JP5587711B2 - 遊技盤のクランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機における遊技盤を、着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置に関する。
パチンコ機などの遊技機における遊技盤は、保守点検の際、或いは修理や盤面のマイナーチェンジなどの際、取り外す必要があるため、遊技機の前面枠に対し着脱可能に固定されている。
この種の固定具として、従来では、遊技盤の縁部を囲うように設けられた遊技盤取付枠に、係止部を回動可能に設けた回動形固定具を、取り付けてなる遊技盤用固定具が、下記特許文献1で提案されている。この種の遊技盤用固定具は、先ず遊技盤取付枠の内側に遊技盤を嵌め込み、次に、その係止部を約90度回して、係止部により遊技盤の縁部を押し付けて固定するように使用される。
特開平11−179019号公報 特開2005−168679号公報
しかし、従来のこの種の遊技盤用固定具は、遊技盤を固定する際、先ず、遊技盤を持ち上げながら、前面枠の内側の遊技盤取付枠内に挿入し、さらにその状態の遊技盤を一方の手で押えながら、固定具の係止部を他方の手で回すように操作して、係止部により遊技盤の縁部を押し付け、係止部を付勢するばね部材のばね力により、係止部を遊技盤の縁部に押し付けて固定し、このとき、係止部はばね力により遊技盤を押し付けながら回動するため、回動時の摩擦抵抗が大きく、作業者にとっては、遊技盤を一方の手で押えながら固定具の係止部を他方の手で回す必要があって、作業性が悪く、また、係止部の係止具合によっては固定が不完全になりやすいという課題があった。
また、遊技盤の固定を解除して外す場合、遊技盤を一方の手で押さえながら、他方の手で回動形固定具の係止部を回して固定を解除し、この後、遊技盤の縁を持って遊技盤取付枠内から遊技盤を引き出すこととなるが、遊技盤には取手のような把持部がなく、作業者によっては盤面の装飾部分を取手の代用として持って遊技盤を引き出すため、装飾部分を汚したり傷つける虞があり、遊技盤を外す作業の作業性も悪いという課題があった。
一方、上記特許文献2には、別の構造の遊技盤固定具が、提案されている。この遊技盤固定具は、前枠に固定される固定部材の両側板の上部と下部に、2本の固定軸を支持させ、上部の固定軸にリンク板を介して操作部材を揺動可能にリンク結合させ、下部の固定軸には、遊技盤の縁部を嵌め込むためのクランプ凹部を有する嵌合部材を揺動可能に支持させ、その嵌合部材と上記操作部材とを、リンク板の可動軸とは別の可動軸により連結させ、可動軸と固定軸に取り付けた捻りコイルばねにより、嵌合部材を嵌合方向及び開放方向に付勢するように構成される。
しかし、この遊技盤固定具は、2本の固定軸と2本の可動軸という4本の軸を介して、操作部材と嵌合部材を揺動させながら、遊技盤の縁部を嵌合部材の凹部に嵌め込むように回動させる、所謂多軸ヒンジに近い構造のため、遊技盤の縁部を嵌合部材のクランプ凹部に押し込んでクランプさせた場合、操作部材と嵌合部材がスムーズに回動しにくい場合があり、クランプ時に操作部材と嵌合部材の回動が途中で停止し、クランプ動作が不十分な状態で、遊技盤の縁部が嵌合部材の凹部に嵌った場合には、作業者が嵌合部材を手で押し込み、或いは操作部材を開放側に手で回動させる操作が必要となるなどの課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、遊技盤固定枠などの被固定部に対し遊技盤を円滑にガタツキなくクランプし、作業性良くアンクランプすることができる遊技盤のクランプ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1の遊技盤のクランプ装置は、遊技機の遊技盤の縁部を被固定部に対し着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置において、
