JP5713292B2 - ベース板固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するベース板固定具に関し、簡便に構成してコストダウンを達成したベース板固定具に関する。
パチンコ機等の遊技機は、センター役物等がベース板に嵌められた遊技盤が、遊技盤取付枠に固定されて構成される。遊技盤は、保守点検や、修理や盤面のマイナーチェンジなどの際に取り外されるため、遊技盤取付枠に対して着脱可能に固定される必要がある。従来、遊技盤を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するには、遊技盤を構成するベース板の隅部に略矩形の穴を設けるとともに、この穴の形状に対応する形状の係止部材をベース板の隅部に対応する遊技盤取付枠の位置に、枠上で回転可能になるようにして設け、この係止部材をベース板の穴に通し、さらに約90度回転させてベース板の隅部に係止させる等の方法が採用されていた。
しかし、この方法では、遊技盤を持ち上げて遊技盤取付枠内に挿入し、その状態を一方の手で維持しながら、他方の手で係止部材をベース板の穴に通して回転させる作業が必要になる。このような作業は、遊技盤が相当な重量であるし、遊技盤に取手等の把持部も設けられていないので効率が悪い。さらに、係止部材の係止状態によって遊技盤が遊技盤取付枠に安定的に固定されない場合があるという問題がある。遊技盤を遊技盤取付枠から外す際にも、遊技盤を一方の手で支えながら、他方の手で係止部材を回転させてベース板の穴から外し、さらに遊技盤の縁を両手で持って、遊技盤取付枠内から遊技盤を引き出す作業になるので、固定時と同様に効率が悪かった。
下記特許文献1,2では、上述した課題を解決し、遊技盤固定枠などの被固定部に対し遊技盤を作業性良くクランプし、かつ作業性良くアンクランプすることができる遊技盤のクランプ装置に係る発明が提案されている。構成部品を回動させる仕組みを通じて遊技盤を遊技盤固定枠に作業性良くクランプ、又は、アンクランプしようする提案である。
特開2009−297298号公報 特開2011−45431号公報
しかし、上記特許文献1,2で提案された遊技盤のクランプ装置では、回動させて遊技盤をアンクランプした際、遊技盤固定枠から構成部品の一部が突出した形態となる。そうすると、相当な注意を払わないと、この突出した構成部品の一部に、遊技盤固定枠に嵌合させるガラス枠を衝突させてしまい、場合によってはガラスを割ってしまうという不都合を生じさせる。さらに、上記クランプ装置は、部品点数が多いという問題があり、簡便な構成にすれば、作業性の良い遊技盤の遊技盤取付枠への着脱可能な固定に係る技術においてコストダウンを図ることが可能になる。また、上記特許文献1,2で提案された構成部品の回動を利用する仕組み以外に、ワンタッチで着脱可能にする等の作業性の良い仕組みを開発できれば、遊技盤を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するのにバリエーションをもたせることができることをはじめ、場合に応じて臨機応変に、回動を利用するのか、他の仕組みを利用するのか、といった選択をすることができる等と期待される。
本発明は、上記実情を鑑み提案されたもので、遊技盤を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するに際し、不意のガラス枠との衝突を回避することができ、しかも、簡便な構成で部品点数を削減してコストダウンを図ることができ、かつ、構成部品の回動を利用する仕組み以外にワンタッチで着脱可能にする等の作業性の良い仕組みを備えたベース板固定具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するベース板固定具であって、一方向にスライドすることで前記ベース板の一側面を支持するスライド部材と、前記ベース板に押し込まれることで前記ベース板の他側面を支持し、前記スライド部材とで前記ベース板を挟持して固定状態を形成する被押込部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記ベース板固定具において、前記ベース板を前記被押込部材に押し込むことにより、前記被押込部材が前記スライド部材から離れる方向に移動するとともに、前記スライド部材が前記一方向にスライドし、このスライドした前記スライド部材と前記被押込部材とで前記ベース板が挟持され、前記ベース板の固定状態が形成されることを特徴とする。
