端部を車幅方向に沿わせてケース35Bの下面に接続されている。そして、ストライカ66は、U字状の底部を下方に突出させるようにケース35Bの下面に設けられている。
ラッチ67は、ストライカ66に係脱するフック部材(後述のラッチ本体82)を有して構成され、バッテリ35がバッテリ収納部36に上方から収納される際に、ストライカ66に当接され、この当接した状態から所定量下方に押下されてから、ストライカ66を係止する操作に移行し、ストライカ66を係止する構成になっている。そして、ラッチ67にはワイヤ68が接続され、このワイヤ68が引っ張られることで、ラッチ67とストライカ66との係止が解除されるようになっている。
以下、図9を参照し、ストライカ66及びラッチ67について詳述すると、ラッチ67は、車両前後方向に沿って配置されたプレート80と、プレート80において車幅方向に沿って設けられたラッチ軸81と、ラッチ軸81に揺動可能に支持されたラッチ本体82と、備えている。プレート80は、その車両前後方向における上部略中央に、下方にへこんでストライカ66を下方に案内するガイド溝部83が形成され、ラッチ軸81は、ガイド溝部83に対して後下方に設けられている。
また、プレート80におけるガイド溝部83の前下方の部位には、車幅方向に沿って設けられたアーム軸84が設けられ、アーム軸84には位置決めアーム85が揺動可能に支持されている。アーム軸84は、ラッチ軸81と略同一の高さ上で並んでおり、位置決めアーム85はガイド溝部83側に向けて後方に延びている。
ラッチ本体82は、ラッチ軸81の径方向の外側に延びて、ストライカ66に上方から当接される当接腕86と、ラッチ軸81の径方向の外側に延びて、ガイド溝部83内に進入したストライカ66を係止する係止腕87と、を備え、図示省略する付勢手段によって付勢されており、当接腕86がガイド溝部83を横断してストライカ66の下方に位置するとともに、係止腕87がガイド溝部83と上下方向で重ならず、ストライカ66から逃げた位置に位置する状態において保持されている。
一方、位置決めアーム85は、当接腕86を係止するための係止凸部88を備えている。そして、位置決めアーム85は、この係止凸部88の先端がラッチ軸81側を向くように配置されている。そして、係止凸部88の先端は、上記当接腕86がストライカ66に上方から当接されて下方に揺動された際の、該当接腕86の先端の回転軌跡上に位置するようになっている。
そして、位置決めアーム85は、図示省略する付勢手段によって上方に向けて付勢されており、係止凸部88の先端が当接腕86の先端の回転軌跡上に位置する状態において保持されている。また、位置決めアーム85には、上記ワイヤ68が接続され、ワイヤ68が引っ張られることで、位置決めアーム85は下方に向けて揺動可能とされている。そして、位置決めアーム85がワイヤ68によって下方に向けて揺動された際には、係止凸部88の先端が当接腕86の先端の回転軌跡から離間するようになっている。
以上に説明したラッチ67では、図9(A)に示すように、ストライカ66が当接腕86に上方から当接し、当接腕86が下方に押下されて下方に揺動された場合に、ラッチ67がストライカ66を係止する操作に移行する。そして、当接腕86が下方に所定量押下されて下方に揺動され、当接腕86の先端が位置決めアーム85の係止凸部88を乗り上げると、図9(B)の二点鎖線で示すように、係止凸部88が上方に移動し、該係止凸部88によって当接腕86の上方への揺動が規制される状態となる。
そして、この状態では、当接腕86が下方に揺動されて、下方に移動したストライカ66の下方に位置するとともに、係止腕87が、ガイド溝部83内に進入したストライカ66の下部の上方に揺動し、ガイド溝部83と上下方向で重なる状態になり、ストライカ66がラッチ67によって係止される状態になる。
一方、ラッチ67のストライカ66の係止状態を解除する場合には、図9(B)の矢印に示すように、ワイヤ68によって、位置決めアーム85を下方に向けて揺動させることで、係止凸部88の先端を当接腕86の先端の回転軌跡から離間させる。この場合、係止凸部88が当接腕86の先端から離間することにより、付勢手段によって、当接腕86が上方に揺動し、係止腕87がガイド溝部83と上下方向で重ならない位置に復帰する。これにより、ストライカ66をガイド溝部83から上方に抜くことが許容される。