該被固定部に固定されるベース部材と、
該ベース部材に枢軸を介して回動可能に枢支され、該遊技盤の縁部を挟持する挟持部を有すると共に、開放時に遊技盤の縁部を押し出す押し出し部を有し、内側に係止ピンを設け、外側に把持部を突設した挟持部材と、
該ベース部材に枢軸を介して回動可能に枢支され、該挟持部材の該係止ピンに係合可能な係止フック部を有し、外側に把持部を突設したロック部材と、
該ベース部材に取り付けられ、ロック状態のとき、該遊技盤の縁部を、前記挟持部とともに挟持するばね挟持部を有するとともに、該ロック部材の該係止フック部を該挟持部材の該係止ピンに係合させる方向に付勢する押圧部を有する板ばねと、
を備え、開放状態の該挟持部材に対し該遊技盤の縁部を押し込むと、該挟持部材の回動と共に該係止ピンが移動して該ロック部材の係止フック部に係止され、且つ該板ばねの該押圧部が該ロック部材を、該係止フック部が該係止ピンを係止する側に付勢するとともに、該挟持部材が該板ばねの該ばね挟持部との間で該遊技盤の縁部を挟持し、該挟持部材の把持部と該ロック部材の把持部を挟持するように該挟持部材を開放方向に回動させると、該ロック部材がアンロック方向に回動して該係止フック部と該係止ピンの係合を解除し、該挟持部材が該遊技盤の縁部を開放することを特徴とする。
この発明によれば、遊技盤の縁部を、開放状態にあるクランプ装置の挟持部材の押し出し部内に挿入するように挟持部材を押して、挟持部材をクランプ方向に回動させるだけの簡単な操作により、遊技盤の縁部を板ばねのばね挟持部との間でクランプさせ、ガタツキなく強固に遊技盤を被固定部に固定することができる。また、遊技盤を外す際には、挟持部材の把持部とロック部材の把持部を挟むように持って挟持部材を開放方向に回動させるだけの簡単な操作で、ロック部材がアンロック方向に回動して係止フック部と係止ピンの係合を解除し、遊技盤の縁部を押し出すように挟持部材を回動させて、遊技盤を被固定部から離脱されることができる。
ここで、上記請求項1のクランプ装置において、上記挟持部材は、合成樹脂製の樹脂基部の両側を金属製の保持板により挟んで固定する一方、該樹脂基部をはずした該両側の保持板間に上記係止ピンを掛け渡すように固定して構成され、該樹脂基部の外側に把持部を突設することができる。
この発明によれば、クランプ装置を使用する遊技機の各メーカー希望する各種の形状の挟持部材を、比較的安価に製造することができ、また、挟持部材の把持部を、把持しやすい形状にかつ簡単に少ない工程で形成することができる。
また、上記のクランプ装置において、上記ロック部材は、アンロック状態のとき、上記係止フック部の外周面を上記挟持部材の係止ピンに押し付けるように、上記板ばねにより付勢される構造とすることができる。
この発明によれば、開放状態のクランプ装置において、挟持部材の挟持部が開放された状態で、挟持部材の係止ピンが板ばねの付勢力により、係止フック部の外周面を介して押圧されて、定位置に静止するので、これにより、開放状態の挟持部材にガタツキを生じさせず、良好に開放待機することができる。
また、上記のクランプ装置において、上記板ばねは、略L形に曲折して形成されて、上記ロック部材と上記挟持部材との間に配置され、上記ベース部材の内側にその中間部がリベットにより固定される構造とすることができる。
この発明によれば、板ばねの形状が簡単となり、板ばね、挟持部材、ロック部材の組付けも少ない工数で簡易となり、クランプ装置を安価に製造できる。
本発明の遊技盤のクランプ装置によれば、遊技盤固定枠などの被固定部に対し遊技盤を円滑に、ガタツキなくクランプし、作業性良くアンクランプすることができ、構造も比較的簡単で、安価に製造することができる。