さらに、本発明は、上記ベース板固定具において、前記被押込部材に、前記スライド部材に近づく方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材が付勢することで、前記スライド部材のスライドする動きを規制可能とする規制手段とが設けられ、前記スライド部材に、前記規制手段によって規制を受ける被規制部が設けられ、前記スライド部材を前記一方向と逆方向にスライドすることにより、前記ベース板が前記スライド部材と前記被押込部材とで挟持されなくなって前記ベース板の固定状態が解除され、前記付勢部材の付勢によって前記被押込部材が前記スライド部材に近づき、近づいてきた前記規制手段の規制を前記被規制部で受けることにより、前記スライド部材のスライドする動きが規制されることを特徴とする。
本発明では、ベース板固定具を、スライド部材と、このスライド部材とでベース板の固定状態を形成する被押込部材と、この被押込部材を付勢する付勢部材とで構成したので、遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に着脱可能に固定する手段を、簡便な構成により達成することができ、コストダウンを図ることができる。特に、ベース板を被押込部材に押し込むことにより、被押込部材がスライド部材から離れる方向に移動するとともに、スライド部材が一方向にスライドし、このスライドしたスライド部材と被押込部材とでベース板が挟持され、ベース板の固定状態が形成される構成であるので、回動の仕組み以外の仕組み、具体的には、スライド部材が一方向にスライドする仕組みにより、ベース板を被押込部材に押し込むというワンタッチ操作で遊技盤を遊技盤取付枠に固定する手段を実現することができる。
また、本発明では、被押込部材の構成を、スライド部材に近づく方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材が付勢することで、スライド部材のスライドする動きを規制可能とする規制手段とが設けられているものとし、スライド部材の構成を、規制手段によって規制を受ける被規制部が設けられているものとする。そして、スライド部材を一方向と逆方向にスライドすることにより、ベース板がスライド部材と被押込部材とで挟持されなくなってベース板の固定状態が解除され、付勢部材の付勢によって被押込部材がスライド部材に近づき、近づいてきた規制手段の規制を被規制部で受けることにより、スライド部材のスライドする動きが規制される構成としたので、スライド部材を一方向の逆方向にスライドさせるというワンタッチ操作で遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠から取り外す手段を実現することができる。さらに、スライド部材をスライドさせるから、遊技盤取付枠から構成部品が突出するということもなく、ガラス枠に不意に衝突させてしまうという不都合を回避することができる。したがって、本発明では、不意にガラス枠のガラスを割る等という不都合を回避することができ、さらに、簡便な構成によりコストダウンを図りつつ、ワンタッチで遊技盤を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するベース板固定具を提供することができる。
さらに、本発明では、規制手段を突状の係止部とし、この係止部に係止される凹んだ被係止部をスライド部材に設けた構成とすれば、簡便な構成により規制手段によるスライド部材のスライドする動きを規制することができ、さらにコストダウンを図ることが可能になる。
本発明に係る固定具の概略全体を示し、収容体の一部を破線で表した概略全体斜視図である。 本発明に係る固定具により、ベース板を固定、解放する機構を説明する説明図であって、(a)は固定状態を説明し、(b)は解放状態を説明する説明図である。 本発明に係る固定具におけるパチンコ機への適用状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳述する。
本発明は、図3に示すように、遊技盤を構成するベース板3の隅部31を遊技盤取付枠4に着脱可能に固定するベース板固定具1である。