ここで、図9(A),(B)には、ストライカ66をラッチ67に係止させる過程における、給電コネクタ55と受電コネクタ56との上下方向における位置関係が示されている。なお、給電コネクタ55と受電コネクタ56の向きは、図9における矢印FRと一致していないが、図9では説明便宜上、給電コネクタ55と受電コネクタ56の向きを変えて示している。
同図のラインLa,Lbから明らかなように、本実施形態では、ストライカ66が上方から初めて当接腕86に当接した状態では、給電コネクタ55の各端子(57〜59)は、受電コネクタ56の各嵌合孔(60〜62)に挿入されていない。そして、図9(B)に示すように、ストライカ66がラッチ67によって係止された状態では、給電コネクタ55の各端子は、受電コネクタ56の嵌合孔に挿入されている。
すなわち、本実施形態においては、ラッチ67が、その当接腕86がストライカ66の下方に位置するとともに、その係止腕87がストライカ66から逃げた位置に位置する状態と、その当接腕86が、下方に揺動されて、下方に移動したストライカ66の下方に位置するとともに、その係止腕87が、ストライカ66の上方に揺動し、ストライカ66を係止する状態と、に移行可能に構成され、ストライカ66がラッチ67に上方から当接し、ラッチ67がストライカ66を係止する操作に移行した後に、給電コネクタ55と受電コネクタ56とが接続状態となるように構成されている。
また、図5を参照し、上記ワイヤ68は、バッテリ収納部36から外側に引き出され、本実施形態では、メインキー31に接続されている。図10(A)に示すように、メインキー31は、キーシリンダ70を備え、キーシリンダ70のキー孔にキー71が挿し込まれた状態でキー71が回動されることで操作される。そして、キー71の回動操作に応じてワイヤ68が引っ張られる。そして、図10(B)に示すように、キー71を差し込み直後の基準位置(OFF位置)から紙面時計回り方向に所定角度回動させた位置に、ロック機構65の解除位置72が設定され、この解除位置72までキー71が回動されると、ワイヤ68が位置決めアーム85を揺動させて、ストライカ66とラッチ67との係止状態が解除される。
また、図8に示すように、バッテリ35のケース35Bの両側面には、これら側面から車幅方向外側に突出する左右一対の例えば円筒状の被ガイド部75が設けられ、図7も参照し、バッテリ収納部36の側壁内面には、被ガイド部75に係合してバッテリ35を下方に向けて案内するガイド部76が設けられている。ガイド部76は、バッテリ収納部36の側壁内面からへこみ、かつ上下方向に延びる溝である。ここで、ガイド部76は、バッテリ収納部36の前後方向の中央位置からオフセットした位置に設けられ、当該中央位置よりも後方に設けられている。
以下、鞍乗型電動車両1におけるバッテリ35の脱着作業について説明すると、取り付けの際は、図7、図8を参照し、使用者は、把持部50を把持して、被ガイド部75をガイド部76に係合させ、この状態で、バッテリ35を下方に下げる。そして、ストライカ66とラッチ67とを係止させ、給電コネクタ55と受電コネクタ56とを接続させる。
そして、バッテリ35の取り外しの際は、先ず、メインキー31を操作し、ストライカ66とラッチ67との係止状態を解除し、バッテリ35とバッテリ収納部36との固定状態を解除する。そして、図5に示すように、把持部50を上方に回動させ、蓋部材45とバッテリ35とを一体に持ち上げるようにして取り外す。
以上に記載した本実施形態の鞍乗型電動車両1は、シート22に着座した運転者が足を載せるフロアFを備え、フロアFの下方に、上方に向けて開放する開口36Aを有するバッテリ収納部36が設けられ、バッテリ収納部36に上方からバッテリ35が脱着可能に収納され、バッテリ35の上面には、フロアFを構成するバッテリ収納部36の蓋部材45が一体化されている。そして、バッテリ35の下面には、給電コネクタ55と被固定部であるストライカ66とが設けられ、バッテリ収納部36には、給電コネクタ55と接続する受電コネクタ56と、ストライカ66を固定するロック部であるラッチ67と、が設けられ、バッテリ収納部36が蓋部材45によって閉じられた際に、給電コネクタ55と受電コネクタ56とが接続されるとともに、ストライカ66がラッチ67に固定されるようになっている。