本発明に一実施形態を示すクランプ装置の左側面側からの斜視図である。 同クランプ装置のクランプ状態の左側面図である。 同クランプ装置のアンクランプ状態の左側面図である。 同クランプ装置の正面図である。 同クランプ装置の平面図である。 同クランプ装置の底面図である。 同クランプ装置の分解斜視図である。 挟持部材の斜視図である。 クランプ動作を示す左側面の動作説明図である。 アンクランプ(開放)動作を示す左側面の動作説明図である。 クランプ装置の使用状態を示す正面図である。 他の使用状態を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は遊技盤用のクランプ装置の斜視図を示し、図2は同クランプ装置の左側面図を、図3はその開放状態のクランプ装置の左側面図を示している。このクランプ装置1は、遊技機の遊技盤30の縁部を被固定部(遊技盤固定枠31)に対し着脱可能に固定するクランプ装置であり、概略的には、被固定部に固定されるベース部材2と、ベース部材2に枢軸7を介して回動可能に枢支され、遊技盤の縁部を挟持する挟持部10を有すると共に、開放時に遊技盤の縁部を押し出す押し出し部16を有し、内側に係止ピン6を設け、外側に把持部14を突設した挟持部材3と、ベース部材2に枢軸8を介して回動可能に枢支され、挟持部材3の係止ピン6に係合可能な係止フック部21を有し、外側に把持部22を突設したロック部材4と、ベース部材2に取り付けられ、遊技盤30の縁部を、挟持部材3の挟持部10の反対側から挟持するばね挟持部5aを有し、挟持部材3を開放方向に付勢すると共に、ロック部材4の係止フック部21を挟持部材3の係止ピン6に係合させる方向に付勢する板ばね5と、を備えて構成される。
図1、図7に示すように、基台となるベース部材2は、金属板を略コ字状に曲折して形成され、固定孔を設けた固定部2aが背面側に設けられ、被固定部の遊技盤固定枠31に固定部2aが固定される。さらに、固定部2aから両側に立ち上げる、ベース部材2の両側に側壁2cが形成され、両側の側壁2cの下部には、遊技盤30の縁部を押し込んだ際にガイドする盤ガイド部2bが正面に向けて水平に形成されている。さらに、ベース部材2の両側の側壁2cには複数対の貫通孔が穿設され、これらの貫通孔には、挟持部材3用の枢軸7、及びロック部材4用の枢軸8が水平に掛け渡すように支持される。
さらに、ベース部材2の内側の固定部2aに、略L形に曲折された板ばね5がリベット28により固定される。この板ばね5には、その下端部にばね挟持部5aが設けられ、板ばね5の上端部(正面側に突き出した部分)には、押圧部5bがロック部材4を付勢するように設けられ、板ばね5自体は遊技盤をガタツキなく挟持可能な、比較的強力なばね力を有したばね鋼から形成されている。
ベース部材2の両側壁2cの内側に、挟持部材3が枢軸7を介して所定の角度範囲内で回動可能に枢支される。この挟持部材3は、ベース部材2内に固定された板ばね5との間で、遊技盤の縁部を挟持可能に、つまり図2に示す挟持位置(クランプ位置)と図3に示す開放位置(アンクランプ位置)との間で回動可能に、枢軸7により軸支される。
挟持部材3は、図7、8に示すように、合成樹脂製の樹脂基部13の両側を金属製の保持板11,12により挟んで固定する一方、樹脂基部13をはずした両側の保持板11,12間に、係止ピン6を掛け渡すように固定して構成される。樹脂基部13は、ポリアミド樹脂などの機械強度の高い樹脂材料により成形され、図1、7に示すように、略中央と略上端に貫通孔が水平横方向に形成される。また、樹脂基部13の外側(正面側)に把持部14が突設され、開放時にこの把持部14を押し上げるように操作可能としている。
一方、保持板11,12は金属板により側面視を略コ字形として形成され、上記貫通孔と対応する位置に挿通孔が形成され、保持板11,12により樹脂基部13を挟んだ状態で、固定ピン15が略中央の挿通孔と貫通孔に挿通され、保持板11,12と樹脂基部13が一体的に固定される。なお、樹脂基部13は保持板11,12間の一部に配置されるのみで、図3などに示すように、保持板11,12の押し出し部16から中央にかけて、係止ピン6を配置するための空間が保持板11,12間に形成されている。