本発明に係るベース板固定具1は、図1に示すように、一方向(図1において、収容体2の手前方向)にスライドすることで遊技盤を構成するベース板の隅部の一側面を支持するスライド部材11と、このスライド部材11を一方向に付勢する第1付勢部材としての第1トーションバネ12と、この第1トーションバネ12の付勢に基づいたスライド部材11のスライドする動きを規制する規制手段としての突状の係止部133が設けられるとともに、ベース板に押し込まれることでベース板の隅部の他側面を支持し、スライド部材11とでベース板の隅部を挟持して固定状態を形成する被押込部材13と、スライド部材11のスライドする動きを係止部133が規制する規制方向(図1において、収容体2の上部方向)に被押込部材13を付勢して跳ね上げる第2付勢部材としての第2トーションバネ14とが、遊技盤取付枠に取り付けられる収容体2内に収容されて構成されている。この収容体2には、上部(遊技盤取付枠に接する側と反対側)に、スライド部材11を収容可能に、かつ、スライド部材11がスライドすることを可能にするための横長穴2a,2bが形成され、底部(遊技盤取付枠に接する側)に、被押込部材13を収容可能にするための丸穴2cが形成されている。
スライド部材11には、ベース板の隅部の一側面を支持し、被押込部材13とでベース板の隅部を挟持する挟持部111が一端部に設けられている。この挟持部111は、ベース板の隅部の形状に対応させた形状とされ、被押込部材13とでベース板の隅部を挟持するのに適している。また、挟持部111と反対側の他端部112には、第1トーションバネ12の一端121が当接される。スライド部材11には、収容体2の上部に収容されるため、さらには、直線的にスライドすることが可能となるように、挟持部111側に第1枢軸11aが、他端部112側に第2枢軸11bがそれぞれ設けられている。このほか、スライド部材11には、被押込部材13が備える規制手段としての突状の係止部133に係止される凹んだ被係止部113が設けられている。
また、スライド部材11は、収容体2の上部に収容されている。具体的には、一方向にスライドすることでベース板の隅部の一側面を支持するため、第1枢軸11a、第2枢軸11bが収容体2の上部に形成された横長穴2a,2bに差し込まれて収容される。なお、スライド部材11は、例えば、鉄、アルミなどの金属により構成すればよく、合成樹脂により構成することもできる。また、合成樹脂により構成する際、バネ性を備えさせれば、第1トーションバネを省略することができ、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
第1トーションバネ12は、一端121と、他端122と、この一端121、他端122との間の距離が縮まることで付勢力を発揮する付勢本体部123とからなる付勢部材であり、収容体2の奥部(ベース板が挟持され、固定される側と反対側)に収容されている。具体的には、一端121がスライド部材11の他端部112に当接され、他端121が収容体2の奥壁に当接されて収容体2の奥部に収容される。さらに具体的には、本実施形態において、第1トーションバネ12の一端121は第2枢軸11bに当接される。なお、第1トーションバネ12を収容する際には、スライド部材11を一方向に付勢する向きに、付勢本体部123を収容するように留意する。また、付勢本体部123は、後述する被押込部材13の第3枢軸13aに貫通されて収容体2内に収容される。
被押込部材13は、ベース板に押し込まれることでベース板の隅部の他側面を支持し、スライド部材11とでベース板の隅部を挟持して固定状態を形成する被押込挟持部131が一端部に設けられている。この被押込挟持部131には、押し込まれたベース板を受け止める受止凹面131aが形成されている。また、ベース板の隅部の形状に対応させた形状とされ、スライド部材11とでベース板の隅部を挟持するのに適している。被押込挟持部131と反対側の他端部132には、収容体2の底部に設けられた丸穴2cに差し込んで、被押込部材13が収容されるための第3枢軸13aが設けられている。このほか、被押込部材13には、スライド部材11の凹んだ被係止部113に係止し、スライド部材11のスライドする動きを規制する突状の係止部133が設けられている。また、被押込部材13の中央部には、突状の係止部133がスライド部材11のスライドする動きを規制する規制方向に付勢する第2トーションバネ14の一端141が当接される。なお、突状の係止部133は、後述するように、被押込部材13が付勢部材の付勢する規制方向に跳ね上がってベース板を解放した際に、被押込部材13の跳ね上がりの行き過ぎを規制する役割を果たすものでもある。