したがって、この鞍乗型電動車両1では、バッテリ収納部36にバッテリ35を収納することで、バッテリ収納部36が蓋部材45によって閉じられるとともにフロアFが形成され、フロアFを構成する蓋部材45を取り外すことで、蓋部材45と一体にバッテリ35を取り外すことができるため、バッテリ35の脱着作業を効率的に行うことができる。
また、バッテリ収納部36が蓋部材45によって閉じられた際に、バッテリ35の給電コネクタ55と受電コネクタ56とが接続されるとともに、バッテリ35のストライカ66がラッチ67に固定されるので、コネクタ接続を効率的に行うことができるとともに、バッテリ35の安定性及びいたずらの防止効果を簡易に確保できる。
また、ストライカ66は、U字状に形成され、該U字状の底部を下方に突出させるようにバッテリ35の下面に設けられ、ラッチ67は、ストライカ66に係脱するフック部材であり、バッテリ収納部36の底面に設けられているので、既存のロック部材を用いて、容易にバッテリ35のロック機構を構成できる。
また、ストライカ66と、ラッチ67と、の固定状態を解除する解除操作部が備えられ、該解除操作部は、ステアリングシャフト11を回動可能に支持する車体上部に位置するヘッドパイプ6に設けられた、当該鞍乗型電動車両1を始動状態に切り替えるメインキー31に一体化されていることで、比較的車体上側に位置する解除操作部によって、バッテリ35の開錠操作を行うことができるので、操作性を向上させることができる。
また、蓋部材45は、バッテリ35の外形よりも大きく形成され、その外周側の部位が、バッテリ収納部36の開口36Aの周縁部と上下方向で重なるように形成され、蓋部材45の外周側の部位と、開口36Aの周縁部との間に、シール部材49が設けられているので、バッテリ収納部36を防水できる。
また、蓋部材45の下面には、バッテリ35に向かって突出するリブ46が形成され、蓋部材45の下面とバッテリ35の上面との間に、リブ46を収納する凹部47が形成されているので、蓋部材45としてのフロアを薄く形成した場合における剛性を確保でき、凹部47に収容されるリブ46に沿って空気を流すことで、バッテリ35を効果的に冷却することもできる。
さらに、ストライカ66がラッチ67に上方から当接し、ラッチ67がストライカ66を係止する操作に移行した後に、給電コネクタ55と受電コネクタ56とが接続状態となるように構成されていることで、バッテリ35の位置決め後に、給電コネクタ55と受電コネクタ56との接続を行うことができるので、コネクタ接続における位置決めがなされており、給電コネクタ55と受電コネクタ56とを効果的に接続できる。
また、バッテリ35(ケース35B)の側面には、この側面から突出する被ガイド部75が設けられ、バッテリ収納部36の側壁には、被ガイド部75に係合してバッテリ35を下方に向けて案内するガイド部76が設けられているので、バッテリ35の収納時の位置決めができ、バッテリ35の収納の作業性をより向上できる。
さらに、蓋部材45には、作業者が把持可能な把持部50が設けられ、把持部50は、蓋部材45の面方向に沿う状態から該面方向に直交する方向に沿う状態にかけて回動可能に蓋部材45に支持され、蓋部材45には、把持部50が蓋部材45の面方向に沿う状態で把持部50を収納する収納凹部51が形成され、把持部50は、蓋部材45の面方向に直交する方向に沿う状態で、蓋部材45の上面から突出するように構成されている。これによれば、バッテリ35の脱着の作業性をより向上できる。
次に、上記実施形態の変形例1を、図11を用いて説明する。上記実施形態では、蓋部材45が、その外周側を、開放部41の内側に位置するフランジ部37の内周側に当接させて支持された際、フロアパネル40と略面一の状態になる構成を説明したが、図11に示す変形例1では、蓋部材45を縦断面でコ字状に形成し、フロアパネル40から上方に突出させている。このような態様では、バッテリの容量を増やすことができる。
また、上記実施形態の変形例2として図12に示すようなものであってもよい。すなわち、この変形例2では、バッテリ収納部36の内側に、その前部をバッテリ収納部36のフランジ部37の前部上方の部位に回動可能に支持された回動ボックス90が設けられている。回動ボックス90は、上方に開放してバッテリ35を収納し、バッテリ35は回動ボックス90の内側に収納され、かつバッテリ収納部36の内側に収納される。