また、略コ字形とした保持板11,12の内側は、遊技盤30の縁部を挿入可能な大きさの嵌入空間17として形成され、その嵌入空間17の正面側(樹脂基部13の内側面)が挟持部10となっている。一方、挟持部材3の嵌入空間17の背面側つまりベース部材2の固定部2a側には下側または斜め下方に突き出すように、1対の押し出し部16が保持板11,12に形成されている。この押し出し部16は、挟持部材3が開放動作する際、遊技盤30の縁部を押し出すように作用するが、遊技盤をクランプする際には、図9に示す如く、遊技盤30の縁部をこの押し出し部16に押し付けて、挟持部材3をクランプ位置まで回動させるようになっている。また、図2,3のように、挟持部10の先端側は、丸く切り欠いて曲面部10aとなっており、遊技盤30の縁部を挟持部材3の嵌入空間17に押し込むようにクランプしたとき、挟持部10の先端が遊技盤30の縁部に干渉せず、スムーズに挟持部材3が挟持方向に回動する構造となっている。
さらに、挟持部材3の両側の保持板11,12間における樹脂基部13をはずした位置内には、係止ピン6が両側の保持板11,12間に水平横方向に掛け渡すように固定され、クランプ時に、ロック部材4の係止フック部21が係止ピン6に係止されてロックされるようになっている。
一方、ロック部材4が、ベース部材2の両側壁2c間に支持された枢軸8により、回動可能に枢支される。ロック部材4は、挟持部材3の嵌入空間17に遊技盤30の縁部を押し込んでクランプした際、そのクランプ状態をロックするものであり、挟持部材3とロック部材4との間に板ばね5が配設され、ロック部材4は板ばね5により挟持部材3の挟持状態をロックする方向に付勢される。枢軸8は図7に示すように、ベース部材2の側壁に設けた貫通孔に水平横方向に挿通され、ロック部材4はこの枢軸8によりベース部材2の内側でかつその係止フック部21を挟持部材3の内側まで挿入可能に軸支される。つまり、ロック部材4は、図9に示すように、遊技盤30の縁部を挟持部材3の嵌入空間17に挿入し、押し出し部16に縁部を押し付けて、挟持部材3をクランプ位置まで回動させたとき、係止フック部21を係止ピン6に係止させて、挟持部材3をクランプ位置にロックするようになっている。
すなわち、ロック部材4は、図7に示すように、正面視を略門形にするように金属板を曲折して形成され、上部には正面側に突設された把持部22を有し、下部両側には係止フック部21が上記挟持部材3の保持板11,12内に挿入可能に、かつ係止ピン6に係止可能に形成されている。さらに、ロック部材4の係止フック部21の外周面23は、アンロック(開放)状態のとき、図3のように、挟持部材3の係止ピン6に対し比較的小ばね力で押し付けられるように、板ばね5により付勢される構造となっている。
これにより、クランプ装置が開放状態にあるとき、挟持部材3の挟持部10が開放された状態で、係止フック部21の外周面23が、挟持部材3の係止ピン6を板ばね5の僅かなばね力により押圧して定位置に静止させるので、開放状態の挟持部材3にガタツキを生じさせず、開放待機することができる。つまり、板ばね5の上部は、図3の開放状態で、ロック部材4を図3の上方にばね力で付勢しており、一方、遊技盤30の縁部を挟持部材3の嵌入空間17に押し込むと、板ばね5の付勢力に抗して、ロック部材4の係止フック部21の外周面23が図3の左に押圧され、これにより、挟持部材3が図2の時計方向に回動し、ロック部材4の係止フック部21に係止ピン6が嵌入して係止され、挟持部材3を図2のような挟持姿勢でロックするようになっている。
また、上記のように、挟持部材3は、合成樹脂製の樹脂基部13の両側を金属製の保持板11,12により挟んで固定し、樹脂基部13の一部を把持部14として前方に突設しているので、アンクランプの際に挟持部材3を把持しやすく、また、ユーザの希望に応じて、各種の厚さの挟持部材3を安価に製造することができる。