また、被押込部材13は、収容体2の底部に収容されている。具体的には、スライド部材11のスライドする動きを規制する係止部133が、スライド部材11の凹んだ被係止部113に係止可能になるように、第3枢軸13aが収容体2の底部に形成された丸穴2cに差し込まれて収容される。なお、被押込部材13は、例えば、鉄、アルミなどの金属により構成すればよく、合成樹脂により構成することもできる。
第2付勢部材としての第2トーションバネ14は、一端141と、他端142と、この一端141、他端142との間の距離が縮まることで付勢力を発揮する付勢本体部143とからなる付勢部材であり、収容体2の底部かつ奥部に収容されている。具体的には、一端141が被押込部材13の中央部に当接され、他端142が収容体2の底壁に当接されて収容体2の底部かつ奥部に収容される。なお、第2トーションバネ14を収容する際には、被押込部材13の突状の係止部133がスライド部材11のスライドする動きを規制する規制方向に付勢する向きに、付勢本体部143を収容するように留意する。また、付勢本体部143は、被押込部材13の第3枢軸13aに貫通されて収容体2内に収容される。
以下、本発明に係るベース板固定具1を用いて遊技盤を遊技盤取付枠に着脱可能に固定する例を、図2を参照しつつ説明する。以下で説明する例では、先に遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に固定する動作機構について説明し、続いて、ベース板を遊技盤取付枠から取り外す動作機構について説明する。
まず、図2(a)に示すように、ベース板3を押し込んで、隅部31の他側面を被押込部材13の被押込挟持部131(受止凹面131a)に受け止めさせ、被押込挟持部131にてベース板3の隅部31の他側面を支持させる。そうすると、本発明に係るベース板固定具1では、ベース板3が押し込まれることに基づいた応力により、第2トーションバネ14の付勢力に反し、被押込部材13が、係止部133のスライド部材11のスライドする動きを規制する規制方向と逆方向(図2(a)において、収容体2の下側方向)である収容体2の底部側へ、第3枢軸13aを支点にして回動させられる。
さらに、被押込部材13が回動させられることにより、係止部133がスライド部材11の被係止部113から外れ、スライド部材11のスライドする動きが規制されなくなる。これにより、第1トーションバネ12の付勢力が発揮され、第1トーションバネ12の付勢する一方向(図2(a)において、収容体2の左側方向)へ、スライド部材11がスライドさせられる。
スライド部材11が一方向にスライドさせられると、ベース板3の隅部31の他側面を被押込部材13の被押込挟持部131に支持させているので、スライド部材11の挟持部111がベース板3の隅部31に突き当たって、その一側面を支持するようになり、続いて、スライド部材11の挟持部111と被押込部材13の被押込挟持部131とによってベース板3の隅部31が挟持され、ベース板3の固定状態が形成される(図3も参照のこと)。
このように、本発明に係るベース板固定具1では、ベース板3を被押込部材13に押し込んで、被押込部材13の被押込挟持部131にてベース板3の隅部31の他側面を支持させるというワンタッチの作業で、スライド部材11が一方向にスライドする動作につながり、遊技盤を構成するベース板3を遊技盤取付枠に固定することができる。
次に、図2(b)に示すように、第1トーションバネ12の付勢力に反する方向(図2(b)において、収容体2の右側方向)に、スライド部材11をスライドさせる。そうすると、本発明に係るベース板固定具1では、スライド部材11の挟持部111がベース板3の隅部31の一側面に突き当たらなくなり、ベース板3の固定状態が解除される。
また、ベース板3の固定状態が解除されると同時に、第2トーションバネ14の付勢力が発揮され、被押込部材13が、スライド部材11のスライドする動きを規制する規制方向(図2(b)において、収容体2の上側方向)である収容体2の上部側へ第3枢軸13aを支点にして跳ね上がるとともに、被押込挟持部131も規制方向に跳ね上がる。