回動ボックス90は、上方に開放した開口90Aの周縁全周から外側に張り出すフランジ部91を有し、フランジ部91の前部が、バッテリ収納部36のフランジ部37の前部上方の部位に回動可能に支持され、フランジ部91の左右側部、及び後部は、バッテリ収納部36のフランジ部37に上方から当接している。また、回動ボックス90の底部には、バッテリ収納部36の底面に設けられたラッチ67及び受電コネクタ56を、回動ボックス90の底部から回動ボックス90の内部に露出させる連通開口92が形成されている。
そして、フランジ部91の後部には把持部93が回動可能に支持され、この把持部93は、フロアパネル40の面方向に沿う状態で、フロアパネル40に形成された収納凹部94に収納される。そして、この状態から、把持部93は回動可能とされ、フロアパネル40の面方向に直交する方向に沿う状態で、フロアパネル40の上面から突出するように構成されている。
蓋部材45は、その外周側の部位を、回動ボックス90のフランジ部91に上方から当接させて支持され、この際、フランジ部91を介して、バッテリ収納部36のフランジ部37が、バッテリ35の荷重を支持する。そして、この状態で、蓋部材45はフロアパネル40と面一とされる。そして、蓋部材45には、上記把持部50が設けられることに加え、把持部50よりも後方の部位において、取っ手凹部95が形成されている。この取っ手凹部95は、蓋部材45の上面から下方に凹設され、断面L字状に形成されている。取っ手凹部95は、断面L字状の一端が、蓋部材45から開口し、他端が後方に向けられるように、蓋部材45に形成されている。
この変形例2では、作業者は、把持部93を把持して、回動ボックス90を回動させ、回動ボックス90を立ち上げた状態で、蓋部材45の把持部50を把持し、また必要に応じて取っ手凹部95に手を入れて、バッテリ35を取り外す。
このような構成では、回動ボックス90を回動操作することで、バッテリ35を車体側から取り外し易い位置に配置することができるので、作業性を良好なものにできる。具体的には、真上にバッテリ35を引き抜こうとするよりも、てこの原理によって小さい力で、バッテリ35を収納位置から取り外すことができ、持ちやすい位置(立ち位置)までバッテリ35を引き上げてからバッテリ35を持つことができるので、バッテリ35の脱着の作業性をより向上できる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において上記変形例1,2の他、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態ではメインキー31にロック機構65の解除機構を一体化する構成を説明したが、ロック機構65の解除機構をシートキー30に一体化してもよい。この場合も、シートキー30は比較的高い位置に設けられるため、操作者は屈まずにロック機構65の解除操作を行うことができるため、操作性を向上することができる。
また、上記実施形態では、蓋部材45の下面にリブ46が形成され、バッテリ35のケース35Bの上面に、下方にへこみ、かつケース35Bの前端から後端にかけて延出し、リブ46を収容する凹部47が形成される構成を説明したが、バッテリ35のケース35Bの上面を下方に向けてへこまして、このへこんだ空間内にリブを形成してもよい。
1 鞍乗型電動車両
6 ヘッドパイプ
11 ステアリングシャフト
22 シート
25 サイドカバー(シート支持部)
27 収納ボックス
30 シートキー
31 メインキー
35 バッテリ
36 バッテリ収納部
36A 開口
45 蓋部材
46 リブ
49 シール部材
50 把持部
51 収納凹部
55 給電コネクタ
56 受電コネクタ
66 ストライカ(被固定部)
67 ラッチ(ロック部)
75 被ガイド部
76 ガイド部
F フロア

Claims (9)

  1. シート(22)に着座した運転者が足を載せるフロア(F)を備え、該フロア(F)の下方に、上方に向けて開放する開口(36A)を有するバッテリ収納部(36)が設けられ、該バッテリ収納部(36)に上方からバッテリ(35)が脱着可能に収納される鞍乗型電動車両において、
    前記バッテリ(35)の上面の少なくとも一部には、前記フロア(F)を構成する前記バッテリ収納部(36)の蓋部材(45)が一体化され、
    前記バッテリ(35)の下面には、給電コネクタ(55)と被固定部(66)とが設けられ、
    前記バッテリ収納部(36)には、前記給電コネクタ(55)と接続する受電コネクタ(56)と、前記被固定部(66)を固定するロック部(67)と、が設けられ、