次に、上記構成の遊技盤用のクランプ装置1の動作を説明する。クランプ装置1は、図11に示すように、パチンコ遊技機の前面枠内に取り付けられた遊技盤固定枠31の所定箇所に、そのベース部材2の固定部2aと固定ねじを用いて固定される。遊技盤30の右側縁部の上部と下部には、図11のように、方形切欠部が形成され、この方形切欠部に対応した遊技盤固定枠31の上部位置と下部位置に、1対のクランプ装置1が上部では下向きに(挟持部材3の挟持部10を下に向けて)、下部では上向きに(挟持部材3の挟持部10を上に向けて)固定される。各クランプ装置1の挟持部10と押し出し部16は、遊技盤固定枠31から遊技盤30側に突き出してクランプ可能に取り付けられる。
遊技盤30の左側端部は、側端保持部32によって、ある程度の範囲で回動可能に保持される。側端保持部32は、例えば板ばねを曲折して形成され、遊技盤30の左側端部を側端保持部32の凹部内に、ばね弾性を生じさせながら嵌め込み可能な形成されている。
遊技盤30は、遊技盤固定枠31に取り付ける際、まず、その左側端部を側端保持部32の凹部内に、ばね弾性を生じさせながら嵌め込み、遊技盤30の右側縁部をある程度の範囲で回動可能に保持させる。
その状態で、遊技盤30の右側端部を、開放状態にあるクランプ装置1の挟持部材3の嵌入空間17内に軽く押し込むようにする。
このとき、図9(a)に示す如く、遊技盤30の背面または前面の右側端部が、先ず挟持部材3の押し出し部16に当たり、挟持部材3が図9の上方向に押されると、挟持部材3は枢軸7を中心に図9の時計方向に回動する。このとき、図9(b)に示すように、挟持部材3内の係止ピン6がロック部材4の係止フック部21の外周面23を押すため、ロック部材4が僅かに時計方向に回動する。そして、図9(c)から図9(d)に示すように、係止ピン6が係止フック部21の先端を越えたとき、板ばね5の押圧部5bのばね力によりロック部材4が反時計方向に回動して元の位置に戻り、係止ピン6が係止フック部21内に嵌入して係止され、この状態で、遊技盤30の縁部が挟持部材3の挟持部10と板ばね5のばね挟持部5aとの間で完全に挟持され、挟持部材3はロック部材4によりその挟持状態をロックされる。
このように、遊技盤30の縁部を、開放状態にあるクランプ装置1の挟持部材3の嵌入空間17内に挿入し、押し出し部16を押し込むように挟持部材3を回動させるだけの簡単な操作により、遊技盤30の縁部をクランプさせて、遊技盤30を被固定部である遊技盤固定枠31に対し固定することができる。図11に示す遊技盤固定枠31の場合、クランプ装置1はその右側端部の上部と下部に固定されており、遊技盤30の右側端部を上下のクランプ装置1に対し押し込むだけの極めて簡単なワンアクション操作のみで、遊技盤30の右側端部の上部と下部をクランプすることができる。また、遊技盤30の縁部は、板ばね5のばね挟持部5aと挟持部材3の挟持部10との間で強固に挟持され、その挟持状態はロック部材4の係止フック部21が係止ピン6をロックすることにより強固に保持されるので、遊技盤30に外す方向の荷重がかかったとしても、外れることはない。
一方、クランプ装置1を開放する場合、図10(a)のように、挟持部材3の把持部14とロック部材4の把持部22を親指と人差し指などで挟むようにし、図10(b)のように、挟持部材3を僅かに反時計方向に、ロック部材4を僅かに時計方向に回動させる。このとき、図10(c)のように、係止ピン6が係止フック部21の内側から外側に向けて移動し、係止フック部21の先端を越えると、図10(d)のように、ロック部材4の係止フック部21の先端が係止ピン6を図の下側に押圧する状態となり、挟持部材3は、図10(d)のように、完全に開放する位置まで回動し、ベース部材2の両側壁2cの内側の凸部にその一部が当接して停止する。このとき、遊技盤30の縁部は、挟持部材3の押し出し部16により前方に押し出され、開放される。