規制方向に跳ね上がった被押込挟持部131では、その跳ね上がりに基づいた応力によってベース板3が解放されるとともに、被押込部材13の係止部133がスライド部材11の被係止部113に係止するので、スライド部材11のスライドする動きが第1トーションバネ12の付勢力に抵抗して規制される。被押込部材13の係止部133がスライド部材11の被係止部113に係止することで、第2トーションバネ14の付勢力も規制されて被押込部材13(被押込挟持部131)の第3枢軸13aを支点にした跳ね上がりも規制され、被押込部材13の移動(跳ね上げ)の行き過ぎが防止される。
このように、本発明に係るベース板固定具1では、第1トーションバネ12の付勢力に反する方向に、スライド部材11をスライドさせるというワンタッチの作業で、第2トーションバネ14の付勢力に基づいた被押込部材13、被押込挟持部131の跳ね上がり動作を通じてベース板3を解放する動作につながり、遊技盤を構成するベース板3を遊技盤取付枠から取り外すことができる。
したがって、本発明に係るベース板固定具1では、スライド部材11、第1トーションバネ12、被押込部材13、第2トーションバネ14の4部品又は、これらに収容体2を含めた5部品により、遊技盤を構成するベース板3をワンタッチで遊技盤取付枠に着脱可能に固定する手段を達成することができるので、コストダウンを図ることができる。特に、ベース板3を被押込部材13に押し込んで、被押込部材13の被押込挟持部131にてベース板3の隅部31の他側面を支持させるというワンタッチの作業で、スライド部材11が一方向にスライドする動作につながり、遊技盤を構成するベース板3を遊技盤取付枠に固定することができ、さらに、第1トーションバネ12の付勢力に反する方向に、スライド部材11をスライドさせるというワンタッチの作業で、第2トーションバネ14の付勢力に基づいた被押込部材13、被押込挟持部131の跳ね上がり動作を通じてベース板3を解放する動作につながり、遊技盤を構成するベース板3を遊技盤取付枠から取り外すことができるので、作業性も極めて良好なものとなる。
さらに、被押込部材13の規制手段が突状の係止部133であり、この係止部133に係止される凹んだ被係止部113をスライド部材11に設けた構成であるので、簡便な構成によりスライド部材11のスライドする動きを規制することができ、さらなるコストダウンを図ることも可能となる。
なお、本発明に係るベース板固定具1では、スライド部材11をスライドさせる仕組みを通じて、ベース板3を遊技盤取付枠に固定したり、取り外したりしているので、さらには、被押込部材13の係止部133をスライド部材11の被係止部113に係止させ、第2トーションバネ14の付勢力を規制し、被押込部材13の移動(跳ね上げ)の行き過ぎを防止しているので、遊技盤取付枠からスライド部材11、被押込部材13が突出することもなく、遊技盤取付枠に嵌合させるガラス枠を、これらに不意に衝突させてしまうという不都合が生じない。
ここで、上記実施形態では、収容体の上部に2つの横長穴を形成し、この横長穴に第1枢軸、第2枢軸を差し込んでスライド部材を収容するとともに、第2枢軸に第1トーションバネの付勢力を与える構成を例示して説明したが、スライド部材に2つの横長穴を形成し、収容体に第1枢軸、第2枢軸を設ける構成とすることも可能である。この場合、第1トーションバネの付勢力はスライド部材に直接与えることで、スライド部材を一方向にスライドさせることができる。そして、上記実施形態と同様な効果を得ることもできる。さらに、収容体の上部又はスライド部材に形成する2つの横長穴に関し、一方向(ベース板が挟持され、固定される方向)へ向けて若干傾斜させて形成すれば、遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に着脱可能に固定する際に、スライド部材によってベース板の表面が傷つけられるという虞も回避することができる。