    前記バッテリ収納部(36)が前記蓋部材(45)によって閉じられた際に、前記給電コネクタ(55)と前記受電コネクタ(56)とが接続されるとともに、前記被固定部(66)が前記ロック部(67)に固定されることを特徴とする鞍乗型電動車両。
  2. 前記被固定部(66)はストライカ(66)で、前記ロック部(67)はラッチ(67)であり、
    前記ストライカ(66)は、U字状に形成され、該U字状の底部を下方に突出させるように前記バッテリ(35)の下面に設けられ、
    前記ラッチ(67)は、前記ストライカ(66)に係脱するフック部材であり、前記バッテリ収納部(36)の底面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記バッテリ(35)の前記被固定部(66)と、前記バッテリ収納部(36)の前記ロック部(67)と、の固定状態を解除する解除操作部が備えられ
    テアリングシャフト(11)を回動可能に支持する車体上部に位置するヘッドパイプ(6)に、当該鞍乗型電動車両を始動状態に切り替えるメインキー(31)が設けられ、前記メインキー(31)の操作により、前記解除操作部が前記被固定部(66)と前記ロック部(67)との固定状態を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 前記バッテリ(35)の前記被固定部(66)と、前記バッテリ収納部(36)の前記ロック部(67)と、の固定状態を解除する解除操作部が備えられ、
    前記シート(22)の下方に配置された収納ボックス(27)の蓋部材として機能する前記シート(22)を、下方から支持するシート支持部(25)に前記シート(22)の開放を許容するシートキー(30)が設けられ
    記シートキー(30)の操作により、前記解除操作部が前記被固定部(66)と前記ロック部(67)との固定状態を解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記蓋部材(45)は、前記バッテリ(35)の外形よりも大きく形成され、その外周側の部位が、前記バッテリ収納部(36)の開口(36A)の周縁部と上下方向で重なるように形成され、
    前記蓋部材(45)の外周側の部位と、前記開口(36A)の周縁部との間に、シール部材(49)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  6. 前記蓋部材(45)の下面には、前記バッテリ(35)に向かって突出するリブ(46)が形成され、
    前記蓋部材(45)の下面と前記バッテリ(35)の上面との間に、前記リブ(46)を収納する空間が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記ストライカ(66)が前記ラッチ(67)に上方から当接し、前記ラッチ(67)が前記ストライカ(66)を係止する操作に移行した後に、前記給電コネクタ(55)と前記受電コネクタ(56)とが接続状態となるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型電動車両。
  8. 前記バッテリ(35)の側面には、この側面から突出する被ガイド部(75)が設けられ、
    前記バッテリ収納部(36)の側壁には、前記被ガイド部(75)に係合して前記バッテリ(35)を下方に向けて案内するガイド部(76)が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  9. 前記蓋部材(45)には、作業者が把持可能な把持部(50)が設けられ、
    該把持部(50)は、前記蓋部材(45)の面方向に沿う状態から該面方向に直交する方向に沿う状態にかけて回動可能に前記蓋部材(45)に支持され、
    前記蓋部材(45)には、前記把持部(50)が前記蓋部材(45)の面方向に沿う状態で該把持部(50)を収納する収納凹部(51)が形成され、
    前記把持部(50)は、前記蓋部材(45)の面方向に直交する方向に沿う状態で、前記蓋部材(45)の上面から突出するように構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
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