この状態で、開放状態となったクランプ装置1の挟持部材3は、その係止ピン6がロック部材4の係止フック部21の外周面23により押し付けられ、ガタツキなく静止し、ロック部材4は板ばね5の付勢力により図10(d)の状態が保持され、各部材がガタツキなく保持されることとなる。したがって、次に、再び遊技盤30の縁部をクランプ装置1にクランプする際にも、上述の如く、遊技盤30の縁部を、開放状態にあるクランプ装置1の挟持部材3の嵌入空間17内に挿入し、押し出し部16を押し込むように挟持部材3をスムーズに回動させるだけの簡単な操作により、遊技盤30の縁部をクランプさせることができる。
なお、上記実施形態では、図11のように、遊技盤固定枠31の上部にクランプ装置1を下向きに固定し、その下部に別のクランプ装置1を上向きに固定して使用したが、図12のように、遊技盤固定枠31の上部と下部にクランプ装置1を横向きに(遊技盤30の縁部に向けて水平に)固定して使用することもできる。また、クランプ装置1を固定する遊技盤固定枠31の位置としては、上記のように、右側端部の他、枠の上辺部としてクランプ装置1を下向きに固定し、或いは枠の下辺部としてクランプ装置1を上向きに固定して使用することもできる。
1 クランプ装置
2 ベース部材
2a 固定部
2b 盤ガイド部
2c 側壁
3 挟持部材
4 ロック部材
5a 挟持部
5b 押圧部
6 係止ピン
7 枢軸
8 枢軸
10 挟持部
10a 曲面部
11 保持板
12 保持板
13 樹脂基部
14 把持部
15 固定ピン
16 押し出し部
17 嵌入空間
21 係止フック部
22 把持部
23 外周面
28 リベット
30 遊技盤
31 遊技盤固定枠
32 側端保持部

Claims (4)

  1. 遊技機の遊技盤の縁部を被固定部に対し着脱可能に固定する遊技盤のクランプ装置において、
    該被固定部に固定されるベース部材と、
    該ベース部材に枢軸を介して回動可能に枢支され、該遊技盤の縁部を挟持する挟持部を有すると共に、開放時に遊技盤の縁部を押し出す押し出し部を有し、内側に係止ピンを設け、外側に把持部を突設した挟持部材と、
    該ベース部材に枢軸を介して回動可能に枢支され、該挟持部材の該係止ピンに係合可能な係止フック部を有し、外側に把持部を突設したロック部材と、
    該ベース部材に取り付けられ、ロック状態のとき、該遊技盤の縁部を、前記挟持部とともに挟持するばね挟持部を有するとともに、該ロック部材の該係止フック部を該挟持部材の該係止ピンに係合させる方向に付勢する押圧部を有する板ばねと、
    を備え、開放状態の該挟持部材に対し該遊技盤の縁部を押し込むと、該挟持部材の回動と共に該係止ピンが移動して該ロック部材の係止フック部に係止され、且つ該板ばねの該押圧部が該ロック部材を、該係止フック部が該係止ピンを係止する側に付勢するとともに、該挟持部材が該板ばねの該ばね挟持部との間で該遊技盤の縁部を挟持し、該挟持部材の把持部と該ロック部材の把持部を挟持するように該挟持部材を開放方向に回動させると、該ロック部材がアンロック方向に回動して該係止フック部と該係止ピンの係合を解除し、該挟持部材が該遊技盤の縁部を開放することを特徴とする遊技盤のクランプ装置。
  2. 前記挟持部材が、合成樹脂製の樹脂基部の両側を金属製の保持板により挟んで固定する一方、該樹脂基部をはずした該両側の保持板間に前記係止ピンを掛け渡すように固定して構成され、該樹脂基部の外側に把持部が突設されたことを特徴とする請求項1記載の遊技盤のクランプ装置。
  3. 前記ロック部材は、アンロック状態のとき、前記係止フック部の外周面を前記挟持部材の係止ピンに押し付けるように、前記板ばねにより付勢されていることを特徴とする請求項1または2記載の遊技盤のクランプ装置。
  4. 前記板ばねは、略L形に曲折して形成され、前記ベース部材の内側にその中間部がリベットにより固定されたことを特徴とする請求項1乃至3記載の遊技盤のクランプ装置。
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