また、上記実施形態では、付勢部材に関し、スライド部材を付勢する第1付勢部材と被押込部材を付勢する第2付勢部材との2部品で構成するベース板固定具を例示して説明したが、一方向(ベース板が挟持され、固定される方向)に付勢する一端と、規制方向(スライド部材が存在する方向)に付勢する他端と、この一端と他端との間の距離が拡がることで付勢力を発揮する付勢本体部とからなるトーションバネによって、1部品で済ませることが可能である。そうすると、構成部品を更に少なくすることができるので、さらなるコストダウンを果たすことができる。また、上述したようにスライド部材を、バネ性を有する合成樹脂等により構成して第1付勢部材を不要にすれば、コストダウンがより一層進むことになる。
以上、本発明の実施形態の一つを詳述したが、本発明は、これに限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。例えば、スライド部材をはじめ各構成部品の材質等は、金属等のそれぞれ公知または周知の技術手段によって達成することができる。また、適宜プラスチック製の部材に置き換えること等により、更なるコストダウンを図ることが可能である。構成部品の形状等は、適用される場面に応じて適宜変更すればよい。このほか、上記実施形態では、第1付勢部材、第2付勢部材に、それぞれトーションバネを採用した例で説明したが、要請される付勢力を有するものであれば、トーションバネ以外の付勢部材を採用することもできる。
また、本発明では、コストダウンをさらに進める形態として、スライド部材に関し、バネ性を有する合成樹脂で形成し、第1トーションバネを省略する構成にするとともに、収容体に収容可能にする第1枢軸および第2枢軸を、収容体に嵌合することで収容可能にする凸部に代えた形態とすることを提案することができる。そうすると、第1トーションバネとともに、第1枢軸や第2枢軸までを省略することができ、その結果、コストダウンが益々進むことが期待される。
1・・・・ベース板固定具(本発明)
11・・・スライド部材
111・・挟持部
112・・他端部
113・・被係止部
11a・・第1枢軸
11b・・第2枢軸
12・・・第1トーションバネ
121・・一端
122・・他端
123・・付勢本体部
13・・・被押込部材
131・・被押込挟持部
131a・受け止め凹面
132・・他端部
133・・係止部
13a・・第3枢軸
14・・・第2トーションバネ(付勢部材)
141・・一端
142・・他端
143・・付勢本体部
2・・・・収容体
2a・・・横長穴
2b・・・横長穴
2c・・・丸穴
3・・・・ベース板
31・・・隅部
4・・・・遊技盤取付枠

Claims (3)

  1. 遊技盤を構成するベース板を遊技盤取付枠に着脱可能に固定するベース板固定具であって、
    一方向にスライドすることで前記ベース板の一側面を支持するスライド部材と
    記ベース板に押し込まれることで前記ベース板の他側面を支持し、前記スライド部材とで前記ベース板を挟持して固定状態を形成する被押込部材と、を備える、
    ことを特徴とするベース板固定具。
  2. 前記ベース板を前記被押込部材に押し込むことにより、前記被押込部材が前記スライド部材から離れる方向に移動するとともに、前記スライド部材が前記一方向にスライドし、このスライドした前記スライド部材と前記被押込部材とで前記ベース板が挟持され、前記ベース板の固定状態が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のベース板固定具。
  3. 前記被押込部材に、前記スライド部材に近づく方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材が付勢することで、前記スライド部材のスライドする動きを規制可能とする規制手段とが設けられ、
    前記スライド部材に、前記規制手段によって規制を受ける被規制部が設けられ、
    前記スライド部材を前記一方向と逆方向にスライドすることにより、前記ベース板が前記スライド部材と前記被押込部材とで挟持されなくなって前記ベース板の固定状態が解除され、前記付勢部材の付勢によって前記被押込部材が前記スライド部材に近づき、近づいてきた前記規制手段の規制を前記被規制部で受けることにより、前記スライド部材のスライドする動きが規制される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベース板固定具。
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